JP2018203330A - 二重断熱容器 - Google Patents

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【課題】内部に高温の溶湯を収容したときに内管が破損されるのを抑制することができる二重断熱容器を提供する。
【解決手段】底を有する外管2と、外管2の内側に配置され、底を有する内管3と、を備え、外管2と内管3との間に減圧された第1密閉空間8が形成された二重断熱容器1であって、外管2の端部と内管3の端部とが接合され、内管3の内側には、円筒状の外壁6aおよび内壁6bを有する二重壁構造体6が、内管3の内周に沿うように配設され、外壁6aと内壁6bとの間には減圧された第2密閉空間6cが形成され、第2密閉空間6cには、二重壁構造体6の強度を保つための繊維状の耐火性補強材が充填され、二重壁構造体6の内側には、二重壁構造体6の内周に沿うように耐熱性の表面層9が形成され、第2密閉空間6cの圧力を検出する圧力センサ7をさらに備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、二重断熱容器に関する。
二重管を構成する内管と外管との間の密閉空間を減圧して真空状態にした二重断熱容器が知られている。特許文献1には、内管が底を有し、内管の内部に内容物を収容する二重断熱容器が記載されている。
特開2017−006598号公報
ところで、内管が底を有する二重断熱容器において、内管の内部にアルミニウムなどの高温の溶湯を収容する場合、内管の内部には溶損防止のためキャスタブルセメントなどの耐熱性の表面層を設ける。
図5および図6は、本発明が解決しようとする課題にかかる二重断熱容器の一例について説明する模式図である。図5に示すように、二重断熱容器501は、外管502と、内管503と、を備えている。外管502および内管503は、円筒状で、底を有し、底と反対側が開口している。外管502の端部と内管503の端部とはベローズ4を介して接合されている。これにより、外管502と内管503との間には減圧された第1密閉空間8、すなわち、真空空間が形成される。内管503は、外管502の内側に配置されている。内管503の内側にはキャスタブルセメントの表面層9が形成されている。表面層9の内側は高温の溶湯などを収容するための収容空間113である。
キャスタブルセメントの表面層9は耐熱性を有する。しかしながら、繰り返し高温の溶湯にさらされると、表面層9にクラックが発生する場合がある。図6に示すように、表面層9にクラックCR1が発生している場合、収容空間113にアルミニウムの溶湯Wを収容したときに、溶湯WがクラックCR1から漏れて内管503に達する。内管503はステンレス製であるので、高温の溶湯Wにさらされると溶損して貫通穴CR2が形成されてしまう。こうなると、第1密閉空間8の真空度が保てなくなり、二重断熱容器501の断熱性能が著しく損なわれる。このように、表面層9の破損に気付くのが遅れ、高温の溶湯によって内管503が損傷されてしまうと、内管503を交換する必要があり、二重断熱容器501の修復に非常にコストがかかるという問題があった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、内部に高温の溶湯を収容したときに内管が破損されるのを抑制することができる二重断熱容器を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる二重断熱容器は、底を有する外管と、前記外管の内側に配置され、底を有する内管と、を備え、前記外管と前記内管との間に減圧された第1密閉空間が形成された二重断熱容器であって、前記外管の端部と前記内管の端部とが接合され、前記内管の内側には、円筒状の外壁および内壁を有する二重壁構造体が、前記内管の内周に沿うように配設され、前記外壁と前記内壁との間には減圧された第2密閉空間が形成され、前記第2密閉空間には、前記二重壁構造体の強度を保つための繊維状の耐火性補強材が充填され、前記二重壁構造体の内側には、前記二重壁構造体の内周に沿うように耐熱性の表面層が形成され、前記第2密閉空間の圧力を検出する圧力センサをさらに備えるものである。
本発明によれば、内部に高温の溶湯を収容したときに内管が破損されるのを抑制することができる。
本実施の形態にかかる二重断熱容器の概略構成を示す模式図である。 本実施の形態にかかる二重断熱容器における、二重壁構造体の構造を模式的に示す断面図である。 図2のIII−IIIに沿う断面図である。 図1における破線で囲んだ領域Aの拡大図である。 本実施の形態にかかる二重断熱容器をアルミニウム溶湯の貯留槽として使用した例を示す模式図である。 本実施の形態にかかる二重断熱容器において、収容空間にアルミニウムの溶湯を収容したときに表面層が破損した場合について説明する模式図である。 本発明が解決しようとする課題にかかる二重断熱容器の一例について説明する模式図である。 本発明が解決しようとする課題にかかる二重断熱容器の一例について説明する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1を参照して本実施の形態にかかる二重断熱容器1の構成について説明する。
図1は、二重断熱容器1の概略構成を模式的に示す断面図である。図1に示すように、二重断熱容器1は、底を有する円筒状の外管2と、外管2の内側に配置され、底を有する円筒状の内管3と、を備えている。内管3の開口面3dが外管2の開口面2dよりも外側になるように、外管2に対して内管3が配置されている。
外管2および内管3の材質は、例えば、ステンレス鋼や鉄鋼である。外管2には、外管2の開口面2dに沿って内側に延びた外管環状壁2eが形成されている。内管3には、内管3の開口面3dに沿って外側に延び、外管環状壁2eと対向する内管環状壁3eが形成されている。
外管2の端部と内管3の端部とは接合されている。すなわち、外管2における外管環状壁2eと内管3における内管環状壁3eとは、ベローズ4を介して接合されている。これにより、外管2と内管3との間には第1密閉空間8が形成される。第1密閉空間8における、外管環状壁2eと内管環状壁203eとの間には、外管環状壁2eと内管環状壁203eとの間隔が所定の距離以上に近づかないように規制する規制部材5が配設されている。規制部材5は、環状で、外管2および内管3よりも熱伝導率が低い部材で形成されている。規制部材5は、例えば、耐火レンガで形成されている。第1密閉空間8は、真空ポンプによって減圧され、真空空間とされる。第1密閉空間8を真空空間とすることで、外管2と内管3とは良好に断熱される。ベローズ4は、可撓性を有し、弾性体として作用するので、内管3が熱膨張することによる変形を吸収することが可能である。なお、外管2の端部と内管3の端部とは、ベローズ4を介さずに直接接合されていてもよい。
内管3の内側には、二重壁構造体6が、内管3の内周に沿うように配設されている。二重壁構造体6の構造の詳細については後述する。二重壁構造体6の内側には、二重壁構造体6の内周に沿うように耐熱性の表面層9が形成されている。表面層9は、例えばキャスタブルセメントである。表面層9の内側は高温の溶湯などを収容するための収容空間113である。
次に、二重壁構造体6の構造の詳細について説明する。
図2は、二重壁構造体6の構造を模式的に示す断面図である。図3は、図2のIII−IIIに沿う断面図である。図2および図3に示すように、二重壁構造体6は、円筒状の外壁6aおよび内壁6bを有する。外壁6aと内壁6bとの間には減圧された第2密閉空間6cが形成されている。
第2密閉空間6cには、二重壁構造体6の強度を保つための繊維状の耐火性補強材が充填されている。耐火性補強材は、例えばセラミックファイバーである。この耐火性補強材により大気圧や溶湯の荷重を支える。二重壁構造体6には、第2密閉空間6cの圧力を検出する圧力センサ7が設けられている。
図4は、図1における破線で囲んだ領域Aの拡大図である。図4に示すように、外管2の肉厚をt1、内管3の肉厚をt2とする。二重壁構造体6における外壁6aの肉厚t3は、t1およびt2よりも薄い。同様に、二重壁構造体6における内壁6bの肉厚t4は、t1およびt2よりも薄い。このため、二重壁構造体6は、外管2および内管3によって構成される二重断熱構造体に対して安価に製造することができる。
図5は、二重断熱容器1をアルミニウム溶湯の貯留槽として使用した例を示す模式図である。図5に示すように、収容空間113には、アルミニウムの溶湯Wが収容されている。内管3の開口面3dは蓋31によって覆われる。蓋31は、筐体32と、筐体32の内部に形成された断熱材33と、ヒータ34と、を備えている。筐体32は、例えばステンレス製である。断熱材33は、例えばセラミックファイバーである。筐体32および断熱材33には、それぞれ、リード線35を通すための貫通穴が形成されている。ヒータ34は、アルミ溶湯を保温するためのもので、リード線35を介して外部から電力が供給される。また、外管2の底には、内管3の開口面3dが鉛直方向の上方になるように二重断熱容器1を設置するための脚部10が設けられている。
図6は、二重断熱容器1において、収容空間113にアルミニウムの溶湯Wを収容したときに表面層9が破損した場合について説明する模式図である。図6に示すように、表面層9にはクラックCR3が発生すると、溶湯WがクラックCR3から漏れる。そして、高温の溶湯Wが二重壁構造体6における内壁6bが溶損して貫通穴が形成され、第2密閉空間6cの圧力が上昇する。
第2密閉空間6cの圧力上昇は、第2密閉空間6cの圧力をリアルタイムで監視している圧力センサ7によって検知される。これにより、表面層9の破損に迅速に気付くことができるので、高温の溶湯によって内管3が損傷されてしまうのを抑制することができる。以上より、本実施の形態にかかる二重断熱容器1に拠れば、内部に高温の溶湯を収容したときに内管3が破損されるのを抑制することができる。
上述したように、二重壁構造体6における外壁6aおよび内壁6bの肉厚は、外管2および内管3の肉厚と比べて薄い。このため、表面層9の破損により二重壁構造体6が破損しても、内管3が破損した場合に比べ、二重断熱容器1の修復にはコストはかからない。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、二重断熱容器における外管と内管の構造は、上記実施の形態に限るものではなく、外管と内管との間に減圧された密閉空間を形成することができればどのような構造であってもよい。
1 二重断熱容器
2 外管
3 内管
5 規制部材
6 二重壁構造体
6a 外壁
6b 内壁
6c 第2密閉空間
7 圧力センサ
8 第1密閉空間
9 表面層
113 収容空間
W 溶湯

Claims (1)

  1. 底を有する外管と、前記外管の内側に配置され、底を有する内管と、を備え、前記外管と前記内管との間に減圧された第1密閉空間が形成された二重断熱容器であって、
    前記外管の端部と前記内管の端部とが接合され、
    前記内管の内側には、円筒状の外壁および内壁を有する二重壁構造体が、前記内管の内周に沿うように配設され、
    前記外壁と前記内壁との間には減圧された第2密閉空間が形成され、
    前記第2密閉空間には、前記二重壁構造体の強度を保つための繊維状の耐火性補強材が充填され、
    前記二重壁構造体の内側には、前記二重壁構造体の内周に沿うように耐熱性の表面層が形成され、
    前記第2密閉空間の圧力を検出する圧力センサをさらに備える、二重断熱容器。
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