JP2018202622A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷品位を向上する。【解決手段】長尺状の台紙の長手方向に沿って所定のラベル間台紙長を有するギャップを空けて複数枚のラベルを仮着することによって形成された連続紙を搬送路において搬送する搬送部材と、搬送路に配置され、少なくとも台紙又はラベルを検出する検出部と、検出部よりも搬送方向の下流側に配置され、ラベルに画像を転写する画像転写部と、画像転写部からラベルに画像を転写するタイミングが、ラベルが画像転写部に到達するタイミングと合うように搬送部材を制御し、連続紙の先端から先頭のラベルまでの距離である先端台紙長が規定範囲内である場合、画像転写部からラベルに画像を転写させ、先端台紙長が規定範囲外である場合、所定の補正を行う制御部とを設ける。【選択図】図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、例えば、電子写真方式により印刷を行う中間転写方式の画像形成装置に適用して好適なものである。
従来、中間転写方式を用いる画像形成装置は、トナー像を一定速度で回転する中間転写ベルトへ一次転写した後、この中間転写ベルト上のトナー像を用紙へ二次転写する。この中間転写方式を用いる画像形成装置では、画像形成開始から二次転写までの距離が長く、先に中間転写ベルト上にトナー像を形成し、用紙搬送のタイミングを調整し二次転写を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。そのような画像形成装置では、用紙への画像の書き出し位置合わせをするために用紙搬送を加減速する用紙搬送距離には制限があるため、用紙先端における搬送方向に沿った台紙の長さである先端台紙長は規定範囲内である必要がある。
特開2010−277038号公報
しかしながら、中間転写方式を用いる画像形成装置において、ロール状の台紙に所定間隔を空けてラベルが付されたダイカットラベル用紙等に印刷する場合、先端台紙長が規定範囲よりも長いと、所定の印刷速度で回転する二次転写ローラに用紙先端が挿入された状態で画像の書き出し位置合わせの加減速を行ってしまう可能性がある。その場合、用紙先端が二次転写ローラに挟持された状態であるため用紙搬送の速度調整が困難となってしまい、画像形成装置は、正しい位置に印刷を行うことができなかったり、用紙ジャムが発生したりするおそれがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、印刷品位を向上し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、長尺状の台紙の長手方向に沿って所定のラベル間台紙長を有するギャップを空けて複数枚のラベルを仮着することによって形成された連続紙を搬送路において搬送する搬送部材と、搬送路に配置され、少なくとも台紙又はラベルを検出する検出部と、検出部よりも搬送方向の下流側に配置され、ラベルに画像を転写する画像転写部と、画像転写部からラベルに画像を転写するタイミングが、ラベルが画像転写部に到達するタイミングと合うように搬送部材を制御し、連続紙の先端から先頭のラベルまでの距離である先端台紙長が規定範囲内である場合、画像転写部からラベルに画像を転写させ、先端台紙長が規定範囲外である場合、所定の補正を行う制御部とを設けるようにした。
これにより本発明は、画像転写部に用紙先端が挿入された状態で連続紙に対し画像の書き出し位置合わせの加減速を行ってしまうことを防止できる。
本発明によれば、画像転写部に用紙先端が挿入された状態で連続紙に対し画像の書き出し位置合わせの加減速を行ってしまうことを防止でき、かくして印刷品位を向上し得る画像形成装置を実現できる。
画像形成装置の構成を示す側面図である。 用紙待機位置及び印刷待機位置を示す側面図である。 第1の実施の形態による画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるフィーダ部の制御構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による用紙搬送処理手順(1)を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による用紙搬送処理手順(2)を示すフローチャートである。 先端台紙長測定処理手順を示すフローチャートである。 第1及び第2の実施の形態による印刷処理手順を示すフローチャートである。 ロール紙の構成を示す図である。 先端台紙長が規定範囲よりも長い場合におけるロール紙の搬送を示す図である。 第2の実施の形態による画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態による用紙搬送処理手順(1)を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による用紙搬送処理手順(2)を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態による用紙搬送処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による印刷処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による露光タイミングの調整を示す図である。 ロール紙の搬送速度を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.画像形成装置の構成]
図1に示すように画像形成装置1は、フィーダ部2及び印刷部4により構成されている。フィーダ部2は、印刷部4よりもロール紙Pの搬送方向の上流側に設けられており、ロール紙Pを切断すると共に該ロール紙Pを搬送方向の下流側へ搬送し、印刷部4へ給紙する。印刷部4は、フィーダ部2よりもロール紙Pの搬送方向の下流側に設けられており、図9(A)に示す、長尺の台紙MTにラベルLBが付されたロール紙Pに電子写真方式で印刷を行う。
[1−2.フィーダ部の構成]
フィーダ部2は、用紙有無センサ50、第1搬送ローラ51、第2搬送ローラ55、第3搬送ローラ57、カッタユニット54、透過センサ52、反射センサ53及びカッタアウトセンサ56を有し、長尺のロール紙Pを内蔵している。
ロール紙Pは、長尺の台紙MTがロール状に巻かれており、図9(A)に示すように、該台紙MTにおける一面側である仮着面に、該台紙MTの長手方向に沿う所定の長さを有するギャップGPを空けて、長方形の複数枚のラベルLBが該台紙MTの搬送方向である長手方向に沿って等間隔で並ぶよう仮着されている。図9(B)に示すように台紙MTの仮着面とは反対の他面側であるラベル裏面には、仮着面に仮着された複数のラベルLBそれぞれの搬送方向先端部に、ラベルLBの搬送方向先端であるラベル先端を示すブラックマークBMが予め印刷されている。これによりブラックマークBMは、該ブラックマークBMが印刷されたラベル裏面とは反対の面の仮着面に仮着されたラベルLBの位置を示している。以下では、ラベルLBの搬送方向に沿う長さをラベル長LLとも呼び、隣り合うラベルLBの間の搬送方向に沿う間隔、すなわちギャップGPの搬送方向に沿う長さをラベル間台紙長LGとも呼び、ロール紙Pの搬送方向先端である用紙先端から、該用紙先端に対し搬送方向上流側に隣接する先頭のラベルLBまでの搬送方向に沿う台紙MTの長さ、すなわち台紙MTの搬送方向先端部である先端台紙部FMTの搬送方向に沿う長さ先端台紙長LTMTとも呼ぶ。
図1に示すように第1搬送ローラ51、第2搬送ローラ55及び第3搬送ローラ57は、ロール紙Pの搬送路7に設けられており、ロール紙Pを挟持して回転することにより、該ロール紙Pを印刷部4へ搬送する。用紙有無センサ50は、第1搬送ローラ51よりも搬送方向上流側に設けられており、ロール紙Pがフィーダ部2ヘセットされているかを検出し、検出結果をMPU74へ送出する。
透過センサ52及び反射センサ53は、カッタユニット54よりも搬送方向上流側に設けられた、例えばLED(Light Emitting Diode)の光学センサであり、ロール紙PにおけるラベルLB、台紙MT及びブラックマークBMを識別する。透過センサ52は、ロール紙Pにおける仮着面側に配された発光部から所定の検出対象点へ向けて検出光を照射してラベル裏面側に配された受光部で該検出光がロール紙Pを透過した透過光を受光することにより、ラベルLBと台紙MTとの光の透過率の差に基づきラベルLB及び台紙MTを検出し、検出結果をMPU74へ送出する。反射センサ53は、ロール紙Pにおけるラベル裏面側に配された発光部から所定の検出対象点へ向けて検出光を照射して該ラベル裏面側に配された受光部で該検出光がロール紙Pで反射した反射光を受光することにより、台紙MTとブラックマークBMとの光の反射率の差に基づきブラックマークBMを検出し、検出結果を後述するMPU(Micro Processing Unit)74(図4)へ送出する。
切断部としてのカッタユニット54は、透過センサ52及び反射センサ53よりも搬送方向下流側に設けられており、MPU74の制御に基づき、ロール紙PにおけるギャップGPを、隣り合うラベルLBの間の搬送方向の中央部分、すなわちラベルLBの搬送方向後端からラベル間台紙長LGの2分の1だけ搬送された位置であるカット位置PCにおいて、該ロール紙Pの搬送方向に直交する幅方向に沿って切断する。これによりカッタユニット54は、ロール紙Pを、印刷部4から指示された用紙サイズに切断し、所定個数のラベルLB及び該ラベルLBに対応した台紙MTである個別ロール紙毎に分割する。このときMPU74は、透過センサ52又は反射センサ53の検出結果に基づいてタイミング及び位置を合わせて切断位置を設定し、カッタユニット54を制御する。すなわちMPU74は、透過センサ52又は反射センサ53により用紙先端を検出した時点を基準として、該時点から規定量だけ該ロール紙Pが搬送されたタイミングを、ギャップGPを切断するタイミングとしてカッタユニット54に設定する。分割された個別ロール紙は、第3搬送ローラ57により印刷部4に供給される。以下では、画像形成装置1内においてカッタユニット54がロール紙Pを切断する位置を装置内カット位置PMC(図10)とも呼ぶ。
カッタアウトセンサ56は、第3搬送ローラ57よりも搬送方向下流側に設けられており、ロール紙Pが通過したか否かを検出し、検出結果をMPU74へ送出する。
図3に示すようにフィーダ部2は、フィーダ部制御部60が全体を統轄制御する。フィーダ部制御部60は、図4に示すMPU74を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)75から所定の制御プログラムを読み出して実行することにより、イニシャル部61、フィーダ部通信部62、コマンドデコード部63、用紙搬送制御部64、カッタ制御部65及びセンサ制御部66を制御する。RAM(Random Access Memory)76(図4)は、制御プログラムの動作時に使用されるワーキングエリアとして機能する。EEPROM77(図4)は、搬送速度、用紙長、ラベル間台紙長LG、用紙セット状態、カット位置判定量等の用紙搬送パラメータを記憶する。
イニシャル部61は、フィーダ部2全体のイニシャル動作を行う。フィーダ部通信部62は、一般的なシリアル通信のUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)で印刷部4と接続されており、印刷部4と通信を行う。コマンドデコード部63は、印刷部4からフィーダ部通信部62により受信した各種コマンドをデコードしてフィーダ部制御部60に送出する。用紙搬送制御部64は、先端台紙長測定制御部67により先端台紙長LTMTを確定する。カッタ制御部65は、カッタユニット54(図4)を制御しロール紙Pを切断する。図4に示すカッタモータ82は、カッタ刃を駆動する。第1搬送ローラモータ78は、第1搬送ローラ51を駆動する。第2搬送ローラモータ79は、第2搬送ローラ55を駆動する。第3搬送ローラモータ80は、第3搬送ローラ57を駆動する。
センサ制御部66(図3)は、用紙有無センサ制御部68、透過センサ制御部69、反射センサ制御部70及びカッタアウトセンサ制御部71を有しており、一定周期に起動して各種センサ情報を取得しフィーダ部制御部60へ通知する。用紙有無センサ制御部68は、MPU74のIOポートに接続されたセンサ出力値が2値となる用紙有無センサ50の出力値に基づき、用紙有無状態を検知する。カッタアウトセンサ制御部71は、MPU74のIOポートに接続されたセンサ出力値が2値となるカッタアウトセンサ56の出力値に基づき、カッタユニット54を通過した用紙の有無状態を検知する。またMPU74は、MPU74のIOポートに接続されたセンサ出力値が2値となるホームポジションセンサ81の出力値に基づき、カッタユニット54内のカッタ刃のホームポジション位置を検知する。透過センサ制御部69は、MPU74のA/Dコンバータに接続された透過センサ52の出力値に基づき、ロール紙Pの台紙MTとラベルLBとを検知する。反射センサ制御部70は、MPU74のA/Dコンバータに接続された反射センサ53の出力値に基づきブラックマークBMを検出することにより、ラベルLBの先端を検知する。
[1−3.印刷部の構成]
図1及び図3に示すように印刷部4は、いわゆる中間転写方式のカラー用電子写真式プリンタであり、画像形成部36、LEDヘッド10、一次転写ローラ12、中間転写ベルト13、INセンサ14、第4搬送ローラ15、WRセンサ16、二次転写ローラ17、定着ユニット18及び排出ローラ19を有し、ロール紙Pに対し電子写真方式により所望のカラー画像を印刷する。以下では第1搬送ローラ51、第2搬送ローラ55、第3搬送ローラ57、第4搬送ローラ15及び排出ローラ19をまとめて搬送部材9とも呼ぶ。
画像形成部36は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各現像剤像としての各トナー像を形成する4個の画像形成ユニット11が配置されている。
画像形成部36の下側には、幅広の無端ベルトでなる中間転写ベルト13が設けられている。中間転写ベルト13は、ベルトローラ20等の複数のローラの周囲に張架されており、その上側部分において、各画像形成ユニット11の感光体ドラムと当接し、また下側部分において、二次転写ローラ17でロール紙Pの搬送路7に当接している。中間転写ベルト13は、ベルトローラ20が回転することにより左側面視で時計回りであるベルト走行方向に沿って一定速度で回転する。
各画像形成ユニット11それぞれの真下となる4箇所には、それぞれ一次転写ローラ12が設けられている。すなわち各画像形成ユニット11は、各一次転写ローラ12との間に中間転写ベルト13の上側部分を挟んでいる。
第4搬送ローラ15及び排出ローラ19は、ロール紙Pの搬送路7に設けられており、ロール紙Pを挟持して回転することにより、該ロール紙Pを搬送方向下流側へ搬送する。第2検出部としてのINセンサ14は、第4搬送ローラ15の搬送方向上流側に設けられており、ロール紙Pが通過したか否かを検出し、検出結果を印刷部制御部30へ送出する。WRセンサ16は、二次転写ローラ17の搬送方向上流側近傍に設けられ、例えばLEDの光学センサであり、ラベルLB及び台紙MTを検出し、検出結果を印刷部制御部30へ送出することにより、搬送誤差を防ぐ。
各画像形成ユニット11は、それぞれ画像データが供給されると、帯電ローラにより感光体ドラムを一様に帯電した後、LEDヘッド10からの発光データに応じたLED光により感光体ドラムを露光して露光領域にトナー潜像を形成し、トナー潜像にトナーを付着して現像を行うことにより、画像データに応じたトナー像を感光体ドラム表面に形成する印刷部4は、中間転写ベルト13を走行させることにより、各画像形成ユニット11により形成された各色のトナー像を中間転写ベルト13に順次転写し、この転写されたトナー像を二次転写ローラ17まで進行させる。このとき印刷部4は、INセンサ14及びWRセンサ16の検出結果に基づいてタイミング及び位置を合わせてラベルLBにおいて画像を形成する位置を設定することにより、中間転写ベルト13上のトナー像の先頭が、印刷書き出し位置と重なるタイミングで、ロール紙Pが通過するように第4搬送ローラ15を制御しロール紙Pの搬送を制御する。二次転写ローラ17は、ロール紙Pを中間転写ベルト13に押し付けることにより、トナー像を中間転写ベルト13からロール紙Pに転写させる。
印刷部4は、トナー像が転写されたロール紙Pを定着ユニット18へ向かう後方である搬送方向下流側へ搬送し、定着ユニット18内へ進行させる。定着ユニット18は、搬送路7の上下に配置された加熱ローラ及び加圧ローラを所定方向へ回転させながら、ロール紙P及びトナーに熱及び圧力を加えることにより、トナーをロール紙Pに定着させ、このロール紙Pをさらに後方へ進行させる。これによりロール紙Pには、印刷データに基づいた画像が形成される。続いて印刷部4は、トナー像が定着したロール紙Pを排出ローラ19により搬送し画像形成装置1の外部へ排出する。
このように画像形成装置1は、透過センサ52又は反射センサ53の検出結果に基づきロール紙Pにおける適切な位置でカッタユニット54においてギャップGPを切断すると共に、INセンサ14及びWRセンサ16の検出結果に基づきロール紙Pにおける適切な位置で印刷部4においてラベルLBに画像を形成する。
図3に示すように印刷部4は、印刷部制御部30が全体を統轄制御する。印刷部制御部30は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しない記憶部から所定のプログラムを読み出して実行することにより、データ受信部31、印刷部通信部32、定着制御部33、用紙搬送制御部34、センサ制御部35及び画像形成部36を制御する。
データ受信部31は、上位装置6から印刷データを受信する。印刷部通信部32は、一般的なシリアル通信のUARTでフィーダ部2と接続されており、フィーダ部2と通信を行う。定着制御部33は、熱でトナーを溶融しながらラベルLBにトナー像を定着させる。用紙搬送制御部34は、フィーダ部2から搬送されたロール紙Pを第4搬送ローラ15で搬送し、画像の書き出し位置合わせ制御における搬送速度の加減速を行う。
センサ制御部35は、INセンサ制御部37及びWRセンサ制御部38を有している。INセンサ制御部37は、INセンサ14の検出結果に基づき、通過したロール紙Pの有無を検知する。WRセンサ制御部38は、WRセンサ16の検出結果に基づき、ロール紙Pの台紙MTとラベルLBとを検知する。
画像形成部36は、露光部40及び転写制御部41を有している。露光部40は、画像形成ユニット11内の感光体ドラムを露光してトナー潜像を生成する。転写制御部41は、中間転写ベルト13上にトナー像を一次転写する転写制御を行う。
[1−4.動作]
かかる構成において印刷部4は、画像形成装置1の電源が投入されると、イニシャル動作を実行することにより、上位装置6からの印刷開始要求に備える。一方フィーダ部2は、画像形成装置1の電源が投入されると、イニシャル動作をイニシャル部61により実行する。具体的にフィーダ部2は、ロール紙Pがセットされている事を確認し、次に搬送路7上にロール紙Pがないことを確認し、第1搬送ローラモータ78、第2搬送ローラモータ79及び第3搬送ローラモータ80を初期化し、用紙先端位置を合わせる。
ここで、図2に示す用紙待機位置PS1と印刷待機位置PS2について説明する。図2(A)に示す用紙待機位置PS1とは、ロール紙Pの用紙先端が固定位置から搬送が開始されるために、ロール紙Pがセットされていない状態(用紙無し)からロール紙Pがセットされた状態(用紙有り)を用紙有無センサ50が検出したときや、画像形成装置1の電源投入時に、用紙先端を合わせる位置である。図2(B)に示す印刷待機位置PS2とは、ロール紙Pが切断されながら連続で印刷される場合に、後続のロール紙Pの用紙先端が固定位置となるために、用紙先端を合わせる位置である。用紙先端が用紙待機位置PS1か又は印刷待機位置PS2かの何れかに位置している状態を、用紙セット状態とも呼ぶ。
フィーダ部制御部60は、一定周期に印刷部4側からの給紙要求コマンドをフィーダ部通信部62により受信し、コマンドデコード部63により逐次解析を行い、給紙速度、給紙する用紙長(ラベルカット長LC)及びラベル間台紙長LG等の情報を取得する。
ラベルカット長LCとは、図9に示すように用紙先端からロール紙Pを切断するまでの搬送方向に沿った長さであるが、ラベルLBの1個分とは限らず、最低排出可能用紙長LEJ以上となっている。上述したようにロール紙Pは、用紙先端からラベルカット長LCだけ搬送方向下流側における、搬送方向に隣り合うラベルLBの間のラベル間台紙長LGの2分の1におけるカット位置PCにおいて切断される。また最低排出可能用紙長LEJとは、ロール紙Pを搬送するためには隣り合う搬送ローラ間の距離以上の搬送方向に沿った用紙長が必要とため、画像形成装置1内部における最長のローラ間距離から算出される用紙長である。
[1−5.用紙搬送処理]
画像形成装置1のフィーダ部2による用紙搬送処理の具体的な処理手順について、図5及び図6のフローチャートを用いて説明する。フィーダ部制御部60は、ROM75から用紙搬送プログラムを読み出して実行することにより用紙搬送処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。
ステップSP1においてフィーダ部制御部60は、印刷部4から印刷コマンドをフィーダ部通信部62により受信するまで待ち受け、印刷コマンドを受信すると、ステップSP2へ移る。ステップSP2においてフィーダ部制御部60は、ロール紙Pの搬送速度を示す搬送速度情報と、用紙長(ラベルカット長LC)を示す用紙長情報と、ラベル間台紙長LGを示すラベル間台紙長情報とを印刷コマンドから取得してRAM76に記憶し、ステップSP3へ移る。
ステップSP3においてフィーダ部制御部60は、用紙セット状態になるまで待ち受け、用紙セット状態になると、ステップSP4へ移る。ステップSP4においてフィーダ部制御部60は、搬送速度となるように第1搬送ローラ51、第2搬送ローラ55及び第3搬送ローラ57を回転させロール紙Pの搬送を開始し、ステップSP5へ移る。
ステップSP5においてフィーダ部制御部60は、用紙先端が、用紙待機位置PS1の位置から搬送が開始されたか、又は印刷待機位置PS2の位置から搬送が開始されたか、すなわち用紙セット状態は用紙待機位置PS1であったか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは用紙先端が用紙待機位置PS1から搬送が開始されたことを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP6へ移り、図7に示す先端台紙長測定処理手順SRT1を先端台紙長測定制御部67により実行して先端台紙長LTMTを確定してステップSP7へ移る。一方ステップSP5において否定結果が得られると、このことは用紙先端が印刷待機位置PS2から搬送が開始されたことを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP6及びSP7をスキップしてステップSP8へ移る。
ステップSP7においてフィーダ部制御部60は、ステップSP6において確定した先端台紙長LTMTが図9に示す規定範囲SR内か否かを判定する。この規定範囲SRとは、図1に示すようにWRセンサ16が用紙先端を検出する位置である転写前用紙検出位置P1から、二次転写ローラ17がロール紙Pを挟持する位置である転写位置P2までの距離に対応している。このため、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長かった場合は、先端台紙長LTMTが、転写前用紙検出位置P1から転写位置P2までの距離よりも長かったということとなる。ここで肯定結果が得られると、このことは印刷可能状態であることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP8へ移る。ステップSP8においてフィーダ部制御部60は、印刷部4へ印刷可能状態をフィーダ部通信部62により通知し、ステップSP9へ移る。この印刷可能状態とは、先端台紙長LTMTが規定範囲SR内に収まっており、印刷部4において通常の状態で印刷可能なロール紙Pであることを表している。ステップSP9においてフィーダ部制御部60は、ステップSP2において印刷部4から取得したラベルカット長LCでロール紙Pを切断するために、ラベルカット長LCをカット位置判定量にセットし、ステップSP12(図6)へ移る。例えばフィーダ部制御部60は、透過センサ52で用紙先端(すなわち用紙先端部の台紙MT)を検出した場合、透過センサ52の位置を基準に用紙先端からラベルカット長LC分の搬送量を、カット位置判定量にセットする。
一方ステップSP7において否定結果が得られると、このことは台紙長規定範囲外状態であることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP10へ移る。ステップSP10においてフィーダ部制御部60は、先端台紙長LTMTが規定範囲SR外であったことを表す台紙長規定範囲外状態をセットし、ステップSP11へ移る。ステップSP11においてフィーダ部制御部60は、最低排出可能用紙長LEJ分だけ搬送後にロール紙Pを切断するために、最低排出可能用紙長LEJをカット位置判定量にセットし、ステップSP12(図6)へ移る。
ステップSP12においてフィーダ部制御部60は、ステップSP9又はSP11においてセットされたカット位置判定量分だけ搬送後、カット位置PCよりも搬送方向上流側に位置する後続のロール紙Pである次用紙の先端の台紙長が規定範囲SR内の位置で切断するようカッタ制御部65により制御し、用紙カット完了後、ステップSP13へ移る。
例えば先端台紙長LTMTが規定範囲SR外であった場合、カッタ制御部65は、図10(A)に示すように透過センサ52で用紙先端(すなわち用紙先端部の台紙MT)を検出した場合(用紙先端検出状態ST1)、図10(B)に示すようにカット位置判定量である最低排出可能用紙長LEJだけロール紙Pを搬送させて最低排出可能用紙長完了状態ST2とした後に、図10(C)に示すように透過センサ52で台紙MTを検出する台紙検出状態ST3となるまでさらにロール紙Pを搬送させる。その後カッタ制御部65は、台紙検出状態ST3において透過センサ52により検出された台紙MTよりも搬送方向の上流側の最近傍のカット位置PCが、装置内カット位置PMCに到達するまでの搬送量である台紙検出状態後搬送量C1だけさらにロール紙Pを搬送させ、図10(D)に示すカット位置搬送完了状態ST4とした上で、ロール紙Pを切断する。なおここではカット位置PCの算出を透過センサ52を基準に説明したが、反射センサ53によりブラックマークBMを検出した場合、フィーダ部制御部60は、反射センサ53を基準にカット位置PCを算出する。
ステップSP13においてフィーダ部制御部60は、次用紙を搬送し、次用紙先端が印刷待機位置PS2まで搬送されるまで待ち受け、次用紙先端が印刷待機位置PS2まで搬送されると、ステップSP14へ移る。ステップSP14においてフィーダ部制御部60は、次用紙先端が印刷待機位置PS2で停止するように第1搬送ローラ51及び第2搬送ローラ55の回転を停止させロール紙Pの搬送を停止し、ステップSP15へ移る。
ステップSP15においてフィーダ部制御部60は、台紙長規定範囲外状態がセットされているか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは現在は台紙長規定範囲内によるカット動作後の状態であることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP16へ移る。ステップSP16においてフィーダ部制御部60は、次用紙に対する印刷要求である次頁印刷要求の有無と、搬送停止要求の有無とをチェックし、次頁印刷要求無しで且つ搬送停止要求が有りか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはフィード動作を終了させることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP17へ移る。ステップSP17においてフィーダ部制御部60は、第3搬送ローラ57の回転を停止させ、ステップSP21へ移り用紙搬送処理手順RT1を終了する。一方ステップSP16において否定結果が得られると、このことは次頁要求が有ることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP17をスキップしてステップSP21へ移り用紙搬送処理手順RT1を一旦終了し、次頁用の用紙搬送処理手順RT1を再度実行する。
一方ステップSP15において肯定結果が得られると、このことは現在は台紙長規定範囲外によるカット動作後の状態であることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP18へ移る。ステップSP18においてフィーダ部制御部60は、台紙長規定範囲外状態をクリアし、ステップSP19へ移る。ステップSP19においてフィーダ部制御部60は、台紙長規定範囲外によるカット動作後の場合、第3搬送ローラ57により、用紙先端から切断された箇所までのロール紙Pである用紙片をフィーダ部2から印刷部4へ搬送することにより、切断された規定範囲SR外の台紙長の用紙片を排出し、ステップSP20へ移る。ステップSP20においてフィーダ部制御部60は、搬送速度情報により示される搬送速度となるように第1搬送ローラ51及び第2搬送ローラ55を回転させロール紙Pの搬送を再開することにより、台紙長規定範囲内の先端台紙長LTMTとなった切断後の次用紙へ印刷可能とし、ステップSP8(図5)へ戻り、以降の処理を繰り返し実行する。
[1−6.先端台紙長測定処理]
次に、画像形成装置1のフィーダ部2による先端台紙長測定処理の具体的な処理手順について、図7のフローチャートを用いて説明する。用紙搬送処理手順RT1(図5)のステップSP5において肯定結果を得ると、フィーダ部制御部60はステップSP6へ移り先端台紙長測定処理手順SRT1を開始し、ステップSP31へ移る。ステップSP31においてフィーダ部制御部60は、台紙長カウンタをクリアすることにより台紙長測定の準備を行い、ステップSP32へ移る。ステップSP32においてフィーダ部制御部60は、透過センサ52又は反射センサ53によりラベルLBを検出したか否かを透過センサ制御部69又は反射センサ制御部70により判定する。ここで否定結果が得られると、このことはラベルLBを検出していないことを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP33へ移る。
ステップSP33においてフィーダ部制御部60は、透過センサ52により台紙MTを検出したか否かを透過センサ制御部69により判定する。ここで否定結果が得られると、このことは台紙MTを検出していないことを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP32へ戻り、ラベルLBを検出しているか否かを再度判定する。一方ステップSP33において肯定結果が得られると、このことは台紙MTを検出していることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP34へ移る。
ステップSP34においてフィーダ部制御部60は、台紙検出済み状態か否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは未だ台紙検出済み状態はセットされていないことを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP35へ移る。ステップSP35においてフィーダ部制御部60は、台紙検出済み状態をセットし、ステップSP36へ移る。ステップSP36においてフィーダ部制御部60は、台紙長カウントを開始し、ステップSP32へ戻り、ラベルLBを検出しているか否かを再度判定する。用紙先端を検出してからラベルLBを検出するまでの間、フィーダ部制御部60は、ステップSP32及びSP33を経てステップSP34において肯定結果を得てステップSP32へ戻り、ステップSP32、SP33及びSP34を繰り返す。
ラベルLBの搬送方向先端を検出すると、ステップSP32においてフィーダ部制御部60は肯定結果を得て、ステップSP37へ移る。ステップSP37においてフィーダ部制御部60は、台紙検出済み状態か否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは既に台紙MTを検出済みであることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP38及びSP39をスキップし、ステップSP40へ移る。
一方ステップSP37において否定結果が得られると、このことは未だ台紙MTは検出済ではないことを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP38へ移る。ステップSP38においてフィーダ部制御部60は、用紙先端部に台紙MTが存在するか否かを判定する。具体的にフィーダ部制御部60は、透過センサ52でラベルLBを検出した場合、用紙待機位置PS1からの搬送量が、用紙待機位置PS1から透過センサ52による検出位置までの距離と一致した場合は、用紙先端部に台紙MTが存在しないと判断する一方、用紙待機位置PS1からの搬送量が、用紙待機位置PS1から透過センサ52による検出位置までの距離よりも大きい場合は、用紙先端部に台紙MTが存在すると判断する。またフィーダ部制御部60は、反射センサ53でブラックマークBMを検出した場合、用紙待機位置PS1からの搬送量が、用紙待機位置PS1から反射センサ53による検出位置までの距離と一致した場合は、用紙先端部に台紙MTが存在しないと判断する一方、用紙待機位置PS1からの搬送量が、用紙待機位置PS1から反射センサ53による検出位置までの距離よりも大きい場合は、用紙先端部に台紙MTが存在すると判断する。
ここで肯定結果が得られると、このことは用紙先端部に台紙MTが存在することを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP39へ移る。一方ステップSP38において否定結果が得られると、このことは図9(C)に示すように例えばラベル先端が用紙先端と面一となっており先端台紙部FMTが存在しないため、用紙先端部に台紙MTが存在せず、用紙先端がラベルLBから始まっていることを表し、このときフィーダ部制御部60はステップSP39をスキップしてステップSP40へ移る。このように用紙先端部に先端台紙部FMTが例えば存在しない場合、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも短くなる。また、図9(D)に示すように先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長い場合もある。
ステップSP39においてフィーダ部制御部60は、用紙待機位置PS1からの搬送量と、用紙待機位置PS1から透過センサ52又は反射センサ53による検出位置までの距離とから台紙長を算出して台紙長カウンタにセットし、ステップSP40へ移る。具体的にフィーダ部制御部60は、透過センサ52でラベルLBを検出した場合、用紙待機位置PS1からの搬送量から、用紙待機位置PS1から透過センサ52による検出位置までの距離を引いた値を、先端台紙長LTMTとする。一方フィーダ部制御部60は、反射センサ53でブラックマークBMを検出した場合、用紙待機位置PS1からの搬送量から、用紙待機位置PS1から反射センサ53による検出位置までの距離を引いた値を、先端台紙長LTMTとする。
ステップSP40においてフィーダ部制御部60は、RAM76に台紙長カウンタの値を先端台紙長LTMTとして記憶することにより先端台紙長LTMTを確定し、ステップSP41へ移り先端台紙長測定処理手順SRT1を終了し、用紙搬送処理手順RT1(図5)のステップSP7へ移る。
[1−7.印刷処理]
次に画像形成装置1の印刷部4による印刷処理の具体的な処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。印刷部制御部30は、図示しない記憶部から印刷プログラムを読み出して実行することにより印刷処理手順RT2を開始し、ステップSP61へ移る。ステップSP61において印刷部制御部30は、上位装置6から印刷要求をデータ受信部31により受信するまで待ち受け、印刷要求を受信すると、ステップSP62へ移る。ステップSP62において印刷部制御部30は、上位装置6から画像データを受信すると画像形成制御を開始することにより、画像データを解析して各色のビットマップデータに展開し、ステップSP63へ移る。ステップSP63において印刷部制御部30は、フィーダ部2へ印刷コマンドを印刷部通信部32により送信し、ステップSP64へ移る。フィーダ部制御部60は、ステップSP1(図5)においてこの印刷コマンドを印刷部4から受信する。
ステップSP64において印刷部制御部30は、露光するタイミングになるまで待ち受け、露光タイミングになると、ステップSP65へ移る。ステップSP65において印刷部制御部30は、画像形成ユニット11内の感光体ドラムに露光部40により露光してトナー潜像を生成し、トナー潜像ヘトナーを付着させ現像してトナー像とし、中間転写ベルト13上にトナー像を転写制御部41により一次転写し、ステップSP66へ移る。
ステップSP66において印刷部制御部30は、INセンサ14に用紙先端が到達するまで待ち受け、INセンサ14に用紙先端が到達したことをINセンサ制御部37により検出すると、ステップSP67へ移る。ステップSP67において印刷部制御部30は、用紙搬送の減速タイミングを用紙搬送制御部34により制御し、図18(A)に示すように減速タイミングになったら減速させ、ステップSP68へ移る。
ステップSP68において印刷部制御部30は、WRセンサ16に台紙MTの搬送方向先端である台紙先端が到達するまで待ち受け、WRセンサ16に台紙先端が到達したことをWRセンサ制御部38により検出すると、ステップSP69へ移る。ステップSP69において印刷部制御部30は、WRセンサ16にラベル先端が到達するまで待ち受け、WRセンサ16にラベル先端が到達したことをWRセンサ制御部38により検出すると、ステップSP70へ移る。
ステップSP70において印刷部制御部30は、用紙搬送の再加速タイミングを用紙搬送制御部34により制御し、図18(A)に示すように再加速タイミングになったら再加速させ、ステップSP71へ移る。ステップSP71において印刷部制御部30は、二次転写ローラ17でラベルLBに二次転写を行い、定着ユニット18でラベルLBにトナーを定着させ、排出ローラ19でラベルLBを画像形成装置1の外部へ排出し、ステップSP72へ移り印刷処理手順RT2を終了する。
[1−8.効果等]
以上の構成において画像形成装置1は、図9(D)に示すように先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長く規定範囲SR内ではない場合、最低排出可能用紙長LEJ以上にロール紙Pを搬送した後に最初に検出した台紙MTで、次用紙先端部の台紙長が規定範囲SR内になるように台紙MTを切断し用紙片を排出することにより、該用紙片に付されたラベルLBには印刷を行わないようにした。すなわち画像形成装置1は、先端台紙長LTMTが規定範囲SR外である場合、ロール紙Pを搬送してから切断するという、ロール紙Pに対する補正を行うようにした。このため画像形成装置1は、二次転写ローラ17に用紙先端が挿入された状態でロール紙Pに対し画像の書き出し位置合わせの加減速を行ってしまうことを防止できる。これにより画像形成装置1は、正しい位置に印刷を行うことができなかったり、用紙ジャムが発生したりすることを防止し、信頼性を向上できる。
また画像形成装置1は、排出された用紙片よりも搬送方向上流側における、先端台紙長LTMTが規定範囲SR内となった次用紙に、画像書き出し位置合わせのための加減速動作を行った上で印刷を行うようにした。これにより画像形成装置1は、画像書き出し位置ずれを防止できるため、印刷品位を向上できる。
また、図9(C)に示すように先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも短いと、透過センサ52において台紙先端を検出した直後か、又は台紙先端を検出するとほぼ同時に、ラベル先端を検出することとなる。そのような場合、ロール紙Pを検出していない状態からラベルLBを検出する状態へ急激に状態が変化するため、透過センサ52においてラベル先端を正常に検出できない可能性がある。その場合、画像形成装置1は、正しいラベル先端位置が検出できず、画像の書き出し位置が例えば位置ずれ量Gだけずれてしまい、印刷精度の低下や、図9(C)に示すように定着性の悪い台紙MTに印刷を行うことで未定着トナー飛散による汚れが発生する等の問題がある。
これに対し画像形成装置1は、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも短く規定範囲SR内ではない場合、最低排出可能用紙長LEJ以上にロール紙Pを搬送した後に最初に検出した台紙MTで、次用紙先端部の台紙長が規定範囲SR内になるように台紙MTを切断し用紙片を排出することにより、該用紙片に付されたラベルLBには印刷を行わないようにし、先端台紙長LTMTが規定範囲SR内の次用紙に印刷を行うようにした。これにより画像形成装置1は、印刷精度が低下したり、台紙MTに印刷を行うことによる未定着トナー飛散による汚れが発生したりすることを防止できる。
以上の構成によれば画像形成装置1は、長尺状の台紙MTの長手方向である搬送方向に沿って所定のラベル間台紙長LGを有するギャップGPを空けて複数枚のラベルLBを仮着することによって形成された連続紙としてのロール紙Pを搬送路7において搬送する搬送部材9と、搬送路7に配置され、少なくとも台紙MT又はラベルLBを検出するWRセンサ16と、WRセンサ16よりも搬送方向の下流側に配置され、ラベルLBに画像を転写する二次転写ローラ17と、二次転写ローラ17からラベルLBに画像を転写するタイミングが、ラベルLBが二次転写ローラ17に到達するタイミングと合うように搬送部材9を制御し、ロール紙Pの先端から先頭のラベルLBまでの距離である先端台紙長LTMTが規定範囲SR内である場合、二次転写ローラ17からラベルLBに画像を転写させ、先端台紙長LTMTが規定範囲SR外である場合、所定の補正を行う印刷部制御部30又はフィーダ部制御部60を設けるようにした。これにより画像形成装置1は、二次転写ローラ17に用紙先端が挿入された状態でロール紙Pに対し画像の書き出し位置合わせの加減速を行ってしまうことを防止できる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.画像形成装置の構成]
図3と対応する部材に同一符号を付した図11に示すように、第2の実施の形態による画像形成装置101は、第1の実施の形態による画像形成装置1と比較して、フィーダ部2に代えてフィーダ部102が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。第2の実施の形態によるフィーダ部102は、第1の実施の形態によるフィーダ部2と比較して、用紙搬送制御部64に代えて用紙搬送制御部164が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。第2の実施の形態による用紙搬送制御部164は、第1の実施の形態による用紙搬送制御部64と比較して、台紙長規定範囲外時動作選択部84が追加されているものの、それ以外は同様に構成されている。
フィーダ部制御部60は、台紙長規定範囲外状態となった際に、フィーダ部102において画像形成装置1のように自動的にロール紙Pを切断する自動カットを行うか、又はユーザが手動でロール紙Pを切断する手動カットを行うかの何れかをユーザに予め選択させた情報である台紙長規定範囲外時動作情報を印刷部4からフィーダ部通信部62を介し取得し、台紙長規定範囲外時動作選択部84に記憶させる。
[2−2.用紙搬送処理]
画像形成装置101による用紙搬送処理の具体的な処理手順について、図5及び図6と対応するフローに同一符号を付した図12及び図13の用紙搬送処理手順RT101を用いて説明する。用紙搬送処理手順RT101は用紙搬送処理手順RT1と比較して、ステップSP2に代えてステップSP102が設けられていると共に、ステップSP81、SP82及びSP83が追加されている。フィーダ部制御部60は、ステップSP1において用紙搬送処理手順RT1(図5)と同様の処理を行う。
ステップSP102においてフィーダ部制御部60は、搬送速度情報、用紙長情報及びラベル間台紙長情報に加えて、台紙長規定範囲外状態の際に自動カット又は手動カットのどちらを行うかを示す情報である台紙長規定範囲外時動作情報を印刷コマンドから取得してRAM76に記憶し、ステップSP3へ移る。フィーダ部制御部60は、ステップSP3〜ステップSP7とステップSP10とにおいて用紙搬送処理手順RT1(図5)と同様の処理を行う。
ステップSP81においてフィーダ部制御部60は、先端台紙長LTMTが規定範囲SR外であったため、台紙長規定範囲外時動作情報に基づき、自動カット又は手動カットのどちらを行うかを台紙長規定範囲外時動作選択部84により判定する。自動カットが選択されている場合、フィーダ部制御部60は、ステップSP11へ移り、用紙搬送処理手順RT1と同様の処理を行う。一方手動カットが選択されている場合、フィーダ部制御部60は、ステップSP82へ移る。
ステップSP82においてフィーダ部制御部60は、第1搬送ローラ51及び第2搬送ローラ55を逆回転させ、用紙有無センサ50で用紙なしを検出するまで、ロール紙Pを巻き取る用紙退避動作を行い、用紙退避動作完了にステップSP83へ移る。
ステップSP83においてフィーダ部制御部60は、ロール紙Pを切断した上で再度セットすることをユーザに促す用紙再セット要求を図示しないパネル等に表示することによりユーザへ通知し、ユーザによりロール紙Pが再セットされるまで待ち受け、ステップSP6へ移る。ユーザは、フィーダ部102からロール紙Pを外し、カッタやハサミ等で適宜切断した後に、再度ロール紙Pをフィーダ部102にセットする。
[2−3.効果等]
以上の構成において画像形成装置101は、台紙長規定範囲外状態であった場合に手動カットを選択可能とした。これにより画像形成装置101は、手動カットが選択された場合、自動カットと比較して、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長い場合や、ラベルカット長LCが複数のラベルLBのラベル長LLをまたぐ場合に、損紙を少なくすることができる。
また画像形成装置101は、自動カットと手動カットとの何れかをユーザに選択可能とした。ここで、自動カットは手動カットと比較して、ラベルLBに印刷されずに廃棄されるロール紙Pである損紙が多いもののユーザ自身がロール紙Pをフィーダ部102から外して自身で切断する必要がないため、ユーザの手間はかからなくなる。一方、手動カットは自動カットと比較して、損紙が少ないもののユーザ自身がロール紙Pをフィーダ部102から外して自身で切断する必要があるため、ユーザの手間はかかることとなる。これにより画像形成装置101は、損紙を少なくしたいか、又はユーザの手間をなくしたいかといった、ユーザの意思を反映できる。
その他画像形成装置101は、画像形成装置1とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.画像形成装置の構成]
図3と対応する部材に同一符号を付した図14に示すように、第3の実施の形態による画像形成装置201は、第1の実施の形態による画像形成装置1と比較して、フィーダ部2に代えてフィーダ部202が、印刷部4に代えて印刷部204が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。第3の実施の形態によるフィーダ部202は、第1の実施の形態によるフィーダ部2と比較して、フィーダ部制御部60に代えてフィーダ部制御部260が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。第3の実施の形態による印刷部204は、第1の実施の形態による印刷部4と比較して、印刷部制御部30に代えて印刷部制御部230が、画像形成部36に代えて画像形成部136が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。
第3の実施の形態による画像形成部136は、第1の実施の形態による画像形成部36と比較して、先端台紙長判定部39が追加されている。先端台紙長判定部39は、フィーダ部202から受信した先端台紙長LTMTから、先端台紙部FMTが規定範囲SRよりも長いか否かを判定する。
[3−2.用紙搬送処理]
画像形成装置201のフィーダ部202による用紙搬送処理の具体的な処理手順について、図5及び図6と対応するフローに同一符号を付した図15の用紙搬送処理手順RT201を用いて説明する。用紙搬送処理手順RT201は用紙搬送処理手順RT1と比較して、ステップSP7、SP8、SP10、SP11、SP15、SP18、SP19及びSP20が省略されていると共に、ステップSP8に代えてステップSP208が設けられている。フィーダ部制御部260は、ステップSP1〜SP6において用紙搬送処理手順RT1(図5)と同様の処理を行う。
ステップSP208においてフィーダ部制御部260は、印刷部204へステップSP6において確定した先端台紙長LTMTを示す先端台紙長情報をフィーダ部通信部62により通知し、ステップSP9へ移る。フィーダ部制御部260は、ステップSP9、SP12〜SP14、SP16及びSP17において用紙搬送処理手順RT1(図5及び図6)と同様の処理を行う。
[3−3.印刷処理]
画像形成装置201の印刷部204による印刷処理の具体的な処理手順について、図8と対応するフローに同一符号を付した図16の印刷処理手順RT202を用いて説明する。印刷処理手順RT202は印刷処理手順RT2と比較して、ステップSP91、SP92、SP93及びSP94が追加されている。印刷部制御部230は、ステップSP61〜SP63において印刷処理手順RT2(図8)と同様の処理を行う。フィーダ部制御部260は、ステップSP1(図15)において印刷コマンドを印刷部204から受信すると共に、上述したステップSP208において印刷部204へ先端台紙長情報を通知する。
ステップSP91において印刷部制御部230は、フィーダ部202から先端台紙長情報を印刷部通信部32により受信するまで待ち受け、先端台紙長情報を受信すると、ステップSP92へ移る。ステップSP92において印刷部制御部230は、先端台紙長情報により示される、これから印刷を行うロール紙Pの先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長いか否かを先端台紙長判定部39により判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長いことを表し、このとき印刷部制御部230はステップSP93へ移る。一方ステップSP92において否定結果が得られると、このことは先端台紙長LTMTが規定範囲SR内であることを表し、このとき印刷部制御部230はステップSP93をスキップしてステップSP64へ移る。
ステップSP93において印刷部制御部230は、図17(A)に示す、先端台紙長LTMTが規定範囲SR内である場合のトナー潜像TIの出力タイミングに対して、図17(B)に示すように、先端台紙長LTMTが規定範囲SRを超過した超過長さLE分だけトナー潜像の出力を遅らせるように、規定範囲SRを超過した長さと搬送速度とから遅延時間を算出して露光タイミングに加算し、ステップSP64へ移る。印刷部制御部230は、ステップSP64〜SP68において印刷処理手順RT2(図8)と同様の処理を行う。
ステップSP94において印刷部制御部230は、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長いか否かを先端台紙長判定部39により判定する。ここで否定結果が得られると、このことは先端台紙長LTMTが規定範囲SR内であることを表し、このとき印刷部制御部230はステップSP69へ移る。ステップSP69において印刷部制御部230は、印刷処理手順RT2と同様にWRセンサ16にラベル先端が到達するまで待ち受け、WRセンサ16にラベル先端が到達したことをWRセンサ制御部38により検出すると、ステップSP70へ移る。一方ステップSP94において肯定結果が得られると、このことは先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長いことを表し、このとき印刷部制御部230はステップSP69をスキップしてステップSP70へ移る。これにより印刷部制御部230は、WRセンサ16にラベル先端が到達することを確認することなく、用紙搬送の再加速を行うこととなる。これにより、先端台紙長LTMTが規定範囲SR内の場合は、図18(A)に示すように、再加速タイミングはラベル先端基準となる。一方、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長い場合は、図18(B)に示すように、再加速タイミングは台紙先端基準となる。印刷部制御部230は、ステップSP70〜SP72において印刷処理手順RT2(図8)と同様の処理を行う。
[3−4.効果等]
ここで、画像形成装置1のように、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長いとき、用紙片を排出し次用紙に印刷を行う場合、次用紙に対し実際に印刷を行うラベルLBの先端を基準として画像位置合わせを行うため、印刷精度は高くなるものの、損紙は発生してしまう。
これに対し画像形成装置201は、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長いとき、トナー像を中間転写ベルト13上へ転写するタイミングを規定範囲SRを超過した長さ分遅らせると共に、画像位置合わせ制御における用紙再加速タイミングをラベル先端基準から台紙先端基準に切り換えるようにした。すなわち画像形成装置201は、先端台紙長LTMTが規定範囲外である場合、露光タイミング及び用紙再加速タイミングを変更するという、制御に対する補正を行うようにした。このため画像形成装置201は、実際に印刷を行うラベルLBではなく台紙MTの先端を基準として画像位置合わせを行うため、台紙MTを検出してからラベルLBにトナー像を転写するまでの時間が、ラベルLBを検出してからラベルLBにトナー像を転写するまでの時間よりも長くなってしまい、印刷精度は画像形成装置1よりは低くなるものの、損紙の発生を抑制できる。これにより画像形成装置201は、損紙の発生を抑制した上で画像書き出し位置ずれを防止できる。
また画像形成装置201は、先端台紙長LTMTが規定範囲SRよりも長い場合、画像位置合わせ制御における用紙再加速タイミングを図18(A)に示したラベル先端基準から図18(B)に示した台紙先端基準に切り換えるようにしたため、WRセンサ16によりロール紙Pを検出してから該ロール紙Pの先端が二次転写ローラ17に到達するまでの時間を長くできる。これにより画像形成装置201は、台紙先端が二次転写ローラ17に到達してしまった状態で用紙搬送の速度調整を行ってしまう状態が発生することを抑止できる。
このように画像形成装置201は、印刷精度は画像形成装置1よりは低くなる傾向になるものの、損紙の発生を抑制した上で画像書き出し位置ずれを防止できる。
その他画像形成装置201は、画像形成装置1とほぼ同様の作用効果を奏する。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第2の実施の形態においては、自動カット又は手動カットのどちらを行うかをユーザに予め選択させ、台紙長規定範囲外時動作情報として台紙長規定範囲外時動作選択部84に記憶する場合について述べた。本発明はこれに限らず、台紙長規定範囲外状態であることが確定した時点で、自動カット又は手動カットのどちらを行うかをユーザに選択させても良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像形成ユニット11から中間転写ベルト13に一次転写されたトナー像をロール紙Pに二次転写する中間転写方式である画像形成装置1、101及び201に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、画像形成ユニットからロール紙Pにトナー像を画像転写部において直接転写する直接転写方式の画像形成装置に本発明を適用しても良い。但し、中間転写方式の場合、トナー像を中間転写ベルト13に一次転写した位置からトナー像をロール紙Pに二次転写する位置までの距離が長く位置調整が難しいため、本発明の効果を顕著に奏する。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、搬送部材としての搬送部材9と、検出部としてのWRセンサ16と、画像転写部としての二次転写ローラ17と、制御部としての印刷部制御部30又は230及びフィーダ部制御部60又は260とによって、画像形成装置としての画像形成装置1、101又は201を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる搬送部材と、検出部と、画像転写部と、制御部とによって、画像形成装置を構成しても良い。
本発明は、長尺の台紙に所定の間隔でラベルが仮着された長尺の媒体を切断して搬送しラベルに印刷を行う種々の装置でも利用できる。
1、101、201……画像形成装置、2、102、202……フィーダ部、4、204……印刷部、6……上位装置、7……搬送路、9……搬送部材、10……LEDヘッド、11……画像形成ユニット、12……一次転写ローラ、13……中間転写ベルト、14……INセンサ、15……第4搬送ローラ、16……WRセンサ、17……二次転写ローラ、18……定着ユニット、19……排出ローラ、20……ベルトローラ、30、230……印刷部制御部、31……データ受信部、32……印刷部通信部、33……定着制御部、34……用紙搬送制御部、35……センサ制御部、36、136……画像形成部、37……INセンサ制御部、38……WRセンサ制御部、39……先端台紙長判定部、40……露光部、41……転写制御部、50……用紙有無センサ、51……第1搬送ローラ、52……透過センサ、53……反射センサ、54……カッタユニット、55……第2搬送ローラ、56……カッタアウトセンサ、57……第3搬送ローラ、60、260……フィーダ部制御部、61……イニシャル部、62……フィーダ部通信部、63……コマンドデコード部、64、164……用紙搬送制御部、65……カッタ制御部、66……センサ制御部、67……先端台紙長測定制御部、68……用紙有無センサ制御部、69……透過センサ制御部、70……反射センサ制御部、71……カッタアウトセンサ制御部、74……MPU、75……ROM、76……RAM、77……EEPROM、78……第1搬送ローラモータ、79……第2搬送ローラモータ、80……第3搬送ローラモータ、81……ホームポジションセンサ、82……カッタモータ、84……台紙長規定範囲外時動作選択部、P……ロール紙、MT……台紙、LB……ラベル、FMT……先端台紙部、GP……ギャップ、BM……ブラックマーク、LG……ラベル間台紙長、LC……ラベルカット長、LTMT……先端台紙長、LEJ……最低排出可能用紙長、PC……カット位置、LL……ラベル長、SR……規定範囲、PMC……装置内カット位置、ST1……用紙先端検出状態、ST2……最低排出可能用紙長完了状態、ST3……台紙検出状態、ST4……カット位置搬送完了状態、C1……台紙検出状態後搬送量、PS1……用紙待機位置、PS2……印刷待機位置、P1……転写前用紙検出位置、P2……転写位置。

Claims (9)

  1. 長尺状の台紙の長手方向に沿って所定のラベル間台紙長を有するギャップを空けて複数枚のラベルを仮着することによって形成された連続紙を搬送路において搬送する搬送部材と、
    前記搬送路に配置され、少なくとも前記台紙又は前記ラベルを検出する検出部と、
    前記検出部よりも搬送方向の下流側に配置され、前記ラベルに画像を転写する画像転写部と、
    前記画像転写部から前記ラベルに画像を転写するタイミングが、前記ラベルが前記画像転写部に到達するタイミングと合うように前記搬送部材を制御し、前記連続紙の先端から先頭の前記ラベルまでの距離である先端台紙長が規定範囲内である場合、前記画像転写部から前記ラベルに画像を転写させ、前記先端台紙長が規定範囲外である場合、所定の補正を行う制御部と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記画像転写部よりも前記搬送方向の上流側に配置され、前記台紙における前記ギャップを切断する切断部を有し、
    前記制御部は、前記先端台紙長が前記規定範囲外である場合、前記連続紙を所定距離だけ搬送させた上で前記切断部により切断させ、外部へ排出させる
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記規定範囲を超過した長さに対応する分だけ、前記画像転写部から前記ラベルに画像を転写するタイミングを遅らせる
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出部よりも前記搬送方向の上流側に配置され、少なくとも前記台紙を検出する第2検出部をさらに有し、
    前記画像転写部は、所定の画像形成部から中間転写ベルトに転写された画像を前記ラベルに転写し、
    前記制御部は、前記先端台紙長が前記規定範囲内である場合、前記第2検出部により前記台紙の先端を検出したタイミングを基準として、前記中間転写ベルトから前記ラベルへ転写される画像の位置を合わせるために前記連続紙の搬送速度を減速させた後に、前記検出部により前記ラベルの先端を検出したタイミングを基準として、前記連続紙の搬送速度を再加速させる
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記先端台紙長が前記規定範囲外である場合、前記規定範囲を超過した長さに対応する分だけ、前記画像形成部から前記中間転写ベルトへ画像を転写するタイミングを遅らせると共に、前記第2検出部により前記台紙の先端を検出したタイミングを基準として、前記中間転写ベルトから前記ラベルへ転写される画像の位置を合わせるために前記連続紙の搬送速度を減速させた後に、前記検出部により前記台紙の先端を検出したタイミングを基準として、前記連続紙の搬送速度を再加速させる
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記先端台紙長が前記規定範囲よりも長い場合に前記切断部により前記連続紙を切断するか、又は前記連続紙の搬送を停止させユーザにより前記連続紙を切断させるかを選択する選択部を有する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記検出部から前記画像転写部までの距離よりも前記先端台紙長の方が長かった場合、前記所定の補正を行う
    請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像転写部は、所定の画像形成部から中間転写ベルトに転写された画像を前記ラベルに転写する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記先端台紙長が前記規定範囲外である場合、前記連続紙を所定距離だけ搬送させた上で前記切断部により切断させ、前記画像転写部により前記ラベルへ画像を転写させずに、前記連続紙を外部へ排出させる
    請求項2に記載の画像形成装置。
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