JP2018202373A - 吸着ユニット及び空気清浄機 - Google Patents

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一彰 喜内
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裕二 中矢
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Abstract

【課題】フィルタの脱臭能力の再生効率を高める。【解決手段】吸着ユニットは、板状に形成されるフィルタと、フィルタの一部に対向して配置される放熱板と、放熱板を加熱することにより放熱板を介してフィルタの一部を加熱するヒータと、放熱板に対してフィルタを移動させる駆動部と、放熱板を覆うケースと、を備える。ケースの内部空間は、ヒータが配置される第一空間部と、ヒータが配置されないことにより第一空間部よりも温度の低い第二空間部と、を有し、駆動部は、第一空間部または第二空間部のうちの一方の空間部内で停止させたフィルタの領域の少なくとも一部を、他方の空間部内で停止させるようにフィルタを間欠的に駆動する。【選択図】図14

Description

本発明は、吸着ユニット及び空気清浄機に関する。
従来、室内の空気を脱臭フィルタに通過させることにより、空気に含まれる臭気成分を脱臭フィルタに吸着させ、脱臭フィルタを加熱することにより、脱臭フィルタの脱臭能力を再生させる空気清浄機が知られている。このような空気清浄機のなかには、板状の脱臭フィルタが回転可能に設けられるとともに、脱臭フィルタの一部を、放熱板によって加熱する加熱空間部を備える空気清浄機が知られている。
特開2016−43105号公報 特開平10−277365号公報
ところで、上述のような空気清浄機の加熱空間部は、外側の空気(脱臭フィルタを通過する被処理空気)に隣接して晒されている。このため、脱臭フィルタの脱臭能力の再生作用が高まる所定温度まで加熱空間部が脱臭フィルタを加熱するのに時間を要する。また、加熱空間部で加熱された脱臭フィルタは、加熱空間部を通過後すぐに外側の空気に晒されるため、脱臭フィルタの温度が下がりやすく、脱臭フィルタの脱臭能力の再生効率の低下を招いている。
開示の技術は、少なくとも上記課題のいずれか一方に鑑みてなされたものであって、フィルタの脱臭能力の再生効率を高めることができる吸着ユニットおよび空気清浄機を提供することを目的とする。
本願の開示する吸着ユニットの一態様は、板状に形成されるフィルタと、前記フィルタの一部に対向して配置される放熱板と、前記放熱板を加熱することにより前記放熱板を介して前記フィルタの一部を加熱するヒータと、前記放熱板に対して前記フィルタを移動させる駆動部と、前記放熱板を覆うケースと、を備える。前記ケースの内部空間は、前記ヒータが配置される第一空間部と、前記ヒータが配置されない第二空間部と、を有する。
本願の開示する吸着ユニットの一態様によれば、フィルタの脱臭能力の再生効率を高めることができる。
図1は、実施例の空気清浄機の外観を示す斜視図である。 図2は、実施例の空気清浄機を示す平面図である。 図3は、実施例の空気清浄機を示す図1におけるA−A断面図である。 図4は、実施例の空気清浄機を示す図1におけるB−B断面図である。 図5は、実施例の脱臭ユニットを示す斜視図である。 図6は、実施例の脱臭ユニットを示す分解斜視図である。 図7は、実施例の脱臭ユニットの脱臭フィルタ部を示す斜視図である。 図8は、実施例の脱臭ユニットのフィルタ再生部を示す図6におけるC−C断面図である。 図9は、実施例の脱臭ユニットのフィルタ再生部を示す分解斜視図である。 図10は、実施例におけるフィルタ再生部の前面側ケース部材を内側から示す斜視図である。 図11は、実施例におけるフィルタ再生部の背面側ケース部材を内側から示す斜視図である。 図12は、実施例における背面側ケース部材の加熱空間部、予熱空間部及び保温空間部を説明するための平面図である。 図13は、実施例における背面側ケース部材の加熱空間部に背面側放熱板を取り付けた状態を示す平面図である。 図14は、実施例における加熱空間部及び予熱空間部及び保温空間部の概念を説明するための模式図である。 図15は、実施例におけるケースの予熱空間部及び保温空間部の作用を説明するための模式図である。 図16は、実施例における脱臭フィルタの加熱状態を模式的に示すグラフである。 図17は、比較例における加熱空間部の概念を説明するための模式図である。
以下に、本願の開示する吸着ユニット及び空気清浄機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例によって、本願の開示する吸着ユニット及び空気清浄機が限定されるものではない。
[空気清浄機の構成]
図1は、実施例の空気清浄機の外観を示す斜視図である。一実施例である空気清浄機1は、図1に示すように、本体筐体11と、前面パネル12と、フロントパネル13と、リアパネル14と、を備えている。本体筐体11は、合成樹脂材で形成され、略直方体状に形成されている。本体筐体11は、天面パネル11a、右側面パネル11b、左側面パネル11c及び底部11dを備えている。底部11dは、本体筐体11の下部を形成しており、空気清浄機1が設置される設置面に載置される。右側面パネル11bと左側面パネル11cは、対向するように配置されることにより本体筐体11の側面を形成し、それぞれの下端が底部11dに接合されている。天面パネル11aは、本体筐体11の上部を形成しており、右側面パネル11bの上端と左側面パネル11cの上端とに接合されている。前面パネル12は、本体筐体11の前面に配置されている。フロントパネル13は、前面パネル12の前方に配置されている。
フロントパネル13と前面パネル12との間には、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dが形成されている。上面吸込口13aは、フロントパネル13の上側に配置されている。右側面吸込口13bは、フロントパネル13の右側面パネル11bの側に配置されている。左側面吸込口13cは、フロントパネル13の左側面パネル11cの側に配置されている。下側吸込口13dは、フロントパネル13の底部11dの側に配置されている。
空気清浄機1は、操作部15をさらに備えている。操作部15は、上面吸込口13aの一部を覆うように、空気清浄機1の上面に配置されている。操作部15は、ボタン及び表示部を有する。ボタンは、電源ボタンや運転モード切り換えボタン等を含み、空気清浄機1を操作するときに用いられる。表示部は、空気清浄機1の運転状態や図示しない塵埃センサ等の検出器の検出結果を表示する。
図2は、実施例の空気清浄機を示す平面図である。リアパネル14は、合成樹脂材で形成され、図2に示すように、前面パネル12が配置される前面の反対側の背面に配置されている。本体筐体11とリアパネル14との間には、上面吹出口14aと右側面吹出口14bと左側面吹出口14cとが形成されている。上面吹出口14aは、リアパネル14の天面パネル11aの側に配置されている。右側面吹出口14bは、リアパネル14の右側面パネル11bの側に配置されている。左側面吹出口14cは、リアパネル14の左側面パネル11cの側に配置されている。
空気清浄機1は、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dのそれぞれから本体筐体11に吸い込んだ空気を、上面吹出口14a、右側面吹出口14b及び左側面吹出口14cのそれぞれから吹き出すまでに、空気の除塵処理、加湿処理及び脱臭処理を行う。
なお、図1以降において、空気清浄機1の前後方向(奥行方向)をX方向、空気清浄機1の幅方向をY方向、空気清浄機1の高さ方向をZ方向として示す。また、以下の説明では、本体筐体11の前面パネル12が配置される側を「前面側」とし、本体筐体11のリアパネル14が配置される側を「背面側」とする。
図3は、実施例の空気清浄機を示す図1におけるA−A断面図である。本体筐体11は、図3に示すように、内部に通風路10が形成されている。通風路10は、上面吸込口13aと右側面吸込口13bと左側面吸込口13cと下側吸込口13dとを、上面吹出口14aと右側面吹出口14bと左側面吹出口14cとに連通している。
空気清浄機1は、さらに、プレフィルタ21、集塵ユニット22、吸着ユニットとしての脱臭ユニット23、加湿ユニット24及び送風機25を備えている。プレフィルタ21、集塵ユニット22、脱臭ユニット23、加湿ユニット24及び送風機25は、本体筐体11の内部の通風路10に配置されている。
プレフィルタ21は、例えば、糸状のPET(ポリエチレンテレフタラート)材が編み込まれた網目構造体として形成されている。プレフィルタ21は、通風路10の前面側に配置されている。プレフィルタ21は、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dから本体筐体11の内部の通風路10にそれぞれ吸い込まれる空気に含まれる塵埃を捕集する。
集塵ユニット22は、通風路10のうちのプレフィルタ21の背面側に配置されている。本体筐体11は、さらに、仕切板16を備えている。仕切板16は、フロントパネル13の背面側に配置されており、本体筐体11の一部を形成している。集塵ユニット22は、第1電気集塵機22a及び第2電気集塵機22bを有する。第1電気集塵機22a及び第2電気集塵機22bは、上下方向に並べられ、仕切板16に支持されている。第1電気集塵機22a及び第2電気集塵機22bは、それぞれ、図示しない筐体、放電電極及び集塵電極を有する。筐体の内部には、放電電極と集塵電極が支持されている。放電電極は、プレフィルタ21で捕集されなかった細かな塵埃や花粉等をコロナ放電により帯電させる。集塵電極は、放電電極により帯電された塵埃や花粉等を捕集する。集塵ユニット22は、第1電気集塵機22aと第2電気集塵機22bとが、放電電極及び集塵電極、筐体とで形成されていることにより、例えば不織布をプリーツ形状に形成してなる他の集塵フィルタに比べて、空気抵抗が小さい。
脱臭ユニット23は、通風路10のうちのプレフィルタ21の背面側に配置されている。加湿ユニット24は、通風路10のうちの脱臭ユニット23の背面側に配置されている。加湿ユニット24は、加湿フィルタ24a及び貯水タンク24bを有する。貯水タンク24bには、水が貯留される。加湿フィルタ24aは、円板形状に形成されており、貯水タンク24bに溜められた水に、加湿フィルタ24aの一部が浸るように配置されている。加湿フィルタ24aは、さらに、貯水タンク24bに溜められた水に浸る部分が移動するように、回転軸により回転可能に支持されており、図示しないモータにより回転される。加湿ユニット24は、貯水タンク24bに溜められた水により湿らされた加湿フィルタ24aに空気を通すことにより、通風路10を流れる空気を加湿する。
なお、加湿ユニット24は、上記の構成に限らず、例えば、貯水タンク24bに溜められた水を加湿フィルタ24aの外周側に形成された複数の凹部で汲み上げて加湿フィルタ24aを湿潤させる水車のように構成されてもよい。この場合、加湿フィルタ24aは貯水タンク24bに溜められた水に浸からないように設けられてもよい。また、加湿フィルタ24aは回転しないように設けられてもよい。この場合、加湿フィルタ24aは、貯水タンク24bに溜められた水を毛細管現象により吸い上げる他の加湿フィルタに置換されてもよい。
送風機25は、通風路10のうちの加湿ユニット24の背面側に配置されている。送風機25は、ターボファン25a及びファンモータ25bを有する。ファンモータ25bは、回転数可変であり、ターボファン25aを回転させる。ターボファン25aは、合成樹脂材によって形成されており、ファンモータ25bの出力軸に接続されている。ターボファン25aは、回転することにより、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dから、上面吹出口14a、右側面吹出口14b及び左側面吹出口14cに向かって空気を流す。すなわち、送風機25は、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dから、空気清浄機1の内部へ空気を取り込み、通風路10に沿って空気を通過させる。送風機25は、さらに、上面吹出口14a、右側面吹出口14b及び左側面吹出口14cを介して、通風路10を通過した空気を空気清浄機1の外部に放出する。
送風機25は、ファンモータ25bの中心の高さDが、集塵ユニット22の第1電気集塵機22aと第2電気集塵機22bとの間の空間の高さと一致するように配置されている。ファンモータ25bの中心付近は、ターボファン25aの回転による空気の流れが少ないので、通風路10におけるファンモータ25bの中心付近の空間での空気の流れが少ない。集塵ユニット22は、第1電気集塵機22aと第2電気集塵機22bとの間を空気が通過しない。このため、集塵ユニット22は、空気の流れが多い空間に第1電気集塵機22a及び第2電気集塵機22bが配置されることにより、除塵を高効率に行うことができる。
図4は、実施例の空気清浄機を示す図1におけるB−B断面図である。プレフィルタ21は、図4に示すように、中央が前面側に向かって凸となるアーチ形状に形成されている。このため、プレフィルタ21は、プレフィルタ21を平坦状に形成する場合と比べて、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dから、本体筐体11の内部にそれぞれ吸い込まれた空気がプレフィルタ21を通過する面積が大きい。これにより、プレフィルタ21は、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dから、本体筐体11の内部に吸い込まれた空気から、より一層多くの塵埃を捕集することが可能とされている。
[脱臭ユニットの構成]
図5は、実施例の脱臭ユニットを示す斜視図である。実施例の吸着ユニットとしての脱臭ユニット23は、図5に示すように、脱臭フィルタ部23aと、フィルタ再生部23fと、保持部23gとを有する。脱臭フィルタ部23aは、円板状に形成されている。フィルタ再生部23fは、略三角柱形状に形成されており、脱臭フィルタ部23aの周方向における一部の両面を覆っている。保持部23gは、本体筐体11に固定されており、脱臭フィルタ部23a及びフィルタ再生部23fを支持している。
図6は、実施例の脱臭ユニット23を示す分解斜視図である。保持部23gは、図6に示すように、合成樹脂材によって略四角形状に形成されており、脱臭フィルタ部23aの形状に応じた円形状の開口部23gdが中央に形成されている。さらに、保持部23gは、開口部23gdの上方(保持部23gを通風路10に配置したときに上側となる箇所。以下、「上方」と記載)には、フィルタ再生部23fの形状に応じた凹形状の再生部収納部23geが形成されている。
さらに、脱臭ユニット23は、2個のローラ23m、回転検出用歯車23k、回転検出部23r、駆動部23h、駆動歯車23j及び4枚の押さえ部材23zを有する。2個のローラ23mの各々は、合成樹脂材によって形成されており、筒部23mb、上フランジ23mc及び下フランジ23mdを有する。筒部23mbは、孔23maを有する円筒形状に形成されている。上フランジ23mc及び下フランジ23mdは、各々筒部23mbよりも直径が大きい円板形状に形成されており、筒部23mbの両端から外周側へ張り出している。保持部23gには、2本の第1軸23gaが形成されている。2本の第1軸23gaは、保持部23gの下方(保持部23gを通風路10に配置したときに下側となる箇所。以下、「下方」と記載)の両隅に配置されている。2本の第1軸23gaは、それぞれ、2個のローラ23mの孔23maに挿入されることにより、2個のローラ23mを回転自在に支持している。
回転検出用歯車23kは、合成樹脂材によって形成されている。保持部23gには、さらに、第2軸23gbが形成されている。第2軸23gbは、再生部収納部23geの左側(脱臭フィルタ部23aを前面側から見たときの左側)に配置されている。第2軸23gbは、回転検出用歯車23kが挿入されることにより、回転検出用歯車23kを回動自在に支持している。回転検出部23rは、回転検出用歯車23kの回転を検出する。回転検出部23rとしては、例えば、フォトインタラプタが用いられている。フォトインタラプタは、発光部及び受光部を有しており、発光部と受光部が、検知対象を挟んで互いに対向して配置されている。フォトインタラプタは、発光部から発光された光を受光部で検出することにより、検知対象の有無や位置を検出することが可能になる。
駆動歯車23jは、合成樹脂材で形成されている。駆動部23hは、例えばステッピングモータを有しており、ステッピングモータの出力軸に駆動歯車23jが取り付けられている。保持部23gには、さらに、駆動部固定部23gcが形成されている。駆動部固定部23gcは、再生部収納部23geの右側(脱臭フィルタ部23aを前面側から見たときの右側)に配置されて、駆動部23hを支持している。駆動部23hは、駆動歯車23jを回転させる。
4枚の押さえ部材23zは、合成樹脂材によって、略五角形状の板材として形成されており、保持部23gに嵌め込み可能な形状に形成されている。押さえ部材23zは、2個のローラ23m、回転検出用歯車23k、駆動部23h及び駆動歯車23jが保持部23gに装着された後に、保持部23gに嵌め込まれる。押さえ部材23zは、保持部23gに嵌め込まれることにより、2個のローラ23mと回転検出用歯車23kと駆動部23hと駆動歯車23jとを押さえて、保持部23gから外れないように支持している。
図7は、実施例の脱臭ユニットの脱臭フィルタ部23aを示す斜視図である。脱臭フィルタ部23aは、図7に示すように、脱臭フィルタ23aa、外周部フィルタカバー23ac及び内周部フィルタカバー23aeを有する。
脱臭フィルタ23aaは、円板状に形成されており、中央に貫通孔23aaoが形成されている。脱臭フィルタ23aaは、脱臭フィルタ23aaの厚さ方向に空気が通過するように形成されている。脱臭フィルタ23aaは、通過する空気から臭気成分を吸着し、後述するPTCヒータ23bによって加熱されることで、吸着された臭気成分を分解する。例えば、脱臭フィルタ23aaは、図示しない基材と、基材に形成された触媒層とを有する。基材は、アルミニウム等の板材によって形成されており、ハニカム構造に例示される多孔構造に形成されている。触媒層は、触媒によって形成されており、基材の表面を被覆している。触媒は、触媒層の近傍を流れる空気から臭気成分を吸着し、加熱されること、吸着された臭気成分を分解する。脱臭フィルタ23aaは、多孔構造に形成されていることにより、及び、フィルタ再生部23fが脱臭フィルタ23aaの一部のみを覆い大部分を覆っていないことにより、空気抵抗が小さい。
外周部フィルタカバー23acは、概ね円環状に形成されており、脱臭フィルタ23aaの外周部に沿って配置されている。外周部フィルタカバー23acは、脱臭フィルタ23aaの外周縁部を覆って外周部の端面を保護している。内周部フィルタカバー23aeは、概ね円環状に形成されており、脱臭フィルタ23aaの貫通孔23aaoの内部に配置されており、脱臭フィルタ23aaにおける内周縁部を覆って内周部の端面を保護している。内周部フィルタカバー23aeには、貫通孔23adが形成されている。
また、外周部フィルタカバー23acには、脱臭フィルタ23aaの厚み方向(X方向)における両面に、脱臭フィルタ23aaの厚み方向に突出する第1凸部23acpがそれぞれ一体に形成されている。また、外周部フィルタカバー23acと同様に、内周部フィルタカバー23aeには、脱臭フィルタ23aaの厚み方向(X方向)における両面に、脱臭フィルタ23aaの厚み方向に突出する第2凸部23aepがそれぞれ一体に形成されている。これら第1凸部23acp及び第2凸部23aepによって、脱臭フィルタ23aaの厚み方向において、放熱板23cと脱臭フィルタ23aaとの間隔が適正に規制されている。
[フィルタ再生部の構成]
図8は、実施例の脱臭ユニット23のフィルタ再生部23fを示す図6におけるC−C断面を示している。フィルタ再生部23fは、図8に示すように、ケース23eと、放熱板23cと、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ23bと、を有する。ケース23eは、略三角柱形状の箱状に形成されている。ケース23eは、脱臭フィルタ部23aの周方向の一部を覆っている。ケース23eは、組み合わされる一対の、前面側ケース部材23eaと、背面側ケース部材23ebと、を有する。前面側ケース部材23eaは、ケース23eの前面側の部分を形成している。背面側ケース部材23ebは、ケース23eの背面側の部分を形成している。前面側ケース部材23eaと背面側ケース部材23ebで構成されたケース23eの内部には空間が形成される。この空間(以下、「内部空間」という)は、例えば、後述するように、PTCヒータ23bが配置される第一空間部と、PTCヒータ23bが配置されない第二空間部とを有する。例えば、後述するように、第一空間部として加熱空間部S1を有する。また、第二空間部として、脱臭フィルタ23aaを予め温める予熱空間部S2と、脱臭フィルタ23aaを保温する保温空間部S3と、を有する。また、この内部空間は、加熱空間部S1と予熱空間部S2とを分けると共に加熱空間部S1と保温空間部S3とを分ける内周壁23pa、23pbを有する。
放熱板23cは、対向して配置される一組の前面側放熱板23caと背面側放熱板23cbを有する。前面側放熱板23caは、ケース23eの内部に支持されている。前面側放熱板23caは、脱臭フィルタ部23aの周方向における一部に対向する。脱臭フィルタ部23aは、前面側放熱板23caによって脱臭フィルタ部23aの一部が前面側から覆われている。同様に、背面側放熱板23cbは、ケース23eの内部に支持されている。背面側放熱板23cbは、脱臭フィルタ部23aの周方向における一部に対向する。脱臭フィルタ部23aは、背面側放熱板23cbによって脱臭フィルタ部23aの一部が背面側から覆われている。
PTCヒータ23bは、通電されることにより発熱し、温度上昇に伴って抵抗値が増加する性質を有しており、この性質を利用して発熱量を自己制御する。PTCヒータ23bは、直方体状に形成されており、ケース23eの内部に設けられている。PTCヒータ23bは、脱臭フィルタ部23aの外周側に配置されており、前面側放熱板23caと背面側放熱板23cbとの間に挟まれて支持されている。PTCヒータ23bは、後述する背面側放熱板23cbの位置決め突起23cf(図9)に突き当てられる。また、PTCヒータ23bは、背面側ケース部材23ebの第1支持部23s1の第1リブ23saの規制面23sab(図11)に突き当てられる。これにより、PTCヒータ23bはZ方向の両側への移動が規制されている。
図9は、実施例の脱臭ユニットのフィルタ再生部23fを示す分解斜視図である。前面側放熱板23ca及び背面側放熱板23cbは、例えば、アルミニウム材またはアルミ合金材等の熱伝導性が良好な材料によって形成されている。前面側放熱板23caは、図9に示すように、脱臭フィルタ部23aの前面側に配置されている。前面側放熱板23caの外形は、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23adから脱臭フィルタ部23aの外周側に向かうにつれて左右方向(脱臭フィルタ部23aの周方向)に対する幅寸法が大きくなる略三角形状に形成されている。前面側放熱板23caは、フィルタ対向面23caaとカバー対向面23cabを有する。フィルタ対向面23caaは、前面側放熱板23caの一方の面であり、カバー対向面23cabは、前面側放熱板23caの他方の面である。前面側放熱板23caには、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23adと対応する貫通孔23cagが形成されている。貫通孔23cagには、後述する背面側ケース部材23ebの軸部23xaが挿通される。
背面側放熱板23cbは、脱臭フィルタ部23aの背面側に対向して配置されている。背面側放熱板23cbの外形は、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23adから外周側に向かうにつれて左右方向(脱臭フィルタ部23aの周方向)に対する幅寸法が大きくなる略三角形状に形成されている。背面側放熱板23cbは、フィルタ対向面23cbaとカバー対向面23cbbを有する。フィルタ対向面23cbaは、背面側放熱板23cbの一方の面であり、カバー対向面23cbbは、フィルタ対向面23cbaの他方の面である。
図8及び図9に示すように、背面側放熱板23cbのフィルタ対向面23cbaには、PTCヒータ23bを位置決めする位置決め突起23cfが設けられており、位置決め突起23cfがPTCヒータ23bの外周面に当たることで、Z方向の一方側(脱臭フィルタ部23aの内周側)に対するPTCヒータ23bの位置が規制されている。また、背面側放熱板23cbと同様に、前面側放熱板23caのフィルタ対向面23caaにも、PTCヒータ23bを位置決めする位置決め突起23cgが設けられている(図8参照)。背面側放熱板23cbの内周側端部には、後述する背面側ケース部材23ebの軸部23xaが挿通される貫通孔23cbgが形成されている。
PTCヒータ23bは、前面側放熱板23caのフィルタ対向面23caa及び背面側放熱板23cbのフィルタ対向面23cbaにおける脱臭フィルタ部23aの外周側の側縁部に、前面側放熱板23caと背面側放熱板23cbとの間に挟まれて支持されている。前面側放熱板23caは、フィルタ対向面23caaが脱臭フィルタ部23aに対向するように配置されている。背面側放熱板23cbは、フィルタ対向面23cbaが脱臭フィルタ部23aに対向するように配置されている。なお、PTCヒータ23bと、前面側放熱板23ca及び背面側放熱板23cbとの間には、熱伝導性を高めるために熱伝導グリース等が塗布されてもよい。
図10は、実施例におけるフィルタ再生部23fの前面側ケース部材23eaを内側から示す斜視図である。言い換えれば、図10は、ケース23eの内部空間の前面側(前面側内部空間)を示す斜視図である。図11は、実施例におけるフィルタ再生部23fの背面側ケース部材23ebを内側から示す斜視図である。言い換えれば、図11は、ケース23eの内部空間の背面側(背面側内部空間)を示す斜視図である。
説明の便宜上、背面側ケース部材23ebから先に説明する。背面側ケース部材23ebは、合成樹脂材によって、図9に示すように、背面側放熱板23cbの外形よりも一回り大きい略三角形状に形成されている。図11に示すように、背面側ケース部材23ebは、その内側に第一空間部としての加熱空間部S1b(加熱空間部S1の背面側に相当する)を有している。例えば、加熱空間部S1bにはPTCヒータ23b及び背面側放熱板放熱板23cbが配置される。加熱空間部S1bは、脱臭フィルタ23aaを加熱するための空間として機能する。
背面側ケース部材23ebは、有底の箱状に形成されており、背面側ケース部材23ebは、底部23edaと、背面側ケース部材23ebの外周に沿って形成された外周壁としての第1側部23edb、第2側部23edc、第3側部23edd及び第4側部23edeと、を有する。底部23edaは、略三角形の板状に形成されている。第1側部23edb、第2側部23edc、第3側部23edd及び第4側部23edeは、それぞれ、底部23edaの外周部から立ち上がって形成されている。第1側部23edbは、底部23edaの外周部における、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23ad側に配置される部分に形成されている。第4側部23edeは、底部23edaの外周部における、脱臭フィルタ部23aの外周側に配置される部分に形成されている。第2側部23edcと第3側部23eddは、底部23edaの外周部のY方向の両側の部分に形成されている。底部23edaと第1側部23edb、第2側部23edc、第3側部23edd及び第4側部23edeとで囲まれた空間が背面側内部空間となる。
図11に示すように、背面側ケース部材23ebの底部23edaには、背面側放熱板23cbの外周に沿って内周壁23pbが形成されている。内周壁23pbは、第1側部23edb、第2側部23edc、第3側部23eddに対して所定の間隔をあけて形成されており、内周壁23pbの両端が第4側部23edeに連結されている。底部23edaと内周壁23pbで囲まれた空間が加熱空間部S1bとなる。このため、背面側ケース部材23ebで形成される背面側内部空間は、底部23edaと内周壁23pbで囲まれた加熱空間部S1bと、底部23edaと第2側部23edcと内周壁23pbとで囲まれた第二空間部としての予熱空間部S2bと、第3側部23eddと内周壁23pbとの間に形成された第二空間部としての保温空間部S3bと、を有する。予熱空間部S2b及び保温空間部S3bは、加熱空間部S1bとケース23eの外部とを断熱する空間(空気層)として機能すると共に、加熱空間部S1bから伝わる熱によって内部が温められる空間として機能する。したがって、背面側ケース部材23ebの背面側内部空間は、内周壁23pbによって、加熱空間部S1bと、予熱空間部S2b及び保温空間部S3bとにそれぞれ分けられている。すなわち、内周壁23pbは、加熱空間部S1bと、予熱空間部S2bと、保温空間部S3bとをそれぞれ分ける分割部の一例である仕切り壁として、底部23edaに一体に形成されている。
背面側ケース部材23ebの底部23edaには、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23adに挿通されて脱臭フィルタ部23aを回転可能に支持する軸部23xaが形成されている。軸部23xaは、結合部材としてのネジ23t等がねじ込まれる貫通孔23xaaを有する。また、背面側ケース部材23ebの底部23edaのY方向における両側には、前面側ケース部材23eaと背面側ケース部材23ebとを一体に固定する結合部材としてのネジ23t等がねじ込まれる貫通孔23xbaを有するボス23xbがそれぞれ形成されている。
背面側ケース部材23ebの底部23edaには、2つの第1支持部23s1が形成されている。第1支持部23s1は、背面側放熱板23cbの外周部23cbhと、背面側放熱板23cbに重ねられるPTCヒータ23b及び前面側放熱板23caの外周部23cahをそれぞれ支持する。また、背面側ケース部材23ebの底部23edaには、背面側放熱板23cbの外周部23cbhを支持する第2支持部23s2がそれぞれ形成されている。
第1支持部23s1は、背面側ケース部材23ebのY方向における両側にそれぞれ配置されており、ボス23xbの近傍、例えばボス23xbに隣接して配置されている。第1支持部23s1は、背面側放熱板23cb(前面側放熱板23ca)のZY面内方向におけるZ方向に対する背面側放熱板23cb、前面側放熱板23ca及びPTCヒータ23bの移動を規制する第1リブ23saと、背面側放熱板23cb(前面側放熱板23ca)のZY面におけるY方向に対する背面側放熱板23cb、前面側放熱板23ca及びPTCヒータ23bの移動を規制する第2リブ23sbと、を有する。
第1リブ23saは、背面側ケース部材23ebの底部23edaから突出して形成されており、背面側放熱板23cbと背面側ケース部材23ebの内面との間に空間をあけた状態で背面側放熱板23cbの外周部23cbhを支持する。第1リブ23saは、ボス23xbの外周面に連結されている。第1リブ23saは、背面側放熱板23cbをX方向に支持する支持面23saaと、背面側放熱板23cb、前面側放熱板23ca及びPTCヒータ23bのZ方向の移動を規制する規制面23sabと、を有する。第2リブ23sbは、背面側ケース部材23ebの底部23edaから突出して、内周壁23pbと第2側部23edc、または内周壁23pbと第3側部23eddとに跨って形成されており、内周壁23pbの機械的強度が補強されている。第2リブ23sbは、背面側放熱板23cbをX方向に支持する支持面23sbaと、背面側放熱板23cb、前面側放熱板23ca及びPTCヒータ23bのY方向の移動を規制する規制面23sbbと、を有する。
第2支持部23s2は、背面側ケース部材23ebのZ方向における一端側(脱臭フィルタ部23aの貫通孔23ad側)に、軸部23xaに隣接して配置されている。第2支持部23s2は、背面側放熱板23cb(前面側放熱板23ca)のZY面におけるZ方向に対する背面側放熱板23cbの移動を規制する第3リブ23scと、背面側放熱板23cb(前面側放熱板23ca)のZY面におけるY方向に対する背面側放熱板23cbの移動を規制する第4リブ23sdと、を有する。
第3リブ23scは、背面側放熱板23cbをX方向に支持する支持面23scaと、Z方向に対する背面側放熱板23cbの移動を規制する規制面23scbと、を有する。第4リブ23sdは、背面側放熱板23cbをX方向に支持する支持面23sdaと、Y方向に対する背面側放熱板23cbの移動を規制する規制面23sdbと、を有する。第3リブ23sc及び第4リブ23sdは、背面側ケース部材23ebの底部23edaから突出して形成されており、背面側放熱板23cbと背面側ケース部材23ebの内面との間に空間をあけた状態で背面側放熱板23cbの外周部23cbhを支持する。第3リブ23sc及び第4リブ23sdは、内周壁23pbと第1側部23edbとに跨って形成されており、内周壁23pbの機械的強度が補強されている。
図9及び図10に示すように、前面側ケース部材23eaは、背面側ケース部材23ebと同様に、合成樹脂材によって、前面側放熱板23caの外形よりも一回り大きい略三角形状に形成されている。前面側ケース部材23eaの前面側内部空間は、例えば、PTCヒータ23b及び前面側放熱板23caが配置される加熱空間部S1aを有しており、加熱空間部S1aが、前面側放熱板23caを介して脱臭フィルタ23aaを加熱するための空間として機能する。
前面側ケース部材23eaは有底の箱状に形成されており、底部23ecaと、前面側ケース部材23eaの外周に沿って形成された外周壁としての第1側部23ecb、第2側部23ecc、第3側部23ecd及び第4側部23eceと、を有する。底部23ecaは、略三角形の板状に形成されている。第1側部23ecb、第2側部23ecc、第3側部23ecd及び第4側部23eceは、それぞれ、底部23ecaの外周部から立ち上がって形成されている。第1側部23ecbは、底部23ecaの外周部における、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23ad側に配置される部分に形成されている。第4側部23eceは、底部23ecaの外周部における、脱臭フィルタ部23aの外周側に配置される部分に形成されている。第2側部23eccと第3側部23ecdは、底部23ecaの外周部のY方向の両側の部分に形成されている。底部23ecaと第1側部23ecb、第2側部23ecc、第3側部23ecd及び第4側部23eceとで囲まれた空間が前面側内部空間となる。
図10に示すように、前面側ケース部材23eaの底部23ecaには、前面側放熱板23caの外周に沿って内周壁23paが形成されている。内周壁23paは、第1側部23ecb、第2側部23ecc、第3側部23ecdに対して所定の間隔をあけて形成されており、内周壁23paの両端が第4側部23eceに連結されている。内周壁23paで囲まれた空間を加熱空間部S1aとする。このため、前面側ケース部材23eaで形成される前面側内部空間は、底部23ecaと内周壁23paで囲まれた加熱空間部S1aと、底部23ecaと第2側部23eccと内周壁23paとで囲まれた予熱空間部S2aと、底部23ecaと第3側部23ecdと内周壁23paとで囲まれた保温空間部S3aと、を有する。予熱空間部S2a及び保温空間部S3aは、加熱空間部S1aとケース23eの外部とを断熱する空間(空気層)として機能すると共に、加熱空間部S1aから伝わる熱によって内部が温められる空間として機能する。したがって、前面側ケース部材23eaの前面側内部空間は、内周壁23paによって、加熱空間部S1aと、予熱空間部S2aと、保温空間部S3aとにそれぞれ分けられている。すなわち、内周壁23paは、加熱空間部S1aと、予熱空間部S2aと、保温空間部S3aとをそれぞれ分ける分割部の一例である仕切り壁として、底部23ecaに一体に形成されている。
前面側ケース部材23eaの底部23ecaには、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23adに対向する位置に軸座部23xcが形成される。軸座部23xcには背面側ケース部材23ebの軸部23xaの先端が突き当てられる軸座部23xcが形成されている。軸座部23xcはネジ23tがねじ込まれる貫通孔23xcaを有する。また、前面側ケース部材23eaの底部23ecaのY方向における両側で、かつ、第4側部23eceと隣接する位置には、背面側ケース部材23ebのボス23xbの先端が突き当てられるボス座部23xdが形成されている。ボス座部23xdはネジ23tがねじ込まれる貫通孔23xdaを有する。
また、前面側ケース部材23eaの底部23ecaには、ボス座部23xdと隣接するように、第1リブ23se及び第2リブ23sfが形成されている。第1リブ23se及び第2リブ23sfは、背面側ケース部材23ebの第1支持部23s1の第1リブ23sa及び第2リブ23sbがそれぞれ突き当てられる。また、前面側ケース部材23eaの第1リブ23se及び第2リブ23sfは、前面側放熱板23caに接することで、前面側放熱板23ca、PTCヒータ23b及び背面側放熱板23cbのX方向に対する移動を規制する。第1リブ23se及び第2リブ23sfは、前面側ケース部材23eaの底部23ecaから突出して形成されており、前面側放熱板23caと前面側ケース部材23eaの底部23edaとの間に空間(空気層)をあけた状態で前面側放熱板23caの外周部23cahを支持する。
前面側ケース部材23eaの底部23ecaには、前面側放熱板23caの外周部23cahを支持する支持部23s3が形成されている。支持部23s3は、前面側ケース部材23eaのZ方向における一端側(脱臭フィルタ部23aの貫通孔23ad側)に、軸座部23xcに隣接して配置されている。支持部23s3は、前面側放熱板23caのZY面内方向におけるZ方向に対する前面側放熱板23caの移動を規制する第3リブ23sgと、前面側放熱板23caのZY面内方向におけるY方向に対する前面側放熱板23caの移動を規制する第4リブ23shと、を有する。
第3リブ23sgは、前面側放熱板23caをX方向に支持する支持面23sgaと、ZY面内方向におけるZ方向に対する前面側放熱板23caの移動を規制する規制面23sgbと、を有する。第4リブ23shは、前面側放熱板23caをX方向に支持する支持面23shaと、ZY面内方向におけるY方向に対する前面側放熱板23caの移動を規制する規制面23shbと、を有する。第3リブ23sg及び第4リブ23shは、前面側ケース部材23eaの底部23ecaから突出して形成されており、前面側放熱板23caと前面側ケース部材23eaの底部23ecaとの間に空間(空気層)をあけた状態で前面側放熱板23caの外周部23cahを支持する。第3リブ23sg及び第4リブ23shは、内周壁23paと第1側部23ecbとに跨って形成されており、内周壁23paの機械的強度が補強されている。
前面側ケース部材23eaと背面側ケース部材23ebとが組み合わされることで、PTCヒータ23b、前面側放熱板23ca及び背面側放熱板23cb、脱臭フィルタ部23aの一部が内部に収容されるケース23eが構成される。脱臭フィルタ部23aの貫通孔23adには、背面側ケース部材23ebの軸部23xaが挿通されることで、脱臭フィルタ部23aが軸部23xaに回転可能に支持されている。また、図8及び図9に示すように、軸部23xaは、後述する規制部材としての円筒状のシャフト部材23xe内へ通されており、脱臭フィルタ部23aの貫通孔23adに通されたシャフト部材23xeを介して、脱臭フィルタ部23aを支持している。シャフト部材23xeは、例えば、ステンレス等の熱伝導性を有する金属材料等によって形成されている。
以上のように組み立てられた脱臭ユニット23は、図6に示すように、フィルタ再生部23fが保持部23gの再生部収納部23ge内に収容されている。また、脱臭フィルタ部23aは、外周部フィルタカバー23acの歯車部34が駆動歯車23jに噛み合わされており、駆動部23hによって回転される。さらに、脱臭フィルタ部23aは、外周部フィルタカバー23acの歯車部34が回転検出用歯車23kに噛み合わされており、回転検出部23rによって回転が検出される。
上述のように構成されたフィルタ再生部23fのケース23eについて、本実施例の特徴となる構成を以下説明する。図12は、実施例における背面側ケース部材23ebの加熱空間部S1b、予熱空間部S2b及び保温空間部S3bを説明するための平面図である。図13は、実施例における背面側ケース部材23ebの加熱空間部S1bに背面側放熱板23cbを取り付けた状態を示す平面図である。ここでは、説明の便宜上、背面側ケース部材23ebを参照して説明する。
背面側ケース部材23ebと前面側ケース部材23eaとが組み合わされてケース23eが構成されたとき、ケース23e内には、図8、図12及び図13に示すように、背面側ケース部材23ebの加熱空間部S1bと前面側ケース部材23eaの加熱空間部S1aとが組み合わされた加熱空間部S1が形成される。また、ケース23e内には、背面側ケース部材23ebの予熱空間部S2bと前面側ケース部材23eaの予熱空間部S2aとが組み合わされた予熱空間部S2が形成される。同様に、ケース23e内には、背面側ケース部材23ebの保温空間部S3bと前面側ケース部材23eaの保温空間部S3aとが組み合わされた保温空間部S3が形成される。
予熱空間部S2及び保温空間部S3は、ケース23eの加熱空間部S1の外周に沿って形成されており、内周壁23pb、23paを挟んで加熱空間部S1に隣接している。予熱空間部S2は、脱臭フィルタ23aaの周方向において、加熱空間部S1へ脱臭フィルタ23aaが進入する進入側、言い換えると、加熱空間部S1に対する脱臭フィルタ23aaの移動方向の上流側に配置されている。保温空間部S3は、脱臭フィルタ23aaの周方向において、加熱空間部S1から脱臭フィルタ23aaが退出する退出側、言い換えると、加熱空間部S1に対する脱臭フィルタ23aaの移動方向の下流側に配置されている。
また、図13に示すように、加熱空間部S1は、加熱空間部S1内に支持された放熱板23c(前面側放熱板23ca、背面側放熱板23cb)の外周部23cah、23cbhと、内周壁23pb、23paとの間に所定の隙間d1を有する。このため、隙間d1内の空気層により、放熱板23cの熱が、放熱板23cの外周部23cah、23cbhから、内周壁23pb、23paを伝わってケース23eへ逃げることが抑えられている。なお、実施例では、例えば、隙間d1が3[mm]程度に設定されており、加熱空間部S1側の側面と第2側部23edc、23eccとの間隔d2、及び内周壁23pb、23paの、加熱空間部S1側の側面と第3側部23edd、23ecdとの間隔d2が、20[mm]程度に設定されている。
したがって、上述のように、加熱空間部S1の外周側(放熱板23cの外周側)に沿って予熱空間部S2及び保温空間部S3が形成され、かつ、加熱空間部S1内の放熱板23cが、ケース23eの第1支持部23s1及び第2支持部23s2によってケース23eの底部23eca、23edaとの間に空間をあけて支持されている。このため、ケース23eの底部23eca、23edaと放熱板23cとの間に断熱部材を設けることなく、放熱板23cの熱がケース23eへ伝わり、ケース23eの外部へ放出されることが抑えられ、ケース23eの小型化が図られている。
[ケースの予熱空間部及び保温空間部の作用]
図14は、実施例における予熱空間部及び保温空間部の概念を説明するための模式図である。概念を示す図14では、実施例を示す図15と区別するため、加熱空間部S1、予熱空間部S2及び保温空間部S3、角度θについて、加熱空間部Si1、予熱空間部Si2及び保温空間部Si3、角度θiとして説明する。図15は、実施例におけるケース23eの予熱空間部S2及び保温空間部S3の作用を説明するための模式図である。ケース23e内の予熱空間部S2及び保温空間部S3は、加熱空間部S1内の熱が、ケース23eの外部へ逃げることを抑えることにより、加熱空間部S1の温度の低下を抑え、加熱空間部S1によって脱臭フィルタ23aaが効率的に加熱される。したがって、予熱空間部S2及び保温空間部S3は、加熱空間部S1からの熱が伝わることで、予熱空間部S2の温度T2及び保温空間部S3内の温度T3がケース23eの外側の空気(脱臭フィルタを通過する被処理空気)の温度よりも高められている。つまり、予熱空間部S2の温度T2及び保温空間部S3内の温度T3は、加熱空間部S1の温度T1よりも低く、室温RTよりも高い。
このため、加熱空間部S1に対して脱臭フィルタ23aaがR方向に回転する場合、加熱空間部S1に対する脱臭フィルタ23aaの進入側に位置する予熱空間部S2は、加熱空間部S1によって加熱される直前に脱臭フィルタ23aaの一部を予め温める機能を有する。同様に、加熱空間部S1に対する脱臭フィルタ23aaの退出側に位置する保温空間部S3は、加熱空間部S1内で加熱された脱臭フィルタ23aaの一部を保温する機能を有する。
まず、概念として、図14に示すように、加熱空間部Si1、予熱空間部Si2、保温空間部Si3が、それぞれ脱臭フィルタ23aaの貫通孔23adの中心O1回りに中心角を有する扇形に形成されている場合を例示する。加熱空間部Si1は、脱臭フィルタ23aaの周方向に対して角度θi1の中心角を有する扇形に形成されている。この場合、予熱空間部Si2は、中心O1回りに角度θi2の中心角を有する扇形に形成され、保温空間部Si3は、中心O1回りに角度θi3の中心角を有する扇形に形成され、θi2≦θi1、θi3≦θi1に設定されている。例えば、図14には、θi2=θi3=(θi1)/4に設定された場合が図示されている。駆動部23hは、脱臭フィルタ23aaの回転に伴って、予熱空間部Si1内で温められた脱臭フィルタ23aaの領域が、加熱空間部Si1内で加熱されるように、また、加熱空間部Si1内で加熱された脱臭フィルタ23aaの領域が、保温空間部Si3内で保温されるように、脱臭フィルタ23aaを所定周期で所定角度ずつ回転させる。例えば、駆動部23hは、制御部としての駆動制御回路(図示せず)により、脱臭フィルタ23aaを所定時間毎に所定角度ずつ間欠的に回転させる。間欠回転において、駆動部23hが脱臭フィルタ23aaを一度に回転させる回転角度をθrotとしたとき、θrot≦θi1の関係が保たれる角度とすれば、駆動部23hは、予熱空間部Si2内で停止させていた脱臭フィルタ23aaの領域を、加熱空間部Si1内で停止させることができる。また、駆動部23hは、加熱空間部Si1内で停止させていた脱臭フィルタ23aaの領域を、保温空間部Si3内で停止させることができる。例えば、図14には、θrot=(θi1)/4=θi2=θi3とした場合が図示されている。ここで、領域P0〜P7は、中心O1回りの中心角の大きさがそれぞれθrotである扇形の領域である。領域P0と領域P7は、ケース23eの外部に位置している。領域P1は、ケース23eの予熱空間部Si2に位置している。領域P2〜P5は、ケース23eの加熱空間部Si1に位置している。領域P6は、ケース23eの保温空間部Si3に位置している。脱臭フィルタ23aaの加熱部分は、R方向へ回転角度θrotずつ間欠回転されることにより、領域P0〜P7まで順次移動していく。この場合、駆動部23hによって脱臭フィルタ23aaをR方向へ回転角度θrotで間欠回転させることにより、予熱空間部Si2である領域P0に停止させていた脱臭フィルタ23aaの領域は、加熱空間部である領域P1へ移動して停止する。また、加熱空間部Si1である領域P5に停止させていた脱臭フィルタ23aaの領域は、保温空間部Si3である領域P6へと移動して停止する。駆動部23hは、このようにして脱臭フィルタ23aaを間欠的に駆動する。脱臭フィルタ23aaを予熱空間部Si2内で停止させた後に加熱空間部Si1内で停止させる制御と、加熱空間部Si1内で停止させた後に保温空間部Si3内で停止させる制御は、いずれか一方を実行してもよいし、両方を実行してもよい。なお、回転角度θrotを、θrot≦θi2の関係が保たれる角度とすれば、予熱空間部で温めた加熱部分全体を、必ず加熱空間部で停止させることができる。また、回転角度θrotを、θrot≦θi3の関係が保たれる角度とすれば、加熱空間部で加熱した加熱部分全体を、必ず保温空間部で停止させることができる。
一方、具体的な構成例として、本実施例におけるケース23eの構成について説明する。本実施例におけるケース23eでは、図15に示すように、加熱空間部S1の角度θ1が中心O2回りであり、中心O2が、図14に示した中心O1に対して位置が図中の下方へずれている。また、本実施例では、予熱空間部S2と保温空間部S3を含めたケース23e全体がなす角度、すなわち、脱臭フィルタ23aaの周方向におけるケース23eの一端側(脱臭フィルタ23aaの進入側)の側面と、ケース23eの他端側(脱臭フィルタ23aaの退出側)の側面とを結ぶ中心O3回りに対する角度が、加熱空間部S1の角度θ1と等しく形成されている。このため、実施例では、角度θ1が中心O2回りと中心O3回りであり、図14に示した中心O1に対して位置が図中の下方へずれている。この点で図14の概念図と本実施例とは相違する。しかし、このようなケース23eであっても、予熱空間部S2内で予め暖められた領域が加熱空間部S1内で加熱された場合や、加熱空間部S1内で加熱された領域が保温空間部S3内で保温された場合には、概念上における構成と同様の効果が得られる。
なお、実施例におけるケース23e内の角度θ1の領域は、図14に示した角度θi1の領域に対して、脱臭フィルタ23aaの周方向の両側へ、所定寸法(例えば5mm程度)部分的に広げることにより、加熱空間部S1が形成されている。また、ケース23eでは、加熱空間部S1に対して、脱臭フィルタ23aaの周方向の両側へ、所定寸法(例えば20mm程度)広げることにより、予熱空間部S2及び保温空間部S3がそれぞれ形成されている。また、角度θ1は、例えば、22.5度程度に設定されている。
[脱臭フィルタ部の回転制御]
予熱空間部S2によって脱臭フィルタ23aの一部を予め温め、保温空間部S3によって脱臭フィルタ23aを保温する場合について、駆動部23hによる脱臭フィルタ23aaの回転制御を説明する。実施例では、運転中にPTCヒータ23bに継続して通電が行なわれ、送風機25が継続的に回転駆動されている場合を例示する。図16は、実施例(概念図14)における脱臭フィルタ23aaの加熱状態を模式的に示すグラフである。図16において、縦軸が、脱臭フィルタ23aaの加熱部分の温度[℃]を示し、横軸が時間を指している。また、図16において、実施例における脱臭フィルタ23aaの加熱部分の温度変化を実線で示す。比較例として、ケース内に加熱空間部Si1のみを有する構成における脱臭フィルタ23aaの加熱部分の温度変化を一点鎖線で示す。
脱臭フィルタ部23aの回転制御の一例としては、駆動部23hが、所定時間毎に脱臭フィルタ23aaを所定角度ずつ間欠的に回転させる。この場合、例えば、5分毎に脱臭フィルタ23aaを回転角度θrot=θi2=θi3=(θi1)/4ずつ回転させるように、駆動部23hによって脱臭フィルタ23aaを間欠的に回転駆動する。このとき、加熱空間部Si1によって脱臭フィルタ23aaの一部が加熱されることに伴って、脱臭フィルタ23aaの加熱部分の温度が変化する。ここでは、脱臭フィルタ23aaの回転角度θrot分の領域(以下、「回転角度領域」と記載)に着目して説明する。図16では、脱臭フィルタ23aaの周方向において、加熱空間部Si1内へ進入を開始する回転角度領域の温度変化を示している。時刻t0〜t1の間、回転角度領域は領域P0に停止している。従って、回転角度領域の温度は室温RTとなっている。
まず、比較例は、図17に示すように、ケース内に加熱空間部Si1のみを有する構成であり、脱臭フィルタ23aaの温度が、図16中に一点鎖線で示すように変化する。まず、加熱空間部Si1内へ進入を開始する前の脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、時刻t0〜t1の間では図17における領域P0に停止している。そして、時刻t1になると、脱臭フィルタ23aaは間欠回転によって、回転角度領域がR方向にθrotだけ移動して停止する。すなわち、回転角度領域は領域P0から領域P1へ移動して停止する。また、時刻t2になると、回転角度領域はR方向にθrot移動して停止する。すなわち、回転角度領域は領域P1から領域P2へ移動して停止する。さらに、時刻t3になると、回転角度領域は領域P2から領域P3へ移動して停止する。このように、回転角度領域は、間欠回転毎に順次R方向へ回転角度θrotずつ移動して停止する。回転角度領域は、時刻t2で加熱空間部Si1へ入って領域P2で停止し、温度が徐々に上昇する。脱臭フィルタ23aaの回転角度領域、つまり加熱部分の温度は、室温RTから上昇して、時刻ts1で所定温度F以上に達することにより、脱臭フィルタ23aaの加熱部分に吸着されている臭気成分の分解が促進され、加熱部分の脱臭能力の再生作用が高まる。
続いて、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、時刻t3で領域P2から領域P3へと移動して停止する。回転角度領域は、時刻t3で間欠回転した後も加熱空間部Si1内で継続的に加熱される。そして、回転角度領域は、一定時間経過後に最高温度に達し、そのまま一定の温度に保たれる。その後、脱臭フィルタ23aaの間欠回転によって、回転角度領域は、時刻t4で領域P3から領域P4へ、時刻t5で領域P4から領域P5へ、時刻t6で領域P5から領域P6へと、加熱空間部Si1内を順番に移動していく。つまり、回転角度領域は、時刻t2〜t6の間、加熱空間部Si1で継続的に加熱されている。そして、時刻t6における脱臭フィルタ23aaの間欠回転で、回転角度領域は加熱空間部Si1から退出する。これにより、回転角度領域は脱臭フィルタ23aaを通過する空気に曝されるようになるため、回転角度領域の温度が急速に低下し始める。そして、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域の温度は、時刻te1で所定温度F未満に下がり、その後、室温RTまで低下する。これ以降も脱臭フィルタ23aaは間欠的に回転し、回転角度領域は、時刻t7で領域P6から領域P7へ移動して停止する。したがって、比較例では、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域において脱臭能力の再生作用が高まる時間が有効時間E1(=te1−ts1)となる。
一方、実施例は、図14に示すように、ケース内に加熱空間部Si1、予熱空間部Si2、保温空間部Si3を有する構成であり、脱臭フィルタ23aaの温度が、比較例に比べて、図16中に実線で示すように変化する。脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、時刻t0〜t1の間では、図14における領域P0に停止している。そして、時刻t1になると、脱臭フィルタ23aaは間欠回転によって、回転角度領域がR方向にθrotだけ移動して停止する。このとき、回転角度領域は、時刻t1で予熱空間部Si2内へ入り、領域P1で停止する。前述のように、予熱空間部Si2は、加熱空間部Si1からの熱が伝わることで、予熱空間部Si2内の温度T2が室温RTよりも高められている。そのため、回転角度領域が予熱空間部Si2へ進入する時刻t1を境にして、回転角度領域の温度が室温RTから緩やかに上昇し始める。続いて、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、時刻t2でR方向にθrotだけ移動して停止する。このとき、領域P1で停止していた回転角度領域の温度は、室温RTより上昇して時刻t2で予熱温度Tphに達している。回転角度領域は時刻t2で加熱空間部Si1内へ入り、領域P2で停止する。ここで、回転角度領域は、予熱空間部Si2で予め温度が予熱温度Tphまで高められているので、加熱空間部Si1内で加熱されることにより、時刻ts1より早い時刻ts2で比較的に早く所定温度Fに達する。すなわち、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、加熱空間部Si1で加熱される前に、予熱空間部Si2内で予め室温RTよりも高い予熱温度Tphまで温められることで、Si1に入ってから所定温度Fに達するまでに要する時間が短縮される。その後、回転角度領域は、加熱空間部Si1内で加熱されることで、所定時間経過後に最高温度に達し、そのまま一定の最高温度に保たれる。そして、脱臭フィルタ23aaの間欠回転によって、回転角度領域は、時刻t3で領域P2から領域P3へ、時刻t4で領域P3から領域P4へ、時刻t5で領域P4から領域P5へ、時刻t6で領域P5から領域P6へと、加熱空間部Si1内を順番に移動していく。よって、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、比較例と同様に、時刻t2〜t6の間、加熱空間部Si1内で加熱されている。そして、時刻t6における脱臭フィルタ23aaの間欠回転で、回転角度領域は加熱空間部Si1から退出し、回転角度領域の温度が徐々に低下し始める。
このとき、時刻t6で加熱空間部Si1から退出した脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、保温空間部Si3内へ入り領域P6で停止する。前述のように、保温空間部Si3は、加熱空間部Si1からの熱が伝わることで、保温空間部Si3内の温度T3が室温RTよりも高められている。そのため、回転角度領域の温度の低下が緩やかになる。また、保温空間部内では、脱臭フィルタ23aaを通過する空気に回転角度領域が曝されないため、回転角度領域の温度が急激に低下することがない。すなわち、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、保温空間部Si3内で停止している間に所定温度F以上の温度に保たれている時間が延ばされ、脱臭能力の再生作用が高い状態が続く。そして、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域の温度は、保温空間部Si3内で停止中に、時刻te2で所定温度F未満に下がる。したがって、実施例では、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域において再生作用が高まる時間は、有効時間E2(=te2−ts2)となり、比較例における有効時間E1(=te1−ts1)よりも長く確保される。脱臭フィルタ23aaの回転角度領域は、所定温度F未満の温度に下がった後、時刻t8で保温空間部Si3から退出し、領域P8に停止する。領域P8に停止した回転角度領域は、脱臭フィルタ23aaを通過する空気に曝されるようになるため、回転角度領域の温度が室温RTまで急速に低下する。このように、実施例によれば、脱臭フィルタ23aaの加熱部分が加熱空間部Si1で加熱されている時間を長くせずとも、脱臭フィルタ23aaの加熱部分において脱臭能力の再生作用が高まる有効時間E2が比較例の有効時間E1よりも長くできるので、脱臭フィルタ23aaの再生効率を高めることができる。
なお、上述した一例では、間欠運転における、脱臭フィルタ23aaの1回あたりの回転角度θrotを、θrot≦θi2、かつ、θrot≦θi3の関係が成り立つ角度としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、脱臭フィルタ23aaの1回当たりの回転角度θrotは、θrot>θi2またはθrot>θi3の少なくともいずれか一方の関係式が成り立つ角度としてもよい。この場合は、θrot≦θi1とすることにより、脱臭フィルタが1回転する間に、脱臭フィルタの全ての領域が1回は加熱領域で停止した状態で加熱されるので、脱臭フィルタ全体を加熱して脱臭能力を再生させることができる。特に、θi2<θrot≦θi1の関係が成り立つ場合は、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域のうち、予熱空間部Si2で加熱された加熱部分については、次の間欠回転時に必ず加熱空間部Si1で停止する。また、θi3<θrot≦θi1の関係が成り立つ場合には、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域のうち、加熱空間部Si1で加熱された加熱部分のうちの少なくとも一部分については、次の間欠回転時に必ず保温空間部Si3で停止する。このように、回転角度θrotを、θi2<θrot≦θi1またはθi3<θrot≦θi1のいずれかの関係式が成り立つ角度とすることにより、脱臭フィルタ23aaの回転角度領域のうち少なくとも一部の領域が、予熱空間部や保温空間部で停止する。従って、脱臭フィルタ23aa全体を加熱再生でき、また、脱臭フィルタ23aaの少なくとも一部の領域については、脱臭能力の再生作用が高まる有効時間を長くすることができる。よって、脱臭フィルタ23aaの一部の領域について、再生効率を高めることができる。
なお、上述した一例では、図14に示すような、θi2<θi1、かつ、θi3<θi1の関係が成り立っている場合を例示したが、例えば、θi1=θi2=θi3としてもよい。この場合は、回転角度θrot≦θi1(=θi2=θi3)とすることで、脱臭フィルタ23aaを一回転させる間に、脱臭フィルタ23aaの全ての領域を、予熱空間部Si2、加熱空間部Si1、保温空間部Si3で少なくとも一回ずつは停止させることができる。従って、脱臭フィルタ23aa全体を加熱しつつ、脱臭フィルタ23aa全体の脱臭能力の再生作用が高まる有効時間を長くすることができる。よって、脱臭フィルタ23aa全体の再生効率を高めることができる。
また、空気清浄機1の運転開始直後は、PTCヒータ23bによって放熱板23cが十分に加熱されていないので、フィルタ再生部23fの初回の動作時のみ、例えば、脱臭フィルタ23aaの回転速度が遅くなるように制御することで、脱臭フィルタ23aaの加熱時間を長く確保してもよい。これにより、脱臭フィルタ23aaの周方向において、加熱空間部S1により脱臭フィルタ23aa全体を均一に加熱することが可能になる。
[空気清浄機の動作]
空気清浄機1は、使用者が操作部15を操作することで、運転を開始する。空気清浄機1は、運転を開始したとき、送風機25が駆動されると共に、集塵ユニット22の第1電気集塵機22a及び第2電気集塵機22bが通電され、加湿ユニット24の加湿フィルタ24aが回転を開始する。空気清浄機1は、送風機25が駆動されることで、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dから、本体筐体11の内部へ空気が吸い込まれる。
本体筐体11の内部に吸い込まれた空気は、上面吸込口13a、右側面吸込口13b、左側面吸込口13c及び下側吸込口13dから、上面吹出口14a、右側面吹出口14b及び左側面吹出口14cに向かって通風路10を流れる。通風路10を流れる空気は、まず、プレフィルタ21によって塵埃が捕集される。プレフィルタ21によって塵埃が捕集された空気は、プレフィルタ21で捕集されなかった細かな塵埃や花粉等が、集塵ユニット22によって捕集される。集塵ユニット22によって塵埃が捕集された空気は、一部が脱臭ユニット23に供給され、残りが加湿ユニット24に供給される。
脱臭ユニット23に供給された空気は、保持部23gの開口部23gdを介して、脱臭フィルタ23aaにおけるフィルタ再生部23fによって覆われていない通風面に供給される。脱臭フィルタ23aaの通風面に供給された空気は、脱臭フィルタ23aaを通過することにより、臭気成分が除去され、脱臭される。このとき、脱臭ユニット23の脱臭フィルタ23aaは、脱臭ユニット23に供給された空気が、プレフィルタ21と集塵ユニット22とにより塵埃や花粉等があらかじめ除去されていることにより、塵埃や花粉等によって目詰まりすることが防止される。
脱臭ユニット23により脱臭された空気は、一部が加湿ユニット24に供給され、残りが送風機25に供給される。加湿ユニット24に供給された空気は、加湿ユニット24により加湿される。加湿ユニット24によって加湿された空気は、送風機25に供給される。送風機25に供給された空気は、上面吹出口14a、右側面吹出口14b及び左側面吹出口14cから、空気清浄機1の外部へ吹き出される。
空気清浄機1は、運転中に、PTCヒータ23bに継続して通電を行うと共に、駆動部23hを駆動させることで、例えば、脱臭フィルタ部23aを所定時間毎に所定の回転角度だけ回転させる。この所定時間は、脱臭フィルタ部23aの脱臭能力を再生するために必要な処理時間であり、前述のように、例えば、5分が例示される。所定の回転角度としては、6度程度が例示される。空気清浄機1は、脱臭フィルタ部23aを回転させることにより、脱臭フィルタ23aaの周方向におけるフィルタ再生部23fで覆われる部分の脱臭能力を再生する。すなわち、空気清浄機1は、脱臭フィルタ23aaのフィルタ再生部23fで覆われる位置の脱臭能力の再生を行いつつ、脱臭フィルタ23aaのフィルタ再生部23fで覆われていない部分を通過する空気を脱臭する。
上述のように実施例の脱臭ユニット23が有するフィルタ再生部23fのケース23eの内部空間は、PTCヒータ23bが配置される第一空間部(加熱空間部S1)と、PTCヒータ23bが配置されない第二空間部(予熱空間部S2と保温空間部S3の少なくともいずれか一方)とを有する。駆動部23hは、脱臭フィルタ23aaを間欠的に駆動する。第二空間部として予熱空間部S2を有する場合、駆動部23hは、予熱空間部S2内で停止させた脱臭フィルタ23aaの領域の少なくとも一部を、加熱空間部S1内で停止させる。これにより、ケース23eの外側の空気(外気)に晒されていた脱臭フィルタ23aaが加熱空間部S1で加熱される前に、予熱空間部S2内で予め温められるので、加熱空間部S1内で脱臭フィルタ23aaが脱臭能力の再生作用が高まる所定温度Fまで達するのに要する時間が短縮され、結果的に所定温度Fで再生作用が高まる有効時間E2を延ばすことができる。また、第二空間部として保温空間部S3を有する場合、駆動部23hは、加熱空間部S1内で停止させた脱臭フィルタ23aaの領域の少なくとも一部を、保温空間部S3内で停止させる。これにより、加熱空間部S1で加熱された脱臭フィルタ23aaが、外気へ晒される前に保温空間部S3内で保温されるので、脱臭フィルタ23aaが所定温度Fに保たれる有効時間E2が長くなり、結果的に所定温度Fで再生作用が高まる有効時間E2を延ばすことができる。したがって、脱臭フィルタ23aaの加熱効率を高め、脱臭フィルタ23aaの再生効率を向上することができる。
また、第二空間部として予熱空間部S2と保温空間部S3の両方を有する場合、実施例の脱臭ユニット23における駆動部23hは、予熱空間部S2内で停止させた脱臭フィルタ23aaの領域を、加熱空間部S1内で停止させ、その後保温空間部S3内で停止させるように脱臭フィルタ23aaを間欠的に駆動する。これにより、加熱空間部S1で加熱される脱臭フィルタ23aaに対して、予熱空間部S2内での予熱作用と、保温空間部S3内での保温作用とを効果的に得ることができる。特に、回転角度θrotを、θrot≦θ2、かつ、θrot≦θ3の関係が保たれる角度とすることで、予熱空間部で温めた加熱部分を、必ず加熱空間部で停止させることができるとともに、加熱空間部で加熱した加熱部分を、必ず保温空間部で停止させることができる。これにより、脱臭フィルタ23aaの全ての領域について、予熱空間部S2内での予熱作用と、保温空間部S3内での保温作用とを得ることができる。
また、実施例の脱臭ユニット23におけるケース23eの予熱空間部S2や保温空間部S3は、ケース23eの加熱空間部S1にそれぞれ隣接するように設けられている。さらに、ケース23eの予熱空間部S2は、ケース23eの加熱空間部S1の外周のうち、脱臭フィルタ23aaが進入する進入側に沿って形成されている。そして、ケース23eの保温空間部S3は、ケース23eの加熱空間部S1の外周のうち、脱臭フィルタ23aaが退出する退出側に沿って形成されている。このように、実施例の脱臭ユニット23におけるケース23eの予熱空間部S2及び保温空間部S3は、ケース23eの加熱空間部S1に隣接して配置されるとともに、加熱空間部S1の外周の少なくとも一部に沿うように形成されている。これにより、予熱空間部S2及び保温空間部S3によって、加熱空間部S1とケース23eの外部とを効果的に断熱することが可能になり、加熱空間部S1内での脱臭フィルタ23aaの加熱効率を高めることができる。
また、予熱空間部S2や保温空間部S3は、加熱空間部S1にそれぞれ隣接するように設けられているため、加熱空間部S1からの熱が伝わり、室温RTよりも温度が高められている。これにより、予熱空間部S2や保温空間部S3に新たに加熱手段を設けることなく、予熱空間部S2の温度T2や保温空間部S3の温度T3を室温RTよりも高めることができる。
また、実施例の脱臭ユニット23におけるケース23eは、加熱空間部S1と予熱空間部S2とを仕切ると共に加熱空間部S1と保温空間部S3とを仕切る内周壁23pa、23pbを有する。これにより、簡素な構成によって、加熱空間部S1と予熱空間部S2とを分け、加熱空間部S1と保温空間部S3とを分けて形成することができる。
なお、実施例では、加熱空間部S1とケース23eの外周壁(例えば第2側部23edc、23ecc等)との間に1つの内周壁23pa、23pbのみが形成されたが、予熱空間部S2及び保温空間部S3内において、例えば、内周壁23pa、23pbの外周側に沿って別の内周壁が、内周壁23pa、23pbと間隔をあけて更に形成されてもよく、加熱空間部S1の断熱性を更に高めることができる。
また、実施例の脱臭ユニット23におけるケース23eの予熱空間部S2及び保温空間部S3は、内周壁23pa、23pbと、ケース23eの外周壁(例えば第2側部23edc、23ecc等)とによって形成されている。これにより、ケース23eの小型化を図ることができる。
なお、実施例では、予熱空間部S2と保温空間部S3が空気層である場合を例示したが、予熱空間部S2または保温空間部S3は、その一部または全体に断熱材が設けられていてもよい。予熱空間部S2及び保温空間部S3は、その一部または全体に断熱材が設けられた場合も、加熱空間部S1とケース23eの外部とを断熱する空間として機能すると共に、加熱空間部S1から伝わる熱によって内部が温められる空間として機能する。
なお、本実施例における予熱空間部S2と保温空間部S3は、脱臭フィルタ23aaの周方向(回転方向)に対する大きさが等しく形成されたが、脱臭フィルタ23aaの回転条件等の必要に応じて、予熱空間部S2と保温空間部S3の一方の大きさを異ならせてもよい。また、本実施例におけるケース23eは、予熱空間部S2と保温空間部S3とを有するが、予熱空間部S2または保温空間部S3の一方のみを有する構成に変更されてもよい。
1 空気清浄機
23 脱臭ユニット(吸着ユニット)
23a 脱臭フィルタ部
23aa 脱臭フィルタ(フィルタ)
23b PTCヒータ(ヒータ)
23c 放熱板
23ca 前面側放熱板
23cb 背面側放熱板
23f フィルタ再生部
23e ケース
23ea 前面側ケース部材
23eb 背面側ケース部材
23h 駆動部
23pa、23pb 内周壁(仕切り壁)
S1(Si1、S1a、S1b) 加熱空間部
S2(Si2、S2a、S2b) 予熱空間部
S3(Si3、S3a、S3b) 保温空間部
d1 隙間

Claims (5)

  1. 板状に形成されるフィルタと、
    前記フィルタの一部に対向して配置される放熱板と、
    前記放熱板を加熱することにより前記放熱板を介して前記フィルタの一部を加熱するヒータと、
    前記放熱板に対して前記フィルタを移動させる駆動部と、
    前記放熱板を覆うケースと、を備え、
    前記ケースの内部空間は、前記ヒータが配置される第一空間部と、前記ヒータが配置されないことにより第一空間部よりも温度の低い第二空間部と、を有し、
    前記駆動部は、前記第一空間部または前記第二空間部のうちの一方の空間部内で停止させた前記フィルタの領域の少なくとも一部を、他方の空間部内で停止させるように前記フィルタを間欠的に駆動する、
    吸着ユニット。
  2. 前記吸着ユニットは、前記第二空間部として、前記第一空間部内へ前記フィルタが進入する進入側に設けられて前記フィルタを温める予熱空間部を有し、
    前記駆動部は、前記予熱空間部内で停止させた前記フィルタの領域の少なくとも一部を、前記加熱空間部内で停止させるように前記フィルタを間欠的に駆動する、
    請求項1に記載の吸着ユニット。
  3. 前記吸着ユニットは、前記第二空間部として、前記第一空間部内から前記フィルタが退出する退出側に設けられて前記フィルタを保温する保温空間部を有し、
    前記駆動部は、前記加熱空間部内で停止させた前記フィルタの領域の少なくとも一部を、前記保温空間部内で停止させるように前記フィルタを間欠的に駆動する、
    請求項1または請求項2に記載の吸着ユニット。
  4. 前記ケースは、前記第一空間部と前記第二空間部とを仕切る仕切り壁を有する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の吸着ユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の吸着ユニットを備え、
    前記フィルタは、空気が通過することにより前記空気に含有される臭気成分を吸着し、加熱されることにより前記臭気成分を分解する、
    空気清浄機。
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