JP2018199969A - マンホールの蓋体構造 - Google Patents

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淳一郎 山本
Junichiro Yamamoto
淳一郎 山本
文典 西山
Fuminori Nishiyama
文典 西山
博明 高山
Hiroaki Takayama
博明 高山
泰徳 長谷
Yasunori Hase
泰徳 長谷
道夫 五社
Michio Gosha
道夫 五社
雅之 桑田
Masayuki Kuwata
雅之 桑田
滉一朗 山本
Koichiro Yamamoto
滉一朗 山本
勇 藤原
Isamu Fujiwara
勇 藤原
大貴 森本
Daiki Morimoto
大貴 森本
一彦 向井
Kazuhiko Mukai
一彦 向井
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Abstract

【課題】蓋体の開放作業を容易に行えるようにする。【解決手段】蓋体と、蓋体の縁部を載置するための蓋受部を有する受枠体と、受枠体の中心部に形成された開口を閉塞すべく蓋体を受枠体に取付けるための複数本の特定軸体とを備え、複数本の特定軸体のうち少なくとも1本が特定軸体とされ、特定軸体は、蓋体の縁部および受枠体の蓋受部を貫通する軸部と、蓋体の縁部の上面に係止する拡径部とを備え、軸部は、蓋受部の厚みと蓋体の縁部の厚みとの合計寸法に比べて長い軸方向長さに形成され、軸部は、受枠体の開口を蓋体で閉塞する状態において蓋受部に螺合させる第一ねじ部と、受枠体の開口を開放する際に蓋受部に螺合させる第二ねじ部とを軸方向に離間して備え、第一ねじ部と第二ねじ部との間にあって第一ねじ部および第二ねじ部に比べて小径な中間部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、マンホールの蓋体構造に関する。
従来のマンホールの蓋体構造は、特許文献1に示すように、地盤に埋込まれた受枠体と、受枠体の開口を開閉する蓋体と、蓋体の周縁部および受枠体の蓋受部を貫通するボルトと、蓋体の裏面側において、ボルトの長手方向に対して直交方向に貫通された抜止めピンとを備える。ボルトは、先端から長手方向の途中位置にかけて形成された雄ねじ部を有し、雄ねじ部が受枠体の蓋受部に螺合して、ボルトの頭部が蓋体の上面に係止することで、蓋体が受枠体に固定されている。
上記特許文献1のマンホールの蓋体構造では、蓋体を開く場合、作業者は、蓋体に形成された工具係止部に鈎杆を引掛けて、蓋体をその径方向一方側で吊上げるようにしつつボルトを緩めて、受枠体に対して蓋体を上昇させる。
別のマンホールの蓋体構造が、特許文献2に提供されている。これは、地盤に埋込まれた受枠体と、受枠体の開口を開閉する蓋体と、受枠体の外周面の対向位置に配置された一対のスライド金具と、蓋体の一側部および一方のスライド金具に挿通された固定ボルトと、蓋体の他側部および他方のスライド金具に挿通されたスライドボルトとを備える。
一方のスライド金具には、固定ボルトを径方向(横方向)に沿って案内する一方の挿通孔が形成されている。他方のスライド金具には、スライドボルトを径方向に沿って案内する他方の挿通孔が形成されている。他方の挿通孔は、スライドボルトのねじ部を係止させる小径孔と、小径孔に対し径方向外方にあって、スライドボルトの外径よりも大きい大径孔とを一体的に形成してなる。
固定ボルトの基端部側は、蓋体の縁部にナット止めされる。固定ボルトの先端部側は、蓋体で受枠体の開口を閉塞した状態において、一方のスライド金具の一方の挿通孔に挿通され、一方のスライド金具にナット止めされている。
スライドボルトは、基端部に形成された第一ねじ部と、先端部から長手方向途中位置まで形成された第二ねじ部とを備えている。第一ねじ部は、蓋体の裏面側でナット止めされている。第二ねじ部は、他方のスライド金具の小径孔に係止可能で大径孔に挿通可能であり、ナットの螺合によりスライド金具から抜止めされている。
蓋体を開く場合、作業者は、固定ボルトの先端部側に螺合しているナットを緩め、蓋体を径方向に沿って移動させる。そうすると、固定ボルトが一方の挿通孔に案内され、スライドボルトが小径孔から大径孔に案内される。続いて作業者は、固定ボルトからナットを外し、スライド金具の大径孔をスライドボルトのガイドとして、蓋体を持ち上げる。
実開昭56−134953号公報 特開平11−222295号公報
特許文献1のマンホールの蓋体構造では、蓋体を受枠体に対して上昇させるためには、単にボルトを緩めただけでは、ボルトに対して蓋体の重さが働いてしまうことから、鈎杆で蓋体を吊上げつつボルトを緩めるようにしなければならない。このような作業には大きな労力が必要である。
特許文献2のマンホールの蓋体構造では、固定ボルトに螺合しているナットを緩めて蓋体を径方向に移動させ、固定ボルトからナットを外した後、スライド金具の大径孔をスライドボルトのガイドにして蓋体を持ち上げる。このような作業は煩雑で、効率が悪い。また、スライド金具の大径孔をスライドボルトのガイドにして蓋体を上昇させる際、スライドボルトの第二ねじ部が大径孔に引掛かり、スライドボルトを上昇させ難い場合があり、このような場合では、作業性がさらに悪くなる。
そこで、本発明は、蓋体の開放作業を容易に行えるマンホールの蓋体構造を提供することを目的とする。
本発明に係るマンホールの蓋体構造は、蓋体と、該蓋体の縁部を載置するための蓋受部を有する受枠体と、該受枠体の中心部に形成された開口を閉塞すべく前記蓋体を前記受枠体に取付けるための複数本の特定軸体とを備え、前記複数本の特定軸体のうち少なくとも1本の特定軸体が特定軸体とされ、該特定軸体は、前記蓋体の縁部および前記受枠体の蓋受部を貫通する軸部と、前記蓋体の縁部の上面に係止する拡径部とを備え、前記軸部は、前記蓋受部の厚みと前記蓋体の縁部の厚みの合計寸法に比べて長い軸方向長さに形成されており、前記軸部は、前記受枠体の開口を前記蓋体で閉塞する状態において前記蓋受部に螺合させる第一ねじ部と、前記受枠体の開口を開放する際に前記蓋受部に螺合させる第二ねじ部とを軸方向に離間して備えるとともに、前記第一ねじ部と第二ねじ部との間にあって該第一ねじ部および第二ねじ部に比べて小径な中間部とを備え、該中間部は、前記第二ねじ部を前記受枠体に螺合させた状態において、前記蓋体を前記受枠体に対して上昇させる際の案内部とされたことを特徴とする。
上記構成を備えた本発明におけるマンホールの蓋体構造では、特定軸体の軸部における第一ねじ部が蓋受部に螺合し、特定軸体の拡径部が蓋体の縁部の上面に係止することで、蓋体が受枠体に固定されており、この固定状態から特定軸体を回転させて特定軸体の軸部における第二ねじ部を蓋受部に螺合させることで、特定軸体を蓋体および受枠体に対して上昇させて特定軸体を蓋受部に支持させるとともに、蓋体の縁部に対する拡径部の係止を解除し、係止部に係止した工具を用いて特定軸体の中間部を案内部として蓋体を受枠体に対して上昇させる。このように、蓋体を受枠体に対して上昇させる際、特定軸体を回転させて第二ねじ部を蓋受部に螺合させるといった簡単な作業によって、しかもねじ部を有さない中間部を案内部として蓋体を受枠体に対して円滑に上昇させられるとともに、中間部を案内部として蓋体を受枠体に対して上昇させることで、蓋体の不測の落下が防止できる。
上記構成を備えた本発明におけるマンホールの蓋体構造では、特定軸体を回転させて特定軸体の軸部における第二ねじ部を蓋受部に螺合させることで、特定軸体を蓋体および受枠体に対して上昇させて特定軸体を蓋受部に支持させるとともに、蓋体の縁部に対する拡径部の係止を解除した後に、1本の特定軸体以外の特定軸体を取外して、特定軸体の中間部を案内部として蓋体を受枠体に対して上昇させ、該特定軸体の中間部を蓋体の旋回中心として蓋体を旋回させるという容易な作業で、受枠体の開口が開放される。
あるいは、上記構成を備えた本発明におけるマンホールの蓋体構造では、特定軸体を回転させて特定軸体の軸部における第二ねじ部を蓋受部に螺合させることで、特定軸体を蓋体および受枠体に対して上昇させて特定軸体を蓋受部に支持させるとともに、蓋体の縁部に対する拡径部の係止を解除する前に、1本の特定軸体以外の特定軸体を取外して、特定軸体の中間部を案内部として蓋体を受枠体に対して上昇させ、該特定軸体の中間部を蓋体の旋回中心として蓋体を旋回させるという容易な作業で、受枠体の開口が開放される。
前記特定軸体における中間部の軸方向長さは、前記蓋受部の上面から受枠体を埋設する地盤の表面までの高さに比べて大きく設定されている構成を採用することができる。
上記構成のマンホールの蓋体構造のように、特定軸体の中間部の軸方向長さが、蓋受部の上面から受枠体を埋設する地盤の表面までの高さに比べて大きく設定されていることにより、特定軸体の中間部を案内部として蓋体を受枠体に対して上昇させた後に、特定軸体の中間部を蓋体の回転中心として旋回させるのに、蓋体が地盤に干渉しない。
前記蓋体においてその周方向で離間して対向した位置に、前記蓋体を前記受枠体に対して上昇させるための工具を係止する係止部が形成された構成を採用することができる。
上記構成によれば、特定軸体を回転させて特定軸体の軸部における第二ねじ部を蓋受部に螺合させることで、特定軸体を蓋体および受枠体に対して上昇させて特定軸体を蓋受部に支持させるとともに、蓋体の縁部に対する拡径部の係止を解除し、その後に工具を係止部に係止し、この工具を用いて蓋体を、特定軸体の中間部を案内部として受枠体に対して上昇させられる。
本発明に係るマンホールの蓋体構造は、蓋体の開放作業を容易に行えるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマンホールの蓋体構造の平面図。 図2は、図1の縦断面図であり、受枠体の開口を蓋体が閉塞した状態を示した断面図。 図3は、マンホールの蓋体構造の開閉作業を示した図であり、特定軸体を回転させて、特定軸体の第二ねじ部を受枠体に螺合させた状態を示した断面図。 図4は、特定軸体の中間部に沿って蓋体を受枠体から持ち上げた状態を示した断面図。 図5は、特定軸体を回転中心にして、蓋体を旋回させ開放した状態を示した断面図。
本発明の一実施形態に係るマンホールの蓋体構造について図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係るマンホールの蓋体構造1は、地盤Gに埋込まれ、開口20aを有する受枠体2と、該受枠体2の開口20aを開閉する蓋体3と、蓋体3の縁部に貫設され、受枠体2に接続された軸体4と、該軸体4とは反対側の位置にあって蓋体3の縁部に貫設され、受枠体2に接続された特定軸体5とを備える。
受枠体2は、円筒状の本体20と、該本体20の外周面に突設された鍔状の取付部21と、本体20の内面に突設された、蓋体3の縁部を受けるための蓋受部22とを備える。
本体20の上側には、開口20aが形成されている。該開口20aの周縁部は、地盤Gの表面G1と同一面になっている。本体20の下側には、上側の開口20aよりも小径の開口20bが形成されている。本体20の内面には、その途中位置から上側の開口20aに向かうにしたがって大きく開口するテーパー200が形成されている。
取付部21は、地盤Gに埋込まれて固定されている。
蓋受部22は、前記途中位置に形成された環状の支持部である。蓋受部22には、軸体4および特定軸体5を螺合させるためのねじ孔220が周方向に対向して形成されている。
蓋体3は、略円板状に形成され、受枠体2の上側の開口20aを開閉する。蓋体3の縁部に周方向に対向した位置に形成された一対の凹部30,30と、該凹部30に対し周方向に隣合う位置に形成された係止部31,31とを備える。蓋体3の周面には、蓋受部22のテーパー200に応じたテーパーが形成され、これにより、蓋体3は受枠体2の内面に嵌合するようになっている。蓋体3は、縦断面が等脚台形状で縁部から中央部に向かうにしたがって肉厚になっている。
凹部30の底部には、軸体4および特定軸体5の挿通孔300が形成されている。
係止部31は、蓋体3において、周方向で離間して対向した位置に形成されている。係止部31は、図示しない工具の先端部(フック)を挿入できるよう形成された挿入用凹部310と、該挿入用凹部310の両側の側壁間に亘るように取付けられた係止杆311とを備える。
軸体4は、既存の六角ボルトであり、六角柱状の頭部40と、該頭部40の中心から延出されたねじ部41とを備える。頭部40の下面周縁部は、凹部30の挿通孔300の周縁部に当接する。ねじ部41は、特定軸体5の軸部50の長さよりも短く、凹部30の挿通孔300に挿通され、蓋受部22のねじ孔220に螺合する。
特定軸体5は、軸部50と、拡径部51とを備える。軸部50は、蓋体3の縁部および受枠体2の蓋受部22を貫通する。図2に示すように、軸部50の軸方向の長さLは、蓋受部22の厚みTと、蓋体3の縁部の厚みT0との合計寸法に比べて長く形成されている。軸部50は、その基端部に形成された第一ねじ部500と、先端部に形成された第二ねじ部501と、第一ねじ部500と第二ねじ部501との間に形成された中間部502とを備える。なお、本実施形態において、軸部50は、拡径部51と第一ねじ部500との間に軸方向に延出して形成された、ねじ部ではない延出部50aを備えている。該延出部50aは、蓋体3の挿通孔300に挿通される。
第一ねじ部500は、受枠体2の上側の開口20aを蓋体3で閉塞する状態において、蓋受部22のねじ孔220に螺合する。この際、拡径部51の下面の周縁部が、凹部30の挿通孔300の周縁部に当接し、拡径部51が蓋体3に係止する。
第二ねじ部501は、受枠体2の上側の開口20aを開放する際に蓋受部22のねじ孔220に螺合する。図5に示すように、第二ねじ部は、蓋体3の旋回させるときに、地盤Gの表面G1からの突出長さを微調整できるよう第一ねじ部500よりも長いねじ部となっている。
中間部502は、軸方向に離間した第一ねじ部500と第二ねじ部501との間にあって、第一ねじ部500および第二ねじ部501に比べて小径に形成されている。図3に示すように、中間部502の軸方向長さL1は、蓋受部22の上面から受枠体2を埋設する地盤Gの表面G1までの高さL2に比べて大きく設定されている。中間部502は、ねじ部ではなく、蓋受部22のねじ孔220に第二ねじ部501を螺合させた状態において、蓋体3を受枠体2に対して上昇させる際の案内部とされるとともに、蓋体3を旋回させるときの回転中心とされる。
つぎに本実施形態に係るマンホールの蓋体構造の蓋の開閉作業について説明する。受枠体2の上側の開口20aを蓋体3で閉塞する状態では、図2に示すように、特定軸体5の軸部50における第一ねじ部500が、蓋受部22のねじ孔220に螺合し、特定軸体5拡径部51の下面周縁部が蓋体3の凹部30における挿通孔300の周縁部に当接し、蓋体3の縁部に対し特定軸体5の拡径部51が係止した状態になっている。
ここで、本実施形態では、図2の状態から蓋体3を開放する場合、二人の作業者が、蓋体を持ち上げるための工具を用意して、蓋体3の周方向に対向する位置に立つこととする。
一方の作業者は、図3に示すように、特定軸体5を回転させて特定軸体5の軸部50における第二ねじ部501を蓋受部22のねじ孔220に螺合させる。これにより、特定軸体5は、蓋体3および受枠体2に対して上昇し、蓋受部22に支持される。また、蓋体3の縁部に対する特定軸体5の拡径部51の係止が解除される。
他方の作業者は、1本の特定軸体5以外の軸体4を回転させ、蓋受部22のねじ孔220から軸体4のねじ部41を外す。
その後、二人の作業は、それぞれの位置から蓋体3の各係止部31に、工具の先端部(フック)を引掛ける。つぎに、二人の作業者は、図4に示すように、特定軸体5の中間部502を案内部として蓋体3の両側を受枠体2に対してバランスよく同時に上昇させる。
つぎに、軸体4の配置された側に立っている作業者は、工具で蓋体3を持ち上げたまま、特定軸体5を回転中心に受枠体2の周方向に沿って移動する。これにより、蓋体3は、図5に示すように、特定軸体5の軸部50を回転中心に水平方向に旋回し開放される。
この際、特定軸体5の中間部502の軸方向長さL1が、蓋受部22の上面から受枠体2を埋設する地盤Gの表面G1までの高さL2に比べて大きく設定されているため、蓋体3は、地盤Gの表面G1に干渉しない。
なお、軸体4を蓋受部22のねじ孔220から外すタイミングとしては、特定軸体5を回転させた後、あるいは、特定軸体5を回転させる前、もしくは、特定軸体5の回転と同時のいずれであってもよい。
このように、蓋体3を受枠体2に対して上昇させる際、特定軸体5を回転させて第二ねじ部501を蓋受部22のねじ孔220に螺合させるといった簡単な作業によって、しかもねじ部を有さない特定軸体5の中間部502を案内部として、蓋体3を受枠体2に対して円滑に上昇させられる。また、前記中間部502を案内部として蓋体3を受枠体2に対して上昇させることで、蓋体3の不測の落下が防止できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々変更することができる。
例えば、前記実施形態では、特定軸体5は、軸部50に、断面六角形状の拡径部51を一体化して形成されていたが、両端部にねじ部を有するねじ棒からなる軸部と、いずれか一方のねじ部に螺合したナットからなる拡径部とを備えた特定軸体であってもよい。また、ナットの代わりに、ピンからなる拡径部であってもよい。
また、前記実施形態では、マンホールの蓋体構造1は、蓋体3に、軸体4と特定軸体5とを一本ずつ配置するようにしたが、軸体4の代わりに、特定軸体5を配置するようにしてもよい。この場合、いずれか一方の特定軸体5を蓋受部22のねじ孔220から外した後、他方の特定軸体5を回転中心として、蓋体3を旋回させるようにしてもよい。また、特定軸体5は、2本以上配置されてもよい。この場合も、蓋体3を上昇させて旋回させる際は、一本の特定軸体5を蓋体3の上昇および旋回させるための軸とし、残りの特定軸体5を蓋受部22から取外す。
また、前記実施形態では、マンホールの蓋体構造1は、蓋体3を平面視円板状としたが、平面視非円形状の蓋体であってもよく、該蓋体に適宜配置された複数の軸体4のうちの少なくともいずれか一つに、本発明の特定軸体5を適用することができる。
1…マンホールの蓋体構造、2…受枠体、20…本体、20a…本体の上側の開口部、20b…本体の下側の開口部、200…テーパー、21…取付部、22…蓋受部、220…ねじ孔、3…蓋体、30…凹部、300…挿通孔、31…係止部、310…挿入用凹部、311…係止杆、4…軸体、40…頭部、41…ねじ部、5…特定軸体、50…軸部、50a…延出部、51…拡径部、500…第一ねじ部、501…第二ねじ部、502…中間部、G…地盤、G1…表面、T…蓋受部の厚み、T0…蓋体の厚み、L…特定軸体の軸部の長さ、L1…特定軸体の中間部の長さ、L2…蓋受部から地盤の表面までの長さ

Claims (3)

  1. 蓋体と、該蓋体の縁部を載置するための蓋受部を有する受枠体と、該受枠体の中心部に形成された開口を閉塞すべく前記蓋体を前記受枠体に取付けるための複数本の特定軸体とを備え、
    前記複数本の特定軸体のうち少なくとも1本の特定軸体が特定軸体とされ、該特定軸体は、前記蓋体の縁部および前記受枠体の蓋受部を貫通する軸部と、前記蓋体の縁部の上面に係止する拡径部とを備え、
    前記軸部は、前記蓋受部の厚みと前記蓋体の縁部の厚みとの合計寸法に比べて長い軸方向長さに形成されており、
    前記軸部は、前記受枠体の開口を前記蓋体で閉塞する状態において前記蓋受部に螺合させる第一ねじ部と、前記受枠体の開口を開放する際に前記蓋受部に螺合させる第二ねじ部とを軸方向に離間して備えるとともに、前記第一ねじ部と第二ねじ部との間にあって該第一ねじ部および第二ねじ部に比べて小径な中間部とを備え、
    該中間部は、前記第二ねじ部を前記受枠体に螺合させた状態において、前記蓋体を前記受枠体に対して上昇させる際の案内部とされたことを特徴とするマンホールの蓋体構造。
  2. 前記特定軸体における前記中間部の軸方向長さは、前記蓋受部の上面から前記受枠体を埋設する前記地盤の表面までの高さに比べて大きく設定されている請求項1に記載のマンホールの蓋体構造。
  3. 前記蓋体においてその周方向で離間して対向した位置に、前記蓋体を前記受枠体に対して上昇させるための工具を係止する係止部が形成された請求項1または請求項2に記載のマンホールの蓋体構造。
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