JP2018199963A - Pc鋼材の配線方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に狭い施工場所においてもPC鋼材を好適に配線する。
【解決手段】配線装置100を用いたPC鋼材の配線方法は、PC鋼材200に応じた曲率を備えたメインシーブ110の外径の略半周にPC鋼材200を沿わせた状態で、長尺の長手方向にPC鋼材200を矢示X方向へ進行させることにより、メインシーブ110の外径の形状に対応するようにPC鋼材200を曲げてPC鋼材200が矢示Y方向になるように曲げる曲げステップと、長手方向にPC鋼材200を進行させることにより、メインシーブ110に沿わされた状態からメインシーブ110から離隔した状態になったPC鋼材200を、コンクリート構造物300に埋設された中空のシース310へ挿入する挿入ステップとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に緊張力を導入するための長尺のPC鋼材を配線する技術に関し、特に、狭い施工場所であっても可撓性の悪い(曲げにくく施工性が悪い)大きな径の被覆PC鋼より線等を好適に配線する技術に関する。
現在、橋梁においてポストテンション工法を用いたプレストレストコンクリート桁においては、PC鋼材の一例であるPC鋼より線を複数本束ねたケーブル集合体が内ケーブルとして頻繁に用いられている。ポストテンション工法とはコンクリート強度発現後にコンクリート部材のシース部に挿通したPC鋼より線を緊張することによりプレストレスを導入する工法である。また、内ケーブルとは、PC鋼より線の緊張力をコンクリートとの付着により伝達させてプレストレスを導入するケーブルである。
一般的なポストテンション工法を用いたプレストレストコンクリート部材においては、コンクリートの打設前にポリエチレン製(樹脂製)または金属製のシースを配置し、コンクリートを打設した後にこのシース中に集合体ケーブルを挿入し、コンクリートの強度が所定強度まで達した後に集合体ケーブルを緊張・定着し、最後に、集合体ケーブルの防錆処理および集合体ケーブルとコンクリートとの付着一体化処理を目的として、セメントミルク等(グラウトと呼ばれることがある樹脂配合物)を集合体ケーブルとシースとの間に注入する。
このような一般的なポストテンション工法において、リールレスコイルの内周から橋梁などに配置されたシースにPC鋼より線を挿入するための送り出し装置が、たとえば特開平6−219641号公報(特許文献1)に開示されている。この送り出し装置は、対向して回転する捕捉具でPC鋼より線を挟持してこれを送り出すPC鋼より線の送り出し装置であって、この捕捉具をPC鋼より線を軸として回転できるクレードル内に配置したことを特徴とする。このPC鋼より線の送り出し装置によると、捕捉具がPC鋼より線を軸として回転できるクレードル内にあるためにねじれを解す方向に捕捉具を回転させることのよりねじれが蓄積されることはない。従って、捕捉具間でPC鋼より線が回転できるように締め付け力を緩める必要はなく、送り込み抵抗が高い場合でも、確実にPC鋼より線を送り出すことができる。
特開平6−219641号公報
特許文献1に開示された送り出し装置によると、リールレスコイルの内側からPC鋼撚り線を繰り出すときに、1周送り出すごとに生じる1回転のねじれを解す方向に回転させるために、送り込み抵抗が高い場合でも、確実にPC鋼より線を送り出すようにすることが可能とされる。
ところで、橋梁等の施工場所においてはその施工スペースが狭いために、シースの開口方向の延長線上にPC鋼より線を設置することができない場合が多い。たとえば、施工スペースとしてシースの開口方向と真逆の方向にしか空間がない場合、PC鋼より線を作業者の人力により曲げて(ここでは180度だけ方向を変化するようにU字状に曲げて)方向変換後のPC鋼より線をシースに挿入しなければならない。PC鋼より線の径が大きかったり、PC鋼より線の外層にエポキシ等の樹脂が被覆されていたりすると、PC鋼材の可撓性が非常に悪くなってしまい、治具を用いることなく人力のみでPC鋼材を曲げてシースに挿入することが困難になっているのが現状である。このような問題は、特許文献1に開示された送り出し装置を採用したところで解決できない。
本発明は、このような問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは
、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に、可撓性の悪いPC鋼材を好適にシースへ配線することのできるPC鋼材の配線方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るPC鋼材の配線方法は、以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係るPC鋼材の配線方法は、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に緊張力を導入するための長尺のPC鋼材を配線する方法であって、前記PC鋼材に応じた曲率を備えた円板状部材の外径の少なくとも一部に前記PC鋼材を沿わせた状態で、前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を進行させることにより、前記外径の形状に対応するように前記PC鋼材を曲げる曲げステップと、前記長手方向に前記PC鋼材を進行させることにより、前記円板状部材に沿わされた状態から前記円板状部材から離隔した状態になったPC鋼材を、コンクリート構造物に配置された中空シースへ挿入する挿入ステップと、を含む。
好ましくは、前記曲げステップは、前記円板状部材の外径周長の少なくとも1/6に前記PC鋼材を沿わせて、前記円板状部材に前記PC鋼材を沿わせ始めた方向と前記円板状部材から前記PC鋼材が離隔し始めた方向とが60度以上変更されるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記円板状部材はメインシーブであって、前記曲げステップは、前記メインシーブの外径に前記PC鋼材をガイドローラーで挟持して前記PC鋼材を曲げるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記曲げステップの前に、前記メインシーブの外径に前記PC鋼材を当接させて前記ガイドローラーで挟持して前記メインシーブの外径に沿って前記離隔する位置まで前記ガイドローラーを移動させることにより、前記PC鋼材を前記メインシーブに仕掛ける準備ステップをさらに含むように構成することができる。
さらに好ましくは、前記曲げステップの前に、前記メインシーブの外径に前記PC鋼材の始端を固定するとともに前記PC鋼材を前記ガイドローラーで挟持して前記メインシーブを回転させることにより、前記PC鋼材を前記メインシーブに仕掛ける準備ステップをさらに含むように構成することができる。
さらに好ましくは、前記曲げステップにおいて、人力以外の機械動力を用いて前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を進行させるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記曲げステップにおいて、前記機械動力を用いて前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を押し出す方法、および、前記機械動力を用いて前記円板状部材を回転させる方法の少なくともいずれかの方法により、前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を進行させるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記曲げステップと前記挿入ステップとの間に、前記曲げステップにて前記PC鋼材に付けられて前記曲げステップ後に残存している曲げくせを矯正する矯正ステップをさらに含むように構成することができる。
さらに好ましくは、前記曲げステップは、前記PC鋼材に対して設定された最大許容曲率以上の曲率を備えた円板状部材を用いて前記PC鋼材を曲げるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記PC鋼材は、エポキシ樹脂被覆PC鋼より線であって、前記曲げステップは、前記エポキシ樹脂被覆PC鋼より線に対して設定された前記最大許容曲率である前記エポキシ樹脂被覆PC鋼より線の径の32倍以上の曲率を備えた円板状部材を用いて前記PC鋼材を曲げるように構成することができる。
本発明に係るPC鋼材の配線方法によると、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に、可撓性の悪いPC鋼材を好適にシースへ配線することができる。
本発明の実施の形態に係るPC鋼材の配線方法を実現するためのPC鋼材の配線装置を説明するための図である。 図1に示したPC鋼材の配線方法において、PC鋼材を進行させる進行方法を説明するための図である。 図1に示したPC鋼材の配線方法において、PC鋼材をセッティングする第1のセット方法を説明するための図である。 図1に示したPC鋼材の配線方法において、PC鋼材をセッティングする第2のセット方法を説明するための図である。 図1に示したPC鋼材の配線方法において、PC鋼材に付いた曲げくせをシース挿入前に矯正する矯正方法を説明するための図である。 図1に示したPC鋼材の配線方法において、PC鋼材を沿わせるメインシーブの外径周長とPC鋼材が方向変換される角度とを説明するための図である。 図1に示したPC鋼材の配線方法と比較される従来のPC鋼材の配線方法を説明するための図である。 図1に示したPC鋼材の配線方法を実現するためのより具体的なPC鋼材の配線装置を説明するための図である。 図8に示したPC鋼材の配線装置の詳細な平面図(A)および側面図(B)である。
以下、本発明の実施の形態に係るPC鋼材の配線方法を、図面に基づき、この配線方法を実現するための配線装置とともに説明する。なお、以下においては、限定されるものではないが、PC鋼材は、PC鋼より線であって、特にECFストランド(Epoxy Coated and Filled Strand)と呼ばれる高耐久性を備えたエポキシ樹脂被覆PC鋼より線であるとして説明する。このECFストランドは、PC鋼より線の外層を高品質エポキシ樹脂で完全被覆してPC鋼より線の耐食性を飛躍的に改善することができる点で好ましいが、この外層をエポキシ樹脂で被覆したことにより可撓性が非常に悪くなってしまい、特に、径の大きなECFストランドでは治具(道具、装置)を用いることなく人力のみで曲げてシースに挿入することは極めて困難である。
[配線装置および配線方法について]
本実施の形態に係るPC鋼材の配線方法を実現するためのPC鋼材の配線装置について図1を参照して説明するとともに、本実施の形態に係るPC鋼材の配線方法を説明する。なお、このPC鋼材200には、各種のPC鋼より線または各種の被覆PC鋼より線を含むものである。図1(A)として本実施の形態に係る配線方法を実現するための配線装置の全体的な構成を、図1(B)として図1(A)における配線装置100の拡大図を、図1(C)として図1(B)における配線装置100の側面図を、図1(D)として図1(C)に示す領域D部分の拡大図を、それぞれ示す。なお、図1(C)および図1(D)においては、PC鋼材200(のみ)は断面図で示している。
この図1に示すように、既設構造物400に設けられた足場500の架台510に配線装置100が設置されており、配線装置100のメインシーブ110の外径周長の少なくとも一部にPC鋼材200を沿わせてPC鋼材200の進行方向を矢示X方向から矢示Y方向へ180度方向変換して、コンクリート構造物300に埋設された中空のシース310へ挿入する配線装置100である。なお、本発明においては、メインシーブ110の外径周長にPC鋼材200を沿わせる長さ(外径全周長に対する割合)および矢示X方向から矢示Y方向へPC鋼材200を方向変換する角度についてはいずれも概略値であるが、「略」および「約」等を記載しない場合がある。
このように既設構造物400が存在するために施工スペースが狭く、シース310の開口方向の延長線上からPC鋼材200をシース310へ挿入することができない。このため、この配線装置100およびこの配線装置100を用いた本実施の形態に係る配線方法により、PC鋼材200の進行方向を矢示X方向から矢示Y方向へ180度方向変換して、コンクリート構造物300に埋設された中空のシース310へ挿入する必要がある。
この配線装置100は、施工するPC鋼材200に応じた曲率(多くの場合曲率半径で定義される)を備えた円板状部材であるメインシーブ110と、メインシーブ110の外径にPC鋼材200を挟持するための引出側ガイドローラー120と記載する場合がある)および挿入側ガイドローラー130とを備える。なお、引出側ガイドローラー120および挿入側ガイドローラー130(これら2つは単にガイドローラー、ガイドローラー120、ガイドローラー130と記載する場合がある)のような、メインシーブ110の外径にPC鋼材200を挟持するためのガイドローラーは少なくとも1個備える必要がある。
メインシーブ110は矢示R(1)方向に回転可能なように回転軸112で支持されており、引出側ガイドローラー120は矢示R(2)方向に回転可能なように回転軸(図示しない)で支持されており、挿入側ガイドローラー130は矢示R(3)方向に回転可能なように回転軸(図示しない)で支持されている。なお、この配線装置100においては引出側ガイドローラー120、挿入側ガイドローラー130およびメインシーブ110の回転軸は水平軸(水平方向に延設された軸)であるが、本発明はこのように回転軸の方向が水平方向に限定されるものではない。
図1(C)および図1(D)に示すように、メインシーブ110はPC鋼材200の断面形状に沿った溝114および離脱防止用のリブ122を備え、ガイドローラー120もメインシーブ110と同様にPC鋼材200の断面形状に沿った溝124および離脱防止用のリブ122を備える。なお、ガイドローラー130もメインシーブ110およびガイドローラー120と同様にPC鋼材200の断面形状に沿った溝および離脱防止用のリブを備える。なお、これらのメインシーブ110およびガイドローラー120、130は、PC鋼材200の表層(この表層の素材はPC鋼材の表層が被覆されている場合にはエポキシ等の樹脂であって、PC鋼材の表層が被覆されていない場合にはPC鋼材である)に対して摩擦が低く、PC鋼材200の表層に被覆されたエポキシ等の樹脂およびPC鋼材を破損させることのない、工業用プラスチック等の素材が好ましく用いられる。
このように例示された配線装置100を用いた本実施の形態に係るPC鋼材の配線方法は、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に緊張力を導入するための長尺のPC鋼材200を配線する方法であって、PC鋼材200に応じた曲率を備えた円板状部材(メインシーブ110)の外径の少なくとも一部(図1では略半周分)にPC鋼材200を沿わせた状態で、長尺の長手方向にPC鋼材200を作業者Sの人力によって矢示X方向へ進行させることにより、円板状部材(メインシーブ110)の外径形状(外周形状)に対応するようにPC鋼材200を曲げてPC鋼材200が矢示Y方向になるように曲げる曲げステップと、長手方向にPC鋼材200を作業者Sの人力によって進行させることにより、円板状部材(メインシーブ110)に沿わされた状態から円板状部材(メインシーブ110)から離隔した状態になったPC鋼材200を、コンクリート構造物300に配置(埋設)された中空のシース310へ挿入する挿入ステップとを含む方法である。
なお、本実施の形態においては、このような円板状部材としてメインシーブ110を採用しており、上述した曲げステップにおいては、メインシーブ110の外径にPC鋼材200をガイドローラー120、130で挟持してPC鋼材200を曲げている。
なお、図1においては、作業者Sの人力のみによって、PC鋼材200を進行させているが、本発明はこのような進行方法に限定されるものではなく、曲げステップにおいて、人力以外の機械動力を用いて長尺の長手方向にPC鋼材200を進行させる(すなわち、作業者Sの人力以外の機械動力を用いる)ものであっても構わない。このような態様として、たとえば、曲げステップにおいて、機械動力を用いて長尺の長手方向にPC鋼材200を押し出す方法(図2(B))、および、機械動力を用いて円板状部材(メインシーブ110)を回転させる方法(図2(C))の少なくともいずれかの方法により、長尺の長手方向にPC鋼材200を進行させる。
さらに具体的には、図2(A)に示すように作業者Sによる矢示W(1)方向の人力のみによりPC鋼材200を進行させる方法に代えて、または、加えて、図2(B)に示す
ように電動(電気動力)式のタイヤ式ストランドプッシャー600を用いたり、図2(C)に示すようにメインシーブ110を回転させる電動機(モータ)を用いたりすることが挙げられる。この場合において、作業者Sの人力以外とともに機械動力を用いても構わないし、他の種類の機械動力(たとえば押し出すのではなく引き出す力をPC鋼材200に付与する機械動力)を用いても、これらを適宜に組み合わせても構わない。
図2(B)に示すタイヤ式ストランドプッシャー600は、PC鋼材200を挟持する一対の電動タイヤ610および電動タイヤ620を少なくとも1つの電動タイヤを電気動力(モータ)により矢示W(2)方向および矢示W(3)方向に回転させることにより、PC鋼材200を進行させる方法である。
図2(C)に示すメインシーブ110を回転させる方法は、図1を用いて説明したガイドローラー120、130とともにPC鋼材200を挟持するメインシーブ110を電気動力(モータ)により矢示W(4)方向に回転させることにより、PC鋼材200を進行させる方法である。なお、このようにメインシーブ110を回転させる方法に代えて、または、加えて、ガイドローラー120、130を電気動力(モータ)によりそれぞれ所定の方向に回転させる方法を採用しても構わない。
このようにメインシーブ110とガイドローラー120、130とでPC鋼材200を挟持する場合においては、曲げステップの前に実行される準備ステップとして、たとえば以下の2つの方法を採用することができる。
図3に示すように、曲げステップの前に実行される準備ステップにおいて、メインシーブ110の外径にPC鋼材200を当接させて挿入側ガイドローラー140で挟持してメインシーブの外径に沿ってPC鋼材200が離隔する位置まで挿入側ガイドローラー140を移動させることにより、PC鋼材200をメインシーブ110に仕掛ける。より詳しくは、この場合においては、挿入側ガイドローラー130とは機能が異なる挿入側ガイドローラー140は、図3に示す矢示Z(1)方向に移動可能に構成され、時系列順の図3(A)〜図3(C)に示すように、PC鋼材200をメインシーブ110との間で挟持した挿入側ガイドローラー140が矢示Z(1)方向に(ここではメインシーブ110の略半回転分だけ)挿入側ガイドローラー140の自転軸が移動する。なお、引出側ガイドローラー120は自転するものの、挿入側ガイドローラー140のようにその自転軸が移動する必要はない。
さらに、図4に示すように、曲げステップの前に実行される準備ステップにおいて、メインシーブ110の外径にPC鋼材200の始端を固定治具210により固定するとともにPC鋼材200を引出側ガイドローラー120で挟持してメインシーブ110を(人力または機械動力により)回転させることにより、PC鋼材200をメインシーブ110に仕掛ける。より詳しくは、この場合においては、挿入側ガイドローラー130とも挿入側ガイドローラー140とも機能が異なる挿入側ガイドローラー150は、図4に示す矢示Z(2)方向に移動可能に構成され、時系列順の図4(A)〜図4(C)に示すように、固定治具210によりその始端が固定されたPC鋼材200はメインシーブ110が回転することにより矢示R(1)方向へ移動する。PC鋼材200の始端が挿入側ガイドローラー150の位置を越えるまでは、挿入側ガイドローラー150はメインシーブ110の外周から少なくとも固定治具210の大きさの分だけ離隔しており、PC鋼材200の始端が挿入側ガイドローラー150の位置を越えると、挿入側ガイドローラー150はメインシーブ110の外周に接近して(挿入側ガイドローラー150は矢示Z(2)方向へ自転軸を移動させて)、メインシーブ110と挿入側ガイドローラー150とによりPC鋼材200を挟持する。なお、引出側ガイドローラー120は自転するものの、その自転軸が移動する必要はない。
このようにして、曲げステップにおいて所望の曲率に曲げられることによりその進行方向が矢示X方向から矢示Y方向へと変換されたPC鋼材200は、挿入ステップにおいて曲げステップにおいて付与された曲げくせが残存している場合があり、このような場合にはこの曲げくせがシース310の内壁に引っ掛かりシース310への挿入抵抗になりかねない。このため、本実施の形態に係るPC鋼材の配線方法においては、曲げステップと挿
入ステップとの間に、曲げステップにてPC鋼材200に付けられて曲げステップ後に残存している曲げくせを矯正する矯正ステップをさらに含むことも好ましい。
より具体的には、図5に示すように、挿入側ガイドローラー130とシース310の入口との間に、矯正部700を設置する。矯正部700は複数の矯正ローラー710、720、730から構成され、PC鋼材200を挟持するように、PC鋼材200を挟んで設けられる。ここでは、矯正ローラー710と矯正ローラー720とが並んで配置され、これらの矯正ローラー710と矯正ローラー720との間のPC鋼材200を挟んだ逆側に矯正ローラー730が設けられている。すなわち、矯正ローラー710、720、730が千鳥に配置され、PC鋼材200を挟持している。矯正ローラー710、720、730は、それぞれ所定の方向にPC鋼材200を挟持して回転する。ここで、矯正ローラー710および矯正ローラー720は矢示R(4)方向に、矯正ローラー730矢示R(4)方向に、それぞれ自転する。この場合において、この自転は、動力が付与されないでPC鋼材200の進行により自転する自由自転でも、動力が付与されることにより自転する強制自転でも、いずれであっても構わない。
上述した実施の形態においては、メインシーブ110にPC鋼材200を沿わせ始めた方向(矢示X方向)とメインシーブ110からPC鋼材200が離隔し始めた方向(矢示Y方向)とが略180度変更されているが、本発明はこのような角度に限定されるものではない。狭い施工場所での好適な配線方法を実現できるものであればよく、たとえば、曲げステップにおいて、円板状部材(メインシーブ110)の外径周長の少なくとも1/6にPC鋼材200を沿わせて、円板状部材(メインシーブ110)にPC鋼材200を沿わせ始めた方向と円板状部材(メインシーブ110)からPC鋼材200が離隔し始めた方向とが60度以上変更されることが好ましい。外径周長の1/6以上沿わせて60度以上方向変更することにより、狭い場所での施工が容易になるという作用効果を発現させることができる。円板状部材(メインシーブ110)にPC鋼材200を沿わせ始めた方向(図6(A)〜図6(D)における矢示X方向)と円板状部材(メインシーブ110)からPC鋼材200が離隔し始めた方向(図6(A)〜図6(D)における矢示Y方向)との変更角度の上限値は、当然ながら、180度となる。すなわち、たとえば、図6(A)に示すように外径周長の1/6程度沿わせて矢示X方向から矢示Y方向へ60度方向変換、図6(B)に示すように外径周長の1/4程度沿わせて矢示X方向から矢示Y方向へ90度方向変換、図6(C)に示すように外径周長の1/3程度沿わせて矢示X方向から矢示Y方向へ120度方向変換、図6(D)に示すように外径周長の1/2程度沿わせて矢示X方向から矢示Y方向へ180度方向変換、することにより、狭い場所での施工が容易になるという作用効果を発現させることができる。
ところで、上述したように、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に緊張力を導入するための長尺のPC鋼材200を曲げステップにて、このPC鋼材200に応じた曲率を備えた円板状部材(メインシーブ110)の外径の少なくとも一部にPC鋼材200を沿わせた状態で、長尺の長手方向にPC鋼材200を進行させることにより、外径の形状に対応するようにPC鋼材200を曲げる。この曲げステップにより、PC鋼材200は、そのPC鋼材200に応じた曲率で曲げられることになる。ここで、このようなPC鋼材200を極端に曲げてしまうと(小さい曲率で曲げてしまうと)たとえばPC鋼材200の外層を被覆しているエポキシ樹脂が破損してしまう不具合が発生してしまう可能性がある。このような不具合を回避するために、この曲げステップにおいては、PC鋼材200に対して設定された最大許容曲率以上の曲率を備えた円板状部材(メインシーブ110)を用いてPC鋼材200を曲げている。さらに、ここでこのPC鋼材200がエポキシ樹脂被覆PC鋼より線(ECFストランド)である場合には、曲げステップは、エポキシ樹脂被覆PC鋼より線に対して設定された最大許容曲率として設定されているエポキシ樹脂被覆PC鋼より線の径の32倍以上の曲率を備えた円板状部材(メインシーブ110)を用いてPC鋼材200を曲げている。
[具体的な配線装置および配線方法について]
従来技術を採用した配線方法を示す図7ならびに本実施の形態に係る配線方法を示す図
8および図9を参照して、さらに具体的に配線装置および配線方法について説明する。
本実施の形態に係るPC鋼材の配線方法およびこの配線方法を実現するためのPC鋼材の配線装置については、上述した通りであるが、以下にさらに詳しく説明する。なお、以下に示す配線装置および配線方法も本発明の一例を示したものに過ぎず、本発明が以下に示す配線装置および配線方法に限定されるものではない。
まず、図7を参照して、従来技術を採用した配線方法について説明する。従来技術は、上述したような配線装置を用いた配線方法ではなく、たとえばポリエチレン製または鋼製の半円形状の配管800を固定しておいて、タイヤ式ストランドプッシャー600でPC鋼材200を挟持する一対の電動タイヤ610および電動タイヤ620を少なくとも1つの電動タイヤを電気動力(モータ)により矢示W(2)方向および矢示W(3)方向に回転させることにより、PC鋼材200を配管800内へ進行させて、PC鋼材200を略180度(図6(A)〜図6(D)における矢示X方向と矢示Y方向との角度)方向変換していた。
しかしながら、
・PC鋼材200としてECFストランド28.6mm径を採用して、配管800として外径76mm曲率半径900mmのポリエチレン製配管を採用したところ、PC鋼材200が配管800の1/3程度進んだところでPC鋼材200の先端が配管800にめり込んでしまい、それ以上進行させることができず、
・PC鋼材200としてECFストランド28.6mm径を採用して、配管800として外径89.1mm曲率半径900mmの鋼製配管を採用したところ、(配管800の素材がPE製ではなく鋼製であるので)PC鋼材200の先端が配管800にめり込むことはないもののやはりPC鋼材200が配管800の1/3程度進んだところで進行させることができなかった。このため、図7に示す従来技術ではPC鋼材200を好適に曲げることができないために、狭い施工場所におけるPC鋼材200のシース310への挿入作業が困難であった。
これに対して、上述した配線装置をより具体化した図8および図9に示す配線装置1000を用いると、問題なく曲げステップにてPC鋼材200を曲げることができた。以下に詳しく説明する。
図8および図9に示すように、この配線装置1000は、ともに自転軸(この自転軸は垂直軸)の位置が固定された引出側ガイドローラー1120(引出側ガイドローラー120に相当)および挿入側ガイドローラー1130(挿入側ガイドローラー130に相当)と、これらの引出側ガイドローラー1120および挿入側ガイドローラー1130に対してメインシーブ1110(メインシーブ110に相当)を矢示A(1)方向に前進または矢示A(2)方向に後退させる空気圧機器(ここではエアシリンダ1100)とを備える。ここで、図8ではメインシーブ1110の外径周長の略1/3が、図9ではメインシーブ1110の外径周長の略1/3または略1/2がPC鋼材200に沿わされて、PC鋼材200の進行方向が変換(図8では図6(C)に対応する略120度変換、図9では図6(C)に対応する略120度変換または図6(D)に対応する略180度変換)されている。
メインシーブ1110は矢示R(1)方向に回転可能なように回転軸1112(回転軸112に相当する垂直軸)で支持されている。エアシリンダ1100のストローク長は、PC鋼材200をメインシーブ1110の外径周長にどの程度沿わせるのかにより異なるが、少なくとも1/6にPC鋼材200を沿わせて、メインシーブ1110にPC鋼材200を沿わせ始めた方向とメインシーブ1110からPC鋼材200が離隔し始めた方向とが60度以上変更されることが好ましい点は上述と同じである。なお、この配線装置1000においては引出側ガイドローラー1120、挿入側ガイドローラー1130およびメインシーブ1110の回転軸は垂直軸(垂直方向に延設された軸)であるが、本発明はこのように回転軸の方向が垂直方向に限定されるものではない。
図9に示すように、
・エアシリンダ1100のストローク長が図示したL(B)であると、メインシーブ11
10は初期位置1110Aから第1前進位置1110Bまで前進することができ、PC鋼材200をメインシーブ1110の外径周長の1/3程度沿わせて、初期状態200AのPC鋼材200を曲げステップにより変換状態200Bとして示すPC鋼材200へ、その進行方向が略120度方向変換させたPC鋼材200へ変化させることができ、
・エアシリンダ1100のストローク長が図示したL(C)であると、メインシーブ1110は初期位置1110Aから第2前進位置1110Cまで前進することができ、PC鋼材200をメインシーブ1110の外径周長の1/2程度沿わせて、初期状態200AのPC鋼材200を曲げステップにより変換状態200Cとして示すPC鋼材200へ、その進行方向が略180度方向変換させたPC鋼材200へ変化させることができる(いずれのストローク長においてもメインシーブ1110と引出側ガイドローラー1120および挿入側ガイドローラー1130とでPC鋼材200が挟持されているものとする)。
なお、エアシリンダ1100に代えて、複数の位置での停止が可能なリニアガイドおよび駆動モータを用いて、複数のストローク長を実現するようにすれば、たとえば施工場所の大きさに応じてPC鋼材200をメインシーブ1110の外径周長の沿わせうえ長さを変更することができて、PC鋼材200の進行方向を施工場所の大きさに好ましいように変換させることも可能である(いずれのストローク長においてもメインシーブ1110と引出側ガイドローラー1120および挿入側ガイドローラー1130とでPC鋼材200が挟持されている点は上述と同じ)。
図8および図9に示す配線装置1000を用いた本実施の形態に係る配線方法について説明する。なお、エアシリンダ1100のストローク長はL(C)であるとして説明する。
この配線方法は、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に緊張力を導入するための長尺のPC鋼材200を配線する方法であって、
・メインシーブ1110がその初期位置1110Aにない場合には、エアシリンダ1100を矢示A(2)方向へ後退させて、メインシーブ1110をその初期位置1110Aまで移動させて、
・初期状態200Aとして示したPC鋼材200をメインシーブ1110へセットして、・エアシリンダ1100を矢示A(1)方向へ前進させて、メインシーブ1110を第2前進位置1110Cまで移動させて、引出側ガイドローラー1120および挿入側ガイドローラー1130と、メインシーブ1110とでPC鋼材200を挟持して、
このようにしてPC鋼材200に応じた曲率を備えたメインシーブ1110の外径の少なくとも一部(図9のストローク長がL(C)であるために略1/2)にPC鋼材200を沿わせた状態で、長尺の長手方向にPC鋼材200をタイヤ式ストランドプッシャー600によって矢示X方向へ進行させることにより、円板状部材(メインシーブ110)の外径の形状に対応するようにPC鋼材200を変換状態200Cで示す状態まで曲げて、PC鋼材200の進行方向が矢示Y方向になるように曲げて(曲げステップ)、
・長手方向にPC鋼材200をタイヤ式ストランドプッシャー600によって進行させることにより、メインシーブ1110に沿わされた状態からメインシーブ1110から離隔した状態になったPC鋼材200を、コンクリート構造物300に配置(埋設)された中空のシース310へ挿入する(挿入ステップ)とを含む。
以上のようにして、本実施の形態に係るPC鋼材の配線方法によると、プレストレストコンクリートのポストテンション方式において緊張力を導入するPC鋼材であってそのPC鋼材が可撓性の悪くかつ狭い施工場所であっても、施工する際にPC鋼材を好適にシースへ配線することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する
際に緊張力を導入するための長尺のPC鋼材を配線する技術に好ましく、PC鋼材が可撓性の悪くかつ狭い施工場所であっても、施工する際にPC鋼材を好適にシースへ配線することのできる点で特に好ましい。
100 配線装置
110 メインシーブ
112 回転軸
120 引出側ガイドローラー
130 挿入側ガイドローラー
200 PC鋼材
300 コンクリート構造物
310 シース
400 既設構造物
500 足場
510 架台
600 タイヤ式ストランドプッシャー
1000 配線装置

Claims (10)

  1. プレストレストコンクリート構造物をポストテンション方式により施工する際に緊張力を導入するための長尺のPC鋼材を配線する方法であって、
    前記PC鋼材に応じた曲率を備えた円板状部材の外径の少なくとも一部に前記PC鋼材を沿わせた状態で、前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を進行させることにより、前記外径の形状に対応するように前記PC鋼材を曲げる曲げステップと、
    前記長手方向に前記PC鋼材を進行させることにより、前記円板状部材に沿わされた状態から前記円板状部材から離隔した状態になったPC鋼材を、コンクリート構造物に配置された中空シースへ挿入する挿入ステップと、
    を含む、PC鋼材の配線方法。
  2. 前記曲げステップは、前記円板状部材の外径周長の少なくとも1/6に前記PC鋼材を沿わせて、前記円板状部材に前記PC鋼材を沿わせ始めた方向と前記円板状部材から前記PC鋼材が離隔し始めた方向とが60度以上変更される、請求項1に記載のPC鋼材の配線方法。
  3. 前記円板状部材はメインシーブであって、
    前記曲げステップは、前記メインシーブの外径に前記PC鋼材をガイドローラーで挟持して前記PC鋼材を曲げる、請求項1または請求項2に記載のPC鋼材の配線方法。
  4. 前記曲げステップの前に、前記メインシーブの外径に前記PC鋼材を当接させて前記ガイドローラーで挟持して前記メインシーブの外径に沿って前記離隔する位置まで前記ガイドローラーを移動させることにより、前記PC鋼材を前記メインシーブに仕掛ける準備ステップをさらに含む、請求項3に記載のPC鋼材の配線方法。
  5. 前記曲げステップの前に、前記メインシーブの外径に前記PC鋼材の始端を固定するとともに前記PC鋼材を前記ガイドローラーで挟持して前記メインシーブを回転させることにより、前記PC鋼材を前記メインシーブに仕掛ける準備ステップをさらに含む、請求項3に記載のPC鋼材の配線方法。
  6. 前記曲げステップにおいて、人力以外の機械動力を用いて前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を進行させる、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のPC鋼材の配線方法。
  7. 前記曲げステップにおいて、前記機械動力を用いて前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を押し出す方法、および、前記機械動力を用いて前記円板状部材を回転させる方法の少なくともいずれかの方法により、前記長尺の長手方向に前記PC鋼材を進行させる、請求項6に記載のPC鋼材の配線方法。
  8. 前記曲げステップと前記挿入ステップとの間に、前記曲げステップにて前記PC鋼材に付けられて前記曲げステップ後に残存している曲げくせを矯正する矯正ステップをさらに含む、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のPC鋼材の配線方法。
  9. 前記曲げステップは、前記PC鋼材に対して設定された最大許容曲率以上の曲率を備えた円板状部材を用いて前記PC鋼材を曲げる、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のPC鋼材の配線方法。
  10. 前記PC鋼材は、エポキシ樹脂被覆PC鋼より線であって、
    前記曲げステップは、前記エポキシ樹脂被覆PC鋼より線に対して設定された前記最大
    許容曲率である前記エポキシ樹脂被覆PC鋼より線の径の32倍以上の曲率を備えた円板状部材を用いて前記PC鋼材を曲げる、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のPC鋼材の配線方法。
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