JP2018199565A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】状況に応じて適切に重送シートを処理可能なシート搬送装置を提供する。【解決手段】シート搬送装置1は、重送が検知した場合に第1モード及び第2モードを実行可能な制御装置を備えている。第1モードは、重送が検知されたシートを、エスケープ搬送路R2を介して重送シート排出部232に排出する。第2モードは、重送が検知されたシートを重送シート排出部232に排出せずに、所定のタイミングにてシート搬送路R1上に停止させる。【選択図】図1

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関する。
一般に、プリンタなどのシートに画像を形成する画像形成装置において、シートを給送する際に複数枚重なった状態で給送してしまう重送という問題が知られている。重送が発生すると、重なって搬送されたシート(以下、重送シートともいう)がシート搬送路内において詰まってシートジャムの原因となる。また、例え、シートジャムが発生しなくとも、成果物に画像が形成されていない白紙のシートが紛れ込んでしまう。特に、画像が形成されたシートに製本処理やステイプル処理を施す場合には、製本やステイプルされた成果物の中に白紙のシートが介在してしまうという問題があった。
そこで、従来、シート搬送路の途中から分岐するようにエスケープ搬送路を設け、重送シートをこのエスケープ搬送路を介してエスケープトレイに排出するものが案出されている(特許文献1参照)。
特開2011−42469号公報
このように、重送シートを、エスケープ搬送路を介してエスケープトレイに排出するようにすると、重送シートの成果物への混入を防止することができる。また、重送発生時にプリンタの稼働を止めることなく重送シートの処理をすることができるため、重送シートの処理を起因として発生するダウンタイムを短縮することができる。
一方で、上記エスケープ搬送路にてシートジャムが発生し、かつ、そのシートジャムを起こしたシートがシート搬送方向に長い長尺シートの場合、シートの一部がまだシート搬送路上に残った状態でシートが停止してしまうことがある。そして、この状態でシートジャムを起こしたシートを、ユーザーが無理に引っ張ったりすると、シートの一部が破れ、上記長尺シートの一部がシート搬送路上に取り残されてしまう虞がある。
そこで、本発明は、状況に応じて適切に重送シートを処理可能なシート搬送装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシート搬送装置は、シートを積載するシート積載部と、前記シート積載部に積載されたシートを給送するシート給送手段と、前記シート給送手段から給送されたシートの重送を検知する重送検知手段と、前記重送検知手段により重送が検知されたシートが、シート搬送路の中途部から分岐したエスケープ搬送路を介して排出される重送シート排出部と、前記重送検知手段により重送が検知され場合に、重送が検知されたシートを前記エスケープ搬送路を介して前記重送シート排出部に排出する第1モードと、前記重送が検知されたシートを前記重送シート排出部に排出せずに、前記シート搬送路上に停止させる第2モードと、を実行可能な制御手段と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によると、重送を検知した場合に、重送シート排出部にシートを排出する以外にも、重送が検知されたシートを重送シート排出部に排出せずに、シート搬送路上に停止させることができる。このため、重送が発生した場合に、ダウンタイムが極力、生じないように重送シート排出部に重送が検知されたシートを排出することもできるし、ダウンタイムよりも他の可能性を考慮して所定のタイミングにてシート搬送路上にてシートを停止させることもできる。
本発明の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。 図1のプリンタの制御装置を示すブロック図。 重送処理のフローチャート図。 重送処理における閾値の長さを示す模式図。 (a)は第2モードによって重送シートの搬送が停止された状態を示す図、(b)はジャム処理のためにレジスト調整装置が開放された状態を示す図。 (a)エスケープ搬送路にてシートジャムが発生した状態を示す図、(b)はエスケープ搬送路を開放した状態を示す図。 重送処理における他の閾値の長さを示す模式図。 (a)は第2モードにおける重送シートの停止タイミングを変更した他の例を示す図、(b)はシート搬送路を開放可能に構成された長尺フィーダーを示す図。 (a)は長尺シートがエスケープ搬送路にてシートジャムを起こした状態を説明する模式図、(b)はエスケープ搬送路を開放した状態を示す模式図。
以下、本発明の実施の形態に係るシート搬送装置について説明をする。なお、以下の説明にてシート搬送装置の一例としてプリンタ1について説明を行うが、このプリンタ1は、後述する装置本体100、ペーパーデッキ101、レジスト調整装置103、及び長尺フィーダー102を備えた全体としてシート搬送装置として機能する。また、これに限られず、画像を形成する装置本体100を除いたペーパーデッキ101、レジスト調整装置103、及び長尺フィーダー102の部分のみでもシート搬送装置を構成することができる。更に、装置本体内にエスケープトレイを設け、この装置本体内の搬送部分により上記シート搬送装置を構成しても良い。
<プリンタの全体構成>
まず、本実施の形態におけるプリンタ1の全体構成について図1に基づいて説明をする。図1に示すように、画像形成装置であるプリンタ1は、シートに画像を形成する装置本体100と、装置本体100に対してシートを給送するペーパーデッキ101及び長尺フィーダー102とを備えて構成されている。ペーパーデッキ101は、装置本体100に対して接続されており、装置本体100内のシートカセット61〜64よりも多量のシートを積載可能な大容量スタッカである。また、長尺フィーダー102は、上記ペーパーデッキ101に対してレジスト調整装置103を介して接続されており、所定長さ以上の長尺シートを積載可能に構成されている。
装置本体100は、上部に画像を読み取るための走査光学系を有する画像読み取り部21が設けられており、その下側にはシートに画像を形成するための画像形成部22が設けられている。また、画像形成部22の下方には、シートを収容して装置の正面側から出し入れ可能に装着されるフロントローディング形式のシートカセット61〜64が複数段設けられている。
画像形成部22は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色ごとの画像を形成する画像形成ステーション23Y〜23Kを備えており、画像形成ステーション23Y〜23Kが中間転写ベルト31に沿って並設されたタンデム式の画像形成部である。イエローの画像形成ステーション23Yは、感光ドラム11Yと、この感光ドラム11Yの周りに帯電装置12Y、露光装置13Y、現像装置14Y、一次転写ローラ35Y及びクリーニングブレード15Yなどを備えて構成されている。
上記帯電装置12Yは、感光ドラム11Yの表面を所定の電位に帯電させ、露光装置13Yは、この帯電装置12Yによって一様に帯電した感光ドラム11Yの表面に静電潜像を形成する。また、現像装置14Yは、トナーにより感光ドラム11Y上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。一次転写ローラ35Yは、感光ドラム11Y及び中間転写ベルト31との間に一次転写ニップを形成し、転写バイアスが印加されることによって、感光ドラム11Y上のトナー像を中間転写ベルト31上に転写するように構成されている。また、クリーニングブレード15Yは、一次転写ニップの下流側にて感光ドラム11の表面と当接して、一次転写後に感光ドラム11Y上に残留した残留トナーを除去するように構成されている。なお、他の画像形成ステーション23M〜23Kは、上述したイエローの画像形成ステーション23Yと、使用しているトナー色を除いて、基本的に同様の構成をしているため、その説明を省略する。
中間転写ベルト31は、ブラックの画像形成ステーション23Kの下流側にて二次転写内ローラ32及び二次転写外ローラ41と共に中間転写ベルト31上に形成された画像をシートに対して転写する二次転写部T2を形成している。また、二次転写部T2のシート搬送方向下流には、定着装置5が設けられており、この定着装置5によって加圧及び加熱されてシート上の未定着画像がシートに定着させられる。
プリンタ1は、このように構成されているため、例えば、画像読み取り部21にて読み取った画像をプリントする場合、読み取った画像情報を光電変換し、画像形成ステーション23Y〜23Kにて各色ごとの画像を形成する。ついで、画像形成ステーション23Y〜23Kにて形成された画像を中間ベルト上に重畳するように一次転写し、この画像を二次転写部T2にてシートカセット61〜64、ペーパーデッキ101又は長尺フィーダー102から給送されて来たシートに二次転写する。
その後、二次転写部T2にて画像が転写されたシートは、定着装置5にて熱及び圧力が印加されてトナー像が融着され、ユーザーの指定により片面画像形成モードであれば排出口50より装置外へ排出される。また、両面画像形成モードであれば反転パス52へと送られ、両面パス85を通って再度、画像形成部22へと送られる。
<ペーパーデッキの構成>
ペーパーデッキ101の構成について詳しく説明をする。図1に示すように、ペーパーデッキ101は、装置本体100に設けられたシートカセット61〜64よりも大容量のシート積載部110a〜110cと、各シート積載部110a〜110cに対応した搬送手段としての給紙部120a〜120cとを備えている。給紙部120a〜120cは、静電気力によりシート積載部110a〜110c上のシートを吸着して搬送する吸着搬送手段であり、シート積載部110a〜110cに積載されたシートを給送する給送手段を構成している。
また、ペーパーデッキ101は、シート積載部110a〜110cから給送されたシートを装置本体100へと案内するシート搬送路R1と、シート搬送路R1から分岐し、エスケープトレイ232へとシートを案内するエスケープ搬送路R2と、を備えている。シート搬送路R1上には、複数の搬送ローラ対205〜218が配置され、給送されたシートを装置本体100へと受け渡すようになっている。なお、本実施の形態において、シート搬送路とは、各シート積載部61〜64、110a〜110c、130から給送され、画像が形成された後、装置外に排出されるまでの間(本実施の形態では排出口50から排出されるまで)にシートが通る排出経路をいう。上記シート搬送路R1は、ペーパーデッキ101におけるシート搬送路を構成している。
一方、上記エスケープ搬送路(エスケープ搬送経路)R2は、搬送ローラ対217の下流側の分岐部231にてシート搬送路R1から上方へと分岐しており、エスケープ搬送路R2上には、搬送ローラ対219〜222が配置されている。搬送ローラ対219〜221によって搬送されたシートは、エスケープ搬送路R2の終端部に設けられたエスケープ排出ローラ対222によって、ペーパーデッキ101の上面に設けられたエスケープトレイ232に排出される。
また、ペーパーデッキ101の右方には受け入れローラ対223、224が設けられており、ペーパーデッキ101の右側に設けられたレジスト調整装置103からペーパーデッキ101にシートを受け渡せるようになっている。更に、シート搬送路R1上における搬送ローラ対213の下流でかつ搬送ローラ対214の上流には、シートの重送を検知する重送検知手段としての重送検知器233が設けられている。上記エスケープトレイ232は、重送が検知されたシートがシート搬送路の中途部から分岐したエスケープ搬送路を介して排出される重送シート排出部となっており、重送検知器233により重送が検知されたシートは、エスケープトレイ232へと排出される。
なお、本実施の形態において、重送検知器233は、超音波発信センサと超音波受信センサとによって構成されており、シートが重なっている場合に、シートを通過する超音波の減衰度合いに基づいて重送と判断している。また、重送検知の方式は、必ずしも超音波センサを用いる必要はなく、例えば、光センサなどによって構成されてもよく、また、厚さではなく、給送されているシート長さに基づいて重送を検知しても良い。更に、後述する重送検知器234も上記重送検知器233と同様の構成により構成されている。
<長尺フィーダー及びレジスト調整装置の構成>
長尺フィーダー102は、装置本体100およびペーパーデッキ101には収容できないようなシート搬送方向に対して長い長尺シートも積載可能な長尺シート積載部130と、長尺シート積載部130に対応した給紙部140と、を備えている。給紙部140は、静電気力により長尺シート積載部130上のシートを吸着して搬送する吸着搬送手段であり、シート積載部としての長尺シート積載部130に積載されたシートを給送するシート給送手段を構成している。
また、長尺フィーダー102は、給紙部140により給送されたシートを搬送する搬送ローラ対225,226を備えており、これら搬送ローラ対225,226により長尺シートを搬送してレジスト調整装置103へと受け渡す。また、搬送ローラ対225,226の間には、シートの重送を検知する重送検知器234が設けられていると共に、長尺フィーダー102は、シートの長さを検知するシート長さ検知手段としてのシート長さ検知器235(図2参照)を備えている。シート長さ検知器235は、長尺シート積載部130に設けられ、積載されているシートのサイズを例えばフラグとフォトセンサなどで検出するセンサや、シート搬送路上にてシートを検知するフォトセンサなどによって構成される。これらのセンサを用いることで、検出されたシートサイズや、シート搬送路上にてシートの先端から後端までの通過時間などによってシートの搬送方向に対する長さを検知することができる。また、シート長さ検知器235は、長尺シート積載部130上にてシートの後端位置を規制する後端規制板等の位置を検出して、直接、シート搬送方向の長さを検出するようにしても良い。
また、レジスト調整装置103は、搬送ローラ対227〜230を備えており、これら搬送ローラ対227〜230によりシートを搬送している間にレジスト調整手段(不図示)によりシートの斜行、横レジずれを調整するように構成されている。斜行や横ずれが補正されたシートはシート搬送方向における最下流に設けられた搬送ローラ対230からペーパーデッキ101に受け渡される。また、上記レジスト調整装置103には、隣接する搬送ローラ対230,229の間に、搬送センサ(シート検知手段)236が設けられており、この搬送センサ236によって、シートの有無の検知が可能となっている。
<制御装置の構成>
ついで、プリンタ1の制御手段としての制御装置300の構成について説明する。図2に示すように、制御装置300は、各種演算を実行する演算手段としてのCPU300aと、記憶手段を構成するROM300b及びRAM300cを備えている。RAM300cは、上記CPU300aのワーキングエリアとして機能すると共に、ROM300bには、プリンタ1の制御に使用される各種プログラムが格納されている。
また、上記制御装置300には、重送検知手段としての重送検知器234、シート長さ検知器235、搬送センサ236などの各種センサ類が接続されている。また、搬送ローラ対225〜230の駆動モータ237a〜237cや、搬送切り替え器239などが接続されている。なお、第1駆動モータ237aは搬送ローラ対225,226を駆動し、第2駆動モータ237bは搬送ローラ対227,228を駆動し、第3駆動モータ237cは搬送ローラ対229,230を駆動している。また、切替手段としての搬送切り替え器239は、分岐部231にて第1及び第2位置の間で移動可能に設けられ、不図示の切替部材と切替部材の姿勢を変えるソレノイドを有している。切替部材が第1位置に位置することによって、シートをシート搬送路R1へ、第2位置に位置することによって、シートをエスケープ搬送路R2へ案内するようになっている。さらに、制御装置300には、ユーザーがプリンタ1への入力操作を行なったり、各種情報が表示されたりする操作パネル240が接続される。
ここで、ROM300bの中には、重送検知器233,234が重送を検知した際に実行される重送処理プログラムP1が格納されている。本実施の形態では重送検知器233は、ペーパーデッキ101のシート積載部110a〜110cから給送されたシートの重送を検知し、重送検知器234は、長尺フィーダー102の長尺シート積載部130から給送されたシートの重送を検知している。重送処理プログラムP1は、上記重送検知器233が重送を検知した場合、重送シートの処理によるダウンタイムを極力、短くするため、この重送が検知されたシートをエスケープ搬送路R2を介してエスケープトレイ232に退避させる。
一方で、長尺シート積載部130から給送されたシートの重送を検知している重送検知器234が重送を検知した場合、常にエスケープトレイ232にシートを退避させる構成を取ると、以下のような可能性がある。即ち、例えば、図9(a)に示すように、長尺シートがエスケープ搬送路R2にてシートジャムを起こすと、シートの一部がまだシート搬送路R1上に残って、多数の搬送ローラ対に挟まれている場合がある。
この場合、図9(b)に示すように、シート搬送路R1及びエスケープ搬送路R2を開き、シートジャムを起こしたシートを除去するようにユーザーに促すが、ユーザーが誤って、図9(a)の状態のままシートを引っぱってしまう虞がある。すると、エスケープ搬送路R2内及びシート搬送路R1内で多数の搬送ローラ対が加圧されている状態でシートが引き抜かれるため、その引っ張り方によってはシートが破れてしまい、シート片がシート搬送路R1内に残ってしまう虞がある。
特に、重送したシートが多数枚である場合、シートの剛度やふくらみが大きく、屈曲して形成されたエスケープ搬送路R2を通過する際の搬送抵抗が過大となってしまうため、エスケープ搬送路内におけるシートジャムであるエスケープジャムを起こしやすい。
そこで、上記重送処理プログラムP1は、重送検知器234にて重送が検知されると、第1及び第2モードを選択的に実行可能に構成されている。即ち、重送処理プログラムP1は、第1モードとしてシート長さ検知器235によって検知されたシート長さ検出結果に基づいて、重送シートをエスケープトレイ232に排出することができるようになっている。また、第2モードとしてエスケープトレイ232に退避させず、重送シートを所定の位置に停止させることができるようになっている。より具体的には、重送が検知されたシートのシート搬送方向における長さが所定の長さより短い場合に第1モードを実行し、重送が検知されたシートのシート搬送方向における長さが所定の長さ以上の場合に第2モードを実行するように構成されている。以下、これら第1及び第2モードについて詳しく説明をする。
<重送処理の説明>
図3〜図6に基づいて、長尺フィーダー102から給送されたシートの重送が検知された場合における重送処理について詳しく説明をする。図3に示すように、給送開始後、重送検知器234が重送を検知すると、制御装置300は、シート長さ検知器235の検知結果に基づいて、重送が検知されたシートの長さが所定長さ以上か否かを判断する(図3のS1)。より詳しくは、上記所定長さは、本実施の形態においては、図4に示すように、搬送ローラ対217からエスケープ排出ローラ対222までを跨るシート長さD1、即ち、エスケープ搬送路R2の長さに設定されている。
そして、制御装置300は、上記長さD1よりも重送を検知したシートの長さが短いと判断すると(S1のNo)、第1モードを実行することを決定し、分岐部231に配置された切り替え器239の切替部材を第1位置から第2位置へと切り替える(S2)。切替部材が第2位置に切り替えられると、重送を検知されたシートは、エスケープ搬送路R2へと案内され、エスケープトレイ232に排出される。なお、エスケープトレイ232へのシートが完了すると、切替部材は第1位置へ戻るように制御される。
一方、制御装置300は、重送を検知したシートの長さが長さD1以上と判断すると(S1のYes)、重送シートをエスケープトレイ232に退避させず、所定の位置に停止させる第2モードを実行することを決定する。第2モードを実行することを決定すると、制御装置300は、レジスト調整装置103の搬送センサ236が重送シートの先端を検知したことに基づいて(S3)、第1〜第3駆動モータ237a〜237cを停止させる(S4)。また、併せて操作パネル240(図2参照)上にジャム処理を促す警告を表示する(S5)。
搬送センサ236が重送シートを検知したタイミングで第1〜第3駆動モータ237a〜237cが停止すると、重送シートは、図5(a)に示すように、レジスト調整装置103内のシート搬送路上にて停止する。上記レジスト調整装置内にてシートが停止すると、ユーザーは操作パネル240上に表示されるジャム処理手順を参照してレジスト調整装置103のカバーを開放し、図5(b)に示すように、搬送ローラ対227〜230を離間させる。そして、ユーザーはシート搬送路上にて停止している重送シートを取り除く。
このように本実施の形態に係るプリンタ1は構成されているため、所定長さ以上の長尺シートの重送が検出された場合、エスケープ搬送路上におけるシートジャムの可能性を考慮してシート搬送路上の所定位置にてシートを停止させることができる。より詳しくは、直線状のシート搬送路を形成しているレジスト調整装置103内にてシートを停止させているため、ユーザーは、レジスト調整装置103のカバーを開くことによって、容易に重送シートを取り除くことができる。また、シートが無理に引っ張られることもないため、シートの一部が破れるなどしてシート搬送路内にシート片などが取り残されることもない。
更に、重送を検知されたシートの長さが上記所定長さよりも短い場合、重送シートは、エスケープ搬送路R2を介してエスケープトレイ232へと排出される。このため、重送の検知ごとにプリンタ1の動作を止める必要がなく、重送に起因したダウンタイムを減少させることができる。
また、例え、図6(a)に示すように、エスケープ搬送路R2にてシートジャムが発生してしまったとしても、ジャムを起こしたシートの長さはエスケープ搬送路R2の長さよりも短い。このため、エスケープ排出ローラ対222から飛び出しているシートS1は、シート搬送路R1上の搬送ローラ対によって挟持されていない、もしくは、例えば挟持されていたとしても、僅かにしか挟持されていない。従って、図6(b)のように、ユーザーがエスケープ搬送路R2を開放せずに、図6(a)の状態でシートS1を引っ張ってしまったとしても、シートが破れてシート搬送路R1内にシート片が残ってしまうことを防止できる。
なお、上述した実施の形態では、上記第1モードを実行するか第2モードを実行するかを決定する閾値である所定長さを、1つしか設けていないが、本発明は、これに限られず、複数の閾値を設けても良い。即ち、例えば、薄紙などの破れが発生し易いシートの場合、上記所定長さを、シートの種類に応じて長さD1よりも短い長さに変更しても良い。より具体的には、例えば、図7に示すように、上記所定長さをシートの種類に応じて搬送ローラ対219からエスケープ排出ローラ対222までを跨るシート長さD2に設定しても良い。
また、上記長さに関する閾値を設けず、例えば、上記薄紙など所定の種類のシートにおいて重送が発生した場合には、第1モードを実行せずに第2モードを実行するように構成されても良い。なお、制御装置300は重送が発生したシートの種類を、シート積載部に対応して予め入力されているシートの種類やサイズなどのシート情報に基づいて判断しても良いし、シートの種類を検知するシート種類検知手段としてのシート種類センサを別途設けても良い。また、重送が発生したシートの長さについても、制御装置300は、シート長さ検知器235を設けずに、上記シート情報に基づいて判断しても良い。
更に、上述した実施の形態では、第2モードにおいて、搬送センサ236がシートを検知したシート検知タイミングに基づいて重送シートの搬送を停止させていたが、本発明は、これに限られない。例えば、図8(a)に示すように、重送検知器234が重送を検知した重送検知タイミングに基づいて重送シートの搬送を停止するように構成しても良い。また、シートの搬送停止のタイミングは、搬送センサ236がシート検知や、重送検知器234による重送検知があった後、即時に停止させなくとも良く、上記搬送センサや重送検知器などの所定のセンサの検知後、所定時間が経過した後でも良い。即ち、第2モードにおいてシートは、停止させる所望の位置に応じた所定のタイミングにてその搬送が停止されればよい。
また、図8(a)のように、重送検知器234による重送検知後、直ぐにシートの搬送を停止する場合、図8(b)に示すように、長尺フィーダー102の上面が開口するようにすることが望ましい。このような構成を採用すると長尺フィーダー102側のジャム処理を容易に行うことができる。
更に、シート搬送装置は、画像を形成した後のシートにステイプルや製本などの処理を施すシート処理装置を備えていても良く、例えば、このシート処理装置にエスケープ搬送路及びエスケープトレイなどを設けても良い。また、上述した実施の形態では、制御装置300を装置本体100に設けたが、本発明は、これに限られない。例えば、制御装置を、ペーパーデッキ101、長尺フィーダー102、シート処理装置などに設けても良く、また、これら装置本体や、その他のユニットに複数のCPUやROM、RAMなどを設け、これらの協同により制御装置は構成されても良い。更に、上述した実施の形態に記載された発明は、どのように組み合わされても良い。
1:プリンタ(シート搬送装置)/22:画像形成部/130:シート積載部/140:給紙部(シート給送手段)/232:エスケープトレイ(重送シート排出部)/234:重送検知器(重送検知手段)/236:搬送センサ(シート検知手段)/300:制御装置(制御手段)

Claims (7)

  1. シートを積載するシート積載部と、
    前記シート積載部に積載されたシートを給送するシート給送手段と、
    前記シート給送手段から給送されたシートの重送を検知する重送検知手段と、
    前記重送検知手段により重送が検知されたシートが、シート搬送路の中途部から分岐したエスケープ搬送路を介して排出される重送シート排出部と、
    前記重送検知手段により重送が検知され場合に、重送が検知されたシートを前記エスケープ搬送路を介して前記重送シート排出部に排出する第1モードと、前記重送が検知されたシートを前記重送シート排出部に排出せずに、前記シート搬送路上に停止させる第2モードと、を実行可能な制御手段と、を備えた、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は、重送が検知されたシートのシート搬送方向における長さが所定の長さより短い場合に前記第1モードを実行し、重送が検知されたシートのシート搬送方向における長さが所定の長さ以上の場合に前記第2モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート搬送路上において前記重送検知手段よりもシート搬送方向下流にてシートを検知するシート検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2モードにおいて、前記シート検知手段のシート検知タイミングに基づいて、シートの搬送を停止する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2モードにおいて、前記重送検知手段の重送検知タイミングに基づいて、シートの搬送を停止する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2モードにおいて、前記重送検知手段よりもシート搬送方向下流にてシートを停止させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  6. 前記制御手段は、前記所定の長さを前記重送が検出されたシートの種類に応じて変更する、
    ことを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  7. 前記シート給送手段から給送されてきたシートに対して画像を形成する画像形成部を備えた、
    こと特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のシート搬送装置。
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