JP2018199320A - バイナリ光硬化3dプリンタの3d印刷方法 - Google Patents

バイナリ光硬化3dプリンタの3d印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バイナリ光源モジュールで多階調光源モジュールの3D印刷効果を達成することが可能なバイナリ光硬化3Dプリンタの3D印刷方法を提供する。【解決手段】バイナリ光硬化3Dプリンタの3D印刷方法は、複数のグレースケールスライス画像を取得するようにバイナリ光硬化3Dプリンタを制御する工程と、各グレースケールスライス画像における各画素の画素値を画素値全範囲から累積値範囲にマッピングし、各画素の印刷パラメータを得る工程と、複数のグレースケールスライス画像のうちの1つを順に選択する工程と、選択されたグレースケールスライス画像における各画素の印刷パラメータに基づいて、照射を行うようにバイナリ光源モジュールを制御することで、一層のスライスソリッドモデルを生成する工程と、複数層のスライスソリッドモデルを積層してなる3Dソリッドモデルを生成するように、上記工程を繰り返する工程と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、3D印刷方法に関し、特に、バイナリ光硬化 3Dプリンタの3D印刷方法に関する。
液体成形材料(例えば、感光性樹脂)を用いる3Dプリントとして、最も広く使われているのは、デジタル光処理(Digital Light Processing、DLP)3Dプリント及び光硬化(Stereolithography、SLA)3Dプリントである。光硬化3Dプリントは、デジタル光処理3Dプリントと比較して、コンパクト、印刷可能なサイズの範囲が広く、価格が安く、印刷の解像度が高い等の利点を有している。
上述したデジタル光処理3Dプリントには、投射スクリーンモジュール(各光点が少なくとも256種類の輝度変化を有する)が配置されているため、デジタル光処理3Dプリントによって生成された3Dソリッドモデルのシングルポイントの硬化程度が少なくとも256種類の変化を有する。これに比べて、上述した光硬化3Dプリントには、バイナリ光源モジュール(各光点が点、滅の2種類のみの輝度変化を有する)が配置されている。光源のエネルギー調整を考慮しないことを前提とする場合には、光硬化3Dプリントによって生成された3Dソリッドモデルのシングルポイントの印刷能力が2種類の変化(印刷かまたは印刷しないか)のみを有するため、そのシングルポイントの精細度が明らかに劣っている。
図1A及び図1Bを参照する。図1Aは、従来の3D印刷方法を示すフローチャートである。図1Bは、従来の光硬化3Dプリンタの印刷処理を示す概略図である。これらの図を用いて、従来の光硬化3D印刷方法の上記欠点について詳細に説明する。
同図に示すように、従来の光硬化3D印刷方法では、まずロードされた3Dオブジェクト10に対してスライス処理を実行することで、複数のスライスオブジェクト(図1Bには、3つのスライスオブジェクト120,140,160が例として示されている)を得る(工程S10)。さらに、上述したスライスオブジェクト120,140,160は、それぞれ白黒画像で表される。
バイナリ光源モジュールが配置されているため、従来の光硬化3D印刷方法は、3層のスライスオブジェクト120,140,160の3枚の白黒画像に対応して印刷分析を実行し、図1Bに示すような3層のスライスオブジェクト120,140,160にそれぞれ対応する3つの印刷データ122,142,162を得なければならない(工程S12)。具体的に、従来の光硬化3D印刷方法では、各白黒画像のいずれかの画素が白色である場合、この画素が対応する印刷位置を「照射」に設定し(図1Bの印刷データ122,142,162においてデータ値「1」で表される)、各白黒画像のいずれかの画素が黒色である場合、この画素が対応する印刷位置を「照射しない」に設定する(図1Bの印刷データ122,142,162においてデータ値「0」で表される)。
最後、従来の光硬化3D印刷方法では、印刷データ122,142,162に基づいて、層ごとで3D光硬化印刷を実行し、3Dソリッドモデル10’を生成する(工程S14)。
図1Bには、3Dソリッドモデル10’の側面図が示される。図1Bから分かるように、生成された印刷データ122,142,162の各点での高さが2種類の変化のみを有するため、従来の光硬化3D印刷方法による印刷データ122,142,162に基づいて生成された3Dソリッドモデル10’の外観が明らかなグラデーションを有するため、精細度が悪いという問題がある。
本発明は、生成された3Dソリッドモデルの各点での硬化程度が2種類以上の変化を有するバイナリ光硬化3Dプリンタの3D印刷方法を提供することを目的とする。
一実施例において、バイナリ光硬化3Dプリンタに用いるバイナリ光硬化3Dプリンタの3D印刷方法は、
(a)3Dオブジェクトに対応する複数のグレースケールスライス画像を取得する工程と、
(b)各前記グレースケールスライス画像における各画素の画素値を画素値全範囲から少なくとも3つの累積値を含む累積値範囲にマッピングし、前記少なくとも3つの累積値のうちの1つを得て、得た当該累積値を各前記画素の印刷パラメータとし、前記画素値全範囲は、全ての前記グレースケールスライス画像における全ての前記画素の画素値を含む工程と、
(c)前記複数のグレースケールスライス画像のうちの1つを順に選択する工程と、
(d)選択された前記グレースケールスライス画像における各前記画素の前記印刷パラメータに基づいて、バイナリ光源モジュールにより照射を行うことで一層のスライスソリッドモデルを生成するように前記バイナリ光硬化3Dプリンタを制御する工程と、
(e)前記3Dオブジェクトに対応する3Dソリッドモデルの印刷を完成させるまで前記工程(c)〜前記工程(d)を繰り返す工程と、を含む。
好ましくは、前記工程(b)は、
(b1)前記画素値全範囲に含まれる少なくとも3つの画素値サブ範囲を前記累積値範囲の前記少なくとも3つの累積値に一対一対応させるマッピング関係を取得し、各前記画素値サブ範囲は、異なる複数の画素値をそれぞれ含む工程と、
(b2)各前記画素の画素値が入った前記画素値サブ範囲を決定し、前記マッピング関係に基づいて各前記画素が対応する前記累積値を前記画素の前記印刷パラメータとして設定する工程と、を含む。
好ましくは、少なくとも2つの前記画素値サブ範囲に含まれる画素値の数量が互いに異なる。
好ましくは、前記工程(b)は、
(b3)各前記画素の画素値に基づいてテーブルを検索し、対応する前記累積値を得て、当該累積値を前記画素の前記印刷パラメータとし、前記テーブルには、前記画素値全範囲に含まれる全ての画素値と前記累積値範囲の前記少なくとも3つの累積値との間の対応関係が記録される工程を含む。
好ましくは、前記工程(b)は、
(b4)いずれかの画素が前記3Dオブジェクトの表面に対応するものであると判断すると、前記画素の画素値を前記画素値全範囲から前記累積値範囲にマッピングすることで、前記少なくとも3つの累積値のうち1つを得て、得た当該累積値を前記画素の印刷パラメータとする工程を含む。
好ましくは、前記工程(b)は、
(b5)いずれかの画素が前記3Dオブジェクトの内部に対応するものであると判断すると、前記画素の前記印刷パラメータを前記累積値範囲における予め設定された累積値と設定する工程をさらに含む。
好ましくは、前記バイナリ光硬化3Dプリンタは、液体成形材料を収容するための成形槽を含み、前記工程(d)は、予め設定された成形パワーに基づいて、各前記画素の前記成形槽において対応する印刷位置を、各前記印刷位置の累積受光時間が各前記画素の前記印刷パラメータをそれぞれ満たすまで、それぞれ照射するように前記バイナリ光源モジュールを制御する工程である。
好ましくは、最大の前記累積値が、前記成形パワーに基づいて前記液体成形材料を完全に硬化させる完全硬化時間であり、少なくとも1つの前記累積値が、前記成形パワーに基づいて前記液体成形材料を部分的に硬化させる部分硬化時間であり、最小の前記累積値が0である。
好ましくは、前記バイナリ光硬化3Dプリンタは、液体成形材料を収容するための成形槽を含み、前記工程(d)は、予め設定された単回照射時間及び弱化パワーに基づいて、各前記画素の前記成形槽において対応する印刷位置を、各前記印刷位置の累積受光回数が前記画素の前記印刷パラメータをそれぞれ満たすまで、それぞれ照射するように前記バイナリ光源モジュールを制御する工程である。
好ましくは、最大の前記累積値が、前記単回照射時間及び前記弱化パワーに基づいて前記液体成形材料を完全に硬化させる完全硬化回数であり、少なくとも1つの前記累積値が、前記単回照射時間及び前記弱化パワーに基づいて前記液体成形材料を部分的に硬化させる部分硬化回数であり、最小の前記累積値が0である。
好ましくは、前記工程(d)の前に、(d0)前記累積値範囲に含まれるゼロでない前記少なくとも3つの累積値の数量及び前記バイナリ光源モジュールの予め設定された成形パワーに基づいて、前記弱化パワーを決定し、前記弱化パワーが前記成形パワーよりも小さい工程をさらに含む。
好ましくは、前記バイナリ光硬化3Dプリンタは、複数のプリズムを有するガルバノミラーモジュールを含み、前記バイナリ光源モジュールは、点光源であり、前記ガルバノミラーモジュールに向けて光ビームを出射し、前記工程(d)は、各前記画素の前記印刷パラメータに基づいて、前記複数のプリズムの角度を変更することにより、前記光ビームを各前記画素が対応する印刷位置に逐一に照射させるように前記ガルバノミラーモジュールを制御する。
好ましくは、前記工程(a)の前に、(a01)3Dオブジェクトに対応する3Dオブジェクトデータをロードする工程と、(a02)前記3Dオブジェクトデータに対してスライス処理を実行して、前記複数のグレースケールスライス画像を生成する工程と、をさらに含む。
本発明は、バイナリ光源モジュールを用いて多階調光源モジュールの3D印刷効果を達成することができ、生成された3Dソリッドモデルの精細度を大幅に向上させることができる。
従来の3D印刷方法を示すフローチャートである。 従来の光硬化3Dプリンタの印刷処理を示す概略図である。 本発明の第1の実施例に係るバイナリ光硬化3Dプリンタを示す構造図である。 本発明の第2の実施例に係るバイナリ光硬化3Dプリンタを示す概略図である。 本発明の第3の実施例に係るバイナリ光硬化3Dプリンタを示す概略図である。 本発明の第1の実施例に係る3D印刷方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る3D印刷方法の一部を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例に係る3D印刷方法の一部を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施例に係る3D印刷方法の一部を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施例に係る3D印刷方法を示すフローチャートである。 本発明の3Dオブジェクトを示す概略図である。 本発明の3Dソリッドモデルを示す概略側面図である。 本発明の第1のグレースケールスライス画像を示す概略図である。 本発明の第2のグレースケールスライス画像を示す概略図である。 本発明の第3のグレースケールスライス画像を示す概略図である。 本発明の第1のグレースケールスライス画像の印刷パラメータを示す概略図である。 本発明の第2のグレースケールスライス画像の印刷パラメータを示す概略図である。 本発明の第3のグレースケールスライス画像の印刷パラメータを示す概略図である。 本発明の一実施例に係る画素値全範囲と累積値範囲との間のマッピング関係を示す概略図である。 本発明の他の実施例に係る画素値全範囲と累積値範囲との間のマッピング関係を示す概略図である。 本発明の別の実施例に係る画素値全範囲と累積値範囲との間のマッピング関係を示す概略図である。
以下、本発明の目的、実施方式及び効果をより理解するために、具体的な実施例と添付の図面を組み合わせて本発明に係る技術内容を詳細に説明するが、本発明の特許請求の範囲は限定されない。
図2Aは、本発明の第1の実施例に係るバイナリ光硬化3Dプリンタを示す構造図である。同図に示すように、本実施例の3D印刷システムは、バイナリ光硬化3Dプリンタ20(以下、3Dプリンタ20と称する)と、スライサーソフトウェア220とを含む。
コンピュータ装置22(例えば、デスクトップ、ノートパソコン、クラウドサーバーまたはスマートフォン)は、スライサーソフトウェア220を実行した後、1グループの3Dオブジェクトに対応する3Dオブジェクトデータをロードすることができる。次に、スライサーソフトウェア220は、3Dオブジェクトデータに対してスライス処理を実行して、3D光硬化印刷に用いられる複数のグレースケールスライス画像を生成する。上述したスライス処理は、3D印刷技術分野の慣用技術手段であるため、その説明を省略する。そして、3Dプリンタ20は、3D光硬化印刷を実行して3Dオブジェクトに対応する3Dソリッドモデルを生成するように、複数のグレースケールスライス画像に基づいて照射を行う。
他の実施例において、スライサーソフトウェア220は、3Dプリンタ20のメモリモジュール210に保存されてもよい。3Dプリンタ20の制御モジュール200は、複数のグレースケールスライス画像を生成するように、スライサーソフトウェア220を実行して3Dオブジェクトデータをロードするとともに、スライス処理を実行してもよい。
3Dプリンタ20は、制御モジュール200と、移動ステージ202と、バイナリ光源モジュール204と、ガルバノミラーモジュール206と、マンマシンインタフェース208と、メモリモジュール210と、接続モジュール212と、成形槽(例えば、図2Bまたは図2Cに示す成形槽214)とを含む。制御モジュール200は、移動ステージ202と、バイナリ光源モジュール204と、ガルバノミラーモジュール206と、マンマシンインタフェース208と、メモリモジュール210と、接続モジュール212とに電気的に接続され、3D光硬化印刷を実行するように3Dプリンタ20を制御することができる。
移動ステージ202は、成形槽214において予め設定された軸方向(例えば、Z軸)に沿って移動可能に設けられ、印刷された3Dソリッドモデルを載置するために用いられる。バイナリ光源モジュール204は、ガルバノミラーモジュール206に向けて光ビーム(例えば、シングルポイントのレーザービーム)を出射するために用いられる。ガルバノミラーモジュール206は、複数のプリズムを有し、制御モジュール200によって、各プリズムの角度を変更することにより、光ビームの光径を変更し、光ビームを成形槽214における指定される印刷位置に照射させるように制御される。
一実施例において、バイナリ光源モジュール204は、点光源である。制御モジュール200は、複数のプリズムの角度を迅速に変更することで、極短時間(例えば、0.01秒)で光ビームの照射する印刷位置を変更するように、ガルバノミラーモジュール206を制御することができる。これにより、バイナリ光源モジュール204は、線光源または面光源に近い照射効果を達成することができる。
マンマシンインタフェース208(例えば、ボタン、モニター、パイロットランプ、ブザー、またはこれらの任意の組合せ)は、ユーザの操作を受けて印刷に関連するデータを出力する。メモリモジュール210は、データ(例えば、グレースケールスライス画像及び後述するマッピング関係やテーブル等)を保存するために用いられる。接続モジュール212(例えば、USBモジュール、PCI busモジュール、Wi−Fi(登録商標)モジュールまたはブルートゥース(登録商標)モジュール)は、コンピュータ装置22に接続され、コンピュータ装置22からグレースケールスライス画像を受信するために用いられる。成形槽214は、例えば、感光性樹脂(UV curable resin)等の液体成形材料を収容するために用いられる。
図2Bは、本発明の第2の実施例に係るバイナリ光硬化3Dプリンタを示す概略図である。図2Bの実施例において、上照射タイプの光硬化3Dプリンタを例として説明する。
本実施例において、バイナリ光源モジュール204及びガルバノミラーモジュール206は、成形槽214の上方に配置される。バイナリ光源モジュール204は、ガルバノミラーモジュール206に向けて光ビームを出射する。ガルバノミラーモジュール206は、角度が変更可能な複数のプリズムにより、光ビームを成形槽214における任意の印刷位置に照射させることができる。
成形槽214には、液体成形材料30が収容されている。移動ステージ202は、液体成形材料30の液面下にZ軸に沿って移動可能に設けられる。3Dプリンタ20が印刷を実行する際に、移動ステージ202の成形平面と液面との間の距離は、ちょうど予め設定されたスライス高さである。これにより、光ビームが移動ステージ202に照射する際に、成形平面と液面との液体成形材料30は、光エネルギーによって励起して液面上方の空気と作用することで、硬化されて一層のスライスソリッドモデル320になる。次に、3Dプリンタ20は、1つのスライス高さを降下させるように移動ステージ202を制御し、次層のスライスソリッドモデル322を印刷する。その後、同様に実行する。
図2Cは、本発明の第3の実施例に係るバイナリ光硬化3Dプリンタを示す概略図である。図2Cの実施例において、下照射タイプの光硬化3Dプリンタを例として説明する。
本実施例において、成形槽214は、中に液体成形材料30が収容され、底部が透光領域36を含む。バイナリ光源モジュール204及びガルバノミラーモジュール206は、成形槽214の下方に配置される。バイナリ光源モジュール204は、ガルバノミラーモジュール206に向けて光ビームを出射する。ガルバノミラーモジュール206は、角度が変更可能な複数のプリズムにより、透光領域36を通過して成形槽214における任意の印刷位置に光ビームを照射させることができる。
移動ステージ202は、液体成形材料30の液面上にZ軸に沿って移動可能に設けられる。3Dプリンタ20が印刷を実行する際に、移動ステージ202の成形平面が液面に接触する。これにより、光ビームが移動ステージ202に照射する際に、液面下の液体成形材料30は、硬化されて一層のスライスソリッドモデル340になって成形平面に付着する。次に、3Dプリンタ20は、1つのスライス高さを上昇させるように移動ステージ202を制御し、次層のスライスソリッドモデル342を印刷する。その後、同様に実行する。
図3は、本発明の第1の実施例に係る3D印刷方法を示すフローチャートである。本発明の各実施例に係るバイナリ光硬化3Dプリンタの3D印刷方法(以下、3D印刷方法と称する)は、図2A〜図2Cに示すいずれかの3Dプリンタ20により実現することができる。
図3の実施例において、3Dプリンタ20のメモリモジュール210には、例えば、ファームウェア(firmware)等の印刷ソフトウェアがさらに保存される。上述した印刷ソフトウェアには、コンピュータが実行可能なプログラムコードが記録される。制御モジュール200は、印刷ソフトウェアを実行した後、3Dプリンタ20が工程S20〜S28を実行するように制御することができる。
工程S20において、3Dプリンタ20の制御モジュール200は、1グループの3Dオブジェクトに対応する複数のグレースケールスライス画像(例えば、8ビットのグレースケール画像または10ビットのグレースケール画像)を取得する。具体的に、上記複数のグレースケールスライス画像は、1つの3Dオブジェクトデータに対してスライス処理を実行することによって生成されたものである。上記3Dオブジェクトデータは、1グループの3Dオブジェクトに対応するものである。各グレースケールスライス画像は、3Dオブジェクトをスライスして生成された各スライスオブジェクトにそれぞれ対応している。各スライスオブジェクトは、それぞれ、順番にソートされた1つの層数値を有する。
例えば、仮に3Dオブジェクトが100層のスライスオブジェクトにスライス可能である場合、3Dオブジェクトデータに対してスライス処理を実行すると、100個のグレースケールスライス画像を生成することになる。100個のグレースケールスライス画像は、100個のスライスオブジェクト(層数値が1から100)にそれぞれ対応するとともに、対応するスライスオブジェクトの形状をそれぞれ記述するものである。
工程S22において、制御モジュール200は、各グレースケールスライス画像の各画素の画素値を画素値全範囲から複数の累積値を含む累積値範囲にマッピングすることで、複数の累積値のうちの1つを得て、得た累積値を各画素の印刷パラメータとする。具体的に、上記画素値全範囲は、全てのグレースケールスライス画像における全ての画素の画素値を含む。また、上記累積値範囲は、少なくとも3つの異なる累積値を含む。
ちなみに、バイナリ光源モジュール204は、2種類の輝度変化のみを提供するため、従来の光硬化3D印刷方法を用いる場合、液体成形材料が完全硬化(光照射)及び液体(光照射せず)の2種類の状態変化を有する。
本発明の3D印刷方法を使用しない場合、3Dプリンタ20は、バイナリ光源モジュール204を制御し、予め設定された成形パワーに基づいていずれかの印刷位置に対して一回の光照射(光照射を施す時間が予め設定された完全硬化時間)を施すと、照射された印刷位置の液体成形材料を完全硬化させることができる。言い換えれば、光照射を施す際、各印刷位置の液体成形材料が1種類の硬化程度のみを有する。
本発明において、上記各印刷パラメータは、印刷過程において各画素が対応する印刷位置の受光量を制御するものである。本発明は、光照射を施す際に各印刷位置の受光量を調整する(例えば、光照射を施す際にバイナリ光源モジュール204の各印刷位置の累積照射回数または累積照射時間を調整する)ことにより、光照射を施す際に各印刷位置の液体成形材料がより多い種類の硬化程度を有することができる。
バイナリ光源モジュール204の各印刷位置に対する累積照射時間を制御することを例とする。3Dプリンタ20は、予め設定された成形パワーに基づいて照射を行うようにバイナリ光源モジュール204を制御することができる。本発明は、仮に液体成形材料の完全硬化時間が0.1秒である場合(即ち、バイナリ光源モジュール204は、成形パワーに基づいて液体成形材料に0.1秒の光照射を施すと、液体成形材料が完全硬化になる)、異なる印刷位置の液体成形材料に対して異なる時間長さで光照射を施す(例えば、第1の印刷位置の液体成形材料に累積的に0.05秒の光照射を、第2の印刷位置の液体成形材料に累積的に0.08秒の光照射を、第3の印刷位置の液体成形材料に累積的に0.1秒の光照射を施す等)ように、バイナリ光源モジュール204を制御することができる。これにより、異なる印刷位置の液体成形材料が異なる硬化程度(例えば、第1の印刷位置の液体成形材料が50%のみ硬化し、第2の印刷位置の液体成形材料が80%のみ硬化し、第3の印刷位置の液体成形材料が完全に硬化する)を有することができる。さらに、各印刷点に施す累積の時間長さ(即ち、各印刷点の累積受光時間)が全て完全硬化時間以下である。
また、本実施例において、累積値範囲の複数の累積値において、最大の累積値が、成形パワーに基づいて液体成形材料を完全に硬化させる完全硬化時間であり、少なくとも1つの累積値が、成形パワーに基づいて液体成形材料を部分的に硬化させる部分硬化時間であり、最小の累積値が0(秒)である。
本発明は、バイナリ光源モジュール204の各印刷位置に対する累積照射回数を制御する例において、毎回光照射を施す時間(予め設定された単回照射時間、例えば0.1秒である)を固定し、バイナリ光源モジュール204の成形パワーを低減することで(即ち、成形パワーよりも小さい、低減された弱化パワーを用いる)、光エネルギー強度を低減させる(例えば、元の成形パワーの1/10に低減し、即ち、バイナリ光源モジュール204は、液体成形材料が完全硬化になるように液体成形材料に充分な光エネルギーを提供するために、予め設定された単回照射時間で液体成形材料に対して10回の光照射を施さなければならない)。その結果、各印刷位置の液体成形材料が異なる状態の変化を有する目的を達成することができる。
具体的に、本実施例において、異なる印刷位置の液体成形材料に対して異なる回数の光照射を施すようにバイナリ光源モジュール204を制御することで(例えば、第1の印刷位置の液体成形材料に3回の光照射を、第2の印刷位置の液体成形材料に7回の光照射を、第3の印刷位置の液体成形材料に10回の光照射を累積的に施し、毎回光照射の持続時間が同じ単回照射時間である)、異なる印刷位置の液体成形材料が異なる硬化程度(例えば、第1の印刷位置の液体成形材料が30%のみ硬化し、第2の印刷位置の液体成形材料が70%のみ硬化し、第3の印刷位置の液体成形材料が完全に硬化する)を有するようにする。
また、本実施例において、累積値範囲の複数の累積値における最大の累積値が、単回照射時間及び弱化パワーに基づいて液体成形材料を完全硬化させる完全硬化回数であり、少なくとも1つの累積値が、単回照射時間及び弱化パワーに基づいて液体成形材料を部分的に硬化させる部分硬化回数であり、最小の累積値が0(回)である。
これにより、本発明は、バイナリ光源モジュール204を用いて、デジタル光処理3Dプリントの投射スクリーンモジュールと同じ多階調3D光硬化印刷効果を達成することができる。
ちなみに、バイナリ光源モジュール204の印刷パラメータの設定可能範囲(即ち、累積値範囲)が、グレースケールスライス画像の画素値全範囲と異なる可能性がある。そのため、本発明は、印刷前に値域のマッピング処理を実行し、画素値を画素値全範囲から累積値範囲にマッピングし、マッピング処理された数値(即ち、後述する累積値)を印刷パラメータとする。
一実施例において、画素値と対応する累積値とが比例する。具体的に、制御モジュール200は、画素値全範囲を累積値範囲に正方向にマッピングし、即ち、最大の画素値が最大の累積値にマッピングされ、最小の画素値が最小の累積値にマッピングされる。
弱化パワーに基づいて累積照射回数を制御することを例とする。仮にグレースケールスライス画像が8ビットのグレースケール画像(画素値全範囲が0〜255)であり、バイナリ光源モジュール204の累積値範囲が0〜15(例えば、弱化パワーが成形パワーの1/15)である場合、本発明は、グレースケールスライス画像の各画素の画素値を累積値範囲にマッピングする。例えば、画素値0,128,255が、それぞれ、累積値0(回),8(回),15(回)にマッピングされる。
成形パワーに基づいて累積照射時間を制御することを例とする。仮にグレースケールスライス画像の画素値全範囲が0〜255であり、完全硬化時間が0.15秒である場合、バイナリ光源モジュール204の累積値範囲が0〜0.15(即ち、各累積値が完全硬化時間以下である)。また、本発明は、グレースケールスライス画像の各画素の画素値を累積値範囲にマッピングする。例えば、画素値0,128,255が、それぞれ、累積値0(秒),0.08(秒),0.15(秒)にマッピングされる。
これにより、本発明は、バイナリ光源モジュール204のハードウェア能力(例えば、バイナリ光源モジュール204の最低パワーまたは最低単回照射時間)に基づいて、適切な累積値範囲を選んで画素値を印刷パラメータに変更することで、最適なシングルポイントの精細度を用いて多諧調印刷効果を達成することができる。
また、正方向のマッピング(即ち、画素値が大きくほど、当該画素が対応する3Dソリッドモデルの位置の硬化程度が高くなる)を用いるため、本発明により生成された3Dソリッドモデルは、その精細度の変化が対応する3Dオブジェクトの色変化により近づき、より良い印刷品質を有することができる。
ちなみに、以上、弱化パワーに基づいて累積照射回数を制御すること、及び成形パワーに基づいて累積照射時間を制御することについて説明したが、これに限定されない。他の実施例において、本発明は、弱化パワーに基づいて累積照射時間を制御してもよい。例えば、バイナリ光源モジュール204のパワーを低減させる場合(例えば、弱化パワーが成形パワーの1/2である場合)、累積値範囲を対応して拡張する必要がある(即ち、累積値範囲を対応して2倍拡張、例えば、0〜0.16を0〜0.32に拡張する)。
工程S22の後、制御モジュール200は、層ごとで3D光硬化印刷を実行するように、移動ステージ202、バイナリ光源モジュール204及びガルバノミラーモジュール206を制御する。まず、制御モジュール200は、工程S24を実行し、複数のグレースケールスライス画像のうちの1つを順に選択する。例えば、工程S24を1回目実行する際、制御モジュール200は、各グレースケールスライス画像の層数値に基づいて第1層のグレースケールスライス画像を選択する(即ち、層数値が1であるグレースケールスライス画像を選択する)。工程S24を2回目実行する際、制御モジュール200は、各グレースケールスライス画像の層数値に基づいて第2層のグレースケールスライス画像を選択する(即ち、層数値が2であるグレースケールスライス画像を選択する)。その後、同様に実行する。
工程S26において、制御モジュール200は、選択されたグレースケールスライス画像の各画素の印刷パラメータに基づいて、バイナリ光源モジュール204及びガルバノミラーモジュール206を制御して照射を行うことで、3D光硬化印刷を実行し、一層のスライスオブジェクトに対応する一層のスライスソリッドモデルを生成する。
工程S28において、制御モジュール200は、印刷が完成するか否かを判断する。具体的に、制御モジュール200は、現在選択されたグレースケールスライス画像の層数値に基づいて、印刷が完成するか否かを判断する。即ち、全てのグレースケールスライス画像が選択されて印刷し、3Dオブジェクトに対応する3Dソリッドモデルの印刷が完成するか否かを判断する。
制御モジュール200は、印刷が完成すると判断した場合、3D印刷方法の制御を終了する。そうでなければ、制御モジュール200は、予め設定されたスライス高さを上昇(3Dプリンタ20が下照射タイプの光硬化3Dプリントである場合)または降下(3Dプリンタ20が上照射タイプの光硬化3Dプリントである場合)させるように移動ステージ202を制御し、工程S24及び工程S26を再び実行し、その他のグレースケールスライス画像(例えば、第2層のグレースケールスライス画像)を選択し、3D光硬化印刷を実行する(例えば、第2層のスライスオブジェクトに対応する第2層のスライスソリッドモデルを印刷する)。
本発明は、バイナリ光源モジュール204を用いて多階調光源モジュールの3D印刷効果を達成し、各印刷位置で多階調印刷を実現することにより、シングルポイントの印刷の精細度を向上させることができ、生成された3Dソリッドモデルの精細度を大幅に向上させることができる。
図3及び図4を併せて参照する。図4は、本発明の第2の実施例に係る3D印刷方法の一部を示すフローチャートである。図3の実施例に示す3D印刷方法と比較して、本実施例の3D印刷方法の工程S22は、以下の工程をさらに含む。
工程S30において、制御モジュール200は、マッピング関係を取得する。ここで、マッピング関係は、画素値全範囲に含まれる複数の画素値サブ範囲を累積値範囲に含まれる複数の累積値に一対一対応させるものである。また、各画素値サブ範囲は、異なる複数の画素値をそれぞれ含む。各画素値サブ範囲は、対応する累積値にそれぞれ反比例する。
弱化パワーに基づいて累積照射回数を制御することを例とする。仮に画素値全範囲が0〜1023(例えば、グレースケールスライス画像が10ビットのグレースケール画像である)であり、累積値範囲が0〜255(例えば、弱化パワーが通常の成形パワーの1/255である)である場合、そのマッピング関係は、画素値0〜3(即ち、画素値サブ範囲)が全て累積値0(回)にマッピングされ、画素値4〜7(即ち、画素値サブ範囲)が全て累積値1(回)にマッピングされ、画素値8〜11(即ち、画素値サブ範囲)が全て累積値2(回)にマッピングされ、…、画素値1020〜1023(即ち、画素値サブ範囲)が全て累積値255(回)にマッピングされることになる。
成形パワーに基づいて累積照射時間を制御することを例とする。仮に画素値全範囲が0〜1023であり、累積値範囲が0〜0.255(即ち、完全硬化時間が0.255秒である)である場合、そのマッピング関係は、画素値0〜3(即ち、画素値サブ範囲)が全て累積値0(秒)にマッピングされ、画素値4〜7が全て累積値0.001(秒)にマッピングされ、画素値8〜11が全て累積値0.002(秒)にマッピングされ、…、画素値1020〜1023が全て累積値0.255(秒)にマッピングされることになる。
工程S32において、制御モジュール200は、各グレースケールスライス画像の各画素の画素値が入った画素値サブ範囲を決定する。
工程S34において、制御モジュール200は、マッピング関係に基づいて各画素の画素値が対応する累積値を各画素の印刷パラメータとして設定する。例えば、第1のグレースケールスライス画像の第1画素の画素値が1021である場合、制御モジュール200は、第1の画素が対応する累積値が255であると判断し、この累積値(255)を第1画素の印刷パラメータとして設定する。次いで工程S24を実行する。
図3及び図5を併せて参照する。図5は、本発明の第3の実施例に係る3D印刷方法の一部を示すフローチャートである。図3の実施例に示す3D印刷方法と比較して、本実施例の3D印刷方法の工程S22は、以下の工程をさらに含む。
工程S40において、制御モジュール200は、テーブルを取得する。具体的に、上記テーブルには、画素値全範囲に含まれる全ての画素値と累積値範囲に含まれる全ての累積値との間の1グループの対応関係が記録される。
工程S42において、制御モジュール200は、各グレースケールスライス画像の各画素の画素値に基づいてテーブルを検索し、各画素の画素値の対応する累積値を得て各画素の印刷パラメータとする。
本発明は、テーブルを用いて各画素の画素値の対応する累積値を検索することにより、処理時間を効果的に短縮することができ、印刷速度を向上させることができる。
図3及び図6を併せて参照する。図6は、本発明の第4の実施例に係る3D印刷方法の一部を示すフローチャートである。図3の実施例に示す3D印刷方法と比較して、本実施例の3D印刷方法の工程S22は、以下の工程をさらに含む。
工程S500において、制御モジュール200は、層数値に基づいて複数のグレースケールスライス画像のうちの1つを選択する。
工程S502において、制御モジュール200は、選択されたグレースケールスライス画像の各画素を点ごとでスキャンする。
工程S504において、制御モジュール200は、スキャンされた画素の3Dオブジェクトに対応する部位を判断する。具体的に、制御モジュール200は、スキャンされた画素が、3Dオブジェクトの表面に対応するものであるか、または3Dオブジェクトの内部に対応するものであるかを判断する。
制御モジュール200は、スキャンされた画素が3Dオブジェクトの表面に対応するものであると判断すると、工程S506を実行する一方、スキャンされた画素が3Dオブジェクトの内部に対応するものであると判断すると、工程S512を実行する。
工程S506において、制御モジュール200は、スキャンされた画素の画素値を画素値全範囲から累積値範囲にマッピングし、複数の累積値のうちの1つを得てこの画素の印刷パラメータとする。
工程S508において、制御モジュール200は、この一枚のグレースケールスライス画像における全ての画素がすでにスキャンされたか否かを判断する。
制御モジュール200は、全ての画素がスキャンされたと判断すると、工程S510を実行する。そうでなければ、制御モジュール200は、工程S502を再び実行してその他のスキャンされていない画素をスキャンする。
工程S510において、制御モジュール200は、全てのグレースケールスライス画像の処理が完了するか否かを判断する(即ち、全てのグレースケールスライス画像の画素に対して印刷パラメータを設定したか否かを判断する)。
制御モジュール200は、全てのグレースケールスライス画像が処理完了と判断すると、工程S24を実行する。そうでなければ、制御モジュール200は、工程S500を再び実行してその他のグレースケールスライス画像を処理する。
工程S504において、制御モジュール200は、スキャンされた画素が3Dオブジェクトの内部に対応すると判断すると、工程S512を実行する。制御モジュール200は、スキャンされた画素の印刷パラメータを累積値範囲における予め設定された累積値として設定する。
一実施例において、予め設定された累積値は、累積値範囲の最大値または中間値であってもよいが、これらに限定されない。例えば、仮に累積値範囲が0〜15(15が最高の硬化程度である)を例とすると、予め設定された累積値が最大値(15)である場合、対応する位置(即ち、3Dソリッドモデルの内部)の液体成形材料が完全硬化になるように、3Dオブジェクトの内部を印刷する際に充分な光を提供することができる。その結果、生成された3Dソリッドモデルが好ましい強度を有することができる。一方、予め設定された累積値が最大値ではなく、例えば、中間値(8)またはその他の予め設定された値(10)である場合、3Dオブジェクトの内部を印刷する際に提供された光が対応位置の液体成形材料の一部のみを硬化させることができる。これにより、3Dソリッドモデルの生成に必要な液体成形材料の使用量を効果的に低減させることができ、印刷コストを低減することができる。
本発明は、画素の対応する3Dオブジェクトの部位に基づいて印刷パラメータを設定することにより、より良い印刷オプション(例えば、高強度印刷または低コスト印刷)を提供することができる。
図7〜図10Cを併せて参照する。図7は、本発明の第5の実施例に係る3D印刷方法を示すフローチャートである。図8Aは、本発明の3Dオブジェクトを示す概略図である。図8Bは、本発明の3Dソリッドモデルを示す概略側面図である。図9Aは、本発明の第1のグレースケールスライス画像を示す概略図である。図9Bは、本発明の第2のグレースケールスライス画像を示す概略図である。図9Cは、本発明の第3のグレースケールスライス画像を示す概略図である。図10Aは、本発明の第1のグレースケールスライス画像の印刷パラメータを示す概略図である。図10Bは、本発明の第2のグレースケールスライス画像の印刷パラメータを示す概略図である。図10Cは、本発明の第3のグレースケールスライス画像の印刷パラメータを示す概略図である。
本実施例において、コンピュータ装置22または3Dプリンタ20の制御モジュール200は、スライサーソフトウェア220を実行した後、コンピュータ装置22または3Dプリンタ20は、工程S600〜S602を実行するように制御されてもよい。また、制御モジュール200は、印刷ソフトウェアを実行した後、3Dプリンタ20は、工程S604〜S614を実行するように制御されてもよい(以下、コンピュータ装置22がスライサーソフトウェア220を実行することを例として説明する)。
工程S600において、コンピュータ装置22は、1グループの3Dオブジェクト(例えば、図8Aに示す3Dオブジェクト8)に対応する3Dオブジェクトデータをロードする。
工程S602において、コンピュータ装置22は、3Dオブジェクト8を複数のスライスオブジェクトにスライスするように(図8Aでは、3Dオブジェクト8を3層のスライスオブジェクト800,820,840にスライスすることを例とする)、ロードされた3Dオブジェクトデータに対してスライス処理を実行し、各スライスオブジェクト800,820,840に対応するグレースケールスライス画像を生成する(例えば、図9A〜図9Cに示すグレースケールスライス画像802,822,842は、8ビットのグレースケール画像である。ここで、グレースケールスライス画像802がスライスオブジェクト800に、グレースケールスライス画像822がスライスオブジェクト820に、グレースケールスライス画像842がスライスオブジェクト840に対応する)。
次に、コンピュータ装置22は、生成されたグレースケールスライス画像802,822,842を3Dプリンタ20に送信する。
工程S604において、3Dプリンタ20の制御モジュール200は、接続モジュール212を介してグレースケールスライス画像802,822,842を受信する。
工程S606において、制御モジュール200は、各グレースケールスライス画像802,822,842の各画素の画素値を画素値全範囲から累積値範囲に正方向にマッピングし、マッピングして得た累積値を各画素の印刷パラメータとする。
一実施例において、制御モジュール200は、画素が3Dオブジェクト8の表面に対応するものであると判断する場合、上述したマッピング処理を実行する一方、画素が3Dオブジェクト8の内部に対応するものであると判断する場合、累積値範囲における最大の累積値を直接この画素の印刷パラメータとする。
弱化パワーに基づいて累積照射回数を制御することを例とする。図10A〜図10Cに示すように、累積値範囲が0〜3である場合、そのマッピング関係は、画素値0〜63が累積値0(回)にマッピングされ、画素値64〜127が累積値1(回)に対応し、画素値128〜191が累積値2(回)に対応し、画素値192〜255が累積値3(回)に対応する。アレイ804には、グレースケールスライス画像802における各画素の印刷パラメータが記録され、アレイ824には、グレースケールスライス画像822における各画素の印刷パラメータが記録され、アレイ844には、グレースケールスライス画像842における各画素の印刷パラメータが記録される。
本発明は、正方向マッピングを採用し、各画素の画素値と対応する印刷パラメータとが比例する。例えば、画素値「255」が印刷パラメータ「3」に対応し、画素値「190」が印刷パラメータ「2」に対応し、画素値「125」が印刷パラメータ「1」に対応するようにしている。
工程S608において、制御モジュール200は、弱化パワーを決定する。
弱化パワーに基づいて累積照射回数を制御することを例とする場合には、印刷パラメータがパワーに関連するパラメータである。制御モジュール200は、累積値範囲及び3Dプリンタ20の予め設定された成形パワーに基づいて、弱化パワーを決定する。具体的に、制御モジュール200は、累積値範囲に含まれる複数のゼロでない累積値の数量及び成形パワーに基づいて弱化パワーを決定する。
例えば、仮に累積値範囲が4つの累積値0,1,2,3(ゼロでない累積値が3つある)を含む場合、制御モジュール200は、弱化パワーを成形パワーの1/3に設定してもよい。仮に累積値範囲が10個のゼロでない累積値(例えば、累積値範囲が0〜10)を含む場合には、制御モジュール200は、弱化パワーを成形パワーの1/10に設定してもよい。その後、同様に実行する。
工程S610において、制御モジュール200は、複数のグレースケールスライス画像802,822,842のうちの1つを順に選択する(第1層のグレースケールスライス画像802を選択することを例とする)。
工程S612において、制御モジュール200は、選択されたグレースケールスライス画像の各画素の印刷パラメータに基づいて、バイナリ光源モジュール204が各画素の成形槽214において対応する印刷位置を逐一に照射するように、ガルバノミラーモジュール206を制御する。
成形パワーに基づいて累積照射時間を制御することを例とする場合、工程S608は省略されてもよい。印刷パラメータが予め設定された受光時間である。制御モジュール200は、各印刷位置の累積受光時間が各画素の印刷パラメータを満たすまで、予め設定された成形パワーを用いて各画素の成形槽214において対応する印刷位置を照射するように、バイナリ光源モジュール204及びガルバノミラーモジュール206を制御する。
弱化パワーに基づいて累積照射回数を制御することを例とする場合には、印刷パラメータが予め設定された受光回数である。制御モジュール200は、各印刷位置の累積受光回数が各画素の対応する印刷パラメータを満たすまで、工程S608において決定された弱化パワーに基づいて、各画素の成形槽214において対応する印刷位置を連続的または断続的に複数回照射する(毎回照射時間が予め設定された単回照射時間である)ように、バイナリ光源モジュール204及びガルバノミラーモジュール206を制御する。
工程S614において、制御モジュール200は、印刷が完成するか否かを判断する。制御モジュール200は、印刷が完成すると判断した場合、3D印刷方法の制御を終了する。そうでなければ、制御モジュール200は、予め設定されたスライス高さを移動させるように移動ステージ202を制御し、工程S610及び工程S612を再び実行し、次層のスライスソリッドモデルを印刷する。
図8Bに示すように、本発明の3D印刷方法によって印刷された3Dソリッドモデル8’の第1層の内部領域8062,8064,8066及び第2層の内部領域8262は、印刷期間に充分な光照射(即ち、印刷パラメータが全ての累積値における最大値である)を受けたため、完全硬化になる。3Dソリッドモデル8’の第1層の表面領域8060,8068、第2層の表面領域8260,8264、及び第3層の表面領域8460は、印刷期間に充分な光照射を受けないため(即ち、印刷パラメータが全ての累積値における最大値ではない)、一部のみ硬化して異なる高さが形成される。これにより、3Dソリッドモデル8’の表面のグラデーションを低減させるとともに、3Dソリッドモデル8’の印刷品質を向上させることができる。
以下、本発明の画素値全範囲と累積値範囲との間のマッピング関係について説明する。図11A〜図11Cを併せて参照する。図11Aは、本発明の一実施例に係る画素値全範囲と累積値範囲との間のマッピング関係を示す概略図である。図11Bは、本発明の他の実施例に係る画素値全範囲と累積値範囲との間のマッピング関係を示す概略図である。図11Cは、本発明の別の実施例に係る画素値全範囲と累積値範囲との間のマッピング関係を示す概略図である。バイナリ光源モジュール204の各印刷位置に対する累積照射回数を制御することを例として説明する。また、以下の説明では、画素値全範囲が0〜255(即ち、グレースケールスライス画像が8ビットのグレースケール画像である)、累積値範囲が0〜7回(即ち、8種類の輝度変化を提供する)とする。
本発明において、画素値全範囲が複数の画素値サブ範囲に分割されてもよい。また、画素値サブ範囲の数量は、累積値範囲がカバーする累積値の数量と同じであり、各画素値サブ範囲は、1つの累積値にそれぞれマッピングされる。なお、各画素値サブ範囲がカバーする画素値の数量が同じであっても異なってもよい。
各画素値サブ範囲のカバーする画素値の数量が同じであることを例とする。図11Aに示すように、画素値全範囲が8つの画素値サブ範囲に分割され、それぞれ、0〜31(累積値0にマッピングされる)、32〜63(累積値1にマッピングされる)、64〜95(累積値2にマッピングされる)、96〜127(累積値3にマッピングされる)、128〜159(累積値4にマッピングされる)、160〜191(累積値5にマッピングされる)、192〜223(累積値6にマッピングされる)、及び244〜255(累積値7にマッピングされる)となる。また、各画素値サブ範囲は、全て32個の画素値をカバーする。
各画素値サブ範囲のカバーする画素値の数量が異なることを例とする。図11Bに示すように、画素値全範囲が8つの画素値サブ範囲に分割され、それぞれ、0〜23(累積値0にマッピングされる)、24〜47(累積値1にマッピングされる)、48〜87(累積値2にマッピングされる)、88〜127(累積値3にマッピングされる)、128〜167(累積値4にマッピングされる)、168〜207(累積値5にマッピングされる)、208〜231(累積値6にマッピングされる)、及び232〜255(累積値7にマッピングされる)となる。また、画素値サブ範囲0〜23,24〜47,208〜231及び232〜255が24個の画素値をカバーし、画素値サブ範囲48〜87,88〜127,128〜167及び168〜207が40個の画素値をカバーする。
ちなみに、液体成形材料の硬化程度と受光量との間の関係が完璧な線型性ではない。また、材料、製造過程または印刷環境の不十分であるため、毎回液体成形材料が照射を受ける際の実際硬化程度の変化が全く同じではない。上記原因により、液体成形材料の硬化程度と累積値(照射回数または照射時間)との間の関係が完璧な線型性ではない。そのため、各累積値の対応する画素値の数量が全て同じである場合、液体成形材料の硬化程度の変化量では、画素値の変化量を実際に反映することができない。
例えば、仮に各累積値の対応する画素値の数量が全て32である場合であっても、液体成形材料が、1回の照射を受けた後の硬化程度が10%、2回の照射を受けた後の硬化程度が20%、3回の照射を受けた後の硬化程度が50%、4回の照射を受けた後の硬化程度が70%、5回の照射を受けた後の硬化程度が90%、6回の照射を受けた後の硬化程度が95%であり、7回の照射を受けた後の硬化程度が100%である。
そこで、本発明は、低累積値(図11Bに示す累積値0,1)及び高累積値(図11Bに示す累積値6,7)の対応する画素値の数量を減らし、中間累積値(図11Bに示す累積値2〜5)の対応する画素値の数量を増やすことにより、液体成形材料の硬化程度の変化が画素値の変化により近づき、印刷品質を向上させることができる。
別の実施例において、図11Cに示すように、画素値全範囲が8つの画素値サブ範囲に分割され、各画素値サブ範囲のカバーする画素値数量が漸次少なくなるように、それぞれ、0〜55(累積値0にマッピングされる)、56〜111(累積値1にマッピングされる)、112〜151(累積値2にマッピングされる)、152〜191(累積値3にマッピングされる)、192〜215(累積値4にマッピングされる)、216〜239(累積値5にマッピングされる)、240〜247(累積値6にマッピングされる)、及び248〜255(累積値7にマッピングされる)となる。また、画素値サブ範囲0〜55,56〜111が56個の画素値をカバーし、画素値サブ範囲112〜151,152〜191が40個の画素値のみをカバーし、画素値サブ範囲192〜215,216〜239が24個の画素値のみをカバーし、画素値サブ範囲240〜247,248〜255が8個の画素値のみをカバーする。
勿論、本発明は、他の複数の実施例を有してもよい。当業者が、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で対応する変化または付加はいずれも本願の特許請求の範囲に含まれるものである。
10…3Dオブジェクト
120、140、160…スライスオブジェクト
122、142、162…印刷データ
10’…3Dソリッドモデル
20…(バイナリ光硬化)3Dプリンタ
200…制御モジュール
202…移動ステージ
204…バイナリ光源モジュール
206…ガルバノミラーモジュール
208…マンマシンインタフェース
210…メモリモジュール
212…接続モジュール
214…成形槽
22…コンピュータ装置
220…スライサーソフトウェア
30…液体成形材料
320、322、340、342…スライスソリッドモデル
36…透光領域
8…3Dオブジェクト
8’…3Dソリッドモデル
800、820、840…スライスオブジェクト
8060、8068、8260、8264、8460…表面領域
8062、8064、8066、8262…内部領域
802、822、842…グレースケールスライス画像
804、824、844…アレイ

Claims (13)

  1. バイナリ光硬化3Dプリンタに用いるバイナリ光硬化3Dプリンタの3D印刷方法であって、
    (a)3Dオブジェクトに対応する複数のグレースケールスライス画像を取得する工程と、
    (b)各前記グレースケールスライス画像における各画素の画素値を画素値全範囲から少なくとも3つの累積値を含む累積値範囲にマッピングし、前記少なくとも3つの累積値のうちの1つを得て、得た当該累積値を各前記画素の印刷パラメータとし、前記画素値全範囲は、全ての前記グレースケールスライス画像における全ての前記画素の画素値を含む工程と、
    (c)前記複数のグレースケールスライス画像のうちの1つを順に選択する工程と、
    (d)選択された前記グレースケールスライス画像における各前記画素の前記印刷パラメータに基づいて、バイナリ光源モジュールにより照射を行うことで一層のスライスソリッドモデルを生成するように前記バイナリ光硬化3Dプリンタを制御する工程と、
    (e)前記3Dオブジェクトに対応する3Dソリッドモデルの印刷を完成させるまで前記工程(c)〜前記工程(d)を繰り返す工程と、を含むことを特徴とする3D印刷方法。
  2. 前記工程(b)は、
    (b1)前記画素値全範囲に含まれる少なくとも3つの画素値サブ範囲を前記累積値範囲の前記少なくとも3つの累積値に一対一対応させるマッピング関係を取得し、各前記画素値サブ範囲は、異なる複数の画素値をそれぞれ含む工程と、
    (b2)各前記画素の画素値が入った前記画素値サブ範囲を決定し、前記マッピング関係に基づいて各前記画素が対応する前記累積値を前記画素の前記印刷パラメータとして設定する工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の3D印刷方法。
  3. 少なくとも2つの前記画素値サブ範囲に含まれる画素値の数量は、互いに異なることを特徴とする請求項2に記載の3D印刷方法。
  4. 前記工程(b)は、
    (b3)各前記画素の画素値に基づいてテーブルを検索し、対応する前記累積値を得て、当該累積値を前記画素の前記印刷パラメータとし、前記テーブルには、前記画素値全範囲に含まれる全ての画素値と前記累積値範囲の前記少なくとも3つの累積値との間の対応関係が記録される工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の3D印刷方法。
  5. 前記工程(b)は、
    (b4)いずれかの画素が前記3Dオブジェクトの表面に対応するものであると判断すると、前記画素の画素値を前記画素値全範囲から前記累積値範囲にマッピングすることで、前記少なくとも3つの累積値のうち1つを得て、得た当該累積値を前記画素の印刷パラメータとする工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の3D印刷方法。
  6. 前記工程(b)は、
    (b5)いずれかの画素が前記3Dオブジェクトの内部に対応するものであると判断すると、前記画素の前記印刷パラメータを前記累積値範囲における予め設定された累積値と設定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の3D印刷方法。
  7. 前記バイナリ光硬化3Dプリンタは、液体成形材料を収容するための成形槽を含み、
    前記工程(d)は、予め設定された成形パワーに基づいて、各前記画素の前記成形槽において対応する印刷位置を、各前記印刷位置の累積受光時間が各前記画素の前記印刷パラメータをそれぞれ満たすまで、それぞれ照射するように前記バイナリ光源モジュールを制御する工程であることを特徴とする請求項1に記載の3D印刷方法。
  8. 最大の前記累積値は、前記成形パワーに基づいて前記液体成形材料を完全に硬化させる完全硬化時間であり、少なくとも1つの前記累積値は、前記成形パワーに基づいて前記液体成形材料を部分的に硬化させる部分硬化時間であり、最小の前記累積値は、0であることを特徴とする請求項7に記載の3D印刷方法。
  9. 前記バイナリ光硬化3Dプリンタは、液体成形材料を収容するための成形槽を含み、
    前記工程(d)は、予め設定された単回照射時間及び弱化パワーに基づいて、各前記画素の前記成形槽において対応する印刷位置を、各前記印刷位置の累積受光回数が前記画素の前記印刷パラメータをそれぞれ満たすまで、それぞれ照射するように前記バイナリ光源モジュールを制御する工程であることを特徴とする請求項1に記載の3D印刷方法。
  10. 最大の前記累積値は、前記単回照射時間及び前記弱化パワーに基づいて前記液体成形材料を完全に硬化させる完全硬化回数であり、少なくとも1つの前記累積値は、前記単回照射時間及び前記弱化パワーに基づいて前記液体成形材料を部分的に硬化させる部分硬化回数であり、最小の前記累積値は、0であることを特徴とする請求項9に記載の3D印刷方法。
  11. 前記工程(d)の前に、
    (d0)前記累積値範囲に含まれるゼロでない前記少なくとも3つの累積値の数量及び前記バイナリ光源モジュールの予め設定された成形パワーに基づいて、前記弱化パワーを決定し、前記弱化パワーが前記成形パワーよりも小さい工程をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の3D印刷方法。
  12. 前記バイナリ光硬化3Dプリンタは、複数のプリズムを有するガルバノミラーモジュールを含み、
    前記バイナリ光源モジュールは、点光源であり、前記ガルバノミラーモジュールに向けて光ビームを出射し、
    前記工程(d)は、各前記画素の前記印刷パラメータに基づいて、前記複数のプリズムの角度を変更することにより、前記光ビームを各前記画素が対応する印刷位置に逐一に照射させるように前記ガルバノミラーモジュールを制御することを特徴とする請求項1に記載の3D印刷方法。
  13. 前記工程(a)の前に、
    (a01)3Dオブジェクトに対応する3Dオブジェクトデータをロードする工程と、
    (a02)前記3Dオブジェクトデータに対してスライス処理を実行して、前記複数のグレースケールスライス画像を生成する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の3D印刷方法。
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