JP2018197794A - 蓋体開閉装置及び蓋体開閉装置を備える表示装置 - Google Patents

蓋体開閉装置及び蓋体開閉装置を備える表示装置 Download PDF

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Yasukazu Yomogida
康和 蓬田
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Abstract

【課題】必要とするスペースを少なくすることができる蓋体開閉装置及び表示装置を提供する。【解決手段】蓋体開閉装置1は、開口Pを閉鎖可能に形成された蓋体10と、蓋体10に連結する蓋体レバー20と、蓋体レバー20に連結する蓋体レバーリンク30と、蓋体10が係合可能に形成された溝である下降ガイド溝40とを備えている。蓋体10は、P開口に収容可能に形成された蓋部11と、蓋部11に接続している蓋部リンク部12とを有している。蓋体レバー20は、蓋体レバーリンク30の回動によってレバー軸線x2周りに回動可能に支持され、蓋体10は、蓋体レバー20の回動に伴い、レバー軸線x2側に移動するための下降力伝達突起14及び下降ガイド突起13と、開放方向に回動するための回動ガイド溝15とが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、蓋体開閉装置及び蓋体開閉装置を備える表示装置に関する。
従来から、自動車等の車両において運転者等に情報を表示する表示装置が使用されている。このような表示装置としては、例えば、ヘッドアップディスプレイと呼ばれるものがある。この種の表示装置は、車両を運転する運転者の視界に情報を表示するように構成さており、運転者の運転の妨げとならないように情報を表示する構成を有している。この種の表示装置としては、ダッシュボード上に配置された表示板としてのコンバイナに情報を表示するものがあり、コンバイナは、表示装置を使用していない時にはダッシュボード内に収納されており、また、表示装置の使用時にはダッシュボード上に配置される。
コンバイナは表示板移動装置によって移動される。例えば、モータの出力がピニオン及びラックを介して上下スライド板に伝えられ、上下スライド板が移動してコンバイナが表示装置から外部に突出し、ダッシュボード上の開口からダッシュボード上に突出する。次いで、ピニオンの噛み合いが横スライド板に取り付けられたラックに移って、横スライド板が軸線方向に移動することにより、コンバイナ保持部が軸線周りに回動して上下スライド板に対して傾倒する。この様にして、上下スライド板が突出方向に移動し、コンバイナ保持部が上下スライド板に対して傾倒することにより、車両においてダッシュボード上にコンバイナが突出方向から傾倒して角度調整された状態に保持される(例えば、特許文献1参照。)。
コンバイナが表示装置の内部に収納された収納状態において、ダッシュボード上の開口は蓋体によって閉じられており、コンバイナは上方において蓋体に覆われている。コンバイナがダッシュボード上に移動される際には、蓋体は蓋体開閉装置によって移動され、ダッシュボード上の開口が開放される。蓋体開閉装置において、蓋体は、一対の蓋体レバーに保持されており、蓋体レバーがコンバイナの両端を保持する一対の案内部材に設けられた軸部周りに揺動されて、蓋体が動かされて開口が開閉される(例えば、特許文献2参照。)。
特開2016−224280号公報 特開2015−121632号公報
このように、表示装置においては、蓋体を開閉移動させる蓋体レバーの揺動運動のためのスペースが必要となっており、蓋体開閉装置が占めるスペースは表示装置のサイズを決定する一つの要因となっている。表示装置に対しては、液晶ディスプレイ等の発光装置等の配置のため、構成する部材の省スペース化が求められており、蓋体開閉装置に対しても省スペース化が求められていた。
このように、従来の表示装置の蓋体開閉装置に対しては、表示装置において必要とするスペースを少なくすることができる構成が求められていた。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要とするスペースを少なくすることができる蓋体開閉装置及び蓋体開閉装置を備える表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る蓋体開閉装置は、開口を該開口の開放方向の一方の側から閉鎖可能にする蓋体開閉装置であって、前記開口を閉鎖可能に形成された蓋体と、前記蓋体に連結する蓋体レバーと、前記蓋体レバーに連結する蓋体レバーリンクと、前記蓋体が係合可能に形成された溝である下降ガイド溝とを備え、前記蓋体は、前記開口に収容可能に形成された蓋部と、該蓋部に接続している蓋部リンク部とを有しており前記蓋体レバーは、前記蓋体レバーリンクの回動によってレバー軸線周りに回動可能に支持され、前記蓋体は、前記蓋体レバーの回動に伴い、前記レバー軸線側に移動するための下降力伝達突起及び下降ガイド突起と、前記開放方向に回動するための回動ガイド溝とが形成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記蓋体レバーは、該蓋体レバーが前記レバー軸線周りに回動可能に支持されることを可能にするレバー被支持部と、前記蓋体レバーの延び方向において前記レバー被支持部に対して一方の側に設けられた溝である下降力伝達溝と、前記レバー被支持部に対して一方の側に設けられた突部である回動力伝達突起と、前記蓋体レバーの延び方向において前記レバー被支持部に対して他方の側に設けられているレバーリンク係合部とを有しており、前記蓋体レバーリンクは、該蓋体レバーリンクが前記レバー軸線に平行に延びるレバーリンク軸線周りに回動可能に支持されることを可能にするリンク被支持部と、前記レバーリンク係合部に係合可能に形成されたレバー係合部とを有しており、前記下降ガイド溝は、前記蓋体の前記蓋部リンク部に対向して延びており、前記蓋部リンク部側から凹んでおり、前記蓋部の前記蓋部リンク部は、前記下降ガイド溝に収容される突部である前記下降ガイド突起と、前記下降ガイド突起とは反対の側に突出する突部である前記下降力伝達突起と、前記蓋部側から前記蓋部から離れる方向に延びる溝であって前記蓋体レバーの前記回動力伝達突起を収容する前記回動ガイド溝とを有しており、前記蓋体レバーにおいて、前記下降力伝達溝は、前記蓋部側に向かって前記蓋体レバーの回動方向の一方の側に傾いて延びており、前記回動力伝達突起は、前記レバー軸線から径方向における前記回動力伝達突起までの距離が前記レバー軸線から径方向における前記下降ガイド溝の前記蓋部から遠い側の端部までの距離よりも長くなる位置に配置されている。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記蓋体レバーの前記下降力伝達溝は、前記回転方向の他方の側の端部が前記下降力伝達溝の延び方向に向かって開放されており、前記下降ガイド溝の延び方向の長さ及び前記下降力伝達溝の延び方向の長さは、前記蓋体レバーの前記一方の側への回動によって前記下降ガイド突起が前記下降ガイド溝の前記開口から遠い側の端部に当接した際に、前記下降力伝達突起が前記下降力伝達溝の前記端部に達しているようになっている。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置は、前記下降ガイド突起を、前記下降ガイド溝の前記端部に向かって付勢する弾性体を有する。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記回動ガイド溝は、該回動ガイド溝の一部である下降部と該下降部よりも前記蓋部側の部分である回動部とを有しており、前記下降部は、前記蓋体レバーの回動に伴って前記蓋体が前記下降ガイド溝に沿って平行移動するような形に形成されている。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記回動ガイド溝の前記回動部は、前記蓋部に向かって前記蓋体レバーの回動方向の他方の側に傾いて延びている。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記下降ガイド溝は、前記開口側に向かって前記蓋体レバーの回動方向の一方の側に傾いて延びている。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記下降ガイド突起は、前記下降力伝達突起に背向する位置に形成されている。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記蓋体レバーは、表示装置の表示板を移動可能に保持する一対の案内部材の一方に前記レバー被支持部において支持され、前記蓋体レバーリンクは、前記一対の案内部材の一方に回動可能に支持され、前記下降ガイド溝は、前記一対の案内部材の一方に形成される。
本発明の一態様に係る蓋体開閉装置において、前記蓋体レバーに対称な他の蓋体レバーと、前記蓋体レバーリンクに対称な他の蓋体レバーリンクと、前記下降ガイド溝に対称な他の下降ガイド溝とを備えており、前記蓋体は、前記蓋部リンク部に対称な他の蓋部リンク部を有しており、前記蓋部リンク部と前記他の蓋部リンク部とは互いに対向して前記蓋部に取り付けられており、前記蓋体レバー、前記蓋体レバーリンク、及び前記下降ガイド溝は、前記他の蓋体レバー、前記他の蓋体レバーリンク、及び前記他の下降ガイド溝に夫々対向している。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、上述のいずれかの蓋体開閉装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示板の蓋体開閉装置及び表示板の蓋体開閉装置を備える表示装置によれば、必要とするスペースを少なくすることができる。
本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す蓋体開閉装置を図1とは反対側から見た、蓋体開閉装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す蓋体開閉装置の蓋体の左側面図である。 図1の線A−Aに沿う蓋体の断面図である。 蓋体開閉装置における蓋体レバーの左側面図である。 蓋体開閉装置における蓋体レバーの右側面図である。 蓋体開閉装置における蓋体レバーリンクの左側面図である。 蓋体開閉装置における蓋体レバーリンクの右側面図である。 蓋体開閉装置における下降ガイド溝の左側面図である。 蓋体開閉装置における蓋体、蓋体レバー、及び蓋体レバーリンクの分解斜視図である。 図1に示す蓋体開閉装置の左側面図である。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、閉じ状態における蓋体開閉装置を示している。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、蓋体の下降移動が終了した状態における蓋体開閉装置を示している。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、開放状態における蓋体開閉装置を示している。 本発明の実施の形態に係る表示装置の概略構成を示す斜視図である。 表示装置の動作を説明するための側面図であり、収納状態における表示装置を示している。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、蓋体が下降移動をしている状態における表示装置を示している。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、蓋体が下降移動を終了した状態における表示装置を示している。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、蓋体が開放回転移動している状態における表示装置を示している。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、蓋体の開放状態における表示装置を示している。 蓋体開閉装置の動作を説明するための側面図であり、突出状態における表示装置を示している。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置1の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示す蓋体開閉装置1を図1とは反対側から見た、蓋体開閉装置1の概略構成を示す斜視図である。蓋体開閉装置1は、蓋体開閉装置1の外部にある開口を開放及び閉鎖するための装置である。開口は、例えば、蓋体開閉装置1が適用される装置や、蓋体開閉装置1が適用される装置が取り付けられる装置又は部材等(以下、適用対象ともいう。)に形成されている。
図1,2には、蓋体開閉装置1が開口Pを閉じる状態である閉じ状態で蓋体開閉装置1が示されている。図1,2において、矢印Oは開口Pの開放方向を示しており、蓋体開閉装置1が適用対象に取り付けられる蓋体開閉装置1の使用状態における閉じ状態の蓋体開閉装置1に対する開放方向Oが示されている。蓋体開閉装置1は、開口Pの開放方向Oにおける一方の側(図1,2の矢印b方向側)から、開口Pを閉鎖する。以下、説明の便宜上、開放方向Oにおいて一方の側(矢印b方向)を下側とし、開放方向Oにおいて一方の側とは反対側の他方の側(図1,2の矢印a方向側)を上側とする。また、開放方向Oに直交する方向(図1,2の矢印L方向)を横方向とし、横方向Lにおいて一方の側(矢印c方向側)を左側とし、横方向Lにおいて一方の側とは反対側の他方の側(図1,2の矢印d方向側)を右側とする。
蓋体開閉装置1は、開口Pを閉鎖可能に形成された蓋体10と、蓋体10に連結する蓋体レバー20と、蓋体レバー20に連結する蓋体レバーリンク30と、蓋体10が係合可能に形成された溝である下降ガイド溝40とを備えている。蓋体10は、開口Pに収容可能に形成された蓋部11と、蓋部11に接続している蓋部リンク部12とを有している。蓋体レバー20は、蓋体レバーリンク30の回動によってレバー軸線x2周りに回動可能に支持されている。蓋体開閉装置1は、蓋体レバー20に対称な他の蓋体レバーとしての蓋体レバー20´と、蓋体レバーリンク30に対称な他の蓋体レバーリンクとしての蓋体レバーリンク30´と、下降ガイド溝40に対称な他の下降ガイド溝としての下降ガイド溝40´とを備えている。また、蓋体10は、蓋部リンク部12に対称な他の蓋部リンク部としての蓋部リンク部12´を有しており、蓋部リンク部12と蓋部リンク部12´とは互いに対向して蓋部11に取り付けられている。より具体的には、蓋部リンク部12と蓋部リンク部12´とは、蓋部11の延び方向(長手方向)において互いに対向している。また、蓋体レバー20、蓋体レバーリンク30、及び下降ガイド溝40は、蓋体レバー20´、蓋体レバーリンク30´、及び下降ガイド溝40´に夫々対向している。蓋部リンク部12´、蓋体レバー20´、蓋体レバーリンク30´、及び下降ガイド溝40´は、夫々、蓋部リンク部12、蓋体レバー20、蓋体レバーリンク30、及び下降ガイド溝40に対称(鏡面対称)な構成を有しており、また、蓋体開閉装置1において対称となる位置に配設されている。以下、蓋部リンク部12´、蓋体レバー20´、蓋体レバーリンク30´、及び下降ガイド溝40´の詳細な説明は省略し、夫々対称な蓋部リンク部12、蓋体レバー20、蓋体レバーリンク30、及び下降ガイド溝40の説明を、蓋部リンク部12´、蓋体レバー20´、蓋体レバーリンク30´、及び下降ガイド溝40´についての説明とする。
図3は、蓋体10の左側面図であり、図4は、図1の線A−Aに沿う蓋体10の断面図である。図4においては、内部側から見た蓋部リンク部12が示されている。
上述のように、蓋体10は、蓋部11と、蓋部11に接続している蓋部リンク部12とを有している。蓋体10は、具体的には蓋部リンク部12は、図3,4に示すように、蓋体レバー20のレバー軸線x2周りの回動に伴い、レバー軸線x2側(下側)に移動するための下降ガイド突起13及び下降力伝達突起14と、開放方向O(又は前後方向)に回動するための回動ガイド溝15とを有している。下降ガイド突起13は、下降ガイド溝40に収容される突部であり、下降力伝達突起14は、下降ガイド突起13とは反対の側に突出する突部である。回動ガイド溝15は、蓋部11側から蓋部11から離れる方向に、つまり、上側(矢印a方向側)から下側(矢印b方向側)に延びる溝であって、後述する蓋体レバー20の回動力伝達突起23を収容する。
具体的には、蓋部11は、開口Pに対応した形状を有しており、開口P内に入り、開口Pの空間を覆う形状を有している。蓋部11は、例えば、開口Pとの間に隙間を有して、開口Pの空間を覆う形状となっている。この隙間は、例えば、後述する蓋体開閉装置1の開閉作動の際に、蓋部11が開口Pの縁部と干渉することなく、開口P内に入り、また、蓋部11が開口Pから出られるような幅の隙間である。蓋部11は、例えば、横方向Lに長い矩形の板状の形状となっており、後述する適用対象としての表示装置の表示部であるコンバイナを収納状態において開口部P側から覆うことができるような形状となっている。蓋部11は、互いに背向する面である上側面11aと、下側面11bとを有している。上側面11aは、開口Pの開放方向Oにおいて上側(矢印a方向)に面する面であり、例えば、蓋部11が開口Pに収容された状態において開口Pと面一となる面となっている。下側面11bは、開口Pの開放方向Oにおいて下側(矢印b方向)に面する面である。
蓋部リンク部12は、蓋部11の長手方向(横方向L)の端部に接続されている。蓋部リンク部12は、例えば図1,2に示すように、蓋部11の長手方向における左側(矢印c方向側)の端部(端部11c)に接続されている。なお、この場合、蓋部リンク部12´は、蓋部11の長手方向における右側(矢印d方向側)の端部(端部11d)に接続されている。蓋部リンク部12は、蓋部11の下側面11bが面する方向(下側)に向かって延びている。蓋部リンク部12は、板状の部分であり、互いに背向する面である外側面12aと内側面12bとを有している。蓋部リンク部12は、内側面12bにおいて、蓋部リンク部12´に対向しており、内側面12bは、蓋部11の長手方向Lにおいて内部側(右側)に面している。蓋部リンク部12は、図1,2に示すように、蓋部11の延び方向に延びる部分である接続部12cを有していて、この接続部12cにおいて蓋部11に接続されていてもよい。接続部12cは、蓋部11の上側面11aよりも下側に位置しており、蓋部11が開口P内に進入できるようになっている。
蓋部リンク部12において、下降ガイド突起13は、内側面12bから内部側に突出している。下降ガイド突起13は、例えば、円筒状又は略円筒状の突部であり、後述する下降ガイド溝40に収容されて、下降ガイド溝40内を滑らかに移動可能な形状となっている。下降力伝達突起14は、外側面12aから突出しており、下降ガイド突起13とは反対側に、外部側に向かって延びている。下降力伝達突起14は、例えば、円筒状又は略円筒状の突部であり、後述する蓋体レバー20の下降力伝達溝22ガイド溝40に収容されて、下降力伝達溝22内を滑らかに移動可能な形状となっている。下降ガイド突起13と下降力伝達突起14とは、蓋部リンク部12において互いに背向する位置に設けられており、同一直線上又は略同一直線上に延びている。下降ガイド突起13と下降力伝達突起14とは、蓋部リンク部12において互いに背向する位置に設けられていなくてもよい。
回動ガイド溝15は、外周面12aに形成された溝であり、内周面12bまで達しており、蓋部リンク部12を貫通している。回動ガイド溝15は、内周面12bまで達しておらず、蓋部リンク部12を貫通していなくてもよい。回動ガイド溝15は、回動ガイド溝15の一部である下降部16と、この下降部16よりも蓋部11側の部分である回動部17とを有している。図3に示すように、回動ガイド溝15は、蓋部11の短手方向(矢印T方向)において、下降力伝達突起14よりも左側に位置している。以下、蓋体10を長手方向Lにおいて左側から見て(図1,2参照)、蓋部11の短手方向Tにおいて左側を前側(図1〜4の矢印e方向側)ともいい、蓋部11の短手方向Tにおいて右側を後側(図1〜4の矢印f方向側)ともいう。回動ガイド溝15の具的な形状については後述する。
図5は、蓋体開閉装置1における蓋体レバー20の左側面図であり、図6は、蓋体レバー20の右側面図である。図5,6に示すように、蓋体レバー20は、レバー被支持部21と、下降力伝達溝22と、回動力伝達突起23と、レバーリンク係合部24とを有している。レバー被支持部21は、蓋体レバー20がレバー軸線x2周りに回動可能に支持されることを可能にする部分である。下降力伝達溝22は、蓋体レバー20の延び方向においてレバー被支持部21に対して一方の側(上側)に設けられた溝である。回動力伝達突起23は、レバー被支持部21に対して一方の側(上側)に設けられた突部である。レバーリンク係合部24は、蓋体レバー20の延び方向においてレバー被支持部21に対して他方の側(下側)に設けられている部分である。
具体的には、図5,6に示すように、蓋体レバー20は、一方の側(上側)の端の部分である上端部分20aから、他方の側(下側)の端の部分である下端部分20bまで延びている。蓋体レバー20は、例えば、直線状又は略直線状に延びている。また、蓋体レバー20は、板状の部材であり、互いに背向する面である外側面20cと内側面20dとを有している。外側面20cは、長手方向Lにおいて矢印c方向である外側(図1,2参照)に面する面であり、内側面20d、長手方向Lにおいて矢印d方向である内側(図1,2参照)に面する面である。蓋体レバー20において、上端部分20aと下端部分20bとの間には、レバー被支持部21が形成されている。レバー被支持部21は、例えば、外側面20cと内側面20dとの間を貫通する貫通孔であり、軸が挿入されてこの軸周りに蓋体レバー20が回動可能となるようになっている。図5,6に示すように、蓋体レバー20は、レバー軸線x2周りに回動可能となっており、蓋体開閉装置1においては、蓋体レバー20は、レバー軸線x2周りに前側(矢印e方向側)及び後側(矢印f方向側)に揺動可能になっている。
下降力伝達溝22は、内側面20dに形成されており、外側面20c側に凹む溝であり、蓋体レバー20において、上端部分20aに、又はレバー被支持部21よりも上端部分20a側に設けられている。また、下降力伝達溝22は、図5に示すように、蓋部11側に向かって、蓋体レバー20の回動方向の一方の側である前側(矢印e方向)に傾いて延びている。具体的には、使用状態における閉じ状態の蓋体開閉装置1に対する開口Pの開放方向Oに対して、下降力伝達溝22は、上側(矢印a方向)に向かって蓋体レバー20の前側の回動方向に傾いて延びている。また、下降力伝達溝22は、図6に示すように、蓋体レバー20の後側の回動方向側(矢印f側)の端部である後側端22aが下降力伝達溝22の延び方向に向かって開放されている。下降力伝達溝22の具的な形状については後述する。
回動力伝達突起23は、蓋体レバー20において、上端部分20aに、又はレバー被支持部21よりも上端部分20a側に設けられている。回動力伝達突起23は、図6に示すように、内側面20dに形成されており、内側面20dから突出した突出部である。回動力伝達突起23は、例えば、円筒状の形状を有しており、蓋体開閉装置1において、蓋部リンク部12の回動ガイド溝15に収容可能に、また、回動ガイド溝15内を滑らかに動くことができるように形成されている。
レバーリンク係合部24は、具体的には、蓋体レバー20の下端部分20bの下端部20eに形成されており、例えば、蓋体レバー20の回動方向に複数の歯24aが並んで形成された歯車の一部である。
図7は、蓋体レバーリンク30の左側面図であり、図8は、蓋体レバーリンク30の右側面図である。図1,2,7,8に示すように、蓋体レバーリンク30は、蓋体レバーリンク30がレバー軸線x2に平行に延びるレバーリンク軸線x3周りに回動可能に支持されることを可能にするリンク被支持部31と、レバーリンク係合部24に係合可能に形成されたレバー係合部32とを有している。蓋体レバーリンク30は、例えば、板状の部材であり、互いに背向する面である外側面30aと内側面30bとを有している。
蓋体レバーリンク30において、リンク被支持部31は、例えば、外側面30aと内側面30bとの間を貫通する貫通孔であり、軸が挿入されてこの軸周りに回動可能となるようになっている。図1,2に示すように、蓋体レバーリンク30は、レバーリンク軸線x3周りに回動可能となっており、蓋体開閉装置1においては、蓋体レバーリンク30は、レバーリンク軸線x3周りに前側(矢印e方向側)及び後側(矢印f方向側)に揺動可能になっている。
レバー係合部32は、具体的には、蓋体レバーリンク30の上側の端部の一部に形成されており、例えば、蓋体レバーリンク30の回動方向に複数の歯32aが並んで形成された歯車の一部であり、蓋体レバー20のレバーリンク係合部24に噛み合い可能に形成されている。レバー係合部32は、蓋体開閉装置1において、蓋体レバー20のレバーリンク係合部24に係合するように形成されており、蓋体レバーリンク30がレバーリンク軸線x3周りに揺動されると、レバー係合部32及びレバーリンク係合部24を介して回転力が蓋体レバー20に伝えられ、蓋体レバー20がレバー軸線x2周りに揺動するようになっている。具体的には、蓋体レバーリンク30が前側に回動すると、蓋体レバー20は後側に回動し、蓋体レバーリンク30が後側に回動すると、蓋体レバー20は前側に回動する。
図9は、下降ガイド溝40の左側面図である。下降ガイド溝40は、図1,2,9に示すように、蓋体10の蓋部リンク部12に対向して延びており、蓋部リンク部12側から凹んでいる。具体的には、下降ガイド溝40は、蓋部リンク部12の内側面12bに対向しており、蓋体開閉装置1において、蓋部リンク部12よりも内側(右側)に位置しており、蓋部リンク部12の下降ガイド突起13を収容している。下降ガイド溝40は、使用状態における閉じ状態の蓋体開閉装置1に対する開口Pの開放方向Oに対して、直交しないように延びている。また、下降ガイド溝40は、少なくとも延び方向における下側(矢印b方向側)の端部(下側端部41)が閉じられている。図示の実施の形態においては、下降ガイド溝40は、延び方向における上側(矢印a方向側)の端部(外側端部42)も閉じられており、両端が閉じられた溝となっている。蓋体開閉装置1の使用状態において、下降ガイド溝40は、開口Pに対して相対移動しないように固定されている。例えば、下降ガイド溝40は、適用対象の部材に固定される。
図10は、蓋体10、蓋体レバー20、及び蓋体レバーリンク30の分解斜視図である。図10に示すように、蓋部リンク部12の下降ガイド突起13は、下降ガイド溝40に挿入され、蓋部リンク部12の下降力伝達突起14は、蓋体レバー20の下降力伝達溝22に挿入される。また、蓋部レバー20の回動力伝達突起23は、蓋部リンク部12の回動ガイド溝15に挿入される。また、蓋体レバーリンク30のレバー係合部32と、蓋体レバー20のレバーリンク係合部と24は、上下方向において、互いに係合される。
図11は、図1に示す蓋体開閉装置1の左側面図である。蓋体開閉装置1において、図11に示すように、回動力伝達突起23は、例えば、レバー軸線x2から径方向における回動力伝達突起23までの距離l1が、レバー軸線x2から径方向における下降ガイド溝40の蓋部11から遠い側の下側の端部(下側端部41)までの距離l2よりも長くなる(l1>l2)位置に配置されている。これにより、後述するように、蓋体10の下降移動が終了した際に、蓋体レバー20の前側への回動によって、蓋体10が、下降ガイド溝40の下側端部41に接触した状態の下降ガイド突起13を中心として、前側に回動するようになる。
上述の構成により、蓋体レバー20の前側への回動によって、蓋体レバー20の下降力伝達溝22が、蓋部リンク部12の下降力伝達突起14を下側に押し、蓋部リンク部12の下降ガイド突起13が、下降ガイド溝40に沿って下側端部41方向に移動するようになっている。蓋体開閉装置1において、下降ガイド溝40の延び方向の長さ、及び下降力伝達溝22の延び方向の長さは、蓋体レバー20の前側(一方の側)への回動によって、下降ガイド突起13が下降ガイド溝40の蓋部11から遠い側の端部である下側端部41に当接した際に、下降力伝達突起14が下降力伝達溝22の蓋体レバー20の回転方向の他方の側(後側)の端部である後側端部22aに達しているようになっている。
また、蓋体開閉装置1は、図1,2,11に示すように、蓋部リンク部12の下降ガイド突起13を、下降ガイド溝40の下側端部41に向かって付勢する弾性体50を有している。また、蓋体開閉装置1は、対称の蓋部リンク部12´に対して同様に作用する弾性体50と同様の弾性体50´を有している。弾性体50は、例えばコイルバネである。具体的には、弾性体50は、蓋体10の蓋部リンク部12に一端が取り付けられており、他端が使用状態において蓋体開閉装置1の適用対象の部材に取り付けられる。
図3,4に示すように、蓋部リンク部12の回動ガイド溝15の下降部16は、蓋体レバー20の回動に伴って蓋体10が下降ガイド溝40に沿って平行移動するような形に形成されている。また、回動ガイド溝15の回動部17は、蓋部11に向かって蓋体レバー20の回動方向において後側(他方の側)に傾いて延びている。回動ガイド溝14の下降部16及び回動部17の形状は他の形状であってもよい。
下降ガイド溝40は、図9に示すように、開口P側に向かって蓋体レバー20の回動方向において前側(一方の側)に傾いて延びている。具体的には、下降ガイド溝40は、開口Pの開放方向Oに対して、開口P側(上側)に向かって前側(矢印e方向)に傾いて延びている。
下降力伝達突起14は、具体的には、図3,4に示すように、蓋部リンク部12の外側面12aにおいて、下側の端部分(下側端部分12d)に設けられており、回動ガイド溝15は、下降力伝達突起14よりも上側(蓋部11側)に設けられている。下降ガイド突起13は、内側面12bの下降力伝達突起14に背向する位置に設けられている。下降ガイド突起13と下降力伝達突起14とは一体となっていてもよい。この場合、例えば、下降ガイド突起13に対応する部分を一端に、下降力伝達突起14に対応する部分を他端に有する部材を蓋部リンク部12に貫通させることにより、蓋部リンク部12おいて、下降ガイド突起13及び下降力伝達突起14が形成される。
また、蓋部リンク部12の下側端部分12dは、例えば図3,4に示すように、蓋部11に接続される上側の端部分(上側端部分12e)よりも後側(矢印f方向)に位置するようになっている。蓋部リンク部12の形状は他の形状であってもよい。
蓋部リンク部12の外側面12aにおいて、下降力伝達突起14は、蓋部11の短手方向Tにおいて、回動ガイド溝15よりも後側に位置している。回動ガイド溝15の下降部16は、直線状又は略直線状に延びている。下降部16は、蓋体レバー20の回転角度θに対する下降ガイド溝40内の下降ガイド突起13の軌跡と、この回転角度θに対する下降力伝達突起14の軌跡との組み合わせが描く軌跡に沿って延びていることが好ましい。これにより、蓋体レバー20の回動に伴う蓋体10の移動を、平行移動とすることができる。回動ガイド溝15の回動部17は、蓋部11に向かって蓋体レバー20の回動方向における後側(他方の側)に傾いて延びており、例えば図4に示すように、前側に凸となる曲線状に延びている。回動部17は、これとは違う曲線状に延びていてもよく、直線状に延びていてもよい。
下降ガイド溝40は、直線状又は略直線状に延びており、図9に示すように、開口Pの開放方向Oに対して、上側端部42側が下側端部41よりも蓋体レバー20の回動方向における前側となるように傾いている。下降ガイド溝40は曲線状に延びていてもよく、また、上側端部42側が下側端部41よりも後側となるように傾いてもよい。
蓋体レバー20は、例えば図5,9に示すように、略直線状に延びており、回動力伝達突起23は、下降力伝達溝22よりも上側に設けられており、また、回動力伝達突起23は、下降力伝達溝22よりも蓋体レバー20の回動方向における前側に設けられている。下降力伝達溝22は、直線状又は略直線状に延びている。下降力伝達溝22は、外側面20c側が閉じているが、下降力伝達溝22は、外側面20cを貫通していてもよい。
また、蓋体開閉装置1は、図1に示すように、蓋体レバー20を蓋体開閉装置1の適用対象に支持するための支持部材25を有している。支持部材25は、蓋体レバー20のレバー被支持部21に挿入されて支持部材25を中心として蓋体レバー20が回動可能となるようになっている。また、支持部材25は、レバー被支持部21に挿入された状態で蓋体開閉装置1の適用対象に固定可能になっている。支持部材25は、例えばボルトであり、先端にねじ山が形成されており、ヘッド側に円筒状又は略円筒状の摺動部が形成されており、この摺動部において蓋体レバー20は回動可能に支持される。支持部材25はボルトに限られず、蓋体レバー20をレバー被支持部21において回動可能に支持できるものであればよい。
また、蓋体開閉装置1は、蓋体レバーリンク30を蓋体開閉装置1の適用対象に支持するための支持部材33を有している。支持部材33は、蓋体レバーリンク30のリンク被支持部31に挿入されて支持部材33を中心として蓋体レバーリンク30が回動可能となるようになっている。また、支持部材33は、リンク被支持部31に挿入された状態で蓋体開閉装置1の適用対象に固定可能になっている。支持部材33は、支持部材25と同様に、例えばボルトであり、先端にねじ山が形成されており、ヘッド側に円筒状又は略円筒状の摺動部が形成されており、この摺動部において蓋体レバーリンク30は回動可能に支持される。支持部材33はボルトに限られず、蓋体レバーリンク30をリンク被支持部31において回動可能に支持できるものであればよい。
次いで、上述の構成を有する蓋体開閉装置1の動作について説明する。図12〜図14は、蓋体開閉装置1の動作を説明するための側面図であり、図12は、閉じ状態における蓋体開閉装置1を示しており、図13は、蓋体10の下降移動が終了した状態における蓋体開閉装置1を示しており、図14は、開放状態における蓋体開閉装置1を示している。
図12に示すように、閉じ状態における蓋体開閉装置1において、蓋部11は、開口P内に入り込んでおり、開口Pを閉鎖している。また、閉じ状態において、蓋部11の上側面11aは、開口Pの上側(外側)の縁部と面一になっている。閉じ状態において、下降力伝達突起14は、下降力伝達溝22の上側の端部(上側端部22b)に接触するようになっている。下降力伝達突起14は、閉じ状態において、下降力伝達溝22の上側端部22bに接触していなくてもよい。また、閉じ状態において、下降ガイド突起13は、下降ガイド溝40の上側端部42に接触するようになっている。下降ガイド突起13は、閉鎖状態において、下降ガイド溝40の上側端部42に接触していなくてもよい。
閉じ状態において、蓋体レバーリンク30に駆動力が加えられ、蓋体レバーリンク30が後側(矢印f方向)に回転を始めると、係合部32,24を介して蓋体レバー20に回転力が伝えられ、蓋体レバー20が前側(矢印e方向)に回転を始める。これにより、蓋体10の下降移動が始まる。
閉じ状態において、蓋体レバー20が前側に回転(以下、前回転ともいう。)をすると、下降力伝達溝22もレバー軸線x2を中心に前回転し、下降力伝達溝22が蓋体10の下降力伝達突起14を下側に押す。これにより、蓋体10の下降ガイド突起13が下降ガイド溝40に沿って下側端部41に向かって動き、蓋体10が下降ガイド溝40に沿って下側(内側)に移動する下降移動を行う。蓋体レバー20の前回転に伴い、蓋体10が下降ガイド溝40に沿って下降移動を行い、蓋体10の下降ガイド突起13が下降ガイド溝40の下側端部41に達すると、下降力伝達突起14が下降力伝達溝22の開放された後側端部22aに達する(図13参照)。これにより、下降力伝達溝22と下降力伝達突起14との間の係合が解除され、下降移動が終わる。下降力伝達溝22から下降力伝達突起14が抜け出し、下降移動が終わると、蓋体10は、下降ガイド溝40の内側端部41に接触している下降ガイド突起13を中心に前回転する回転開放移動を行う。図13に示すように、弾性体50が下降ガイド突起13を下降ガイド溝40の内側端部41に押し付けるように蓋体10を力Fにより付勢しているため、下降力伝達溝22から下降力伝達突起14が抜け出しても、下降ガイド溝40の内側端41への下降ガイド突起13の接触が維持され、下降ガイド突起13を中心とする蓋体10の回転開放移動がなされる。
蓋体レバー20が前回転を続け、蓋体10が回転開放移動を続けると、蓋体10は前側に倒れていき、所定の位置に達すると蓋体10が開放位置に達し、蓋体レバーリンク30は後回転を止め、蓋体レバー20は停止し、蓋体10は開放位置に位置する開放状態となる(図14参照)。
一方、蓋体10の開放状態において、蓋体レバーリンク30は前回転を始め、蓋体レバー20が後回転されると、蓋体10は、上述の回転開放移動とは反対に後回転する回転閉鎖移動を行う。下降力伝達突起14が下降力伝達溝22の開放された後側端部22aに達し、下降力伝達溝22内に入ると、回転閉鎖移動が終了する。回転閉鎖移動が終了すると、下降力伝達溝22が下降力伝達突起14に係合し、下降力伝達溝22が下降力伝達突起14を上側に押す。下降力伝達突起14が下降力伝達溝22によって上側に押されると、下降ガイド溝40の内側端部41と下降ガイド突起13との接触が解除され、下降ガイド突起13が下降ガイド溝40内を外側端部42に向かって移動し、蓋体10は、下降移動とは反対に移動する上昇移動を行う。蓋体10が上昇移動し、開口P内に蓋部11が入り、開口Pが閉鎖されると、蓋体レバーリンク30は前回転を止め、蓋体レバー20が後回転を止め、蓋体10の上昇移動が終わり、蓋体開閉装置1は閉じ状態となる。
このように、本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置1は、閉鎖状態から開口Pを開く際、先ず開口Pから沈む下降移動を行う。このため、回転開放移動の際の蓋体10の回転領域を小さくすることができる。特に、下降ガイド溝40の内側端部41が外側端部42よりも後側にあり、下降ガイド溝40が傾斜している場合、下降移動によって蓋体10は開口Pから下降しつつ、後側に移動する。このため、回転開放移動の際に蓋体10が前側に突き出る領域を小さくすることができ、蓋体10が移動のために必要とするスペースを小さくすることができる。
このように、本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置1によれば、必要とするスペースを少なくすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置1は、閉じ状態から開口Pを開く際、先ず開口Pから沈む下降移動を行う。このため、その後の回転開放移動の際に、蓋部11が開口Pに干渉することがなく、開口Pを閉じた閉じ状態において、開口Pの表面と蓋部11の上側面11aとを面一にすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置1が表示装置に適用された使用状態について説明する。図15は、本発明の実施の形態に係る表示装置60の概略構成を示す斜視図である。本発明の実施の形態に係る表示装置60は、表示板としての板状のコンバイナCと、コンバイナCの突出移動並びに傾斜移動を行う表示板移動装置としての移動装置Mとを備えている。また、表示装置60は、上述の蓋体開閉装置1と、開口Pが形成されたハウジングHとを備えており、蓋体閉鎖装置1が閉じ状態となると、上述のように蓋体10の蓋部11が開口P閉鎖するようになっている。移動装置Mは、ハウジングH内の所定の位置に取り付けられている。
移動装置Mは、コンバイナCの収納状態と、コンバイナCが収納状態から上方へ移動して表示装置60の開口Pから所定の範囲が突出した状態である突出状態との間で、コンバイナCを上下に移動させる突出移動を行う。また、移動装置Mは、突出状態にあるコンバイナCを、コンバイナの表示面C1が突出移動方向に平行又は略平行な状態である突出時状態と、コンバイナCを突出時状態から表示面C1が下方に向くように傾けていき、表示面C1が所定の角度下方に傾いた状態である展開状態との間で、コンバイナCを移動させる傾動移動を行う。また、移動装置Mは、展開状態からコンバイナCの表示面C1の傾きを調整することができるようになっている。
図15に示すように、移動装置Mは、コンバイナCの突出移動方向(開放方向O)に延びるラックである上下ラック62を有する上下可動部としての上下スライド板61と、突出移動方向に交差する図示しない軸線周りに回動可能に上下スライド板61に連結されている、コンバイナCを保持するための表示板保持部としてのコンバイナ保持部63と、突出移動方向に交差する方向(横方向)に延びるラックである横ラック65を有する横方向可動部としての横スライド板64とを備えている。また、移動装置Mは、上下ラック62及び横ラック64の少なくともいずれか一方に動力を伝達可能な動力伝達部66を備えている。動力伝達部66は、モータ66aと、モータ66aの出力を上下ラック62又は横ラック65を介して上下スライド板61又は横スライド板64に夫々伝達するギヤ部66bとを有している。ギヤ部66bは、1つの又は複数のギヤを有している。また、移動装置Mは、上下スライド板61の突出移動方向に延びる互いに対向する一対の部材であって、その間において上下スライド板61を移動可能に保持する一対の案内部材67,68を備えている。
移動装置Mにおいて、上下スライド板61は、モータ66aの出力がギヤ部66b及び上下ラック62を介して伝えられて、案内部材67,68に沿って上下方向O(開放方向O)に移動可能になっている。また、横スライド板64は、モータ66aの出力がギヤ部66b及び横ラック65を介して伝えられて、案内部材67,68の間を横方向Lに移動可能になっている。
具体的には、上下スライド板61の上方への移動によって、コンバイナCは収納状態から上方へ移動して開口Pから外部に突出していき、表示装置60の開口PからコンバイナCの所定の範囲が突出した状態である突出状態となる。一方、上下スライド板61の下方への移動によって、コンバイナCは突出状態から下方へ移動して開口Pから内部に進入していき、コンバイナC全体が表示装置60内にいる収納状態となる。また、横スライド板64の横(例えば右方向)への移動によって、コンバイナ保持部63が横方向に延びる軸線を中心として上下スライド板61に対して回動し、コンバイナ保持部63は上下スライド板61に対して傾斜していき、コンバイナCの表示面C1は下方傾斜していく。表示面C1が所定の角度下方に傾いた状態である展開状態となると横スライド板64は停止する。横スライド板64が左右に移動することにより、展開状態からコンバイナCの表示面C1の傾きを調整することができる。横スライド板64の反対方向(例えば左方向)への移動によって、コンバイナ保持部63は、展開状態から又は展開状態から調整された状態から突出状態に戻される。移動装置Mは上述のように作動する構成を有するものであればよく、移動装置Mのより詳細な説明を省略する。
図15に示すように、表示装置60において、蓋体開閉装置1は、案内部材67,68に取り付けられている。具体的には、蓋体レバー20が支持部材25によって左側の案内部材67に回動可能に固定され、また、蓋体レバーリンク30が支持部材33によって左側の案内部材67に回動可能に固定されている。蓋体レバー20と蓋体レバーリンク30とは、案内部材67において、レバーリンク係合部24及びレバー係合部32を介して上述のように係合される位置に支持されている。同様に、蓋体レバー20´が支持部材25によって右側の案内部材68に回動可能に固定され、また、蓋体レバーリンク30´が支持部材33によって右側の案内部材68に回動可能に固定されている。蓋体レバー20´と蓋体レバーリンク30´とは、案内部材68において、蓋体レバー20と蓋体レバーリンク30と同様に、レバーリンク係合部24及びレバー係合部32を介して上述のように係合される位置に支持されている。
また、下降ガイド溝40は、上述のように蓋部リンク部12の下降ガイド突起13を収容するように、左側の案内部材67に配設されている。同様に、下降ガイド溝40´は、上述のように蓋部リンク部12´の下降ガイド突起13を収容するように、右側の案内部材68に配設されている。一端が蓋部リンク部12に保持された弾性体50は、蓋部リンク部12の下降ガイド突起13が下降ガイド溝40の下側端部41に向かって付勢されるように、左側の案内部材67に、又はハウジングHや他の表示装置60の部材に他端が保持されている。同様に、一端が蓋部リンク部12´に保持された弾性体50´は、蓋部リンク部12´の下降ガイド突起13が下降ガイド溝40´の下側端部41に向かって付勢されるように、右側の案内部材68に、又はハウジングHや他の表示装置60の部材に他端が保持されている。
また、表示装置60は、上下スライド板61又はコンバイナ保持部63の上下移動に連動して蓋体レバーリンク30,30´が所定の幅を回動(揺動)するようになっている。例えば、図1,2に示すように、蓋体レバーリンク30,30´内側に向かって突出した係合突起34が形成されており、蓋体レバーリンク30,30´は、ねじりばね等の弾性体69によって軸線x3周りに後側(矢印f方向)に回動するように付勢されている。また、上下スライド板61又はコンバイナ保持部63は、コンバイナCの収容状態から上方へ所定の幅移動した位置までの間、蓋体レバーリンク30,30´の係合突起34に上方から係合するようになっている。また、この位置よりも上方に上下スライド板61又はコンバイナ保持部63が位置している状態において、上下スライド板61又はコンバイナ保持部63は、蓋体レバーリンク30,30´の係合突起34に係合しないようになっている。また、蓋体レバーリンク30,30´の係合突起34は、上下スライド板61又はコンバイナ保持部63との係合が解除された後は、案内部材67,68等に夫々係合し、蓋体レバーリンク30,30´が更に後側に回動しないようになっている。
次いで、上述の構成を有する表示装置60における蓋体開閉装置1の動作について説明する。図16〜21は、表示装置60の動作を説明するための側面図であり、図16は、収納状態における表示装置60を示しており、図17は、蓋体10が下降移動をしている状態における表示装置60を示しており、図18は、蓋体10が下降移動を終了した状態における表示装置60を示しており、図19は、蓋体10が開放回転移動している状態における表示装置60を示しており、図20は、蓋体10の開放状態における表示装置60を示しており、図21は、突出状態における表示装置60を示している。
図16に示すように、コンバイナCが装置内部に収容された収納状態の表示装置60において、蓋体開閉装置1は、閉じ状態となっており、蓋部11は、開口P内に入り込んでおり、開口Pを閉鎖している。閉じ状態において蓋部11は、コンバイナCを上方において覆っている。また、このとき、蓋部11の上側面11aは、開口Pが形成されているハウジングHの上側(外側)の面と面一になっている。ハウジングHの上側面は、例えば乗用車のダッシュボードであり、蓋部11の上側面11aはダッシュボードと面一となり、美感の向上を図ることができる。
収納状態において、動力伝達部66のモータ66aが駆動されると、モータ66aの出力がギヤ部66bを介して上下ラック62に伝えられ、上下スライド板61が上方に移動する。このとき、上述のように、係合突起34及び弾性体69の作用により上下スライド板61の上方への移動に連動して、蓋体レバーリンク30がリンク被支持部31において支持部材33周りに後側(矢印f方向)に回動させられる。これにより、係合部32,24を介して、蓋体レバー20がレバー被支持部21において支持部材25周りに前側(矢印e方向)に回動させられる。そして、蓋体レバー20の前回動により、上述のように下降力伝達溝22によって蓋体10の下降力伝達突起14が下側に押され、蓋体10の下降ガイド突起13が下降ガイド溝40に沿って下側端部41に向かって動き、蓋体10が下降ガイド溝40に沿って下側に下降移動を行う。これにより、蓋部11が開口Pから下方に移動し、開口Pが開放される(図17)。
そして、上下スライド板61が上方に移動し続けると、上下スライド板61の上方への移動に連動して蓋体レバーリンク30が後回動を続け、蓋体レバー20が前回動を続け、蓋体10が下降移動を続ける。蓋体レバー20が所定の角度の前回転を行うと、上述のように蓋体10の下降ガイド突起13が下降ガイド溝40の下側端部41に達し(図13参照)、下降力伝達突起14が下降力伝達溝22の開放された後側端部22aに達する(図17)。これにより、下降力伝達溝22と下降力伝達突起14との間の係合が解除され、蓋体10の下降移動が終わる。
下降力伝達溝22から下降力伝達突起14が抜け出し、下降移動が終わると、蓋体レバー20の回動力伝達突起23が蓋部リンク部12の回動ガイド溝15の下降部16を抜けて回動部17に入り、回動力伝達突起23が回動部17に沿って蓋部11側へ移動する。これにより、蓋体10は、下降ガイド溝40の内側端41に接触している下降ガイド突起13を中心に前回転する回転開放移動を行う。上下スライド板61の上方への移動により、蓋体レバーリンク30が後回動を続け、蓋体レバー20が前回転を続け、蓋体10が回転開放移動を続けると、蓋体10は前側に倒れていき、また、コンバイナCは開放Pに近づいていく。蓋体10が回転開放移動を続け、蓋体10が開放位置に達すると、上下スライド板61と蓋体レバーリンク30との間の係合が解かれ、蓋体レバーリンク30は後回転を止め、蓋体レバー20は停止し、蓋体10は開放位置に位置する開放状態となる(図20参照)。また、このとき、蓋体レバーリンク30の係合突起34は、上述のように、案内部材67等に接触する。蓋体レバーリンク30は、弾性体69によって後回転方向に付勢されているため、蓋体レバーリンク30の係合突起34と案内部材67等との間の係合が保持され続け、蓋体10が開放位置に保持され続ける。蓋体10は開放位置に達すると、コンバイナCの上下方向への十分な通路が形成される。
そして、上下スライド板61が上方へ移動し続け、コンバイナCが開口Pを超えて開口Pから突出していき、コンバイナCが所定の範囲開口Pから飛び出した突出状態になると、ギヤ部66bと上下ラック62との間の連結が解除され、上下スライド板61の移動は終了する(図21)。その後、ギヤ部66bと横ラック65とが連結され、モータ66aの動力が横ラック65に伝えられ、横スライド板64が移動し、コンバイナCが傾倒され、展開状態となる。コンバイナCの展開状態から収納状態への移動、蓋体開閉装置1の閉鎖動作は、上述の表示装置60の動作が逆に行われることによりなされる。
なお、表示装置60において、右側の案内部材68に支持されている蓋体レバー20´及び蓋体レバーリンク30´、右側に位置する蓋部リンク部12´は、上述の蓋体レバー20、蓋体レバーリンク30´、及び蓋部リンク部12´と同様に作動する。
このように、本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置1は、閉鎖状態から開口Pを開く際、先ず開口Pから沈む下降移動を行う。このため、回転開放移動の際の蓋体10の回転領域を小さくすることができる。特に、下降ガイド溝40の内側端部41が外側端部42よりも後側にあり、下降ガイド溝40が傾斜している場合、下降移動によって蓋体10は開口Pから下降しつつ、後側に移動する。このため、回転開放移動の際に蓋体10が前側に突き出る領域を小さくすることができ、蓋体10が移動のために必要とするスペースを小さくすることができる。
このように、本発明の実施の形態に係る表示装置60によれば、蓋体開閉装置1が、閉鎖状態から開口Pを開く際、先ず開口Pから沈む下降移動を行う。このため、回転開放移動の際の蓋体10の回転領域を小さくすることができる。特に、下降ガイド溝40の内側端部41が外側端部42よりも後側にあり、下降ガイド溝40が傾斜している場合、下降移動によって蓋体10は開口Pから下降しつつ、後側に移動する。このため、回転開放移動の際に蓋体10が前側に突き出る領域を小さくすることができ、蓋体10が移動のために必要とするスペースを小さくすることができる。
このように、本発明の実施の形態に係る表示装置60によれば、蓋体開放装置1の動作に必要となるスペースを少なくすることができ、表示装置60の小型化を図ることができる。また、蓋部11の上側面11aをハウジングHと面一にすることができ、表示装置60の美感の向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に係る蓋体開閉装置1や表示装置60に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上述の実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
例えば、本発明の実施の形態に係る蓋体開閉装置1は、蓋部リンク部12、蓋体レバー20、蓋体レバーリンク30、及び下降ガイド溝40に夫々対称な、蓋部リンク部12´、蓋体レバー20´、蓋体レバーリンク30´、及び下降ガイド溝40´を有しているとしたが、蓋体開閉装置1は、蓋部リンク部12´、蓋体レバー20´、蓋体レバーリンク30´、及び下降ガイド溝40´を有していなくてもよい。
また、蓋体レバー20の下降力伝達溝22は、後側端部22aにおいて開放しているとしたが、下降力伝達溝22は後側端部22aにおいて開放しておらず、上述の下降力伝達溝22よりも長く延びていてもよい。この場合、この下降力伝達溝22の更に延びている部分は、蓋体10の回転開放移動及び回転閉鎖移動の際に、下降ガイド突起13が下降ガイド溝40の下側端部41に接触し続けるような形状となっている。これにより、弾性体50を省略でき、蓋体10の回転開放移動及び回転閉鎖移動の中心を、弾性体50で蓋体10を付勢することなく、下降ガイド溝40の下側端部41に接触している下降ガイド突起13に維持することができる。
1・・・蓋体開閉装置、10・・・蓋体、11・・・蓋部、11a・・・上側面、11b・・・下側面、11c,11d・・・端部、12,12´・・・蓋部リンク部、12a・・・外側面、12b・・・内側面、12c・・・接続部、12d・・・下側端部分、12e・・・上側端部分、13・・・下降ガイド突起、14・・・下降力伝達突起、15・・・回動ガイド溝、16・・・下降部、17・・・回動部、20,20´・・・蓋体レバー、20a・・・上端部分、20b・・・下端部分、20c・・・外側面、20d・・・内側面、20e・・・下端部、21・・・レバー被支持部、22・・・下降力伝達溝、22a・・・後側端部、22b・・・上側端部、23・・・回動力伝達突起、24・・・レバーリンク係合部、24a・・・歯、25・・・支持部材、30,30´・・・蓋体レバーリンク、30a・・・外側面、30b・・・内側面、31・・・リンク被支持部、32・・・レバー係合部、32a・・・歯、33・・・支持部材、34・・・係合突起、40,40´・・・下降ガイド溝、41・・・下側端部、42・・・上側端部、50,50´・・・弾性体、60・・・表示装置、61・・・上下スライド板、62・・・上下ラック、63・・・コンバイナ保持部、64・・・横スライド板、65・・・横ラック、66・・・動力伝達部、66a・・・モータ、66b・・・ギヤ部、67,68・・・案内部材、69・・・弾性体、C・・・コンバイナ、C1・・・表示面、H・・・ハウジング、M・・・移動装置、O・・・開口方向、P・・・開口、x2・・・レバー軸線、x3・・・レバーリンク軸線。

Claims (11)

  1. 開口を該開口の開放方向の一方の側から閉鎖可能にする蓋体開閉装置であって、
    前記開口を閉鎖可能に形成された蓋体と、
    前記蓋体に連結する蓋体レバーと、
    前記蓋体レバーに連結する蓋体レバーリンクと、
    前記蓋体が係合可能に形成された溝である下降ガイド溝とを備え、
    前記蓋体は、前記開口に収容可能に形成された蓋部と、該蓋部に接続している蓋部リンク部とを有しており、
    前記蓋体レバーは、前記蓋体レバーリンクの回動によってレバー軸線周りに回動可能に支持され、
    前記蓋体は、前記蓋体レバーの回動に伴い、前記レバー軸線側に移動するための下降力伝達突起及び下降ガイド突起と、前記開放方向に回動するための回動ガイド溝とが形成されていることを特徴とする蓋体開閉装置。
  2. 前記蓋体レバーは、該蓋体レバーがレバー軸線周りに回動可能に支持されることを可能にするレバー被支持部と、前記蓋体レバーの延び方向において前記レバー被支持部に対して一方の側に設けられた溝である下降力伝達溝と、前記レバー被支持部に対して一方の側に設けられた突部である回動力伝達突起と、前記蓋体レバーの延び方向において前記レバー被支持部に対して他方の側に設けられているレバーリンク係合部とを有しており、
    前記蓋体レバーリンクは、該蓋体レバーリンクが前記レバー軸線に平行に延びるレバーリンク軸線周りに回動可能に支持されることを可能にするリンク被支持部と、前記レバーリンク係合部に係合可能に形成されたレバー係合部とを有しており、
    前記下降ガイド溝は、前記蓋体の前記蓋部リンク部に対向して延びており、前記蓋部リンク部側から凹んでおり、
    前記蓋部の前記蓋部リンク部は、前記下降ガイド溝に収容される突部である前記下降ガイド突起と、前記下降ガイド突起とは反対の側に突出する突部である前記下降力伝達突起と、前記蓋部側から前記蓋部から離れる方向に延びる溝であって前記蓋体レバーの前記回動力伝達突起を収容する前記回動ガイド溝とを有しており、
    前記蓋体レバーにおいて、前記下降力伝達溝は、前記蓋部側に向かって前記蓋体レバーの回動方向の一方の側に傾いて延びており、前記回動力伝達突起は、前記レバー軸線から径方向における前記回動力伝達突起までの距離が前記レバー軸線から径方向における前記下降ガイド溝の前記蓋部から遠い側の端部までの距離よりも長くなる位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の蓋体開閉装置。
  3. 前記蓋体レバーの前記下降力伝達溝は、前記回転方向の他方の側の端部が前記下降力伝達溝の延び方向に向かって開放されており、前記下降ガイド溝の延び方向の長さ及び前記下降力伝達溝の延び方向の長さは、前記蓋体レバーの前記一方の側への回動によって前記下降ガイド突起が前記下降ガイド溝の前記開口から遠い側の端部に当接した際に、前記下降力伝達突起が前記下降力伝達溝の前記端部に達しているようになっていることを特徴とする請求項2記載の蓋体開閉装置。
  4. 前記下降ガイド突起を、前記下降ガイド溝の前記端部に向かって付勢する弾性体を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の蓋体開閉装置。
  5. 前記回動ガイド溝は、該回動ガイド溝の一部である下降部と該下降部よりも前記蓋部側の部分である回動部とを有しており、前記下降部は、前記蓋体レバーの回動に伴って前記蓋体が前記下降ガイド溝に沿って平行移動するような形に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の蓋体開閉装置。
  6. 前記回動ガイド溝の前記回動部は、前記蓋部に向かって前記蓋体レバーの回動方向の他方の側に傾いて延びていることを特徴とする請求項5記載の蓋体開閉装置。
  7. 前記下降ガイド溝は、前記開口側に向かって前記蓋体レバーの回動方向の一方の側に傾いて延びていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の蓋体開閉装置。
  8. 前記下降ガイド突起は、前記下降力伝達突起に背向する位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の蓋体開閉装置。
  9. 前記蓋体レバーは、表示装置の表示板を移動可能に保持する一対の案内部材の一方に前記レバー被支持部において支持され、
    前記蓋体レバーリンクは、前記一対の案内部材の一方に回動可能に支持され、
    前記下降ガイド溝は、前記一対の案内部材の一方に形成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の蓋体開閉装置。
  10. 前記蓋体レバーに対称な他の蓋体レバーと、前記蓋体レバーリンクに対称な他の蓋体レバーリンクと、前記下降ガイド溝に対称な他の下降ガイド溝とを備えており、
    前記蓋体は、前記蓋部リンク部に対称な他の蓋部リンク部を有しており、前記蓋部リンク部と前記他の蓋部リンク部とは互いに対向して前記蓋部に取り付けられており、
    前記蓋体レバー、前記蓋体レバーリンク、及び前記下降ガイド溝は、前記他の蓋体レバー、前記他の蓋体レバーリンク、及び前記他の下降ガイド溝に夫々対向していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の蓋体開閉装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項記載の蓋体開閉装置を備えることを特徴とする表示装置。
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