JP2018197637A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕切部の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制できる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】空気調和機の室内機は、ケーシング(1)と、ケーシング(1)内に配置された遠心ファン(30)と、ケーシング(1)内に、遠心ファン(30)の二方または三方を囲むように配置された熱交換器(40)と、熱交換器(40)と一緒に遠心ファン(30)を囲むと共に、熱交換器(40)の一端と熱交換器(40)の他端とを連結し、熱交換器(40)の一端側から熱交換器(40)の他端側に遠心ファン(30)の吹出空気を案内する仕切部(50)とを備える。遠心ファン(30)と仕切部(50)との間の距離(L)は、熱交換器(40)の一端側よりも熱交換器(40)の他端側の方が長い。
【選択図】図5

Description

この発明は、空気調和機の室内機に関する。
従来、空気調和機の室内機としては、コの字形状の熱交換器を備え、熱交換器の開口部を仕切部で覆って、熱交換器と仕切部で囲まれたターボファンにより吸い込んだ空気を熱交換器を介して二方向に吹き出すものがある(例えば特開2015−81692号公報(特許文献1)参照)。
上記空気調和機の室内機では、仕切部に、ターボファンに向かって突出する突起形状部を設けられている。これにより、上記突起形状部から仕切部の一端部側へ向かう空気の流れと、突起形状部から仕切部の他端部側へ向かう空気の流れとの均一化が図られている。
特開2015−81692号公報
上記従来の空気調和機の室内機では、上記突起形状部から仕切部の一端部までの部分では、ターボファンの回転方向と同じ方向に空気が案内されるが、上記突起形状部から仕切部の他端部までの部分では、ターボファンの回転方向とは逆方向に空気が案内されてしまう。
したがって、上記従来の空気調和機の室内機では、仕切部の端部近傍で高圧部が生じて、異音が発生してしまうという問題がある。
そこで、この発明の課題は、仕切部の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制できる空気調和機の室内機を提供することにある。
この発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に配置された遠心ファンと、
上記ケーシング内に、上記遠心ファンの二方または三方を囲むように配置された熱交換器と、
上記熱交換器と一緒に遠心ファンを囲むと共に、上記熱交換器の一端と熱交換器の他端とを連結し、上記熱交換器の一端側から上記熱交換器の他端側に上記遠心ファンの吹出空気を案内する仕切部と
を備え、
上記遠心ファンと上記仕切部との間の距離は、上記熱交換器の上記一端側よりも上記熱交換器の上記他端側の方が長い。
上記構成によれば、上記仕切部が熱交換器の一端側から熱交換器の他端側に遠心ファンの吹出空気を案内するので、仕切部に沿って流れる空気を遠心ファンの回転方向と同じ方向に流すことができる。したがって、上記仕切部の端部近傍の圧力を低減できるので、仕切部の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制することができる。
また、上記遠心ファンと仕切部との間の距離は、熱交換器の一端側よりも上記熱交換器の他端側の方が長くなるので、仕切部の下流側の端部近傍の圧力が下がる。したがって、上記仕切部の下流側の端部近傍の圧力をさらに低減できるので、異音の発生の抑制効果を高めることができる。
一実施形態の空気調和機の室内機では、
上記遠心ファンと上記仕切部との間の距離は、熱交換器の一端側から熱交換器の他端側に近づくにしたがって徐々に長くなる。
上記実施形態によれば、上記遠心ファンと仕切部との間の距離が、熱交換器の一端側から熱交換器の他端側に近づくにしたがって徐々に長くなるので、遠心ファンから熱交換器に流れる空気と、仕切り部に沿って流れる空気との衝突を緩和することができる。したがって、異音の発生の抑制効果をさらに高めることができる。
一実施形態の空気調和機の室内機では、
上記熱交換器の上記一端よりも、上記熱交換器の上記他端が、上記ケーシングの一壁部側に位置している。
上記実施形態によれば、上記熱交換器の一端よりも、熱交換器の他端が、ケーシングの一壁部側に位置するので、遠心ファンと熱交換器の他端との距離を広げることができる。その結果、熱交換器の他端近傍の圧力を下げることができる。
一実施形態の空気調和機の室内機では、
上記遠心ファンの吹出空気は、上記遠心ファンに対して上記仕切部側とは反対側に設けられた吹出口から吹き出される。
上記実施形態によれば、上記遠心ファンに対して仕切部側とは反対側に設けられた吹出口が、遠心ファンの吹出空気を吹き出すので、遠心ファンの吹出空気を仕切部から吹出口までスムーズに流すことができる。したがって、上記遠心ファンの吹出空気が仕切部から吹出口までの流路において、乱流の発生を抑制することができる。
この発明は、仕切部の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制できる空気調和機の室内機を提供できる。
この発明の一実施形態の空気調和機の室内機の斜視図である。 上記室内機の他の斜視図である。 上記室内機の下面図である。 図3のIV−IV線矢視の断面図である。 上記室内機からパネルやドレンパンなどを外した状態を示す下面図である。 図5の室内機にフラップを取り付けた状態を示す下面図である。 上記室内機からフラップを外した状態を示す下面図である。 上記室内機の仕切板の上面図である。 上記仕切板の斜視図である。 上記仕切板の下面図である。
以下、この発明の空気調和機の室内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態の空気調和機の室内機の斜め下方から見た斜視図を示している。また、図2は、上記室内機を斜め上方から見た斜視図を示している。
この実施形態の室内機は、天井埋め込み型の室内機であって、図1,図2に示すように、ケーシング本体1と、このケーシング本体1の下側に取り付けられた矩形状のパネル2と、このパネル2に着脱可能に取り付けられたグリル3とを備えている。なお、ケーシング本体1、パネル2およびグリル3は、ケーシングの一例を構成している。
ケーシング本体1の側壁からは、配管接続部5,6およびドレンソケット7が突出している。この配管接続部5,6には、ケーシング本体1の外部側の冷媒配管(図示せず)が接続される。また、ドレンソケット7には、ケーシング本体1の外部側のドレンホース(図示せず)が接続される。
また、上記ケーシング本体1の側壁には、配管接続部5,6およびドレンソケット7と隣り合うように、電装品部8が設けられている。
パネル2では、グリル3の長手方向の一方側に位置するように、かつ、パネル2の外縁の短辺に沿うように、吹出口10が設けられている。また、パネル2には、吹出口10を開閉するフラップ20が回動可能に取り付けられている。なお、図1では、フラップ20により吹出口10が閉じられた状態が示されている。
また、この実施形態の室内機は、吊り金具101,102,103,104(吊り金具104は図5に示す)を備えている。この吊り金具101,102,103,104は、天井裏の例えば躯体から垂下する吊りボルト(図示せず)に固定される。これにより、上記室内機は天井から吊り下げられた状態になる。
図3は上記室内機の下面図を示している。この図3において、図1,図2の構成部と同一の構成部は、図1,図2の構成部の参照番号と同一の参照番号が付されている。
フラップ20は、平面視形状がコの字形状を呈し、吹出口10からの吹出空気の風向を制御する。
より詳しくは、フラップ20は、回動軸21に沿って延在するフラップ本体20aと、フラップ本体20aの一端部に連なる第1補助フラップ20bと、フラップ本体20aの他端部に連なる第2補助フラップ20cとを有する。
第1補助フラップ20bは、フラップ本体20aの一端部から、ケーシング本体1の吹出口10側とは反対側に向かって延在する。この第1補助フラップ20bはリンク機構90を介してステッピングモータ80に連結されている。
第2補助フラップ20cは、フラップ本体20aの他端部から、ケーシング本体1の吹出口10側とは反対側に向かって延在する。すなわち、第2補助フラップ20cの延在方向は第1補助フラップ20bの延在方向と平行である。
ステッピングモータ80は、ケーシング本体1、パネル2およびグリル3で構成される空間内に配置されており、フラップ20の回動軸方向と直交する方向において、フラップ20と隣り合っている。また、ステッピングモータ80は、回動軸21に対して、ケーシング本体1の吹出口10側とは反対側に位置する。また、ステッピングモータ80はフラップ20を回動させるための駆動力を発生する。このとき、フラップ20は、ステッピングモータ80の駆動力をリンク機構90を介して受けて、回動軸21を中心に回動する。なお、ステッピングモータ80は、回動軸21に対して、ケーシング本体1の吹出口10側に位置するようにしてもよい。
また、ケーシング本体1(図1,図2に示す)の中央部分には、図3に示すように、吸込口1aが設けられている。この吸込口1aとグリル3との間には、フィルタ4(図4に示す)が配置されている。
なお、ケーシング本体1の吹出口10側とは、ケーシング本体1の第1壁部11(図5に示す)側を意味する。
図4は、図3のIV−IV線から見た断面図を示している。この図4において、図1〜図3の構成部と同一の構成部は、図1〜図3の構成部の参照番号と同一の参照番号が付されている。
ケーシング本体1内にはターボファン30が配置されている。このターボファン30は、モータ31によって駆動されて、所定の回転方向に回転する。ここで、ターボファン30を下から見た場合、上記所定の回転方向は、反時計回りの方向と一致する。なお、ターボファン30は遠心ファンの一例である。
ケーシング本体1の吸込口1aとターボファン30との間には、ベルマウス32が配置されている。ターボファン30は、ベルマウス32内の空間を介して、室内空気を吸い込む。
また、ケーシング本体1内には、熱交換器40と仕切板50がターボファン30の周囲に配置されている。ターボファン30の吹出空気は、熱交換器40を経由した後、ターボファン30に対して仕切板50側とは反対側に設けられた吹出口10から吹き出される。このとき、仕切板50はターボファン30の吹出空気を熱交換器40に案内する。なお、仕切板50は仕切部の一例である。また、仕切部はケーシング本体1の一部からなってもよい。
さらに、ケーシング本体1内には、ドレンパン60が熱交換器40の下側から仕切板50の下側に渡って配置されている。これにより、熱交換器40および仕切板50で生じた結露水をドレンパン60で受けることが可能になっている。
また、ケーシング本体1内には、ターボファン30からの吹出空気をパネル2の吹出口10に案内する通風路Pが形成されている。
図5は、パネル2、ドレンパン60などを外した状態の室内機の下面図を示している。
ケーシング本体1は、吹出口10側の第1壁部11と、この第1壁部11に対向する第2壁部12と、第1壁部11と第2壁部12との間に設けられて互いに対向する第3,第4壁部13,14とを有する。この第3,第4壁部13,14の吹出口10側の端は、第1壁部11に連なる。一方、第3,第4壁部13,14において吹出口10とは反対側の端は、第2壁部12に連なる。なお、第2壁部12はケーシングの一壁部の一例である。
また、第2壁部12は、第3壁部13側の部分12aよりも、第4壁部14側の部分12bの方が、第1壁部11側に位置するように、形状が定められている。すなわち、第2壁部12において配管接続部5,6が設けられている部分12bは、第1壁部11側に凹んでいる。また、部分12aと部分12bの間の中間部12cは、部分12a,12bが延在する方向に対して傾斜している。
熱交換器40は、ケーシング本体1の第1壁部11、第3壁部13および第4壁部14とターボファン30との間に配置されている。
より詳しくは、熱交換器40は、第1熱交換部41、第2熱交換部42および第3熱交換部43を有する。この第1熱交換部41、第2熱交換部42および第3熱交換部43は、互いに一体に形成されている。なお、第1熱交換部41、第2熱交換部42および第3熱交換部43は、別体に形成されて、例えば互いに間隔をあけて配置されてもよい。
第1熱交換部41は、第1壁部11に沿うように形成され、ケーシング本体1の第1壁部11に対向する。
第2熱交換部42は、ケーシング本体1の第3壁部13に対向し、第1壁部11側から第2壁部12側に向かって延在する。この第2熱交換部42は、第1熱交換部41に対してターボファン30の回転方向Rの上流側に位置する。また、第2熱交換部42の先端と、第2壁部12の第3壁部13側の部分との間には、ドレンポンプ70が配置されている。
ドレンポンプ70は、ドレンパン60に溜まった結露水などを吸い込み、この吸い込んだ結露水などをドレンソケット7側に吐出する。すなわち、ドレンポンプ70は、ケーシング本体1内の結露水などを、ケーシング本体1外に排出するためのポンプである。
第3熱交換部43は、ケーシング本体1の第4壁部14に対向し、第1壁部11側から第2壁部12側に向かって延在する。この第3熱交換部43は、第1熱交換部41に対してターボファン30の回転方向Rの下流側に位置する。この第3熱交換部43の先端よりも、第2熱交換部42の先端の方が第2壁部12側に位置する。別の言い方をすると、吹出口10から比較的遠い場所には、第2熱交換部42の先端が配置される一方、吹出口10から比較的近い場所には、第3熱交換部43の先端が配置される。なお、第2熱交換部42の先端は熱交換器の他端の一例である。また、第3熱交換部43の先端は熱交換器の一端の一例である。
また、第3熱交換部43の先端と配管接続部5とは、冷媒配管85を介して互いに接続されている。また、第3熱交換部43の先端と配管接続部6とは、冷媒配管86を介して互いに接続されている。
配管接続部5,6は、ケーシング本体1内の冷媒配管85,86とケーシング本体1外の冷媒配管とを連結する。この配管接続部5,6により、熱交換器40内に冷媒を流すことが可能となっている。
また、第2熱交換部42と第3熱交換部43の間の距離は、吹出口10から離れるのに従って長くなる。すなわち、熱交換器40は、平面視において、コの字形状を呈するように形成されている。なお、第2熱交換部42と第3熱交換部43の間の距離は一定または略一定としてもよい。また、熱交換器40は、平面視において、例えば、Vの字形状、円弧形状などを呈するように形成されてもよい。
仕切板50は熱交換器40と一緒にターボファン30を囲んでいる。この仕切板50は、第2熱交換部42の先端と第3熱交換部43の先端とを連結する。また、仕切板50は、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端側に、ターボファン30の吹出空気を案内する。また、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側よりも、第2熱交換部42の先端側の方が長い。より詳しくは、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端側に近づくにしたがって徐々に長くなる。なお、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、階段状に長くなるようにしてもよい。
図6は、図5に示す室内機にフラップ20(斜線で示す)を取り付けた状態を示しており、図7は上記室内機のフラップ20を外した状態を示している。この図6,図7において、図1〜図5の構成部と同一の構成部は、図1〜図5の構成部の参照番号と同一の参照番号が付されている。
平面視において、フラップ本体20aおよび第1,第2補助フラップ20b,20cは、図6に示すように、熱交換器40と重ならないように配置されている。このフラップ本体20aは、ケーシング本体1の第1壁部11に沿うように設けられている。また、第1補助フラップ20bは、ケーシング本体1の第3壁部13に沿うように延在する。一方、第2補助フラップ20cは、ケーシング本体1の第4壁部14に沿うように延在する。また、第1,第2補助フラップ20b,20cの先端部はケーシング本体1の第2壁部12側に位置する。
吹出口10は、図6,図7に示すように、ケーシング本体1の第1壁部11に沿うように設けられた長方形状の第1吹出口部10aと、第2,第3吹出口部10b,10cとから成っている。この第2吹出口部10bは、第1吹出口部10aの一端部から、ケーシング本体1の第3壁部13側に向かって延在した後、屈曲して、ケーシング本体1の第2壁部12に向かって延在する。一方、第3吹出口部10cは、第1吹出口部10aの他端部から、ケーシング本体1の第4壁部14側に向かって延在した後、屈曲して、ケーシング本体1の第2壁部12に向かって延在する。
図8は仕切板50の上面図である。また、図9は、仕切板50を斜め上方から見た斜視図を示している。また、図10は仕切板50の下面図である。
仕切板50は、湾曲形状の仕切板本体50aと、この仕切板本体50aの上端部に設けられた庇部50bとを有している。この仕切板本体50aの内周面とターボファン30の外周縁との距離が、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lに相当する。より詳しくは、ターボファン30の中心から仕切板本体50a側に向かって径方向に延在する半直線と、ターボファン30の外周縁との交点を、交点Aとすると共に、上記半直線と、仕切板本体50aの内周面との交点を、交点Bとする場合、交点Aから交点Bまでの距離が、距離Lに相当する。また、庇部50bは、仕切板本体50aの上流端から、仕切板本体50aの下流側の端部に向かって、仕切板本体50aの長さの約3分2程度進んだ箇所まで延在している。
上記構成の室内機によれば、ターボファン30が駆動されると、ターボファン30と仕切板50の間では、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端に向かって、ターボファン30の吹出空気が流れる。その後、ターボファン30の吹出空気は、熱交換器40を通過して、通風路Pを流れてパネル2の吹出口10に到達する。
このように、ターボファン30と仕切板50の間の空気は、ターボファン30の回転方向Rと同じ方向に流れるので、仕切板50の上流側および下流側の端部近傍の圧力を低減できる。したがって、仕切板50の上流側および下流側の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制することができる。
また、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側よりも第2熱交換部42の先端側の方が長くなるので、仕切板50の下流側の端部近傍の圧力が下がる。したがって、仕切板50の下流側の端部近傍の圧力をさらに低減できるので、異音の発生の抑制効果をさらに高めることができる。
また、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端側に近づくにしたがって徐々に長くなるので、ターボファン30から第2熱交換部42に流れる空気と、仕切り板50に沿って流れる空気との衝突を緩和することができる。したがって、異音の発生の抑制効果をさらに高めることができる。
また、第3熱交換部43の先端よりも、第2熱交換部42の先端が、ケーシング本体1の第2壁部12側に位置するので、ターボファン30と第2熱交換部42の先端との間の距離を広げることができる。その結果、第2熱交換部42の先端近傍の圧力を下げることができる。
また、ターボファン30に対して仕切板50側とは反対側に設けられた吹出口10が、ターボファン30の吹出空気を吹き出すので、ターボファン30の吹出空気を仕切板50から吹出口10までスムーズに流すことができる。したがって、ターボファン30の吹出空気が仕切板50から吹出口10までの流路において、乱流の発生を抑制することができる。
上記実施形態では、ケーシング本体1、パネル2およびグリル3で構成された直方体形状のケーシングを備えた室内機について説明したが、ケーシングの形状はこれに限らない。
また、上記実施形態では、天井埋め込み型の室内機について説明したが、室内機はこれに限らず、天吊り型の室内機にこの発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、室内機は、熱交換器40を経由した空気が一方向に吹き出すように、吹出口10を有していたが、熱交換器40を経由した空気が二方向または三方向に吹き出すように、吹出口を有してもよい。
上記実施形態では、ターボファン30の三方を囲むように熱交換器40を形成してケーシング本体1内に配置していたが、ターボファン30の二方を囲むように熱交換器を形成してケーシング本体1内に配置してもよい。すなわち、熱交換器40から第2熱交換部42または第3熱交換部43を無くしたような熱交換器、つまり、平面視がL字形状を呈する熱交換器をケーシング本体1内に配置してもよい。このようにする場合、例えば、上記熱交換器は、ケーシング本体1の第1,第3壁部11,13とターボファン30との間に位置するようにしてもよいし、ケーシング本体1の第1,第4壁部11,14とターボファン30との間に位置するようにしてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 ケーシング本体
1a 吸込口
2 パネル
3 グリル
4 フィルタ
5,6 配管接続部
7 ドレンソケット
8 電装品部
10 吹出口
11 第1壁部
12 第2壁部
13 第3壁部
14 第4壁部
20 フラップ
20a フラップ本体
20b 第1補助フラップ
20c 第2補助フラップ
21 回動軸
30 ターボファン
31 モータ
32 ベルマウス
40 熱交換器
41 第1熱交換部
42 第2熱交換部
43 第3熱交換部
50 仕切板
50a 仕切板本体
50b 庇部
60 ドレンパン
70 ドレンポンプ
80 ステッピングモータ
90 リンク機構
この発明は、空気調和機の室内機に関する。
従来、空気調和機の室内機としては、コの字形状の熱交換器を備え、熱交換器の開口部を仕切部で覆って、熱交換器と仕切部で囲まれたターボファンにより吸い込んだ空気を熱交換器を介して二方向に吹き出すものがある(例えば特開2015−81692号公報(特許文献1)参照)。
上記空気調和機の室内機では、仕切部に、ターボファンに向かって突出する突起形状部を設けられている。これにより、上記突起形状部から仕切部の一端部側へ向かう空気の流れと、突起形状部から仕切部の他端部側へ向かう空気の流れとの均一化が図られている。
特開2015−81692号公報
上記従来の空気調和機の室内機では、上記突起形状部から仕切部の一端部までの部分では、ターボファンの回転方向と同じ方向に空気が案内されるが、上記突起形状部から仕切部の他端部までの部分では、ターボファンの回転方向とは逆方向に空気が案内されてしまう。
したがって、上記従来の空気調和機の室内機では、仕切部の端部近傍で高圧部が生じて、異音が発生してしまうという問題がある。
そこで、この発明の課題は、仕切部の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制できる空気調和機の室内機を提供することにある。
この発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に配置された遠心ファンと、
上記ケーシング内に、上記遠心ファンの二方または三方を囲むように配置された熱交換器と、
上記熱交換器と一緒に遠心ファンを囲むと共に、上記熱交換器の一端と熱交換器の他端とを連結し、上記熱交換器の一端側から上記熱交換器の他端側に上記遠心ファンの吹出空気を案内する仕切部と
を備え、
上記遠心ファンと上記仕切部との間の距離は、上記熱交換器の上記一端側よりも上記熱交換器の上記他端側の方が長く、
上記仕切部は、
上記遠心ファンから離れる方向に膨らむように湾曲して平面視が円弧形状を呈する本体と、
この本体から上記遠心ファン側に向かって張り出す庇部と
を有し、
上記庇部は、上記熱交換器の上記一端側より上記熱交換器の上記他端側の方が幅が狭い
上記構成によれば、上記仕切部が熱交換器の一端側から熱交換器の他端側に遠心ファンの吹出空気を案内するので、仕切部に沿って流れる空気を遠心ファンの回転方向と同じ方向に流すことができる。したがって、上記仕切部の端部近傍の圧力を低減できるので、仕切部の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制することができる。
また、上記遠心ファンと仕切部との間の距離は、熱交換器の一端側よりも上記熱交換器の他端側の方が長くなるので、仕切部の下流側の端部近傍の圧力が下がる。したがって、上記仕切部の下流側の端部近傍の圧力をさらに低減できるので、異音の発生の抑制効果を高めることができる。
一実施形態の空気調和機の室内機では、
上記遠心ファンと上記仕切部との間の距離は、熱交換器の一端側から熱交換器の他端側に近づくにしたがって徐々に長くなる。
上記実施形態によれば、上記遠心ファンと仕切部との間の距離が、熱交換器の一端側から熱交換器の他端側に近づくにしたがって徐々に長くなるので、遠心ファンから熱交換器に流れる空気と、仕切り部に沿って流れる空気との衝突を緩和することができる。したがって、異音の発生の抑制効果をさらに高めることができる。
一実施形態の空気調和機の室内機では、
上記熱交換器の上記一端よりも、上記熱交換器の上記他端が、上記ケーシングの一壁部側に位置している。
上記実施形態によれば、上記熱交換器の一端よりも、熱交換器の他端が、ケーシングの一壁部側に位置するので、遠心ファンと熱交換器の他端との距離を広げることができる。その結果、熱交換器の他端近傍の圧力を下げることができる。
一実施形態の空気調和機の室内機では、
上記遠心ファンの吹出空気は、上記遠心ファンに対して上記仕切部側とは反対側に設けられた吹出口から吹き出される。
上記実施形態によれば、上記遠心ファンに対して仕切部側とは反対側に設けられた吹出口が、遠心ファンの吹出空気を吹き出すので、遠心ファンの吹出空気を仕切部から吹出口までスムーズに流すことができる。したがって、上記遠心ファンの吹出空気が仕切部から吹出口までの流路において、乱流の発生を抑制することができる。
この発明は、仕切部の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制できる空気調和機の室内機を提供できる。
この発明の一実施形態の空気調和機の室内機の斜視図である。 上記室内機の他の斜視図である。 上記室内機の下面図である。 図3のIV−IV線矢視の断面図である。 上記室内機からパネルやドレンパンなどを外した状態を示す下面図である。 図5の室内機にフラップを取り付けた状態を示す下面図である。 上記室内機からフラップを外した状態を示す下面図である。 上記室内機の仕切板の上面図である。 上記仕切板の斜視図である。 上記仕切板の下面図である。
以下、この発明の空気調和機の室内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態の空気調和機の室内機の斜め下方から見た斜視図を示している。また、図2は、上記室内機を斜め上方から見た斜視図を示している。
この実施形態の室内機は、天井埋め込み型の室内機であって、図1,図2に示すように、ケーシング本体1と、このケーシング本体1の下側に取り付けられた矩形状のパネル2と、このパネル2に着脱可能に取り付けられたグリル3とを備えている。なお、ケーシング本体1、パネル2およびグリル3は、ケーシングの一例を構成している。
ケーシング本体1の側壁からは、配管接続部5,6およびドレンソケット7が突出している。この配管接続部5,6には、ケーシング本体1の外部側の冷媒配管(図示せず)が接続される。また、ドレンソケット7には、ケーシング本体1の外部側のドレンホース(図示せず)が接続される。
また、上記ケーシング本体1の側壁には、配管接続部5,6およびドレンソケット7と隣り合うように、電装品部8が設けられている。
パネル2では、グリル3の長手方向の一方側に位置するように、かつ、パネル2の外縁の短辺に沿うように、吹出口10が設けられている。また、パネル2には、吹出口10を開閉するフラップ20が回動可能に取り付けられている。なお、図1では、フラップ20により吹出口10が閉じられた状態が示されている。
また、この実施形態の室内機は、吊り金具101,102,103,104(吊り金具104は図5に示す)を備えている。この吊り金具101,102,103,104は、天井裏の例えば躯体から垂下する吊りボルト(図示せず)に固定される。これにより、上記室内機は天井から吊り下げられた状態になる。
図3は上記室内機の下面図を示している。この図3において、図1,図2の構成部と同一の構成部は、図1,図2の構成部の参照番号と同一の参照番号が付されている。
フラップ20は、平面視形状がコの字形状を呈し、吹出口10からの吹出空気の風向を制御する。
より詳しくは、フラップ20は、回動軸21に沿って延在するフラップ本体20aと、フラップ本体20aの一端部に連なる第1補助フラップ20bと、フラップ本体20aの他端部に連なる第2補助フラップ20cとを有する。
第1補助フラップ20bは、フラップ本体20aの一端部から、ケーシング本体1の吹出口10側とは反対側に向かって延在する。この第1補助フラップ20bはリンク機構90を介してステッピングモータ80に連結されている。
第2補助フラップ20cは、フラップ本体20aの他端部から、ケーシング本体1の吹出口10側とは反対側に向かって延在する。すなわち、第2補助フラップ20cの延在方向は第1補助フラップ20bの延在方向と平行である。
ステッピングモータ80は、ケーシング本体1、パネル2およびグリル3で構成される空間内に配置されており、フラップ20の回動軸方向と直交する方向において、フラップ20と隣り合っている。また、ステッピングモータ80は、回動軸21に対して、ケーシング本体1の吹出口10側とは反対側に位置する。また、ステッピングモータ80はフラップ20を回動させるための駆動力を発生する。このとき、フラップ20は、ステッピングモータ80の駆動力をリンク機構90を介して受けて、回動軸21を中心に回動する。なお、ステッピングモータ80は、回動軸21に対して、ケーシング本体1の吹出口10側に位置するようにしてもよい。
また、ケーシング本体1(図1,図2に示す)の中央部分には、図3に示すように、吸込口1aが設けられている。この吸込口1aとグリル3との間には、フィルタ4(図4に示す)が配置されている。
なお、ケーシング本体1の吹出口10側とは、ケーシング本体1の第1壁部11(図5に示す)側を意味する。
図4は、図3のIV−IV線から見た断面図を示している。この図4において、図1〜図3の構成部と同一の構成部は、図1〜図3の構成部の参照番号と同一の参照番号が付されている。
ケーシング本体1内にはターボファン30が配置されている。このターボファン30は、モータ31によって駆動されて、所定の回転方向に回転する。ここで、ターボファン30を下から見た場合、上記所定の回転方向は、反時計回りの方向と一致する。なお、ターボファン30は遠心ファンの一例である。
ケーシング本体1の吸込口1aとターボファン30との間には、ベルマウス32が配置されている。ターボファン30は、ベルマウス32内の空間を介して、室内空気を吸い込む。
また、ケーシング本体1内には、熱交換器40と仕切板50がターボファン30の周囲に配置されている。ターボファン30の吹出空気は、熱交換器40を経由した後、ターボファン30に対して仕切板50側とは反対側に設けられた吹出口10から吹き出される。このとき、仕切板50はターボファン30の吹出空気を熱交換器40に案内する。なお、仕切板50は仕切部の一例である。また、仕切部はケーシング本体1の一部からなってもよい。
さらに、ケーシング本体1内には、ドレンパン60が熱交換器40の下側から仕切板50の下側に渡って配置されている。これにより、熱交換器40および仕切板50で生じた結露水をドレンパン60で受けることが可能になっている。
また、ケーシング本体1内には、ターボファン30からの吹出空気をパネル2の吹出口10に案内する通風路Pが形成されている。
図5は、パネル2、ドレンパン60などを外した状態の室内機の下面図を示している。
ケーシング本体1は、吹出口10側の第1壁部11と、この第1壁部11に対向する第2壁部12と、第1壁部11と第2壁部12との間に設けられて互いに対向する第3,第4壁部13,14とを有する。この第3,第4壁部13,14の吹出口10側の端は、第1壁部11に連なる。一方、第3,第4壁部13,14において吹出口10とは反対側の端は、第2壁部12に連なる。なお、第2壁部12はケーシングの一壁部の一例である。
また、第2壁部12は、第3壁部13側の部分12aよりも、第4壁部14側の部分12bの方が、第1壁部11側に位置するように、形状が定められている。すなわち、第2壁部12において配管接続部5,6が設けられている部分12bは、第1壁部11側に凹んでいる。また、部分12aと部分12bの間の中間部12cは、部分12a,12bが延在する方向に対して傾斜している。
熱交換器40は、ケーシング本体1の第1壁部11、第3壁部13および第4壁部14とターボファン30との間に配置されている。
より詳しくは、熱交換器40は、第1熱交換部41、第2熱交換部42および第3熱交換部43を有する。この第1熱交換部41、第2熱交換部42および第3熱交換部43は、互いに一体に形成されている。なお、第1熱交換部41、第2熱交換部42および第3熱交換部43は、別体に形成されて、例えば互いに間隔をあけて配置されてもよい。
第1熱交換部41は、第1壁部11に沿うように形成され、ケーシング本体1の第1壁部11に対向する。
第2熱交換部42は、ケーシング本体1の第3壁部13に対向し、第1壁部11側から第2壁部12側に向かって延在する。この第2熱交換部42は、第1熱交換部41に対してターボファン30の回転方向Rの上流側に位置する。また、第2熱交換部42の先端と、第2壁部12の第3壁部13側の部分との間には、ドレンポンプ70が配置されている。
ドレンポンプ70は、ドレンパン60に溜まった結露水などを吸い込み、この吸い込んだ結露水などをドレンソケット7側に吐出する。すなわち、ドレンポンプ70は、ケーシング本体1内の結露水などを、ケーシング本体1外に排出するためのポンプである。
第3熱交換部43は、ケーシング本体1の第4壁部14に対向し、第1壁部11側から第2壁部12側に向かって延在する。この第3熱交換部43は、第1熱交換部41に対してターボファン30の回転方向Rの下流側に位置する。この第3熱交換部43の先端よりも、第2熱交換部42の先端の方が第2壁部12側に位置する。別の言い方をすると、吹出口10から比較的遠い場所には、第2熱交換部42の先端が配置される一方、吹出口10から比較的近い場所には、第3熱交換部43の先端が配置される。なお、第2熱交換部42の先端は熱交換器の他端の一例である。また、第3熱交換部43の先端は熱交換器の一端の一例である。
また、第3熱交換部43の先端と配管接続部5とは、冷媒配管85を介して互いに接続されている。また、第3熱交換部43の先端と配管接続部6とは、冷媒配管86を介して互いに接続されている。
配管接続部5,6は、ケーシング本体1内の冷媒配管85,86とケーシング本体1外の冷媒配管とを連結する。この配管接続部5,6により、熱交換器40内に冷媒を流すことが可能となっている。
また、第2熱交換部42と第3熱交換部43の間の距離は、吹出口10から離れるのに従って長くなる。すなわち、熱交換器40は、平面視において、コの字形状を呈するように形成されている。なお、第2熱交換部42と第3熱交換部43の間の距離は一定または略一定としてもよい。また、熱交換器40は、平面視において、例えば、Vの字形状、円弧形状などを呈するように形成されてもよい。
仕切板50は熱交換器40と一緒にターボファン30を囲んでいる。この仕切板50は、第2熱交換部42の先端と第3熱交換部43の先端とを連結する。また、仕切板50は、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端側に、ターボファン30の吹出空気を案内する。また、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側よりも、第2熱交換部42の先端側の方が長い。より詳しくは、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端側に近づくにしたがって徐々に長くなる。なお、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、階段状に長くなるようにしてもよい。
図6は、図5に示す室内機にフラップ20(斜線で示す)を取り付けた状態を示しており、図7は上記室内機のフラップ20を外した状態を示している。この図6,図7において、図1〜図5の構成部と同一の構成部は、図1〜図5の構成部の参照番号と同一の参照番号が付されている。
平面視において、フラップ本体20aおよび第1,第2補助フラップ20b,20cは、図6に示すように、熱交換器40と重ならないように配置されている。このフラップ本体20aは、ケーシング本体1の第1壁部11に沿うように設けられている。また、第1補助フラップ20bは、ケーシング本体1の第3壁部13に沿うように延在する。一方、第2補助フラップ20cは、ケーシング本体1の第4壁部14に沿うように延在する。また、第1,第2補助フラップ20b,20cの先端部はケーシング本体1の第2壁部12側に位置する。
吹出口10は、図6,図7に示すように、ケーシング本体1の第1壁部11に沿うように設けられた長方形状の第1吹出口部10aと、第2,第3吹出口部10b,10cとから成っている。この第2吹出口部10bは、第1吹出口部10aの一端部から、ケーシング本体1の第3壁部13側に向かって延在した後、屈曲して、ケーシング本体1の第2壁部12に向かって延在する。一方、第3吹出口部10cは、第1吹出口部10aの他端部から、ケーシング本体1の第4壁部14側に向かって延在した後、屈曲して、ケーシング本体1の第2壁部12に向かって延在する。
図8は仕切板50の上面図である。また、図9は、仕切板50を斜め上方から見た斜視図を示している。また、図10は仕切板50の下面図である。
仕切板50は、湾曲形状の仕切板本体50aと、この仕切板本体50aの上端部に設けられた庇部50bとを有している。この仕切板本体50aの内周面とターボファン30の外周縁との距離が、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lに相当する。より詳しくは、ターボファン30の中心から仕切板本体50a側に向かって径方向に延在する半直線と、ターボファン30の外周縁との交点を、交点Aとすると共に、上記半直線と、仕切板本体50aの内周面との交点を、交点Bとする場合、交点Aから交点Bまでの距離が、距離Lに相当する。また、庇部50bは、仕切板本体50aの上流端から、仕切板本体50aの下流側の端部に向かって、仕切板本体50aの長さの約3分2程度進んだ箇所まで延在している。
上記構成の室内機によれば、ターボファン30が駆動されると、ターボファン30と仕切板50の間では、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端に向かって、ターボファン30の吹出空気が流れる。その後、ターボファン30の吹出空気は、熱交換器40を通過して、通風路Pを流れてパネル2の吹出口10に到達する。
このように、ターボファン30と仕切板50の間の空気は、ターボファン30の回転方向Rと同じ方向に流れるので、仕切板50の上流側および下流側の端部近傍の圧力を低減できる。したがって、仕切板50の上流側および下流側の端部近傍で高圧部が発生しないようにして、異音の発生を抑制することができる。
また、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側よりも第2熱交換部42の先端側の方が長くなるので、仕切板50の下流側の端部近傍の圧力が下がる。したがって、仕切板50の下流側の端部近傍の圧力をさらに低減できるので、異音の発生の抑制効果をさらに高めることができる。
また、ターボファン30と仕切板50との間の距離Lは、第3熱交換部43の先端側から第2熱交換部42の先端側に近づくにしたがって徐々に長くなるので、ターボファン30から第2熱交換部42に流れる空気と、仕切り板50に沿って流れる空気との衝突を緩和することができる。したがって、異音の発生の抑制効果をさらに高めることができる。
また、第3熱交換部43の先端よりも、第2熱交換部42の先端が、ケーシング本体1の第2壁部12側に位置するので、ターボファン30と第2熱交換部42の先端との間の距離を広げることができる。その結果、第2熱交換部42の先端近傍の圧力を下げることができる。
また、ターボファン30に対して仕切板50側とは反対側に設けられた吹出口10が、ターボファン30の吹出空気を吹き出すので、ターボファン30の吹出空気を仕切板50から吹出口10までスムーズに流すことができる。したがって、ターボファン30の吹出空気が仕切板50から吹出口10までの流路において、乱流の発生を抑制することができる。
上記実施形態では、ケーシング本体1、パネル2およびグリル3で構成された直方体形状のケーシングを備えた室内機について説明したが、ケーシングの形状はこれに限らない。
また、上記実施形態では、天井埋め込み型の室内機について説明したが、室内機はこれに限らず、天吊り型の室内機にこの発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、室内機は、熱交換器40を経由した空気が一方向に吹き出すように、吹出口10を有していたが、熱交換器40を経由した空気が二方向または三方向に吹き出すように、吹出口を有してもよい。
上記実施形態では、ターボファン30の三方を囲むように熱交換器40を形成してケーシング本体1内に配置していたが、ターボファン30の二方を囲むように熱交換器を形成してケーシング本体1内に配置してもよい。すなわち、熱交換器40から第2熱交換部42または第3熱交換部43を無くしたような熱交換器、つまり、平面視がL字形状を呈する熱交換器をケーシング本体1内に配置してもよい。このようにする場合、例えば、上記熱交換器は、ケーシング本体1の第1,第3壁部11,13とターボファン30との間に位置するようにしてもよいし、ケーシング本体1の第1,第4壁部11,14とターボファン30との間に位置するようにしてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 ケーシング本体
1a 吸込口
2 パネル
3 グリル
4 フィルタ
5,6 配管接続部
7 ドレンソケット
8 電装品部
10 吹出口
11 第1壁部
12 第2壁部
13 第3壁部
14 第4壁部
20 フラップ
20a フラップ本体
20b 第1補助フラップ
20c 第2補助フラップ
21 回動軸
30 ターボファン
31 モータ
32 ベルマウス
40 熱交換器
41 第1熱交換部
42 第2熱交換部
43 第3熱交換部
50 仕切板
50a 仕切板本体
50b 庇部
60 ドレンパン
70 ドレンポンプ
80 ステッピングモータ
90 リンク機構

Claims (4)

  1. ケーシング(1,2,3)と、
    上記ケーシング(1,2,3)内に配置された遠心ファン(30)と、
    上記ケーシング(1,2,3)内に、上記遠心ファン(30)の二方または三方を囲むように配置された熱交換器(40)と、
    上記熱交換器(40)と一緒に遠心ファン(30)を囲むと共に、上記熱交換器(40)の一端と熱交換器(40)の他端とを連結し、上記熱交換器(40)の一端側から上記熱交換器(40)の他端側に上記遠心ファン(30)の吹出空気を案内する仕切部(50)と
    を備え、
    上記遠心ファン(30)と上記仕切部(50)との間の距離(L)は、上記熱交換器(40)の上記一端側よりも上記熱交換器(40)の上記他端側の方が長いことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、
    上記遠心ファン(30)と上記仕切部(50)との間の距離(L)は、熱交換器(40)の一端側から熱交換器(40)の他端側に近づくにしたがって徐々に長くなることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項1または2に記載の空気調和機の室内機において、
    上記熱交換器(40)の上記一端よりも、上記熱交換器(40)の上記他端が、上記ケーシング(1,2,3)の一壁部(12)側に位置していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の空気調和機の室内機において、
    上記遠心ファン(30)の吹出空気は、上記遠心ファン(30)に対して上記仕切部(50)側とは反対側に設けられた吹出口(10)から吹き出されることを特徴とする空気調和機の室内機。
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