JP2018196967A - 複合材料成形品、複合材料組立体、および複合材料成形品の脱型方法 - Google Patents

複合材料成形品、複合材料組立体、および複合材料成形品の脱型方法 Download PDF

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Abstract

【課題】イジェクターピンを大型化することなく成形型からの脱型の容易化を図り得る複合材料成形品、および複合材料成形品の脱型方法技術を提供する。また、その複合材料成形品を使用して好適な複合材料組立体を提供する。
【解決手段】複合材料成形品20は、強化基材21に樹脂22が含浸して形成された本体部23と、強化基材に樹脂が含浸して形成され本体部に対して交差する方向に伸びている壁部24とを有する。複合材料成形品はさらに、本体部および壁部に比べて強化基材の含有率が低く、壁部の裏面24bから突出して形成されたボス部25を有する。ボス部は、成形型から脱型するときにイジェクターピンの先端が接触する当接面26と、他の部品に取り付けるときに壁部と他の部品との位置関係を規制する位置決め部27とを有する。
【選択図】図2B

Description

本発明は、複合材料成形品、複合材料組立体、および複合材料成形品の脱型方法に関する。
近年、自動車の車体軽量化のために強化基材に樹脂を含浸させた複合材料成形品が自動車部品として用いられている。複合材料成形品などの樹脂成形品は、例えば上型と下型とを有する成形型を用いて成形される。樹脂成形品を例えば下型から脱型する場合、樹脂成形品は、下型に設けたイジェクターピンによって上型に向けて押し出される(特許文献1を参照)。
特開2003−39460
複合材料成形品の中には、本体部と、本体部に対して交差する方向に伸びている壁部とを有し、断面形状が、いわゆるハット形状あるいはカップ形状を有しているものがある。複合材料成形品がこのような形状を有する場合、壁部は、成形型を開く方向に伸びており、成形型の成形面に密着している。このため、離型性が比較的悪い。
離型性が悪い成形品を脱型する場合、イジェクターピンを大型化(大口径化)し、成形品との接触面積を確保する必要がある。しかしながら、成形品の形状によっては、成形品の意匠に与える影響から、イジェクターピンを大型化することが困難な場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、イジェクターピンを大型化することなく成形型からの脱型の容易化を図り得る複合材料成形品、および複合材料成形品の脱型方法技術を提供することにある。また、その複合材料成形品を使用して好適な複合材料組立体を提供することにある。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料成形品は、強化基材と樹脂とによって成形された複合材料成形品であって、前記強化基材に前記樹脂が含浸して形成された本体部と、前記強化基材に前記樹脂が含浸して形成され前記本体部に対して交差する方向に伸びている壁部とを有する。複合材料成形品は、前記本体部および前記壁部に比べて前記強化基材の含有率が低く、前記壁部の両面のうち成形品裏面側となる面から突出して形成されたボス部、をさらに有している。前記ボス部は、成形型から脱型するときにイジェクターピンの先端が接触する当接面と、他の部品に取り付けるときに前記壁部と前記他の部品との位置関係を規制する位置決め部とを有する。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料組立体は、上記の複合材料成形品を他の部品に取り付けて構成される複合材料組立体であって、前記ボス部の前記位置決め部によって、前記壁部と前記他の部品との相対位置、および前記壁部の前記面と前記他の部品との間の隙間の寸法が規制されている。そして、前記複合材料成形品と前記他の部品とは、寸法が規制された前記隙間に充填された接着剤によって接合された状態である。
上記目的を達成する本発明に係る脱型方法は、上記の複合材料成形品をイジェクターピンを有する成形型から脱型する脱型方法であって、前記イジェクターピンの前記先端を前記ボス部の前記当接面に接触させる。この状態において、前記イジェクターピンによって前記複合材料成形品を押し出して、前記複合材料成形品を前記成形型から脱型する。
本発明の複合材料成形品、および複合材料成形品の脱型方法によれば、イジェクターピンを大型化することなく成形型からの脱型の容易化を図ることができる。さらに、本発明の複合材料組立体によれば、本発明の複合材料成形品を使用して好適な組立体となる。
複合材料成形品をベース部品に取り付けて構成される複合材料組立体を示す斜視図である。 複合材料成形品をベース部品に取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。 複合材料成形品を表裏反転して示す斜視図である。 図2Aに示される複合材料成形品の壁部に形成されたボス部を拡大して示す斜視図である。 イジェクターピンの先端が複合材料成形品のボス部の当接面に接触している状態を示す要部拡大図である。 複合材料組立体を示す端面図である。 図3Aに一点鎖線によって囲まれた3B部を拡大して示す図であり、複合材料成形品をベース部品に取り付けるときに複合材料成形品の壁部とベース部品との位置関係を規制する位置決め部を示す断面図である。 複合材料成形品の成形装置を説明するための図である。 イジェクターピンの配置位置を説明するための図であり、成形型を下側から見た図である。 複合材料成形品の成形手順を示す概略フローチャートである。 成形型に強化基材を配置した状態を模式的に示す図である。 樹脂を注入する前の状態を模式的に示す図である。 成形型への樹脂の注入を模式的に示す図である。 樹脂注入後に、成形型を型締めした状態を模式的に示す図である。 複合材料成形品の脱型を模式的に示す図である。 図7Cにおける8A−8A線に沿う断面図である。 図7Dにおける8B−8B線に沿う断面図である。 複合材料組立体の組立手順を示す概略フローチャートである。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(複合材料組立体10および複合材料成形品20)
図1Aは、複合材料成形品20をベース部品30に取り付けて構成される複合材料組立体10を示す斜視図、図1Bは、複合材料成形品20をベース部品30に取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。
図1Aおよび図1Bを参照して、図示する複合材料組立体10は、車体のフロアトンネルであり、複合材料成形品20を、ベース部品30(他の部品に相当する)の頂面31および側面32の一部にかけて取り付けて構成される。複合材料成形品20は、強化基材21と樹脂22とによって成形されている(後述する図2B、図2Cを参照)。ベース部品30は、金属パネルのプレス成型品である。複合材料成形品20およびベース部品30は、接着剤40(後述する図3A、図3Bを参照)によって接合されている。
図2Aは、複合材料成形品20を表裏反転して示す斜視図、図2Bは、図2Aに示される複合材料成形品20の壁部24に形成されたボス部25を拡大して示す斜視図、図2Cは、イジェクターピン161の先端162が複合材料成形品20のボス部25の当接面26に接触している状態を示す要部拡大図である。図3Aは、複合材料組立体10を示す端面図、図3Bは、図3Aに一点鎖線によって囲まれた3B部を拡大して示す図であり、複合材料成形品20をベース部品30に取り付けるときに複合材料成形品20の壁部24とベース部品30との位置関係を規制する位置決め部27を示す断面図である。
図示するように、概説すると、複合材料成形品20は、強化基材21に樹脂22が含浸して形成された本体部23と、強化基材21に樹脂22が含浸して形成され本体部23に対して交差する方向に伸びている壁部24と、を有している。複合材料成形品20はさらに、壁部24の両面のうち裏面24bから突出して形成されたボス部25を有している。ボス部25は、本体部23および壁部24に比べて強化基材21の含有率が低い。ボス部25は、成形型110から脱型するときにイジェクターピン161の先端162が接触する当接面26と、ベース部品30に取り付けるときに壁部24とベース部品30との位置関係を規制する位置決め部27とを有している。以下、詳述する。
複合材料成形品20は、複合材料から形成された成形品である。複合材料は、強化基材21と、樹脂22とによって構成されている。強化基材21および樹脂22を組み合わせることにより、樹脂単体で構成される成形品に比べて高い強度および剛性を備えている。樹脂22は、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂によって構成することができる。強化基材は、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維等の織物シートを積層して構成することができる。
複合材料成形品20の成形方法は、例えば、量産化に適したRTM(Resin Transfer Molding)である。強化基材21は、本体部23および壁部24の形状に対応した形状に予め賦形されている。賦形された強化基材21を成形型110内のキャビティに配置し、キャビティ内に樹脂22を注入する。そして、強化基材21に樹脂22を含浸させ、樹脂22を硬化させることによって複合材料成形品20を得る。
複合材料成形品20は、断面形状が、いわゆるハット形状あるいはカップ形状を有している。複合材料成形品20の壁部24は、成形型110を開く方向に伸びており、成形型110の第2の成形面133に密着している(後述する図7Dを参照)。このような形状を有する複合材料成形品20は、離型性が比較的悪い。また、成形時の樹脂22の流れに着目すると、本体部23の両面のうち表面23a側に注入された樹脂22は、本体部23の強化基材21に含浸し易い。一方、壁部24は本体部23から離れる方向に伸びているため、樹脂22は、本体部23への含浸に比べて、含浸し難い。
図2Bに破線によって示すように、強化基材21は本体部23および壁部24の形状に対応した形状を有している。強化基材21はボス部25内にはほとんど存在していない。したがって、ボス部25は、本体部23および壁部24に比べて強化基材21の含有率が低い。成形時の樹脂22の流れに着目すると、ボス部25を形成するための成形型110の凹溝134(図2Cを参照)は、樹脂流れのバイパス路の役割を発揮し、樹脂22は、壁部24の強化基材21に含浸し易くなる。この結果、壁部24における成形不良(樹脂22の含浸不足)が生じることを抑えた複合材料成形品20を得ることができる。本明細書において、「ボス部25は、本体部23および壁部24に比べて強化基材21の含有率が低い。」とは、上述したように成形型110の凹溝134に樹脂流れのバイパス路の役割を発揮させ、壁部24の強化基材21に樹脂22を含浸させ易くすることを意図したものである。したがって、「ボス部25は、本体部23および壁部24に比べて強化基材21の含有率が低い。」には、ボス部25が樹脂22のみによって形成されている場合(強化基材21の含有率がゼロ)も含まれると解釈されなければならない。
さらに、ボス部25はイジェクターピン161の先端162が接触する当接面26を備えているため、イジェクターピン161の接触面積を増やすことができる。イジェクターピン161からの押し出し力が壁部24に十分に伝えられる。このため、イジェクターピン161を大型化することなく、離型性が比較的悪い形状を有する複合材料成形品20を成形型110から容易に脱型することができる。しかも、ボス部25は壁部24とベース部品30との位置関係を規制する位置決め部27を備えている。このため、ボス部25を、脱型のときに利用するのみならず、ベース部品30に取り付けるときの寸法管理を行うために利用することができる。ボス部25を設けることによって、複合材料成形品20における壁部24の面剛性も向上する。
図2Bに示すように、ボス部25は、本体部23の両面のうち裏面23bまで伸びている。このように構成することによって、成形型110の凹溝134を、本体部23の強化基材21の裏面に臨ませることができる。本体部23の強化基材21に含浸して本体部23の強化基材21の裏面にまで達した樹脂22は、すぐに凹溝134に流れ込む。したがって、成形型110の凹溝134が樹脂流れのバイパス路の役割を十分に発揮し、樹脂22は壁部24の強化基材21に一層含浸し易くなる。この結果、壁部24における成形不良(樹脂22の含浸不足)が生じることを一層抑えた複合材料成形品20を得ることができる。
図2Bおよび図2Cに示すように、ボス部25の当接面26は、壁部24の端面24cと面一になる位置まで伸びている。このように構成することによって、イジェクターピン161の先端162は、壁部24の端面24cおよびボス部25の当接面26にかけて接触する。その結果、複合材料成形品20の壁部24は、イジェクターピン161からの押し出し力を偏って受けることがなく、変形等の不具合が生じない。
なお、ボス部25の当接面26は、壁部24の端面24cから突出し、壁部24の端面24cとの間に段差が生じていてもよい。ただし、この形状の場合には、ボス部25の当接面26は、イジェクターピン161の先端162の全面が接触することが必要である。イジェクターピン161からの押し出し力を偏って受けることがないようにし、壁部24に変形等の不具合が生じることを防止するためである。
図2B、図3A、図3Bに示すように、ボス部25の位置決め部27は、ボス部25の外側面から構成されている。位置決め部27が規制する壁部24とベース部品30との位置関係には、壁部24とベース部品30との相対位置、および壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41(図3Bを参照)の寸法が含まれる。このように構成することによって、ボス部25を、脱型のときに利用するのみならず、ベース部品30に取り付けるときの寸法管理を行うために一層利用することができる。ベース部品30は、その表面にボス部25の位置決め部27が嵌り込む係合部33を有している(図3Bを参照)。ボス部25の位置決め部27が係合部33に嵌り込むことによって、壁部24とベース部品30との相対位置が定まる。また、ボス部25の位置決め部27がベース部品30の表面に接触することによって、壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41の寸法が定まる。
図1A、図3A、図3Bに示すように、複合材料組立体10は、複合材料成形品20をベース部品30に取り付けて構成されている。複合材料成形品20のボス部25の位置決め部27によって、壁部24とベース部品30との相対位置、および壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41の寸法が規制されている。そして、複合材料成形品20とベース部品30とは、寸法が規制された隙間に充填された接着剤40によって接合されている。隙間41の寸法は、接着剤40の十分な接着強度が得られる寸法に設定されている。
このように構成することによって、複合材料成形品20をベース部品30に取り付けるときに、複合材料成形品20のボス部25の位置決め部27は、壁部24とベース部品30との相対位置を定める機能を発揮する。さらに、ボス部25の位置決め部27がベース部品30の表面に接触することによって、壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41の寸法が定まる。つまり、ボス部25の位置決め部27は、接着剤40の厚さを確保するシム機能を発揮する。2部品を接着剤40によって接合するとき、両者の隙間41の寸法が適切に管理されている。その結果、十分な接着強度を発揮する接着剤40によって、複合材料成形品20とベース部品30とを接合した複合材料組立体10を得ることができる。
上述したように、ベース部品30は、ボス部25の位置決め部27が嵌り込む係合部33を有している(図3Bを参照)。
このように構成することによって、壁部24とベース部品30との相対位置を確実に定めることができる。
(成形装置100)
図4は、複合材料成形品20の成形装置100を説明するための図である。図5は、イジェクターピン161の配置位置を説明するための図であり、成形型110を下側から見た図である。
図4を参照して、成形装置100は、開閉自在な成形型110と、成形型110内に樹脂22を注入する樹脂注入部150と、複合材料成形品20を脱型させるイジェクト部160と、制御部170と、を有する。制御部170は、成形型110、樹脂注入部150およびイジェクト部160のそれぞれの作動を制御する。
成形型110は、接近離反可能な一対の上型120および下型130を有する。上型120には、樹脂注入部150と連通する注入口121を設けている。成形型110は、上型120と下型130との間にキャビティ140を形成する。
なお、本明細書において、「キャビティ140」とは、型締めした状態において、複合材料成形品20と略同様の形状を有する空洞(いわゆる、製品キャビティ)のことを意味する。また、下型130に対して、上型120が配置される側(図4中の上側)を「上側」と称し、上型120に対して、下型130が配置される側(図4中の下側)を「下側」と称する。
上型120は、下型130に対して近接離反自在な可動型である。上型120は、上側に向かって凹んだ形状を有する凹部122を有する。上型120は、例えば、油圧シリンダー等を備える不図示の駆動装置と接続している。凹部122には、キャビティ140を形成する第1の成形面123が形成されている。
下型130は、固定型である。下型130は、凹部122の第1の成形面123と協働して、凹部122との間にキャビティ140を形成する第2の成形面133が形成された凸部132を有する。
下型130は、複合材料成形品20のボス部25を形成するために、ボス部25の形状に合致した凹溝134が凸部132に設けられている(後述する図8Aをも参照)。凹溝134は、凸部132の側面に設けられ、上下方向に伸びている。強化基材21は本体部23および壁部24の形状に対応した形状を有している。強化基材21は、下型130の凹溝134内にはほとんど存在していない。成形時の樹脂22の流れに着目すると、凹溝134は、樹脂流れのバイパス路の役割を発揮する。
凹溝134の上端は、強化基材21が載置される下型130の凸部132の上面まで伸びている。換言すれば、凸部132に載置された強化基材21の裏面まで伸びている。
樹脂注入部150は、注入口121を介してキャビティ140内に樹脂22を注入する。樹脂注入部150は、公知のポンプ機構により構成することができる。
イジェクト部160は、下型130に昇降自在に設けられたイジェクターピン161と、イジェクターピン161を昇降駆動する駆動部163と、を有する。駆動部163は、例えば油圧シリンダー等から構成される。図2Cに示すように、下型130の穴部135にスリーブ165が固定されている。イジェクターピン161は、スリーブ165内に摺動自在に設けられている。スリーブ165の内周面には、Oリング166を収納するリング溝167が形成されている。Oリング166は、イジェクターピン161の外周面との間の隙間をシールする。
図5には、イジェクターピン161の位置が実線の円によって示されている。図示例では、複合材料成形品20は、合計14本のイジェクターピン161によって押し出される。6本のイジェクターピン161は、その先端162が本体部23の裏面23bに接触する位置に配置されている。8本のイジェクターピン161は、その先端162が壁部24の端面24cおよびボス部25の当接面26にかけて接触する位置に配置されている。
制御部170は、成形型110、樹脂注入部150、イジェクト部160の作動をそれぞれ制御する。制御部170は、ROMやRAMから構成される記憶部171と、CPUを主体に構成される演算部172と、各種データや制御指令の送受信を行う入出力部173と、を有する。入出力部173は、成形型110、樹脂注入部150、およびイジェクト部160に電気的に接続している。
(複合材料成形品20の成形手順)
図6、図7A〜図7E、図8A、および図8Bを参照しつつ、複合材料成形品20の成形および脱型について説明する。
図6は、複合材料成形品20の成形手順を示す概略フローチャートである。図7Aは、成形型110に強化基材21を配置した状態を模式的に示す図、図7Bは、樹脂22を注入する前の状態を模式的に示す図である。図7Cは、成形型110への樹脂22の注入を模式的に示す図、図7Dは、樹脂22注入後に、成形型110を型締めした状態を模式的に示す図である。図7Eは、複合材料成形品20の脱型を模式的に示す図である。図8Aは、図7Cにおける8A−8A線に沿う断面図、図8Bは、図7Dにおける8B−8B線に沿う断面図である。
図6に示すように、複合材料成形品20の成形手順は、まず、成形型110に強化基材21を配置し(工程S1)、成形型110を型締めする前の状態にする(工程S2)。成形型110内に樹脂22を注入する(工程S3)。成形型110を型締め状態にし、樹脂22を硬化させる(工程S4)。その後、複合材料成形品20を下型130から脱型する(工程S5、S6)。なお、各工程において、成形型110、樹脂注入部150、イジェクト部160の作動は、制御部170によって制御される。
工程S1では、図7Aに示すように、成形型110のキャビティ140に強化基材21を配置し、上型120を下型130に対して接近させる。強化基材21は、予め賦形され、本体部23および壁部24の形状に対応した形状を有している。
工程S2では、図7Bに示すように、上型120を下型130に対してさらに接近させ、成形型110を型締めする前の状態にする。この状態では、上型120の第1の成形面123と、強化基材21との間には、隙間Gが形成される。
なお、本明細書において、「成形型110を型締めした状態」とは、成形型110のキャビティ140の形状が、最終的に作製される複合材料成形品20の形状と略同等になるまで、上型120を下型130に対して相対的に接近させた状態を意味する。
工程S3では、図7Cに示すように、樹脂注入部150から注入口121を介して隙間Gに樹脂22を注入する。注入された樹脂22は隙間Gを介して流動する。このため、樹脂22の流動抵抗を低減して、強化基材21の配向の乱れを抑制することができる。
工程S4では、図7Dに示すように、上型120を下型130に対してさらに接近させ、成形型110を型締めする。この状態において、上型120の第1の成形面123は、強化基材21の表面に当接する。これによって、隙間Gに溜まっていた樹脂22が押圧されて、強化基材21の全体に含浸する。さらに、樹脂22を硬化させる。樹脂22が熱硬化性樹脂の場合、例えば、ヒーター等の加熱装置を用いて成形型110を加熱することによって、樹脂22を硬化させることができる。
工程S5、S6では、図7Eに示すように、樹脂22を硬化させた後、上型120を上昇させ、複合材料成形品20を下型130から脱型する。このとき、イジェクターピン161の先端162をボス部25の当接面26に接触させた状態において、イジェクターピン161によって複合材料成形品20を押し出して、複合材料成形品20を下型130から脱型する。このように構成することによって、イジェクターピン161からの押し出し力を壁部24に十分に伝えることができる。このため、イジェクターピン161を大型化することなく、複合材料成形品20を成形型110から容易に脱型することができる。
複合材料成形品20を脱型するときには、図5に示したように、イジェクターピン161の先端162を、壁部24の端面24cおよびボス部25の当接面26にかけて接触させている。複合材料成形品20の壁部24は、イジェクターピン161からの押し出し力を偏って受けることがない。その結果、壁部24に変形等の不具合を生じさせることなく複合材料成形品20を脱型することができる。
得られた複合材料成形品20は、断面形状が、いわゆるハット形状あるいはカップ形状を有し、本体部23と、本体部23に対して交差する方向に伸びている壁部24と、を有している。複合材料成形品20はさらに、図2Aおよび図2Bに示したように、壁部24の裏面24bから突出するボス部25が形成されている。ボス部25は、イジェクターピン161の先端162が接触する当接面26と、壁部24とベース部品30との位置関係を規制する位置決め部27とを有している。
図8Aに示すように、下型130は、ボス部25の形状に合致した凹溝134が凸部132に形成されている。強化基材21は凹溝134内にはほとんど存在していない。図8Bに示すように、成形時の樹脂22の流れに着目すると、凹溝134は樹脂流れのバイパス路の役割を発揮する。樹脂22は、壁部24の強化基材21に向けて流れ易くなり、壁部24の強化基材21に含浸し易くなる。この結果、壁部24における成形不良(樹脂22の含浸不足)が生じることを抑えた複合材料成形品20を得ることができる。
凹溝134の上端は、強化基材21が載置される下型130の凸部132の上面まで伸びている。このように構成することによって、凹溝134を、本体部23の強化基材21の裏面に臨ませることができる。本体部23の強化基材21に含浸して凸部132の上面にまで達した樹脂22は、すぐに凹溝134に流れ込む。したがって、凹溝134が樹脂流れのバイパス路の役割を十分に発揮し、樹脂22は壁部24の強化基材21に一層含浸し易くなる。この結果、壁部24における成形不良(樹脂22の含浸不足)が生じることを一層抑えた複合材料成形品20を得ることができる。
(複合材料組立体10の組立手順)
図9を参照しつつ、複合材料組立体10の組立について説明する。
図9は、複合材料組立体10の組立手順を示す概略フローチャートである。
図9に示すように、複合材料組立体10の組立手順は、まず、複合材料成形品20に接着剤40を塗布し(工程S11)、複合材料成形品20とベース部品30とを所定位置にセットする(工程S12)。その後、複合材料成形品20とベース部品30とを圧着し(工程S13)、接着剤40を硬化させる(工程S14)。
工程S11では、図2Aに示すように、複合材料成形品20を表裏反転した状態とし、接着剤40を所定位置に塗布する。接着剤40の種類は限定されないが、例えば、主剤と硬化剤とを混合させる二液混合タイプのエポキシ樹脂系接着剤を使用することができる。接着剤40は、ノズルから吐出させて塗布する。接着剤40を塗布する位置は、例えば、本体部23の裏面23bにおいて長手方向の両端部、壁部24の裏面24bにおいて端面24cの近傍などである。
工程S12では、図3Aおよび図3Bに示したように、複合材料成形品20をベース部品30に取り付けるときに、複合材料成形品20のボス部25の位置決め部27は、壁部24とベース部品30との相対位置を定める機能を発揮する。ベース部品30はボス部25の位置決め部27が嵌り込む係合部33を有しているため、壁部24とベース部品30との相対位置を確実に定めることができる。さらに、ボス部25の位置決め部27がベース部品30の表面に接触することによって、壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41の寸法が定まる。
工程S13および工程S14では、図3Aおよび図3Bに示したように、ボス部25の位置決め部27は、接着剤40の厚さを確保するシム機能を発揮する。壁部24の裏面24bとベース部品30との隙間41の寸法が適切に管理されている。この結果、十分な接着強度を発揮する接着剤40によって、複合材料成形品20とベース部品30とを接合した複合材料組立体10を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、イジェクターピン161を大型化することなく成形型110からの脱型の容易化を図り得る複合材料成形品20、および複合材料成形品20の脱型方法技術を提供することができる。また、その複合材料成形品20を使用して好適な複合材料組立体10を提供することができる。
さらに詳しくは、本実施形態の複合材料成形品20は、強化基材21と樹脂22とによって成形され、強化基材21に樹脂22が含浸して形成された本体部23と、強化基材21に樹脂22が含浸して形成され本体部23に対して交差する方向に伸びている壁部24とを有する。複合材料成形品20はさらに、本体部23および壁部24に比べて強化基材21の含有率が低く、壁部24の両面のうち裏面24bから突出して形成されたボス部25をする。このボス部25は、成形型110から脱型するときにイジェクターピン161の先端162が接触する当接面26と、ベース部品30に取り付けるときに壁部24とベース部品30との位置関係を規制する位置決め部27とを有する。
このように構成することによって、複合材料成形品20の壁部24の裏面24bに設けたボス部25は、本体部23および壁部24に比べて強化基材21の含有率が低い。成形時の樹脂22の流れに着目すると、ボス部25を形成するための成形型110の凹溝134は、樹脂流れのバイパス路の役割を発揮し、樹脂22は、壁部24の強化基材21に含浸し易くなる。この結果、壁部24における成形不良(樹脂22の含浸不足)が生じることを抑えた複合材料成形品20を得ることができる。さらに、ボス部25はイジェクターピン161の先端162が接触する当接面26を備えているため、イジェクターピン161の接触面積を増やすことができる。イジェクターピン161からの押し出し力が壁部24に十分に伝えられる。このため、イジェクターピン161を大型化することなく、離型性が比較的悪い形状を有する複合材料成形品20を成形型110から容易に脱型することができる。しかも、ボス部25は壁部24とベース部品30との位置関係を規制する位置決め部27を備えている。このため、ボス部25を、脱型のときに利用するのみならず、ベース部品30に取り付けるときの寸法管理を行うために利用することができる。ボス部25を設けることによって、複合材料成形品20における壁部24の面剛性も向上する。
ボス部25は、本体部23の両面のうち裏面24bまで伸びている。
このように構成することによって、成形型110の凹溝134を、本体部23の強化基材21の裏面に臨ませることができる。本体部23の強化基材21に含浸して本体部23の強化基材21の裏面にまで達した樹脂22は、すぐに凹溝134に流れ込む。したがって、成形型110の凹溝134が樹脂流れのバイパス路の役割を十分に発揮し、樹脂22は壁部24の強化基材21に一層含浸し易くなる。この結果、壁部24における成形不良(樹脂22の含浸不足)が生じることを一層抑えた複合材料成形品20を得ることができる。
ボス部25の当接面26は、壁部24の端面24cと面一になる位置まで伸びている。
このように構成することによって、イジェクターピン161の先端162は、壁部24の端面24cおよびボス部25の当接面26にかけて接触する。その結果、複合材料成形品20の壁部24は、イジェクターピン161からの押し出し力を偏って受けることがなく、変形等の不具合が生じない。
壁部24とベース部品30との位置関係には、壁部24とベース部品30との相対位置、および壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41の寸法を含んでいる。
このように構成することによって、ボス部25を、脱型のときに利用するのみならず、ベース部品30に取り付けるときの寸法管理を行うために一層利用することができる。
本実施形態の複合材料組立体10は、上記の複合材料成形品20をベース部品30に取り付けて構成され、ボス部25の位置決め部27によって、壁部24とベース部品30との相対位置、および壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41の寸法が規制される。複合材料成形品20とベース部品30とは、寸法が規制された隙間に充填された接着剤40によって接合される。
このように構成することによって、複合材料成形品20をベース部品30に取り付けるときに、複合材料成形品20のボス部25の位置決め部27は、壁部24とベース部品30との相対位置を定める機能を発揮する。さらに、ボス部25の位置決め部27がベース部品30の表面に接触することによって、壁部24の裏面24bとベース部品30との間の隙間41の寸法が定まる。つまり、ボス部25の位置決め部27は、接着剤40の厚さを確保するシム機能を発揮する。2部品を接着剤40によって接合するとき、両者の隙間41の寸法が適切に管理されている。その結果、十分な接着強度を発揮する接着剤40によって、複合材料成形品20とベース部品30とを接合した複合材料組立体10を得ることができる。
ベース部品30は、ボス部25の位置決め部27が嵌り込む係合部33を有する。
このように構成することによって、壁部24とベース部品30との相対位置を確実に定めることができる。
本実施形態の脱型方法は、上記の複合材料成形品20をイジェクターピン161を有する成形型110から脱型する方法である。この方法において、イジェクターピン161の先端162をボス部25の当接面26に接触させた状態において、イジェクターピン161によって複合材料成形品20を押し出して、複合材料成形品20を成形型110から脱型する。
このように構成することによって、イジェクターピン161からの押し出し力を壁部24に十分に伝えることができる。このため、イジェクターピン161を大型化することなく、複合材料成形品20を成形型110から容易に脱型することができる。
イジェクターピン161の先端162を、壁部24の端面24cおよびボス部25の当接面26にかけて接触させている。
このように構成することによって、複合材料成形品20の壁部24は、イジェクターピン161からの押し出し力を偏って受けることがない。その結果、壁部24に変形等の不具合を生じさせることなく複合材料成形品20を脱型することができる。
(変形例について)
上述した実施形態では、複合材料成形品20として、一対の壁部24が本体部23に対して交差する方向に伸びている、いわゆるハット形状を示したが、本発明はこの場合に限定されない。1個の壁部24が本体部23に対して交差する方向に伸びている断面L字形状を有する複合材料成形品20にも適用することができる。3個以上の壁部24が本体部23に対して交差する方向に伸びている形状を有する複合材料成形品20にも適用することができる。
上述した実施形態では、複合材料組立体10として車体のフロアトンネルを例に挙げたが、本発明はこの場合に限定されないことは言うまでもない。複合材料から形成された成形品と、この成形品を取り付ける他の部品30とから構成される組立体に広く適用することができる。
上述した実施形態では、本体部23に接触するイジェクターピン161を備える成形型110を例に挙げて説明したが、本発明はこの場合に限定されない。ボス部25によって壁部24の面剛性を高めることができるため、本体部23に接触するイジェクターピン161を設けずに、ボス部25の当接面26に接触するイジェクターピン161のみを設けた成形型110とすることもできる。
10 複合材料組立体、
20 複合材料成形品、
21 強化基材、
22 樹脂、
23 本体部、
23b 本体部の裏面、
24 壁部、
24b 壁部の裏面、
24c 壁部の端面、
25 ボス部、
26 当接面、
27 位置決め部、
30 ベース部品(他の部品)、
33 係合部、
40 接着剤、
41 複合材料成形品における壁部の裏面とベース部品(他の部品)との間の隙間、
100 成形装置、
110 成形型、
120 上型、
121 注入口、
122 凹部、
123 第1の成形面、
130 下型、
132 凸部、
133 第2の成形面、
134 凹溝、
140 キャビティ、
150 樹脂注入部、
160 イジェクト部、
161 イジェクターピン、
162 イジェクターピンの先端、
163 駆動部、
165 スリーブ、
166 Oリング、
170 制御部。

Claims (8)

  1. 強化基材と樹脂とによって成形された複合材料成形品であって、
    前記強化基材に前記樹脂が含浸して形成された本体部と、
    前記強化基材に前記樹脂が含浸して形成され前記本体部に対して交差する方向に伸びている壁部と、
    前記本体部および前記壁部に比べて前記強化基材の含有率が低く、前記壁部の両面のうち裏面から突出して形成されたボス部と、を有し、
    前記ボス部は、成形型から脱型するときにイジェクターピンの先端が接触する当接面と、他の部品に取り付けるときに前記壁部と前記他の部品との位置関係を規制する位置決め部とを有する、複合材料成形品。
  2. 前記ボス部は、前記本体部の両面のうち裏面まで伸びている、請求項1に記載の複合材料成形品。
  3. 前記ボス部の前記当接面は、前記壁部の端面と面一になる位置まで伸びている、請求項1または請求項2に記載の複合材料成形品。
  4. 前記壁部と前記他の部品との位置関係には、前記壁部と前記他の部品との相対位置、および前記壁部の前記裏面と前記他の部品との間の隙間の寸法を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合材料成形品。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合材料成形品を他の部品に取り付けて構成される複合材料組立体であって、
    前記ボス部の前記位置決め部によって、前記壁部と前記他の部品との相対位置、および前記壁部の前記裏面と前記他の部品との間の隙間の寸法が規制され、
    前記複合材料成形品と前記他の部品とは、寸法が規制された前記隙間に充填された接着剤によって接合された状態である、複合材料組立体。
  6. 前記他の部品は、前記ボス部の前記位置決め部が嵌り込む係合部を有する、請求項5に記載の複合材料組立体。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合材料成形品をイジェクターピンを有する成形型から脱型する脱型方法であって、
    前記イジェクターピンの前記先端を前記ボス部の前記当接面に接触させた状態において、前記イジェクターピンによって前記複合材料成形品を押し出して、前記複合材料成形品を前記成形型から脱型する、脱型方法。
  8. 前記イジェクターピンの前記先端を、前記壁部の端面および前記ボス部の前記当接面にかけて接触させる、請求項7に記載の脱型方法。
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