JP2018196138A - ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】IPネットワーク上でリアルタイムにFAX通信を行うためのプロトコルのゲートウェイに対しては正常に通信が行えるようにすること及び前記ゲートウェイ以外の接続先に対してはスループット及びパケットロスへの耐性を低下させないことを目的とする。【解決手段】IP網に接続するためのインターフェースと、インターフェースを介してパケットを送信することでファクシミリ通信を実行する通信手段と、ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が、IP網を介して受信したT.38プロトコルのパケットをG3ファクシミリ信号に変換するT.38ゲートウェイ装置であることに従って、通信手段によりインターフェースを介して送信されるパケットのサイズを、T.38ゲートウェイ装置により受信可能なサイズとするよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法及びプログラムに関する。
近年、IP網を利用してファクシミリ(以下、FAXという)通信を行う方法が確立されてきている。IP網を利用したFAX通信においては、呼接続プロトコルにはSIP(Session Initiation Protocol)、データ通信にはT.38プロトコルが使用される。IP網を利用したFAXは、IP網を介して通信を行うため、従来のG3FAXと比べて高速な通信が可能になっている。そして、これらSIP及びT.38に対応したインターネットファクシミリ装置(以下、IPFAXという)も販売されてきている。
また、SIP及びT.38準拠のIPFAXと従来のG3FAXとが通信が可能なように、G3FAXのアナログFAX信号をリアルタイムにT.38プロトコルに変換するT.38ゲートウェイ(以下、T.38GWという)も販売されている。
T.38通信はトランスポート層にTCP/TPKT又はUDP/UDPLTのプロトコルを使用する。
ここで、TCP/TPKTは、Transmission Control Protocol/Transport Protocol Data Unit Packetの略である。また、UDP/UDPLTは、User Datagram Protocol/UDP Transport Layer Protocolの略である。
IPFAX通信を行う環境の仕様により以下のようにT.38で使用可能なプロトコルが決まっている。
・公衆IP網 :TCP/TPKT、UDP/UDPTL
・構内IP網A(所定の交換機利用時) :UDP/UDPTL
・構内IP網B(P2P利用時) :TCP/TPKT、UDP/UDPTL
・T.38GW :UDP/UDPTL
ここで所定の交換機とは、SIPサーバを備え、構内IP網において相手先電話番号から接続先アドレス解決をしてくれる構内IP交換機である。また、P2PとはIP網上で端末どうしを直接接続し、お互いのIPアドレスを用いてデータを送受信する通信方式である。
TCP/TPKT、UDP/UDPLTプロトコル共に、IFPパケットサイズを大きくしてパケット数を減らした方が、ネットワークに送出される余分なヘッダ部のデータが減るため、スループットが向上する。また、UDP/UDPTLの場合はエラーリカバリ用の冗長パケットの数を増やしたほうがパケットロスに対する耐性は高まる。しかし、あまり増やしすぎるとスループットの低下が起きてしまうため、リアルタイム性が損なわれてしまう恐れがある。
このため、T.38通信が行われる環境に従って適切にパケットサイズを決定することが重要である。
パケットサイズの決定方法に関するGW装置及びルーター装置の先行技術として特許文献1がある。特許文献1では、音声通話等のリアルタイム通信時のパケット遅延時間を小さくすると同時に、ファイル転送等データ通信に代表される非リアルタイム通信におけるスループットを向上させることを目的としている。そのため、特許文献1では、リアルタイム通信時はパケットを分割して送信する技術が提案されている。
特開2002−158702号公報
T.38に準拠したIPFAXとG3FAXとで通信を行うために使用されるT.38GWの中にはGWが受信可能なパケットサイズに制限があるものが存在する。より具体的にはパケットの全体サイズが320byte未満であること、かつ、IFPパケットのサイズが128byte未満であること、という制限である。
このため、上記パケットサイズの制限を満たさないパケットはT.38GW側で破棄されてしまい、正常にIPFAX通信が行えないという問題がある。先に示した先行技術にはこれらのデータ部によるサイズ制限に関してパケットサイズを調整する等は言及されていない。
なお、T.38GWとの通信時にT.38で使用可能なトランスポート層のプロトコルは通常UDP/UDPTLである。音声通話で使用されるVoIPGW(Voice over IP Gateway)の場合、VoIPでは多少パケットロスが発生しても問題ないため、通常はUDPが使用される。T.38GWはVoIPGWのバリエーションであるため、T.38GWでも通常はUDPが使用される。
したがって、上記サイズ制限をクリアするためには、UDPTLのIFPパケットサイズを小さくし、かつ、エラーリカバリ用の冗長パケット数を減らす等してパケット化を行えばよい。しかし、接続先によらず一律にパケットサイズを小さくしてしまうと、相対的にネットワークに送出するヘッダ部のデータ量が増加してしまい、T.38GW以外の環境でスループットが低下してしまう。また、エラーリカバリ用の冗長パケット数が少ないとパケットロスに対する耐性も低下してしまう問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、IPネットワーク上でリアルタイムにFAX通信を行うためのプロトコルのゲートウェイに対しては正常に通信が行えるようにすることを目的とする。また、更に、前記ゲートウェイ以外の接続先に対してはスループット及びパケットロスへの耐性を低下させないことを目的とする。
そこで、本発明のファクシミリ装置は、IP網に接続するためのインターフェースと、前記インターフェースを介してパケットを送信することでファクシミリ通信を実行する通信手段と、前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が、前記IP網を介して受信したT.38プロトコルのパケットをG3ファクシミリ信号に変換するT.38ゲートウェイ装置であることに従って、前記通信手段により前記インターフェースを介して送信されるパケットのサイズを、前記T.38ゲートウェイ装置により受信可能なサイズとするよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、IPネットワーク上でリアルタイムにFAX通信を行うためのプロトコルのゲートウェイに対しては正常に通信が行えるようにすることができる。また、更に、前記ゲートウェイ以外の接続先に対してはスループット及びパケットロスへの耐性を低下させないことができる。
T.38に準拠したIPFAXのハードウェア構成とIPFAXを含むシステムのシステム構成の一例を示す図である。 パケット構造の一例を示す図である。 宛先表のデータ構造を示した一例を示す図である。 新規宛先が入力された際に、接続先種別を決定するための優先設定の一例を示す図である。 T.38パケットサイズの決定処理の一例を示すフローチャートである。 パケット生成及びパケット送信を示す処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、T.38に準拠したIPFAXのハードウェア構成とIPFAXを含むシステムのシステム構成の一例を示す図である。
T.38に準拠したIPFAX1 301は、構内IP網501に接続されている。
IPFAX1 301はSIPサーバ503を介してT.38に準拠したIPFAX2 502と通信可能である。
T.38GW504は、モデムを内蔵しており、受信したT.38パケットからIFPパケットに含まれるFAXの制御信号情報、及び画像の符号化データを取り出し、モデムを使って変調しアナログのFAX信号に変換する。また、T.38GW504は、受信したアナログのFAX信号をモデムによりデジタルデータに復調して取り出し、T.38パケットに変換する。
構内IP網501は、T.38GW504を介して公衆電話網(PSTN)505と接続される。
G3FAX506は、アナログのFAX通信のみに対応した端末であり、PSTN505に接続されている。
IPFAX1 301は、T.38GW504を介してG3FAX506と通信可能である。
IPFAX1 301は、画像の入出力機能を有するものであり、紙原稿の入力及び紙への印刷出力を行うものである。
IPFAX1 301は、入力した画像情報を紙に印刷したり、デジタルデータとして保存したりIP網やFAXを経由して他の機器へ転送したりすることもできる。
IPFAX1 301は、構内IP網501に常時接続して、他の画像処理装置やPC(Personal Computer)やサーバと一緒に運用されることが一般的である。
IPFAX1 301は、PCからのプリントデータや、他の端末からの画像情報を受信し、紙へ印刷出力することができる。
IPFAX1 301は、ユーザーインターフェース(以下、UIという)302を介したユーザーからの指示に応じた処理も行うことができる。
IPFAX1 301の内部構成を説明する。
IPFAX1 301は、商用電源に接続され電源部315よりIPFAX1 301内部に電力を供給し動作する。
バス310は、スキャナI/F制御部307、CPU314、ROM311、RAM312、HDD313、プリンタI/F制御部305、UI制御部303、画像処理部308、ネットワークI/F制御部309を電気信号で接続しデータ伝送することができる。バス310は、CPU314からの制御信号や各ユニット間のデータ信号が送受信されるシステムバスとして利用される。
CPU314は、IPFAX1 301の制御ソフトウェアプログラムをROM311やHDD313から読み込みRAM312に展開して実行し装置全体の制御を行う。
ROM311は、リードオンリーメモリであり、装置のブートプログラムや固定パラメータ等が格納されておりフラッシュメモリが用いられることが多い。
RAM312は、ランダムアクセスメモリの機能を持ち半導体メモリが接続されており、CPU314がIPFAX1 301を制御する際の一時的な作業データや画像データや印刷データの格納等に使用される。
HDD313は、ハードディスクドライブであり、画像データ、印刷データ、宛先登録情報の格納等、様々なデータの格納に使用される。
また、RAM312、HDD313は、CPU314が画像データの画像処理や符号化復号化や解像度変換の作業を行う作業領域としても使用される。
画像処理部308は、画像データを高画質化する画像処理や解像度変換や符号化復号化をハードウェアで行うものである。
また、RAM312、HDD313は、CPU314が伝送するデータの符号化復号化やIPパケットを処理する作業を行う作業領域としても使用される。
UI制御部303は、UI302を制御し、各種情報の表示、ユーザーからの指示入力を行う。
プリンタI/F制御部305は、プリンタ304を制御する装置である。
スキャナI/F制御部307は、スキャナ306を制御する装置である。
ネットワークI/F制御部309は、構内IP網501とのデータの送受信を制御し、TCPやUDP等のIPパケットの解析や生成を行う。
IPパケットの送受信により送信或いは受信するデータは一旦、RAM312やHDD313に保存された後、CPU314で解釈されてプロトコル規定に従って処理される。
またIPFAX1 301は、ネットワークI/F制御部309及び構内IP網501を経由して、SIPセッションを利用して相手機との呼接続及びデータ通信を行うことができる。
CPU314は、構内IP網501からネットワークI/F制御部309でT.38パケットを受信して解析を行う。
IPFAX1 301がT.38でFAX通信を行う時のデータの流れを説明する。
SIPサーバ503には予め電話番号とその番号が示す接続先URI(Uniform Resource Identifier)との対応が登録されているものとする。ここでURIとはIP網上での相手先アドレスを示す識別子の事である。
はじめにIPFAX1 301がIPFAX2 502とIPFAX通信を行う場合について説明する。
CPU314は、スキャナI/F制御部307を通じてスキャナ306を動作させて原稿の読み込みを行い、画像データを取得する。
画像データの取得が終わると、ネットワークI/F制御部309にて、SIPサーバ503に対してSIPの接続要求(INVITE信号)が送信される。
SIPサーバ503ではそのINVITE信号を受信し、INVITE信号に含まれる相手先電話番号から対応するURIを検索し、一致したURI(ここではIPFAX2 502)に対してINVITE信号を転送する。
IPFAX2 502は、このINVITE信号を受信可能であれば200OK信号をSIPサーバ503経由でIPFAX1 301へ送信する。
これによりIPFAX1 301とIPFAX2 502との間で呼が張られたことになる。
その後、CPU314は、スキャンした画像データを画像処理部308にてJBIG等の符号化データに変換する。
そして符号化データはネットワークI/F制御部309でT.38パケットに変換され構内IP網501を経由してIPFAX2 502へ転送される。
また、IPFAX2 502から送出されたT.38パケットは構内IP網501を経由してネットワークI/F制御部309に到達し、符号化されたデジタルの画像データが取り出されCPU314へ送られる。
CPU314は、JBIG等で符号化されたデジタル画像データを生の画像データに復号化し受信データとしてプリンタI/F制御部305へ送りプリンタ304でプリントさせる。
次に、IPFAX1 301がG3FAX506とFAX通信を行う場合について説明する。
CPU314は、スキャナI/F制御部307を通じてスキャナ306を動作させて原稿の読み込みを行い、画像データを取得する。
画像データの取得が終わると、ネットワークI/F制御部309にて、T.38GW504に対してINVITE信号が送信される。
それを受けT.38GW504は、INVITE信号から宛先の電話番号を取得し、PSTN505にダイヤルを行う。
G3FAX506は、着信を受けると着呼し回線を閉結する。
T.38GW504は、このことを検知するとINVITE信号に対する200OKを、構内IP網501を介してIPFAX1 301へ送信する。
これによりIPFAX1 301とG3FAX506との間に呼が張られた状態になる。
CPU314は、スキャンした画像データを画像処理部308にてJBIG等の符号化データに変換する。
そして符号化データはネットワークI/F制御部309でT.38パケットに変換され、T.38GW504に送信される。
このときのT.38パケットはT.38GW504の仕様に合わせてUDP/UDPTLに従う。
T.38GW504は、受信したT.38パケットを解析してIFPパケット部のデータを取り出す。更にT.38GW504は、そのデータを内蔵しているモデムを使ってT.30のアナログFAX信号にリアルタイムに変調する。変調されたアナログFAX信号は、PSTN505を介してG3FAX506へ送出される。また、G3FAX506から送出されたT.30のアナログFAX信号は、PSTN505を介してT.38GW504に送信される。
T.38GW504では受信したアナログFAX信号を内蔵しているモデムを使ってリアルタイムに復調し、デジタルデータを取り出す。そして、T.38GW504は、取り出したデータをT.38パケットに変換し、構内IP網501経由でIPFAX1 301に送出する。
送出されたT.38パケットはネットワークI/F制御部309に到達し、CPU314がそのパケットを解析する。CPU314は、画像データであればそれを取り出し、JBIG等で符号化されたデジタル画像データを生の画像データに復号化して、受信データとしてプリンタI/F制御部305へ送り、プリンタ304でプリントさせる。
TCP/TPKT、UDP/UDPTLそれぞれは図2に示すパケット構造を持っており、次のような特徴がある。
TCP/TPKTではIP網上でパケットロスが発生した場合でもパケットの再送が行われるため、データの欠損が起こらないというメリットがある。その反面、パケットの再送が発生するとそれによる遅延が起こるため、リアルタイム性に欠けるというデメリットがある。一方、UDP/UDPTLはリアルタイム性を重視したプロトコルで、パケットロスが発生した場合でもパケットの再送は行われない。但し、パケットロスによるデータ欠損を防ぐために、既に送信したデータを後から送るパケットにエラーリカバリ用の冗長パケット203として付加して送信するという特徴がある。エラーリカバリ用の冗長パケット203は複数個付加することが可能になっており、付加した数まではパケットロスが発生してもデータ欠損を防ぐことが出来るようになっている。
T.38のデータ(手順信号及び画像)は図2のIFPパケット部201、202に入っている。IFPパケットサイズは通常約300byte弱に設定される。これはT.38通信がECM(誤り訂正)モードの場合はデータがHDLC(High−level Data Link Control procedure)に従ってフレーム分割化される事に基づく。つまり通常は、HDLCの1フレーム単位(256byte+ヘッダ部)でパケット化が行われる。非ECMモードの場合もECMに合わせて300byte弱で区切りパケット化されたり、画像1ライン分の符号化データ毎にパケット化されたりすることが多い。
図3は、宛先表のデータ構造を示した一例を示す図である。
601は宛先の電話番号である。
602はIPFAXの場合にSIPのINVITE信号を送信する接続先種別情報である。接続先種別602にはSIPサーバを示す「Intranet」や、P2Pでの接続を示す「Intranet(P2P)」、T.38GWのアドレスを示す「T.38GW」がある。T.38GWアドレスが複数登録可能な場合は接続先種別として「T.38GW1」、「T.38GW2」等が設定されても良い。
603はFAXの通信の誤り訂正(ECM)モードの有効・無効を示す情報である。
604は送信開始スピード情報である。
宛先表は電話帳の一例である。
図4は、新規宛先が入力された際に、接続先種別を決定するための優先設定(以下、優先リストという)の一例を示す図である。
優先リストには前方一致で検索に使用する番号条件403が登録されており、IPFAX1 301は、新規宛先が入力されるとその電話番号を優先順位401の一番高い方から順に検索していき、一致するものを探す。IPFAX1 301は、一致するものが見つかった場合は、その項目に登録されている接続先種別402を選択する。なお、IPFAX1 301は、優先リスト中のどの項目にも一致しなかった場合は、404の「不一致時の接続先」に決定する。
例えば、新規宛先として03−481−0001が入力されたとする。この場合、優先リストの2項目目に一致するので接続先は「T.38GW2」となる。また、03−123−0002が入力された場合は、4項目目と一致するので接続先は「Intranet」になる。更に、611−0003が入力された場合は、リストの何れにも一致しないため、接続先は不一致時の接続先として指定されている「Intranet」となる。
次に図5を使って、T.38パケットサイズの決定に係る情報処理の一例を説明する。なお、送信先の判別方法はあくまで実施形態の1つを上げているだけなので、他の方法でも良い。
以下のフローチャートの処理はCPU314がIPFAX1 301の制御ソフトウェアのプログラムをROM311やHDD313から読み込みRAM312に展開して実行することで実現される。図6も同様である。
S100において、ユーザーから宛先入力を受け付けたUI302は、その情報をCPU314に送る。CPU314は、宛先が宛先表から選択されたものか、電話番号のみ入力された新規宛先かを判定する。
宛先表から選択された場合はS101に進み、CPU314は、宛先表に登録されている接続先種別情報を取得し、その情報を接続先の値としてRAM312に保存する。
S100にてUI302より伝えられた宛先が新規宛先であると判定された場合、CPU314はS102に進む。S102にて、CPU314は、HDD313に保存されている優先リストを取得し、優先順位401の一番高いほうから順に新規宛先の電話番号の値と番号条件403の値とを前方一致で検索を行う。CPU314は、一致する優先リストの項目を見つけると、接続先種別402の値を接続先の値としてRAM312に保存する。もし、優先リストの検索でどれも一致するものが見つからなかった場合は、CPU314は、HDD313に保存されている不一致時の接続先404の値を参照し、接続先の値としてRAM312に保存する。
次に、S103において、CPU314は、S101又はS102にてRAM312に保存した接続先がT.38GW504かどうかの判別を行う。T.38GW504の場合は、S104において、CPU314は、次に示す2つのパケットサイズ調整処理を実行する。1つ目は、CPU314は、UDPTLのIFPパケット部202のサイズが128byte未満(つまり予め設定されたサイズ未満)になるようにサイズNを127byteに決定する。更に2つ目として、CPU314は、パケット全体204のサイズが320byte未満になるようにエラーリカバリ用の冗長パケット203の数を削減する。本実施形態においてCPU314は、冗長パケット数Mを3から1に削減する。
S103の判定で接続先がT.38GW504でないと判定された場合はS105に進み、CPU314は、パケットサイズの削減を行わず、次のようにパケットサイズ決定を行う。CPU314は、IFPパケットサイズNを、ECMの場合はHDLCのフレーム単位(300byte弱)に、非ECMの場合は300byteに決定する。また、CPU314は、UDPTLの場合の冗長パケット数Mは3に設定する。
図6は、パケット生成及びパケット送信を示す処理の一例を示すフローチャートである。
まずS200において、CPU314は、SIPの呼接続時に決定されたT.38のトランスポート層のプロトコルがTCPかUDPかを判定する。TCPであればS201に進み、CPU314は、図5の処理で決定されたIFPパケットサイズNに基づきIFPパケットを生成する。
S200の判定がUDPであればS202に進み、CPU314は、図5の処理で決定されたIFPパケットサイズN及び冗長パケット数Mに基づきIFPパケットの生成と、冗長パケットの生成と、を行う。
最後に、CPU314は、生成されたパケットをネットワークに送出する(S203)。
以上により、接続先がT.38GW504の場合はGW側でパケットが破棄されず、正常に通信を行うことが可能になる。また、接続先がT.38GW504以外の場合は必要以上にパケット分割を行わないのでスループットが低下しないように送信することが可能になる。更にUDPTLのエラーリカバリ用の冗長パケット数も必要以上に削減せずに送信するため、パケットロスに対する耐性も低下しない。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、IPネットワーク上でリアルタイムにFAX通信を行うためのプロトコルのゲートウェイに対しては正常に通信が行えるようにすることができる。また、更に、前記ゲートウェイ以外の接続先に対してはスループット及びパケットロスへの耐性を低下させないことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (10)

  1. IP網に接続するためのインターフェースと、
    前記インターフェースを介してパケットを送信することでファクシミリ通信を実行する通信手段と、
    前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が、前記IP網を介して受信したT.38プロトコルのパケットをG3ファクシミリ信号に変換するT.38ゲートウェイ装置であることに従って、前記通信手段により前記インターフェースを介して送信されるパケットのサイズを、前記T.38ゲートウェイ装置により受信可能なサイズとするよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が前記T.38ゲートウェイ装置でないことに従って、前記制御手段は、前記通信手段により前記インターフェースを介して送信されるパケットのサイズを、前記T.38ゲートウェイ装置により受信できないサイズとすることが可能であることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記ファクシミリ通信は、User Datagram Protocol(UDP)パケットを用いて通信するUDP通信であることを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記通信手段は、前記インターフェースを介して、Internet Facsimile Protocol(IFP)パケットが含まれるUDPパケットを送信し、前記T.38ゲートウェイ装置により受信可能なUDPパケットは、第1のサイズ未満のサイズのIFPパケットを含むものに制限されており、
    前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が前記T.38ゲートウェイ装置であることに従って、前記制御手段は、更に、前記通信手段により前記インターフェースを介して送信されるUDPパケットに含まれるIFPパケットのサイズを、前記第1のサイズ未満とするよう制御することを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記T.38ゲートウェイ装置により受信可能なUDPパケットは、前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズ未満のサイズのものに制限されており、
    前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が前記T.38ゲートウェイ装置であることに従って、前記制御手段は、前記通信手段により前記インターフェースを介して送信されるUDPパケットのサイズを、前記第2のサイズ未満とするよう制御することを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が前記T.38ゲートウェイ装置でなく、かつ、前記ファクシミリ通信が誤り訂正モードであることに従って、前記制御手段は、前記通信手段により前記インターフェースを介して送信されるUDPパケットに含まれるIFPパケットのサイズを、high−level data link control(HDLC)のフレーム単位のサイズとするよう制御することを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
  7. 宛先の電話番号を入力する入力部と、
    前記入力部に対して入力された電話番号に基づいて、前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が前記T.38ゲートウェイ装置であるか否かを判定する判定手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のファクシミリ装置。
  8. 宛先表を記憶する記憶部と、
    宛先が前記記憶部に記憶された前記宛先表から選択された場合に、前記宛先表に含まれる種別情報に基づいて、前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が前記T.38ゲートウェイ装置であるか否かを判断する判断手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のファクシミリ装置。
  9. IP網に接続するためのインターフェースを有し、前記インターフェースを介してパケットを送信することでファクシミリ通信を実行するファクシミリ装置の制御方法であって、
    前記ファクシミリ通信のためのパケットの送信先が、前記IP網を介して受信したT.38プロトコルのパケットをG3ファクシミリ信号に変換するT.38ゲートウェイ装置であることに従って、前記ファクシミリ通信において前記インターフェースを介して送信されるパケットのサイズを、前記T.38ゲートウェイ装置により受信可能なサイズとするよう制御することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8の何れか1項に記載のファクシミリ装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2018140114A 2018-07-26 2018-07-26 ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法及びプログラム Active JP6548793B2 (ja)

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