JP2018196032A - 受信装置、及び受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的にアナログ放送の代替となるデジタル放送へ切り替える。
【解決手段】受信装置であって、共通するサービスを提供するアナログ放送とデジタル放送とを関連付けたリストを記憶する記憶部と、アナログ放送の出力要求を受け付けると、リストを参照して対応するデジタル放送の有無を判定するリスト判定部と、出力要求に係るアナログ放送の周波数の隣接周波数帯の放送信号を検知する隣接周波数帯信号検知部と、出力するサービスを特定する出力情報特定部と、出力情報特定部により特定されるサービスを出力する出力部と、を備え、出力情報特定部は、リスト判定部により対応するデジタル放送がないと判定され、かつ隣接周波数帯信号検知部により隣接周波数帯の放送信号が検知された場合に、検知された放送信号を参照して出力要求に係るアナログ放送に対応するデジタル放送のサービスを特定することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】受信装置であって、共通するサービスを提供するアナログ放送とデジタル放送とを関連付けたリストを記憶する記憶部と、アナログ放送の出力要求を受け付けると、リストを参照して対応するデジタル放送の有無を判定するリスト判定部と、出力要求に係るアナログ放送の周波数の隣接周波数帯の放送信号を検知する隣接周波数帯信号検知部と、出力するサービスを特定する出力情報特定部と、出力情報特定部により特定されるサービスを出力する出力部と、を備え、出力情報特定部は、リスト判定部により対応するデジタル放送がないと判定され、かつ隣接周波数帯信号検知部により隣接周波数帯の放送信号が検知された場合に、検知された放送信号を参照して出力要求に係るアナログ放送に対応するデジタル放送のサービスを特定することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、受信装置、及び受信方法に関する。
デジタルラジオ等の放送分野において、同じサービスをアナログ放送等の異なる放送方式で放送するサイマルキャストが普及している。
特許文献1には、音声サービス切替方法に関する技術が開示されている。同文献の段落〔0053〕には、「ステップ29において、ディジタルで受信された番組なのかアナログで受信された番組なのかが判定され、その番組は対応するFM受信機またはDAB受信機へと導かれる。ステップ30において音声復号が実行され、信号パラメータが求められる。それに基づき、切り替えが必要なのか否かが判定される。」とある。また、段落〔0016〕には、「時間のずれを考慮し切替時に帯域幅や音量も整合させて切り替えの影響を最小にする本発明による方法によって、システム間の切り替えを行うことが提案される。同じ音声内容をもつ2つのシステム間での切り替えの影響を最低限に抑えるためには音声信号の基本的な相違を分析し、それらの相違を切り替えの際に相応に整合させる必要がある。」とある。
アナログ放送とデジタル放送とで、サイマルキャストにより同じサービスを提供する場合がある。デジタル放送はアナログ放送よりも高音質であって、重畳されたテキストデータでサービス名や曲名等を表示することができる。そのため、アナログ放送からサイマルキャストのデジタル放送に切り替える技術の向上が望まれる。
特許文献1に記載された技術は、アナログ放送に対応するデジタル放送を特定するものではない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、効率的にアナログ放送の代替となるデジタル放送へ切り替える技術の提供を目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る受信装置は、共通するサービスを提供するアナログ放送とデジタル放送とを関連付けたリストを記憶する記憶部と、前記アナログ放送の出力要求を受け付けると、前記リストを参照して対応する前記デジタル放送の有無を判定するリスト判定部と、前記出力要求に係る前記アナログ放送の周波数の隣接周波数帯の放送信号を検知する隣接周波数帯信号検知部と、出力する前記サービスを特定する出力情報特定部と、前記出力情報特定部により特定される前記サービスを出力する出力部と、を備え、前記出力情報特定部は、前記リスト判定部により対応する前記デジタル放送がないと判定され、かつ前記隣接周波数帯信号検知部により前記隣接周波数帯の放送信号が検知された場合に、検知された前記放送信号を参照して前記出力要求に係る前記アナログ放送に対応する前記デジタル放送のサービスを特定することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る受信方法は、アナログ放送の出力要求を受け付けると、共通するサービスを提供する前記アナログ放送とデジタル放送とを関連付けたリストを参照して対応する前記デジタル放送の有無を判定するリスト判定手順と、前記出力要求に係る前記アナログ放送の周波数の隣接周波数帯で出力された放送信号を検知する隣接周波数帯信号検知手順と、出力する前記サービスの放送信号を特定する出力特定手順と、前記出力特定手順において特定される前記サービスを出力する出力手順と、を備え、前記出力特定手順において、前記リスト判定手順で対応する前記デジタル放送がないと判定され、かつ前記隣接周波数帯信号検知手順で前記隣接周波数帯の放送信号が検知された場合に、検知された前記放送信号を参照して前記出力要求に係る前記アナログ放送に対応する前記デジタル放送のサービスを特定することを特徴とする。
本発明によれば、効率的にアナログ放送の代替となるデジタル放送へ切り替える技術を提供することができる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の例を説明する。図1は、受信装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。受信装置1は、アナログ放送及びデジタル放送の受信再生が可能な装置であって、例えばPC(Personal Computer)、スマートフォン、ラジオ機器、又は車載器等である。
現在、ラジオ放送において、共通するサービス(コンテンツ、又は番組と同義)をデジタル放送及びアナログ放送で提供するサイマルキャストが普及している。一例として、DRM(Digital Radio Mondiale)放送とAM放送とのサイマルキャストが挙げられる。以下、DRM放送とAM放送とのサイマルキャストを受信装置1が受信する例を用いて説明する。
受信装置1は、制御部10と、チューナー31と、ROM40と、RAM50と、表示操作部60と、DAC(Digital to Analog Converter)オーディオアンプ70とを備える。制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等の演算装置によってその機能が実現され、受信装置1全体を統括的に制御する。
チューナー31には、アンテナ21が接続されている。アンテナ21は、デジタル放送の放送信号、及びアナログ放送の放送信号を受信する。アンテナ21は、受信装置1に含まれていてもよい。チューナー31は、放送信号の周波数に同調する同調回路と、アンテナ21を介して受信した放送信号を音声信号に復調する復調回路と、を備える。図1に示す受信装置1は、1つのチューナー31を備えたシングルチューナー構成の受信装置である。
ROM40は、例えば不揮発性のメモリであって、プログラムや各種データの格納先として用いられる。RAM50は、例えば揮発性のメモリであり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。なお、受信装置1は、図示しない他の記憶装置と接続されていてもよい。演算装置は、ROM40、RAM50、又は他の記憶装置に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。後述する記憶部20(図3)は、ROM40、RAM50、又は他の記憶装置によりその機能が実現される。
表示操作部60は、タッチパネルディスプレイ等の入力及び出力可能な装置である。なお、表示操作部60は、ディスプレイ等の表示装置と、ハードウェアキー等の入力装置とを備えるものであってもよい。DACオーディオアンプ70は、デジタルの音声信号をアナログ信号に変換するDACと、音声信号を増幅させるオーディオアンプと、を備える。DACオーディオアンプ70は、音声を出力する装置であるスピーカー80に接続されている。スピーカー80は、受信装置1に含まれていてもよい。
制御部10は、OFDM(orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調音声デコーダー11を備える。OFDM復調音声デコーダー11は、チューナー31より出力された信号に対してOFDM復調を行い、信号をデコードしてDACオーディオアンプ70を介して出力させる。
本実施形態では、ユーザがアナログ放送又はデジタル放送の出力を行うよう、表示操作部60に対して入力する。表示操作部60が、アナログ放送の周波数又はアナログ放送のサービスを特定した入力操作を受け付けると、表示操作部60は制御部10にアナログ放送の出力要求を行う。
この場合、制御部10は、アナログ放送の出力要求により特定される周波数の放送信号をアンテナ21を介して受信し、アナログ放送を出力するよう設定する。これにより、受信した放送信号はチューナー31により復調され、OFDM復調音声デコーダー11を介さずに、DACオーディオアンプ70内のオーディオアンプを介してスピーカー80により出力される。
一方、表示操作部60が、デジタル放送のサービスを特定した入力操作を受け付けると、表示操作部60は制御部10にデジタル放送の出力要求を行う。制御部10は、当該サービスを出力する放送信号をアンテナ21を介して受信し、デジタル放送を出力するよう設定する。これにより、受信した放送信号はチューナー31により復調され、OFDM復調音声デコーダー11及びDACオーディオアンプ70を介してスピーカー80により出力される。
また、OFDM復調音声デコーダー11は、放送信号に含まれるテキストメッセージやサービスラベルのデータをデコードする。制御部10は、デコードされたデータを表示操作部60を介して表示させる。
なお、「周波数」の用語を用いる場合、当業者の許容しうる帯域幅を有する周波数帯を含むものとして説明する。
図2は、受信装置1のハードウェア構成の他の例を示す図である。以下、図1と共通する処理部には共通する符号を付し、詳細な説明は省略する。図2に示す受信装置1は、チューナー31の他にチューナー32を有する。チューナー32にはアンテナ22が接続されている。チューナー32はチューナー31と、アンテナ22はアンテナ21と同様である。
本図に示す受信装置1は、2つのチューナーを備えたデュアルチューナー構成の受信装置である。デュアルチューナー構成の場合、デジタル放送の放送信号とアナログ放送の放送信号とを同時に受信可能である。これにより、例えばアナログ放送を受信出力しながらデジタル放送のサービスを検索する等、チューナー31及びチューナー32に並行して処理を実行させることができる。
制御部10は、OFDM復調音声デコーダー11の他、音声切替部12を備える。音声切替部12は、チューナー31より出力された信号と、チューナー32より出力され、OFDM復調音声デコーダー11によりデコードされた信号とを受け付ける。音声切替部12は、チューナー31の受信した信号(例えばアナログ放送の信号)と、チューナー32の受信した信号(例えばデジタル放送の信号)との間で、スピーカー80を介して出力させる信号の切り替えを行う。
また、音声切替部12は、アナログ放送及びデジタル放送の出力の切り替えを行う際、シームレスに切り替えを行うための構成を有する。具体的には、音声切替部12は、ROM40又はRAM50に蓄積されたアナログ放送の音声データとデジタル放送の音声データとを比較するコンパレータ、タイミングを同期させる遅延量可変のバッファを有する。
図3は、受信装置1の機能ブロックの一例を示す図である。受信装置1は、制御部10の他、記憶部20を有する。記憶部20は、制御部10の処理に必要な情報を記憶する。制御部10は、先述した音声切替部12の他、リスト判定部111と、隣接周波数帯信号検知部112と、出力情報特定部113と、出力部114と、を備える。なお、制御部10は、図示しないネットワークを介して接続された他の装置との通信等を行うものであってもよい。
リスト判定部111は、周波数を特定したアナログ放送の出力要求を受け付けると、記憶部20に保持する後述のDRMステーションリストを参照し、当該アナログ放送と共通するサービスを提供するデジタル放送がDRMステーションリストに含まれているか否かを判定する。
隣接周波数帯信号検知部112は、出力要求において特定されたアナログ放送の周波数の隣接周波数帯で放送されたDRMの放送信号を検知する。例えば、隣接周波数帯信号検知部112は、隣接周波数帯域において、所定値以上のシンボルのOFDM信号を受信した場合に、隣接周波数帯にDRMの放送信号があるものと判定する。隣接周波数帯信号検知部112は、検知した放送信号の周波数を、準候補の周波数として記憶部20に記憶させる。
出力情報特定部113は、出力するサービスを特定する。出力情報特定部113は、アナログ放送の出力要求を受け付けると、出力要求において特定された周波数で放送されているアナログ放送のサービスを、出力するサービスとして特定する。また、出力情報特定部113は、出力要求に係るアナログ放送のサービスに対応するデジタル放送のサービスがDRMステーションリストに含まれる場合に、当該デジタル放送のサービスを、出力するサービスとして特定する。
また、出力情報特定部113は、出力要求に係るアナログ放送のサービスに対応するデジタル放送のサービスがDRMステーションリストになく、かつ準候補が記憶部20に記憶されている場合に、準候補の放送信号に含まれるDRMのサービスを、出力するサービスとして特定する。また、出力情報特定部113は、アンテナ21又はアンテナ22を介してデジタル放送の放送信号を受信した場合に、当該放送信号に含まれるAFS(Alternative Frequency Signaling)情報を参照し、出力要求に係るアナログ放送のサービスに対応するか否かを判定する。
ここで、DRMの規格について説明する。DRMの放送信号は、MSC(Main Service Channel)と、FAC(Fast Access Channel)と、SDC(Service Description Channel)と、の3つのチャンネルを含む。MSCは、放送信号の大部分を占める複合的なデータストリームであって、例えば音声ストリーム、データストリーム(曲名等のテキストデータ等、狭義のデータストリーム)等、1つから4つのストリームにより構成される。MSCは、ストリームIDと、ストリームの種別(音声、又はテキスト等)を示す情報を含む。
FACは、サービスを見つけるために必要な情報や、信号の復調に用いられる情報を含む。SDCは、MSCの復調方法に関する情報や、共通するサービスを提供する代替可能な放送の信号を見つけるために必要な情報を含む。SDCに含まれるデータエンティティタイプを参照することにより、代替可能な放送信号に関する情報を含むAFS情報を特定可能である。
AFS情報においては、DRMの放送信号に含まれる1又は複数のDRMのサービス毎に、当該DRMのサービスに代替可能な放送の周波数と、当該放送を特定する識別情報と、が関連付けられている。なお、DRMの放送において、代替可能な放送の特定は義務付けられたものでないため、代替可能な放送があったとしても、必ずしもAFS情報を用いて当該放送を特定しうるとは限らない。
出力情報特定部113は、アンテナ21又はアンテナ22を介してデジタル放送の放送信号を受信した場合に、当該放送信号に含まれるAFS情報を参照する。出力情報特定部113は、出力要求に係るアナログ放送を特定する情報がAFS情報に含まれる場合に、出力要求に係るアナログ放送のサービスと、受信したデジタル放送のサービスとが対応すると判定する。
また、出力情報特定部113は、出力中のサービスと異なるサービスを、出力するサービスとして特定した場合、出力部114に通知する。
出力部114は、出力するサービスとして特定されたサービスの放送信号を用いて音声を出力する。出力部114は、出力中の信号と異なる信号を特定した通知を出力情報特定部113より受け付けた場合、新たに特定された信号を用いて出力を切り替える。
また、出力部114は、所定の場合に次の処理をユーザーに問い合わせる画面を生成し、表示操作部60を介して出力する。詳細は後述する。
なお、音声切替部12は、アナログ放送の放送信号とデジタル放送の放送信号とを比較し、共通するサービスであるか否かを判定する。例えば、音声切替部12は、双方の音声データの休止部分を比較することにより、アナログ放送とデジタル放送とが共通するサービスを提供するものであるか否かを判定する。
また、音声切替部12は、共通するサービスを提供するアナログ放送とデジタル放送とを切り替える際に、シームレスに切り替える制御を行う。具体的には、音声切替部12は、双方の音声データから得られるパルス符号変調データを参照して再生タイミングを同期させることにより、シームレスに切り替えを行う。
なお、受信装置1が、図1に示すシングルチューナー構成である場合、受信装置1は音声切替部12を有していなくてもよい。
記憶部20は、DRMステーションリスト211を含む。DRMステーションリスト211は、DRMのサービス毎に、当該サービスに関する情報を関連付けたリストである。DRMステーションリスト211は、DRMの放送信号に含まれるAFS情報を参照することにより生成される。制御部10は、所定のタイミングでアンテナ21又はアンテナ22の受信可能なDRMの放送信号を受信し、OFDM復調してAFS情報を取得することにより、DRMステーションリスト211を更新する。
例えば、制御部10は、これまでDRMの放送信号を受信したことのない新たな地域へと受信装置1が移動した場合や、ユーザによるDRMステーションリストの更新の操作を受け付けた場合等に、DRMの放送信号を受信してDRMステーションリスト211を更新する。
図4は、DRMステーションリスト211のデータ構造を一例を示す図である。DRMステーションリスト211は、アドレスと、周波数と、サービスIDと、サービスラベルと、1又は複数のAFS情報と、を含む。
アドレスは、DRMステーションリスト211のレコードを特定する識別情報である。周波数は、DRMの放送信号の周波数である。サービスIDは、DRMのサービスを特定する識別情報である。なお、DRMステーションリスト211の各レコードに対してサービスIDは一意である。デジタル放送は、同じ周波数帯に複数のサービスを多重化して出力することができるため、異なるサービスIDに共通する周波数が関連付けられることがある。サービスラベルは、DRMのサービス名称を示す情報である。
AFS情報は、DRMの放送信号を参照することにより得られる情報であって、DRMのサービスと関連づけられた他のサービスに関する情報である。他のサービスとは、DRMのサービスと代替可能なサービスの他、同系列の地方局のサービス等、代替が可能でないサービスが含まれ得る。
AFS情報は、システムIDと、周波数と、サービスIDと、その他情報と、を含む。システムIDは、関連するサービスの放送システム(AM、FM、DRM等)を特定する識別情報である。周波数は、関連するサービスの放送に用いられる周波数である。サービスIDは、関連するサービスを特定する識別情報である。なお、関連するサービスがアナログ放送によるものである場合、周波数でアナログ放送のサービスが特定可能であるため、AFS情報は必ずしもサービスIDを含むものではない。
その他情報は、DRMの放送信号に含まれるその他の情報である。その他情報は、当該他のサービスがDRMのサービスと代替可能であるか否かを示すフラグ(例えば、1:代替可能、0:代替不可能、等)を含む。その他情報は、関連するサービスの放送時間帯や放送地域等の情報を含んでいてもよい。
図5は、受信処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、図1に示すシングルチューナー構成の受信装置1により実行される処理を示す。受信装置1の表示操作部60が、AM放送の周波数を特定した入力操作を受け付けると、本フローチャートの処理が開始される。以下、ユーザーが出力を指示した周波数のAM放送のサービスをサービスA、サービスAのサイマルキャストであるDRMのサービスをサービスBとして説明する。
まず、隣接周波数帯信号検知部112は、AM放送の隣接周波数帯でDRM信号の有無を確認する(ステップS11)。具体的には、隣接周波数帯信号検知部112は、出力要求により特定されるサービスAの隣接周波数帯を監視し、DRMの放送信号の有無を判定する。隣接周波数帯信号検知部112は、隣接周波数帯に1又は複数のDRMの放送信号を検知した場合、検知したDRMの放送信号の周波数を、準候補の周波数として記憶部20に保持する。
ここで、隣接周波数帯について説明する。サイマルキャストにおいて、共通するサービスを提供する複数の放送信号を隣接周波数帯で出力する態様が多く用いられている。既存のアナログ放送に対し、DRMの放送をサイマルキャストで放送する場合において、隣接周波数帯で放送することによって、サービス提供者はDRM放送用に新たな周波数の割り当てを必要とせず、新たに送信器やアンテナ等の機器又は放送局等の設備を準備せずともDRM放送を提供することができる。
例えば、インド共和国においてAM放送に対してサイマルキャストされているDRM放送の周波数を調べたところ、5例中3例において、アナログ放送よりも9kHz又は10kHz高い周波数においてDRM放送が出力されていた。そのため、隣接周波数帯信号検知部112は、好ましくはアナログ放送の周波数−10kHzを下限とし、アナログ放送の周波数+10kHzを上限とする周波数帯域を隣接周波数帯として、放送信号の有無を検知することが望ましい。なお、隣接周波数帯信号検知部112は、隣接周波数帯として、+10kHz、+9kHz、−9kHz、及び−10kHzの4点で、放送信号の有無を検知してもよい。
次に、出力部114は、AM放送を受信し音声を出力する(ステップS2)。具体的には、出力情報特定部113が出力要求に係るAM放送(サービスA)のサービスを出力するサービスとして特定し、出力部114に通知する。出力部114は、サービスAの音声をスピーカー80から出力する。
次に、リスト判定部111は、DRMステーションリスト211に同一サービス候補があるか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、リスト判定部111は、サービスAの周波数を用いてDRMステーションリスト211を参照し、当該周波数をAFS情報の周波数として有し、DRMのサービスと代替可能であることを示すフラグをその他情報に含むDRMステーションリスト211のレコードの有無を判定する。
リスト判定部111が、DRMステーションリスト211に同一サービス候補がないと判定する場合(ステップS13で「NO」の場合)、出力情報特定部113は、ステップS11で準候補の周波数を記憶させたか否かを判定する(ステップS14)。出力情報特定部113が、ステップS11で準候補の周波数を記憶させていないと判定する場合(ステップS14で「NO」の場合)、制御部10は本フローチャートの処理を終了する。即ち、出力部114はサービスAの音声出力を継続する。
出力情報特定部113が、ステップS11で準候補の周波数を記憶させたと判定する場合(ステップS14で「YES」の場合)、出力部114は、準候補への切り替えを促す通知を行う(ステップS15)。具体的には、出力部114は、準候補が存在するため、準候補へと出力の切り替えを行うか否かを選択させる表示画面を表示させる。
次に、出力情報特定部113は、切り替えを選択されたか否かを判定する(ステップS16)。具体的には、出力情報特定部113は、ステップS15で出力された表示画面に対し、切り替えを選択する入力を受け付けたか否かを判定する。
出力情報特定部113が、切り替えを選択されないと判定する場合(ステップS16で「NO」の場合)、出力情報特定部113は、本フローチャートの処理を終了する。具体的には、出力情報特定部113は、切り替えを選択しないとする入力を受け付けたか、又は画面表示後一定期間が経過した場合に、切り替えを選択されなかったものと判定する。即ち、出力部114はサービスAの音声出力を継続する。
出力情報特定部113が、切り替えを選択されたと判定する場合(ステップS16で「YES」の場合)出力部114は、準候補のDRM音声に切り替えて出力する(ステップS17)。具体的には、出力情報特定部113が、準候補の周波数において放送されているDRMの放送信号に係るサービスを、出力するサービス(サービスB)として特定する。なお、準候補の周波数において、複数のサービスが多重化して出力されている場合、出力情報特定部113は、多重化されたサービスのうち任意のサービスを、出力するサービスに特定する。例えば、出力情報特定部113は、ストリームIDの最も若いサービスを、出力するサービスに特定する。出力部114は、出力情報特定部113の特定したサービスの信号を用いて、サービスAの音声からサービスBの音声へと出力を切り替える。
次に、出力情報特定部113は、SDCをデコードし、準候補のAFS情報を特定する(ステップS18)。具体的には、出力情報特定部113は、準候補の周波数において放送されたDRMの放送信号を参照し、AFS情報を特定する。なお、先述したように、DRMの放送において、代替可能な放送の特定が義務付けられたものでないため、出力情報特定部113がAFS情報を特定できないか、又はAFS情報に代替可能な他の放送を示す情報が含まれない場合がある。
(削除)
次に、出力情報特定部113は、AFS情報を用いてサービスを確認する(ステップS19)。出力情報特定部113は、AM放送のサービスと、DRMのサービスとを比較する。具体的には、出力情報特定部113は、出力要求に係るAM放送のサービスに関する情報を用いて、ステップS18で特定したAFS情報を参照する。出力情報特定部113は、出力要求に係るAM放送のサービスに関する情報が、出力中のDRMのサービスに代替可能なサービスとして、AFS情報に含まれる場合に、「同一サービス」であると判定する。
又は、出力情報特定部113は、出力中のDRMのサービスに代替可能なサービスとして、出力要求に係るAM放送のサービスでない、他のAM放送のサービスが含まれている場合に、「異なるサービス」であると判定する。又は、出力情報特定部113は、上記のいずれでもない場合、例えば出力中のDRMのサービスに代替可能なサービスが含まれていない場合に、「AFS情報なし」と判定する。
出力情報特定部113が、「同一サービス」であると判定する場合(ステップS19で「同一サービス」の場合)、出力情報特定部113は、DRMステーションリスト211を更新する(ステップS20)。具体的には、出力情報特定部113は、現在出力しているDRM放送のサービスと、ステップS12において出力していたAM放送のサービスとを関連付けて、DRMステーションリスト211を更新する。
なお、出力情報特定部113は、DRMステーションリスト211の更新に代えて、代替可能なAM放送のサービスとDRM放送のサービスとを関連付けた切替履歴情報を作成してもよい。その場合、出力情報特定部113は、前述のステップS13においてDRMステーションリスト211を参照する処理と並行又は前後して、切替履歴情報を参照し、出力要求に係るAM放送のサービスに対し切替履歴のあるDRM放送のサービスを特定する。
これにより、AM放送のサービスについて出力要求を受け付けた場合、切替履歴のあるDRM放送のサービスを、出力するサービスとして特定することができる。従って、代替可能なサービスを効率的に特定することができる。その後、出力情報特定部113は本フローチャートの処理を終了する。
出力情報特定部113が、「AFS情報なし」と判定する場合(ステップS19で「AFS情報なし」の場合)、出力部114は、DRM聴取の継続を問い合わせる画面を出力する(ステップS21)。具体的には、出力部114は、ステップS19において出力を開始したDRM放送のサービスについて、出力を継続するか否かの選択を受け付ける画面を表示させる。
出力情報特定部113は、ステップS21において表示した画面に対して入力された情報を用いて、出力を継続するか否かを判定する(ステップS22)。出力情報特定部113は、出力を継続すると判定する場合(ステップS22で「YES」の場合)、本フローチャートの処理を終了する。
出力情報特定部113が、出力を継続しないと判定する場合(ステップS22で「NO」の場合)、出力情報特定部113は、処理をステップS26に進める。
出力情報特定部113が、「異なるサービス」であると判定する場合(ステップS19で「異なるサービス」の場合)、出力情報特定部113は、処理をステップS26に進める。
リスト判定部111が、DRMステーションリスト211に同一サービス候補があると判定する場合(ステップS13で「YES」の場合)、出力部114は、AM音声からDRMの同一サービス候補の音声に切り替える(ステップS23)。具体的には、サービスAの周波数をAFSの周波数に有し、DRMのサービスと代替可能であることを示すフラグをその他情報に含む、DRMステーションリスト211のレコードを特定する。
出力情報特定部113は、当該レコードに含まれるDRMのサービスを、出力するサービスとして特定し、出力部114に通知する。出力部114は、AM放送の音声から、出力情報特定部113により特定されたDRM放送のサービスであるサービスBの音声へと出力を切り替える。即ち、出力部114は、AM放送の出力から、代替可能なDRM放送の出力へと切り替える。
次に、出力情報特定部113は、出力中のDRM放送の放送信号を参照し、AFS情報を特定する(ステップS24)。
次に、出力情報特定部113は、同一サービスであるか否かを判定する(ステップS25)。具体的には、出力情報特定部113は、ステップS24で特定したAFS情報に、出力中のDRMのサービスに代替可能なサービスとしてサービスAに関する情報が含まれる場合に、同一サービスであると判定する。出力情報特定部113は、同一サービスであると判定する場合に(ステップS25で「YES」の場合)、本フローチャートの処理を終了する。即ち、サービスBの出力が継続される。
出力情報特定部113が、同一サービスでないと判定する場合(ステップS25で「NO」の場合)、又はステップS19で「NO」の場合、又はステップS22で「NO」の場合、出力部114は、DRMの音声から、AMの音声へと出力を切り替える(ステップS26)。具体的には、出力情報特定部113が、ステップS12で出力を開始したAM放送のサービス(サービスA)を出力するサービスに特定し、出力部114に通知する。出力部114は、音声ソースをDRMからAMへと切り替え、サービスBの出力に替わってサービスAの出力を行う。即ち、出力部114はサービスBからサービスAへと出力を切り替える。その後、出力情報特定部113は本フローチャートの処理を終了する。
なお、上述のステップS19において、準候補の周波数において複数のサービスが多重化して放送されている場合、出力情報特定部113は、複数のサービスの各々についてAFS情報を参照し、サービスAとの比較を行うものであってもよい。又は、出力情報特定部113は、重畳された複数のサービスのうち出力するサービスの選択を受け付ける画面を出力部114を介して表示させてもよい。
また、上述のステップS14において、複数の異なる準候補の周波数が記憶部20に記憶されている場合、出力情報特定部113は、各々の準候補において、ステップS15以降の処理を繰り返してもよい。その場合、ステップS19において出力するDRMのサービスのAFS情報に、ステップS12において出力したサービスAに係る情報が、代替可能なサービスとして含まれると出力情報特定部113が判定(ステップS19で「同一サービス」と判定)した時点で、出力情報特定部113が本フローチャートの処理を終了する。
本実施形態により、アナログ放送から同一サービスのデジタル放送に出力を切り替える受信装置1において、予め生成されたリストに代替可能なサービスに関する情報がない場合、代替可能なデジタル放送が出力されている可能性の高い隣接周波数帯の放送信号を参照する。これにより、代替可能なデジタル放送のサービスを効率的に特定し、出力することができる。
また、シングルチューナー構成において、隣接周波数帯の準候補に係るサービスを出力し、AFS情報を参照してAM放送と代替可能なサービスであるか否かを判定する。これにより、限られたチューナーのリソースを有効に活用し、より確実にアナログ放送に対応するデジタル放送を特定することができる。
図6は、受信処理の他の例を示すフローチャートである。本フローチャートは、図2に示すデュアルチューナー構成の受信装置1により実行される処理を示す。本フローチャートの処理は、図5に示すフローチャートの処理と同様に、受信装置1の表示操作部60が、AM放送の周波数を特定した入力操作を受け付けると開始される。
ステップS31及びステップS32において行われる処理は、図5に示すステップS112及びステップS13において行われる処理と同様であるため、説明を省略する。
リスト判定部111が、DRMステーションリスト211に同一サービス候補がないと判定する場合(ステップS32で「NO」の場合)、隣接周波数帯信号検知部112は、AMの隣接周波数帯でDRM信号の有無を確認する(ステップS33)。本処理は、図5に示すステップS11において行われる処理と同様である。なお、受信装置1がデュアルチューナー構成であるため、サービスAの出力と並行して隣接周波数帯のDRMの放送信号の検知を行うことが可能である。
出力情報特定部113は、準候補の周波数が記憶部20に記憶されているか否かを判定する(ステップS34)。
ステップS35において行われる処理は、図5に示すステップS18において行われる処理と同様であるため、説明を省略する。また、ステップS36からステップS37において行われる処理は、図5に示すステップS19からステップS20において行われる処理と同様であるため、説明を省略する。
出力情報特定部113が、「AFS情報なし」と判定する場合(ステップS36で「AFS情報なし」の場合)、音声切替部12は、出力中のAM放送のサービスと、準候補に係るサービスとが同一サービスであるか否かを判定する(ステップS38)。具体的には、音声切替部12は、サービスAを受信しているチューナーと異なるチューナーを用いて準候補の放送信号を受信し、サービスAの放送信号と準候補の放送信号とを比較することにより、サービスAと準候補に係るDRM放送のサービスとが共通するか否かを判定する。
音声切替部12が、出力中のAM放送のサービスと、準候補に係るサービスとが同一サービスでないと判定する場合(ステップS38で「NO」の場合)、又はステップS34で「NO」の場合、又はステップS36で「NO」の場合、出力情報特定部113は、所定の周期でDRMの放送信号を受信し、AFS情報を特定する(ステップS39)。
具体的には、出力情報特定部113は、出力中のAM放送を受信しているチューナーと異なるチューナーを用いて、受信装置1の受信可能なDRM放送の放送信号を受信してAFS情報を参照する。
次に、出力情報特定部113は、AFS情報を参照した結果、同一サービスを特定したか否かを判定する(ステップS40)。具体的には、出力情報特定部113は、ステップS39で参照するAFS情報に、出力中のAM放送のサービスが代替可能なサービスとして含まれているか否かを判定する。出力情報特定部113は、AFS情報にAM放送のサービスが代替可能なサービスとして含まれている場合に、同一サービスがあると判定する。
出力情報特定部113は、同一サービスがないと判定する場合(ステップS40で「NO」の場合)、処理をステップS39に戻す。即ち、出力情報特定部113は、受信可能な周波数帯域において送信されているDRM放送の放送信号について、サービスAと代替可能なDRM放送のサービスが特定されるまで、本処理を繰り返す。
なお、受信装置1の受信可能な周波数帯域において出力されたDRMの放送信号のすべてについて、AFS情報を参照した結果、サービスAに代替可能なDRM放送のサービスが特定されなかった場合、出力情報特定部113は本フローチャートの処理を終了する。結果として、サービスAの出力が継続される。
リスト判定部111が、DRMステーションリスト211に同一サービス候補があると判定する場合(ステップS32で「YES」の場合)、出力情報特定部113は、同一サービス候補のAFS情報を特定する(ステップS41)。出力情報特定部113は、サービスAを受信しているアンテナと異なるアンテナを用いて同一サービス候補の放送信号を受信し、受信したDRMの放送信号のAFS情報を特定する。
次にステップS42で行われる処理は、図5に示すステップS25で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS42で「NO」の場合、隣接周波数帯信号検知部112は、ステップS33の処理を行う。
ステップS37に引き続いて、又はステップS38で「YES」の場合、又はステップS40で「YES」の場合、又はステップS42で「YES」の場合、出力部114は、DRMのサービスを出力する(ステップS43)。具体的には、出力情報特定部113が、出力を行うDRMのサービスを特定する。音声切替部12は、出力中のアナログ放送のサービスAから、出力情報特定部113が特定したDRMのサービスBへと、出力する音声をシームレスに切り替える。出力部114は、サービスBの信号を用いて、音声を出力する。
本実施形態によれば、アナログ放送を出力しながら効率的に出力を行うDRMのサービスを特定することができる。特に、隣接周波数帯において受信した放送信号を優先的に参照するため、DRMのサービスを出力するまでに要する処理速度の向上に寄与する。
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、上記の受信装置1の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。上述に示す通り、受信装置1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
1:受信装置、10:制御部、11:OFDM復調音声デコーダー、12:音声切替部、20:記憶部、21・22:アンテナ、31・32:チューナー、40:ROM、50:RAM、60:表示操作部、70:DACオーディオアンプ、80:スピーカー、111:リスト判定部、112:隣接周波数帯信号検知部、113:出力情報特定部、114:出力部、211:DRMステーションリスト
Claims (9)
- 共通するサービスを提供するアナログ放送とデジタル放送とを関連付けたリストを記憶する記憶部と、
前記アナログ放送の出力要求を受け付けると、前記リストを参照して対応する前記デジタル放送の有無を判定するリスト判定部と、
前記出力要求に係る前記アナログ放送の周波数の隣接周波数帯の放送信号を検知する隣接周波数帯信号検知部と、
出力する前記サービスを特定する出力情報特定部と、
前記出力情報特定部により特定される前記サービスを出力する出力部と、を備え、
前記出力情報特定部は、前記リスト判定部により対応する前記デジタル放送がないと判定され、かつ前記隣接周波数帯信号検知部により前記隣接周波数帯の放送信号が検知された場合に、検知された前記放送信号を参照して前記出力要求に係る前記アナログ放送に対応する前記デジタル放送のサービスを特定することを特徴とする、受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置であって、
前記出力情報特定部は、前記アナログ放送の出力要求を受け付けると、該アナログ放送の放送信号を特定し、
前記出力部は、前記アナログ放送のサービスを出力し、
前記出力情報特定部は、前記リスト判定部により対応すると判定された前記デジタル放送のサービスか、又は前記隣接周波数帯の放送信号を参照することにより特定される前記デジタル放送のサービスかを特定した場合、特定した前記サービスを示す情報を前記出力部に通知し、
前記出力部は、前記アナログ放送から前記通知に係る前記デジタル放送に出力を切り替えることを特徴とする、受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置であって、
前記出力情報特定部は、前記隣接周波数帯の放送信号を参照し、出力要求に係る前記アナログ放送を特定する情報が含まれる場合に、当該隣接周波数帯の放送信号を用いて提供される前記サービスを特定することを特徴とする、受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置であって、
放送信号を受信する第1のチューナーを備え、
前記隣接周波数帯信号検知部は、前記第1のチューナーの受信した前記隣接周波数帯の放送信号を準候補として前記記憶部に記憶させ、
前記出力部は、前記第1のチューナーの受信した前記アナログ放送を出力すると共に、前記準候補へと切り替えを行うか否かの選択を受け付ける画面を表示し、切り替えを行う選択がなされた場合に前記アナログ放送から当該準候補に係る前記サービスへと出力を切り替え、
前記出力情報特定部は、前記準候補の放送信号を参照し、前記出力要求に係る前記アナログ放送のサービスに対応する前記デジタル放送のサービスの放送信号であると判定する場合に、当該準候補に係る前記サービスの出力を継続することを特徴とする、受信装置。 - 請求項4に記載の受信装置であって、
前記出力情報特定部は、前記出力要求に係る前記アナログ放送のサービスに対応する前記デジタル放送のサービスであると判定する場合に、当該アナログ放送及び当該デジタル放送を対応させた前記リストを生成することを特徴とする、受信装置。 - 請求項4に記載の受信装置であって、
前記出力部は、前記準候補の放送信号が前記出力要求に係る前記アナログ放送に対応する前記デジタル放送の放送信号でないと前記出力情報特定部が判定する場合に、前記デジタル放送から前記第1のチューナーの受信する前記アナログ放送へと出力を切り替えることを特徴とする、受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置であって、
放送信号を受信する第1のチューナー及び第2のチューナーを備え、
前記出力部は、前記第1のチューナーの受信する前記出力要求に係る前記アナログ放送のサービスを出力し、
前記隣接周波数帯信号検知部は、前記アナログ放送の周波数の隣接周波数帯の放送信号であって、前記第2のチューナーの受信する前記放送信号の有無を判定し、当該放送信号を検知すると準候補として前記記憶部に記憶させ、
前記出力情報特定部は、前記準候補の放送信号を参照し、前記出力要求に係る前記アナログ放送のサービスに対応する前記デジタル放送のサービスであると判定する場合に、当該デジタル放送のサービスを前記出力部に通知し、
前記出力部は、前記通知を受け付けると、前記アナログ放送のサービスから前記通知において特定される前記デジタル放送のサービスへと出力を切り替えることを特徴とする、受信装置。 - 請求項7に記載の受信装置であって、
前記出力情報特定部は、前記準候補の放送信号が前記出力要求に係る前記アナログ放送に対応する前記デジタル放送の放送信号でないと判定する場合に、前記第2のチューナーの受信可能な周波数帯域の放送信号を参照して当該アナログ放送のサービスに対応する前記デジタル放送のサービスの放送信号を特定することを特徴とする、受信装置。 - アナログ放送の出力要求を受け付けると、共通するサービスを提供する前記アナログ放送とデジタル放送とを関連付けたリストを参照して対応する前記デジタル放送の有無を判定するリスト判定手順と、
前記出力要求に係る前記アナログ放送の周波数の隣接周波数帯で出力された放送信号を検知する隣接周波数帯信号検知手順と、
出力する前記サービスの放送信号を特定する出力特定手順と、
前記出力特定手順において特定される前記サービスを出力する出力手順と、を備え、
前記出力特定手順において、前記リスト判定手順で対応する前記デジタル放送がないと判定され、かつ前記隣接周波数帯信号検知手順で前記隣接周波数帯の放送信号が検知された場合に、検知された前記放送信号を参照して前記出力要求に係る前記アナログ放送に対応する前記デジタル放送のサービスを特定することを特徴とする、受信方法。
Priority Applications (1)
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JP2017099404A JP2018196032A (ja) | 2017-05-19 | 2017-05-19 | 受信装置、及び受信方法 |
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JP2017099404A JP2018196032A (ja) | 2017-05-19 | 2017-05-19 | 受信装置、及び受信方法 |
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2017
- 2017-05-19 JP JP2017099404A patent/JP2018196032A/ja active Pending
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