JP2018195520A - 車両用照明装置及び車両用センサモジュール - Google Patents

車両用照明装置及び車両用センサモジュール Download PDF

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【課題】均一な面発光を得ることができる車両用照明装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係る車両用照明装置10は、光源21と、互いに対向する一対の主面30a,30bのうち一方の主面である第1主面30aに光源21からの光を反射する第1反射膜31が設けられている第1透明基材30と、第1透明基材30の第1主面30aに対して間隙を隔てて対向配置されており、互いに対向する一対の主面40a,40bのうち、第1透明基材30の第1主面30aと向き合う主面である第2主面40bに、光源21からの光の一部を透過し、一部を反射する第2反射膜41が形成されている第2透明基材40と、を有している。この場合、光源21は、第1透明基材30及び第2透明基材40の側方から、第1透明基材30と第2透明基材40との間隙に光を照射している。そして、第1透明基材30及び第2透明基材40は、主面30a,30b,40a,40bの表面粗さRaが光源21の波長以上とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用照明装置及び車両用センサモジュールに関する。
近年、車両用灯具には所望の配光性能が求められるばかりか、デザイン自由度の拡大を受けて美的な外観である意匠についても様々な態様が求められている。このような車両用灯具に適用される車両用照明装置には、意匠面を適切に形成することが求められている。
例えば特許文献1には、ハーフミラーを利用した車両用灯光装置が開示されている。この車両用灯光装置においては、発光体から発光された光の一部がこれに対向配置されたハーフミラーを透過して投光されるとともに、その一部がハーフミラーの反射面で反射され、発光体の側方に配置されたミラーの平面状の反射面で反射されてハーフミラーを透過し、これが繰り返される。
また、例えば特許文献2には、自然光を放光する放光口に対面して光学板を設けることで、放光口から放光される自然光を室内側に透過させるとともに、この自然光の一部を放光口が設けられている天井に向けて反射するタイプの照明装置が開示されている。
特開2005−142132号公報 特開2012−252866号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法によれば、ハーフミラーにおいて光を乱反射させることなく反射させており、これにより、光源から遠くなるほど段階的に暗くなるような複数の虚像を作成し、奥行き感を演出している。一方で、近年では、デザインについて高い自由度が求められることから、光出射面を均一に面発光させ、意匠面を適切に形成することが求められている。
また、この車両用照明装置にあっては、光を受光する受光素子を追加することで、出射された光のうち対象物で反射した光を受光して対象物を検出する車両用センサモジュールとしての利用が可能である。このような車両用センサモジュールにあっても、対象物を適切に検出する必要があることから、光出射面を均一に面発光させることが求められている。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、均一な面発光を得ることができる車両用照明装置及び車両用センサモジュールを提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明に係る車両用照明装置は、光源と、互いに対向する一対の主面のうち、一方の主面である第1主面に光源からの光を反射する第1反射膜が設けられている第1基材と、第1基材の第1主面に対して間隙を隔てて対向配置されており、互いに対向する一対の主面のうち、第1基材の第1主面と向き合う主面である第2主面に、光源からの光の一部を透過し、一部を反射する第2反射膜が形成されている第2基材と、を有し、光源は、第1基材及び第2基材の側方から、第1基材と第2基材との間隙に光を照射しており、第1基材及び第2基材は、主面における表面粗さRaが光源の波長以上とされている。
ここで、第1の発明において、主面における表面粗さRaは、10μm以上であることが好ましい。
また、第1の発明においては、光源から入射した光を第1基材の第1主面に向けて出射して、第1基材における光源側の基材端部から、少なくとも第1基材の中心までの範囲を照射するレンズ部材をさらに有することが好ましい。
また、第2の発明は、車両周囲の対象物を検知するための車両用センサモジュールであって、光源と、互いに対向する一対の主面のうち、一方の主面である第1主面に光源からの光を反射する第1反射膜が設けられている第1基材と、第1基材の第1主面に対して間隙を隔てて対向配置されており、互いに対向する一対の主面のうち、第1基材の第1主面と向き合う主面である第2主面に、光源からの光の一部を透過し、一部を反射する第2反射膜が形成されている第2基材と、第2基材の他方の主面である第1主面から出射した光のうち、対象物により反射された光を検出する受光素子と、を有し、光源は、第1基材及び第2基材の側方から、第1基材と第2基材との間隙に光を照射しており、第1基材及び第2基材は、主面における表面粗さRaが光源の波長以上とされている。
ここで、第2の発明において、光源は、可視光を出力する光源と、赤外光を出力する光源とを含む複数の光源からなることが好ましい。
本発明によれば、第2基材の第1主面から外部に出射される光は、拡散面発光となり、均一な面発光を得ることができる。
第1の実施形態に係る車両用照明装置の構成を模式的に示す説明図 第2の実施形態に係る車両用センサモジュールの構成を模式的に示す説明図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る車両用照明装置10について説明する。ここで、図1は、第1の実施形態に係る車両用照明装置10の構成を模式的に示す説明図である。この車両用照明装置10は、車両用灯具、例えば、車両後方の左右に搭載されるリアコンビネーションランプなどに適用することができる。
車両用照明装置10は、一対の光源モジュール20と、第1透明基材30と、第2透明基材40と、モジュールケース50とで構成されている。
一対の光源モジュール20は、第1透明基材30及び第2透明基材40を中央に挟んで互いに向かい合うように、第1透明基材30及び第2透明基材40の側方に配置されている。
なお、本実施形態において、車両用照明装置10は、一対の光源モジュール20を備える構成であるが、図1における紙面垂直方向に、第1透明基材30及び第2透明基材40を延在させて、互いに対向する一対の光源モジュール20をその延在方向に沿って複数組配列するような構成でもよい。また、図1における紙面垂直方向に沿って対向する一対の光源モジュール20をさらに備えるものであってもよい。
個々の光源モジュール20は、第1透明基材30と第2透明基材40との間隙に光を照射するものであり、光源21と、導光部材22と、レンズ部材23とを備えている。
光源21は、例えばLED21aであり、基板21bに搭載されている。ただし、光源21には、LED以外の光源を利用することもできる。LED21aからの光は、導光部材22の延出方向に沿った一方の端面に入射されると、その内部を導光され、当該導光部材22の延出方向に沿った他方の端面から出射される。導光部材22は、LED21aから出射された拡散光を集光して出射するものであり、導光部材22から出射される光の光軸は、第1透明基材30及び第2透明基材40の面内方向と平行となっている。
レンズ部材23は、導光部材22を介して集光された光源21からの光が入射され、この入射された光を第1透明基材30側に向けて出射する。換言すれば、レンズ部材23は、光源21からの光を、第1透明基材30側へと角度を折り曲げて出射する機能を備えている。レンズ部材23は、当該レンズ部材23から出射される光が、第1透明基材30の基材端部(光源モジュール20側の端部)から、少なくとも第1透明基材30の中心Ctまでの範囲を照射するように設定されている。なお、照射範囲の設定は、レンズ部材23によらずとも、他の光学特性を備える光学素子により実現してもよいし、光源モジュール20の設置角度を調整するなどの手法により実現してもよい。
第1透明基材30は、一定の板厚を備えた透明な基板であり、例えばポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂から成形されている。第1透明基材30は、その一対の主面30a,30bのうち、一方の主面である第1主面30aが第2透明基材40と対向するように配置されている。
第1主面30aには、光源21に対して高反射率となる第1反射膜31が成膜されており、当該第1反射膜31により光源21からの光が反射される。第1反射膜31は、光源21からの光を光学的に透過することがないように、十分な膜厚が必要とされる。例えば、光源21が青色光であれば、波長450nm付近の反射率が8割程度となるアルミニウムを、或いは、その反射率が9割を超える銀を1000Åの膜厚で成膜するといった如くである。また、光源21が赤色光から赤外光である場合には、アルミニウムや銀の他に金を成膜するといった如くである。
ここで、第1透明基材30の各主面30a,30bは、その表面粗さRa(算術平均粗さ)が光源21の波長以上とされている。光源21に赤外光を用いることもできるので、表面粗さRaは、10μm以上であることが好ましい。
第2透明基材40は、一定の板厚を備えた透明な基板であり、例えばポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂から成形されている。第2透明基材40は、第1透明基材30の第1主面30aに対して間隙を隔てて対向配置されている。この場合、第2透明基材40をなす一対の主面40a,40bのうち、一方の主面である第1主面40aは、光出射面として外部に臨んでおり、他方の主面である第2主面40bは、第1透明基材30と対向している。
第2主面40bには、光源21に対して所定の反射率となる第2反射膜41が成膜されており、当該第2反射膜41により光源21からの光の一部が透過され、その一部が反射される。第2反射膜41は、光源21からの光の一部を光学的に透過する必要があることから、第1反射膜31のような膜厚は必要とされない。第2反射膜41は、第1反射膜31と同様、アルミニウムや銀、金から成膜することができ、その膜厚は100Å程度とすることができる。これにより、第2反射膜41を備える第2透明基材40は、マジックミラー(ハーフミラー)として機能する。
ここで、第2透明基材40の各主面40a,40bは、第1透明基材30と同様に、その表面粗さRaが光源21の波長以上とされている。光源21には赤外光を用いることもできるので、表面粗さRaは、10μm以上であることが好ましい。
モジュールケース50は、光源モジュール20、第1透明基材30及び第2透明基材40を上述の位置関係で保持している。モジュールケース50は、例えば合成樹脂を用いたインサート成形により、光源モジュール20、第1透明基材30及び第2透明基材40と一体化されている。
このような構成の車両用照明装置10において、光源21から出射された光は、導光部材22を経て集光された後、レンズ部材23へと入射する。レンズ部材23に入射した光はその出射面(他方の端面)より、第1透明基材30に向かって出射される。レンズ部材23から出射された光は、第1透明基材30の第1主面30aへと至り、当該第1主面30aに形成された第1反射膜31で反射される。
第1反射膜31で反射された光は、第2透明基材40の第2主面40bへと至ると、当該第2主面40bに形成された第2反射膜41により、その一部が反射され、その一部が透過される。第1反射膜31で反射された光は、第1透明基材30の第1主面30aへと至り、第1反射膜31で再度反射され、前述のプロセスが繰り返される。一方、第1反射膜31を透過した光は、第2透明基材40を通過して、第1主面40aより出射される。
このように、本実施形態に係る車両用照明装置10は、光源21と、互いに対向する一対の主面30a,30bのうち一方の主面である第1主面30aに光源21からの光を反射する第1反射膜31が設けられている第1透明基材30と、第1透明基材30の第1主面30aに対して間隙を隔てて対向配置されており、互いに対向する一対の主面40a,40bのうち、第1透明基材30の第1主面30aと向き合う主面である第2主面40bに、光源21からの光の一部を透過し、一部を反射する第2反射膜41が形成されている第2透明基材40と、を有している。
この場合、光源21は、第1透明基材30及び第2透明基材40の側方から、第1透明基材30と第2透明基材40との間隙に光を照射している。そして、第1透明基材30及び第2透明基材40は、主面30a,30b,40a,40bの表面粗さRaが光源21の波長以上とされている。
この構成によれば、光源21から出射された光は、第1透明基材30の第1反射膜31と第2透明基材40の第2反射膜41との間で反射しつつ、その一部が第2反射膜41を透過することで、第2透明基材40の第1主面40aから出射することとなる。この際、所定の表面粗さRaの各主面30a,40bに形成された第1反射膜31及び第2反射膜41により、多重散乱、多重反射が可能となる。これにより、第2透明基材40の第1主面40aから外部に出射される光は、拡散面発光となり、均一な面発光を得ることができる。したがって、適切な意匠面を形成することができる。
また、第1透明基材30と第2透明基材40とをなす各主面30a,30b,40a,40bの粗い表面に、反射膜31,41を成膜しているので、アンカー効果により、各透明基材30,40と反射膜31,41との密着性をあげることができる。
また、本実施形態において、主面30a,30b,40a,40bにおける表面粗さRaは、10μm以上である。
この構成によれば、当該表面粗さRaの各主面30a,40bに形成された第1反射膜31及び第2反射膜41により、多重散乱、多重反射が可能となる。加えて、第1透明基材30と第2透明基材40の粗い表面に、反射膜31,41を成膜することができる。これにより、アンカー効果を得て、各透明基材30,40と反射膜31,41との密着性をあげることができる。
また、本実施形態において、光源21から入射した光を第1透明基材30の第1主面30aに向けて出射して、第1透明基材30における光源21側の基材端部から、少なくとも第1透明基材30の中心Ctまでの範囲を照射するレンズ部材をさらに有している。
この構成によれば、光源21からの光を第1反射膜31の中心Ct以上の範囲で照射することで、第1反射膜31の中心Ctまで到達する光の反射回数を減らすことができる。これにより、第2透明基材40の第1主面40aから出射される光の輝度分布のむらを低減し、均一な面発光を得ることができる。その結果、適切な意匠面を形成することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る車両用センサモジュール15について説明する。ここで、図2は、第2の実施形態に係る車両用センサモジュール15の構成を模式的に示す説明図である。この車両用センサモジュール15は、例えば、車両後方の左右に搭載されるリアコンビネーションランプに適用することができ、リアコンビネーションランプにおける照明装置の一部をなすとともに、車両後方及び側方の対象物を検知するためのものである。
この車両用センサモジュール15は、一対の光源モジュール20と、第1透明基材30と、第2透明基材40と、一対の受光素子60と、モジュールケース50と、で構成されている。
本実施形態に係る車両用センサモジュール15において、一対の光源モジュール20、第1透明基材30、第2透明基材40及びモジュールケース50は、第1の実施形態に示す車両用照明装置10におけるそれと同じである。
ここで、一対の光源モジュール20にあっては、一方の光源モジュール20(20A)は、車両用照明装置としての観点から可視光を出力する光源21Aを搭載し、他方の光源モジュール20(20B)は、対象物を検知する観点から赤外光を出力する光源21Bを搭載している。
なお、本実施形態において、車両用センサモジュール15は、一対の光源モジュール20を備える構成であるが、図2における紙面垂直方向に、第1透明基材30及び第2透明基材40を延在させて、互いに対向する一対の光源モジュール20をその延在方向に沿って複数組配列するような構成であってもよい。また、図2における紙面垂直方向に沿って対向する一対の光源モジュール20をさらに備えるものであってもよい。このように、3つ以上の光源モジュール20を備える場合、これらの光源モジュール20のなかで、可視光の光源21Aを搭載する光源モジュール20(20A)と、赤外光の光源21Bを搭載する光源モジュール20(20B)とを選択的に設定することができる。
一対の受光素子60は、車両用センサモジュール15における光出射面である第2透明基材40の第1主面40aの周囲に配置されており、当該第1主面40aと同様、外部に臨んで配置されている。個々の受光素子60は、外部に臨む受光面に入射する光の量に応じた信号を出力する。すなわち、個々の受光素子60は、第2透明基材40の第1主面40aから出射した光のうち、対象物により反射された光を検出する。本実施形態における受光素子60は、赤外光に感度を有するものである。
このような車両用センサモジュール15において、光源21A,21Bから出射された光は、導光部材22を経て集光された後、レンズ部材23へと入射する。入射した光はレンズ部材23の出射面(他方の端面)より、第1透明基材30側に向かって出射される。レンズ部材23から出射された光は、第1透明基材30の第1主面30aへと至り、当該第1主面30aに形成された第1反射膜31で反射される。
第1反射膜31で反射された光は、第2透明基材40の第2主面40bへと至ると、当該第2主面40bに形成された第2反射膜41で、その一部が反射され、その一部が透過される。反射された光は、第1透明基材30の第1主面30aへと至り、第1反射膜31で再度反射され、これが繰り返される。一方、第1反射膜31を透過した光は、第2透明基材40を通過して、第1主面40aより出射される。
ここで、本実施形態では、可視光に対応する光源モジュール20Aと、赤外光に対応する光源モジュール20Bとが存在している。そのため、第2透明基材40の第1主面40aからは、可視光と赤外光との双方が出力される。この場合、第1主面40aから出射される可視光は、リアコンビネーションランプにおける意匠面を形成する。
一方、第1主面40aから出射される赤外光は、車両後方及び側方に照射され、その一部が対象物により反射される。反射された赤外光は、一対の受光素子60により検出される。この一対の受光素子60の検出結果を利用して、車両後方及び側方における対象物を検出することができる。対象物の検出には、対象物の有無のみならず、対象物の距離などが含まれる。
このように本実施形態において、車両用センサモジュール15は、光源21A,21Bと、互いに対向する一対の主面30a,30bのうち一方の主面である第1主面30aに光源21A,21Bからの光を反射する第1反射膜31が設けられている第1透明基材30と、第1透明基材30の第1主面30aに対して間隙を隔てて対向配置されており、互いに対向する一対の主面40a,40bのうち、第1透明基材30の第1主面30aと向き合う主面である第2主面40bに、光源21A,21Bからの光の一部を透過し、一部を反射する第2反射膜41が形成されている第2透明基材40と、第2透明基材40の第1主面40aから出射した光のうち、対象物により反射された光を検出する受光素子60を有している。
この場合、光源21A,21Bは、第1透明基材30及び第2透明基材40の側方から、第1透明基材30と第2透明基材40との間隙に光を照射している。そして、第1透明基材30及び第2透明基材40は、主面30a,30b,40a,40bの表面粗さRaが光源21A,21Bの波長以上である。
この構成によれば、光源21A,21Bから出射された光は、第1透明基材30の第1反射膜31と第2透明基材40の第2反射膜41との間で反射しつつ、その一部が第2反射膜41を透過することで、第2透明基材40の第1主面40aから出射することとなる。この際、所定の表面粗さRaの各主面30a,40bに形成された第1反射膜31及び第2反射膜41により、多重散乱、多重反射が可能となる。これにより、第2透明基材40の第1主面40aから外部に出射される光は、拡散面発光となるので、均一な面発光を得ることができる。これにより、車両の後方から側面にかけて運転上の死角に入る対象物を適切に照射して、検知することができる。
また、第1透明基材30と第2透明基材40をなす各主面30a,30b,40a,40bの粗い表面に、反射膜31,41を成膜することができる。これにより、アンカー効果を得て、各透明基材30,40と反射膜31,41との密着性をあげることができる。
さらに、本実施形態において、車両用センサモジュール15は、可視光を出力する光源21Aと、赤外光を出力する光源21Bとを含む複数の光源から構成されている。
この構成によれば、可視光及び赤外光に対応する光源21A,21Bをそれぞれ搭載し、それぞれの光を均一に面発光させることができる。これにより、リアコンビネーションランプにおける意匠面を適切に形成しつつ、センサ光を適切に出力することができる。
なお、本実施形態では、車両用センサモジュール15を車両用灯具であるリアコンビネーションランプに適用する例について説明したが、車両用センサモジュール15は、専ら対象物を検出する用途で利用してもよい。この場合、光源は、赤外光のみを利用するものであってもよいし、可視光のみを利用するものであってもよいし、前述のように赤外光と可視光とを組み合わせて利用するものであってもよい。可視光を利用した場合、水蒸気等により光が吸収されることがあるため、複数の光源の全部又は一部には赤外光が含まれることが好ましい。
以上、本発明の実施形態に係る車両用照明装置及び車両用センサモジュールについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、車両用照明装置は、リアコンビネーションランプ以外にも、前照灯やターンランプなどの各種の車両用灯具に適用してもよい。また、車両用センサモジュールについても、リアコンビネーションランプ以外に、前照灯などの他の車両用灯具に適用してもよいし、車両用灯具から独立したセンサとして利用してもよい。
また、第1透明基材は非透明な基材を利用してもよいし、その表面粗さRaの指定は第1反射膜が成膜される第1主面のみであってもよい。
10 車両用照明装置
15 車両用センサモジュール
20 光源モジュール
21,21A,21B 光源
21a LED
21b 基板
22 導光部材
23 レンズ部材
30 第1透明基材
30a 第1主面
30b 第2主面
31 第1反射膜
40 第2透明基材
40a 第1主面
40b 第2主面
41 第2反射膜
50 モジュールケース
60 受光素子

Claims (5)

  1. 光源と、
    互いに対向する一対の主面のうち、一方の主面である第1主面に前記光源からの光を反射する第1反射膜が設けられている第1基材と、
    前記第1基材の前記第1主面に対して間隙を隔てて対向配置されており、互いに対向する一対の主面のうち、前記第1基材の前記第1主面と向き合う主面である第2主面に、前記光源からの光の一部を透過し、一部を反射する第2反射膜が形成されている第2基材と、を有し、
    前記光源は、前記第1基材及び前記第2基材の側方から、前記第1基材と前記第2基材との間隙に光を照射しており、
    前記第1基材及び前記第2基材は、前記主面における表面粗さRaが前記光源の波長以上とされていることを特徴とする車両用照明装置。
  2. 前記主面における表面粗さRaは、10μm以上であることを特徴とする請求項1に記載された車両用照明装置。
  3. 前記光源から入射した光を前記第1基材の前記第1主面に向けて出射して、前記第1基材における前記光源側の基材端部から、少なくとも前記第1基材の中心までの範囲を照射するレンズ部材をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載された車両用照明装置。
  4. 車両周囲の対象物を検知するための車両用センサモジュールにおいて、
    光源と、
    互いに対向する一対の主面のうち、一方の主面である第1主面に前記光源からの光を反射する第1反射膜が設けられている第1基材と、
    前記第1基材の前記第1主面に対して間隙を隔てて対向配置されており、互いに対向する一対の主面のうち、前記第1基材の前記第1主面と向き合う主面である第2主面に、前記光源からの光の一部を透過し、一部を反射する第2反射膜が形成されている第2基材と、
    前記第2基材の他方の主面である第1主面から出射した光のうち、対象物により反射された光を検出する受光素子と、を有し、
    前記光源は、前記第1基材及び前記第2基材の側方から、前記第1基材と前記第2基材との間隙に光を照射しており、
    前記第1基材及び前記第2基材は、前記主面における表面粗さRaが前記光源の波長以上とされていることを特徴とする車両用センサモジュール。
  5. 前記光源は、可視光を出力する光源と、赤外光を出力する光源とを含む複数の光源からなることを特徴とする請求項4に記載された車両用センサモジュール。
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