JP2018195466A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018195466A
JP2018195466A JP2017098605A JP2017098605A JP2018195466A JP 2018195466 A JP2018195466 A JP 2018195466A JP 2017098605 A JP2017098605 A JP 2017098605A JP 2017098605 A JP2017098605 A JP 2017098605A JP 2018195466 A JP2018195466 A JP 2018195466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
light emitting
light
lens cover
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017098605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6936046B2 (ja
Inventor
和照 松下
Kazuteru Matsushita
和照 松下
弘嗣 三浦
Koji Miura
弘嗣 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2017098605A priority Critical patent/JP6936046B2/ja
Publication of JP2018195466A publication Critical patent/JP2018195466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6936046B2 publication Critical patent/JP6936046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/10Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source
    • F21S43/13Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source characterised by the type of light source
    • F21S43/14Light emitting diodes [LED]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/30Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by reflectors
    • F21S43/33Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by reflectors characterised by their material, surface treatment or coatings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】奥行寸法をコンパクトにするとともに、異なる2種類の発光態様を有する立体的な車両用灯具を提供することを提供する。【解決手段】基板上に搭載したLED光源からの光を反射する拡散反射面と立壁面を備えたリフレクタを形成し、リフレクタの反射面と対向する側にレンズカバーを配置してなる第1発光部ユニットを形成する。第1発光部ユニットの立壁面の先端から上下方向に延びる第2発光部ユニットのリフレクタを一体に形成する。第2発光部ユニットのリフレクタに沿って形成された面状のレンズカバーを設け、第1発光部ユニットのレンズカバーの端部と接続部を介して一体化する。接続部に接続部入射面を設け、接続部入射面から第2発光部ユニットのレンズカバー内に導光させる。第2発光部ユニットのレンズカバーにはV溝が形成されている。これにより、第1発光ユニットの出射面が拡散面として形成され、第2発光部ユニットの出射面が線状の溝にて形成されているため、異なる2種類の発光態様にて発光する。【選択図】 図4

Description

本発明は、二輪車両に設けられるテールストップランプ、四輪車両に設けられるテールストップランプ、ヘッドランプ内に設けられるポジションランプユニット、などの車両用信号灯具ユニットに関するものである。
従来より、LED(発光ダイオード)を光源とし導光板を用いた車両用灯具のコンビネーションランプが知られている。
特許文献1の車両用灯具では、導光板の背面にプリズムレンズを設け、導光板の背面中央部および両側の側面の夫々にLEDを配置し、導光板内を導光させた後に表側から出射して外部を照射している。
特開2013−62074号公報
特許文献1の車両用灯具では、導光板の背面に設けるプリズムレンズを、背面中央部に配置したLEDに対応するレンズ部と、側面に配置したLEDに対応するレンズ部を設けている。背面中央部に対応するレンズ部は背面中央部に配置したLEDからの光を平行光線として表面側に出射させる形状とし、側面に配置したLEDに対応するレンズ部は、凸状の三角形のプリズムカットを設けて表面側に出射させる形状としている。これにより、それぞれのLEDからの出射光が混ざることなく異なる機能のランプを、省スペースで得られるようにしていた。
しかしながら、導光板のみで異なる機能を満足する配光特性を得るためには、それぞれの領域に対応したプリズムカットを厳密に制御しなければならない。そのため、プリズムレンズの形状や出射領域は大きく変更することができず、立体的なコンビネーションランプを得ることは困難であった。また、異なる機能をなす夫々の領域の出射面は類似の意匠となり易く、異なる発光態様とすることは困難であった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたもので、異なる2種類の発光態様を有する立体的な車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の車両用灯具は、
基板上に搭載した発光素子光源と、前記発光素子光源の光軸上に位置する湾曲した第1反射面を有する第1リフレクタと、前記第1反射面に対向する第1レンズカバーとを有する第1の発光部ユニットと、
第2反射面を有する第2リフレクタと、照射方向前方側に位置する前記第2反射面に沿って延びる第2レンズカバーとを有し、前記第1の発光部ユニットに隣接する第2の発光部ユニットと、を備えた車両用灯具であって、
前記第1反射面は、前記光軸を通る断面において前記光軸と交差する交点位置から前記光源側に延びる光源側反射面と、前記交点位置より光源側と反対側に延びる遠方側反射面を備え、
前記光源側反射面および前遠方側反射面は、連続した拡散反射面により形成され、
前記第1リフレクタには、前記第1反射面の端縁から前記第1レンズカバー側に延びる立壁面が形成されており、
前記第2リフレクタは、前記立壁面の先端側端縁から延びる後方側に向かって凸の湾曲面として前記第1リフレクタと一体に形成されており、
前記第1レンズカバーと前記第2レンズカバーは、接続部を介して透光性樹脂材料により一体に形成されており、
前記接続部は、前記立壁面の先端側端縁に対向する位置から前方方向に向かって延びる入射面を前記第1の発光部ユニット側に設けており、
前記第2レンズカバーの前記第2リフレクタ側の表面には、離散的に凹部若しくは凸部が形成されており、前記発光素子光源から出射した光の一部が前記入射面を通って前記第2レンズカバー内を導光してきた光を外部に照射することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の灯具において、
前記LED光源の照射方向前方にはレンズ部材が設けられており、
前記レンズ部材は、前記LED光源側の入射面と、前記LED光源と反対側の出射面とを備え、
前記入射面が前記LED光源からの光を集光する屈折面とされ、
前記出射面が前記入射面から入射した光を少なくとも一方の方向に拡散する拡散面として形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の灯具において、
前記第1リフレクタおよび前記第2リフレクタは、白色系の樹脂材料により一体に形成されており、少なくとも前記立壁面及び前記第1反射面の表面が、微小な凹凸を設けた拡散面とされていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の灯具において、
前記光源側反射部および前記遠方側反射部が、前記第1リフレクタ上に形成した白色の艶なし膜を有していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の灯具において、
前記第2レンズカバーの前記第2リフレクタ側の表面には、前記接続部と平行な方向に延びる凹んだレンズカットが形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1の発光部ユニットによる発光は拡散反射面による拡散光を照射するものであるため、発光面に特異的に明るい輝点の存在しない均一感の高い面状の発光面が得られる。一方、第2の発光部ユニットによる発光面は、接続部に設けた入射面から入射した光が、第2レンズカバーに離散的に形成した凹部若しくは凸部から外部に出射する光であるため第1の発光部ユニットによる発光に比べ特定の箇所が明るく発光する立体的な形状の発光面が得られる。これにより、異なる2種類の発光態様を有する立体的な車両用灯具を提供することができる。異なる2種類の発光態様を、省スペースで得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、さらに、レンズ部材を通過した光が拡散反射面にて反射する。レンズ部材には集光する屈折面からなる入射面と拡散面からなる出射面が設けられている。そのため第1の発光部ユニットの連続した拡散反射面により形成された光源側反射面および遠方側反射面により反射される光は、既に拡散面からなる出射面を通ってきた光となるため、発光面である第1レンズカバーの発光均一性をより一層向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記第1リフレクタおよび前記第2リフレクタは、白色系の樹脂材料により一体に形成せれている。また、その反射面の表面が微小な凹凸を設けた拡散反射面とされている。従って、第1の発光部ユニットと第2の発光部ユニットとを簡単に省スペースとし、且つ、均一感のある発光面とした車両用灯具を、
を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、レンズ部材を通過した光が白色の艶なし膜にて反射する。そのため第1の発光部ユニットの連続した拡散反射面により形成された前記光源側反射面および前遠方側反射面により反射される光は、既に拡散面からなる出射面を通ってきた光となるため、発光面である第1レンズカバーの発光均一性をより一層向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、第2レンズカバーには前記接続部と平行な方向に延びる凹んだレンズカットが形成されている。これにより、第2の発光部ユニットからの光を前記接続部と平行な方向に延びる線状の発光面とすることができ、第1の発光部ユニットと第2の発光部ユニットとを、より一層異なった印象の発光態様とすることができ得る。
一実施形態に係る車両用灯具の正面図である。 図1の車両用灯具内に設ける車両用信号灯具ユニットを示す正面図である。 図2の車両用信号灯具ユニットを分解して示す概略斜視図である。 図2の車両用信号灯具ユニットのA−A線に沿った断面図である。 図2の車両用信号灯具ユニットのB−B線に沿った断面図である。 図5の車両用信号灯具ユニットにおける光線を説明する概略断面である。 図2の車両用信号灯具ユニットのリフレクタを示す概略斜視図である。 図2の車両用信号灯具ユニットのレンズカバーを示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における車両用灯具1の正面(前面)図である。なお、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、車両用灯具1から見た方向を指すものとする。
図1には、図示しない車両の後部右側に搭載するリアコンビネーションランプ3と、リアコンビネーションランプ3と隣合うようにトランクに搭載されるリッドランプ2の2種類からなる車両用灯具1を模式的に示す。車両の後部左側にも同様にリアコンビネーションランプ3と、リッドランプ2が隣合って設置される。
リアコンビネーションランプ3およびリッドランプ2は、それぞれ図示しないハウジングと、ハウジングの前方側開口部を覆う透光性のアウターカバーとにより形成された灯室内にランプユニットを備える。リアコンビネーションランプ3内には、2個のテール・アンド・ストップランプユニット3a1,3a2,3a3、各1個のストップランプユニット3bおよびターンランプユニット3cが配設されており、リッドランプ2内には、各1個のテールランプユニット2aおよびバックランプユニット2bとを備えている。リッドランプ2およびリアコンビネーションランプ3内の各灯具ユニットの機能および配設位置は、用途および意匠に応じて適宜変更する。各灯具ユニットからの照射光は、各ランプの図示しない透光性のアウターカバーを通過してランプ外に照射する。
次に各灯具ユニットの例として、リアコンビネーションランプ3内に設ける車両用信号灯具ユニット10および車両用信号灯具ユニット20について説明する。
図2は、リアコンビネーションランプ3内のテール・アンド・ストップランプユニット3a2に相当する車両用信号灯具ユニット10およびテール・アンド・ストップランプユニット3a3に相当する車両用信号灯具ユニット20の正面(前面)図であり、図3は図2の車両用信号灯具ユニット10,20を分解して示す概略図である。図4は図2のA−A線に沿った断面図、図5は図2のB−B線に沿った断面図である。図6は図5の車両用信号灯具ユニットにおける光線を説明する概略断面である。図7および図8は図2の車両用信号灯具ユニット10,20のリフレクタおよびレンズカバーの斜視図である。
車両用信号灯具ユニット10の下方に車両用信号灯具ユニット20が配置され、一体に形成されている。両ユニット10,20は、同一の光源により発光する。
最初に、光源を設けている第1の発光部ユニットである車両用信号灯具ユニット10について説明する。
車両用信号灯具ユニット10は、図3および図5に示すように、リフレクタ13と、リフレクタ13の右後方側に配置する基板11と、基板11に搭載された複数のLED12からなる光源と、リフレクタ13に対向して設けるレンズカバー15と、レンズカバー15の前方に設ける遮光部材18および装飾部材19により構成されている。LED12は、本実施形態においては右後方から左前方に向けて出射するように複数個のLED12が基板11上に半田を介して実装されている。なお、符号17がインナーレンズ、符号12aがLED12に給電するためのブラケットである。
LED12は、反射枠内にテール・アンド・ストップランプユニット用として機能する赤色発光のLED素子を設けた表面実装タイプのLEDパッケージを用いている。基板11は、厚板の金属基板の上に絶縁膜および電極膜を貼付した金属ベースの配線基板を用いる。基板11として金属ベースの基板を用いることで伝熱性および放熱性を高めることができる。本実施形態においては合計4個のLED12を基板11上に上下方向に沿って一列に並べている。
リフレクタ13は、照射方向前方に向かって凹の湾曲曲面を基本形状とした内面を備えた第1反射面130と、第1反射面130の上側および下側に立壁面140,140を有する。立壁面140,140は、反射面130の表面から出射方向に向かって延びて一体に形成されている。第1反射面130の下側に後述する第2の発光部ユニット20のリフレクタ23が一体に形成されている。
リフレクタ13は、白色系の色のASA樹脂(acrylate styrene acrylonitrile)を射出成形して形成される。ASA樹脂は、優れた耐候性を示す多色の樹脂材料が市場に提供されており、美感に優れているので樹脂材料をそのまま反射面130として利用することができる。また、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene)、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂材料を用いても良い。また、白色系以外の色の樹脂材料を用いて形成した場合には、その表面に図示しない白色の反射拡散膜を形成しても良い。白色の反射拡散膜は、セラミック粒子を含有した艶消しした白色樹脂が塗布され、その表面が粗面の反射面となる。
第1反射面130は、図5に示すようにLED12の光軸Axと交差する凹形状に形成されている。光軸Axと反射面40との交点Pより光源側、すなわちLED12を設けた基板11側に位置する光源側反射面131と、交点Pよりリフレクタ先端部142側に位置する遠方側反射面132からなる。
光源側反射面131は、図5に示したように交点Pにおける接線Lと光軸Axとの間の角度θ、すなわちLED32側の角度が鋭角となるように、反射面13の全体が連続した曲面からなっている。光源側反射面131の表面は微細な凹凸を設けた拡散反射面として形成されている。
遠方側反射面132は、交点Pからリフレクタ先端部142に延びる連続した曲面からなっている。遠方側反射面132の表面も微細な凹凸を設けた拡散反射面として形成されている。光源側反射面131と遠方側反射面132は、滑らかに接続している。光源側反射面131および遠方側反射面132においてそれぞれの反射面の接線は、光軸Axとの間の角度が鋭角、すなわち接線と光軸との間のLED12側の角度θは全て鋭角となるように形成されている。
第1反射面130の上方および下方には、図4および図7に示すように発光面となるレンズカバー15側に向かって折り曲げて形成された立壁面140,140が形成されている。立壁面140は、凹んだリフレクタ13の反射面130の上側および下側の辺の端縁13aから夫々車両用信号灯具ユニット10の出射方向に向かって延びて一体に形成されている。
レンズカバー15は、リフレクタ13の前方に配置され反射面130全体を覆っている。図5に示したように左右方向断面においては、LED12近傍に位置する基端部151からリフレクタ先端部142にかけて延びる。基端部151とLED12を搭載した基板11は装飾反射面19にて覆われて外部からLED12が直接視認されないようにされている。さらに、図4および図8に示したようにレンズカバー(第1レンズカバー)15の下方には、後述する第2の発光部ユニットである車両用信号灯具ユニット20のレンズカバー(第2レンズカバー)25が一体に形成されている。
レンズカバー(第1レンズカバー)15は、反射面(第1反射面)130に対向する内面入射面15aと、内面入射面15aの反対側の外側出射面15bおよび外側遮光面15cを有する。外側出射面15bは、図8に示すように上下左右方向に細かくマトリクス状に分割した多数の拡散レンズ面を形成している。夫々の拡散レンズ面は上下方向の拡散角度および左右方向の拡散角度を車両用信号灯具ユニット10の機能に適合した配光特性が得られるように設定する。本実施形態では、テールランプおよびストップランプに適合する曲率に形成すると共にそのピッチを0.5mmとして形成している。内面入射面15aには、外側出射面15bと同じピッチで左右方向に広げるための半円柱状のレンズカットを設けている。これにより横方向への拡散を拡げ、上下方向に比べて左右方向へ拡がる配光パターンを得ることができる。さらに、内面入射面15aのレンズカットと外側出射面15bのレンズカットを同じピッチにしているので、正面視においてレンズカットの重なりズレがないので非点灯時における均一性が向上する。なお、図面を簡略化するために内側および外側の微細なレンズカットは省略して図示している。
外側遮光面15cは、出射面を遮光して図2に示すように意匠形状を形成する。本実施形態では、外側遮光面15cの外側に遮光部材18を固定している。発光面となる外側出射面15bで囲まれた空間内に外側遮光面15cを設けることでコントラストの高い発光面を得ることができる。遮光部材18は別途形成した樹脂材料を固定する場合に限らず、塗膜を設けるものでも良い。
レンズカバー15の外側には、装飾部材19が設けられ装飾部材19により外側出射面15bの周囲が遮光される。装飾部材19は、基板11近傍を覆う形状とされ、非点灯時においてLED12等が直接観察されるのを防止するとともに、点灯時に光漏れが生じるのを防止することができる。装飾部材19には、複数のランプユニット用の開口部19aが中央に形成されており、当該開口部19a内に複数のタンプユニット、例えば、テール・アンド・ストップランプユニット、ストップランプユニットおよびターンランプユニットを設け、その周囲を装飾する。
LED12と反射面130との間には、インナーレンズ17が設けられている。インナーレンズ17は、透明なポリカーボネート樹脂を成形して形成され、リフレクタ13およびレンズカバー15の基端部151の近傍に位置する。具体的には、複数のLED12を搭載した基板11とフック構造等の係止部17dにより結合される。LED12の光軸Axとインナーレンズ17の光学的な中心が一致するように位置決めがなされて固定されている。
インナーレンズ17は、LED12の出射面と対向する入射面17bと、入射面17bの反対側の出射面17cによりレンズ部が形成される。入射面17bは、LED12から光軸Axを中心に所定の範囲に拡がって照射される光を集光して、平行光線化してインナーレンズ17内を進行するように形成されている。出射面17cは、平行光線化してインナーレンズ17内を進行してきた光を拡散して出射させる。拡散して出射した光は反射面130に向かうように拡散レンズカットが形成されている。拡散レンズカットのピッチは、レンズカバー15の外側出射面15bのレンズカットのピッチより小さい微細カットとする。これにより発光面の均一性をより高めることができる。
第1発光部ユニット10は、リアコンビネーションランプ3の図示しないアウターカバーの後側に位置するように図示しない車両用灯具のハウジング内に固定される。従って、レンズカバー15が、車両用灯具1のインナーレンズに相当するものとなる。これにより、レンズカバー15の外側出射面15bおよび遮蔽部材18がアウターカバーを通して観視され意匠面として観察される。
次に車両用信号灯具ユニット20について説明する。
車両用信号灯具ユニット20は、図2に示したように車両用信号灯具ユニット10に繋がって配置するように形成されている。車両用信号灯具ユニット10が第1発光部ユニット、車両用信号灯具ユニット20が第2発光部ユニットに相当する。車両用信号灯具ユニット20は、リフレクタ23とレンズカバー25からなる。車両用信号灯具ユニット20には独立した光源を有していない。第1発光部ユニットである車両用信号灯具ユニット10の光源からの光を利用して発光する。
リフレクタ(第2リフレクタ)23は、図4および図7に示したように照射方向前方に向かって凸の湾曲曲面を基本形状として、車両用信号灯具ユニット(第1発光部ユニット)10のリフレクタ(第1リフレクタ)13と一体に形成されている。リフレクタ23もリフレクタ(第1リフレクタ)13と同一材料により形成されているが、その表面はリフレクタ(第1リフレクタ)13と異なり、拡散反射面とせずに平滑な反射面としている。これによりに第1発光部ユニット10と第2発光部ユニット20との外観の印象を異なるものとして強調することができる。リフレクタ(第2リフレクタ)23の表面をリフレクタ(第1リフレクタ)13と同様に拡散反射面として形成しても良い。拡散反射面とすることで、リフレクタの製造過程において多少の傷や射出成形のウエルドが生じたとしても、非点灯時においても目立ちにくくなる。よって、不良品が減少し、結果としてコスト低減を図ることができる。さらに、乱反射を生じさせ後述するレンズカット26を光らせることができる。また、表面にアルミ蒸着等を施して金属膜を設けても良い。
リフレクタ(第2リフレクタ)23は、図4に示したように車両用信号灯具ユニット(第1発光部ユニット)10のリフレクタ(第1リフレクタ)13の第1反射面130の上側および下側に位置し、反射面130の表面から出射方向に向かって延びる立壁面140,140の先端部から上側に略90度の角度で折れ曲がって延びる上部リフレクタ231と、下側に略90度の角度で折れ曲がって延びる下部リフレクタ232が形成されている。
レンズカバー(第2レンズカバー)25は、図4および図8に示したようにリフレクタ23の前方に配置され反射面全体を覆っている。車両用信号灯具ユニット10の上方には上部レンズカバー251が設けられ、下方には下部レンズカバー252が設けられている。リフレクタ23とレンズカバー25との間には隙間が設けられており、空気層を設けている。空気層を設けることで、レンズカバー25と空気層との屈折率差を利用してレンズカバー25内を導光する光を全反射させる。上部リフレクタ231に対応する形状の上部レンズカバー251と、下部リフレクタ232に対応する形状の下部レンズカバー252は、夫々が上部リフレクタ231、下部リフレクタ232と所定の隙間を空けて反射面全体を覆うように湾曲した板形状に形成されている。
上部レンズカバー251は、車両用信号灯具ユニット(第1発光部ユニット)10のレンズカバー(第1レンズカバー)15より後方に位置し、上方の接続部16を介して一体に形成されている。下部レンズカバー252は、車両用信号灯具ユニット(第1発光部ユニット)10のレンズカバー(第1レンズカバー)15より後方に位置し、下方の接続部16を介して一体に形成されている。
図4は図2のA−A線に沿った断面図であり、図4(A)が全体断面図、(B)が図4(A)のC部を拡大して示す断面図である。
接続部16は、車両用信号灯具ユニット(第1発光部ユニット)10の内部において、立壁面140の先端とレンズカバー15の内面入射面15aとの間に位置する。立壁面140の先端とレンズカバー15の内面入射面15aとの間に位置する接続部16の第1反射面130側の表面には、接続部入射面16aが形成されている。
接続部16は、車両用信号灯具ユニット(第1発光部ユニット)10の内部において、立壁面140の先端とレンズカバー15の内面入射面15aとの間に位置する。立壁面140の先端とレンズカバー15の内面入射面15aとの間に位置する接続部16の第1反射面130側の表面には、接続部入射面16aが形成されている。
レンズカバー(第2レンズカバー)25には、リフレクタ(第2リフレクタ)23に対向する表面にV溝等の凹形状の溝からなるレンズカット26を設けてある。レンズカット26は、接続部入射面16aと平行方向に延びる。レンズカット26の形状は、接続部入射面16aと直交する方向の断面において、V字形状、半円形状などの凹溝に限らず凸部とすることもできる。凹部もしくは凸部を設けることで、接続部入射面16aからレンズカバー(第2レンズカバー)25内に入射して導光する光を、図4(B)に矢印にて示したようにレンズカット26によりレンズカバー25の外部に向けて出射させることができる。
本実施形態においては、上部レンズカバー251には左右方向に延びる1本、下部レンズカバー252には左右方向に延びる5本のレンズカット26を間隔を開けてライン状に設けている。レンズカット26を設けない箇所は平滑面からなる素通し部としている。レンズカット26は、接続部入射面16aから離散的に設けることで、素通し部の中にレンズカット26が離散的に位置する。素通し部は平滑面により形成されているので、図4(B)に示す用に内面反射を繰り返して導光して進行する。レンズカット26は導光してきた光の一部を外部に向かって出射する。これにより、素通しのレンズカバー25の中に、離散的に、好適には、ライン状に発光部が位置する。
次に車両用信号灯具ユニット10,20の光学系について図5および図4を用いて説明する。
LED12から出射した光は、インナーレンズ17の入射面17bにより略平行光線化された後に出射面17cに形成された拡散レンズカットにより拡散して第1反射面130に向かって進む。光線Ray1は光源側反射面131に向かった後に、第1レンズカバー15の外側出射面15bから出射する光線の一つを示す。光線Ray2は遠方側出射面132から出射する光線の一つを示す。光線Ray3は第2発光部ユニット20に向かって出射する光線の一つを示す。
光線Ray1は、インナーレンズ17の出射面17c、光源側反射面131、第1レンズカバー15の内側入射面15aおよび外側出射面15bの4箇所の界面にて拡散する。光線Ray2は、インナーレンズ17の出射面17c、遠方側反射面132、第1レンズカバー15の内側入射面15aおよび外側出射面15bの4箇所の界面にて拡散する。これにより、LED12の光を拡散しながら拡げることができ、意匠面となる第1レンズカバーの外側出射面15bの均一性を向上させることができる。さらに、LED12から出射した光が反射面130に到達する前に、インナーレンズ17により集光および拡散を図っているので、LED12から照射された光の利用効率を高めるとともに、反射面130に向かって拡散した光を進行させて、より一層均一性が向上させている。
これにより、第1発光部ユニット10は、均一性の高い発光面となる。また、発光面には、特異的に明るい輝点の存在しない均一感の高い面状の発光面が得られる。
LED12から出射し、インナーレンズ17の出射面17cに形成された拡散レンズカットにより拡散する光の一部は、接続部入射面16aに向かって進む。接続部入射面16aからレンズカバー(第2レンズカバー)25内に入射して内部を導光しながら先端に向かって進む。このとき、一部の光は図4(B)に矢印にて示したように離散的に設けたレンズカット26によりレンズカバー25の外部に向けて出射するRay3となる。
これにより、第2発光部ユニット20は、素通しのレンズ部の中に離散的に発光部が存在する。すなわち、第1発光部ユニットとは対照的に、全体として特定の箇所が明るく発光する発光部を有する発光面となる。
従って、第1発光部ユニット10と第2発光部ユニット20とを繋げて設けることで、同一の光源からの光により、異なる2種類の発光態様を有する立体的な車両用灯具を提供することができる。異なる2種類の発光態様を、省スペースで得ることができる。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態および変形例はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその趣旨から逸脱することなく他の様々な形で構成の付加、省略、置換及びその他の変更が可能である。
例えばリフレクタ13,23の反射面は連続した曲面にて説明したが、一定の曲面を基準にした多段反射面とし、その表面に拡散反射塗装膜を設ける構成としてもよい。
1…車両用灯具
2…リッドランプ
3…リアコンビネーションランプ
10…車両用信号灯具ユニット(第1発光部ユニット)
11…基板
12…光源(LED)
13…リフレクタ(第1リフレクタ)
15…レンズカバー(第1レンズカバー)
16…接続部
17…インナーレンズ(レンズ部材)
18…遮光部材
19…装飾部材
20…車両用信号灯具ユニット(第2発光部ユニット)
23…リフレクタ(第2リフレクタ)
25…レンズカバー(第2レンズカバー)
26…レンズカット
Ax…光軸線
P…交点
L…接線
θ…光軸中心線と反射面の接線との間の角度

Claims (5)

  1. 基板上に搭載した発光素子光源と、前記発光素子光源の光軸上に位置する湾曲した第1反射面を有する第1リフレクタと、前記第1反射面に対向する第1レンズカバーとを有する第1の発光部ユニットと、
    第2反射面を有する第2リフレクタと、照射方向前方側に位置する前記第2反射面に沿って延びる第2レンズカバーとを有し、前記第1の発光部ユニットに隣接する第2の発光部ユニットと、を備えた車両用灯具であって、
    前記第1反射面は、前記光軸を通る断面において前記光軸と交差する交点位置から前記光源側に延びる光源側反射面と、前記交点位置より光源側と反対側に延びる遠方側反射面を備え、
    前記光源側反射面および前遠方側反射面は、連続した拡散反射面により形成され、
    前記第1リフレクタには、前記第1反射面の端縁から前記第1レンズカバー側に延びる立壁面が形成されており、
    前記第2リフレクタは、前記立壁面の先端側端縁から延びる後方側に向かって凸の湾曲面として前記第1リフレクタと一体に形成されており、
    前記第1レンズカバーと前記第2レンズカバーは、接続部を介して透光性樹脂材料により一体に形成されており、
    前記接続部は、前記立壁面の先端側端縁に対向する位置から前方方向に向かって延びる入射面を前記第1の発光部ユニット側に設けており、
    前記第2レンズカバーの前記第2リフレクタ側の表面には、離散的に凹部若しくは凸部が形成されており、前記発光素子光源から出射した光の一部が前記入射面を通って前記第2レンズカバー内を導光してきた光を外部に照射することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記LED光源の照射方向前方にはレンズ部材が設けられており、
    前記レンズ部材は、前記LED光源側の入射面と、前記LED光源と反対側の出射面とを備え、
    前記入射面が前記LED光源からの光を集光する屈折面とされ、
    前記出射面が前記入射面から入射した光を少なくとも一方の方向に拡散する拡散面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1リフレクタおよび前記第2リフレクタは、白色系の樹脂材料により一体に形成されており、少なくとも前記立壁面及び前記第1反射面の表面が、微小な凹凸を設けた拡散面とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記光源側反射部および前記遠方側反射部が、前記第1リフレクタ上に形成した白色の艶なし膜を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。
  5. 前記第2レンズカバーの前記第2リフレクタ側の表面には、前記接続部と平行な方向に延びる凹んだレンズカットが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の車両用灯具。
JP2017098605A 2017-05-18 2017-05-18 車両用灯具 Active JP6936046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017098605A JP6936046B2 (ja) 2017-05-18 2017-05-18 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017098605A JP6936046B2 (ja) 2017-05-18 2017-05-18 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018195466A true JP2018195466A (ja) 2018-12-06
JP6936046B2 JP6936046B2 (ja) 2021-09-15

Family

ID=64570800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017098605A Active JP6936046B2 (ja) 2017-05-18 2017-05-18 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6936046B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110030533A (zh) * 2019-05-14 2019-07-19 大茂伟瑞柯车灯有限公司 一种立体曲面光导的位置灯

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110030533A (zh) * 2019-05-14 2019-07-19 大茂伟瑞柯车灯有限公司 一种立体曲面光导的位置灯
CN110030533B (zh) * 2019-05-14 2024-04-12 大茂伟瑞柯车灯有限公司 一种立体曲面光导的位置灯

Also Published As

Publication number Publication date
JP6936046B2 (ja) 2021-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4937649B2 (ja) 車両用灯具
KR101163819B1 (ko) 번호판 램프
KR100542058B1 (ko) 차량용 램프
JP4930787B2 (ja) 車両用灯具、及び、車両用灯具に用いられる導光レンズ
JP5563209B2 (ja) 灯具
JP5298885B2 (ja) 車両用信号灯具
JP2006236588A (ja) 光照明装置及び車両用灯具
JP2017152171A (ja) 車両用灯具
US7513665B2 (en) Headlamp module and headlamp assembly with internally reflecting translucent member
JP2012064535A (ja) 車両用灯具
JP4211736B2 (ja) 車両用灯具
JP6975587B2 (ja) 車両用灯具
JP2018195467A (ja) 車両用灯具
JPH0589703A (ja) 車輌用灯具
JP6221438B2 (ja) 車両用灯具
JP5708991B2 (ja) 車両用灯具及び車両用灯具に用いられる導光レンズ
JP6936046B2 (ja) 車両用灯具
JP2015008111A (ja) 線状導光体を用いた複合ランプユニットおよび車両用灯具
JP2013171813A (ja) 車両用灯具
JP6320110B2 (ja) ライセンスランプを備えた車両用灯具
JP2010050009A (ja) 灯具
CN216383992U (zh) 侧向反光杯系统
JP2020087624A (ja) 車両用灯具
KR200308620Y1 (ko) 차량용 램프
JP6920015B2 (ja) 車両用灯具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6936046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150