JP2018195518A - 非水電解質およびこれを備える電池 - Google Patents

非水電解質およびこれを備える電池 Download PDF

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Abstract

【課題】非水電解質としての性能と難燃性能とを共に発揮する非水電解質の提供。
【解決手段】非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解したアルカリ金属塩と、を含み、前記非水溶媒は、パーフルオロポリエーテルと、式(1)で表されるカーボネート化合物と、を含む、非水電解質。前記非水電解質と、アルカリ金属カチオンの吸蔵及び放出が可能な正極活物質を含む正極と、アルカリ金属カチオンの吸蔵及び放出が可能な負極活物質を含む負極と、を備える電池。
Figure 2018195518

(Rfは、1つ以上のHがFに置換されたC1〜3の炭化水素基;Rfは、H、F、C1〜3の炭化水素基又は、1つ以上のHがFに置換されたC1〜3の炭化水素基)
【選択図】なし

Description

本発明は、非水電解質およびこれを備える電池に関し、詳細には、非水電解質の難燃性の向上に関する。
従来、電池に用いられる非水電解質の添加剤として、パーフルオロポリエーテルが知られている。例えば、特許文献1および2は、非水電解質の電池の構成要素に対する濡れ性を向上させるために、パーフルオロポリエーテルを用いることを教示している。
特開2002−305023号公報 特開2006−269374号公報
ところで、従来、電池の熱的な安定性が課題である。特許文献1および2で用いられるパーフルオロポリエーテルは、難燃性を有している。しかし、パーフルオロポリエーテルを含む非水電解質において、電解質としての性能と難燃性能とを共に発揮させることは困難である。
本発明の一局面は、非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解したアルカリ金属塩と、を含み、前記非水溶媒は、パーフルオロポリエーテルと、下記式(1)
Figure 2018195518
(式中、Rfは、少なくとも1つの水素原子がフッ素に置換された炭素数1〜3の炭化水素基であり、Rfは、水素、フッ素、炭素数1〜3の炭化水素基、あるいは、少なくとも1つの水素原子がフッ素に置換された炭素数1〜3の炭化水素基である。)
で表されるカーボネート化合物と、を含む、非水電解質に関する。
本発明の他の局面は、上記非水電解質と、アルカリ金属カチオンの吸蔵および放出が可能な正極活物質を含む正極と、アルカリ金属カチオンの吸蔵および放出が可能な負極活物質を含む負極と、を備える電池に関する。
本発明によれば、非水電解質としての性能と難燃性能とを共に発揮することができる。
本発明の一実施形態に係る二次電池を模式的に示す断面図である。
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解したアルカリ金属塩と、を含む。パーフルオロポリエーテル(PFPE)は、電気陰性度の大きなフッ素原子を含むため、一般的に極性が低い。そのため、PFPEはアルカリ金属塩の溶解性が低く、また、分子間力の大きな極性有機溶媒の分子間に進入することができない。つまり、PFPEと極性有機溶媒との相溶性は低く、両者を均一に混合することができない。そのため、非水溶媒として極性有機溶媒とPFPEとを含む非水電解質は、導電率が低下し易い。したがって、従来、電解質の性能を維持する点では、PFPEを非水溶媒に対して一定の割合以上(例えば、5体積%以上)添加することは困難である。一方、非水溶媒に対するPFPEの含有率が5体積%程度であると、非水電解質の難燃性能は十分ではない。
ここで、極性有機溶媒として、フッ素原子を含有する特定のカーボネート化合物(以下、フッ素化アルキレンカーボネートと称す。)を用いる。フッ素化アルキレンカーボネートおよびPFPEは、いずれもフッ素原子を含有するため、両者の間には相互作用が生じる。よって、フッ素化アルキレンカーボネートとPFPEとは均一に混合される。つまり、PFPEをフッ素化アルキレンカーボネートと組み合わせて用いることにより、非水電解質の導電率を損なわずに、より多くのPFPEを配合することができる。すなわち、非水電解質としての性能を維持しながら、その難燃性能を向上することができる。
(非水電解質)
本実施形態に係る非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解したアルカリ金属塩と、を含む。非水溶媒は、PFPEと、フッ素化アルキレンカーボネート(以下、第1の極性溶媒と称す場合がある。)と、を含む。非水溶媒は、フッ素化アルキレンカーボネート以外の極性有機溶媒(以下、第2の極性溶媒と称す場合がある。)を含んでもよい。
このような非水電解質は、アルカリ金属塩の溶解性が高く、かつ、PFPEが相分離しない。そのため、非水溶媒として、PFPEを任意の割合で混合することができる。これにより、非水電解質としての性能を維持しながら、難燃性能を高めることができる。よって、性能および安全性に優れる電池が実現できる。
(フッ素化アルキレンカーボネート)
フッ素化アルキレンカーボネートは、高い極性を有するため、アルカリ金属塩の溶解性能に優れる。さらに、フッ素化アルキレンカーボネートは、分子中にフッ素原子を有するため、PFPEとの高い相溶性を有する。よって、フッ素化アルキレンカーボネートとPFPEとは均一に混合されて、導電率が向上する。加えて、フッ素化アルキレンカーボネートは、電極に含まれる活物質(特に、4V級の高電圧を発揮できる活物質)の充放電反応を高める。よって、フッ素化アルキレンカーボネートを含む非水電解質を用いると、充放電効率が向上する。
フッ素化アルキレンカーボネートは、下記式(1)で表される。
Figure 2018195518
式中、式中、Rfは、少なくとも1つの水素原子がフッ素に置換された炭素数1〜3の炭化水素基である。Rfは、水素、フッ素、炭素数1〜3の炭化水素基、あるいは、少なくとも1つの水素原子がフッ素に置換された炭素数1〜3の炭化水素基である。
RfおよびRfの炭化水素基は、飽和炭化水素基であってもよいし、不飽和炭化水素基であってもよい。また、RfおよびRfの炭化水素基は、直鎖状であってもよいし、分岐していてもよいし、環状であってもよい。
なかでも、PFPEとの相溶性の観点から、Rfの炭素は全フッ素化されていることが好ましい。さらに粘度を考慮すると、Rfはトリフルオロメチル基であることが好ましい。また、PFPEとの相溶性の観点から、Rfは、フッ素、または、少なくとも1つの水素原子がフッ素に置換された炭素数1〜3の炭化水素基であることが好ましい。ただし、Rfの炭素が全フッ素化されている場合、Rfは水素、あるいは、フッ素化されていない炭化水素基であってもよい。
(パーフルオロポリエーテル)
PFPEは、全フッ素化された炭素鎖が酸素原子に結合した構造を有するユニット(−C2n−O−)を1以上含む限り、特に限定されない。本実施形態では、フッ素化アルキレンカーボネートが含まれることにより、非水溶媒の相分離が抑制されるため、水素原子を含まない上記ユニットを備えるPFPEを使用することができる。このようなPFPEは、高い難燃性能を有するとともに、比較的低粘度である。そのため、非水電解液として適している。
安全性および粘度を考慮すると、PFPEの重量平均分子量(Mw)は、350以上、2000以下であることが好ましく、350以上、1100未満であることがより好ましい。PFPEのMwがこの範囲であれば、沸点が電池の一般的な使用温度以上(例えば、60℃以上)となって安全性が高まるとともに、粘度が低く抑えられる。
重量平均分子量(Mw)は、分子それぞれの分子量と重量との積の総和を、全重量で割ることにより求められる。実験的には、ゲル浸透クロマトグラフィー(Gel Permeation Chromatography:GPC)と呼ばれる測定方法により算出される。GPCは、分子サイズの差に基づいて分離を行なう液体クロマトグラフィーの一種であり、化合物の分子量分布、および平均分子量分布を測定する手法である。化合物のMwは、GPCの測定装置に光散乱検出器を組み合わせることにより算出される。
PFPEは、例えば、下記式(2)で表される。
Figure 2018195518
式(2)において、末端基であるRおよびRは、アルカリ金属塩が溶解し易くなる点で、アルカリ金属イオンに配位し得る酸素原子を含むことが好ましい。また、末端基であるRおよびRは、難燃性能がさらに向上する点で、フッ素原子を含むことが好ましい。このようなRおよびRとしては、例えば、−C2x−C2y−COO−C2z+1で表されるカルボン酸エステル、−C2x−C2y−O−C2z+1で表されるアルキルエーテル、−C2x−C2y−O−COO−C2z+1で表される炭酸エステル、または、炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基が挙げられる。パーフルオロアルキル基は、直鎖状であってもよいし、分岐していてもよいし、環状であってもよい。RおよびRは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。ただし、PFPEの極性が過度に低下しないように、パーフルオロアルキル基は、RおよびRのいずれか一方であることが好ましい。
bは、[−(C2b−O)−]ユニット(以下、第1ユニットと称す。)における全フッ素化炭素鎖の炭素数を示し、cは、[−(C2c−O)−]ユニット(以下、第2ユニットと称す。)における全フッ素化炭素鎖の炭素数を示す。x、yおよびzはそれぞれ、末端基の炭素数を示す。pおよびq、bおよびc、x、yおよびzは、PFPEのMwが、350以上、2000以下になるように、適宜設定することが好ましい。bおよびcは、例えば、それぞれ1〜3の整数である。bおよびcは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。xおよびyは、例えば、それぞれ0〜3の整数である。xおよびyは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。zは、例えば、1〜3の整数である。
式(2)において、pは第1ユニットの数を示し、qは第2ユニットの数を示す。pおよびqは、例えば、p≧0、q≧0、1≦p+q≦40(好ましくは、1≦p+q≦20)を満たす。pおよびqは、必ずしも整数でなくてもよい。
第1ユニットおよび第2ユニットは、それぞれ直鎖状であってもよいし、分岐していてもよい。直鎖状の第1ユニットおよび/または第2ユニットとしては、例えば、−(CF−O)−、−(CFCF−O)−、−(CFCFCF−O)−、等が挙げられる。分岐した第1ユニットおよび/または第2ユニットとしては、例えば、−(CF(CF)CF−O)−、−(CFCF(CF)−O)−、−(C(CF−O)−、等が挙げられる。
式(2)において、第1ユニットおよび第2ユニットは、いずれも直鎖状であってもよいし、いずれも分岐していてもよいし、一方が直鎖状であって、他方が分岐していてもよい。直鎖状の第1ユニットおよび直鎖状の第2ユニットの組み合わせとしては、例えば、−(CFCFCF−O−)−(CF−O−)−、−(CFCF−O−)−(CF−O−)−、−(CFCFCF−O−)−(CFCF−O−)−、等が挙げられる。
分岐した第1ユニットおよび分岐した第2ユニットの組み合わせとしては、例えば、−(CFCF(CF)−O−)−(CF(CF)CF−O−)−、−(C(CF−O−)−(CF(CF)CF−O−)−、等が挙げられる。
分岐した第1ユニットおよび直鎖状の第2ユニットの組み合わせとしては、例えば、−(CF(CF)CF−O−)−(CFCF−O−)−、−(CF(CF)CF−O−)−(CFCFCF−O−)−、−(CFCF(CF)−O−)−(CFCF−O−)−、等が挙げられる。
pおよびqがいずれも0でない場合、第1ユニットと第2ユニットとは、規則的に配列していてもよいし、ランダムに配列していてもよいし、それぞれがまとまって配列していてもよい。
およびRが、−C2x−C2y−COO−C2z+1で表されるカルボン酸エステルである場合、x=2、y=0、z=1であり、式(2)において、b、c=3、1≦p+q≦20であることが好ましい。このようなPFPEを用いると、フッ素化ジエステルによる極性有機溶媒との相溶性の向上効果が発現され易い。
およびRが、−C2x−C2y−O−C2z+1で表されるアルキルエーテルである場合、同様の観点から、x=2、y=1、z=1であり、式(2)において、b、c=3、1≦p+q≦20であることが好ましい。
およびRが、−C2x−C2y−O−COO−C2z+1で表される炭酸エステルである場合、同様の観点から、x=2、y=1、z=1であり、式(2)において、b、c=3、1≦p+q≦20であることが好ましい。
非水溶媒は、PFPEを1種含んでいてもよいし、組成あるいは構造の異なる2種以上のPFPEを含んでいてもよい。
PFPEは、例えば、パーフルオロオレフィンの光酸化を用いた反応、全フッ素化されたエポキシドのアニオン重合反応等、公知の方法により合成することができる。合成されたPFPEを精密蒸留あるいはカラム精製して、所望のMwを有するPFPEを得ることができる。
(第2の極性溶媒)
第2の極性溶媒としては、アルカリ金属塩を溶解し得る限り特に限定されず、例えば、炭酸エステル、カルボン酸エステル、リン酸エステル、スルホン、エーテル等が挙げられる。
炭酸エステルとしては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート等の環状炭酸エステル、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネート等の鎖状炭酸エステルが挙げられる。カルボン酸エステルとしては、γ−ブチ口ラクトン、γ−バレロラクトン等が挙げられる。リン酸エステルとしては、トリメチルフォスフェート、トリエチルフォスフェート等が挙げられる。スルホンとしては、スルホラン、メチルスルホラン等が挙げられる。エーテルとしては、1,3−ジオキソラン等の環状エーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン等の鎖状エーテルが挙げられる。これらは、1種を単独で、あるいは、2種以上を組み合わせて用いられる。
なかでも、高い誘電率を有し、アルカリ金属塩の溶解性能に優れる点で、炭酸エステル、カルボン酸エステル、リン酸エステルが好ましく、特に環状炭酸エステルが好ましい。これにより、非水電解質の導電率はさらに向上する。
(非水溶媒)
非水溶媒は、PFPEと、フッ素化アルキレンカーボネートと、必要に応じて第2の極性溶媒を含む。
難燃性能およびアルカリ金属塩の溶解性の観点から、非水溶媒におけるPFPEの体積割合は、20%以上、50%以下であることが好ましく、30%以上、40%以下であることがより好ましい。本実施形態によれば、PFPEの上記体積割合が20%以上であっても、非水溶媒の相分離は抑制される。よって、非水電解質の難燃性能を向上させながら、高い導電率を維持することができる。
非水溶媒の相分離を抑制する観点およびアルカリ金属塩の溶解性の観点から、PFPEに対するフッ素化アルキレンカーボネートの体積比率は、0.3以上、3以下であることが好ましく、0.5以上、2以下であることがより好ましい。
アルカリ金属塩の溶解性の観点から、非水溶媒における極性有機溶媒(フッ素化アルキレンカーボネートおよび第2の極性溶媒の合計)の体積割合は、10%以上であることが好ましく、40%以上であることがより好ましい。難燃性能の観点から、非水溶媒における極性有機溶媒の体積割合は、90%以下であることが好ましく、80%以下であることがより好ましい。
(アルカリ金属塩)
アルカリ金属塩は、アルカリ金属カチオンとアニオンとからなり、例えば、式MXで表される。式MXのMはアルカリ金属であり、Na、Li、K、RbおよびCs等が例示される。
式MXのXとしては、Cl、Br、I、BF、PF、CFSO、ClO、CFCO、AsF、SbF、AlCl、N(CFSO2、N(FSO、N(CFCFSO、N(CFSO)(FSO)等が例示される。なかでも、化学的安定性の観点から、Xは、BF、PF、ClO、N(CFSO、N(CFCFSOが好ましい。溶解性の観点から、Xは、N(CFSO、N(FSO、N(CFCFSO、N(CFSO)(FSO)が好ましい。これらは、1種を単独で、あるいは、2種以上を組み合わせて用いられる。
アルカリ金属塩の濃度は特に限定されないが、導電率の観点から、アルカリ金属塩/非水溶媒=1/2〜1/20(モル比)となるように、非水電解質に含まれることが好ましい。
(電池)
本実施形態に係る電池は、上記非水電解質と、正極と、負極と、を備える。非水電解質と正極と負極とは、例えば、有底のケースに収容されるか、あるいは、フィルム材によりラミネートされる。電池は、一次電池であってもよいし、二次電池であってもよい。
(正極)
正極は、アルカリ金属カチオンの吸蔵および放出が可能な正極活物質を含む。
このような正極は、例えば、正極活物質を含む正極合剤を、円盤状に成形することにより得られる。あるいは、正極は、正極集電体に正極合剤を含む層(正極合剤層)を保持させることにより得られる。
正極合剤層は、正極合剤と液状成分とを混合してスラリー状とし、正極集電体の表面に塗布した後、乾燥させることにより、正極集電体に保持させることができる。正極合剤層は、導電助剤、イオン伝導体、バインダー等を含んでいてもよい。また、正極集電体と正極合剤層との間に、カーボンなどの炭素材料を介在させてもよい。これにより、抵抗値の低減、触媒効果、正極合剤層と正極集電体との密着性の向上等が期待できる。正極集電体の厚みは特に限定されず、例えば、5〜300μmである。正極合剤層の厚みも特に限定されず、例えば、30〜300μmである。
アルカリ金属がリチウムの場合、正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵および放出することができる公知の材料が用いられる。正極活物質としては、例えば、遷移金属酸化物、リチウム含有遷移金属酸化物、リチウム−遷移金属リン酸化合物(LiFePO等)、リチウム−遷移金属硫酸化合物(LiFe(SO等)等が挙げられる。
遷移金属酸化物としては、コバルト酸化物、ニッケル酸化物、マンガン酸化物、五酸化バナジウム(V)に代表されるバナジウム酸化物、あるいは、これら遷移金属の複合酸化物等が挙げられる。リチウム含有遷移金属酸化物としては、リチウム−マンガン複合酸化物(LiMn等)、リチウム−ニッケル複合酸化物(LiNiO等)、リチウム−コバルト複合酸化物(LiCoO等)、リチウム−鉄複合酸化物(LiFeO等)、リチウム−ニッケル−コバルト−マンガン複合酸化物(LiNi0.5Co0.2Mn0.3、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、LiNi0.4Co0.2Mn0.4等)、リチウム−ニッケル−コバルト−アルミニウム複合酸化物(LiNi0.8Co0.15Al0.05、LiNi0.8Co0.18Al0.02等)、リチウム−ニッケル−マンガン複合酸化物(LiNi0.5Mn0.5等)、リチウム−ニッケル−コバルト複合酸化物(LiNi0.8Co0.2等)等が挙げられる。なかでも、エネルギー密度が高くなり易い点で、リチウム−コバルト複合酸化物、リチウム−ニッケル−コバルト−マンガン複合酸化物、リチウム−ニッケル−コバルト−アルミニウム複合酸化物が好ましい。
アルカリ金属がナトリウムの場合、正極活物質としては、ナトリウムイオンを吸蔵および放出することができる公知の材料が用いられる。正極活物質としては、例えば、遷移金属酸化物、ナトリウム含有遷移金属酸化物、ナトリウム−遷移金属リン酸化合物(NaFePO等)、ナトリウム−遷移金属硫酸化合物(NaFe(SO等)等が挙げられる。
遷移金属酸化物としては、リチウムイオンを吸蔵および放出することができる遷移金属酸化物として挙げた材料が、同様に挙げられる。ナトリウム含有遷移金属酸化物としては、例えば、マンガン酸ナトリウム(NaMnO)、亜クロム酸ナトリウム(NaCrO2)、鉄マンガン酸ナトリウム(Na2/3Fe1/3Mn2/32)等が挙げられる。
正極集電体としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、チタン、あるいはこれらの合金等の金属材料を含むシート(箔、メッシュ等)またはフィルムが挙げられる。なかでも、コストの点で、アルミニウムあるいはその合金を含むシートが好ましい。正極集電体は、多孔質であってもよいし、無孔であってもよい。
導電助剤は、正極の抵抗を低減するために用いられる。導電助剤としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、アセチレンブラックなどの炭素材料、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子等が挙げられる。正極合剤に含まれる導電助剤の量は、正極活物質100質量部あたり、例えば5〜30質量部である。
イオン伝導体は、正極の抵抗を低減するために用いられる。イオン伝導体としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリメタクリル酸メチルなどのゲル電解質、ポリエチレンオキシドなどの固体電解質等が挙げられる。正極合剤に含まれるイオン伝導体の量は、正極活物質100質量部あたり、例えば5〜30質量部である。
バインダーは、正極合剤層に含まれる材料の結着性を向上するために用いられる。バインダーとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ビニリデンフロライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ビニリデンフロライド−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド等が挙げられる。正極合剤に含まれるバインダーの量は、正極活物質100質量部あたり、例えば3〜15質量部である。
(負極)
負極は、アルカリ金属カチオンの吸蔵および放出が可能な負極活物質を含む。
このような負極は、例えば、アルカリ金属単体および/またはアルカリ金属の合金を所定の形状に打ち抜いて、負極集電体に圧着することによって形成される。あるいは、負極集電体にアルカリ金属単体および/またはアルカリ金属を電析または蒸着等することによって形成される。さらには、正極と同様に、負極集電体に、負極活物質を含む負極合剤の層(負極合剤層)を保持させることにより得られる。負極集電体の厚みは特に限定されず、例えば、5〜300μmである。負極合剤層の厚みも特に限定されず、例えば、30〜300μmである。負極合剤層は、上記の導電助剤、イオン伝導体、バインダー等を含んでいてもよい。また、負極集電体と負極合剤層との間に、カーボンなどの炭素材料を介在させてもよい。
アルカリ金属がリチウムの場合、負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵および放出することができる公知の材料が用いられる。負極活物質としては、例えば、金属リチウム単体、リチウム合金、ケイ素、ケイ素合金、難黒鉛化性炭素、リチウム含有金属酸化物等が挙げられる。難黒鉛化性炭素としては、例えば、黒鉛、ハードカーボン、コークス等が挙げられる。リチウム含有金属酸化物としては、チタン酸リチウム(LiTi12)等が挙げられる。リチウム合金は、リチウムとリチウム以外の元素Yとを含む合金である。元素Yは、例えば、ケイ素、錫、アルミニウム等である。リチウム合金に含まれる元素Yの含有量は、原子比で20%以下であることが好ましい。
アルカリ金属がナトリウムの場合、負極活物質としては、ナトリウムイオンを吸蔵および放出することができる公知の材料が用いられる。負極活物質としては、例えば、金属ナトリウム単体、ナトリウム合金、ケイ素、ケイ素合金、難黒鉛化性炭素、ナトリウム含有金属酸化物等が挙げられる。難黒鉛化性炭素としては、リチウムイオンを吸蔵および放出することができる難黒鉛化性炭素として挙げた材料が、同様に挙げられる。ナトリウム含有金属酸化物としては、チタン酸ナトリウム(Na2Ti37、Na4Ti512)等が挙げられる。ナトリウム合金は、ナトリウムとナトリウム以外の元素Zとを含む合金である。元素Zは、例えば、錫、ゲルマニウム、亜鉛、ビスマス、インジウム等である。ナトリウム合金に含まれる元素Zの含有量は、原子比で20%以下であることが好ましい。
負極集電体としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、銅、あるいはこれらの合金等の金属材料を含むシート(箔、メッシュ等)またはフィルムが挙げられる。なかでも、コストの点で、アルミニウムあるいはその合金を含むシートが好ましい。負極集電体は、多孔質であってもよいし、無孔であってもよい。
図1に、本実施形態に係る電池(二次電池)の断面を模式的に示す。
電池10は、図示しない非水電解質と、正極11と、負極12とを備える。電池10は、ラミネート型の電池であって、非水電解質と正極11と負極12とは、フィルム状の外装14によりラミネートされている。
正極11と負極12とは、セパレータ13を介して対向し、電極群を構成する。正極11は、正極集電体111と、正極集電体111に保持される正極合剤層112とを含む。負極12は、負極集電体121と、負極集電体121に保持される負極合剤層122とを含む。正極集電体111には、正極リード端子15が接続している。正極リード端子15は、外装14の外部に導出されている。同様に、負極集電体121には、負極リード端子16が接続している。負極リード端子16は、外装14の外部に導出されている。
セパレータ13としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ガラス、セルロース、セラミックス等から形成される多孔質膜が挙げられる。多孔質膜の細孔内には、非水電解質が含浸される。
[実施例]
以下、本発明を実施例に基づいて、更に詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
まず、非水電解質の均質性および導電性について評価した。
[実施例1]
下記のPFPE、フッ素化アルキレンカーボネート(第2溶媒)、および、炭酸エステル(第3溶媒)を、表1に示す割合で混合して非水溶媒を得た。次いで、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF、アルカリ金属塩)を、非水溶媒に対して1モル%濃度となるように溶解させて、非水電解質Aを得た。非水電解質Aは、アルゴングローブボックス内で調製した。
PFPEとして、式(2a)で表される化合物(Perfluoro(2,5-dimethyl-3,6-dioxanonanoic acid), methyl carbonate、Mw:525)を用いた。
Figure 2018195518
第2溶媒(フッ素化アルキレンカーボネート)として、トリフルオロプロピレンカーボネート(TFPC、Rf1=CF、Rf2=H)を用いた。
第3溶媒としてフルオロ炭酸エチレン(FEC)炭酸ジメチル(DMC)を、FEC:DMC=1:4(体積比)で混合したものを用いた。
得られた非水電解質Aの均質性を、目視により評価した。アルカリ金属塩の析出および/または溶媒同士の相分離が確認された場合、「不良」と評価した。アルカリ金属塩の析出および溶媒同士の相分離がいずれも確認されなかった場合、「良」と評価した。また、25℃における導電率を測定した。評価結果を併せて表1に示す。
[実施例2]
各溶媒の混合割合を変えたこと以外は、実施例1と同様にして、非水電解質Bを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[実施例3]
各溶媒の混合割合を変えたこと以外は、実施例1と同様にして、非水電解質Cを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[実施例4]
各溶媒の混合割合を変えたこと以外は、実施例1と同様にして、非水電解質Dを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[実施例5]
PFPEとして、式(2b)で表される化合物(Perfluoro(2,5-dimethyl-3,6-dioxanonanoic acid), methyl ester、CAS No. 26131-32-8、Mw:509)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、非水電解質Eを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
Figure 2018195518
[比較例1]
フッ素化アルキレンカーボネート(第2溶媒)を用いなかったこと、および、炭酸エステルとPFPEとの混合割合を変えたこと以外は、以外は、実施例1と同様にして、非水電解質aを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[比較例2]
第2溶媒としてフッ素化アルキレンカーボネートに替えてアセトニトリル(AN)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、非水電解質bを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[比較例3]
第2溶媒としてフッ素化アルキレンカーボネートに替えてジメトキシエタン(DME)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、非水電解質cを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[比較例4]
第2溶媒としてフッ素化アルキレンカーボネートに替えてプロピレンカーボネート(PC)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、非水電解質dを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[比較例5]
第2溶媒としてフッ素化アルキレンカーボネートに替えてプロピレンカーボネート(PC)を用いたこと以外は、実施例2と同様にして、非水電解質eを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[比較例6]
第2溶媒としてフッ素化アルキレンカーボネートに替えてプロピレンカーボネート(PC)を用いたこと以外は、実施例3と同様にして、非水電解質fを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[比較例7]
第2溶媒としてフッ素化アルキレンカーボネートに替えてプロピレンカーボネート(PC)を用いたこと以外は、実施例4と同様にして、非水電解質gを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
[比較例8]
第2溶媒としてフッ素化アルキレンカーボネートに替えてプロピレンカーボネート(PC)を用いたこと以外は、実施例5と同様にして、非水電解質hを調製し、評価した。各溶媒の混合割合および評価結果を表1に示す。
Figure 2018195518
表1に示されるように、PFPEとともに、フッ素化アルキレンカーボネート(TFPC)を含む非水電解質A〜Eは、相分離およびアルカリ金属塩の析出は確認されず、均一であり、優れた導電率を有している。一方、フッ素化アルキレンカーボネートを含まない非水電解質a〜hは、相分離が確認された。そのため、非水電解質a〜hは導電性を示さなかった。
以下、電池の性能を評価した。
[実施例6]
(1)正極の作製
LiNi0.8Co0.18Al0.02(正極活物質。以下、NCA)と、アセチレンブラック(導電助剤。以下、AB)と、ポリフッ化ビニリデン(バインダー。以下、PVDF)とを、NCA/AB/PVDF=8/1/1(重量比)となるようにN−メチル−2−ピロリドンに分散し、スラリーを得た。得られたスラリーをアルミニウム箔(正極集電体)の片面に塗布した後、105℃で乾燥して、正極合剤層を形成した。次いで、得られたアルミニウム箔と正極合剤層との積層体を圧延し、直径20mmの正方形に打ち抜いて、正極を得た。
(2)負極の作製
一辺20mmの正方形のニッケルメッシュに、リチウム金属箔を圧着して、負極を得た。
(3)電池の作製
上記で得られた正極と負極とを、セパレータ(ポリエチレン製の微多孔膜)を介して対向させて、電極群を作製した。電極群と、実施例1で調製された非水電解質Aとを、フィルム材(樹脂層およびアルミニウム層を備える積層体)でラミネートして、ラミネート型のリチウム二次電池を得た。
(4)放電容量の評価
得られたリチウム二次電池に対して、25℃の恒温槽内にて、以下の条件で充放電試験を行った。充放電試験は、充電から開始して、30分の休止の後に放電を行なった。充電および放電のサイクルを3回繰り返した。3サイクル目で、安定した充放電動作が確認された。3サイクル目の放電容量を、正極活物質1gあたりの容量に換算した値(mAhg−1)として算出した。結果を表2に示す。
(充電)
正極活物質の理論容量に対して0.1Cレートとなる電流値で、定電流定電圧で、充電を行った。充電上限電圧は、4.2Vとした。定電圧時の下限電流値は、0.05Cレートとした。
(放電)
放電下限電圧を2.5Vとし、0.05Cレートとなる電流値で、放電を行った。
[実施例7]
実施例4で調製した非水電解質Dを用いたこと以外は、実施例6と同様にしてリチウム二次電池を作製して、充放電試験を行い、放電容量を算出した。結果を表2に示す。
[比較例9]
フルオロ炭酸エチレン(FEC)炭酸ジメチル(DMC)を、FEC:DMC=1:4(体積比)で混合した非水溶媒に、1モル/Lとなる濃度でLiPFを溶解させた非水電解質iを用いたこと以外は、実施例6と同様にしてリチウム二次電池を作製して、充放電試験を行い、放電容量を算出した。結果を表2に示す。
Figure 2018195518
表2に示すように、非水溶媒に対して20体積%以上のPFPEを含む非水電解質AおよびDを用いた電池は、PFPEを含まない非水電解質iを用いた電池と同等の放電容量を有した。すなわち、本実施形態の非水電解液は、PFPEを高い割合で含む場合であっても、フッ素化アルキレンカーボネートと併用されることにより、電池の充放電動作に耐えうる十分な電気化学安定性を示し、従来使用されるカーボネート系の非水電解質と遜色ない性能を電池に付与できることが確認された。
以上、PFPEにフッ素化アルキレンカーボネートを併用することにより、PFPEの含有割合を任意に設定することができる。よって、非水電解質の設計の自由度が高まるとともに、電池の安全性を高めることができる。
本発明の非水電解質は、導電率が高く、さらに優れた難燃性能を有するため、様々な電池の電解質として利用することができる。
10:電池
11:正極
111:正極集電体
112:正極合剤層
12:負極
121:負極集電体
122:負極合剤層
13:セパレータ
14:外装
15:正極リード端子
16:負極リード端子

Claims (7)

  1. 非水溶媒と、
    前記非水溶媒に溶解したアルカリ金属塩と、を含み、
    前記非水溶媒は、
    パーフルオロポリエーテルと、
    下記式(1)
    Figure 2018195518
    (式中、Rfは、少なくとも1つの水素原子がフッ素に置換された炭素数1〜3の炭化水素基であり、Rfは、水素、フッ素、炭素数1〜3の炭化水素基、あるいは、少なくとも1つの水素原子がフッ素に置換された炭素数1〜3の炭化水素基であ。)
    で表されるカーボネート化合物と、を含む、非水電解質。
  2. 前記非水溶媒が、さらに、前記式(1)で表される以外の極性有機溶媒を含む、請求項1記載の非水電解質。
  3. 前記パーフルオロポリエーテルが、
    下記式(2)
    Figure 2018195518
    (式中、RおよびRは、それぞれ独立して、−C2x−C2y−COO−C2z+1で表されるカルボン酸エステル、−C2x−C2y−O−C2z+1で表されるアルキルエーテル、−C2x−C2y−O−COO−C2z+1で表される炭酸エステル、または、炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基であり、b、cはそれぞれ独立して1〜3の整数であり、x、yはそれぞれ独立して0〜3の整数であり、zは1〜3の整数であり、pおよびqは、p≧0、q≧0、および、1≦p+q≦40を満たす。)
    である、請求項1または2に記載の非水電解質。
  4. 前記非水溶媒における前記パーフルオロポリエーテルの体積割合が、20%以上、50%以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非水電解質。
  5. 前記非水溶媒における前記パーフルオロポリエーテルの体積割合が、30%以上、40%以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非水電解質。
  6. 前記式(1)において、前記Rfがトリフルオロメチル基であり、前記Rfが水素である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の非水電解質。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の非水電解質と、
    アルカリ金属カチオンの吸蔵および放出が可能な正極活物質を含む正極と、
    アルカリ金属カチオンの吸蔵および放出が可能な負極活物質を含む負極と、を備える電池。
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