JP2018195193A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転システムの動作状況を把握するうえで重要な走行情報を記録することができる記録装置および記録方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る記録装置は、取得部と、設定部と、選別部とを備える。取得部は、車両の運転者の生体情報を取得する。設定部は、取得部によって取得された生体情報に基づき、車両の走行情報の重要度を設定する。選別部は、設定部によって設定された重要度に基づいて記憶部に残す走行情報を選別する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態に係る記録装置は、取得部と、設定部と、選別部とを備える。取得部は、車両の運転者の生体情報を取得する。設定部は、取得部によって取得された生体情報に基づき、車両の走行情報の重要度を設定する。選別部は、設定部によって設定された重要度に基づいて記憶部に残す走行情報を選別する。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録装置および記録方法に関する。
従来、車両の走行情報を記録する記録装置がある。かかる記録装置は、例えば、車両の衝突や、自動ブレーキ等を契機として前後の走行情報を記録する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、例えば、LKA(Lane Keeping Assist)や、自動運転などの比較的長い期間連続して動作する運転システムの動作状況を把握するうえで重要な走行情報が記録されない場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、運転システムの動作状況を把握するうえで重要な走行情報を記録することができる記録装置および記録方法を提供することを目的とする。
本発明は、記録装置において取得部と、設定部と、選別部とを備える。取得部は、車両の運転者の生体情報を取得する。設定部は、前記取得部によって取得された前記生体情報に基づき、前記車両の走行情報の重要度を設定する。選別部は、前記設定部によって設定された前記重要度に基づいて記憶部に残す前記走行情報を選別する。
本発明によれば、運転システムの動作状況を把握するうえで重要な走行情報を記録することができる。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る記録装置および記録方法を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて実施形態に係る記録方法の概要について説明する。図1は、記録方法の概要を示す図である。なお、かかる記録方法は、図1に示す記録装置1によって実行される。
図1に示すように、実施形態に係る記録装置1は、車両Cに搭載される。また、記録装置1は、例えば、車両Cに搭載された各種センサ等(図2にて後述)から車両Cの走行状態を示す走行情報を記憶部3に記録する。
また、車両Cは、ACC(Adaptive Cruise Control)や、LKA(Lane Keeping Assist)などの運転システムを備える。記録装置1は、かかる運転システムによる制御結果を走行情報として記録することもできる。
ここで、従来技術では、車両の衝突や、自動ブレーキ等を契機に前後の走行情報を記録していた。すなわち、従来技術では、上述の運転システムが正しく動作していない場合であっても、事故等が発生しなければ、運転システムの制御結果が記憶部に記録されないおそれがあった。
具体的には、従来技術では、運転システムの動作中に、例えば、車両Cが他車両に接近し、運転者Dが危険を感じた場合であっても、かかる期間の走行情報が記録されない場合があった。
また、運転システムの動作中に常に走行情報を記憶部に記録するとメモリ容量が一杯になり、重要な走行情報が不要な走行情報で上書きされる場合があった。
そこで、実施形態に係る記録方法では、運転者Dの生体情報に基づき、走行情報に対する重要度を設定し、かかる重要度に基づいて走行情報を記録することとした。
具体的には、実施形態に係る記録方法では、まず、運転者Dの生体情報を取得する(ステップS1)。実施形態に係る記録方法では、生体情報として、運転者Dの脈拍、体温、血圧、発汗量、声量等を取得することができる。また、生体情報は、運転者Dの脳波などであってもよい。
次に、実施形態に係る記録方法では、生体情報に基づき、走行情報の重要度を設定する(ステップS2)。実施形態に係る記録方法では、例えば、運転者Dの脈拍が早くなった場合や、血圧が高くなった場合などに走行情報の重要度が高いと判定する。
ここで、脈拍や血圧は、運転者Dの感情の変化に伴って変動する。例えば、運転者Dがびっくりした場合、脈拍は早くなり、運転者Dが怒った場合、血圧は高くなる。
すなわち、実施形態に係る記録方法では、生体情報に基づき運転者Dの感情の変化を捉えることで、走行情報に対して重要度を設定する。換言すると、実施形態に係る記録方法では、運転者Dの感情が変化する期間の走行情報には、運転システムの動作状況を把握するうえで重要な情報が含まれるとして重要度を高く設定する。
そして、実施形態に係る記録方法では、設定した重要度に基づいて記憶部3に残す走行情報を選別する(ステップS3)。実施形態に係る記録方法では、走行情報の重要度が高いほど、優先的に記憶部3に記憶させることができる。
例えば、実施形態に係る記録方法では、走行情報を記憶部3に書き込み、記憶部3のメモリ容量が一杯となった場合に、重要度の低い走行情報に対して重要度の高い走行情報で上書きを行う。
これにより、記憶部3には、生体情報に基づく重要度の高い走行情報が重要度の低い走行情報に比べ選択的に記憶されることとなる。換言すると、実施形態に係る記録方法では、運転者Dの感情が変化した際の走行情報を記憶部3に残す走行情報として選別する。
すなわち、実施形態に係る記録方法では、運転者Dの感情が変化する期間の走行情報が記憶部3に優先的に記録されることとなる。つまり、実施形態に係る記録方法では、運転者Dの感情が変化した場合に、車両Cが通常と異なる挙動を示したとして、かかる期間の走行情報を記憶部3に記憶する。
したがって、実施形態に係る記録方法によれば、運転システムの動作状況を把握するうえで重要な走行情報を記録することができる。
次に、図2を用いて実施形態に係る記録装置1の構成について説明する。図2は、記録装置1のブロック図である。なお、図2には、心拍数センサ6、運転システム7、車速センサSc1、アクセル開度センサSc2、ブレーキセンサSc3、舵角センサSc4等を併せて示す。
心拍数センサ6は、例えば、運転者Dが装着するウェラブルデバイスであり、運転者Dの心拍数を検出し、記録装置1へ出力する。なお、心拍数センサ6を、車両Cのハンドルや、運転席に備えることにしてもよい。
運転システム7は、例えば、車両Cに搭載されたレーダ装置などの障害物検出装置等(図示略)に基づいて運転者Dの運転操作を支援する。運転システム7は、ACC(Adaptive Cruise Control)や、LKA(Lane Keeping Assist)、自動ブレーキシステム、自動駐車システム等の運転者Dの運転を支援する運転支援システムや、自動運転システムを含む。そして、運転システム7は、自身の動作状況や、障害物検出装置等の出力結果を含むシステム情報を所定周期で記録装置1へ出力する。
車速センサSc1は、車両Cの車速を検出し、記録装置1へ出力する。アクセル開度センサSc2は、車両Cのアクセル開度を検出し、記録装置1へ出力する。ブレーキセンサSc3は、車両Cのブレーキの動作状況を検出し、記録装置1へ出力する。
また、舵角センサSc4は、車両Cの操舵角を検出し、記録装置1へ出力する。なお、以下では、車速センサSc1、アクセル開度センサSc2、ブレーキセンサSc3および舵角センサSc4を総称してセンサScと記載する場合がある。
記録装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。制御部2は、取得部21と、算出部22と、設定部23と、選別部24と、削除部25とを備える。制御部2は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の取得部21、算出部22、設定部23、選別部24および削除部25として機能する。
また、制御部2の取得部21、算出部22、設定部23、選別部24および削除部25のいずれかまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、例えば、RAM3aと、ROM3bとを備える。RAM3aは、揮発性の記憶媒体であり、走行情報を一時的に記録する一次記憶領域31を有する。また、ROM3bは、不揮発性の記憶媒体であり、運転者情報33およびマップ情報34や各種プログラムの情報を記憶することができる。また、ROM3bは、走行情報を記憶する走行情報記録領域32を有する。一次記憶領域31および走行情報記録領域32の詳細については、図4を用いて後述する。なお、記録装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
制御部2の取得部21は、車両Cの運転者Dの生体情報を取得する。具体的には、取得部21は、心拍数センサ6から入力される心拍数を生体情報として取得することができる。
なお、取得部21は、運転者Dが発した音声や、運転者Dの体温、発汗量、血圧等を生体情報として取得することにしてもよい。取得部21は、取得した生体情報を算出部22へ出力する。
また、取得部21は、運転システム7から入力されるシステム情報に基づき、運転システム7が動作している場合のみ、走行情報を記憶部3の一次記憶領域31に書き込む。すなわち、取得部21は、上記のACCやLKA、自動ブレーキなどが動作中の走行情報を一次記憶領域31に書き込む。
例えば、取得部21は、センサScから入力される車両Cの走行状態を示す走行情報に、車両Cの位置を示す位置情報や、時刻を示す時刻情報等を付与し、一次記憶領域31に記憶させる。なお、かかる走行情報には上記のシステム情報が含まれる。
算出部22は、取得部21から入力される生体情報に基づいて運転者Dの単位時間当たりの心拍数を算出し、算出毎に設定部23へ出力する。算出部22は、車両Cのイグニッションスイッチがオンとなるタイミングからオフになるまで運転者Dの単位時間(例えば、1分間)当たりの心拍数を算出する。
そして、算出部22は、算出した心拍数の推移に基づいて運転者Dの正常時の心拍数を算出することもできる。例えば、算出部22は、算出した全ての心拍数についてヒストグラムを作成し、かかるヒストグラムにおいて最も分布が多かった心拍数を運転者の平常時の心拍数として算出することができる。
算出部22は、算出した運転者Dの平常時の心拍数を記憶部3に運転者情報33として記憶する。ここで、運転者情報33について説明する。運転者情報33は、運転者Dに関する情報であり、上記したように、運転者Dの平常時の心拍数に加え、性別、年齢等を含む。
かかる性別や、年齢等の情報は、例えば、記録装置1の初回起動時において運転者Dが、図示しない操作部を用いて入力することができる。なお、運転者情報33は、設定部23が重要度を補正するために使用される。
設定部23は、取得部21によって取得された生体情報に基づいて走行情報の重要度を設定する。例えば、設定部23は、算出部22から入力される運転者Dの単位時間当たりの心拍数の変化量に基づいて重要度を設定することができる。
ここで、図3Aを用いて設定部23による重要度を設定する処理について説明する。図3Aは、重要度の設定処理を説明する図である。図3Aに示すように、設定部23は、例えば、心拍数の変化量が高いほど、重要度を高く設定する。
すなわち、設定部23は、運転者Dが平常時と異なる感情となった場合に、かかる感情の切り替わるタイミングの走行情報に対して高い重要度を設定することができる。
一方、設定部23は、例えば、運転者Dが平常時から感情の変化が小さい期間の走行情報に対しては低い重要度を設定する。また、図3Aに示すように、設定部23は、算出された心拍数が平常時の心拍数である期間の走行情報について敢えて重要度を設定しないようにすることもできる。重要度が設定されなかった走行情報は、例えば、上記した一次記憶領域31において後続の走行情報へ上書きされることとなる。
このように、設定部23は、心拍数の変化量に基づいて重要度を設定することで運転者Dの感情が変化する度合に応じて適切に重要度を設定することができる。
また、設定部23は、上記した運転者情報33に基づいて図3Aに示した重要度を補正することもできる。すなわち、設定部23は、心拍数には運転者Dごとに個人差があり、体調や年齢等によって異なるため、運転者Dごとに走行情報に設定する重要度を補正することができる。
設定部23は、例えば、図3Aに示した心拍数の変化量に対して年齢に対応する係数(以下、補正係数という)を乗算することで、重要度を補正することができる。なお、年齢が高いほど、心拍数が減少する傾向があることより、設定部23は、補正係数を例えば、年齢が高いほど低い値に設定して重要度を補正することもできる。
また、設定部23は、運転者Dの心拍数の推移に基づいて補正係数を設定することもできる。具体的には、設定部23は、運転者Dが過去に車両Cに乗車した際に、ワントリップを通して心拍数の推移の変化量が少なかった場合、補正係数を高い値に設定することができる。
すなわち、設定部23は、運転者Dごとに感情の変化に対する心拍数の変化量を補正する。これは、感情の変化と、心拍数の変化量との相関が運転者Dごとに異なるためである。
このため、設定部23は、運転者Dの過去の心拍数の推移に基づいて補正係数を設定することで、運転者Dごとに走行情報の重要度を適切に設定することができる。
また、設定部23は、車両Cの位置情報に基づいて走行情報の重要度を設定することもできる。なお、設定部23は、図2に示したマップ情報34および位置情報に基づいて走行情報の重要度を設定することもできる。
ここで、かかる点の詳細について図3Bを用いて説明する。図3Bは、マップ情報34の具体例を示す図である。図3Bに示すように、マップ情報34は、例えば、事故多発地点等の位置を示す情報である。
設定部23は、車両Cが事故多発地点を通過する期間の走行情報の重要度を高く設定することができる。例えば、設定部23は、車両Cが事故多発地点を走行する期間の走行情報を最も高い重要度に設定する。
これは、車両Cが事故多発地点を通過する期間に、事故に遭遇する確率や、運転者Dが危険に感じる確率が高いためである。かかる場合に、設定部23は、走行情報の重要度を最も高く設定することで、事故等が発生した場合に、かかる事故等の原因を特定するための走行情報を記録することができる。
なお、ここでは、マップ情報34が事故多発地点を示す情報である場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、ヒヤリハット地点や、運転システムに対して過去に苦情が多発した地点等を示すマップであってもよい。
また、設定部23は、例えば、車両Cの各種制御機器に異常が生じた場合に、走行情報の重要度を最も高く設定することもできる。具体的には、取得部21が、車両Cの異常を示す警告信号(いわゆるダイアグ出力)を取得した場合に、設定部23は、かかる警告信号の取得前後の走行情報の重要度を最も高く設定することもできる。
つまり、設定部23は、警告信号に基づいて走行情報の重要度を設定することで、車両Cに異常が生じた場合の走行情報を記録することができる。修理者は、かかる走行情報に基づいて車両Cを修理することで修理時間を短縮することもできる。
図2の説明に戻り、選別部24について説明する。選別部24は、設定部23によって設定された重要度に基づいて記憶部3に残す走行情報を選別する。
ここで、図4を用いて選別部24による処理について説明する。図4は、選別部24による処理の具体例を示す図である。なお、図4には、一次記憶領域31と走行情報記録領域32とを示す。
選別部24は、一次記憶領域31に一次的に記憶された走行情報について設定部23が重要度を設定した場合に、走行情報記録領域32に残す走行情報を選別する。
選別部24は、図4に示すように、一次記憶領域31に書き込まれた走行情報の重要度が「大」である場合、かかる走行情報を走行情報記録領域32に記録された最も重要度が低い走行情報が記録されるアドレスに上書きする。
これにより、走行情報記録領域32には、重要度の高い走行情報が重要度の低い走行情報に優先して記録されることとなる。ところで、走行情報記録領域32に記録された走行情報の重要度と、一次記憶領域31に記憶された重要度とがすべて同じである場合がある。
かかる場合に、選別部24は、走行情報記録領域32に記録された走行情報のうち、最も古い走行情報が記録されるアドレスに、一次記憶領域31の走行情報を上書きする。つまり、選別部24は、複数の走行情報の重要度が等しい場合、時間的に新しい走行情報を走行情報記録領域32に残すようにする。
図2の説明に戻って制御部2の削除部25について説明する。削除部25は、記憶部3の走行情報記録領域32に所定期間記憶された走行情報を削除する。
具体的には、削除部25は、走行情報記録領域32に記憶された走行情報の時刻情報に基づき、例えば、1週間記憶された走行情報を走行情報記録領域32から削除する。
仮に、削除部25が、走行情報を削除しない場合、走行情報記録領域32には重要度が最も高い走行情報で飽和することになる。すなわち、削除部25が、古くなった走行情報を定期的に削除することで、走行情報記録領域32にメモリの空き容量が生じるため、様々な重要度が設定された走行情報を記憶することができる。
次に、図5を用いて実施形態に係る記録装置1が実行する処理手順について説明する。図5は、記録装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。かかる処理手順は、記録装置1の制御部2によって繰り返し実行される。
図2に示すように、まず、制御部2の取得部21は、生体情報および走行情報を取得し(ステップS101)、運転システム7は動作中か否かを判定する(ステップS102)。
かかる判定において、運転システム7が動作中である場合(ステップS102,Yes)、取得部21は、走行情報を一次記憶領域31に書き込む(ステップS103)。一方、運転システムが動作中でない場合(ステップS102,No)、制御部2は、ステップS101の処理を繰り返す。
続いて、設定部23は、生体情報に基づき、重要度を設定する(ステップS104)。そして、選別部24は、重要度に基づいて走行情報記録領域32に残す走行情報を選別し(ステップS105)、処理を終了する。
上述したように、実施形態に係る記録装置1は、取得部21と、設定部23と、選別部24とを備える。取得部21は、車両Cの運転者Dの生体情報を取得する。設定部23は、取得部21によって取得された生体情報に基づき、車両Cの走行情報の重要度を設定する。選別部24は、設定部23によって設定された重要度に基づいて記憶部3に残す走行情報を選別する。したがって、実施形態に係る記録装置1によれば、運転システムの動作状況を把握するうえで重要な走行情報を記録することができる。
ところで、上述した実施形態では、記録装置1が記録装置1の記憶部3に走行情報を記録する場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、記憶部3は、記録装置1の外部に設置された記憶媒体であってもよい。
また、かかる場合に、例えば、記録装置1が、一次記憶領域31のみを有し、外部の記憶媒体に走行情報記録領域32を備える構成とすることにしてもよい。
また、上述した実施形態では、一次記憶領域31がRAM3aである場合について説明したが、一次記憶領域31をROM3bに設けることにしてもよい。かかる場合に、例えば、事故等により、記憶部3に対する電力供給が遮断された場合であっても、一次記憶領域31に記憶された走行情報の消失を防ぐことができる。
また、上述した実施形態では、記録装置1が、生体情報として運転者Dの心拍数を用いる場合について説明したが、生体情報は運転者Dの血圧や、声、脈拍、発汗量等であってもよい。
また、記録装置1は、運転者Dの生体情報に限られず、運転者D以外の乗員の生体情報を用いて走行情報の重要度を設定することにしてもよい。また、記録装置1は、生体情報に代えて運転システム7の処理負荷に基づいて走行情報の重要度を設定することにしてもよい。
具体的には、運転システム7の処理負荷が高い場合、運転システム7の誤動作などが想定される。このため、記録装置1は、かかる処理負荷に応じて重要度を設定することで、運転システム7に異常が生じた場合の走行情報を記録することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な様態は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲および、その均等物によって定義される統括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変化が可能である。
1 記録装置
3 記憶部
21 取得部
22 算出部
23 設定部
24 選別部
25 削除部
31 一次記憶領域
32 走行情報記録領域
C 車両
D 運転者
3 記憶部
21 取得部
22 算出部
23 設定部
24 選別部
25 削除部
31 一次記憶領域
32 走行情報記録領域
C 車両
D 運転者
Claims (7)
- 車両の運転者の生体情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記生体情報に基づき、前記車両の走行情報の重要度を設定する設定部と、
前記設定部によって設定された前記重要度に基づいて記憶部に残す前記走行情報を選別する選別部と
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記記憶部に所定期間記憶された前記走行情報を削除する削除部
をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記取得部は、
前記生体情報として前記運転者の心拍数を取得し、
前記設定部は、
前記心拍数の単位時間当たりの変化量が大きいほど、前記重要度を高く設定すること
を特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。 - 前記心拍数に基づいて前記運転者の平常時の心拍数を算出する算出部
をさらに備え、
前記設定部は、
前記算出部によって算出された前記平常時の心拍数に基づいて前記重要度を補正すること
を特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 前記取得部は、
前記車両の警告信号を取得し、
前記設定部は、
前記取得部によって前記警告信号が取得された場合に、前記重要度を最も高く設定すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の記録装置。 - 前記取得部は、
前記車両の位置情報を取得し、
前記設定部は、
前記取得部によって取得された前記位置情報が予め設定されたエリアである場合に、前記重要度を最も高く設定すること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の記録装置。 - 車両の運転者の生体情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された前記生体情報に基づき、前記車両の走行情報の重要度を設定する設定工程と、
前記設定工程によって設定された前記重要度に基づいて記憶部に残す前記走行情報を選別する選別工程と
を含むことを特徴とする記録方法。
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---|---|---|---|---|
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CN114863654A (zh) * | 2021-02-03 | 2022-08-05 | 本田技研工业株式会社 | 信息通知系统以及信息通知方法 |
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- 2017-05-19 JP JP2017100187A patent/JP2018195193A/ja active Pending
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