JP2018194918A - システム、方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者用のウェアラブル端末においては、作業者による作業の中断に対応できることが望ましい。【解決手段】作業者の頭部に装着されるウェアラブル端末を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を作業者に提供するためのシステムが提供される。システムは、作業者による複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得する作業結果取得部と、作業者による作業を中断する旨の中断指示を取得する指示取得部と、中断指示を行った作業者による作業の再開指示を取得した場合に、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像をウェアラブル端末の表示部に表示させる制御部とを備える。【選択図】図12

Description

本発明は、システム、方法、及びプログラムに関する。
ヘッドマウントディスプレイを備えるウェアラブル注文端末として、注文受付時に注文内容を含む注文画面をヘッドマウントディスプレイに表示し、注文終了時に注文画面を消去するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1 特開2011−48439号公報
作業者用のウェアラブル端末においては、作業者による作業の中断に対応できることが望ましい。
第1の態様において、作業者の頭部に装着されるウェアラブル端末を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を作業者に提供するためのシステムが提供される。システムは、作業者による複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得する作業結果取得部と、作業者による作業を中断する旨の中断指示を取得する指示取得部と、中断指示を行った作業者による作業の再開指示を取得した場合に、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像をウェアラブル端末の表示部に表示させる制御部とを備える。
制御部は、中断指示を行った作業者による作業の引き渡し指示を取得した後に、他の作業者による作業の再開指示を受け付け可能としてよい。
制御部は、中断指示を行った作業者による作業の引き渡し指示を取得した後、他の作業者による作業の引き継ぎ指示を受け付けるための画像を表示部に表示させてよい。
作業の状態を記憶する記憶部をさらに備え、作業の状態は、中断状態、引き渡し状態、及び引き継ぎ状態を含み、制御部は、記憶部に記憶されている情報に基づいて引き渡し状態の作業を特定して、特定した作業の中から他の作業者が引き継ぐ作業を選択するための画像を、表示部に表示させ、他の作業者による引き継ぎ指示を取得した場合に、記憶部に記憶されている作業の状態を引き継ぎ状態に変更してよい。
作業結果取得部、指示取得部、及び制御部は、ウェアラブル端末に設けられてよい。
ウェアラブル端末は、引き渡し指示を受信した場合に、作業者による作業結果を示すデータを、外部のサーバに送信する送信部をさらに備えてよい。
ウェアラブル端末は、他の作業者による引き継ぎ指示を取得した場合に、作業者による作業結果が得られていない作業項目を示す情報を、外部のサーバから受信する受信部をさらに備えてよい。
表示部は、他の作業者から作業の引き継ぎ指示を取得した後に、他の作業者から作業の再開指示を取得した場合に、サーバから受信した情報に基づいて、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像を表示してよい。
上記のサーバをさらに備えてよい。
制御部は、中断された作業を行う旨の指示を取得した場合に、当該作業を行う旨を指示した作業者が中断指示を行った作業者と一致することを条件として、作業の再開指示及び引き渡し指示の一方を作業者から受け付けるための画像を表示部に表示させてよい。
作業結果取得部は、ウェアラブル端末に設けられており、制御部は、作業結果を取得したときに表示部に表示されていた作業内容を示す画像に対応する作業項目に対応づけて、作業結果を含む結果情報を記憶してよい。
第2の態様において、作業者の頭部に装着されるウェアラブル端末を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を作業者に提供するための方法が提供される。方法は、作業者による複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得する段階と、作業者による作業を中断する旨の中断指示を取得する段階と、中断指示を行った作業者による作業の再開指示を取得した場合に、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像をウェアラブル端末の表示部に表示させる段階とを備える。
第3の態様において、作業者の頭部に装着されるウェアラブル端末を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を作業者に提供するためのプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータに、作業者による複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得するステップと、作業者による作業を中断する旨の中断指示を取得するステップと、中断指示を行った作業者による作業の再開指示を取得した場合に、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像をウェアラブル端末の表示部に表示させるステップとを実行させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態における作業支援システム100の概略的な構成を示す。 ウェアラブル端末10aの機能ブロック構成を概略的に示す。 サーバ80の機能ブロック構成を概略的に示す。 ウェアラブル端末10aによる点検支援処理の全体を示すフローチャートである。 ウェアラブル端末10による点検支援処理を示すフローチャートである。 点検画面600の一例を示す。 ウェアラブル端末10による点検実績を表示する処理を示すフローチャートである。 点検実績画面800の一例を示す。 点検実績画面900の一例を示す。 ウェアラブル端末10による点検作業の中断処理を示すフローチャートである。 中断画面1100の一例を示す。 ウェアラブル端末10による点検項目リストを設定する処理を示すフローチャートである。 点検開始画面1300の一例を示す。 中断・引渡画面1400の一例を示す。 ウェアラブル端末10による引き渡し処理を示すフローチャートである。 引渡確認画面1600の一例を示す。 ウェアラブル端末10による点検作業の引き継ぎ処理を示すフローチャートである。 引継点検選択画面1800の一例を示す。 引継画面1900の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態における作業支援システム100の概略的な構成を示す。作業支援システム100は、サーバ80と、ウェアラブル端末10a及びウェアラブル端末10bとを備える。ウェアラブル端末10aは、作業者40aの頭部42aに装着される。ウェアラブル端末10bは、作業者40bの頭部42bに装着される。
ウェアラブル端末10a及びウェアラブル端末10bは、同一の構成を有している。ウェアラブル端末10a及びウェアラブル端末10bを総称する場合に、「ウェアラブル端末10」という場合がある。ウェアラブル端末10の機能を説明する場合に、ウェアラブル端末10aのみを取り上げて説明する場合がある。また、作業者40a及び作業者40bを総称する場合に、「作業者40」という場合がある。
作業支援システム100は、ウェアラブル端末10を通じて作業者40に画像を提供するためのシステムの一例である。具体的には、作業支援システム100は、作業者40を支援するための画像を提供する。より具体的には、作業支援システム100は、ウェアラブル端末10を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を作業者40に提供する。ウェアラブル端末10は、例えば、作業現場において使用されてよい。作業としては、設備や物品の点検作業、物品の組み立て作業、介護、教育、事務作業等、様々な作業を含み得る。
サーバ80及びウェアラブル端末10は、ネットワーク90を通じて通信可能に接続されている。ネットワーク90は、インターネット、LAN、WAN、公衆回線網、専用回線網等、様々な形態のネットワークを含み得る。
ウェアラブル端末10aは、本体部11aと、表示部12aを有する。ウェアラブル端末10aは、本体部11aが作業者40aの耳部に装着されることにより、作業者40aの頭部42aに装着され得る。ウェアラブル端末10aは、本体部11aが作業者40aの眼鏡に装着されることにより、作業者40aの頭部42aに装着され得る。ウェアラブル端末10aは、眼鏡型の端末であってよい。ウェアラブル端末10aは、いわゆるアイウエアであってよい。
本実施形態において、作業者40が設備の点検を行う作業者である場合を取り上げて、作業支援システム100の機能を具体的に説明する。ウェアラブル端末10は、1つの点検作業に含まれる1以上の点検項目の内容を、サーバ80から取得して記憶する。点検項目としては、例えば「ボルトに錆びが発生していないか」等、良否の点検結果が得られる内容を含み得る。点検項目の内容としては、例えば「締め付けトルクを確認」等、数値の点検結果が得られる内容を含み得る。
ウェアラブル端末10は、1以上の点検項目の内容を表示部12に順次に表示する。作業者40は、表示部12に表示された点検項目に従って、順次に点検を行い、点検結果を音声で入力する。作業者40は、1つの点検項目の点検が終わると、次の点検項目を行う旨をウェアラブル端末10に対して音声で指示する。これにより、作業者40は、音声によって点検結果を入力していくことができる。
ウェアラブル端末10は、入力された音声により生成された音声データをネットワーク90を通じて外部のサーバに送信して、音声解析の結果を外部のサーバから取得する。音声解析は、ウェアラブル端末10が行ってもよい。
ウェアラブル端末10は、点検結果を取得すると、任意のタイミングで点検結果データをサーバ80に送信して、サーバ80に格納させる。また、ウェアラブル端末10は、撮像機能を有している。ウェアラブル端末10は、作業者40の指示により撮像した画像を、点検結果データの一部としてサーバ80に格納する。
作業支援システム100は、過去の点検実績を作業者40に提供することができる。ウェアラブル端末10は、作業者40が行おうとする点検作業の過去の点検結果を、サーバ80から予め受信して記憶する。ウェアラブル端末10は、作業者40が「過去実績」という音声を発したことを検出すると、現在の点検項目について過去に得られた点検結果を選択して、表示部12に表示する。この場合、ウェアラブル端末10は、点検結果とともに、過去の点検時に撮像された画像を表示部12に表示してよい。これにより、ウェアラブル端末10は、作業者40が点検作業の遂行に有効なデータを容易に参照できることができる。
作業支援システム100は、作業者40が点検を中断する機能を提供することができる。ウェアラブル端末10は、作業者40が「中断」という音声を発したことを検出すると、現在の点検作業の状態を中断中とする。その後、ウェアラブル端末10aは、同じ作業者40が同じ設備の点検作業を開始しようとすると、点検を再開するか、点検を始めからやり直すかを問い合わせる画面を表示部12に表示する。ウェアラブル端末10aは、作業者40が「再開」という音声を発したことを検出すると、現在の点検作業の状態を点検中とし、中断されたときの点検項目の内容を示す画面を表示部12に表示する。このように、ウェアラブル端末10aによれば、作業者40による作業の中断に対応することができる。
図2は、ウェアラブル端末10の機能ブロック構成を概略的に示す。ウェアラブル端末10は、制御部200と、記憶部210と、表示部12と、撮像部202と、マイク205と、操作部材207と、通信部290とを備える。
制御部200は、マイクロプロセッサ等の演算装置であってよい。記憶部210は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置であってよい。記憶部210は、ウェアラブル端末10の動作の各段階を実行させるためのプログラムを格納する。ウェアラブル端末10の機能は主として、制御部200が当該プログラムを実行することにより実現される。通信部290は、ウェアラブル端末10におけるネットワーク90を通じた通信機能を担う。
表示部12は、ウェアラブル端末10aが作業者40aの頭部42aに装着された場合に、作業者40aの視方向に表示面が対向するように設けられる。撮像部202は、ウェアラブル端末10aが作業者40aの頭部42aに装着された場合に、撮像部202の撮像光軸が作業者40aの視方向に沿うように設けられる。
マイク205は、作業者40の音声を取得する。音声情報取得部260は、マイク205により取得された音声をネットワーク90を通じて外部の音声解析サービスに送信して、解析結果を取得する。音声情報取得部260は、マイク205により取得された音声に対して音声解析を行ってよい。
マイク205は、ウェアラブル端末10aが作業者40aの頭部42aに装着された場合に、作業者40の口元近くに移動可能なように、柔軟性を持つ支持部材を介してウェアラブル端末10aに取り付けられる。操作部材207は、ボタン等の物理的な部材である。操作部材207は、作業者40からの指示を取得することができる。本実施形態では主として、作業者40が音声により指示する場合を取り上げて説明する。しかし、少なくとも一部の指示を、操作部材207を用いて行うことができる。
制御部200は、表示制御部220と、実績情報取得部240と、メモリ部230と、音声情報取得部260と、指示処理部250とを備える。指示処理部250は、作業結果取得部252と、指示取得部254とを備える。メモリ部230は、RAM等の揮発性の記憶媒体である。
次に、作業実績に関する処理について説明する。指示取得部254は、作業者40からの指示を取得する。例えば、指示取得部254は、作業者40が行う作業に関する過去の作業実績の要求指示を取得する。実績情報取得部240は、要求指示を取得した場合に、作業に含まれる複数の作業項目のうち作業者40が行うべき現在の作業項目に関する過去の作業実績を示す実績情報を取得する。具体的には、実績情報取得部240は、記憶部210から実績情報を読み出す。表示制御部220は、実績情報に基づく画像を表示部12に表示させる。
記憶部210は、複数の作業項目に対応づけて実績情報を記憶する。表示制御部220は、複数の作業項目のそれぞれに対応し、複数の作業項目のそれぞれの作業内容を示す支援画像を、表示部に順次に表示させる。支援画像の一例は、図6等に関連して説明する。そして、表示制御部220は、作業実績の要求指示を受け付けた場合に、表示部12に現在表示させている支援画像に対応する作業項目に対応づけて記憶部210に記憶されている実績情報に基づく画像を、表示部12に表示させる。そのため、作業者40は、現在の点検項目の実績画像を容易に観察することができる。
作業結果取得部252は、作業者40が行った作業結果を取得する。制御部200は、作業結果取得部252が作業結果を取得したときに表示部12に表示されていた支援画像に対応する作業項目に対応づけて、作業結果取得部252が取得した作業結果を含む結果情報を記憶部210に記憶させる。
撮像部202は、作業者40からの撮像指示に応じて撮像する。記憶部210に記憶される結果情報は、撮像指示に応じて撮像部202により撮像された撮像画像を含む。なお、結果情報は、メモリ部230又は記憶部210に一時的に記憶されるのみであってよく、速やかにサーバ80に送信されてよい。通信部290は、記憶部210が作業項目に対応づけて記憶している結果情報を、当該作業項目に対応する実績情報としてサーバ80に送信する。
実績情報取得部240は、複数の作業項目のうち作業者40が行うべき現在の作業項目に対応する実績情報を、サーバ80から取得してよい。実績情報取得部240は、作業実績が要求される毎に、対応する点検項目の実績情報をサーバ80から取得してよい。実績情報取得部240は、作業実績が要求される前に、対応する点検項目の実績情報をサーバ80から予め取得してよい。
通信部290は、作業者40を特定する作業者情報をサーバ80に送信する。実績情報取得部240は、複数の作業項目のうち作業者40が行うべき現在の作業項目に対応する実績情報と、当該実績情報を送信した作業者40を特定する作業者40情報とを、サーバ80から取得する。表示制御部220は、当該実績情報に基づく画像を、作業者情報に対応づけて表示部12に表示させる。これにより、作業者40は、作業の実績情報がベテランの作業者により入力されたものであるか否か等の判断材料にすることができる。
実績情報は、過去に行われた複数回の作業のそれぞれの作業実績を示す情報と、それぞれの作業が行われた日を示す作業日情報とを含んでよい。作業者情報は、作業者40の名前を含んでよい。表示制御部220は、複数の作業実績のそれぞれを示す画像を、予め定められた順に従って表示部12に表示させる。表示部12により表示される画像は、結果情報を示す文字オブジェクトと、作業者情報が含む作業者の名前を示す文字オブジェクトと、表示部12に現在表示さている作業実績の順を示す文字オブジェクトとを含んでよい。
指示取得部254は、作業者40から異なる作業実績を提示する旨の指示をさらに取得する。そして、表示制御部220は、指示取得部254が指示を取得する毎に、複数の作業実績のそれぞれを示す画像を予め定められた順番に従って切り替えて表示部12に表示させる。作業実績は、日時が新しい順に表示されてよい。作業実績は、点検時期の季節が近い順に表示されてよい。作業実績は、作業者の信頼度が高い順に表示されてよい。作業実績は、作業者の経験年数が多い順に表示されてよい。
以上に説明した処理によれば、作業者40は、過去の実績情報を参考にしてから、作業結果を入力することができる。そのため、作業者40が初心者である場合でも、作業者40を教育しながら作業を進めることが可能になる。
次に、作業の中断に関する処理について説明する。上述したように、作業結果取得部252は、作業者40による複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得する。指示取得部254は、作業者40による作業を中断する旨の中断指示を取得する。表示制御部220は、中断指示を行った作業者40による作業の再開指示を取得した場合に、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像を、表示部12に表示させる。これにより、作業者40は、作業を一旦中断させた後、再度作業の再開をさせることができる。
なお、制御部200は、中断指示を行った作業者40による作業の引き渡し指示を取得した後に、他の作業者40による作業の再開指示を受け付け可能とする。例えば、作業者40aが作業を中断した後、作業者40bが作業を続けることを可能とする。
具体的には、表示制御部220は、中断指示を行った作業者40による作業の引き渡し指示を取得した後、他の作業者40による作業の引き継ぎ指示を受け付けるための画像を表示部12に表示させる。
記憶部210は、作業の状態を記憶する。具体的には、記憶部210は、作業の状態を示す変数を記憶する。作業の状態は、中断状態、引き渡し状態、及び引き継ぎ状態を含む。表示制御部220は、記憶部210に記憶されている情報に基づいて引き渡し状態の作業を特定して、特定した作業の中から他の作業者40が引き継ぐ作業を選択するための画像を、表示部12に表示させる。また、制御部200は、他の作業者40による引き継ぎ指示を取得した場合に、記憶部210に記憶されている作業の状態を引き継ぎ状態に変更する。
なお、引き渡し指示を取得した場合、通信部290は、作業者40による作業結果を示すデータを、外部のサーバ80に送信する。これにより、遠隔のウェアラブル端末10が作業を引き継ぐことができる。
通信部290は、他の作業者40による引き継ぎ指示を取得した場合に、作業者40による作業結果が得られていない作業項目を示す情報を、外部のサーバ80から受信する。表示部12は、他の作業者40から作業の引き継ぎ指示を取得した後に、他の作業者40から作業の再開指示を取得した場合に、サーバ80から受信した情報に基づいて、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像を表示する。これにより、作業を中断した作業者40とは異なる他の作業者40が、作業者40が作業を中断した時点の作業項目から作業を開始することができる。
なお、表示制御部220は、中断された作業を行う旨の指示を取得した場合に、当該作業を行う旨を指示した作業者40が中断指示を行った作業者40と一致することを条件として、作業の再開指示及び引き渡し指示の一方を作業者40から受け付けるための画像を表示部12に表示させる。
以上に説明した処理によれば、作業者40は作業を一旦中断した後に、作業を再開することができる。また、他の作業者40に作業を引き渡すことができる。
図3は、サーバ80の機能ブロック構成を概略的に示す。サーバ80は、制御部300と、メモリ330と、通信部390とを有する処理装置380と、データ格納部310とを備える。
制御部300は、マイクロプロセッサ等の演算装置であってよい。メモリ330は、RAM等の揮発性の記憶装置である。通信部390は、サーバ80におけるネットワーク90を通じた通信機能を担う。データ格納部310は、不揮発性の記憶装置である。
データ格納部310は、ウェアラブル端末10から受信した点検結果を示すデータを格納する。データ格納部310は、複数の作業項目を示す情報を格納する。データ格納部310は、点検場所及び点検対象の設備に対応づけて、複数の作業項目を示す作業項目リストを格納する。また、データ格納部310は、ウェアラブル端末10から受信した作業の中断データを格納する。
通信部390は、ウェアラブル端末10からの要求に応じて、データ格納部310に格納されている作業項目リストのデータを、ウェアラブル端末10に送信する。また、通信部390は、ウェアラブル端末10からの要求に応じて、データ格納部310に格納されている点検結果データを含む実績情報を、ウェアラブル端末10に送信する。また、通信部390は、ウェアラブル端末10からの要求に応じて、データ格納部310に格納されている中断データをウェアラブル端末10に送信する。
図4は、ウェアラブル端末10aによる点検支援処理の全体を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、主として、制御部200がウェアラブル端末10の各部を制御することにより実現される。
S402において、ウェアラブル端末10は、点検場所を取得する。具体的には、表示制御部220は、点検場所の名称を識別番号とともに表示部12にリスト表示させる。指示取得部254は、作業者40の音声の解析結果に基づいて、作業者40が発した番号を特定することにより、点検場所を取得する。
点検場所が選択されると、S404において、ウェアラブル端末10は、点検対象となる設備を取得する。具体的には、表示制御部220は、点検対象設備の名称を識別番号とともに表示部12にリスト表示させる。指示取得部254は、作業者40の音声の解析結果に基づいて、作業者40が発した番号を特定することにより、点検対象設備を取得する。
続いて、S406において、ウェアラブル端末10は、点検項目リストを設定する。例えば、ウェアラブル端末10は、S402で取得した点検場所を示す情報と、S404で取得した設備を示す情報をサーバ80に送信して、サーバ80から1以上の点検項目を含む点検項目リストを取得する。S406の具体的な処理については後述する。
S408において、作業者40の点検を支援するための処理を行う。S408の具体的な処理については後述する。
図5は、ウェアラブル端末10による点検支援処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、主として、制御部200がウェアラブル端末10の各部を制御することにより実現される。本フローチャートの処理は、図4のS408の処理として適用することができる。
S502において、表示制御部220は、点検画面を表示部12に表示させる。図6は、点検画面600の一例を示す。図6に示されるように、表示制御部220は、点検項目を識別する番号を示すオブジェクト604と、点検項目の箇所を示すオブジェクト602と、点検項目の内容を示すオブジェクト606とを含む点検画面600を表示部12に表示させる。作業者40は、表示部12に表示された内容に従って、設備を点検する。これにより、作業者40は、設備から視線を大きく外すことなく、点検内容を確認することができる。また、工具等を所持した状態で、点検内容を確認することができる。
図5のS506において、制御部200は、イベントを判断する。ここでは、「画像の取得指示」、「点検結果の入力指示」、「点検項目への遷移指示」、「実績表示指示」、「中断指示」、「電源OFF」のイベントを取り上げて説明する。
「画像の取得指示」のイベントは、音声情報取得部260により「写真」又は「録画」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に生じる。この場合、S510において、制御部200は、撮像部202に撮像動作を実行させる。S512において、制御部200は、撮像部202により取得された画像を記憶部210に記憶させ、S506に移行する。
「点検結果の入力指示」のイベントは、点検結果を示す予め定められた音声が取得された場合に生じる。例えば、現在の点検項目が点検結果を良否で入力する点検項目である場合において、音声情報取得部260から「OK」又は「NG」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に生じる。また、点検結果の入力指示のイベントは、現在の点検項目が点検結果を数値で入力する点検項目である場合において、音声情報取得部260から数字の文字情報が指示処理部250に供給された場合に生じる。この場合、S520において、作業結果取得部252は点検結果を取得する。S522において、制御部200は、取得した点検結果を現在の点検項目に対応づけて記憶部210に記憶させ、S506に移行する。
「点検項目への遷移指示」のイベントは、音声情報取得部260から「次ページ」又は「前ページ」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に生じる。この場合、S530において、取得した「次ページ」又は「前ページ」の指示に応じて現在の点検項目を変更して、S502に移行する。
「実績表示指示」のイベントは、音声情報取得部260から「実績」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に生じる。この場合、S540において実績を表示する処理を行った後、S502に移行する。S540の処理の詳細については後述する。
「中断指示」のイベントは、音声情報取得部260から「中断」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に生じる。この場合、S550において中断処理を行った後、S502又は図4のS402に移行する。S550の処理の詳細については後述する。
「電源OFF」のイベントは、ウェアラブル端末10における電池残量が予め定められた閾値を下回った場合に生じる。この場合、S560において、点検結果の中断データを生成して記憶部210に記憶して、本フローチャートの処理を終了する。中断データについては後述する。
図7は、ウェアラブル端末10による点検実績を表示する処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、主として、制御部200がウェアラブル端末10の各部を制御することにより実現される。本フローチャートの処理は、図5のS540の処理として適用することができる。
S702において、実績情報取得部240は記憶部210に記憶されている点検結果データの中から、現在の点検項目に対応する点検結果を選択する。この場合、実績情報取得部240は、直近に行われた点検で得られた点検結果を選択する。S704において、実績情報取得部240は、直近に行われた点検時に得られた画像を、サーバ80に要求して、画像のダウンロードを開始する。
S706において、表示制御部220は、S702で選択された点検結果画面を表示部12に表示する。なお、S704によりダウンロードが開始された画像は、画像データが得られ次第、表示部12に表示される。
図8は、点検実績画面800の一例を示す。点検実績画面800は、良否の点検結果を入力する点検項目に関する点検実績画面の一例である。
図8に示されるように、点検実績画面800は、点検項目を識別する番号を示すオブジェクト804と、点検結果を示すオブジェクト802と、この点検結果を入力した点検者を示すオブジェクト806と、点検が行われた日時を示すオブジェクト808と、点検時の画像810と、画像番号を示すオブジェクト812とを含む。オブジェクト812は、表示部12に現在表示している画像を識別する画像番号と、点検時に得られた画像の総数とを示す。
作業者40は、点検実績画面800により、過去の点検実績を容易に確認することができる。例えば、作業者40は、ボルトにわずかな錆び状の模様が観察されたことで良否判定に迷いが生じた場合に、過去画像を呼び出して、過去の状態を確認することができる。点検実績画面800により、同じ設備に同程度の錆び状の模様があり、かつ、ベテランの点検者VVVによって「OK」の結果が入力されたことが分かる。この場合、作業者40は、この設備の点検項目について良判定を行ってよいと判断できる。
図7のフローチャートのS708において、作業者40からの指示を判断する。音声情報取得部260から「戻る」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、本フローチャートの処理を終了する。音声情報取得部260から「次の実績」又は「前の実績」の文字情報が指示処理部250に供給された場合には、S710において、指定された点検結果を選択して、S704に移行する。「次の実績」が入力された場合は、点検日時の降順において、次の点検日時に得られた点検結果を選択する。「前の実績」が入力された場合は、点検日時の降順において、前の点検日時に得られた点検結果を選択する。
S708において、音声情報取得部260から「次のページ」又は「前のページ」の文字情報が指示処理部250に供給された場合には、S712において、指定された画像を選択して画像810の表示及びオブジェクト812の現在の画像番号を更新し、S708に移行する。S712において、「次のページ」が入力された場合は、画像の取得日時の降順において、次の日時に取得された画像が選択される。「前のページ」が入力された場合は、取得日時の降順において、前の日時に得られた画像が選択される。
図9は、点検実績画面900の一例を示す。点検実績画面900は、数値の点検結果を入力する点検項目に関する点検実績画面の一例である。
図9に示されるように、点検実績画面900は、点検項目を識別する番号を示すオブジェクト904と、点検結果を示すオブジェクト902と、この点検結果を入力した点検者を示すオブジェクト906と、この点検結果が入力された日時を示すオブジェクト908と、点検時の画像910と、画像番号を示すオブジェクト912とを含む。オブジェクト902は、点検で得られた数値を示すオブジェクトである。
図10は、ウェアラブル端末10による点検作業の中断処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、主として、制御部200がウェアラブル端末10の各部を制御することにより実現される。本フローチャートの処理は、図5のS550の処理として適用することができる。
S1002において、表示制御部220は、中断画面を表示部12に表示させる。図11は、中断画面1100の一例を示す。中断画面1100は、中断処理を説明するオブジェクト1102と、現在の点検場所、設備、点検済み点検項目数及び総点検項目数、並びに点検者を示すオブジェクト1104とを含む。
図10のフローチャートのS1004において、作業者40からの指示を判断する。音声情報取得部260から「戻る」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、本フローチャートの処理を終了する。音声情報取得部260から「中断」の文字情報が指示処理部250に供給された場合には、S1006において、現在の点検作業の状態を「中断中」とするとともに、点検結果を含む中断データを生成して、記憶部210に記憶して、図4のS402に移行する。
図12は、ウェアラブル端末10による点検項目リストを設定する処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、主として、制御部200がウェアラブル端末10の各部を制御することにより実現される。本フローチャートの処理は、図4のS406の処理として適用することができる。
S1202において、制御部200は、S402で取得された点検場所及びS404で取得された点検対象設備に対応する点検項目リストを取得する。具体的には、制御部200は、対応する点検項目リストが記憶部210に記憶されていない場合、サーバ80と通信して、点検項目リストをサーバ80から受信する。
制御部200は、対応する点検項目リストが記憶部210に記憶されている場合には、最新の点検項目リストのリビジョンをサーバ80に問い合わせる。記憶部210に記憶されている点検項目リストのリビジョンとサーバ80から得られたリビジョンが一致した場合は、記憶部210に記憶されている点検項目リストを維持する。一方、記憶部210に記憶されている点検項目リストのリビジョンとサーバ80から得られたリビジョンが一致しない場合は、点検項目リストをサーバ80から受信する。これにより、最新のリビジョンの点検項目リストを維持することができる。なお、選択された設備の点検作業が中断中である場合において、最新の点検項目リストをサーバ80から受信した場合には、点検作業の状態を「点検中」としてよい。
制御部200は、選択された設備の点検作業の状態が「中断中」であるか否かを判断する。点検作業の状態が「中断中」でない場合、S1210において、表示制御部220は、点検開始画面を表示部12に表示させる。図13は、点検開始画面1300の一例を示す。点検開始画面1300は、点検を開始する旨を問い合わせるオブジェクト1302と、現在の点検場所、設備、総点検項目数、及び点検者を示すオブジェクト1304とを含む。
図12のS1212において、作業者40からの指示を判断する。音声情報取得部260から「戻る」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、図4のS402に移行する。音声情報取得部260から「開始」の文字情報が指示処理部250に供給された場合には、本フローチャートの処理を終了する。
S1204の判断において、点検作業の状態が「中断中」である場合、S1220において、表示制御部220は、中断・引渡画面を表示部12に表示させる。図14は、中断・引渡画面1400の一例を示す。中断・引渡画面1400は、点検の再開又は引き渡しを問い合わせるオブジェクト1402と、現在の点検場所、設備、点検済み点検項目数及び総点検項目数、並びに点検者を示すオブジェクト1404とを含む。
図12のS1222において、作業者40からの指示を判断する。音声情報取得部260から「戻る」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、図4のS402に移行する。音声情報取得部260から「再開」の文字情報が指示処理部250に供給された場合、S1224において、制御部200は、開始する点検項目を、点検結果が未入力の点検項目から開始するように設定して、S1210に進む。
S1222の判断において、音声情報取得部260から「始めから」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、S1226において点検開始処理を行い、本フローチャートの処理を終了する。なお、S1226においては、制御部200は、S1210及びS1212の処理を行った後、「開始」が指示された場合に、中断データを削除する。
S1222の判断において、音声情報取得部260から「引き渡し」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、S1228において引渡処理を行い、図4のS402に移行する。
図15は、ウェアラブル端末10による引き渡し処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、主として、制御部200がウェアラブル端末10の各部を制御することにより実現される。本フローチャートの処理は、図12のS1228の処理として適用することができる。
S1502において、表示制御部220は、引渡画面を表示する。図16は、引渡確認画面1600の一例を示す。引渡確認画面1600は、点検作業の引き渡しを確認するオブジェクト1602と、現在の点検場所、設備、点検済み点検項目数及び総点検項目数、並びに点検者を示すオブジェクト1604とを含む。
図15のS1504において、制御部200は、作業者40からの指示を判断する。音声情報取得部260から「戻る」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、図4のS402に移行する。音声情報取得部260から「引き渡し」の文字情報が指示処理部250に供給された場合、S1506において、制御部200は、点検作業の状態を「引渡中」に設定する。続いて、S1508において、記憶部210に記憶されている中断データをサーバ80に送信する。続いて、S1510において、記憶部210に記憶されている中断データを削除して、本フローチャートの処理を終了する。
図17は、ウェアラブル端末10による点検作業の引き継ぎ処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、主として、制御部200がウェアラブル端末10の各部を制御することにより実現される。本フローチャートの処理は、作業支援システム100において、引き継ぎ可能な点検作業を表示する旨の指示を受け付けた場合に開始される。
S1704において、表示制御部220は、引継点検選択画面を表示部12に表示させる。図18は、引継点検選択画面1800の一例を示す。引継点検選択画面1800は、点検作業の引き渡しを確認するオブジェクト1802と、点検場所、設備、引き渡しをした点検者、及び引渡日時を示すオブジェクト1804とを含む。引き継ぎ可能な点検作業が複数存在する場合、表示制御部220は、オブジェクト1802及びオブジェクト1804をそれぞれ含む複数の点検作業をリスト形式で表示させる。
図17のS1706において、制御部200は、作業者40からの指示を判断する。音声情報取得部260から「戻る」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、本フローチャートの処理を終了する。音声情報取得部260から「引き継ぎ」の文字情報が指示処理部250に供給された場合、S1708において、表示制御部220は、引継画面を表示部12に表示させる。図19は、引継画面1900の一例を示す。引継画面1900は、点検作業の引き継ぎを確認するオブジェクト1902と、現在の点検場所、設備、及び引き渡した点検者を示すオブジェクト1904と、引き渡し時刻を示すオブジェクト1906とを含む。
図17のS1710において、制御部200は、作業者40からの指示を判断する。音声情報取得部260から「戻る」の文字情報が指示処理部250に供給された場合に、S1704に移行する。音声情報取得部260から「引き継ぎ」の文字情報が指示処理部250に供給された場合、S1712において、制御部200は、サーバ80から中断データを取得する。続いて、S1714において、引き継いだ点検作業の状態を「引継済」に設定し、図4のS402に移行する。
以上に説明した作業支援システム100によれば、作業者40は、作業の遂行に有効な過去実績データを容易に参照することができる。また、作業者40は、作業を気軽に中断することができる。また、作業者40は、中断した作業を容易に再開することができる。
なお、作業支援システム100においては、サーバ80は主として作業結果データをウェアラブル端末10から収集して格納する役割を有する。しかし、サーバ80は、ウェアラブル端末10が備える機能の少なくとも一部を備えてよい。例えば、作業者40が行う作業に関する過去の作業実績の要求指示を、ウェアラブル端末10を介してサーバ80が取得してよい。この場合、作業に含まれる複数の作業項目のうち作業者40が行うべき現在の作業項目に関する過去の作業実績を示す実績情報を、サーバ80においてデータ格納部310から取得してよい。そして、サーバ80が、当該実績情報に基づく画像をウェアラブル端末10の表示部12に表示させてよい。
また、サーバ80が、作業者40による複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得してよい。そして、サーバ80が、作業者40による作業を中断する旨の中断指示をウェアラブル端末10を介して取得してよい。そして、サーバ80が、中断指示を行った作業者40による作業の再開指示をウェアラブル端末10を介して取得した場合に、複数の作業項目のうち作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像をウェアラブル端末10の表示部12に表示させてよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ウェアラブル端末
11 本体部
12 表示部
40 作業者
42 頭部
80 サーバ
90 ネットワーク
100 作業支援システム
200 制御部
202 撮像部
205 マイク
207 操作部材
210 記憶部
220 表示制御部
230 メモリ部
240 実績情報取得部
250 指示処理部
252 作業結果取得部
254 指示取得部
260 音声情報取得部
290 通信部
300 制御部
310 データ格納部
330 メモリ
390 通信部
600 点検画面
602 オブジェクト
604 オブジェクト
606 オブジェクト
800 点検実績画面
802 オブジェクト
804 オブジェクト
806 オブジェクト
808 オブジェクト
810 画像
812 オブジェクト
900 点検実績画面
902 オブジェクト
904 オブジェクト
906 オブジェクト
908 オブジェクト
910 画像
912 オブジェクト
1100 中断画面
1102 オブジェクト
1104 オブジェクト
1300 点検開始画面
1302 オブジェクト
1304 オブジェクト
1400 中断・引渡画面
1402 オブジェクト
1404 オブジェクト
1600 引渡確認画面
1602 オブジェクト
1604 オブジェクト
1800 引継点検選択画面
1802 オブジェクト
1804 オブジェクト
1900 引継画面
1902 オブジェクト
1904 オブジェクト
1906 オブジェクト

Claims (13)

  1. 作業者の頭部に装着されるウェアラブル端末を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を前記作業者に提供するためのシステムであって、
    前記作業者による前記複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得する作業結果取得部と、
    前記作業者による前記作業を中断する旨の中断指示を取得する指示取得部と、
    前記中断指示を行った前記作業者による前記作業の再開指示を取得した場合に、前記複数の作業項目のうち前記作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像を前記ウェアラブル端末の表示部に表示させる制御部と
    を備えるシステム。
  2. 前記制御部は、前記中断指示を行った前記作業者による前記作業の引き渡し指示を取得した後に、他の作業者による前記作業の再開指示を受け付け可能とする
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記制御部は、前記中断指示を行った前記作業者による前記作業の引き渡し指示を取得した後、前記他の作業者による前記作業の引き継ぎ指示を受け付けるための画像を前記表示部に表示させる
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記作業の状態を記憶する記憶部
    をさらに備え、
    前記作業の状態は、中断状態、引き渡し状態、及び引き継ぎ状態を含み、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶されている情報に基づいて前記引き渡し状態の作業を特定して、特定した作業の中から前記他の作業者が引き継ぐ作業を選択するための画像を、前記表示部に表示させ、
    前記他の作業者による引き継ぎ指示を取得した場合に、前記記憶部に記憶されている前記作業の状態を前記引き継ぎ状態に変更する
    請求項2又は3に記載のシステム。
  5. 前記作業結果取得部、前記指示取得部、及び前記制御部は、前記ウェアラブル端末に設けられる
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記ウェアラブル端末は、
    前記引き渡し指示を受信した場合に、前記作業者による前記作業結果を示すデータを、外部のサーバに送信する送信部
    をさらに備える請求項5に記載のシステム。
  7. 前記ウェアラブル端末は、
    前記他の作業者による前記引き継ぎ指示を取得した場合に、前記作業者による作業結果が得られていない作業項目を示す情報を、前記外部のサーバから受信する受信部
    をさらに備える請求項6に記載のシステム。
  8. 前記表示部は、前記他の作業者から前記作業の引き継ぎ指示を取得した後に、前記他の作業者から前記作業の再開指示を取得した場合に、前記サーバから受信した前記情報に基づいて、前記複数の作業項目のうち前記作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像を表示する
    請求項7に記載のシステム。
  9. 前記サーバ
    をさらに備える請求項6から8の何れか一項に記載のシステム。
  10. 前記制御部は、前記中断された作業を行う旨の指示を取得した場合に、当該作業を行う旨を指示した作業者が前記中断指示を行った前記作業者と一致することを条件として、前記作業の再開指示及び前記引き渡し指示の一方を前記作業者から受け付けるための画像を前記表示部に表示させる
    請求項2から9の何れか一項に記載のシステム。
  11. 前記作業結果取得部は、前記ウェアラブル端末に設けられており、
    前記制御部は、前記作業結果を取得したときに前記表示部に表示されていた前記作業内容を示す画像に対応する作業項目に対応づけて、前記作業結果を含む結果情報を記憶する
    請求項1から10の何れか一項に記載のシステム。
  12. 作業者の頭部に装着されるウェアラブル端末を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を前記作業者に提供するための方法であって、
    前記作業者による前記複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得する段階と、
    前記作業者による前記作業を中断する旨の中断指示を取得する段階と、
    前記中断指示を行った前記作業者による前記作業の再開指示を取得した場合に、前記複数の作業項目のうち前記作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像を前記ウェアラブル端末の表示部に表示させる段階と
    を備える方法。
  13. 作業者の頭部に装着されるウェアラブル端末を通じて、複数の作業項目を含む作業に関する画像を前記作業者に提供するためのプログラムであって、コンピュータに、
    前記作業者による前記複数の作業項目のそれぞれの作業結果を示す情報を取得するステップと、
    前記作業者による前記作業を中断する旨の中断指示を取得するステップと、
    前記中断指示を行った前記作業者による前記作業の再開指示を取得した場合に、前記複数の作業項目のうち前記作業結果が取得されていない作業項目の作業内容を示す画像を前記ウェアラブル端末の表示部に表示させるステップと
    を実行させるためのプログラム。
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