JP2018194688A - 自立型フセン - Google Patents

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卓 末永
Taku Suenaga
卓 末永
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Abstract

【課題】決まった位置に定置させておくのに有利な自立型フセンを提案する。
【解決手段】主方向Xの両端に基端3及び先端4を有し、少なくとも表面にメモを記載可能な基材シート2と、この基材シート2の裏面側の基端3寄りに重ねて取り付けた補助シート10とを具備する。補助シート10は、主方向Xの中間部を境目Bとして弾性的に屈曲可能であり、その境目より前記基材シート2の先端4に近い側の一方半部10aを基材シート2へ常時固定された固定部とするとともに、前記境目Bより前記先端4から遠い方の他方半部10bを前記ターゲット面Tへ貼着可能な取付部としている。前記補助シート10を前記境目Bで屈曲させたときに、前記基材シート2のうち基端3寄りの部分が自立用のストッパSとして補助シート10から離れて前記ターゲット面Tに突き当たり、自立状態を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自立型フセンは、特に複数のシート材からなる複合シート式フセン或いは単一のシートからなる単一シート式フセンに関する。自立型フセンは、例えばメモスタンドとして用いることができる態様を含むものとする。
従来、紙などのシート材で簡易に作製できるメモスタンド(名刺立て)として、特許文献1の図1に示すものが知られている。
このメモスタンドは、一枚の矩形の紙片を二つ折りにして、折目を境に一半部及び他半部を区分し、一方半部に、周囲の一部を連結箇所として残して切断された切片を設け、他方半部に差込用のスリットを設けてなる。前記連結箇所で折ることで一方半部の輪郭から他方半部側へ切片を引き出し、この切片の先端部を前記スリット内に掛け留めすることにより、一方半部及び他方半部が側方から見て逆V字形の状態で固定され、スタンドとしての機能が発揮される。
特開2014−113817 特開2012−081654
特許文献1のスタンドは、紙などで形成される簡易な構成で自立機能を実現できるが、軽量であるために、例えば窓から風が吹き込んだり、他物と触れるなどして、利用者が置いた位置からずれてしまう可能性がある。
また前述の一方半部から切片を引き出して他方半部の差し込み用スリッドに差し込むことが必要であるが、手先が器用でない幼児や高齢者、或いは視力が弱く差し込み用スリットの位置を視認しにくい利用者などにとっては、使い勝手がよくないことがある。
メモを残して定位置に設置できるアイテムとして、紙片の表面をメモ面とし、裏面の一部に粘着部を有するフセンがある(特許文献2)。
本出願人は、従来のフセンの延長として、単一又は複数のシートに工夫を加えることで、自立型のフセンを作成することを着想し、これにより、定置性があり、使い勝手の良いスタンドその他自立型のアイテムが得られるのではないかと思料した。
本発明の第1の目的は、決まった位置に定置させておくのに有利な自立型フセンを提案することである。
本発明の第2の目的は、ターゲット面への設置作業が容易な自立型フセンを提案することである。
第1の手段は、ターゲット面に対して自立可能なフセンであって、
主方向Xの両端に基端3及び先端4を有し、少なくとも表面にメモを記載可能な基材シート2と、
この基材シート2の裏面側の基端3寄りに重ねて取り付けた補助シート10と
を具備し、
補助シート10は、主方向Xの中間部を境目Bとして弾性的に屈曲可能であり、
その境目Bより前記基材シート2の先端4に近い側の一方半部10aを基材シート2へ常時固定された固定部とするとともに、前記境目Bより前記先端4から遠い方の他方半部10bを前記ターゲット面Tへ貼着可能な取付部として、この他方半部10bをターゲット面Tに貼着している状態で、前記境目Bで屈曲されたときに、当該他方半部10b側へ一方半部10a及び基材シート2が倒伏することに抵抗できる程度の強度を有しており、
かつ前記補助シート10を前記境目Bで屈曲させたときに、前記基材シート2のうち基端3寄りの部分が自立用のストッパSとして補助シート10から離れて前記ターゲット面Tに突き当たり、自立状態を維持できるように構成している。
本手段では、図4に最もよく示すように少なくとも基材シート2と補助シート10の組み合わせにより自立可能としたフセンを提案している。この自立型フセンの初期状態は、図3に示すように、基材シート2の裏面側の基端3寄りに少なくとも補助シート10の一方端部12を重ねて取り付けてなる。なお、図示例中の符号20で表す部材(貼着面保護用シート)は本手段において必須ではないので、ここでは説明しない。
前記補助シート10は境目Bで屈曲可能であり、境目Bの両側に、基材シート2への固定部である一方半部10aとターゲット面Tへの貼着部である他方半部10bとが形成される。
前記一方半部10aと他方半部10bとの角度θは図示例では鋭角であるが、その角度は基材シート2を操作することにより変更可能である。従って補助シート10は、一種のヒンジ機構Hとしてターゲット面Tに基材シート2を連結するものであるが、通常のヒンジと異なる点は前記境目Bにおいて弾性的に屈曲されており、屈曲されている状態から元の状態に戻ろうとする力が働いていることである。この力が作用することで、一方半部10a及び基材シート2が自重により他方半部10b側へ倒伏することを回避しているのである。もっとも、弾性的に屈曲といっても一般的な弾性材料で補助シート10を形成する必要はなく、例えば上質紙などの紙を曲げたときにもとに戻ろうとする力で十分である。そして前記境目Bで補助シート10を屈曲させたときに、基材シート2の基端3寄りのストッパSが補助シート10の他方半部10bと反対側へ突き出て、ターゲット面Tに当接する(図4、図5参照)。これにより、自立状態が維持される。
「屈曲」とは、補助シート10の他方半部10b側への一方半部10a及び基材シート2が倒伏することに対する抵抗力を損なわない範囲で補助シート10を屈折させることを含む。
「貼着」とは、本明細書において「接着」及び「粘着」のいずれをも含むものとする。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
前記ストッパSがターゲット面Tに突き当たっている状態で前記一方半部10a及び他方半部10bの間の角度θが鋭角になるように、ストッパSの強度を設定した。
本手段では、ストッパSがターゲット面Tに突き当たっている状態で前記一方半部10a及び他方半部10bの間の角度θが鋭角になるようにすることを提案している。これにより、基材シート2の表側が上向きになるとで表面側に表れるメモの内容を見易くなる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
前記補助シート10の主方向の中間部に境目Bを確定するための折目線fが形成されており、基材シート2の基端3は、折目線fよりも基材シート2の先端4から遠い場所に位置されている。
本手段では、図1に実線で示す基材シート2の基端3の位置と同図に想像線で示す折目線fの位置とをずらすことを提案している。すなわち、基材シート2の基端3が折目線fよりも基材シート2の先端4から遠い場所に位置している。基材シート2のうちで折目線fよりも基材シート2の先端4から遠い部分はストッパSとなるので(図4参照)、ストッパSの係止機能を十分に担保することができる。
第4の手段は、第3の手段を有し、かつ
前記基材シート2の基端3は、前記折目線fと他方半部10bの端部13との間にあり、
前記補助シート10の片面には貼着面Asが形成されており、この貼着面Asの一部を前記ターゲット面Tへの貼着部分として残して、貼着面Asの残りの部分を前記基材シート2に貼着させており、かつ前記貼着面Asの一部を剥離可能に覆う貼着面保護用シート20を設けた。
本手段では、図2に示す補助シート10の片面には貼着面Asの一部をターゲット面Tの一部とし、貼着面Asの残りの部分を基材シート2に貼着させており、かつ前記貼着面Asの一部を覆う貼着面保護用シート20で覆うように形成している。
第5の手段は、
ターゲット面に対して自立可能なフセンであって、
可撓性を有する基材シート2で形成されており、
この基材シート2は、主方向Xの両側の基端3及び先端4のうち基端3寄りに、少なくとも当該基端に沿って貼着領域Asを有する脚部2bを、また先端4寄りに、前面をメモ面とするシート本体2aをそれぞれ含み、
これらシート本体2a及び脚部2bの境目Bに連続する切込み6を、前記脚部2bに設けることにより、当該脚部2bを、前記切込み6内に形成されるストッパSと、前記切込み6の外に形成されかつ前記貼着領域Asを含む脚板部8とに2分しており、
前記境目B付近で前記脚部2bを前記シート本体2aに対して後方へ撓ませることにより、前記ストッパSを残して、前記脚板部8が弾性的に屈曲するように形成され、この屈曲状態で脚板部8をターゲット面Tに貼着させたときに、前記ストッパSがターゲット面Tに突き当たることにより、シート本体の起立状態が維持されるように構成した。
本手段では、図6に示すように、単一の基材シート2で形成できる自立可能なフセンを提案している。このために、基材シート2の脚部2bに切込み6を設けることで、当該脚部2bに設けた切込み6内に形成されるストッパSを押し込むことで、ストッパSを、脚部2bの残りの部分で形成する脚板部8と分離し、ターゲット面Tに定置させることができるので、使い勝手が良い。
第1の手段及び第5の手段に係る発明によれば、貼着型で自立可能なフセンであるから、決まった位置に定置させておくのに有利であり、置いた場所が分からなくなる不具合を生じにくい。
第1の手段に係る発明によれば、基材シート2の基端3寄りに補助シート10の一方半部10aを固定しており、基材を屈曲させることにより、ターゲット面への貼着用の他方半部10bと基材シート2の基端3側のストッパSとを分離して、ターゲット面へ他方半部10bを貼り付けると、ストッパSがターゲット面Tに突き当たって自立状態が保持できるから、操作が簡単である。
第2の手段に係る発明によれば、一方半部10a及び他方半部10bの間の角度θが鋭角なので、基材シート2の表側のメモが見易い。
第3の手段に係る発明によれば、基材シート2の基端3が、折目線fよりも基材シート2の先端4から遠い場所に位置されているから、基材シート2のうちで折目線fよりも基材シート2の先端4から遠い部分をストッパSと確保することができ(図4参照)、ストッパSの係止機能を十分に担保することができる。
第4の手段に係る発明によれば、前記基材シート2の貼着面Asのうちのターゲット面Tへの貼着用の部分を接着面保護用シートL3で覆っているから、接着力を保持できる。
第5の手段に係る発明によれば、単一の基材シートにより自立型フセンが構成できるから、さらに構成が簡単となり、基材シート2の脚部2bに設けたストッパSを押し込むことで、脚部2bの残りの部分で形成した脚板部8と分離し、ターゲット面Tに定置できるから、操作が簡単である。
本発明の第1実施形態に係る自立型フセンの表面図である。 図1の自立型フセンの裏面図である。 図1の自立型フセンの側面図である。 図1の自立型フセンの使用状態の説明図である。 図1の自立型フセンの変形例の使用状態の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る自立型フセンの表面図である。 図6の自立型フセンの構成を説明するための図であり、同図(B)は本実施形態の自立型フセンの使用状態を、同図(A)は比較例の使用状態をそれぞれ示すものである。
図1から図5は、本発明の第1実施形態に係る自立型フセンを示しており、当該自立型フセンは、ターゲット面Tに対して自立可能に形成されている(図4及び図5参照)。
本実施形態の自立型フセンは、複合シート式フセンであり、基材シート2と補助シート10と貼着面保護用シート20からなる。これら各シートは、例えば上質紙のような紙類又は合成樹脂で形成することができる。
本明細書において「シート」というときにはフィルムを含むものとする。
基材シート2は、主方向Xの両端に基端3及び先端4を有し、少なくとも表面を、メモを記載することが可能なメモ面としている。図示例では、主方向Xに長く、これと直交する方向Y(巾方向)に一定の巾を有する長方形に形成されているが、その形状は適宜変更することができる。
補助シート10は、前記基材シート2の裏面、すなわち、メモ面と反対側に対して取り付けられている。
この補助シート10は、少なくとも主方向Xの中間部を境目Bとして弾性的に屈曲可能であり、この境目の両側に一方半部10a及び他方半部10bを有する。
前記一方半部10aは、基材シート2へ常時固定された固定部としての役目を有し、前記境目Bよりも前記基材シート2の先端4の近くにある。
前記他方半部10bは、前記ターゲット面Tへ貼着可能な取付部としての役目を有し、前記境目Bより前記先端4から遠くにある。
好適な図示例では、補助シート10は、X方向の両側に一方端部12及び他方端部13を有する四角形(長方形)であり、基材シート2と同巾であるが、X方向に短く形成されているが、これらの形態は適宜変更することができる。
また図示例では、補助シート10の表面側全体に貼着面As形成用の貼着層を付している。この構成によれば、一つの貼着層を付することにより、基材シート2への固定手段及びターゲット面Tへの取り付け手段を形成することができ、経済的であるが、必ずしもこの構成に限定されず、例えば一方半部10aに接着層を、他方半部に粘着層をそれぞれ形成しても構わない。
本実施形態では、前記境目Bには補助シート10の巾方向全長に亘って肉薄部である折目線fが形成されている。折目線fは、補助シート10の主方向の中間部に境目Bを確定する役割を有する。もっとも境目Bは必ずしも図示例の折目線fのように外観上明瞭に表れる構造でなくてもよく、少なくとも境目Bで補助シート10が屈曲し、境目の両側の両半部が前述の通り基材シート2への固定部及びターゲット面Tへ貼着可能な取付部の機能を果たせばどのような構成でもよい。
前記補助シート10は、境目Bで屈曲させて他方半部10bをターゲット面へ貼着した状態で、基材シート2とターゲット面とを、ヒンジ機構Hの如き態様で連結する。もっとも通常のヒンジとは異なり、補助シート10には、平板状の原形状から図4に示す“∠”形状に屈曲されたときに原形状へ戻ろうとする力が働く。
この復元力により、図4の状態で基材シート2及び一方半部10aの自重に抵抗して、これら基材シート2及び一方半部10aが他方半部10b側へ倒伏することに抵抗している。
一般に弾性材料は変形時に大きな復元力を発揮するが、本実施形態の場合には、基材シート2及び一方半部10aが軽量であるために、それ程大きい復元力は必要がなく、従って補助シート10を一般に弾性材料と呼ばれる素材で形成することは必ずしも必要ない。例えば紙であれば厚めの紙(上質紙など)を用いれば十分である。
本実施形態では、図1に示すように、前記基材シート2の基端3が同図に想像線で示す折目線fよりも基材シート2の先端4から遠い場所に位置されている。これにより基端3と折目線fとの間に表れる基材シート部分がストッパSを形成している(図3参照)。
但し、当該基端3は折目線fと補助シート10の他方端部13との間の領域にあるものとし、好ましくはこの領域内で折目線よりに位置することが望ましい。
貼着面保護用シート20は、前記貼着面Asのうちで他方半部10bに設けられた部分を覆っている。この貼着面保護用シート20は、商品の流通時に埃などが貼着面Asに付着しないように覆い、使用時に剥がす保護シート(剥離用シート)の役割を有する。貼着面保護用シート20は、補助シート10のうち基材シート2から突き出した部分に対応する形状を有することが望ましい。もっともこの形状は適宜変更することができる。
上記構成において、本願の貼着用シートを使用するときには、必要により基材シート2の表側にメモなどを記載するとともに、前記貼着面保護用シート20を剥がし、補助シート10の他方端部13を摘まんで裏側(基材シート2の在る側と反対側)に引っ張ると、基材シート2の基端3側のストッパSと他方半部10bとが離れる。この状態で他方半部10bの表側の貼着面Asを下にしてターゲット面Tに貼り付ける(図4参照)。
そうすると、境目Bの裏側(同図右側)では他方端部13が貼着面Asを介してターゲット面Tに留め付けされ、境目Bの表側ではストッパSの下端がターゲット面Tに当接して係止する。この状態において、補助シート10が屈曲状態から原形状へ復帰しようとする力と、ストッパSがターゲット面Tに係止して原形状への復帰を妨げる力とが拮抗する。
これにより基材シート2及び一方半部10aの自立状態が維持される。この状態で一方半部10a及び他方半部10bの間の角度θが鋭角になるように、ストッパSの強度が設定されていると、メモ面が上側を向くので更に好適である。
上記の操作において、貼着面保護用シート20を剥がす、補助シート10を曲げるというように指先の器用さをそれほど必要としない作業しか必要ではない。前述の特許文献1の如く、基材に相当する紙片から当該紙片の一部である切片を引き出し、紙片の別の場所にある差込用スリットを視認して、そこに切片を差し込むというような比較的細かい作業をする必要がないから、手先が器用でない利用者或いは視力があまり良くない利用者でも簡単に行うことができる。
図4の例では、ストッパSが比較的長く形成されており、ストッパSの先部がターゲット面に沿って変形している。これに対して、図5に示す変形例のようにストッパSを短く、かつ境目Bでの補助シート10の曲り具合を大きくして、ストッパSが変形しないように設けてもよい。
以下、他の実施形態を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成に関しては解説を省略する。
図6及び図7は、本発明の第2実施形態に係る自立型フセンを示している。この自立型フセンは、可撓性を有する基材シート2で形成された単一シート式フセンである。
本実施形態の基材シート2は、主方向Xの先端4寄りにシート本体2aを、基端3寄りに脚部2bを、両者の境目Bの両側にそれぞれ有している。
前記シート本体2aは、表面にメモ領域Adを有しており、前述の脚部2bよりも主方向に長く設けることが望ましい。
前記脚部2bは、少なくとも前記基端に沿って貼着領域Asを設けている。図示例では、貼着領域Asと前記境目Bとの間に中間領域Amが設けられている。
この中間領域Amにおいて、前記境界に連続する切込み6を穿設して、切込み6の内側にストッパSを設ける。ストッパSは、中間領域Amの巾方向(主方向X)に相互に間隔を存して複数設けることが望ましい。図示例では、前記切込み6は、前記両端部が境目Bに位置する略U字形に形成されている。“略U字形”という用語は、凹字形やV字形が含まれるものとする。
もっともこの構造は適宜変更することができ、例えば中間領域Amの巾方向両端にストッパSを設けるときには、切込み6の形状をL字形とし、上側の端部を境目Bに位置させ、下側の端部を基材シート2の側縁に位置させても構わない。
前記脚部2bのストッパ形成箇所を除く部分は、弾性的に屈曲可能な脚板部8に形成している。
前記構成において、ストッパSを後方(裏側)から前方へ押し出し、そして脚板部8を後方へ撓ませることにより、ストッパSと脚板部8とが分離される。この状態で脚板部8の貼着面Asを下側にして、脚板部8をターゲット面Tに貼着させるととともに、ストッパSをターゲット面に突き当てる。これにより単一の基材シート2において自立状態を維持することができる。
なお、好適な実施例では、全ストッパSの横幅の総和(w+w+…)を中間領域での脚板部8の横幅の総和(v+v+…)より長く設けている。
その理由を以下に説明する。
単一シート式の自立型フセンでの起立状態は、脚板部が原形状に戻ろうとする弾性力と、ストッパが変形状態を支えようとする支持力とが拮抗することにより成立する。
[全ストッパの支持力の上限値]/[脚板部の弾性力]<1
であると、支持力が劣勢になるため、初期状態ではシート本体のメモ面が下向きになってしまう。
[全ストッパの支持力の上限値]/[脚板部の弾性力]>1 (1)
という条件が満たされるときには、初期状態でメモ面が上向きになる。
単一シート形式では、ストッパと脚板部とが同じシートの一部であり、同じ材料、同じ厚さであるから、上記の(1)は次のように変形できる(図1参照)。
[全ストッパの横幅の総和(w+w)]/[脚板部の横幅(v+v+v)]>1
2…基材シート
2a…基材シート本体 2b…脚部 3…基端 4…先端
6…切込み 8…脚板部
10…補助シート
10a…一方半部 10b…他方半部 12…一方端部 13…他方端部
20…貼着面保護用シート
Ad…メモ領域(メモ用面) Am…中間領域 As…貼着領域(貼着面)
B…境目 f…折目線 H…ヒンジ機構 S…ストッパ T…ターゲット面
X…主方向 Y…巾方向
v1、v2、v3…脚板部の巾
w1、w2…ストッパの巾
θ…(一方半部と他方半部との間の)角度

Claims (5)

  1. ターゲット面に対して自立可能なフセンであって、
    主方向(X)の両端に基端(3)及び先端(4)を有し、少なくとも表面にメモを記載可能な基材シート(2)と、
    この基材シート(2)の裏面側の基端(3)寄りに重ねて取り付けた補助シート(10)と
    を具備し、
    補助シート(10)は、主方向(X)の中間部を境目(B)として弾性的に屈曲可能であり、
    その境目(B)より前記基材シート(2)の先端(4)に近い側の一方半部(10a)を基材シート(2)へ常時固定された固定部とするとともに、前記境目(B)より前記先端(4)から遠い方の他方半部(10b)を前記ターゲット面(T)へ貼着可能な取付部として、この他方半部(10b)をターゲット面(T)に貼着している状態で、前記境目(B)で屈曲されたときに、当該他方半部(10b)側へ一方半部(10a)及び基材シート(2)が倒伏することに抵抗できる程度の強度を有しており、
    かつ前記補助シート(10)を前記境目(B)で屈曲させたときに、前記基材シート(2)のうち基端(3)寄りの部分が自立用のストッパ(S)として補助シート(10)から離れて前記ターゲット面(T)に突き当たり、自立状態を維持できるように構成したことを特徴とする、自立型フセン。
  2. 前記ストッパ(S)がターゲット面(T)に突き当たっている状態で前記一方半部(10a)及び他方半部(10b)の間の角度(θ)が鋭角になるように、ストッパ(S)の強度を設定したことを特徴とする、請求項1記載の自立型フセン。
  3. 前記補助シート(10)の主方向の中間部に境目(B)を確定するための折目線(f)が形成されており、基材シート(2)の基端(3)は、折目線(f)よりも基材シート(2)の先端(4)から遠い場所に位置されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の自立型フセン。
  4. 前記基材シート(2)の基端(3)は、前記折目線(f)と他方半部(10b)の端部(13)との間にあり、
    前記補助シート(10)の片面には貼着面(As)が形成されており、この貼着面(As)の一部を前記ターゲット面(T)への貼着部分として残して、貼着面(As)の残りの部分を前記基材シート(2)に貼着させており、かつ前記貼着面(As)の一部を剥離可能に覆う貼着面保護用シート(20)を設けたことを特徴とする、請求項3に記載の自立型フセン。
  5. ターゲット面に対して自立可能なフセンであって、
    可撓性を有する基材シート(2)で形成されており、
    この基材シート(2)は、主方向(X)の両側の基端(3)及び先端(4)のうち基端(3)寄りに、少なくとも当該基端に沿って貼着領域(As)を有する脚部(2b)を、また先端(4)寄りに、前面をメモ面とするシート本体(2a)をそれぞれ含み、
    これらシート本体(2a)及び脚部(2b)の境目(B)に連続する切込み(6)を、前記脚部(2b)に設けることにより、当該脚部(2b)を、前記切込み(6)内に形成されるストッパ(S)と、前記切込み(6)の外に形成されかつ前記貼着領域(As)を含む脚板部(8)とに2分しており、
    前記境目(B)付近で前記脚部(2b)を前記シート本体(2a)に対して後方へ撓ませることにより、前記ストッパ(S)を残して、前記脚板部(8)が弾性的に屈曲するように形成され、この屈曲状態で脚板部(8)をターゲット面(T)に貼着させたときに、前記ストッパ(S)がターゲット面(T)に突き当たることにより、シート本体の起立状態が維持されるように構成したことを特徴とする、自立型フセン。
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