JP2018194583A - 画像形成装置 - Google Patents

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Sayaka Morita
さや香 森田
芳賀 正安
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正安 芳賀
國智 佐々木
Kunitomo Sasaki
國智 佐々木
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Abstract

【課題】帯電ローラーの摩耗を抑制しつつ、帯電ローラー上の付着物除去における清掃性を向上させる。【解決手段】画像形成装置100は、感光体1と、回転により感光体1上を帯電させるための帯電ローラー20と、感光体1から帯電ローラー20上に付着した付着物Fを凝集するための凝集ローラー22と、帯電ローラー20上から凝集ローラー22によって凝集された付着物Fを除去するためのブラシローラー21とを備える。【選択図】図4

Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には電子写真方式の画像形成装置のための技術に関する。
MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置として、電子写真方式の画像形成装置が普及している。電子写真方式の画像形成装置は、帯電ローラーによって感光体上を帯電させた上で露光することにより、感光体上に静電潜像を形成する。ここで、感光体上のトナー外添剤や滑材などが帯電ローラーに付着することで、帯電不良が生じる。これを防ぐため、従来より帯電ローラーに付着した付着物を除去する技術が提案されている。
たとえば、特開平7−140763号公報(特許文献1)は、「帯電部材に接触し、これと相対速度をもって走行するクリーニング手段を設ける」画像形成装置を開示している([要約]の[課題]参照)。
特開平7−140763号公報
しかし、上記従来の技術では、付着物が多い場合には、より強い力で付着物をかき取ることとなり、帯電ローラーの摩耗が大きくなるという不具合が生じていた。したがって、帯電ローラーの摩耗を抑制しつつ、帯電ローラー上の付着物除去における清掃性を向上させる技術が必要とされている。
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ある局面における目的は、帯電ローラーの摩耗を抑制しつつ、帯電ローラー上の付着物除去における清掃性を向上させることである。
ある局面に従うと、画像形成装置は、像担持体と、回転により像担持体上を帯電させるための帯電ローラーと、像担持体から帯電ローラー上に付着した付着物を凝集するための凝集機構と、帯電ローラー上から凝集機構によって凝集された付着物を除去するための清掃機構とを備える。
好ましくは、清掃機構は、帯電ローラーに接触し、帯電ローラーとの接触部において帯電ローラーと同一方向に、かつ帯電ローラーの回転速度と異なる回転速度で回転する。
好ましくは、清掃機構は、帯電ローラーに接触し、帯電ローラーとの接触部において帯電ローラーと反対方向に回転する。
好ましくは、凝集機構は、像担持体から帯電ローラー上に付着した付着物を、当該帯電ローラーの回転方向に対してせき止めることにより凝集する。
好ましくは、凝集機構は、帯電ローラーに接触し、帯電ローラーとの接触部において帯電ローラーと同一方向に、かつ帯電ローラーの回転速度以下の回転速度で回転する。
好ましくは、画像形成装置は、凝集機構および清掃機構との少なくともいずれか一方に対して、帯電ローラーとの間での放電を抑制するためのバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加部をさらに備える。
好ましくは、清掃機構は、ブラシローラーである。
好ましくは、凝集機構は、発泡弾性ローラーである。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
画像形成装置の内部構造の一例を示す図である。 画像形成装置の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成部の概要を示す模式図である。 帯電装置の概形を示す模式図である。 凝集ローラーによる付着物の凝集を模式的に示す図である。 第2の実施の形態における帯電装置の概形を示す模式図である。 第3の実施の形態における画像形成部の概要を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置100の構成]
図1を参照して、画像形成装置100について説明する。図1は、画像形成装置100の内部構造の一例を示す図である。
画像形成装置100は、カラープリンタ、モノクロプリンタ、またはファックスであってもよいし、モノクロプリンタ、カラープリンタおよびファックスの複合機(すなわち、MFP(Multi-Functional Peripheral))であってもよい。
画像形成装置100は、用紙の収納部60A〜60Dと、給紙部としての給紙ローラー61と、用紙の搬送ローラー62と、用紙センサ63と、タイミングローラー87と、タイミングセンサ88と、切替爪89と、反転ローラー70と、画像形成装置100を制御するための制御装置101と、トナー像を用紙に印刷するための画像形成部110とを含む。
収納部60A〜60Dは、用紙がセットされるカセットである。以下では、収納部60A〜60Dの1つを代表して収納部60ともいう。収納部60は、画像形成装置100から脱着可能に構成されている。ユーザーは、画像形成装置100から収納部60を外すことで収納部60に用紙Sをセットすることができる。収納される用紙Sのサイズは、収納部60A〜60D間で異なっていてもよいし、同じであってもよい。
給紙ローラー61は、給紙クラッチ(図示しない)を介してモーター(図示しない)に接続されている。当該モーターは、制御装置101によって制御される。制御装置101は、ユーザーから印刷指示を受けたことに基づいて、モーターを駆動する。モーターは、給紙クラッチを介して給紙ローラー61を回転する。これにより、用紙Sは収納部60から搬送経路41に1枚ずつ送り出される。
搬送ローラー62は、収納部60から送り出された用紙Sを、搬送経路41に沿って搬送する。搬送ローラー62は、モーター(図示しない)に接続されている。制御装置101は、当該モーターを駆動することで搬送ローラー62を回転し、搬送経路41に沿って用紙Sを搬送する。用紙Sは、画像形成部110に搬送される。
画像形成部110は、印刷対象の画像パターンに従ってトナー像を形成し、当該トナー像を用紙Sに印刷する。タイミングローラー87は、タイミングセンサ88による用紙の検知結果に基づいて、画像形成部110内を搬送されるトナー像の位置に合わせて用紙Sの搬送を調整する。これにより、画像形成部110で形成されたトナー像が、用紙Sの適切な位置に印刷される。
その後、画像形成装置100が片面印刷の指示を受け付けている場合には、制御装置101は、切替爪89を駆動し、用紙Sをトレー48に排紙する。他方、画像形成装置100が両面印刷の指示を受け付けている場合には、制御装置101は、切替爪89を駆動し、用紙Sを反転ローラー70に搬送する。その後、用紙Sは、搬送ローラー62に送られ、再び画像形成部110を通過する。トナー像が用紙Sの裏面に印刷され、用紙Sはトレー48に排紙される。
[画像形成装置100のハードウェア構成]
図2を参照して、画像形成装置100のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、画像形成装置100の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、画像形成装置100は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ネットワークインターフェイス104と、操作パネル107と、記憶装置120とを含む。
制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置101は、本実施の形態に従う制御プログラム122などの各種プログラムを実行することで画像形成装置100の動作を制御する。制御装置101は、制御プログラム122の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置120からRAM103に制御プログラム122を読み出す。RAM103は、ワーキングメモリとして機能し、制御プログラム122の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
ネットワークインターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。画像形成装置100は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、スマートフォンなどの携帯通信端末、サーバーなどを含む。画像形成装置100は、制御プログラム122をアンテナを介してサーバーからダウンロードできるように構成されてもよい。
操作パネル107は、ディスプレイとタッチパネルとで構成されている。ディスプレイおよびタッチパネルは互いに重ねられており、操作パネル107は、たとえば、画像形成装置100に対する印刷操作やスキャン操作などを受け付ける。
記憶装置120は、たとえば、ハードディスクや外付けの記憶装置などの記憶媒体である。記憶装置120は、本実施の形態に従う制御プログラム122を格納する。制御プログラム122の格納場所は記憶装置120に限定されず、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、サーバー)などに格納されていてもよい。
制御プログラム122は、単体のプログラムとしてではなく、モジュールとしての任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本実施の形態に従う制御処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う制御プログラム122の趣旨を逸脱するものではない。さらに、制御プログラム122によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーが制御プログラム122の処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態で画像形成装置100が構成されてもよい。
[画像形成部110]
図3を参照して、画像形成部110について説明する。図3は、画像形成部110の概要を示す模式図である。
図3に示すように、画像形成部110は、像担持体としての感光体1と、帯電装置2と、露光装置3と、現像器4と、転写駆動機32と、清掃装置7と、イレースランプ9とを備える。帯電装置2は、帯電ローラー20と、清掃機構としてのブラシローラー21と、凝集機構としての凝集ローラー22とを含む。帯電ローラー20は、感光体1に接触している。帯電ローラー20は、詳細は後述するが、回転可能に構成された感光体1の表面を所定電位に一様に帯電させる。
感光体1は回転ドラム形状をしており、たとえば負帯電性の有機感光体であり、所定の速度で回転駆動される。感光体1は、たとえば、アルミニウムドラム上に感光層を形成することにより構成される。感光層表面には、表面の摩擦性や磨耗性を改善するためのオーバーコート層がさらに設けられても良い。
また、感光体1に滑剤を塗布することにより、摩耗性を改善することができる。感光体への滑剤塗布は、本実施形態では、現像剤中に滑材を混入することで実現される。あるいは、清掃装置7を通過する前後の感光体1に、滑剤を塗布するための機構が設置されてもよい。滑材としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等が用いられ得る。
露光装置3は、制御装置101から受信した画像信号に応じて、感光体1にレーザー光を照射し、感光体1の表面を画像信号の示す画像パターンに露光する。その結果、画像パターンに応じた静電潜像が感光体1上に形成される。
現像器4は、感光体1上に形成された静電潜像をもとに、トナー像35を現像する。具体的には、現像器4は、現像ローラー15を回転させながら、現像ローラー15の表面に現像剤5を付着させる。本実施形態では、現像剤5は、磁性を持つキャリア、着色されたトナー、外添剤、滑材等で構成される。外添剤は、シリカ、酸化チタンなどの無機微粒子が用いられる。その後、感光体1に電圧(現像バイアス)を印加することにより、感光体1上に形成された静電潜像に応じたトナー像35が感光体1の表面に形成される。
転写駆動機(図示しない)は、一次転写ローラー31を駆動することで、転写ベルト30(転写対象)を感光体1から離間した状態と、転写ベルト30を感光体1に圧接した状態とを切り替える。転写ベルト30が感光体1に圧接された状態で、トナー像35と反対極性の転写電圧が一次転写ローラー31に印加されることで、感光体1の表面に形成されたトナー像35が感光体1から転写ベルト30に転写される。そして、二次転写ローラー33によって、転写ベルト30上に形成されたトナー像35が用紙に転写される。
清掃装置7は、トナー像35が感光体1から転写ベルト30へ転写された後に、感光体1の表面に残留したトナーを除去する。具体的には、クリーニングブレード42が、感光体1の表面に接触するように清掃装置7に設けられる。感光体1の回転に伴い、感光体1の表面に残留したトナーがクリーニングブレード42にせき止められる。せき止められたトナーは、感光体1の表面から掻き落とされる形で除去される。
ここで、転写後の感光体1上に残留トナーとともに残った外添剤なども、清掃装置7により感光体上10から清掃されるが、その一部は感光体1とクリーニングブレード42との間をすり抜け、帯電ローラー20に到達する。クリーニングブレード42の接触角の維持および/またはクリーニングブレード42の摩耗の抑制のために、クリーニングブレード42の感光体1への押圧力を抑えているためである。このようにして、帯電ローラー20に到達した外添剤や滑材などが、付着物として帯電ローラー20に付着する。
イレースランプ9は、感光体1上に残存する電位を除去する。その後、帯電ローラーによる帯電作業が感光体1に対して再度行われる。
[帯電装置2]
図4を参照して、帯電装置2について説明する。図4は、帯電装置2の概形を示す模式図である。
図4に示すように、帯電装置2は、帯電ローラー20と、ブラシローラー21と、凝集ローラー22とを備える。帯電ローラー20は、感光体1と接触して、その接触部において感光体1と同一方向に回転するように設けられている。帯電ローラー20は、感光体1と接触した後に凝集ローラー22と接触し、その後、ブラシローラー21と接触するように配置される。
帯電ローラー20は、金属製の芯金25の周囲に、導電性の弾性層26と表面層27とが帯電ローラー20の断面径方向に積層されるように構成されている。帯電ローラー20は、バネ(図示しない)により感光体1中心方向に押圧され、所定の接触幅にて感光体1と接触し回転する。感光体1と帯電ローラー20との回転速度は同じに構成されているが、速度差を設けてもよい。
帯電ローラー20の弾性層26は、たとえば、エピクロルヒドリンゴム、ニトリルゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴム等の弾性材料に、ケッチェンブラックやアセチレンブラック等のカーボンブラック、グラファイト、金属粉、導電性金属酸化物、イオン導電剤等の導電剤を混入したもので構成されている。弾性層の硬度は、ニップの安定化のため、たとえば、MD−1硬度計タイプCにて10以上30以下であることが望ましい。
帯電ローラー20の弾性層26の表面には、弾性を持つ導電性の表面層27が設けられている。表面層27には、導電性を付与するために、ケッチェンブラックやアセチレンブラック等のカーボンブラック、グラファイト、金属粉、導電性金属酸化物、イオン導電剤等の導電剤が混入される。表面層27には、所定の表面粗さを付与してもよい。表面粗さの付与は、数μm〜数十μmの平均粒子径となる有機微粒子又は無機微粒子を含有させることで実現できる。
凝集ローラー22は、帯電ローラー20と接触して、その接触部において帯電ローラー20と同一方向に回転するように設けられている。凝集ローラー22は、モータ等の駆動装置(図示しない)によって駆動回転させることが望ましい。こうすることで、帯電ローラー20への押圧力を従動回転に比べて小さく設定でき、帯電ローラー20の摩耗を抑制することが出来る。
凝集ローラー22は、帯電ローラー20の回転速度以下の回転速度で回転する。好ましくは、凝集ローラー22の回転速度を帯電ローラー20の回転速度と等しくする。こうすることで、凝集ローラー22と帯電ローラー20との間の押圧力を低減することができ、帯電ローラー20の摩耗を抑制することができる。
本実施形態の凝集ローラー22は、金属製の芯金28の周囲に発泡弾性層29を備える発泡弾性ローラーである。発泡弾性層29には、ポリウレタン、メラミン、ポリプロピレン、ニトリルゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、などの樹脂あるいはゴムを用いることが出来る。
図5を参照して、付着物の凝集について説明する。図5は、凝集ローラー22による付着物Fの凝集を模式的に示す図である。ある局面において、凝集ローラー22は、感光体1上から移動してきて、帯電ローラー20上に付着した付着物Fを、帯電ローラー20の回転方向に対してせき止めることにより凝集する。
図5(a)に示すように、帯電ローラー20および凝集ローラー22の回転に伴い、帯電ローラー上の付着物Fは凝集ローラー22の凹部24に入り込む形で凝集ローラーと接触する。このとき、凝集ローラー22は、帯電ローラー20に対して所定の力で押し付けられているため、図5(b)に示すように、帯電ローラー20上の付着物Fは一時的にせき止められることとなる。
帯電ローラー20および凝集ローラー22がさらに回転すると、図5(c)に示すように、帯電ローラー上の付着物F,Fには互いに押し付けられるような力が作用する。その結果、図5(d)に示すように、付着物F,Fは凝集して付着物F′となって、帯電ローラー20に付着したまま接触部23を離れる。
図4を再び参照して、清掃機構としてのブラシローラー21は、帯電ローラー20と接触して、その接触部38において帯電ローラー20と同一方向に回転するように設けられている。ブラシローラー21は、帯電ローラー20の回転速度と異なる速度で回転する。好ましくは、ブラシローラー21の回転速度は、帯電ローラー20の回転速度より早く設定される。
ブラシローラー21は、金属製の芯金39の周囲にブラシ部34が設けられている。ブラシローラー21は、ブラシ部34が帯電ローラー20の表面を摺擦して回転するように構成されている。ブラシ34部が帯電ローラー20の表面を摺擦することで、付着物Fをかき取ることが出来る。
ブラシローラー21は、帯電ローラー20に対する摺擦負荷が大きいほど清掃効率は高まる一方で、帯電ローラー20表面の摩耗が大きくなる。そのため、ブラシローラー21と帯電ローラー20との速度差を小さくすること、ブラシ部34の強度を低くすること、またはブラシローラー21の帯電ローラー20に対する接触圧を小さくすることなどにより、当該摺擦負荷を抑制することが好ましい。
ブラシ部34は、ポリエステル、ナイロン、アクリル、レーヨンといった合成繊維で構成され得る。また、カーボンブラック、グラファイト、金属粉、導電性金属酸化物、イオン導電剤等の導電剤を分散させた導電繊維が、用いられてもよい。導電繊維を用いる場合、帯電ローラー20との間に放電が生じないように、ブラシローラー21にバイアス電圧を印加するのが好ましい。こうすることで、帯電ローラー20と凝集ローラー22との接触部38での放電が防止され、凝集された付着物F′が再度微細化することを防ぐことが出来、清掃性を向上することができる。
ブラシ部34のブラシ繊維の先端形状は、好ましくは、繊維の先端が根元に対して回転方向の後方に倒れる斜毛形状、あるいは繊維の先端がループ形状になるように構成される。こうすることで、帯電ローラー20の摩耗を、より効率的に抑制することができる。
回収機構としての回収部材37は、ブラシローラー21に接触するように配置される。回収部材37をブラシローラー21に接触するように設けることで、ブラシローラー21に付着物が蓄積されることによる清掃性の低下を防ぐことが出来る。回収部材37は、金属、あるいは樹脂製のブレードにより構成することが出来る。また、回収部材37はローラー形状としてもよい。たとえば、ローラー形状の回収部材37の表面にブレード状のかき取り部材を接触させる構成としてもよく、効率よく付着物を回収することが可能となる。
<第2の実施の形態>
図6を参照して、第2の実施の形態について説明する。図6は、第2の実施の形態における帯電装置の概形を示す模式図である。
第2の実施の形態に係る画像形成装置100は、凝集機構としてシート部材を備える点で、第1の実施の形態と異なる。なお、本実施形態においては、前述の実施の形態に係る画像形成装置100が備える構成と同様の構成には、画像形成装置100の符号と同一の符号を付してある。したがって、それらの説明は繰り返さない。
図6に示すように、第2の実施の形態では、凝集機構として、弾性を持った凝集シート51が支持板52により支持される。凝集シート51は、帯電ローラー20にシート部材53が接触するように配置されている。シート部材53は、ポリウレタン等のゴム、あるいはポリエステル等の樹脂フィルムを用いることが出来る。帯電ローラー20上の付着物Fはシート部材53の接触部において、せき止められ凝集する。
付着物Fは、凝集により帯電ローラー20の鉛直方向へと径が大きくなることから、一定量凝集するとシート部材53を押しあげる。シート部材53が押し上げられると、凝集された付着物F′をせき止める力が小さくなり、帯電ローラー20の回転にともない凝集された付着物F′が接触部から排出される。
この場合においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。そして、第2の実施の形態では、凝集機構がシート部材であるので、凝集機構がローラー部材である場合と比較して、より簡易な構成で本開示の技術的思想を適用することが可能となる。
<第3の実施の形態>
図7を参照して、第3の実施の形態について説明する。図7は、第3の実施の形態における画像形成部の概要を示す模式図である。
第3の実施の形態に係る画像形成装置100は、バイアス電圧印加部50を備える点で、第1の実施の形態と異なる。なお、本実施形態においては、前述の実施の形態に係る画像形成装置100が備える構成と同様の構成には、画像形成装置100の符号と同一の符号を付してある。したがって、それらの説明は繰り返さない。
図7に示すように、バイアス電圧印加部50は凝集ローラー22と電気的に接続され、凝集ローラー22は導電部材で構成されている。バイアス電圧印加部50は、帯電ローラー20との間に放電が生じないためのバイアス電圧を、凝集ローラー22に印加する。具体的には、バイアス電圧印加部は、帯電工程において帯電ローラー20が印加される電圧と同程度の電圧を、凝集ローラー22に印加する。これにより、帯電ローラー20と凝集ローラー22との接触部23で発生する放電が抑制され、凝集された付着物F′が再度微細化することを防ぐことが出来る。
<その他の実施の形態>
なお、本開示において示された技術的思想の適用範囲は、上述の実施の形態に限定されない。たとえば、上述の実施の形態では、帯電ローラー20は2層の積層ゴムローラーを備えるが、積層ゴムローラーの層構成は2層以外としてもよい。たとえば、当該層構成は、3層もしくはそれ以上としてもよく、または単層としてもよい。凝集ローラー22は、発泡弾性部材が帯電ローラー20に接触する形状であれば芯金全域が覆われていなくてもよい。たとえば弾性層がスパイラル状に巻きつけられたローラーであってもよい。
ブラシローラー21は、帯電ローラー20と接触して、その接触部38において帯電ローラー20と反対方向に回転するように設けられてもよい。清掃機構は、帯電ローラー20を摺擦する弾性部材であれば、ブラシに限定されず、たとえば弾性発泡部材であってもよい。バイアス電圧印加部50は、凝集ローラー22ではなく、ブラシローラー21にバイアス電圧を印加するように構成されてもよいし、凝集ローラー22とブラシローラー21との両方にバイアス電圧を印加するように構成されてもよい。これらの場合においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[実施例1]
以下に、本開示の実施例を示す。凝集機構として、導電発泡弾性の凝集ローラー22を用いて従動回転させた。バイアス電圧印加部50は、帯電ローラー20と同電位のバイアス電圧を、凝集ローラー22へ印加した。ブラシローラー21には、導電繊維ブラシローラーを用いて、帯電ローラー20と接触面において同じ方向に駆動回転させた。ブラシローラー21は、帯電ローラー20に対する表面移動速度より10パーセント早く回転させた。バイアス電圧印加部50は、帯電ローラー20と同電位のバイアス電圧を、ブラシローラー21に印加した。回収部材37は、スクレーパを備える金属ローラーで構成した。
清掃性テストとして、通紙方向にカバレッジ100%と0%の帯画像が交互に配置されたテスト画像を3000枚の用紙に印刷した後、カバレッジ25パーセントの全面ハーフトンのテスト画像を印刷した。その結果、テスト画像にて濃度ムラのない良好な画像が得られた。ここでカバレッジとは、用紙等における画像形成領域に対する出力画像領域の割合を意味する。
[実施例2]
凝集機構として、導電性の凝集シート51を用いた。バイアス電圧印加部50は、帯電ローラー20と同電位のバイアス電圧を、凝集シート51に印加した。ブラシローラー21にはループブラシローラーを用い、帯電ローラー20との接触面において同じ方向に回転させた。バイアス電圧印加部50は、帯電ローラー20と同電位のバイアス電圧を、ブラシローラー21に印加した。上記実施例1と同様の清掃性テストを行い、テスト画像にて濃度ムラのない良好な画像が得られた。
[比較例1]
凝集機構は上記実施例1と同じ条件とした上で、清掃機構を設けなかった。上記実施例1と同様の清掃性テストを行ったところ、テスト画像にて通紙画像の帯位置に対応した濃度ムラが生じた。
[比較例2]
凝集機構は設けずに、清掃機構として導電繊維製のブラシローラー21を用いた。ブラシローラー21は、帯電ローラー20と接触面において同じ方向に回転させた。ブラシローラー21は、帯電ローラー20に対する表面移動速度より60%早く回転させた。バイアス電圧印加部50は、帯電ローラー20と同電位のバイアス電圧を、ブラシローラー21に印加した。回収部材37としてスクレーパを接触した金属ローラーを用いた。上記実施例1と同様の清掃性テストを行ったところ、テスト画像にてスジ状の濃度ムラが生じた。
上記実施例および比較例より、本開示における技術的思想を適用することにより、帯電ローラー20の摩耗を抑制しつつ、帯電ローラー20上の付着物除去における清掃性を向上できることがわかる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 感光体、2 帯電装置、3 露光装置、4 現像器、5 現像剤、7 清掃装置、9 イレースランプ、10 感光体上、15 現像ローラー、20 帯電ローラー、21 ブラシローラー、22 凝集ローラー、23,38 接触部、24 凹部、25,28,39 芯金、26 弾性層、27 表面層、29 発泡弾性層、30 転写ベルト、31 一次転写ローラー、32 転写駆動機、33 二次転写ローラー、34 ブラシ部、35 トナー像、37 回収部材、41 搬送経路、42 クリーニングブレード、48 トレー、50 バイアス電圧印加部、51 凝集シート、52 支持板、53 シート部材、60 収納部、61 給紙ローラー、62 搬送ローラー、63 用紙センサ、70 反転ローラー、87 タイミングローラー、88 タイミングセンサ、89 切替爪、100 画像形成装置、101 制御装置、102 ROM、103 RAM、104 ネットワークインターフェイス、107 操作パネル、110 画像形成部、120 記憶装置、122 制御プログラム。

Claims (8)

  1. 像担持体と、
    回転により前記像担持体上を帯電させるための帯電ローラーと、
    前記像担持体から前記帯電ローラー上に付着した付着物を凝集するための凝集機構と、
    前記帯電ローラー上から前記凝集機構によって凝集された付着物を除去するための清掃機構とを備える、画像形成装置。
  2. 前記清掃機構は、前記帯電ローラーに接触し、前記帯電ローラーとの接触部において前記帯電ローラーと同一方向に、かつ前記帯電ローラーの回転速度と異なる回転速度で回転する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記清掃機構は、前記帯電ローラーに接触し、前記帯電ローラーとの接触部において前記帯電ローラーと反対方向に回転する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記凝集機構は、前記像担持体から前記帯電ローラー上に付着した付着物を、当該帯電ローラーの回転方向に対してせき止めることにより凝集する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記凝集機構は、前記帯電ローラーに接触し、前記帯電ローラーとの接触部において前記帯電ローラーと同一方向に、かつ前記帯電ローラーの回転速度以下の回転速度で回転する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記凝集機構および前記清掃機構との少なくともいずれか一方に対して、前記帯電ローラーとの間での放電を抑制するためのバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記清掃機構は、ブラシローラーである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記凝集機構は、発泡弾性ローラーである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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