JP2018193891A - 送風装置 - Google Patents

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健人 玉岡
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正士 平山
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Tadataka Horaiya
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Shun Hirano
駿 平野
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Abstract

【課題】騒音を抑制でき、送風効率を向上することができる送風装置を提供する。【解決手段】送風装置は、上下に延びる中心軸を中心にして回転可能なインペラと、インペラを駆動するモータと、を備える。インペラは、周方向に配列される複数の羽根部1と、径方向外側における外周縁部に複数の羽根部1が設けられるフランジ部23と、を有する。羽根部は、羽根部1の周方向における回転方向Dr0とは反対側に位置する後縁面14aと、羽根部1の周方向における回転方向側に位置する前縁面14bと、を有する。後縁面14aは、回転方向Dr0に向かって窪む凹部144を有する。【選択図】図5B

Description

本発明は、送風装置に関する。
従来、複数の羽根部を軸方向を中心にしてモータにより回転させることにより、径方向外側に送風する送風装置が知られている。送風装置は、たとえば軸方向上側にある吸気口から周方向に隣り合う羽根部間に流れ込む空気を羽根部の回転によって径方向外側に送り出すことにより外部に送風する。このような送風装置は、たとえば、薄型化が要求される電子機器の冷却ファンなどに用いられている。
なお、本発明に関連する先行技術として、特許文献1では、複数のブレードをインペラに有する電動送風機を教示している。この電動送風機では、ブレードの最外周端部の形状を複数段の階段形状とすることにより、見かけ上のブレード枚数を倍増し、電動送風機から発生する耳障り音を高周波域にシフトさせて、耳障り音の低減を図っている。
特許第5012096号公報
送風装置の薄型化に伴い、羽根部の軸方向長さは短くなり、各々の羽根部が空気を掻く面積は小さくなって、送風装置の送風効率が低下してしまう。羽根部を増やせば、複数の羽根部が空気を掻く総面積を増加させることはできる。但し、周方向に隣り合う羽根部の径方向内側における内端部間の隙間が狭くなる。そのため、送風装置内に吸気された空気は、該隙間に流れ込み難くなり、送風効率が低下してしまう。また、インペラを回転する際、吸気された空気が羽根部の表面から剥離して羽根部及びハウジング間を流れたり渦流となったりすることにより、騒音が増大してしまう。このような問題について、引用文献1は、なんら言及していない。
本発明は、上記の状況を鑑みて、騒音を抑制でき、送風効率を向上することができる送風装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の例示的な送風装置は、上下に延びる中心軸を中心にして回転可能なインペラと、前記インペラを駆動するモータと、を備え、前記インペラは、周方向に配列される複数の羽根部と、径方向外側における外周縁部に複数の前記羽根部が設けられるフランジ部と、を有し、前記羽根部は、前記羽根部の周方向における回転方向とは反対側に位置する後縁面と、前記羽根部の周方向における前記回転方向側に位置する前縁面と、を有し、前記後縁面は、前記回転方向に向かって窪む凹部を有する構成とされる。
本発明の例示的な送風装置によれば、騒音を抑制でき、送風効率を向上することができる。
図1は、送風装置の一例を示す斜視図である。 図2は、送風装置の構成例を示す断面図である。 図3は、インペラの上面図である。 図4は、周方向から見た送風装置の断面図である。 図5Aは、インペラの斜視図である。 図5Bは、羽根部の拡大図である。 図5Cは、羽根部が延びる方向から見た羽根部の断面図である。 図6Aは、実施例に係る風速分布を示す図である。 図6Bは、比較例に係る風速分布を示す図である。 図7Aは、各々の羽根部における凹部の第1配置例である。 図7Bは、各々の羽根部における凹部の第2配置例である。 図7Cは、各々の羽根部における凹部の第3配置例である。 図8は、送風装置の構成の第1変形例を示す断面図である。 図9は、送風装置の構成の第2変形例を示す断面図である。 図10Aは、送風装置を搭載するラップトップ型の情報装置の一例を示す透視斜視図である。 図10Bは、ヒートパイプが取り付けられた送風装置の構成例を示す斜視図である。
以下に図面を参照して本発明の例示的な実施形態を説明する。
なお、本明細書では、送風装置100において、中心軸CAと平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。軸方向において、後述する支持プレート部402から後述する吸気プレート部401に向かう方向を軸方向一方側として「軸方向上側」と呼ぶ。また、軸方向において、吸気プレート部401から支持プレート部402に向かう方向を軸方向他方側として「軸方向下側」と呼ぶ。さらに、各々の構成要素において、軸方向上側における端部を「上端部」と呼び、軸方向下側における端部を「下端部」と呼ぶ。また、軸方向上側に位置する端面は軸方向一方側に位置する一方端面として「上端面」と呼び、軸方向下側に位置する端面は軸方向他方側に位置する他方端面として「下端面」と呼ぶ。
また、中心軸CAに直交する方向を「径方向」と呼ぶ。径方向において、中心軸CAに向かう方向を「径方向内側」と呼び、中心軸CAから離れる方向を「径方向外側」と呼ぶ。各々の構成要素の側面において、径方向内側に位置する側面は「内側面」と呼び、径方向外側に位置する側面は「外側面」と呼ぶ。また、径方向内側における端部を「内端部」と呼び、径方向外側における端部を「外端部」と呼ぶ。より具体的には、軸方向から見て、径方向の「内端部」は「内側面」と重なり、径方向の「外端部」は「外側面」と重なる。また、径方向の「外端部」よりも径方向内側、且つ、径方向の「外端部」近傍の部分を「外周縁部」と呼ぶ。
また、中心軸CAを中心とする周方向は「周方向」と呼ぶ。周方向一方側は後述するインペラ200及び羽根部1の回転方向Droと同じ方向であり、周方向他方側は回転方向Droとは反対側と同じ方向である。また、各々の構成要素において、周方向における転方向Droとは反対側に位置する側面を「後縁面」と呼び、周方向における転方向Dro側に位置する側面を「前縁面」と呼ぶ。
なお、以上に説明した方向、面、及び構成部などの呼称は、実際の機器に組み込まれた場合での位置関係及び方向などを示すものではない。
<1.実施形態>
<1−1.送風装置の概略構成>
図1は、送風装置100の一例を示す斜視図である。図2は、送風装置100の構成例を示す断面図である。なお、図2は、図1において中心軸CAを含む面で切断した送風装置100の一点鎖線A1−A1に沿う断面を示している。
送風装置100は、インペラ200と、モータ300と、ハウジング400と、を備える。
インペラ200は、複数の羽根部1が設けられた羽根車であり、モータ300に取り付けられている。インペラ200は、モータ300のシャフト301とともに、上下方向に延びる中心軸CAを中心にして回転可能である。中心軸CAから羽根部1の径方向外側における外端部(つまり先端)までの径方向における最短距離Lrは、送風装置100の軸方向長さLaよりも大きく、好ましくは軸方向長さLaの5倍以上である。こうすれば、送風装置100を薄型化できる。なお、インペラ200の構成は後に説明する。
モータ300は、中心軸CAを中心にしてシャフト301を回転させることにより、インペラ200を駆動する。
ハウジング400は、インペラ200及びモータ300を収容する。ハウジング400は、吸気プレート部401と、支持プレート部402と、側壁部403と、を有している。
吸気プレート部401は、複数の羽根部1よりも軸方向上側に設けられ、羽根部1の軸方向上側に位置する羽根部上端面12と隙間を介して対向している。吸気プレート部401は、軸方向に貫通する吸気口401aを有している。
支持プレート部402は、複数の羽根部1よりも軸方向下側に設けられ、羽根部1の軸方向下側に位置する羽根部下端面11と隙間を介して対向し、モータ300を支持している。より具体的には、支持プレート部402の上面にはモータ300が固定されている。支持プレート部402の上面は、軸方向において、吸気プレート部401の下面と対向している。
側壁部403は、吸気プレート部401の下面と支持プレート部402の上面との間に設けられ、吸気プレート部401及び支持プレート部402とともに、インペラ200及びモータ300を収容する内部空間を形成している。側壁部403には、径方向に向いて開口する送風口403aが設けられている。ハウジング400の内部空間は、インペラ200及びモータ300を収容し、吸気口401a及び送風口403aを介してハウジング400の外部に通じている。
また、吸気プレート部401、支持プレート部402、及び側壁部403は、特に限定しないが、たとえば金属製である。一例として、吸気プレート部401及び支持プレート部402はステンレス製であり、側壁部403は銅製である。また、側壁部403は、鍛造、鋳造、又はプレス加工により形成され、吸気プレート部401及び支持プレート部402とともにインサート成形又はアウトサート成形される。また、成形後のハウジング400は、形状の精度を担保するため、成形後に切削加工される。
また、側壁部403にはインペラ200の回転により発生する風が直接に当たる。そのため、側壁部403の熱伝導率は、高いことが好ましく、たとえば100[W/m・K]以上であることが好ましい。こうすれば、送風装置100内に比較的高温の空気が流れ込んでも、インペラ200の回転により径方向外側に送風される該空気を側壁部403で効果的に放熱できる。この効果は、空冷ファンに送風装置100を用いた場合に、特に有効である。
<1−2.インペラの構成>
次に、インペラ200の構成を説明する。図3は、インペラ200の上面図である。図4は、周方向から見た送風装置100の断面図である。なお、図4は、図1の一点鎖線A1−A1に沿う送風装置100の断面、及び図3の一点鎖線A2−A2に沿うインペラ200の断面に対応している。
インペラ200は、複数の羽根部1と、蓋部21と、筒部22と、フランジ部23と、リング部25と、を有する。また、蓋部21、筒部22、及びフランジ部23は、カップ部2を構成する。つまり、インペラ200は、カップ部2を有している。カップ部2は、モータ300の軸方向上側における上端部を内部に収容し、言い換えるとモータ300の上端に取り付けられている。
複数の羽根部1は、周方向に配列されている。羽根部1の数は、羽根部1が空気を掻く際に発生する騒音を抑制するために素数であることが好ましい。また、羽根部1の数は、たとえば31枚以上とすることが好ましい。羽根部1の数が増えるほど、羽根部1間の間隔が狭くなるので、羽根部1間の静圧が増大して、羽根部1間の空気はより勢い良く径方向外側に送出される。よって、送風装置100の送風効率が向上する。なお、羽根部1の構成は後に説明する。
蓋部21は、シャフト301に連結され、モータ300の上面を覆う。筒部22は、蓋部21の径方向外側における外端部から、少なくとも軸方向下側に向かって延びる。蓋部21及び筒部22は、モータ300の軸方向上側における上端部を収容する内部空間を構成している。また、筒部22の外側面は湾曲面221を有している。周方向から見た断面視において、湾曲面221は、軸方向上側及び径方向外側に向いており、さらに、湾曲面221が向く方向とは反対側に凹んでいる。湾曲面221の曲率中心は湾曲面221よりも湾曲面221が向く方向側にある。従って、湾曲面221に沿って径方向外側に流れる空気は、スムーズに流れて、フランジ部23に至る。フランジ部23は、筒部22の径方向外側における外端部から径方向外側に延びる。フランジ部23の径方向外側における外周縁部230には、複数の羽根部1が設けられている。
インペラ200が回転する際、吸気口401aを通じてハウジング400の内部空間に流れ込む空気は、湾曲面221とフランジ部23の上面とに沿って径方向外側に流れて、複数の羽根部1間に流れ込む。該空気は、周方向に回転する複数の羽根部1により風となって、インペラ200の径方向外側に流れ、送風口403aを通じてハウジング400の外部に送り出される。
リング部25は、環状であり、羽根部1の軸方向上側において複数の羽根部1を連結している。なお、この例示に限定されず、リング部25は、羽根部1の軸方向下側において複数の羽根部1を連結してもよい。すなわち、リング部25は、羽根部1の軸方向上側及び下側のうちの少なくとも一方に設けられ、該少なくとも一方において複数の羽根部1を連結していればよい。環状のリング部25が複数の羽根部1を連結することにより、インペラ200に設けられる各々の羽根部1の強度を向上させることができる。また、吸気口401aから一旦吸い込んだ空気が該吸気口401aに向かって逆流することは、羽根部1よりも軸方向上側に設けられた環状のリング部25によって抑制又は防止できる。また、たとえば支持プレート部402に他の吸気口(不図示)が設けられている場合において羽根部1よりも軸方向下側に環状のリング部25が設けられていれば、該他の吸気口から一旦吸い込んだ空気が該吸気口に向かって逆流することは、羽根部1よりも軸方向下側に設けられた環状のリング部25によって抑制又は防止できる。
リング部25は、湾曲面25aを有する。湾曲面25aは、周方向から見た断面視において、軸方向上側且つ径方向内側に向かって突き出る湾曲形状を有している。こうすれば、吸気口401aで吸い込まれた空気がリング部25の湾曲面25aに沿って流れる。従って、空気の流れが湾曲面25aから剥離し難くなるので、吸気効率が向上する。
<1−3.羽根部の構成>
次に、羽根部1の構成を説明する。各々の羽根部1は、図3及び図4に示すように、フランジ部23の外周縁部230から少なくとも径方向外側に向かって延びている。そのため、たとえば複数の羽根部1がフランジ部23の内周縁部から延びる場合と比べて、より多くの羽根部1を周方向に配列させることができる。
軸方向から見て、羽根部1の径方向内側における内端部は、吸気口401aと重なっている。そのため、羽根部1は、吸気口401aから吸気された空気を掻いて風を起こすことができる。また、羽根部1の径方向内側における内端部が吸気口401aよりも径方向外側にある場合と比べて羽根部1が空気を掻く面積は広くなるので、羽根部1はより多くの風を起こすことができる。従って、吸気口401aでの吸気効率を向上でき、送風装置100の風量をさらに増加することができる。
また、羽根部1の径方向内側における内端部は、フランジ部23の外周縁部230にて、フランジ部23から軸方向上側に突出している。軸方向から見て、羽根部1の内端部が外周縁部230にて突出しているので、たとえば該内端部がインペラ200の中央部にある場合よりも、周方向に設けることができる羽根部1の数を多くできる。従って、送風装置100の風量を増加させ易い。
各々の羽根部1は、図3に示すように軸方向から見て、周方向に湾曲しており、より具体的には周方向において回転方向Droとは反対側に突き出た湾曲形状である。図3及び図4に示すように、軸方向から見て、フランジ部23の径方向外側に位置する外側面23aから羽根部1の径方向外側における外端部までの羽根部1に沿う長さLbは、外側面23aよりも径方向外側における羽根部1の軸方向長さLhoよりも長くなっている。こうすれば、インペラ200の羽根部1をさらに薄型化できるので、送風装置100の小型化に寄与できる。
また、外側面23aよりも径方向外側における羽根部1の軸方向長さLhoは、外側面23aよりも径方向内側における羽根部1の軸方向長さLhiよりも大きくなっている。こうすれば、羽根部1の空気を掻く面積がより広くなるので、羽根部1はより多くの風を起こすことができる。従って、送風装置100の送風量を増加させることができる。
各々の羽根部1は、樹脂製である。また、本実施形態では、全ての羽根部1がフランジ部23と同じ部材の一部となっているが、この例示に限定されない。一部又は全ての羽根部1が、樹脂製であって、フランジ部23とは異なる部材であってもよい。すなわち、一部の羽根部1が、樹脂製であって、フランジ部23と同じ部材の一部であってもよい。或いは、全ての羽根部1がフランジ部23とは異なる部材であってもよい。但し、複数の羽根部1のうちの少なくとも1つは、樹脂製であって、フランジ部23と同じ部材の一部であることが好ましい。こうすれば、全ての羽根部1がフランジ部23とは別の部材である場合と比べて製造工程数を削減できるので、製造に要する時間(たとえば生産タクト)を短縮して、製造効率を向上できる。
各々の羽根部1は、図4に示すように、支持プレート部402と対向する羽根部下端面11と、吸気プレート部401と対向する羽根部上端面12と、羽根部外側面13と、を有する。また、各々の羽根部1は、図3に示すように、羽根部1の周方向における回転方向Droとは反対側に位置する後縁面14aと、羽根部1の周方向におけるインペラ200の回転方向Dro側に位置する前縁面14bと、をさらに有する。インペラ200が回転する際、羽根部1の前縁面14bが空気を押すため、前縁面14bには正圧が掛かり、後縁面14aには負圧が掛かる。
また、軸方向から見て、各々の羽根部1の後縁面14a及び前縁面14bは、周方向に湾曲している。より具体的には、軸方向から見て、各々の羽根部1の後縁面14a及び前縁面14bは、周方向における回転方向Droとは反対側に向かって湾曲している。こうすれば、インペラ200を回転させる際、周方向に隣り合う羽根部1間において径方向外側に送り出される空気が、周方向に湾曲する後縁面14aに沿って流れる。従って、そのため、後縁面14a上において、渦流の発生を抑制し、さらに騒音も低減できる。
<1−4.後縁面の構成>
次に、羽根部1の後縁面14aの構成を説明する。図5A〜図5Cは、羽根部1の後縁面14aの構成を説明するための図である。図5Aは、インペラ200の斜視図である。
図5Bは、羽根部1の拡大図である。図5Cは、羽根部1が延びる方向から見た羽根部1の断面図である。なお、図5Bは、図5Aにおいて実線で囲まれた部分に対応している。また、図5Bでは、図面を見やすくするため、後述する背面141、第1曲面142、及び第2曲面143の図示を省略している。また、図5Cは、図5Bの一点鎖線C−Cに沿う羽根部1の断面を示している。
各々の羽根部1において、後縁面14aは、背面141と、第1曲面142と、第2曲面143と、複数の凹部144と、を有する。なお、各々の羽根部1における凹部144の数は、この例示に限定されず、1つであってもよい。また、凹部144の構成は後に説明する。
<1−4−1.背面、第1曲面、及び第2曲面の構成>
軸方向から見た平面視において、背面141、第1曲面142、及び第2曲面143は、周方向における回転方向Droとは反対側に向かって突き出る湾曲形状である。
背面141は、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、真っ直ぐに延び、軸方向と平行である。
第1曲面142は、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、周方向における回転方向Droとは反対側と軸方向上側とに向かって突き出る湾曲形状を有して、羽根部1の上端面12と背面141の軸方向上側における上端部とに繋がっている。より具体的には、第1曲面142は、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、軸方向上側及び周方向における回転方向Droとは反対側とに突き出た湾曲形状をしている。第1曲面142の軸方向上側における上端部は、羽根部上端面12の周方向における回転方向Droとは反対側における端部と連結されている。また、第1曲面142の軸方向下側における下端部は、背面141の軸方向上側における上端部と連結されている。
また、第1曲面142は、羽根部上端面12及び背面141と滑らかに繋がることが好ましい。より具体的には、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、軸方向の上端部における第1曲面142の接線方向は、周方向における回転方向Droとは反対側における端部での羽根部上端面12の接線方向と平行であることが好ましい。また、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、軸方向の下端部における第1曲面142の接線方向は、背面141と平行であることが好ましい。こうすれば、羽根部上端面12上から第1曲面142上に流れ込む空気の流れ方向の急激な変化を抑制又は防止できる。また、第1曲面142上から背面141上に流れ込む空気の流れ方向の急激な変化を抑制又は防止できる。従って、後縁面14aに第1曲面142を設けることによる騒音の抑制に寄与できる。
第2曲面143は、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、周方向における回転方向Droとは反対側と軸方向下側とに向かって突き出る湾曲形状を有して、羽根部1の下端面11と背面141の軸方向下側における下端部とに繋がっている。より具体的には、第2曲面143は、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、軸方向下側及び周方向における回転方向Droとは反対側とに突き出た湾曲形状をしている。第2曲面143の軸方向下側における下端部は、羽根部下端面11の周方向における回転方向Droとは反対側における端部と連結されている。また、第2曲面143の軸方向上側における上端部は、背面141の軸方向下側における下端部と連結されている。
また、第2曲面143は、羽根部下端面11及び背面141と滑らかに繋がることが好ましい。より具体的には、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、軸方向の上端部における第2曲面143の接線方向は、背面141と平行であることが好ましい。また、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、軸方向の下端部における第2曲面143の接線方向は、周方向における回転方向Droとは反対側における端部における羽根部下端面11の接線方向と平行であることが好ましい。こうすれば、羽根部下端面11上から第2曲面143上に流れ込む空気の流れ方向の急激な変化を抑制又は防止できる。また、第2曲面143上から背面141上に流れ込む空気の流れ方向の急激な変化を抑制又は防止できる。従って、後縁面14aに第2曲面143を設けることによる騒音の抑制に寄与できる。
図5Cでは、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、羽根部1の軸方向における幅(Wa1+Wa2+Wa3)はたとえば1.4[mm]である。背面141の軸方向における幅Wa1はたとえば0.8[mm]である。第1曲面142の軸方向における幅Wa2はたとえば0.3[mm]であり、第2曲面143の軸方向における幅Wa3はたとえば0.3[mm]である。
また、羽根部1が延びる方向から見た断面視において、羽根部1が延びる方向と軸方向とに垂直な方向における羽根部1の厚さは、一定であり、たとえば0.25〜0.8[mm]である。本実施形態では、羽根部1の厚さWcは、0.5[mm]である。羽根部1の厚さを適切な大きさにすることにより、羽根部1そのものの強度を確保することができる。
なお、後縁面14aは、本実施形態では第1曲面142及び第2曲面143の両方を有しているが、この例示に限定されない。たとえば、後縁面14aは、第1曲面142及び第2曲面143の両方を有していない構成であってもよいし、第1曲面142及び第2曲面143のうちのどちらかを有する構成であってもよい。
但し、騒音抑制の観点からいえば、後縁面14aは、第1曲面142及び第2曲面143のうちの少なくとも一方を有することが好ましい。こうすれば、送風装置100を駆動してインペラ200を回転させる際、周方向におけるインペラ200の回転方向Droとは反対側における羽根部1の後縁面14a近傍に渦流が発生し難くなる。従って、インペラ200の回転に起因する騒音の発生を抑制できる。
また、コンピュータシミュレーションによる解析結果などでは、第1曲面142による騒音の抑制効果は、第2曲面143による騒音の抑制効果よりも強いことが分かっている。従って、第1曲面142のみを後縁面14aが有する構成は、第2曲面143のみを後縁面14aが有する構成よりも好ましい。さらに、後縁面14aが第1曲面142及び第2曲面143の両方を有する構成は、インペラ200の回転の際に発生する騒音をさらに抑制できる点でより好ましい。騒音の抑制効果の強さは、「第1曲面142及び第2曲面143の両方が後縁面14aに設けられる構成」>「第1曲面142が後縁面14aに設けられる構成」>「第2曲面143が後縁面14aに設けられる構成」>「第1曲面142及び第2曲面143の両方が後縁面14aに設けられない構成」となっている。
<1−4−2.凹部の構成>
次に、後縁面14aに設けられた凹部144の構成を説明する。凹部144は、羽根部1の軸方向上側における上端部と軸方向下側における下端部との間において軸方向に延びている。各々の羽根部1において、凹部144は、図5Bに示すように、リング部25よりも径方向外側に位置している。送風装置100の送風効率は環状のリング部25よりも径方向外側における空気の流れの影響を受けやすい。従って、環状のリング部25よりも径方向外側に凹部144を設けて空気の流れを良くすることにより、送風装置100の送風効率をさらに向上することができる。
凹部144は、背面141、第1曲面142、又は第2曲面143から回転方向Droに向かって窪んでいる。周方向において、凹部144の深さdは羽根部1の厚さWcの半分よりも小さくなっている。つまり、図5Cにおいて、d<(Wc/2)である。こうすれば、羽根部1に凹部144を設けても、羽根部1の周方向における強度を確保できる。従って、凹部144を設けた羽根部1の折れ、曲がりなどを抑制又は防止できる。
後縁面14aに凹部144を設けることにより、インペラ200が回転する際、空気が凹部144内に流れ込むため、後縁面14a上の空気の流れが速くなる。図6A及び図6Bは、周方向に隣り合う羽根部1間における風速分布をコンピュータシミュレーションにより解析した結果を示す。図6Aは、実施例に係る風速分布を示す図であり、後縁面14aが凹部144を有する構成の羽根部1間における風速分布の解析結果を示している。図6Bは、比較例に係る風速分布を示す図であり、後縁面14aが凹部144を有していない構成の羽根部1間における風速分布の解析結果を示している。なお、図6A及び図6Bにおいて、矢印は空気の流れる方向(つまり風向き)を示し、図示される矢印の密度(図中の所定範囲内における矢印の数)は風速に対応している。つまり、矢印の図示が密であるほど、風速が速いことを示している。
図6Aにおける後縁面14a上の風速分布は、図6Bにおける後縁面14a上の風速分布よりも密になっている。特に、図6Aにおける凹部144近傍の風速分布が密になっている。つまり、図6Aにおける凹部144近傍の風速は、図6Bにおける後縁面14a上の風速よりも速くなっていることがわかる。従って、凹部144を後縁面14aに設けることにより、凹部144近傍に小さな渦流を発生させることができる。よって、インペラ200を回転させる際、空気を掻く羽根部1の径方向外側における先端での大きな渦流の発生を抑制できるとともに、先端での大きな渦流の発生に起因する騒音を低減することができる。その結果として、送風装置100の送風効率を向上させることができる。
また、各々の羽根部1において、複数の凹部144は、軸方向から見て羽根部1が延びる方向に並んでいる。以下に、図7A〜図7Cを参照して、各々の羽根部1における凹部144の第1〜第3配置例を説明する。
<1−4−2−1.凹部の第1配置例>
図7Aは、各々の羽根部1における凹部144の第1配置例である。第1配置例では、軸方向から見て、羽根部1が延びる方向に隣接する凹部144間の間隔は一定である。こうすれば、インペラ200を回転させる際、凹部144の数に応じて複数の渦流が後縁面14a上に発生することにより、羽根部1の先端における大きな渦流の発生がより抑制され、騒音もより低減される。従って、送風装置100の送風効率をより向上させることができる。
<1−4−2−2.凹部の第2配置例>
図7Bは、各々の羽根部1における凹部144の第2配置例である。第2配置例では、軸方向から見て、羽根部1が延びる方向に隣接する凹部144間の間隔は、後縁面14aの径方向外側における外端部に向かうにつれて狭くなっている。たとえば凹部144が羽根部1に設けられていない場合、羽根部1の回転方向Dro側に位置する前縁面14bの径方向外側における外端部では、前縁面14bの他の箇所と比べて、空気が流れ難くなり易い。対して、図7Bの構成によれば、周方向に隣り合う羽根部1の後縁面14aのうち、前縁面14bにおいて空気が流れ難くなり易い箇所と対向する箇所に、空気が流れ込み易くなる凹部144を密に設けることができる。そのため、隣り合う羽根部1間の径方向外側における外端部において、空気が円滑に流れるようになる。つまり、前縁面14b側で空気が流れ難くなっても、後縁面14a側で空気が流れ易くすることができる。従って、隣り合う羽根部1間における空気の流量を増加できる。よって、送風装置100の送風量を増加させることができる。
<1−4−2−3.凹部の第3配置例>
図7Cは、各々の羽根部1における凹部144の第3配置例である。第3配置例では、軸方向から見て、後縁面14aが延びる方向に沿う凹部144の幅は、径方向外側における後縁面14aの端部に向かうにつれて広くなる。こうすれば、凹部144の上記幅が広いほど、空気は凹部144内に流れ込み易くなるので、空気が後縁面14aから剥離しにくくなる。そのため、図7Cの構成によって、隣り合う羽根部1間の径方向外側における外端部において、空気がさらに円滑に流れるようになる。従って、隣り合う羽根部1間における空気の流量をさらに増加できる。
<1−5.実施形態の変形例>
周方向から見た断面視において、羽根部1の羽根部上端面12、及び吸気プレート部401の羽根部上端面12と対向する部分は、本実施形態では径方向に向かって真っ直ぐに延びているが、この例示には限定されない。
<1−5−1.実施形態の第1変形例>
図8は、送風装置100の構成の第1変形例を示す断面図である。羽根部1は、図8に示すように、リング部25よりも径方向外側に位置する第1羽根部端面121をさらに有する。つまり、羽根部上端面12は、第1羽根部端面121を含んでいる。周方向から見て、第1羽根端面121は、径方向外側に向かって、中心軸CAに直交する平面PLに対して軸方向上側に傾斜している。吸気プレート部401は、第1板部401bをさらに有している。第1板部401bは、羽根部1の第1羽根端面121よりも軸方向上側において第1羽根端面121と平行に設けられている。こうすれば、リング部25と第1板部401bとの間の隙間を比較的に狭くすることにより、該隙間での空気の逆流を抑制できる。
<1−5−2.実施形態の第2変形例>
図9は、送風装置100の構成の第2変形例を示す断面図である。羽根部1は、図9に示すように、リング部25よりも径方向外側に位置する第2羽根部端面122をさらに有する。つまり、羽根部上端面12は、第2羽根端面122を含んでいる。周方向から見て、第2羽根端面122は、径方向外側に向かって、中心軸CAに直交する平面PLに対して軸方向下側に傾斜している。吸気プレート部401は、第2板部401cをさらに有する。第2板部401cは、羽根部1の第2羽根端面122よりも軸方向上側において第2羽根端面122と平行に設けられている。こうすれば、吸気口401aから効率よく空気を吸い込むことができるので、送風装置100の風量を増加させ易い。
なお、図8及び図9の例示に限定されず、第1変形例及び第2変形例は、適宜組み合わせてもよい。たとえば、吸気プレート部401は、第2板部401cおよび第2板部401cの径方向内側における内端部から径方向内側へ延びる第1板部401bを有するとともに、羽根部上端面12は、第2羽根部端面122と、第2羽根部端面122の径方向内側における内端部から径方向内側へ延びる第1羽根部端面121とを有していてもよい。こうすれば、羽根部1と吸気プレート部401との間の隙間での空気の逆流を抑制できるとともに、吸気口401aへの空気の逆流も抑制できる。
<1−6.送風装置の応用例>
次に、送風装置100の応用例を説明する。図10Aは、送風装置100を搭載するラップトップ型の情報装置500の一例を示す透視斜視図である。図10Bは、ヒートパイプ600が取り付けられた送風装置100の構成例を示す斜視図である。なお、図10Aの軸方向は、図1〜図9とは逆になっている。より具体的には、図10Aの上側に向かう方向が図1〜図9における軸方向下側に対応し、図10Aの下側に向かう方向が図1〜図9における軸方向上側に対応している。図10Bの軸方向は図1〜図9と同じである。
情報装置500は、たとえばノートパソコンのような薄型のパーソナルコンピュータである。送風装置100は、情報装置500の空冷ファンとして用いられ、シート状のダンパー100a及びヒートパイプ600とともに情報装置500の内部に搭載されている。送風装置100及びヒートパイプ600は、たとえば、情報装置500のキーボード510の裏面に取り付けられる。
ダンパー100aは、送風装置100を衝撃から保護するための緩衝部材であり、送風装置100の軸方向における下面に設けられている。送風装置100は、ダンパー100aを介してキーボード510の裏面に取り付けられている。
ヒートパイプ600は、情報装置500の内部及び発熱部から発生する熱を伝導する部材である。ヒートパイプ600は、図10Bでは、送風装置100及び情報装置500に搭載されているCPU520から発生する熱を伝導している。ヒートパイプ600は、伝熱シート610と、ヒートシンク620と、ヒートスプレッダ630と、を含む。
伝熱シート610は、帯状の熱伝導部材であり、台座530上に配置されたCPU520の熱をヒートシンク620に伝導する。伝熱シート610の一方端はヒートシンク620に熱伝導可能に貼り付けられ、伝熱シート610の他方端はヒートスプレッダ630を介してCPU520に熱伝導可能に貼り付けられている。
ヒートシンク620は、送風装置100の送風口403aに送風可能に設けられ、伝熱シート610から伝導される熱を送風口403aから送風される空気に伝達することにより放熱する。
ヒートスプレッダ630は、シート状の熱伝導部材である。ヒートスプレッダ630の一部は、CPU520に熱伝導可能に貼り付けられている。また、ヒートスプレッダ630の他の一部は、たとえばキーボード510の裏面に熱伝導可能に貼り付けられている。ヒートスプレッダ630は、情報装置500のたとえば筐体(不図示)、送風装置100が送風する空気にCPU520の熱を伝導する。
送風装置100の吸気プレート部401、支持プレート部402、及び側壁部403のうちの少なくともいずれかは、半田、熱伝導性の両面接着又は片面接着のテープなどによって、ヒートパイプ600と熱伝導可能に接続されていてもよい。たとえば、半田付け又は上記テープを用いた接着により、上述の少なくともいずれかと伝熱シート610の一方端とが熱伝導可能に接続されてもよい。或いは、伝熱シート610の一方端自身が送風装置100の上述の少なくともいずれかに熱伝導可能に接着してもよい。こうすれば、ヒートパイプ600は、送風装置100のハウジング400に熱を効率よく伝導できる。従って、送風装置100は、CPU520で発生した熱も効率よく送風する空気に放散して、情報装置500の外部に放出できる。
<2.その他>
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
本発明は、たとえば薄型の送風ファンとして有用である。但し、本発明の用途は、この例示には限定されない。
100・・・送風装置、200・・・インペラ、1・・・羽根部、11・・・羽根部下端面、12・・・第2羽根部上端面、121・・・第1羽根部端面、122・・・第2羽根部端面、14a・・・後縁面、14b・・・前縁面、141・・・背面、142・・・第1曲面、143・・・第2曲面、144・・・凹部、2・・・カップ部、21・・・蓋部、22・・・筒部、221・・・湾曲面、23・・・フランジ部、23a・・・外側面、230・・・外周縁部、25・・・リング部、25a・・・湾曲面、300・・・モータ、301・・・シャフト、400・・・ハウジング、401・・・吸気プレート部、401a・・・吸気口、401b・・・第1板部、401c・・・第2板部、402・・・支持プレート部、403・・・側壁部、403a・・・送風口、500・・・情報装置、510・・・キーボード、520・・・CPU、530・・・台座、600・・・ヒートパイプ、610・・・伝熱シート、620・・・ヒートシンク、30・・・ヒートスプレッダ、CA・・・中心軸、PL・・・平面、Dro・・・回転方向、La、Lho、Lhi・・・軸方向長さ、Lr・・・最短距離、Lb・・・羽根部に沿う長さ、Wa1、Wa2、Wa3・・・軸方向における幅、Wc・・・厚さ、d・・・深さ

Claims (13)

  1. 上下に延びる中心軸を中心にして回転可能なインペラと、
    前記インペラを駆動するモータと、
    を備え、
    前記インペラは、
    周方向に配列される複数の羽根部と、
    径方向外側における外周縁部に複数の前記羽根部が設けられるフランジ部と、
    を有し、
    前記羽根部は、
    前記羽根部の周方向における回転方向とは反対側に位置する後縁面と、
    前記羽根部の周方向における前記回転方向側に位置する前縁面と、
    を有し、
    前記後縁面は、前記回転方向に向かって窪む凹部を有する送風装置。
  2. 前記凹部は、前記羽根部の軸方向一方側における端部と他方側における端部との間において軸方向に延びる請求項1に記載の送風装置。
  3. 軸方向から見て、前記後縁面は、周方向に湾曲している請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
  4. 各々の前記羽根部において、
    前記凹部は、複数であり、軸方向から見て前記羽根部が延びる方向に並ぶ請求項1〜請求項3のいずれかに記載の送風装置。
  5. 軸方向から見て、前記羽根部が延びる方向に隣接する前記凹部間の間隔は一定である請求項4に記載の送風装置。
  6. 軸方向から見て、前記羽根部が延びる方向に隣接する前記凹部間の間隔は、前記後縁面の径方向外側における外端部に向かうにつれて狭くなる請求項4に記載の送風装置。
  7. 軸方向から見て、前記後縁面が延びる方向に沿う前記凹部の幅は、径方向外側における前記後縁面の端部に向かうにつれて広くなる請求項4〜請求項6のいずれかに記載の送風装置。
  8. 周方向において、前記凹部の深さは前記羽根部の厚さの半分よりも小さい請求項1〜請求項7のいずれかに記載の送風装置。
  9. 前記インペラは、前記羽根部の軸方向一方側及び他方側のうちの少なくとも一方において複数の前記羽根部を連結する環状のリング部をさらに有し、
    前記凹部は、前記リング部よりも径方向外側に位置する請求項1〜請求項8のいずれかに記載の送風装置。
  10. 前記インペラ及び前記モータを収容するハウジングをさらに備え、
    前記ハウジングは、
    前記羽根部の軸方向一方側に位置する羽根部一方端面と隙間を介して対向する第1ハウジング部と、
    前記羽根部の軸方向他方側に位置する羽根部他方端面と隙間を介して対向する第2ハウジング部と、
    をさらに有し、
    前記第1ハウジング部は、軸方向に貫通する吸気口を有する請求項9に記載の送風装置。
  11. 前記羽根部は、前記リング部よりも径方向外側に位置する第1羽根端面をさらに有し、
    周方向から見て、前記第1羽根端面は、径方向外側に向かって、前記中心軸に直交する平面に対して軸方向一方側に傾斜し、
    前記第1ハウジング部は、前記羽根部の前記第1羽根端面よりも軸方向一方側において前記第1羽根端面と平行に設けられる第1板部をさらに有する請求項10に記載の送風装置。
  12. 前記羽根部は、前記リング部よりも径方向外側に位置する第2羽根端面をさらに有し、
    周方向から見て、前記第2羽根端面は、径方向外側に向って、前記中心軸に直交する平面に対して軸方向他方側に傾斜し、
    前記第1ハウジング部は、前記羽根部の前記第2羽根端面よりも軸方向一方側において前記第2羽根端面と平行に設けられる第2板部をさらに有する請求項10又は請求項11に記載の送風装置。
  13. 前記リング部は湾曲面を有し、
    前記湾曲面は、周方向から見た断面視において、軸方向一方側且つ径方向内側に向かって突き出る湾曲形状を有する請求項10〜請求項12のいずれかに記載の送風装置。
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