JP2018193028A - 操作力伝達機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作部材の操作が被操作部材へ正確に伝達されるようにする。【解決手段】第一伝達部材2は、操作部材100の操作に伴い回動軸Aを中心として回動可能であり、第一ギア21が形成された外周面を有している。第二伝達部材3は、第一ギア21と噛合する第二ギア32が形成された壁部31を備えており、第一伝達部材2の回動に応じて変位して被操作部材を機械的に動かす。規制部材4は、壁部31の第一ギア21から離れる向きへの変形を規制する。【選択図】図2
Description
本発明は、回動可能な操作部材を通じて入力された操作力を被操作部材に伝達する機構に関する。
特許文献1は、車両に搭載される空調操作装置にこの種の操作力伝達機構が適用された例を開示している。当該機構は、操作シャフトと操作レバーを備えている。操作シャフトは、ダイヤル部の操作に伴い回動軸を中心として回動可能である。操作シャフトの外周面には第一のギアが形成されている。操作レバーは、第一のギアと噛合する第二のギアが形成された壁部を備えている。第一ギアと第二ギアの噛合により、操作シャフトの回動は、操作レバーの揺動に変換される。操作レバーは、ケーブルを介して空気吹出口の切替部材と連結されている。ユーザがダイヤル部を操作すると、操作シャフトの回動方向に対応する向きに操作レバーが変位し、ケーブルを介して切替部材が機械的に操作される。これにより、ダイヤル部の操作に応じた所望の空気吹出口が選択される。
本発明の目的は、操作部材の操作が被操作部材へ正確に伝達されるようにすることである。
本願の発明者は、操作部材の操作が被操作部材へ正確に伝達されない事態がどのような場合に発生するかを検証した。その一因として、操作部材と被操作部材の間に介在する機構に不慮の荷重が加わった場合に、操作力を伝達するギア同士の噛合状態にずれが生じうることが見出された。例えば特許文献1に記載された構成の場合、操作レバーと切替機構を連結するケーブルに不慮の荷重が加わることによって操作レバーの壁部に変形が生じ、当該壁部に形成されたギアと操作シャフトの外周面に形成されたギアとの噛合位置にずれが生じうる。このような場合、ダイヤル部の状態と切替部材の状態の対応関係にずれが生じるため、操作部材の操作を被操作部材へ正確に伝達できなくなる。
本願の発明者は、上記の知見に基づき、操作部材と被操作部材に間に介在する機構に不慮の荷重が加わった場合においても操作力を伝達するギア同士の噛合状態を維持しうる構成を提供できれば、前述の不具合を回避できるとの着想を得た。
したがって、上記の目的を達成するための一態様は、操作力伝達機構であって、
操作部材の操作に伴い回動軸を中心として回動可能であり、第一ギアが形成された外周面を有している第一伝達部材と、
前記第一ギアと噛合する第二ギアが形成された壁部を備えており、前記第一伝達部材の回動に応じて変位して被操作部材を機械的に動かす第二伝達部材と、
前記壁部の前記第一ギアから離れる向きへの変形を規制する規制部材と、
を備えている。
操作部材の操作に伴い回動軸を中心として回動可能であり、第一ギアが形成された外周面を有している第一伝達部材と、
前記第一ギアと噛合する第二ギアが形成された壁部を備えており、前記第一伝達部材の回動に応じて変位して被操作部材を機械的に動かす第二伝達部材と、
前記壁部の前記第一ギアから離れる向きへの変形を規制する規制部材と、
を備えている。
このような構成によれば、第二伝達部材に不慮の荷重が加わっても第一ギアと第二ギアが離間する向きへの壁部の変形が規制されるため、第一ギアと第二ギアの噛合状態を維持できる。よって、操作部材の状態と被操作部材の状態の間の対応関係にずれが生じる事態が回避され、操作部材の操作を被操作部材へ正確に伝達できる。
上記の操作力伝達機構は、以下のように構成されうる。
前記規制部材は、前記壁部を挟んで前記第一ギアと対向する領域内に配置されている。
前記規制部材は、前記壁部を挟んで前記第一ギアと対向する領域内に配置されている。
このような構成によれば、上述の効果を得るための規制部材の大きさを必要最小限にできる。これにより、操作力伝達機構の大型化を抑制できるだけでなく、規制作用を得るための寸法管理に係る負担が軽減されうる。
上記のスイッチ装置は、以下のように構成されうる。
前記規制部材は、
前記第一ギアから離れる向きへ変形した前記壁部が接触可能な位置に配置されている規制部と、
前記規制部から前記第二伝達部材の変位方向に沿って延びる部分を有している一対の分岐部と、
を備えている。
前記規制部材は、
前記第一ギアから離れる向きへ変形した前記壁部が接触可能な位置に配置されている規制部と、
前記規制部から前記第二伝達部材の変位方向に沿って延びる部分を有している一対の分岐部と、
を備えている。
このような構成によれば、規制部材によって壁部の変形が規制される際に規制部に生じる剪断応力が、一対の分岐部によって吸収・緩和されうる。その結果、不慮の荷重に対する規制部材の耐久性を長期にわたり維持できる。
本発明によれば、操作部材の操作が被操作部材へ正確に伝達されるようにできる。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。
図1に示されるように、一実施形態に係る操作力伝達機構1は、第一伝達部材2と第二伝達部材3を備えている。
第一伝達部材2は、操作部材100と結合されるように構成されている。第一伝達部材2は、操作部材100の操作に伴い回動軸Aを中心として回動可能に構成されている。第一伝達部材2は、第一ギア21が形成された外周面を有している。
第二伝達部材3は、壁部31を備えている。壁部31の内面には第二ギア32が形成されている。
図2は、操作力伝達機構1が筐体110の内部に設置された状態を模式的に示している。操作部材100は、筐体110の外側に配置されている。第二伝達部材3は、不図示の支持機構により、図1に示される回動軸Bを中心として回動可能に筐体110内に支持されている。
操作部材100と結合された第一伝達部材2は、第一ギア21と第二ギア32が噛合するように第二伝達部材3と結合される。これにより、回動軸Aを中心とする第一伝達部材2の回動は、回動軸Bを中心とする第二伝達部材3の変位に変換される。なお、図2においては、第一ギア21と第二ギア32を構成する複数の歯の図示は省略している。
第二伝達部材3は、不図示のケーブルを介して不図示の被操作部材と連結されている。これにより、第二伝達部材3の変位に応じて被操作部材が機械的に動かされる。
このような操作力伝達機構1は、例えば車両に搭載される空調操作装置に用いられる。この場合、被操作部材として、噴き出し口の切替機構が例示されうる。すなわち、ユーザが筐体110の外側に配置された操作部材100を操作すると、第一伝達部材2の回動方向に対応する向きに第二伝達部材3が変位し、ケーブルを介して切替部材が機械的に操作される。これにより、操作部材100の操作に応じた所望の空気吹出口が選択される。
図2に示されるように、操作力伝達機構1は、規制部材4を備えている。規制部材4は、第二伝達部材3の壁部31の外面31aに沿って延びている。換言すると、規制部材4は、第二伝達部材3の変位に沿う方向に延びている。規制部材4は、隙間を挟んで壁部31の外面と対向している。規制部材4は、筐体110の内面の一部として一体に成形されてもよいし、締結、接着、溶着などによって筐体110の内面に固定されてもよい。
例えば被操作部材と第二伝達部材3を連結しているケーブルに不慮の荷重が加わると、第一ギア21と第二ギア32が離間する向きへ壁部31に撓み変形が生じる場合がある。当該変形を放置すると、第一ギア21と第二ギア32の噛合位置にずれが生じ、操作部材100の操作を被操作部材へ正確に伝達できなくなる場合がある。
本実施形態の構成によれば、第二伝達部材3に不慮の荷重が加わって第一ギア21と第二ギア32が離間する向きへ壁部31が変形すると、壁部31の外面31aが規制部材4に接触し、さらなる変形が規制される。これにより、第二伝達部材3に不慮の荷重が加わっても、第一ギア21と第二ギア32の噛合状態を維持できる。よって、操作部材100の状態と被操作部材の状態の間の対応関係にずれが生じる事態が回避され、操作部材100の操作を被操作部材へ正確に伝達できる。
図3は、第一変形例に係る操作力伝達機構1Aが筐体110の内部に設置された状態を模式的に示している。操作力伝達機構1の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、繰り返しとなる説明は省略する。
操作力伝達機構1Aは、規制部材4Aを備えている。規制部材4Aは、第二伝達部材3の壁部31の外面31aに対向するように配置されている。より具体的には、規制部材4Aは、壁部31を挟んで第一伝達部材2の第一ギア21と対向する領域C内に配置されている。
本例の構成によれば、第二伝達部材3に不慮の荷重が加わって第一ギア21と第二ギア32が離間する向きへ壁部31が変形すると、壁部31の外面31aが規制部材4Aの先端に接触し、さらなる変形が規制される。これにより、第二伝達部材3に不慮の荷重が加わっても、第一ギア21と第二ギア32の噛合状態を維持できる。よって、操作部材100の状態と被操作部材の状態の間の対応関係にずれが生じる事態が回避され、操作部材100の操作を被操作部材へ正確に伝達できる。
さらに、上述の効果を得るための規制部材の大きさを必要最小限にできる。これにより、操作力伝達機構の大きさを抑制できるだけでなく、規制作用を得るための寸法管理に係る負担が軽減されうる。
図4は、第一変形例に係る操作力伝達機構1Bが筐体110の内部に設置された状態を模式的に示している。操作力伝達機構1の構成要素と実質的に同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、繰り返しとなる説明は省略する。
操作力伝達機構1Bは、規制部材4Bを備えている。規制部材4Bは、規制部41と一対の分岐部42を備えている。一対の分岐部42は、図中に矢印で示される第二伝達部材3の変位方向に沿って延びる部分を有している。
本例の構成によれば、第二伝達部材3に不慮の荷重が加わって第一ギア21と第二ギア32が離間する向きへ壁部31が変形すると、壁部31の外面31aが規制部材4Bの規制部41に接触し、さらなる変形が規制される。換言すると、規制部41は、第一ギア21から離れる向きへ変形した壁部31が接触可能な位置に配置されている。これにより、第二伝達部材3に不慮の荷重が加わっても、第一ギア21と第二ギア32の噛合状態を維持できる。よって、操作部材100の状態と被操作部材の状態の間の対応関係にずれが生じる事態が回避され、操作部材100の操作を被操作部材へ正確に伝達できる。
さらに、規制部材4Bによって壁部31の変形が規制される際に規制部41に生じる剪断応力が、一対の分岐部42によって吸収・緩和されうる。その結果、不慮の荷重に対する規制部材4Bの耐久性を長期にわたり維持できる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
上記の実施形態においては、弧状に延びる壁部31の内面に第二ギア32が形成されている。したがって、回動軸Aを中心とする第一伝達部材2の回動は、回動軸Bを中心とする別の向きへの第二伝達部材3の回動に変換される。しかしながら、第二ギア32が直線状に延びる壁部31に形成されており、壁部31を挟んで第二ギア32と反対側に規制部材4が配置されている構成が採用されうる。この場合、回動軸Aを中心とする第一伝達部材2の回動は、第二伝達部材3の直線運動に変換される。変形例として説明した規制部材4Aと規制部材4Bについても同様である。
1、1A、1B:操作力伝達機構、2:第一伝達部材、21:第一ギア、3:第二伝達部材、31:壁部、32:第二ギア、4、4A、4B:規制部材、41:規制部、42:分岐部
Claims (3)
- 操作部材の操作に伴い回動軸を中心として回動可能であり、第一ギアが形成された外周面を有している第一伝達部材と、
前記第一ギアと噛合する第二ギアが形成された壁部を備えており、前記第一伝達部材の回動に応じて変位して被操作部材を機械的に動かす第二伝達部材と、
前記壁部の前記第一ギアから離れる向きへの変形を規制する規制部材と、
を備えている、
操作力伝達機構。 - 前記規制部材は、前記壁部を挟んで前記第一ギアと対向する領域内に配置されている、
請求項1に記載の操作力伝達機構。 - 前記規制部材は、
前記第一ギアから離れる向きへ変形した前記壁部が接触可能な位置に配置されている規制部と、
前記規制部から前記第二伝達部材の変位方向に沿って延びる部分を有している一対の分岐部と、
を備えている、
請求項1または2に記載の操作力伝達機構。
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JP2017100788A JP2018193028A (ja) | 2017-05-22 | 2017-05-22 | 操作力伝達機構 |
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Citations (2)
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JP2001221296A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-17 | Asahi Optical Co Ltd | ギヤ装置のストッパ機構 |
JP2007280779A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Calsonic Kansei Corp | 回動式操作ユニット構造 |
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