JP2018192004A - ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】うなりにより打球音の残響効果を発生させること。【解決手段】ゴルフクラブヘッドは、内部空間を有するヘッド本体と、第1の振動子と、第2の振動子とを有する。上記第1の振動子は、上記ヘッド本体の内面から上記内部空間に突出形成され、上記ヘッド本体による打球時の衝撃力により第1の周波数で振動する。上記第2の振動子は、上記内面から上記内部空間に突出形成され、上記衝撃力により上記第1の周波数とはわずかに異なる第2の周波数で振動する。【選択図】図5

Description

本発明は、中空構造のゴルフクラブヘッド及び当該ゴルフクラブヘッドを有するゴルフクラブに関する。
従来から、例えばドライバー(1W)やスプーン(3W)といった中空構造のウッドタイプのゴルフクラブにおいては、ゴルファーがボールの打撃の的確性を判断したり爽快感を得たりするために、優れた打球音を発することが望まれている。
下記特許文献1には、ヘッド本体のソール板の内面に、共振片で囲んだ音室を形成した音箱を設置し、立体共振効果により、よい打球音を生じるようにしたゴルフクラブヘッドが開示されている。
下記特許文献2には、ソール部、クラウン部、およびサイド部のうち、少なくとも1つの部材について、フェース面の最小曲率半径よりも曲率半径が大きい領域を設け、この領域と略同一な平板部材を、領域に対して所定の間隔を設けて領域に対向して配置することで、ボールの打撃時に領域における部材と平板部材とをそれぞれ共振させ、両者の振幅を大きくすることで、打球音を大きくし残響を伸ばすことを意図したゴルフクラブヘッドが開示されている。
下記特許文献3には、フェース部の周辺部位に一端を固定し、他端側部分をフェース部側に向かってフェース部の内面に対して斜めに突き出して、フェース部の内面との間に振動空間を形成した振動体を設け、フェース部の振動を振動体に直接伝えるとともに振動空間を介して振動体に伝えることで、振動体の振動時間を長くし、優れた打球音を発することを意図したゴルフクラブヘッドが開示されている。
特開2006−061276号公報 特開2008−200319号公報 特開2009−011365号公報
ところで、ゴルファーにとって上記打球音を心地よく感じさせる手法の1つとして、打球音をうならせて残響効果を発揮させることが考えられる。しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の技術においては、温室及び平板部材はそれぞれ1つのみ設けられているためうなりは発生せず、また上記特許文献3に記載の技術においては、振動体は複数示されているがいずれも同一形状であり振動数も同一であることから、やはりうなりを発生させることはできない。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、うなりにより打球音の残響効果を発生させることが可能なゴルフクラブヘッド及びそのゴルフクラブヘッドを有するゴルフクラブを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るゴルフクラブヘッドは、内部空間を有するヘッド本体と、第1の振動子と、第2の振動子とを有する。上記第1の振動子は、上記ヘッド本体の内面から上記内部空間に突出形成され、上記ヘッド本体による打球時の衝撃力により第1の周波数で振動する。上記第2の振動子は、上記内面から上記内部空間に突出形成され、上記衝撃力により上記第1の周波数とはわずかに異なる第2の周波数で振動する。
この構成により、打球時における2つの振動子の周波数をわずかに異ならせることで、うなりを発生させ、それにより、ヘッド本体の打球音が終了した後も打球音がうなりながら持続するような残響効果を発生させることができる。
上記第1の周波数と上記第2の周波数との差は1Hz〜300Hzの範囲であってもよい。
上記ヘッド本体は、上記内部空間に連通する少なくとも1つの開口部と、上記ヘッド本体の装飾体または重量体として機能し上記開口部を覆う蓋部とを有してもよい。この場合上記第1の振動子及び上記第2の振動子のうち少なくとも一方は、上記蓋部の内面に設けられる。
これにより、第1の振動子と第2の振動子のうち少なくとも一方が、ヘッド本体に一般的に設けられる装飾体または重量体としても機能する蓋部に設けられていることから、第1の振動子または第2の振動子を蓋部以外の箇所に設ける場合に比べて、部品点数の増加及び製造工程の複雑化を抑えることができる。
上記蓋部は、上記第1の振動子及び上記第2の振動子のうち少なくとも一方と一体的に形成されていてもよい。
これにより蓋部と少なくとも一方の振動子が一体形成されていることで、従来から存在する蓋部の設計を極力変更することなく、うなりによる残響効果を得ることができる。
上記第1の振動子及び上記第2の振動子のうち少なくとも一方は、上記開口部の径よりも小さい径を有してもよく、この場合上記蓋部は、上記開口部に着脱可能に設けられる。
これにより、少なくとも一方の振動子が開口部に挿入された状態で開口部を蓋部で覆うことで蓋部及び振動子の設置が容易に完了し、かつヘッド本体(開口部)から着脱自在であることから、製造工程が容易になるとともに、異なる種類の振動子が一体形成された蓋部を交換することで、打球音の改善も図ることが可能となる。
上記ヘッド本体は、上記蓋部を係合可能な凹部を有してもよく、この場合上記開口部は、上記凹部の底面に設けられる。
これにより、製造時において、蓋部を凹部に固定する工程と少なくとも一方の振動子を開口部に挿入する工程とを同時に行うことが可能となる。
上記凹部の側面には、上記突出方向を回転軸とするねじ溝が形成され、上記蓋部の側面には、上記ねじ溝に螺着可能なねじ部が形成されてもよい。
これにより、蓋部をヘッド本体に螺着することで強固に固定することができる。
上記第1振動子及び上記第2の振動子の突出端は、それぞれ、板状、音叉形状、鐘形状のうちいずれかの形状を有してもよい。
本発明の他の形態に係るゴルフクラブは、上記いずれかに記載のゴルフクラブヘッドと、当該ゴルフクラブヘッドに取り付けられるゴルフクラブシャフトとを有する。
以上説明したように、本発明によれば、うなりにより打球音の残響効果を発生させることができる。しかし、この効果は本発明を限定するものではない。
本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブのゴルフクラブヘッドの底面方向の平面図である。 図1に示したゴルフクラブヘッドから各バッジ部を取り外した状態を示した図である。 図1に示したゴルフクラブヘッドの側面図である。 図3に示したゴルフクラブヘッドの第1バッジ部をヘッド本体から透過して示した図である。 図3及び図4のA−A断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの第1バッジ部をヘッド本体から透過して示した側面図である。 図6のB−B断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの第1バッジ部をヘッド本体から透過して示した側面図である。 図8のC−C断面図である。 本発明の他の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの第1バッジ部を示した略式部分断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るゴルフクラブのゴルフクラブヘッドの底面方向の平面図である。図2は、図1に示したゴルフクラブヘッドから各バッジ部を取り外した状態を示した図である。また図3は、図1に示したゴルフクラブヘッドの側面図であり、図4は、図3に示したゴルフクラブヘッドの第1バッジ部をヘッド本体から透過して示した図である。図5は、図3及び図4のA−A断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブ100は、ゴルフクラブヘッド10と、当該ゴルフクラブヘッド10に取り付けられるゴルフクラブシャフト5とを有する。
ゴルフクラブシャフト5は、例えば図示しないソケット等を介してゴルフクラブヘッド10に取り付けられるが、ソケット等を介さずに直接取り付けられてもよい。
ゴルフクラブヘッド10は、ヘッド本体1と、当該ヘッド本体1に着脱可能に設けられた第1バッジ部2及び第2バッジ部3とを有する。ヘッド本体1は、フェース部1a、ソール部1b及びクラウン部1cを有し、それらによって内部空間が形成された中空構造を有しており、一般にウッドタイプと呼ばれるヘッドである。同図の例では、ドライバー(1W)のヘッドが示されている。ヘッド本体1は、例えばチタン等の金属によって製造される。
特に図2に示すように、ヘッド本体1の例えばソール部1bのヒールバック側とトゥバック側には、それぞれ、円形の第1開口部11a及び第2開口部11bが形成されており、上記第1バッジ部2は、第1開口部11aを覆うように設けられ、上記第2バッジ部3は第2開口部11bを覆うように設けられている。
第1バッジ部2及び第2バッジ部3は、例えばゴルフクラブメーカーのロゴ等の模様が刻印されたり、デザイン性を向上させたりするための装飾体として機能する。第1バッジ部2及び第2バッジ部3は、上記第1開口部11a及び第2開口部11bをそれぞれ覆う円盤状の第1蓋部21及び第2蓋部31と、当該第1蓋部21及び第2蓋部31の内面からヘッド本体1の内部空間へ各図Z方向に突出するように設けられた第1振動子22及び第2振動子32とを有する。
当該第1蓋部21と第1振動子22は一体的に形成され、第2蓋部31と第2振動子32も一体的に形成される。第1バッジ部2及び第2バッジ部3は、例えば胴、鋼鉄、ステンレス、リキッドメタル等の、振動しやすく(剛性が高く密度が低い)、振動の減衰が少ない金属材料で形成される。金属に代えて、FRP(Fiber-Reinforced Plastics の略称)等の樹脂材料が用いられてもよい。
図2及び図5に示すように、上記第1開口部11a及び第2開口部11bは、ヘッド本体1に設けられた第1凹部12a及び第2凹部12bの各底面に設けられている。上記第1バッジ部2の第1蓋部21及び第2バッジ部3の第2蓋部31は、それぞれ、当該第1凹部12a及び第2凹部12bに嵌合可能な形状及び厚みを有している。また上記第1振動子22及び第2振動子32は、それぞれ、上記第1開口部11a及び第2開口部11bの各径よりも小さい径を有している。
ゴルフクラブヘッド10の製造の際には、第1開口部11a及び第2開口部11bにそれぞれ第1振動子22及び第2振動子32を挿入し、第1蓋部21及び第2蓋部31をそれぞれ第1凹部12a及び第2凹部12bに嵌合させることで、第1バッジ部2及び第2バッジ部3がヘッド本体1に設置される。当該第1凹部12a及び第2凹部12bへの第1バッジ部2及び第2バッジ部3の固定を強固にするために、嵌合部分に接着剤等が使用されてもよく、第1バッジ部2及び第2バッジ部3を取り外す際には、当該接着剤を熱溶融等させることで接着力を除去することができる。
第1振動子22及び第2振動子32は、それぞれ、一端(円柱状の軸部)が第1蓋部21及び第2蓋部31に固定され、他端が自由となった片持ち梁形状を有する。
第1振動子22は、上記ヘッド本体1による打球時の衝撃力により、所定の第1の周波数(共振周波数)で振動して音を発する。一方、上記第の振動子32は、上記衝撃力により上記第1の周波数とはわずかに異なる所定の第2の周波数(共振周波数)で振動して音を発する。
これにより、打球時における第1振動子22と第2振動子32の周波数がわずかに異なることで、両振動子が発する音がうなりを発生し、それにより、ヘッド本体1の打球音が終了した後も当該打球音がうなりながら持続するような残響効果を発生させることができる。
本発明者による解析の結果、ゴルファーにとって心地よく感じる打球音は、概ね4000Hz〜6000Hzの周波数を有する高音であることが分かった。そこで、上記第1の周波数と上記第2の周波数は、当該4000Hz〜6000Hzの範囲に設定され、上記第1の周波数と上記第2の周波数との差(うなりの周波数)は、その範囲において第1振動子22が発する音と第2振動子32が発する音が干渉可能な、例えば1Hz〜300Hzの範囲に設定される。
図4及び図5に示すように、本実施形態における第1振動子22は、その固定端が円柱状の軸部として形成され、自由端(突出端)が鐘(りん)形状に形成されている。一方、第2振動子32は、その固定端が円柱状の軸部として形成され、自由端(突出端)が音叉形状に形成されている。
このように、本実施形態によれば、2つの振動子22及び32の周波数をわずかに異ならせることで、打球時の衝撃によって両者にうなりを発生させ、当該うなりを、ヘッド本体1の打球音の終了した後の残響音としてゴルファーに聴覚可能とすることで、ゴルファーにとって心地よい打球音がうなりながら持続するような残響効果を与えることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態及びこれ以降の実施形態について、上記第1の実施形態と同一の機能または構成を有する要素には同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
図6は、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド10の第1バッジ部2をヘッド本体1から透過して示した側面図である。また図7は、図6のB−B断面図である。
両図に示すように、本実施形態における第1振動子22と第2振動子32は、いずれも、その固定端が円柱状の軸部として形成され、その自由端(固定端)が音叉形状に形成されている。ただし、両振動子はそれらの周波数が異なるように、異なる大きさ(または長さ)に形成されている。
このように、第1振動子22と第2振動子32を同じ形状としながら、その大きさまたは長さを異ならせて周波数をずらすことで、上述の第1の実施形態と同様のうなりによる残響効果を発揮できるとともに、第1の実施形態とは異なる残響音を生じさせることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド10の第1バッジ部2をヘッド本体1から透過して示した側面図である。また図9は、図8のC−C断面図である。
両図に示すように、本実施形態における第1振動子22は、その固定端が円柱状の軸部として形成され、その自由端(突出端)が平板状に形成されている。一方、第2振動子32は、その固定端が円柱状の軸部として形成され、自由端(突出痰)が音叉形状に形成されている。
両図の例では、第1振動子22の軸部は蓋部21の中心からずれた位置に配置されているが、軸部は蓋部21の中心に配置されていてもよい。またこの場合、平板状体の長手方向の中心位置に軸部の上端が位置してもよい。
これにより、第1の実施形態と第2の実施形態と同様に2つの振動子でうなりによる残響効果を発揮できるとともに、それら実施形態とは異なる残響音を生じさせることができる。
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
上述の各実施形態においては、第1バッジ部2の第1蓋部21及び第2バッジ部3の第2蓋部31は、それぞれ、ヘッド本体1の第1凹部12a及び第2凹部12bに嵌合されることで固定された。しかし、それら第1蓋部21及び第2蓋部31と第1凹部12a及び第2凹部12bとは、螺着によって固定されてもよい。この場合、第1凹部12a及び第2凹部12bの各側面には、第1振動子22及び第2振動子32の各突出方向(Z方向)を回転軸とするねじ溝が形成され、第1蓋部21及び第2蓋部31の各側面には、当該第1凹部12a及び第2凹部12bの各ねじ溝に螺着可能なねじ部が形成される。これにより、第1バッジ部2及び第2バッジ部3をそれぞれヘッド本体1に螺着することで強固に固定することができる。
上述の各実施形態において、第1振動子22及び第2振動子32は、鐘(りん)形状、音叉形状、平板形状とされた。しかし、第1振動子22及び第2振動子32の各形状はこれらに限られない。例えば、第1振動子22または第2振動子32は、長尺円柱(棒)形状とされてもよい。また、第1振動子22の形状と第2振動子32の形状は、上記第1実施形態及び第3実施形態に示したように異なる形状とされてもよいし、第2実施形態に示したように同一形状の異なる大きさまたは長さとされてもよい。
また、第1バッジ部2及び第2バッジ部3の他の螺着手法として、第1振動子22及び第2振動子32がそれぞれ第1開口部11a及び第2開口部11bに螺着される構造も実現可能である。図10は、この場合の2つのバッジ部のうち第1バッジ部2を示した略式部分断面図である。同図に示すように、この場合第1開口部11aは、上述の各実施形態よりも狭径に形成されており、また第1凹部12aの背面側に設けられたボス13と一体的に形成されている。第1開口部11aは、その内周面に、第1振動子22の突出方向を回転軸とするねじ溝を有している。
またこの例における第1振動子22は、上記第1開口部11aに挿入可能な長尺円筒状(棒状)に形成されており、その固定端側には、上記第1開口部11aのねじ溝に螺着可能なねじ部22aが形成されている。すなわち、この例においては、第1振動子22は、第1バッジ部2をヘッド本体1に螺着可能なねじとして機能する。これにより、第1バッジ部2をヘッド本体1に螺着することで強固に固定することができるとともに、第1振動子22を、当該螺着のためのねじとして兼ねることができる。第2振動子32についてもこれと同様の構成とされ得る。
上述の各実施形態において、第1バッジ部2(の第1蓋部21)及び第2バッジ部3(の第2蓋部31)は、それぞれ第1振動子22及び第2振動子32の基部としての機能を果たすほか、装飾体として設けられていた。しかし、当該第1バッジ部2及び第2バッジ部3のうち少なくとも一方は、装飾体として機能する代わりに、またはそれに加えて、ゴルフクラブヘッド10の重心を低くするためのウェイト(重量体)として機能してもよい。この場合、第1蓋部21及び第2蓋部31のみならず第1振動子22及び第2振動子32も、それらの重量によってウェイトを兼ねることができる。したがって、第1振動子22及び第2振動子32を異なる種類のものに交換することによってウェイトの調整も図ることが可能となる。
上述の各実施形態において、第1バッジ部2は、ヘッド本体1のソール部1bのヒールバック側に設けられ、第2バッジ部3は、ヘッド本体1のソール部1bのトゥバック側に設けられていた。しかし、第1バッジ部2及び第2バッジ部3が設けられる位置はこれらの位置に限られず、ソール部1bの他の位置に設けられていてもよいし、クラウン部1c側に設けられていてもよい。
上述の各実施形態においては、第1振動子22及び第2振動子32は、第1開口部11a及び第2開口部11bの各径よりも小さい径を有し、第1蓋部21及び第2蓋部31と一体的に形成されており、第1蓋部21及び第2蓋部31によって第1開口部11a及び第2開口部11bをそれぞれ覆うと同時に第1振動子22及び第2振動子32をそれぞれ当該第1開口部11a及び第2開口部11bに挿入することによって第1バッジ部2及び第2バッジ部3がヘッド本体1に着脱可能に取り付けられた。しかし、第1バッジ部2及び第2バッジ部3のうち少なくとも一方は、ヘッド本体1に着脱可能に設けられていなくてもよく、蓋部と振動子とが別部材として設けられていてもよい。
この場合、第1振動子22及び第2振動子32の各自由端は、ヘッド本体1の外側から第1開口部11a及び第2開口部11bへ挿入する必要がないことから、第1開口部11a及び第2開口部11bの各径よりも大きい径を有していてもよい。例えば、ヘッド本体1のソール部1b及びクラウン部1cで形成された開口に別部材としてのフェース部1aが取り付けられる前に、当該開口から第1振動子22及び第2振動子32を内部空間に挿入して、当該第1振動子22及び第2振動子32の、第1開口部11a及び第2開口部11bに対応する径を有する軸部(円柱状の固定端)と、内部空間外の第1蓋部21及び第2蓋部31とを、第1開口部11a及び第2開口部11bを介して例えば螺着や溶接等によって接続することで、第1バッジ部2及び第2バッジ部3をヘッド本体1に取付けてもよい。
上述の各実施形態においては、第1振動子22及び第2振動子32の双方がバッジ部と一体的に着脱可能に設けられていた。しかし、第1振動子22及び第2振動子32のうち一方または双方が、バッジ部とは無関係に、ヘッド本体1の内面から内部空間へ突出形成されていてもよい。この場合、当該振動子は、ヘッド本体1の製造時にその内面に例えば溶接等によって取り付けられる。
上述の各実施形態では、ゴルフクラブヘッド10としてドライバー(1W)のヘッドが示されたが、本発明は、スプーン(3W)やクリーク(5W)等のドライバー以外のウッドタイプのヘッドにも同様に適用可能である。
1…ヘッド本体
2…第1バッチ部
3…第2バッチ部
5…ゴルフクラブシャフト
10…ゴルフクラブヘッド
11a…第1開口部
11b…第2開口部
12a…第1凹部
12b…第2凹部
21…第1蓋部
31…第2蓋部
22…第1振動子
32…第2振動子

Claims (9)

  1. 内部空間を有するヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の内面から前記内部空間に突出形成され、前記ヘッド本体による打球時の衝撃力により第1の周波数で振動する第1の振動子と、
    前記内面から前記内部空間に突出形成され、前記衝撃力により前記第1の周波数とはわずかに異なる第2の周波数で振動する第2の振動子と
    を具備するゴルフクラブヘッド。
  2. 請求項1に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記第1の周波数と前記第2の周波数との差は1Hz〜300Hzの範囲である
    ゴルフクラブヘッド。
  3. 請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記ヘッド本体は、
    前記内部空間に連通する少なくとも1つの開口部と、
    前記ヘッド本体の装飾体または重量体として機能し前記開口部を覆う蓋部とを有し、
    前記第1の振動子及び前記第2の振動子のうち少なくとも一方は、前記蓋部の内面に設けられる
    を具備するゴルフクラブヘッド。
  4. 請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記蓋部は、前記第1の振動子及び前記第2の振動子のうち少なくとも一方と一体的に形成されている
    ゴルフクラブヘッド。
  5. 請求項4に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記第1の振動子及び前記第2の振動子のうち少なくとも一方は、前記開口部の径よりも小さい径を有し、
    前記蓋部は、前記開口部に着脱可能に設けられる
    ゴルフクラブヘッド。
  6. 請求項5に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記ヘッド本体は、前記蓋部を係合可能な凹部を有し、
    前記開口部は、前記凹部の底面に設けられる
    ゴルフクラブヘッド。
  7. 請求項6に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記凹部の側面には、前記突出方向を回転軸とするねじ溝が形成され、
    前記蓋部の側面には、前記ねじ溝に螺着可能なねじ部が形成される
    ゴルフクラブヘッド。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記第1振動子及び前記第2の振動子の突出端は、それぞれ、板状、音叉形状、鐘形状のうちいずれかの形状を有する
    ゴルフクラブヘッド。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドと、
    前記ゴルフクラブヘッドに取り付けられるゴルフクラブシャフトと
    を具備するゴルフクラブ。
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