JP2018180320A - 打楽器及び打楽器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スリットドラムと呼ばれる打楽器において、側板部にも打面を設けることによって、幅広い音程又は細かな音階の音を出せるようにする。【解決手段】円筒形の側板部20と、前記側板部20の端部を閉じる天板部30及び底板部40と、前記側板部20に設けられる溝50に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の側板打面21と、前記天板部30に設けられる溝51に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の天板打面31と、前記底板部40に設けられる溝52に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の底板打面41と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、スリットドラムと呼ばれる打楽器に関する。
従来、スリットドラムと呼ばれる打楽器において、例えば、意匠登録第1360325号公報(特許文献1)に開示されているように、天板部及び底板部の双方に打面を設けたものが開示されている。
しかし、特許文献1に開示されている打楽器では、その打面の数が限られてしまい、幅広い音程又は細かな音階に対応させることが難しいという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、スリットドラムと呼ばれる打楽器において、側板部にも打面を設けることによって、幅広い音程又は細かな音階の音を出せるようにすることを目的とする。また、本発明の別の目的は、精度に優れた打楽器を効率よく製造することである。
(1)本発明の打楽器は、
円筒形の側板部と、
前記側板部の端部を閉じる天板部及び底板部と、
前記側板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の側板打面と、
前記天板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の天板打面と、
前記底板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の底板打面と、
を備えることを特徴とする。
円筒形の側板部と、
前記側板部の端部を閉じる天板部及び底板部と、
前記側板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の側板打面と、
前記天板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の天板打面と、
前記底板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の底板打面と、
を備えることを特徴とする。
本発明の打楽器によれば、側板部にも側板打面が設けられている。このため、打面の数を増やすことができ、幅広い音程又は細かな音階の音を出すことができる。また、側板打面も叩くことにより、演奏者の手の動きが多彩なものとなり演奏状態を演出させることができる。
(2)本発明の打楽器の好ましい例は、
前記側板打面が、前記天板打面及び前記底板打面より低音用であることを特徴とする。
前記側板打面が、前記天板打面及び前記底板打面より低音用であることを特徴とする。
本発明の打楽器の好ましい例によれば、側板打面が、天板打面及び底板打面より低音用である。このため、低音用の側板打面と、中高音用の天板打面及び底板打面との離間距離を大きくすることができ、低音用の側板打面から発音させたときの他の打面への共鳴を少なくすることができる。
(3)本発明の打楽器の好ましい例は、
前記側板打面が複数設けられるとともに平面視で左右対称に設けられ、
前記側板打面の向きが前記側板部の円周方向に沿っていることを特徴とする。
前記側板打面が複数設けられるとともに平面視で左右対称に設けられ、
前記側板打面の向きが前記側板部の円周方向に沿っていることを特徴とする。
本発明の打楽器の好ましい例によれば、側板打面が複数設けられるとともに平面視で左右対称に設けられ、さらに、側板打面の向きが側板部の円周方向に沿っているため、美感に優れるとともに、演奏者の演奏をし易くすることができる。
(4)本発明の打楽器の好ましい例は、
前記側板打面の先端が、前記側板部の円周面から突出していることを特徴とする。
前記側板打面の先端が、前記側板部の円周面から突出していることを特徴とする。
本発明の打楽器の好ましい例によれば、側板打面の先端が、側板部の円周面から突出しているため、外観上のアクセントになるとともに、平面視で側板打面の位置が目視できるようになるため、演奏者が演奏をよりし易くすることができる。
(5)本発明の打楽器の好ましい例は、
前記天板部及び前記底板部に、音の放出又は調律のための音孔を備えることを特徴とする。
前記天板部及び前記底板部に、音の放出又は調律のための音孔を備えることを特徴とする。
本発明の打楽器の好ましい例によれば、天板部及び底板部に、音の放出又は調律のための音孔を備えるため、いわゆる音の抜けが良くなり音質の向上を図ることができる。また、音孔から打楽器の内側に棒等の調律器具を差し込むことができ、調律をし易くすることができる。
(6)本発明の打楽器の好ましい例は、
前記側板打面の先端と前記側板部との間に隙間を設けることで構成される、音の放出又は調律のための側板音孔を備えることを特徴とする
前記側板打面の先端と前記側板部との間に隙間を設けることで構成される、音の放出又は調律のための側板音孔を備えることを特徴とする
本発明の打楽器の好ましい例によれば、側板音孔を備えることで、さらに音の抜けをよくすることができるとともに、調律をし易くすることができる。また、側板音孔は特別な孔を設けることなく、側板打面の先端と側板部の円周面との隙間を利用しているため、加工が容易である。
(7)本発明の打楽器の製造方法は、
上述の打楽器の製造方法において、
2つの鏡板の中央部に溝を設けて前記天板打面及び前記底板打面を形成する天底板加工工程と、
予め2つの前記鏡板のフランジ部の端部を残して前記側板打面を構成する前記溝を形成する第1側板加工工程と、
2つの前記鏡板の前記フランジ部同士を前記第1側板加工工程で設けた溝同士が対応する位置に接合して、接合された前記フランジ部を前記側板部とするとともに、2つの前記鏡板の中央部を前記天板部及び前記底板部とする接合工程と、
前記第1側板加工工程で設けた溝同士を前記接合工程で接合された接合部で繋げて前記側板打面を形成する第2側板加工工程と、
を含むことを特徴とする
上述の打楽器の製造方法において、
2つの鏡板の中央部に溝を設けて前記天板打面及び前記底板打面を形成する天底板加工工程と、
予め2つの前記鏡板のフランジ部の端部を残して前記側板打面を構成する前記溝を形成する第1側板加工工程と、
2つの前記鏡板の前記フランジ部同士を前記第1側板加工工程で設けた溝同士が対応する位置に接合して、接合された前記フランジ部を前記側板部とするとともに、2つの前記鏡板の中央部を前記天板部及び前記底板部とする接合工程と、
前記第1側板加工工程で設けた溝同士を前記接合工程で接合された接合部で繋げて前記側板打面を形成する第2側板加工工程と、
を含むことを特徴とする
本発明の打楽器の製造方法によれば、予め第1側板加工工程によって側板打面を構成する溝の一部を形成し、フランジ部同士を接合した後に第2側板加工工程でフランジ部の接合部を加工して溝を繋げる。このため、溝の加工が容易となり、効率よく製造することができる。また、第1側板加工工程ではフランジ部の端部を残すため、接合工程の前及び接合工程の最中におけるフランジ部の変形を抑制することができ、フランジ部同士の接合を精度良くすることができる。なお、天底板加工工程を行なう時期はいつでもよく、第1側板加工工程、接合工程、及び第2側板加工工程のいずれかの後に行なってもよい。
以上、説明したように、本発明の打楽器及び打楽器の製造方法によれば、スリットドラムと呼ばれる打楽器において、側板部にも打面を設けることによって、幅広い音程又は細かな音階の音を出せるようになる。また、精度に優れた打楽器を効率よく製造することができる。
以下、本発明の打楽器10及び打楽器10の製造方法の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施形態の打楽器10について説明する。図1ないし図11に示すように、本実施形態の打楽器10は、側板部20と、天板部30と、底板部40とを備え、その内部は空洞になっている。
側板部20は、円筒形をなすもので、その側面には側板打面21が設けられている。側板打面21は、側板部20に横長の略コ字の貫通した溝50を設け、この溝50に囲まれるとともに、その根元56が側板部20と一体に構成される舌辺状の打面である。本実施形態の打楽器10では、この側板打面21は2つ設けられており、それぞれの側板打面21が平面視で左右対称に設けられている。また、側板打面21の先端53の向きが側面図において左右方向となっており、側板打面21の向きが側板部20の円周方向に沿っている。また、側板打面21の根元56から先端53にかけて、側板部20の円周面から漸次突出している。さらに、側板打面21の先端53と、側板部20の円周面との間に側板音孔22としての隙間sが設けられている。この隙間sによって構成される側板音孔22によって、後述する天板音孔32と底板音孔42と同様の作用効果を有し、音の抜けをよくするとともに調律器具を差し込むことができる。
天板部30及び底板部40は、円筒形の側板部20の開放された端部を閉じるもので、側板部20の上下端から丸みを帯びつつ突出した略半球状をなしている。そして、天板部30と底板部40には、細長の略U字状の貫通した溝51,52が設けられ、その溝51,52に囲まれるとともに、その根元57,58が天板部30及び底板部40と一体に構成される舌辺状の天板打面31と底板打面41がそれぞれ複数設けられている。これらの天板打面31及び底板打面41の先端54,55は、天板部30及び底板部40の中心に向けられており、複数の天板打面31及び底板打面41は、その先端54,55から根元57,58に向かって平面視又は底面視で放射状に配置される。また、天板打面31と底板打面41は、その幅と長さを変えることによって、複数の音階を奏でることができるようになっている。
また、上記の側板打面21は、天板打面31及び底板打面41と比較して大きく構成され、低音用となっている。これは、本実施形態の打楽器10の特性上、あまり多くの天板打面31及び底板打面41を設けることができず、さらに、複数の天板打面31及び底板打面41はそれぞれ互いに隣接している。このため、天板打面31又は底板打面41の一部を大きくして低音用とすると、天板打面31又は底板打面41の数が少なくなり、表現できる音階が限られてしまう。さらに、天板打面31及び底板打面41は比較的近い音域の打面で構成されることが好ましく、共鳴させることで心地よい和音を奏でることができるのであるが、ここに音階の離れた低音用の打面を設けてしまうと、他の打面と共鳴したときに不協和音のような音となりやすく、音が濁りやすくなってしまう。このため、従来は低音用の打面を設けることができなかった。
一方、本実施形態の打楽器10では、低音用の打面を側板部20に設けることで、天板部30及び底板部40に設けることのできる打面の数を犠牲にすることがない。さらに、低音用の打面を側板打面21とすることで、中高音用の天板打面31及び底板打面41との距離を離し、不要な共鳴を起こりにくくして澄んだ音を発することができる。
また、天板部30と底板部40の中心には、音孔としての天板音孔32と底板音孔42とがそれぞれ設けられている。これらの天板音孔32及び底板音孔42により、側板打面21、天板打面31、及び底板打面41より発せられる音が放出され、より良い音色となる。また、打楽器10の製造時において、又は打楽器10の使用を続けていくと各打面の音程が狂う、打面が突出する、又は打面がへこむということが起きて調律が必要となることがある。そのようなとき、天板音孔32又は底板音孔42から調律器具を差し入れて打面を修正し、調律することができる。なお、本実施形態の打楽器10では、天板音孔32に対して底板音孔42が大きく構成されている。これは、演奏時に見えやすい天板音孔32の大きさを小さくすることで外観を美しくするとともに、底板音孔42では音の抜けと調律のし易さを優先しているためである。
また、側板打面21、天板打面31、及び底板打面41の向き、形状、大きさは上述の例に限られず、様々な向き、形状、大きさとすることができる。例えば、本実施形態の打楽器10では、側板打面21は横長の略コ字状、天板打面31及び底板打面41は細長の略U字状となっているが、略V字状、略C字状等の様々な形状が採用できる。また、側板部20、天板部30、底板部40の材質も、本実施形態の打楽器10ではステンレス又は鉄を採用しているが、真鍮、アルミニウム等の他の金属、又は硬質合成樹脂、木等の様々な材料を採用することができる。
次に、本実施形態の打楽器10を製造するための、打楽器10の製造方法について説明する。図12(A)(B)に示すように、本実施形態の打楽器10の製造方法では、2つの鏡板60,61を用いて側板部20、天板部30、及び底板部40を形成している。先ずは、天底板加工工程として、公知のレーザー加工機等による熱切断法を用いて、鏡板60,61の中央部62,63に細長の略U字状の溝51,52を設けて天板打面31と底板打面41を形成する。同時に、鏡板60,61の中央部62,63に孔を設けて天板音孔32と底板音孔42とを形成する(図6、図7等参照。)。なお、この天底板加工工程は、必ずしも最初にする必要はなく、後述する第1側板加工工程、接合工程、第2側板加工工程のいずれかの後にしてもよい。
次に、第1側板加工工程として、鏡板60,61のフランジ部64,65の端部66,67を残して、側板打面21を構成する溝50を公知のレーザー加工機等による熱切断法を用いて形成する。このとき、側板音孔22の隙間sを確保するため、縦方向の溝50はある程度広くすることが好ましい。図12(A)は、この第1側板加工工程が終わった状態の図である。この溝50を形成するときの、フランジ部64,65の端部66,67を残す距離dであるが、第1側板加工工程によってフランジ部64,65の端部66,67に歪みや変形等が起きず、かつ、後述する接合工程での接合に支障がでない寸法としている。
次に、接合工程として、2つの鏡板60,61のフランジ部64,65の端部66,67同士を、上記の第1側板加工工程で設けた溝50同士が対応する位置に合せて接合する。この接合では、本実施形態の打楽器10は既に述べたようにその材質がステンレス又は鉄であるため、溶接によって接合される。もっとも、接合の方法はこれに限られず、ろう付け、接着等、打楽器10を構成する材質に最適な方法を採用することができる。この接合工程によって、2つの鏡板60,61の中央部62,63が打楽器10の天板部30及び底板部40となり、フランジ部64,65が側板部20となる。
次に、図12(B)に示すように、第2側板加工工程として、第1側板加工工程で設けた溝50同士を、接合工程で接合された接合部68で繋げて側板打面21を形成する。後は、必要に応じて磨きや調律をすれば打楽器10は完成する。なお、第2側板加工工程における接合部68での溝50の形成であるが、接合部は溶接によってその厚さが変化しており、レーザー加工機ではきれいに加工することが困難である。そこで、接合部68及びその周辺を直接に切削又は切断できる工具を用いて第2側板加工工程をすることが好ましい。また、接合部68を切削等して、第1側板加工工程で設けた溝50同士を繋げると、鏡板60,61の製造時に残った応力又は接合工程のときの溶接によって残る応力によって、底板打面41の先端53が側板部20の円周面より突出する(図1、図6等参照。)。この突出する寸法によって側板音孔22の大きさが左右される。また、突出する寸法は、このままにしてもよいし、曲げ加工をする等して修正してもよい。
次に、本実施形態の打楽器10の演奏方法について説明する。図13に示すように、本実施形態の打楽器10は、例えば人の脚部の上に載置させて、指やマレットで各打面を叩くことによって演奏される。このとき、本実施形態の打楽器10では側板打面21を設けているため、打面の数及び打面に用いる面積を増やすことができ、幅広い音程又は細かな音階で演奏することが可能となる。また、演奏者が側板打面21を叩くときに手を横に持っていくため、演奏を派手に見せる等の演出が可能となる。さらに、側板打面21が側板部20の円周面より突出しているため、図中に示すように平面視で打楽器10を見下ろすように演奏するとき、側板打面21を直接目視することができ、正確な演奏をすることが容易となる。勿論、演奏の態様はこれに限られず、天板部30及び底板部40が左右方向になるように打楽器10を立設させて演奏することもできる。
以上、説明したように、本実施形態の打楽器10及び打楽器10の製造方法によれば、側板部20にも側板打面21を設けることによって、演奏できる音程の幅を広げることができる。これは、従来は、他の打面と共鳴して不快な音の発生の原因となるため設置できなかった低音用の打面を、天板打面31及び底板打面41と距離が離間する側板部20に設けることで共鳴を抑制することができたからである。なお、全体としての打面の数が増加するため、側板打面21を特に低音用としなければ、他の打面との音階の差を小さくして、細かな音階とすることもできる。
また、側板打面21があることで、演奏者の手が横方向にも動き、演奏が力動的に感じられ、華やかな演出をすることができる。また、側板打面21が側板部20の円周面より突出しているため、側板打面21の位置を直接目視することができ、演奏が正確なものとなる。さらに、側板音孔22、天板音孔32及び底板音孔42を設けているため、音の抜けが良くなるとともに、調律が容易となる。特に、側板音孔22は、側板打面21の先端53と側板部20との間に隙間sを設けることで構成され、特別な孔を設けることなく音孔を確保できるという利点がある。
また、打楽器10の製造時に、第1側板加工工程で側板打面21を構成する溝の殆どを予めレーザー加工機等の熱切断法によって形成しているため、直接に鏡板60,61を切削又は切断する第2側板加工工程が僅かなものとなり、加工が容易となり生産性に優れる。また第1側板加工工程では、フランジ部64,65の端部66,67が変形しない程度に該端部66,67を残しているため、加工精度が犠牲になることがない。また、接合工程に行なう溶接の残留応力、又は鏡板60,61の製造時の残留応力を利用して側板打面21の先端53を側板部20の円周面より突出させるため、特別な加工が不要であり、作業工数を削減することができる。
なお、上述の打楽器及び打楽器の製造方法は、本発明の例示であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲においてその構成を適宜変更することができる。例えば、第2側板加工工程において、本実施形態では直接に鏡板を切削又は切断しているが、適切な熱切断法があれば、熱切断法を採用してもよい。また、打楽器の例示としては、鏡板を2つ用いたもののみならず、円筒形の側板部の端部に、半球状又は円盤状の天板部及び底板部を接合してもよい。さらに、側板部と、天板部及び底板部との接合も、側板部の端部にフランジを設けて、このフランジと天板部及び底板部とをボルト等の締結具で接合することができる。
10・・打楽器、
20・・側板部、21・・側板打面、22・・側板音孔、s・・隙間、
30・・天板部、31・・天板打面、32・・天板音孔、
40・・底板部、41・・底板打面、42・・底板音孔、
50,51,52・・溝、53,54,55・・先端、56,57,58・・根元、
60,61・・鏡板、62,63・・中央部、64,65・・フランジ部、66,67・・端部、68・・接合部、d・・距離、
20・・側板部、21・・側板打面、22・・側板音孔、s・・隙間、
30・・天板部、31・・天板打面、32・・天板音孔、
40・・底板部、41・・底板打面、42・・底板音孔、
50,51,52・・溝、53,54,55・・先端、56,57,58・・根元、
60,61・・鏡板、62,63・・中央部、64,65・・フランジ部、66,67・・端部、68・・接合部、d・・距離、
Claims (7)
- 円筒形の側板部と、
前記側板部の端部を閉じる天板部及び底板部と、
前記側板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の側板打面と、
前記天板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の天板打面と、
前記底板部に設けられる溝に囲われることで構成される1つ以上の舌辺状の底板打面と、
を備えることを特徴とする打楽器。 - 前記側板打面が、前記天板打面及び前記底板打面より低音用であることを特徴とする請求項1に記載の打楽器。
- 前記側板打面が複数設けられるとともに平面視で左右対称に設けられ、
前記側板打面の向きが前記側板部の円周方向に沿っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の打楽器。 - 前記側板打面の先端が、前記側板部の円周面から突出していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の打楽器。
- 前記天板部及び前記底板部に、音の放出又は調律のための音孔を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の打楽器。
- 前記側板打面の先端と前記側板部との間に隙間を設けることで構成される、音の放出又は調律のための側板音孔を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の打楽器。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の打楽器の製造方法において、
2つの鏡板の中央部に溝を設けて前記天板打面及び前記底板打面を形成する天底板加工工程と、
予め2つの前記鏡板のフランジ部の端部を残して前記側板打面を構成する前記溝を形成する第1側板加工工程と、
2つの前記鏡板の前記フランジ部同士を前記第1側板加工工程で設けた溝同士が対応する位置に接合して、接合された前記フランジ部を前記側板部とするとともに、2つの前記鏡板の中央部を前記天板部及び前記底板部とする接合工程と、
前記第1側板加工工程で設けた溝同士を前記接合工程で接合された接合部で繋げて前記側板打面を形成する第2側板加工工程と、
を含むことを特徴とする打楽器の製造方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD935520S1 (en) * | 2020-06-17 | 2021-11-09 | Jinzhou Topfund Industry Co., Ltd. | Percussion instrument |
USD992637S1 (en) * | 2021-08-16 | 2023-07-18 | Shenzhen Luru Musical Instruments Co., Ltd. | Steel tongue drum |
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- 2017-04-14 JP JP2017080263A patent/JP2018180320A/ja active Pending
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