JP2018188995A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷間始動時にも、多量の未燃HCが大気中に放出されるのを制限しつつ、吸気通路内壁面上の燃料の量を低減する。【解決手段】内燃機関1は、スロットル弁24下流の吸気通路内に配置された吸気流制御弁26と、吸気流制御弁下流の吸気通路内に配置された燃料噴射弁11と、電子制御ユニット40と、を備える。電子制御ユニットは、機関運転を停止すべきときには、停止処理運転を行った後に機関運転を停止するように構成されており、さらに、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁の開度が小さいときには、前記開度が大きいときに比べて、停止処理運転中の吸気流制御弁の開度を大きくする、ように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。
スロットル弁下流の吸気通路内に燃料噴射弁を配置し、機関を停止すべきときに、燃料の供給を停止しつつモータリングを行い、それにより、吸気通路内を流れる吸気流でもって吸気通路の内壁面上の燃料を除去するようにした内燃機関が公知である(例えば、特許文献1参照)。このようにすると、機関を始動すべきときに吸気通路内壁面上に付着している燃料の量が低減されるので、機関始動時に大気中に放出される未燃HC量が低減される。また、特許文献1には、スロットル弁下流かつ燃料噴射弁上流の吸気通路内に配置され、燃焼室内に形成されるスワール流の強度を制御するためのスワール流制御弁も開示されている。
特開2004−144030号公報
ところで、特許文献1において、機関を停止すべきときにスワール流制御弁の開度を小さくして吸気通路内の吸気流を高めれば、吸気通路内壁面上の燃料を良好に除去することができると考えられる。しかしながら、このような高速の吸気流が用いられると、吸気通路内壁面から除去されて燃焼室内に流入する燃料に、寸法が比較的大きな燃料塊の形の燃料が含まれるおそれがある。あるいは、高速の吸気流によって、燃料が例えば排気弁下方の燃焼室の内壁面上に付着するおそれがある。このような燃料塊の形の燃料、又は、燃焼室内壁面上に付着した燃料は良好に燃焼しにくい。このため、機関が停止されたときに、燃焼室内、及び、燃焼室から触媒までの排気通路内に、多量の未燃HCが残留するおそれがある。その結果、次いで冷間状態のもとで機関運転が再開されると、多量の残留未燃HCが触媒で浄化されることなく大気に排出されるおそれがある。
本発明によれば、スロットル弁下流の吸気通路内に配置された吸気流制御弁と、前記吸気流制御弁下流の吸気通路内に配置された燃料噴射弁と、機関運転を停止すべきときには、停止処理運転を行った後に機関運転を停止するように構成されている、電子制御ユニットと、を備え、前記電子制御ユニットはさらに、前記停止処理運転直前の機関運転時における前記吸気流制御弁の開度が小さいときには、前記開度が大きいときに比べて、前記停止処理運転中の前記吸気流制御弁の開度を大きくする、ように構成されている、内燃機関の制御装置が提供される。
冷間始動時にも、多量の未燃HCが大気中に放出されるのを制限しつつ、吸気通路内壁面上の燃料の量を低減することができる。
内燃機関の全体図である。 本発明による実施例における停止処理運転中の吸気流制御弁の開度Dstの線図である。 停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁の開度が比較的大きいときの、本発明による実施例の機関停止制御を説明するタイムチャートである。 停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁の開度が比較的小さいときの、本発明による実施例の機関停止制御を説明するタイムチャートである。 本発明による別の実施例における停止処理運転中の吸気流制御弁の開度Dstの線図である。 本発明による実施例の機関停止制御を実行するためのフローチャートである。
図1を参照すると、1は内燃機関、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6はシリンダヘッド3内に形成された吸気ポート、7は吸気弁、8はシリンダヘッド3内に形成された排気ポート、9は排気弁、10は燃焼室5内に配置された点火栓、をそれぞれ示す。吸気ポート6内には吸気ポート6内に燃料を噴射するように構成されている燃料噴射弁11が配置される。また、シリンダブロック2には、機関冷却水温を検出するように構成されている水温センサ12が取り付けられる。機関冷却水温は機関温度、特に吸気ポート6の内壁面の温度を表している。
吸気ポート6は吸気枝管20を介してサージタンク21に連結され、サージタンク21は吸気ダクト22を介してエアクリーナ23に連結される。吸気ダクト22内には電子制御式のスロットル弁24が配置される。また、スロットル弁24上流の吸気ダクト22内には吸入空気量を検出するように構成されている吸入空気量センサ又はエアフロメータ25が配置される。また、スロットル弁24下流の吸気通路、例えば吸気枝管20内には電子制御式の吸気流制御弁26が配置される。したがって、燃料噴射弁11は吸気流制御弁26の下流に位置する。
吸気流制御弁26は吸気枝管20(吸気通路)の流路面積を制御することにより、吸気ポート6(吸気通路)内の吸気流を制御するように構成されている。吸気流制御弁26の開度が小さくなると、吸気枝管20の流路面積が小さくなって、吸気ポート6内における吸気の流速が高くされる。逆に、吸気流制御弁26の開度が大きくなると、吸気枝管20の流路面積が大きくなって、吸気ポート6内における吸気の流速が低くされる。本発明による実施例では、吸気流制御弁26は、燃焼室5内に形成される旋回流の強度を制御するように構成されている旋回流制御弁から構成される。この場合、旋回流には、シリンダ軸線回りのスワール流と、シリンダ軸線に垂直な軸線回りのタンブル流とが含まれる。なお、旋回流の強度は例えば、機関回転数に対する旋回流の角速度の比によって表される。
本発明による実施例では、機関運転時における吸気流制御弁26の開度は機関運転状態(例えば、機関負荷及び機関回転数)に基づいて制御される。
一方、排気ポート8は排気マニホルド30を介して排気管31に連結され、排気管31は触媒32の入口に連結される。触媒32の出口には排気管33が連結される。
更に図1を参照すると、電子制御ユニット40はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス41によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ランダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッサ)44、入力ポート45及び出力ポート46を具備する。水温センサ12及び吸入空気量センサ25の出力電圧はそれぞれ対応するA/D変換器47を介して入力ポート45に入力される。更に、アクセルペダル49にはアクセルペダル49の踏み込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ50が接続され、負荷センサ50の出力電圧は対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。更に、クランク角を検出するように構成されているクランク角センサ51が入力ポート45に接続される。一方、出力ポート46はそれぞれ対応する駆動回路48を介して、点火栓10、燃料噴射弁11、スロットル弁24のアクチュエータ、及び、吸気流制御弁26のアクチュエータにそれぞれ接続される。
さて、本発明による実施例では、機関運転を停止すべきときには、停止処理運転が一時的に行われる。本発明による実施例では、停止処理運転はアイドリング運転である。停止処理運転は例えばあらかじめ定められた一定時間にわたり行われる。次いで、機関運転が停止される。すなわち、燃料噴射弁11による燃料噴射作用及び点火栓10による点火作用が停止される。
本発明による実施例では、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstは、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpに基づいて設定される。すなわち、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが小さいときには、前記開度Dpが大きいときに比べて、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが大きくされる。図2には、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstの一例が示される。図2に示される例では、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpがあらかじめ定められた設定開度Dxよりも小さいときには、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstは比較的大きな開度DLとされ、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが設定開度Dxよりも大きいときには、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstは比較的小さな開度DSとされる。比較的大きな開度DLは例えば吸気流制御弁26の最大開度である。比較的小さな開度DSは例えば吸気流制御弁26の最小開度である。
図3は、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが設定開度Dxよりも大きい場合を示している。図3において、時間ta1は機関運転を停止すべき信号が発せられたタイミングを示している。時間ta1よりも前では内燃機関1において通常運転が行われている。すなわち、燃料噴射作用が行われており、したがって燃料噴射量QFがゼロよりも大きい。また、機関回転数NEがゼロよりも高い。一方、上述したように、このときの吸気流制御弁26の開度Dpは設定開度Dxよりも大きい。その結果、吸気ポート6内の吸気流速が比較的低いので、このとき吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWは図3にXaで示されるように、比較的多い。また、このとき燃焼室5から排出される排気ガス中に含まれる微粒子の量PM又は数PNは図3にYaで示されるように、比較的少ない。
次いで、時間ta1になると、停止処理運転、すなわち本発明による実施例ではアイドリング運転が開始される。その結果、燃料噴射量QFが減少され、機関回転数NEが低下される。一方、吸気流制御弁26の開度Dstが比較的小さな開度DSとされる。その結果、吸気ポート6内の吸気流速が比較的高くなる。それにより、吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWが図3にZaで示されるように減少され、このときの減少幅は比較的大きい。また、排気ガス中に含まれる微粒子の量PM又は数PNは図3にWaで示されるように一時的に増大し、このときの増大幅は比較的大きい。
次いで、時間ta2になると、停止処理運転が終了され、機関運転が停止される。その結果、燃料噴射量QFがゼロにされ、機関回転数NEはゼロに向けて低下する。また、吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWの変化は次第に小さくなり、排気ガス中の微粒子の量PM又は数PNはゼロに向けて減少する。一方、図3に示される例では、このときの吸気流制御弁26の開度は開度Dstに保持される。
これに対し、図4は、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが設定開度Dxよりも小さい場合を示している。図4において、時間tb1は機関運転を停止すべき信号が発せられたタイミングを示している。時間tb1よりも前では内燃機関1において通常運転が行われている。一方、上述したように、このときの吸気流制御弁26の開度Dpは設定開度Dxよりも小さい。その結果、吸気ポート6内の吸気流速が比較的高いので、このとき吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWは図4にXbで示されるように、比較的少ない。また、このとき燃焼室5から排出される排気ガス中に含まれる微粒子の量PM又は数PNは図4にYbで示されるように、比較的多い。
次いで、時間tb1になると、停止処理運転又はアイドリング運転が開始される。その結果、燃料噴射量QFが減少され、機関回転数NEが低下される。一方、吸気流制御弁26の開度Dstが比較的大きな開度DLとされる。その結果、吸気ポート6内の吸気流速が比較的低くなる。それにより、吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWが図4にZbで示されるように減少され、このときの減少幅は比較的小さい。また、排気ガス中に含まれる微粒子の量PM又は数PNは図3にWbで示されるように一時的に増大し、このときの増大幅は比較的小さい。
次いで、時間tb2になると、停止処理運転が終了され、機関運転が停止される。その結果、燃料噴射量QFがゼロにされ、機関回転数NEはゼロに向けて低下する。また、吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWの変化は次第に小さくなり、排気ガス中の微粒子の量PM又は数PNはゼロに向けて減少する。一方、図4に示される例では、このときの吸気流制御弁26の開度は開度Dstに保持される。
すなわち、本発明による実施例では、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが比較的大きいとき、すなわち機関運転を停止すべきときに吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量が比較的多いときには、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが比較的小さくされ、それによって吸気ポート6内の吸気流速が比較的高くされる。その結果、吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料が良好に除去される。なお、この場合、図3においてWaでもって示されるように、排気ガス中に含まれる微粒子の量PM又は数PNが一時的に増大するけれども、通常運転中の微粒子量は図3にYaで示されるように比較的少ない。したがって、機関運転全体で考えれば、このような微粒子の量PM又は数PNの一時的な増大は許容される。
一方、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが比較的小さいとき、すなわち機関運転を停止すべきときに吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量が比較的少ないときには、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが比較的大きくされ、それによって吸気ポート6内の吸気流速が比較的低くされる。その結果、吸気ポート6から除去された燃料が比較的大きな塊の形で燃焼室5に流入するのが制限される。あるいは、排気弁9下方の燃焼室5の内壁面上に付着する燃料の量が制限される。したがって、排気ガス中に含まれる微粒子の量PM又は数PNが少なく維持される。すなわち、機関運転が停止されたときに、燃焼室5内、及び、燃焼室5から触媒32までの排気通路内に残留する未燃HCの量が低減される。したがって、その後に冷間始動が行われたとしても、このとき大気中に放出される未燃HCの量が制限される。なお、この場合、図4においてZbでもって示されるように、吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量は比較的少なく、吸気ポート6の吸気流速を高める必要性は低い。
動力源として内燃機関及び電気モータを備える、いわゆるハイブリッド車両や、自動停止条件(例えば、ブレーキオン、車速ゼロ、かつ、Nレンジ選択、など)が成立すると機関運転を自動的に停止し、機関運転停止中に自動再始動条件(例えば、アクセルオン、かつ、Dレンジ選択、など)が成立すると内燃機関を自動的に再始動する、いわゆるエコラン車、では、比較的短い時間インターバルでもって、内燃機関の始動及び停止が繰り返されることがある。この時間インターバルが短いと、機関温度が高くなる前に機関運転が停止されるおそれがある。したがって、機関温度が低い状態、すなわち冷間状態で機関始動が繰り返されるおそれがある。本発明による実施例では、このような車両においても、機関始動時に大気中に放出される未燃HCを確実に制限することができる。
図5には、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstの別の例が示される。図5に示される例では、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが小さくなるにつれて、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstは大きくされる。
したがって、概念的に表現すると、本発明による実施例の電子制御ユニット40は、機関運転を停止すべきときには、停止処理運転を行った後に機関運転を停止するように構成されており、さらに、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが小さいときには、前記開度Dpが大きいときに比べて、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstを大きくする、ように構成されている、ということになる。
さらに、本発明による実施例では、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstは、停止処理運転直前の機関運転時における機関冷却水温THWpにも基づいて設定される。具体的には、停止処理運転直前の機関運転時における機関冷却水温THWpがあらかじめ定められた設定温度THWpxよりも高いときには、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpに関わらず、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが比較的大きな開度DLに設定される。停止処理運転直前の機関運転時における機関冷却水温THWpが比較的高いときには、吸気ポート6に付着した燃料が蒸発しやすいので、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpに関わらず、このとき吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWは比較的少ない。そこで、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが比較的小さい場合と同様に、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが比較的大きくされる。
これに対し、停止処理運転直前の機関運転時における機関冷却水温THWpが設定温度THWpxよりも低いときには、上述したように、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpに基づいて停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが設定される。このようにしているのは、停止処理運転直前の機関運転時における機関冷却水温THWpが比較的低いときには、このとき吸気ポート6の内壁面上に付着している燃料量QFWは、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpに依存するからである。したがって、停止処理運転直前の機関運転時における機関冷却水温THWpに応じて、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが適切に制御される。なお、設定温度THWpxは例えば60℃である。
図6は本発明による実施例の上述した機関停止制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンはあらかじめ定められた設定時間ごとの割り込みによって実行される。図6を参照すると、ステップ100では、機関運転中であるか否かが判別される。機関運転が停止されているときには処理サイクルを終了する。機関運転中であるときには次いでステップ101に進み、機関運転を停止すべきか否かが判別される。機関運転を停止すべきでないときには処理サイクルを終了する。機関運転を停止すべきときには次いでステップ102に進み、停止処理運転直前の機関運転時における機関冷却水温THWpが設定温度THWpxよりも低いか否かが判別される。THWp<THWpxのときには次いでステップ103に進み、停止処理運転直前の機関運転時における吸気流制御弁26の開度Dpが設定開度Dxよりも大きいか否かが判別される。Dp>Dxのときには次いでステップ104に進み、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが比較的小さな開度DSに設定される。次いでステップ106に進む。これに対し、ステップ102においてTHWp≧THWpxのとき、又は、ステップ103においてDp≦Dxのときにはステップ105に進み、停止処理運転中の吸気流制御弁26の開度Dstが比較的大きな開度DLに設定される。次いでステップ106に進む。ステップ106では停止処理運転が一時的に行われる。続くステップ107では機関運転が停止される。
これまで述べてきた本発明による実施例では、停止処理運転が開始されると(図3のta1,図4のtb1)、吸気流制御弁26の開度が上述の開度Dstに設定される。これに対し、本発明による別の実施例(図示しない)では、停止処理運転が開始された後、種々の停止前処理が終了した後に、吸気流制御弁26の開度が上述の開度Dstに設定される。この停止前処理には、例えば可変動弁機構をあらかじめ定められた設定位置(例えば、最遅角)まで戻す処理、吸気ポート6の内壁面上に付着したデポジットを噴射燃料により洗い流す処理、種々の制御の学習、などが含まれる。
1 内燃機関
6 吸気ポート
11 燃料噴射弁
24 スロットル弁
26 吸気流制御弁
40 電子制御ユニット

Claims (1)

  1. スロットル弁下流の吸気通路内に配置された吸気流制御弁と、
    前記吸気流制御弁下流の吸気通路内に配置された燃料噴射弁と、
    機関運転を停止すべきときには、停止処理運転を行った後に機関運転を停止するように構成されている、電子制御ユニットと、
    を備え、
    前記電子制御ユニットはさらに、前記停止処理運転直前の機関運転時における前記吸気流制御弁の開度が小さいときには、前記開度が大きいときに比べて、前記停止処理運転中の前記吸気流制御弁の開度を大きくする、ように構成されている、
    内燃機関の制御装置。
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