JP2018188967A - 鞍乗型乗物用の内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より高効率の鞍乗型乗物用の内燃機関を提供する。【解決手段】 内燃機関が、シリンダ内で往復するピストンと、吸気口を開閉する吸気弁および排気口を開閉する排気弁を動作させる動弁機構と、吸気を圧縮する過給機と、吸気量を調整するスロットル弁と、燃料を噴射するインジェクタと、を備える。吸気口および排気口が、ピストンの上死点よりもシリンダ軸方向上側に形成され、スロットル弁が、過給機よりも吸気流れ方向下流側に配置される。ピストンが、上死点から次の上死点まで1往復する間に、排気弁も吸気弁も開弁している期間であるバルブオーバーラップ期間が存在するように動弁機構が吸気弁および排気弁を動作させ、インジェクタが排気弁の閉弁後に燃料をシリンダに噴射し、かつ、混合気が燃焼される。【選択図】図4

Description

本発明は、自動二輪車のような鞍乗型乗物に搭載される内燃機関に関する。
特許文献1および2に示されるように、鞍乗型乗物用の内燃機関の効率の向上を目的として、種々の技術が提案されている。
特開2006−70757号公報 特開平10−77905号公報
鞍乗型乗物用の内燃機関には、更なる効率の向上が求められている。
本発明は、より高効率の鞍乗型乗物用の内燃機関を提供することを目的としている。
本発明の一形態に係る鞍乗型乗物用の内燃機関は、シリンダ内で往復するピストンと、吸気口を開閉する吸気弁および排気口を開閉する排気弁を動作させる動弁機構と、吸気を圧縮する過給機と、吸気量を調整するスロットル弁と、燃料を噴射するインジェクタと、を備え、前記吸気口および前記排気口が、前記ピストンの上死点よりもシリンダ軸方向上側に形成され、前記スロットル弁が、前記過給機よりも吸気流れ方向下流側に配置され、前記ピストンが、上死点から次の上死点まで1往復する間に、前記排気弁も前記吸気弁も開弁している期間であるバルブオーバーラップ期間が存在するように前記動弁機構が前記吸気弁および前記排気弁を動作させ、前記インジェクタが前記排気弁の閉弁後に前記燃料を前記シリンダに噴射し、かつ、混合気が燃焼される。
前記構成によれば、ピストンが1往復するたびに混合気を1回燃焼するエンジン、すなわち、2ストロークエンジンが提供される。ピストンが2往復するたびに混合気を1回燃焼する4ストロークエンジンと比べ、単位回転数当たりに取り出せるエネルギー(燃焼による熱エネルギー、ひいてはクランク軸の回転運動の力学的エネルギー)が大きい。よって、出力ピークが得られるエンジン回転数を下げることを許容され、4ストロークエンジンで使用されていた高回転域での運転が不要になる。高回転域での運転が不要になれば、内燃機関における機械損失を低減できる。よって、より高効率の内燃機関を提供できる。
また、過給機を備えているので、吸気期間が短くても吸気量を向上できる。バルブオーバーラップ期間を設けているので、この期間内に吸気を利用して掃気できる。吸気は過給機で圧縮されているので、掃気を促進できる。このようなことからも、効率を向上できる。燃料は、排気弁の閉弁後にシリンダに噴射される。よって、バルブオーバーラップ期間に未燃燃料がシリンダから排出されるのを防止できる。また、スロットル弁が過給機よりも吸気流れ方向下流側に配置されるので、スロットル弁による出力変化の応答性を高めることができる。
前記シリンダが複数設けられ、前記スロットル弁が前記複数のシリンダに対応して複数設けられていてもよい。
前記構成によれば、スロットル弁による出力変化の応答性を高めることができる。
前記スロットル弁が、運転者により操作されるアクセル操作部材からは機械的に分離された弁体と、前記弁体を駆動するアクチュエータと、を備えてもよい。
前記構成によれば、スロットル弁に、運転者のアクセル操作に関わらず、アクチュエータの動作に応じて吸気量を調整でき、掃気効率の向上に資する。
前記過給機が、前記ピストンと連結されたクランク軸によって駆動されてもよい。
機械式過給機は、低〜中回転域において排気が少量でも、その性能を発揮しやすい。よって、本エンジンの運転回転域の広くにわたって、過給機がその性能を発揮でき、吸気効率および掃気効率を高く維持できる。
前記燃料を加圧して前記インジェクタに供給する燃料加圧機構を備え、前記インジェクタおよび前記燃料加圧機構がシリンダヘッドに取り付けられ、前記動弁機構が前記シリンダヘッドに収容され、前記燃料加圧機構が前記動弁機構によって駆動されてもよい。
前記構成によれば、動弁機構により駆動される燃料加圧機構をインクジェクタの近くに配置できるので、装置の小型化を図ることができる。
乗物搭載状態において、前記排気口から繋がる排気ポートが、前記吸気口に繋がる吸気ポートよりも前方に配置され、前記動弁機構が、前記吸気弁を駆動するための吸気カムおよび吸気カム軸と、前記排気弁を駆動するための排気カムおよび排気カム軸とを備え、前記燃料加圧機構が、前記動弁機構のうち前記排気カムまたは前記排気カム軸によって駆動されてもよい。
前記構成によれば、燃料加圧機構を車両前方に配置しやすくなり、燃料加圧機構の配置スペースを確保しやすい。
本発明によれば、より高効率の鞍乗型乗物用の内燃機関を提供できる。
実施形態に係る鞍乗型乗物用の内燃機関の概念図である。 図2Aが燃焼室を下から見て示す図、図2Bが吸排気口周辺を拡大して示す図である。 鞍乗型乗物への搭載状態で示す内燃機関の側面図である。 吸排気弁リフト量の推移を示すグラフである。 実施形態に係る内燃機関の回転数−出力線図である。 変更例に係る内燃機関の断面図である。 変更例に係る燃焼室を下から見て示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。全図を通じて同一のまたは対応する要素には同一の符号を付して重複する詳細な説明を省略する。シリンダ軸方向下側は、シリンダ軸方向において当該シリンダに挿入されるピストンの下死点側であり、シリンダ軸方向上側は、シリンダ軸方向において当該シリンダに挿入されるピストンの上死点側である。
図1は、実施形態に係る鞍乗型乗物用の内燃機関1(以下、「エンジン」という)の概念図である。鞍乗型乗物は、運転者が跨って着座するシートあるいはサドルを備える乗物であり、車輪の有無は限定されない。乗員が横並びで着座する車両(四輪自動車など)と対比して、鞍乗型乗物は、運転者が跨った姿勢で着座することを可能にすべく車幅方向寸法が小さく、そのため軽量でもある。鞍乗型乗物の好適例として、自動二輪車(いわゆるスクータも含む)、自動三輪車、バギー車、および、小型滑走艇を挙げることができる。
本実施形態に係るエンジン1は、多気筒式、2ストローク式、レシプロ式、火花点火式、ダウンドラフト式エンジンであり、ガソリン(エタノール、メタノールといった液体アルコールであってもよい)を燃料とする。また、エンジン1は、過給機付きエンジンである。図1は、エンジン1がインライン式の4気筒エンジンである旨を概念的に例示しているが、気筒の数および配列は特に限定されない。エンジン1は、単気筒エンジンでもよい。多気筒式の場合、複数の気筒は、V型に配列されても水平対向型に配列されてもよい。
エンジン1は、シリンダ6、燃焼室7およびクランク室8を形成するエンジン本体2を有する。図1の符号A1は、シリンダ軸である。エンジン本体2は、シリンダヘッド3、シリンダブロック4およびクランクケース5を含み、これら本体部材3〜5が、シリンダ軸方向に順に連結されている。本書では、シリンダヘッドカバー3a(図3を参照)も「シリンダヘッド3」の一部とする。シリンダ6は、主としてシリンダブロック4により形成され、クランク室8は、主としてクランクケース5により形成されている。
エンジン1は、ピストン9およびクランク軸10を有する。ピストン9は、シリンダ6内で往復し、コネクティングロッド11を介してクランク軸10と連結されている。クランク軸10は、クランクケース5に回転可能に支持され、クランク室8内に収容されている。ピストン9が1往復する間に、クランク軸10は1回転する。
(燃焼室、動弁系)
燃焼室7は、ピストン9の上面よりもシリンダ軸方向上側に形成されている。燃焼室7の天井面は、シリンダヘッド3によって形成されている。燃焼室7、特にその天井面に、1以上の吸気口12および1以上の排気口13が開口している。吸気口12は、シリンダヘッド3内に形成された吸気ポート14と連通し、吸気ポート14ひいては吸気通路の下流端を成している。排気口13は、シリンダヘッド3内に形成された排気ポート15と連通し、排気ポート15ひいては排気通路の上流端を成している。
吸気口12は吸気弁17によって開閉され、排気口13は排気弁18によって開閉される。吸気弁17はポペット弁であり、バルブスプリング(図示略)によって傘状の弁体が吸気口12周辺に設けられたバルブシート(図示略)に密着するように付勢されている。排気弁18も同様である。また、点火プラグ19が、その電極(火花発生部位)が燃焼室7内で天井面付近に位置付けられるように、シリンダヘッド3に取り付けられている。点火プラグ19の動作タイミング、すなわち、混合気の点火時期は、エンジン制御ユニット(図示略)によって制御される。エンジン制御ユニットは、このエンジン1と共に、鞍乗型乗物に搭載される。
図2Aは、燃焼室7を下から見て示す図であり、燃焼室7の天井面が図示されている。本実施形態では、吸気口12および排気口13が2つずつ設けられている。吸気ポート14は、吸気を取り込む入口を1つ有し、途中で二股に分岐し、2つの吸気口12と連通している。排気ポート15は、2つの排気口13と連通し、途中で合流して排気を排出する出口を1つ有する。燃焼室7の天井面は、概略半球形状に形成されている。点火プラグ19(図1を参照)を収容するプラグホール19aが、天井面の中央に形成されている。燃焼室7の天井面には、天井面の直径方向に延びる段差部20が設けられており、天井面は、段差部20によって第1領域7Aと第2領域7Bとに二分されている。2つの吸気口12は第1領域7Aに開口し、2つの排気口13は第2領域7Bに開口している。図2Bに示すように、第2領域7Bは第1領域7Aよりもシリンダ軸方向下側に位置付けられている。吸気口12も排気口13も、燃焼室7の天井面に開口しているので、シリンダ6の上死点よりもシリンダ軸方向上側に形成されるが、排気口13は吸気口12よりもシリンダ軸方向下側で燃焼室7に開口している。
図1に戻り、エンジン1は、吸気弁17および排気弁18を動作させる動弁機構21を備える。本実施形態では、動弁機構21が、オーバーヘッドカム(OHC)式、特に、ダブルオーバーヘッドカム(DOHC)式である。動弁機構21は、吸気カム軸22、吸気カム23、排気カム軸24、排気カム25、および動伝機構26を含む。吸気カム軸22および排気カム軸24は、吸気弁17および排気弁18よりもシリンダ軸方向上側に配置され、クランク軸10と平行に延びている。動伝機構26は、クランク軸10の回転を吸気カム軸22および排気カム軸24に伝達する。動伝機構26は、一例としてチェーン伝動機構であり、クランク軸10に固定された駆動スプロケット26a、吸気カム軸22に固定された吸気側従動スプロケット26b、排気カム軸24に固定された排気側従動スプロケット26c、および、3スプロケット26a−cに巻回されたチェーン26dで構成されている。動伝機構26はギヤ列でもよい。吸気カム23は、吸気カム軸22に固定されて吸気カム軸22と一体回転し、吸気弁17の上端部に接触する。排気カム25は、排気カム軸24に固定されて排気カム軸24と一体回転し、排気弁18の上端部に接触する。吸気カム23および排気カム25は、1つのカム山を有している。言い換えると、カム軸方向に見て卵形状に形成されている。カム23,25は、対応するカム軸22,24が1回転する間に対応する弁17,18を1度開弁させる。
このエンジン1は2ストローク式であり、ピストン9が1往復してクランク軸10が1回転する間に、吸気、点火燃焼および排気を含む1エンジン周期が完結する。この点については、図4を参照して後述するが、吸気カム軸22および排気カム軸24はクランク軸10と等速で回転する。本実施形態では、3スプロケット26a−cが互いに同じ歯数あるいは径を有している。これにより、ピストン9が1往復してクランク軸10が1回転する間に、吸気弁17の開弁期間および排気弁18の開弁期間が1回ずつ設定される。
(吸気系、燃料系)
このエンジン1は、吸気系を構成する要素として、エアクリーナ39、過給機31、吸気チャンバボックス32およびスロットル弁33を備えている。この吸気系においては、外気が吸気として取り込まれ、エアクリーナ39で浄化される。浄化された吸気が過給機31で圧縮され、吸気チャンバボックス32に流入する。過給機31は、一例として、メカニカルスーパーチャージャーであり、クランク軸10によって回転駆動される。メカニカルスーパーチャージャーには、種々の型式があるが、本実施形態では、過給機31は、遠心式ポンプで実現されている。吸気チャンバボックス32は、吸気圧脈動を吸収する。スロットル弁33は、吸気ポート14、燃焼室7あるいはシリンダ6に供給される吸気量を調整する。スロットル弁33は、バタフライ弁であり、円形の弁体34を回転させることで吸気通路の開度を変え、それにより吸気量が調整される。スロットル弁33は、電子スロットル弁であり、弁体34が固定される弁軸35を回転駆動する弁アクチュエータ36を備えている。弁体34および弁軸35は、運転者により操作されるアクセル操作部材(自動二輪車であればスロットルグリップ)からは機械的に分離されている。弁アクチュエータ36は、一例として電気モータであり、前述したエンジン制御ユニット(図示略)によって制御される。エンジン制御ユニットは、アクセル操作部材における操作量を検出するアクセル操作量センサの検出値に応じて弁アクチュエータ36を操作し、それによりスロットル開度を制御する。
スロットル弁33は、過給機31および吸気チャンバボックス32よりも吸気流れ方向下流側に配置されている。過給機31および吸気チャンバボックス32は単一であり、過給機出口はチャンバ入口と単一系統の吸気通路30aで接続されている。吸気チャンバボックス32は、気筒と同数のチャンバ出口を有し、吸気系は、互いに独立し、かつ、複数のチャンバ出口を複数の燃焼室7それぞれに接続する複数系統の吸気通路30bを備える。スロットル弁33は、複数のシリンダ6に対応する複数設けられている。言い換えると、スロットル弁33は、複数の吸気通路30bそれぞれに内蔵される複数の弁体34を備えている。弁軸35は、複数の弁体34の一部または全部と一体化されている。
このエンジン1は、燃料系を構成する要素として、燃料タンク41、燃料加圧機構42、燃料パイプ43、上流インジェクタ44、下流インジェクタ45、一次燃料ポンプ46、およびアキュムレータ47を備える。燃料タンク41は、エンジン1の燃料としてのガソリンを貯留する。
一次燃料ポンプ46は、燃料タンク41に貯留されている燃料を加圧する。一例として、燃料は300kPa程度まで昇圧される。燃料加圧機構42は、一次燃料ポンプ46で昇圧された燃料を更に加圧する。燃料加圧機構42は、一例としてプランジャ式ポンプであり、燃料は2MPa程度まで昇圧される。本実施形態では、燃料加圧機構42の加圧動力源(燃料加圧機構42のプランジャの往復動力源)が、動弁機構21ひいてはエンジン1である。動弁機構21は、吸排気弁17,18を動作させる機能と、燃料加圧機構42を動作させる機能とを兼ねている。燃料加圧機構42は吸排気弁17,18よりもシリンダ軸方向上側に配置されてシリンダヘッド3に取り付けられている。燃料加圧機構42のプランジャは、排気カム25に接触しており、燃料加圧機構42が排気カム軸24の径方向において排気弁18と反対側に配置されている。排気カム軸24および排気カム25が1回転する間に、燃料加圧機構42のプランジャが1往復し、一次燃料ポンプ46から燃料加圧機構42のハウジング内に流入した燃料がハウジング外へと圧送される。
上流インジェクタ44および下流インジェクタ45は、気筒毎に設けられている。上流インジェクタ44は、スロットル弁33よりも吸気流れ方向上流側に配置され、下流インジェクタ45は、スロットル弁33よりも吸気流れ方向下流側に配置される。上流インジェクタ44および下流インジェクタ45は、いずれも常閉電磁開閉弁であり、前述したエンジン制御ユニット(図示略)によって開弁時期、開弁期間および閉弁時期を制御される。燃料パイプ43は、一次燃料ポンプ46によって加圧された燃料を上流インジェクタ44に供給し、また、燃料加圧機構42によって加圧された燃料を下流インジェクタ45に供給する。アキュムレータ47は、燃料パイプ43のうち燃料加圧機構42を下流インジェクタ45に接続する系統に接続されており、当該系統における燃圧脈動を吸収する。
複数の上流インジェクタ44は、複数の吸気通路30bそれぞれに対応している。一例として、各上流インジェクタ44は、スロットル弁33よりも吸気流れ方向上流側にて、対応する吸気通路30b内に燃料を噴射する。図3に示すように、上流インジェクタ44は、吸気チャンバボックス32に収容されていてもよい。
複数の下流インジェクタ45は、上流インジェクタ44よりも吸気流れ方向下流側に配置されている。複数の下流インジェクタ45は、シリンダヘッド3に取り付けられており、複数のシリンダ6それぞれに対応している。本実施形態では、各下流インジェクタ45の噴射口は、対応するシリンダ6に開口されており、対応するシリンダ6に燃料を直接的に噴射する。下流インジェクタ45は、吸気ポート14よりもシリンダ軸方向下側に配置されている。図2Aに示すように、吸気ポート14は、下流側で二股に分かれているが、下流インジェクタ45は、この吸気ポート14の二股部分の中間に位置付けられている。
図3は、鞍乗型乗物への搭載状態で示す内燃機関の側面図である。ここでの上下前後左右方向の概念は、鞍乗型乗物の運転者が見る方向を基準としている。クランク軸10およびカム軸22,24は左右方向に延びるように配置される。エンジン1は、排気ポート15が吸気ポート14よりも前方に位置付けられるようにして、鞍乗型乗物に搭載される。燃料加圧機構42は、シリンダヘッド3(シリンダヘッドカバー3a)に取り付けられており、エンジン本体2の前上端部に配置されている。
エンジン1は、ダウンドラフト型であり、チャンバ出口が吸気ポート14の中心線の延長線A2上に配置されている。この延長線A2は、吸気通路30bの中心線と重なる。これら吸気系を構成する部品は、シリンダヘッド3の後面から後上方に向かって延在している。下流インジェクタ45は、段付き筒状に形成されており、その中心線A3ひいては燃料噴射方向は、吸気通路30bの中心線と概略平行に延びている。
エンジン本体2の後上方には、比較的大型の部品である吸気チャンバボックス32が配置されている。クランクケース5は、変速機を収容する変速機ケース部5bを一体に有している。クランクケース5の後部(変速機ケース部5b)の上方とシリンダヘッド3の後方に形成されるスペースには、過給機31が配置されている。
(エンジン周期)
図4は、吸排気弁リフト量の推移、燃料噴射時期および点火時期を示すグラフである。ここでは、ピストン9が上死点にあるときのクランク角度を便宜上0°あるいは360°とし、ピストン9が下死点にあるときのクランク角度を便宜上180°としている。エンジン1は、2スロトークエンジンであり、ピストン9が上死点から次の上死点まで1往復する間に、1つのエンジン周期が完結する。
下死点付近で、排気弁18が閉弁すると共に吸気弁17が開弁する。これにより、過給機31で圧縮された吸気が、吸気口12を通って燃焼室7内に供給される。
ピストン9の上動中であって排気弁18の閉弁後、下流インジェクタ45が燃料を噴射し、燃焼室7内で混合気が形成される。本実施形態では、下流インジェクタ45は、複数回(例えば、2回)に分けて燃料を噴射している。逆にいえば、各回の燃料噴射期間の間には、燃料が直噴されない噴射停止期間が存在する。各回の燃料噴射期間はいずれも吸気弁17の開弁期間内に設定されている。
吸気弁17は、ピストン9の上動中に閉弁する。吸気弁17の閉弁後、点火プラグ19が動作し、燃焼室7内で圧縮された混合気が点火燃焼される。点火時期は、吸気弁17の閉弁時期tICよりも後であって、上死点付近に設定される。ピストン9は、混合気の燃焼エネルギーを受けて下動し、クランク軸10を回転駆動する。
ピストン9の下動中、排気弁18が開弁し、燃焼ガスが排気口13を通って排気ポート15ひいては外気に排出される。排気弁18の閉弁時期tECは、吸気弁17の開弁時期よりも後に設定されている。このため、このエンジン1には、下死点付近に、吸気弁17も排気弁18も開弁している期間、いわゆるバルブオーバーラップ期間(以下、「VOL期間」という)が存在する(図4のクロスハッチ領域を参照)。VOL期間は、吸気カム23および排気カム25のプロファイルの設計を通じて設定可能である。
本実施形態に係るエンジン1によれば、ピストン9が1往復するたびに混合気を1回燃焼するエンジン、すなわち、2ストロークエンジンが提供される。ピストン9が2往復するたびに混合気を1回燃焼する4ストロークエンジンと比べ、単位回転数当たりに取り出せるエネルギー(燃焼による熱エネルギー、ひいてはクランク軸10の回転運動の力学的エネルギー)が大きい。よって、出力ピークが得られるエンジン回転数を下げることを許容され、4ストロークエンジンで使用されていた高回転域での運転が不要になる。
この点について、図5を参照して説明する。図5では、本実施形態に係るエンジン1の回転数−出力線図を太実線で示し、比較例に係るエンジンの同線図を二点鎖線で示している。比較例に係るエンジンは、4ストロークエンジンであり、本実施形態に係るエンジン1と出力ピーク値Wpが同じである。図示のとおり、本実施形態では、比較例と同じ出力ピーク値Wpを得るために必要なエンジン回転数(出力ピーク時回転数Np)を、比較例の出力ピーク時回転数Np´の略半分に低減することができる。よって、高回転域での運転が不要になる。
図5には、エンジン回転数に対する機械損失の絶対値を併せて示している(細実線およびその下のクロスハッチ領域を参照)。レシプロエンジンでは、機械損失(ポンピングロスや摩擦など)が、概ねエンジン回転数の2乗に比例して発生する。比較例のように出力ピーク時回転数Np´が高回転域にあると、そのときの機械損失も大きくなる。そのため、エンジン回転数が出力ピーク時回転数Np´であるときに得られる正味出力ピーク値Wpn´は、出力ピーク値Wpに比べて小さくなる。これに対し、本実施形態に係るエンジン1では、出力ピーク時回転数Npが比較例よりも低いので、そのときに発生する機械損失も比較例よりも小さくなる。そのため、正味出力ピーク値Wpnが比較例のものよりも大きくなる。
このような観点から、高回転域での運転が不要になることで、エンジン1で生じる機会損失を低減できる。よって高効率のエンジン1を提供できる。
過給機31を備えているので、吸気効率が向上する。具体的には、吸気期間が短くても吸気量を向上できる。特に、本実施形態に係るエンジン1では、ピストン9の上動中に吸気を燃焼室7に供給するが、吸気は過給機31で圧縮されているので、吸気を燃焼室7に押し込むことができる。吸気弁18の開弁時期直後は、VOL期間となる。このVOL期間中(吸気開始直後)には、吸気を利用して掃気できる。吸気は過給機31で圧縮されているので、掃気効率も高まる。このようなことからも、効率を向上できる。なお、掃気が完全でないにしても、内部EGRによる出力向上が見込まれる。過給機31で圧縮された吸気をエンジン1に供給することで、シリンダ6内の流動を強化でき、燃焼室7内での空燃比分布の均質化が図られる。
過給機31はクランク軸10によって駆動されており、メカニカルスーパーチャージャーで構成されている。上述のとおり、本実施形態に係るエンジン1では、高回転域での運転は不要になる。メカニカルスーパーチャージャーは、低〜中回転域において、排気が少量であってもその性能を発揮しやすい。よって、メカニカルスーパーチャージャーの採用により、本エンジン1の稼働回転域の広くにわたって、過給機31がその性能を発揮でき、吸気効率および掃気効率を高く維持できる。
燃料は、排気弁18の閉弁後に直噴される。よって、VOL期間を設定して掃気効率を高めつつ、VOL期間に未燃燃料がシリンダ6から排出されるのを防止できる。また、吸気に燃料を含ませないようにする、あるいは含んでいたとしても、混合気生成に必要な燃料量に対して微量とすることができ、VOL期間におけるいわゆる吹抜け現象を防止または抑制できる。更に、スロットル弁33が過給機31よりも吸気流れ方向下流側に配置されるので、過給機31の影響を抑えてスロットル弁33による出力変化の応答性を高めることができる。このようにしてアクセルレスポンスを高めることができ、また、上述のとおり低回転域での出力上昇が図られるので、加速性能が高くなる。
また、燃料は、吸気弁17の開弁中に直噴される。吸気弁17が開いていることで、下流インジェクタ45の噴射口周辺の圧力を下げた状態で、下流インジェクタ45から燃料を噴射できる。上記のとおり、エンジン1の稼働回転域を低く設定できるため、1エンジン周期は長くなる。吸気期間が長くなるので、要求される空燃比として必要な燃料量を噴射しやすい。
1エンジン周期において、燃料は複数回に分けて噴射される。ある回の燃料噴射から次の燃料噴射までの間に燃圧を回復させることができ、燃料噴射量のバラつきの抑制ひいては燃焼状態の安定が図られる。燃料を直噴すると、燃料はシリンダ6内で気化する。気化熱で筒内温度の上昇を抑制できるので、充填効率の向上やノッキング軽減が図られる。
燃料を加圧してインジェクタ44,45に供給する燃料加圧機構42を備えている。これにより、本実施形態に係るエンジン1のように、ピストン9の上動中に過給された吸気が供給されている状況下でも、燃料の直噴を実現できる。
下流インジェクタ45および燃料加圧機構42がシリンダヘッド3に取り付けられ、動弁機構21がシリンダヘッド3に収容され、燃料加圧機構42が動弁機構21によって駆動されている。このように、動弁機構21ひいてはエンジン1によって燃料を加圧するので、専用の加圧源が不要となり、当該エンジン1の全体構成および当該エンジン1が搭載される乗物の小型化および軽量化に資する。動弁機構21により駆動される燃料加圧機構42を下流インジェクタ45の近くに配置できるようになり、燃料系の小型化を図ることができる。
動弁機構21がいわゆるDOHC型であり、乗物搭載状態において排気ポート15が吸気ポート14よりも前方に配置され、燃料加圧機構42が排気カム25によって駆動されている。これにより、燃料加圧機構42を車両前方、エンジン1の前上方に配置しやすくなる。前述のとおり、エンジン1の上方および後方には、吸気系を構成する部品が集約されている。このようなスペースを避けて燃料加圧機構42を配置するので、燃料加圧機構42の配置スペースを確保しやすい。
スロットル弁33が、運転者により操作されるアクセル操作部材(図示略)からは機械的に分離された弁体34と、弁体34を駆動する弁アクチュエータ36とを備える。換言すれば、スロットル弁33は、いわゆる電子スロットル弁で構成されている。この場合、スロットル開度を運転者のアクセル操作に関わらず、弁アクチュエータ36を動作に応じて吸気量を調整できるようになる。よって、掃気効率の向上、特に低負荷時の掃気効率の向上に資する。
これまで実施形態について説明したが、上記構成は本発明の趣旨の範囲内で適宜変更、追加または削除可能である。
(変更例:ポートインジェクション)
上記実施形態では、「燃料をシリンダに噴射」すべく、下流インジェクタ45の噴射口がシリンダ6内で開口されたが、下流インジェクタ(特に、その噴射口)の配置はこれに限定されない。
図6および7に示すように、下流インジェクタ145は、噴射口が吸気ポート14内で開口されるようにして、シリンダヘッド3に取り付けられていてもよい。この場合、下流インジェクタ145は、吸気弁17の開弁中に燃料を噴射する(図6を参照)。吸気口12が2つ、吸気ポート14の入口が1つの場合、下流インジェクタ145の噴射口は、吸気ポート14のうち二股に分岐する分岐点よりも入口側に配置される(図7を参照)。
図6に示すように、下流インジェクタ145は、燃料が概略円錐状に拡散していくようにして、燃料を噴射する。以下、この円錐状に拡散している燃料の中心線を「噴射燃料中心」という。下流インジェクタ145は、噴射燃料中心が吸気弁17の弁体とバルブシートとの隙間を通過するようにして燃料を噴射する。それにより吸気ポート14内に噴射された燃料が、シリンダ6内に到達できる。燃料が隙間を通過できるように、吸気弁17のリフト量を考慮して、下流インジェクタ145の開弁期間が設定される。この変更例でも、図4に示したようにVOL期間が設定されており、燃料は排気弁18の閉弁後に噴射される。排気弁18の閉弁時期tECにおいて、吸気弁17のリフト量は、上昇途上であり且つ最大リフト量の90%程に達しているので、排気弁18の閉弁直後に燃料噴射を開始するように下流インジェクタ145の開弁期間を設定しても、噴射燃料中心が容易に隙間を通過可能である。隙間は吸気口12の周方向全周にわたってリング状に形成される。図6に示すように、点火プラグ19と近位の隙間を通過させる場合、吸気ポート14に対してシリンダ軸方向下側に下流インジェクタ145の取付孔を形成すればよく、吸気ポート14に燃料を噴射する下流インジェクタ145の配置スペースを容易に確保できる。
図7に示すように、下流インジェクタ145の噴射口は、燃料を2方向に噴射するように構成されている。一方の噴射燃料中心は一方の吸気口12に向けられ、他方の噴射燃料中心は他方の吸気口12に向けられている。このように、どちらの吸気口12にも燃料が供給されることで、燃焼室7内の混合気分布の均質化が図られる。また、過給雰囲気での燃料噴射であるので、燃料がシリンダ6から逆流するのを防ぎやすい。また、下流インジェクタ45に煤が付着しにくい。
この変更例では、燃圧を下げても燃料を噴射可能になるので、燃料加圧機構42およびアキュムレータ47の省略が許容され、燃料系の構造を単純化できる。また、下流インジェクタ145に耐圧性が高く求められず、より汎用性の高いインジェクタを使用できる。
下流インジェクタ145には一次燃料ポンプ46から吐出された燃料が供給される。
この変更例では、下流インジェクタ145に燃料噴射指令(開弁指令)を与え始めてから燃料がシリンダ6内に到達するまでの間に、若干のタイムラグが発生する。このタイムラグを考慮して、燃料噴射指令を早めてもよい。例えば、排気弁18の閉弁時期よりもタイムラグ分早めて燃料噴射指令を下流インジェクタ145に与えてもよい。このように、「排気弁閉弁後の燃料噴射」には、燃料がインジェクタ145から噴射された後、シリンダ6に到達する前に、排気弁18が閉弁する場合も含まれる。
このようなポートインジェクションを採用する場合において、図6および7に示した構成および配置は単なる一例であり、適宜変更可能である。燃料を通過させる隙間は、図6に示したように、点火プラグ19とシリンダ軸直交方向に近接する部位に限定されず、吸気口12の周囲にリング状に形成される隙間のどの部位であってもよい。また、1つのシリンダ6に対応して設けられる下流インジェクタ145の個数は1つに限定されない。1つのシリンダ6に関して、複数の下流インジェクタ145が、複数の吸気口12それぞれに対応して設けられていてもよい。
(その他の変更例)
更に、上記実施形態では、カム23,25に1つのカム山を設け、クランク軸10とカム軸22,24を等速で回転させたが、カム23,25が、周方向に等間隔に配列されたn個のカム山を有していてもよい(nは2以上)。その場合、動伝機構26は、カム軸22,24をクランク軸10の1/n倍で回転させるようにして、クランク軸10の回転力をカム軸22,24に伝達するように構成される。
過給機31は、遠心式ポンプに限定されず、その他の型式、例えば容積型ポンプによって実現されてもよい。過給機31は、メカニカルスーパーチャージャーに代えてまたは加えて、排気を利用して駆動されるターボチャージャーで構成されてもよい。メカニカルスーパーチャージャーとターボチャージャーとを組み合わせることで、エンジン回転数が低くても高くても充填効率を高めやすい。
上流インジェクタ44は省略してもよく、上流インジェクタ44の省略により、いわゆる吹抜け現象を抑制しやすくなる。
1 内燃機関
3 シリンダヘッド
6 シリンダ
9 ピストン
10 クランク軸
12 吸気口
13 排気口
17 吸気弁
18 排気弁
21 動弁機構
22 吸気カム軸
23 吸気カム
24 排気カム軸
25 排気カム
31 過給機
33 スロットル弁
34 弁体
36 弁アクチュエータ
42 燃料加圧機構
44 上流インジェクタ
45,145 下流インジェクタ

Claims (6)

  1. 鞍乗型乗物に用いられる内燃機関であって、
    シリンダ内で往復するピストンと、
    吸気口を開閉する吸気弁および排気口を開閉する排気弁を動作させる動弁機構と、
    吸気を圧縮する過給機と、
    吸気量を調整するスロットル弁と、
    燃料を噴射するインジェクタと、を備え、
    前記吸気口および前記排気口が、前記ピストンの上死点よりもシリンダ軸方向上側に形成され、
    前記スロットル弁が、前記過給機よりも吸気流れ方向下流側に配置され、
    前記ピストンが、上死点から次の上死点まで1往復する間に、
    前記排気弁も前記吸気弁も開弁している期間であるバルブオーバーラップ期間が存在するように前記動弁機構が前記吸気弁および前記排気弁を動作させ、
    前記インジェクタが前記排気弁の閉弁後に前記燃料を前記シリンダに噴射し、かつ、
    混合気が燃焼される、鞍乗型乗物用の内燃機関。
  2. 前記シリンダが複数設けられ、前記スロットル弁が前記複数のシリンダに対応して複数設けられている、請求項1に記載の鞍乗型乗物用の内燃機関。
  3. 前記スロットル弁が、運転者により操作されるアクセル操作部材からは機械的に分離された弁体と、前記弁体を駆動するアクチュエータと、を備える、請求項1または2に記載の鞍乗型乗物用の内燃機関。
  4. 前記過給機が、前記ピストンと連結されたクランク軸によって駆動される、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の鞍乗型乗物用の内燃機関。
  5. 前記燃料を加圧して前記インジェクタに供給する燃料加圧機構を備え、
    前記インジェクタおよび前記燃料加圧機構がシリンダヘッドに取り付けられ、前記動弁機構が前記シリンダヘッドに収容され、
    前記燃料加圧機構が前記動弁機構によって駆動される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の鞍乗型乗物用の内燃機関。
  6. 乗物搭載状態において、前記排気口から繋がる排気ポートが、前記吸気口に繋がる吸気ポートよりも前方に配置され、
    前記動弁機構が、前記吸気弁を駆動するための吸気カムおよび吸気カム軸と、前記排気弁を駆動するための排気カムおよび排気カム軸とを備え、
    前記燃料加圧機構が、前記動弁機構のうち前記排気カムまたは前記排気カム軸によって駆動される、請求項5に記載の鞍乗型乗物用の内燃機関。
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