JP2018188038A - 車両用撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車室天井で反射した光がカメラの撮影画像に映り込むことを低減する。【解決手段】車室C内に設置され、車室C内を撮影するカメラ10と、カメラ10が車室C内を撮影する際に、車室C内を照射する光を出力する光源11と、光源11が車室天井Rに向けて照射した光を吸収する庇12と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、車両用撮影装置に関する。
車両用撮影装置は、車両に設置し車室内部を撮影するカメラを備えている。撮影した車室内部の画像の用途は様々だが、例えば、画像から車室の座席に着席する人員を検出し、人員の体格に応じたエアバックの作動制御を行う。夜間等の環境下においてもカメラで明確な画像を撮影できるように、車両撮影装置は車室内を照射する光源を備えている(例えば、特許文献1参照)。
光源は、座席に着席する人員が明確になるように、車室前方から車室後方に向けて光を照射する。しかしながら、一部の光は車室天井で反射されて、車室上部から車室内を照射する。これによって、カメラの撮影画像の上部が白くぼやけてしまい、車室内の人員、特に後部座席に着席する人員の画像が不明確になり、人員の検出が正確に行えなくなる可能性がある。車両用撮影装置において、車室天井で反射した光によってカメラの撮影画像が不明確になることを低減することが求められている。
本発明の車両用撮影装置は、
車室内に設置され、車室内を撮影するカメラと、
前記カメラの近傍に設けられ、車室内を照射する光を出力する光源と、
前記光源が車室天井に向けて照射した光を吸収する光吸収部材と、を備える。
車室内に設置され、車室内を撮影するカメラと、
前記カメラの近傍に設けられ、車室内を照射する光を出力する光源と、
前記光源が車室天井に向けて照射した光を吸収する光吸収部材と、を備える。
本発明の車両用撮影装置によれば、車室天井で反射した光によってカメラの撮影画像が不明確になることを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用撮影装置を、図面を参照して説明する。
図1の(a)は実施の形態に係る車両用撮影装置の構成を示す正面図であり、図1の(b)は側面図である。図2は、車両用撮影装置の車室C内での設置状態と作用を示す模式図である。図2の丸囲み部分の拡大図を、図中左上に示している。なお、実施の形態においては、車室天井R側を上側、車室Cの床側を下側として説明する。
図1の(a)は実施の形態に係る車両用撮影装置の構成を示す正面図であり、図1の(b)は側面図である。図2は、車両用撮影装置の車室C内での設置状態と作用を示す模式図である。図2の丸囲み部分の拡大図を、図中左上に示している。なお、実施の形態においては、車室天井R側を上側、車室Cの床側を下側として説明する。
図1の(a)および(b)に示すように、車両用撮影装置1は、カメラ10、光源11、庇12(光吸収部材)を備えている。カメラ10と光源11はケース13に収容する。カメラ10をケース13の中心に配置し、カメラ10の左右両側に、それぞれ光源11を配置する。カメラ10のレンズと光源11の発光素子はケース13の外部に露出する。図2に示すように、ケース13を、取り付け具14によって車室C前方のルームミラーMの上に設置する。ケース13には、車両用撮影装置1の制御を行うCPUや、不図示のECU等との接続ケーブル等の機器も収容するようにしても良い。また、図示の例ではカメラ10の左右両側に2つの光源11を配置したが、光源11の位置と数はこれに限られない。例えば、光源11はカメラ10の片側のみに配置しても良く、配置する数は、1つでも良く、3つ以上でも良い。
カメラ10は、図2において一点鎖線で示すように、車室Cの座席(運転席、助手席および後部座席)と座席に着席した人員を含む範囲を撮影できる画角を有する。カメラ10の撮影画像は、例えば、不図示のECU等で座席に着席した人員を検出するのに用いられる。カメラ10は、例えば、車両のエンジンが始動したとき等に、撮影を行う。
光源11は、車室C内を照射する光を出力する。光源11は、夜間等の暗い環境下でもカメラ10が明確な画像を撮影することができる程度の照度を有するものを用いる。明確な画像とは、カメラ10の撮影画像から車内の人員を検出できる程度の明確な画像を意味する。光源11は、カメラ10が撮影を行う際には常に光を出力するようにしても良いが、車室Cが暗いときにのみ光を出力するようにしても良い。その場合は、例えば、車両用撮影装置1に車室Cの照度を測定するセンサ(不図示)を備えるようにし、測定した照度センサが閾値を下回ったときに、光源11が光を出力するようにしても良い。
光源11の種類は特定のものには限定されず、例えば赤外光LEDまたは可視光LEDを用いることができる。光源11の照射範囲は、必ずしもカメラ10の撮影範囲と一致していなくても良いが、車室Cの後部座席に着席する人員が照射範囲に含まれるように設定する。図2の左上の拡大図において光源11の照射する光を矢印で模式的に示しているが、光の一部は、車室Cの天井の方向にも照射される。
庇12は、ケース13の上部、すなわちカメラ10および光源11の車室天井R側に取り付ける。庇12は、カメラ10および光源11と車室天井Rとの間に張り出す。庇12は、光源11が車室天井Rに向けて照射した光を吸収する。図2においては、庇12によって吸収された光を点線の矢印で表している。庇12の形状、素材および色等は特定のものに限定されないが、庇12は、例えば、樹脂の板状部材とすることができる。また、庇12を黒く塗装して、光を吸収しやすくするようにしても良い。また、庇12自体が光を反射することを防ぐために、光源11に面する側に植毛加工を施したり、溝を設けたりしても良い。
以下、実施の形態の車両用撮影装置1の作用を、比較例と比較しながら説明する。
実施の形態の車両用撮影装置1の作用は、図2を用いて説明する。
図3は、実施の形態に係る車両用撮影装置1が撮影した画像の一例を示す図である。
図4は、比較例の車両用撮影装置100の作用を示す図である。図5は、比較例の車両用撮影装置100のカメラ10が撮影した画像の一例を示す図である。比較例の車両用撮影装置100は、図1および図2に示した車両用撮影装置1から、庇12を除いたものである。
実施の形態の車両用撮影装置1の作用は、図2を用いて説明する。
図3は、実施の形態に係る車両用撮影装置1が撮影した画像の一例を示す図である。
図4は、比較例の車両用撮影装置100の作用を示す図である。図5は、比較例の車両用撮影装置100のカメラ10が撮影した画像の一例を示す図である。比較例の車両用撮影装置100は、図1および図2に示した車両用撮影装置1から、庇12を除いたものである。
図2および図4において一点鎖線で示すように、実施の形態に係る車両用撮影装置1と比較例の車両用撮影装置100のどちらにおいても、カメラ10は、車両の運転席、助手席および後部座席並びにこれらに着席した人員を含む範囲を撮影する。光源11は、車室Cの後部座席に着席する人員を含む範囲を照射する。そのため、矢印で示した光源11が出力する光の一部は、車室天井Rに向けて照射される。
比較例は庇12が設けられていないため、図4に示すように、車室天井Rに向けて照射された光はそのまま車室天井Rに到達し、車室天井Rで反射される。反射された光は下方に向かい、車室内を上部から照射する。そのため、図5に示すように、カメラ10の撮影画像の上部が白くぼやけて不明確になり、後部座席に着席する人員の顔も不明確になっている。
一方、実施の形態に係る車両用撮影装置1は、図3に示すように、光源11の車室天井R側に光吸収部材である庇12が張り出している。そのため、矢印で示した光源11から車室天井Rに向かう光は庇12で吸収され、車室天井Rに到達しない。結果として、車室天井Rで反射した光によってカメラ10の撮影画像の上部が不明確になることが低減され、後部座席に着席する人員の顔も明確に映る。
なお、庇12が吸収しきれなかった光が車室天井Rに到達して反射する可能性もあるが、庇12はカメラ10の車室天井R側にも張り出している。よって、庇12は車室天井Rで反射された光も吸収して、カメラ10の撮影画像の上部が不明確になることをさらに低減する。
以上の通り、実施の形態に係る車両用撮影装置1は、
(1)車室C内に設置され、車室C内を撮影するカメラ10と、
カメラ10が車室C内を撮影する際に、車室C内を照射する光を出力する光源11と、
光源11が車室天井Rに向けて照射した光を吸収する庇12(光吸収部材)と、を備える。
(1)車室C内に設置され、車室C内を撮影するカメラ10と、
カメラ10が車室C内を撮影する際に、車室C内を照射する光を出力する光源11と、
光源11が車室天井Rに向けて照射した光を吸収する庇12(光吸収部材)と、を備える。
庇12が、光源11が車室天井Rに向けて照射した光を吸収することによって、車室天井Rで反射した光が車室上部から車室内を照射して、カメラ10の撮影画像の上部が白くぼやけて不明確になることを低減することができる。これによって、カメラ10が車室C内の明確な画像を撮影することができ、カメラ10の撮影画像を用いた人員検出の精度も向上させることができる。
(2)庇12は、光源11およびカメラ10の車室天井R側に設けられる。庇12を光源11の車室天井R側に設けることによって、光源11が照射した車室天井R側に向かう光を、車室天井Rに到達する前に吸収する。これによって、車室天井Rでの光の反射を低減することができ、カメラ10が明確な画像を撮影することができる。また、庇12をカメラ10の車室天井R側に設けることによって、車室天井Rに光が到達して反射されても、カメラ10の撮影範囲に入る前に吸収することができ、カメラ10が明確な画像を撮影することができる。なお、実施の形態では、庇12は、光源11およびカメラ10の双方の車室天井R側に設けられているものを説明したが、これに限られない。庇12は、光源11またはカメラ10のいずれか一方のみの車室天井R側に設けても良い。
1 車両用撮影装置
10 カメラ
11 光源
12 庇
13 ケース
14 取り付け具
C 車室
R 車室天井
M ルームミラー
10 カメラ
11 光源
12 庇
13 ケース
14 取り付け具
C 車室
R 車室天井
M ルームミラー
Claims (4)
- 車室内に設置され、車室内を撮影するカメラと、
前記カメラが車室内を撮影する際に、車室内を照射する光を出力する光源と、
前記光源が車室天井に向けて照射した光を吸収する光吸収部材と、を備える、車両用撮影装置。 - 前記光吸収部材は、前記光源の前記車室天井側に設けられ、前記光源が照射した前記車室天井に向かう光を吸収する、請求項1記載の車両用撮影装置。
- 前記光吸収部材は、前記カメラの前記車室天井側に設けられ、前記光源が前記車室天井に向けて照射し、前記車室天井で反射された光を吸収する、請求項1記載の車両用撮影装置。
- 前記光吸収部材は、前記光源および前記カメラの前記車室天井側に設けられている、請求項1記載の車両用撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017093321A JP2018188038A (ja) | 2017-05-09 | 2017-05-09 | 車両用撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017093321A JP2018188038A (ja) | 2017-05-09 | 2017-05-09 | 車両用撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018188038A true JP2018188038A (ja) | 2018-11-29 |
Family
ID=64478109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017093321A Pending JP2018188038A (ja) | 2017-05-09 | 2017-05-09 | 車両用撮影装置 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-05-09 JP JP2017093321A patent/JP2018188038A/ja active Pending
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