JP2018188014A - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】後方に向かうにつれ内側に傾斜してダッシュパネル3に結合されるフロントフレーム7にオブリーク衝撃荷重が入力された際の、フロントフレーム7のダッシュパネル3との結合部のうち、外側フレーム角部7eが取り付けられる部位に応力が集中することを抑制し、車体後方へとスムーズに荷重伝達することができる車両の前部車体構造を、軽量な構造で提供する。
【解決手段】ダッシュパネル3の下部から車両後方に延びるフロア補強部材9を備え、前記フロア補強部材9は、補強部材上面部9aと補強部材外面部9cとの間の外側補強部材角部9eを有し、フロントフレーム7は、上面部71aと外面部72aとの間の外側フレーム角部7eを有し、前記外側補強部材角部9eと前記外側フレーム角部7eとが、車両平面視で後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の前部車体構造に関し、特に、後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜したフロントフレームが連結されたダッシュパネル後方のフロアパネルと、フロアパネルの上面に取り付けられ、ダッシュパネルの下部から車両後方に延びるフロア補強部材を備えた車両の前部車体構造に関する。
従来、車両の前方から衝突するような前面衝突に対して、車室内の乗員を保護する観点から、車両の前方から加わる衝突荷重によってダッシュパネル及びフロアパネルが車室内へ変形、侵入することを抑制する必要がある。
このため、フロントフレームを折れ曲り変形させて衝突エネルギーを吸収することにより、後方に伝達される荷重を低減し、ダッシュパネル及びフロアパネルの車室内への変形を抑制する技術が知られている。
例えば、特許文献1に記載の発明では、車両前後方向に延びるフロントフレーム(フロントサイドフレーム)が、車両後方に向かうにつれ内側に傾斜し、その後端で、エンジンルームとキャビンとを仕切るダッシュパネルと結合しており、そこからは、フロアフレーム(後側フレーム)として、ダッシュパネルの下部へ潜り込むように車両後方へと延びている。さらに、フロントフレームの一部が、前突時の荷重によって車幅方向外側に山折れ変形するように構成され、車体下方に配設されるサブフレームが、フロントフレームにレインフォースメントを介して結合されるように構成されているとともに、該レインフォースメントの前部が、前突時に車幅方向外側に山折れ変形するフロントフレームの折れ曲り予定部に対応する位置に設定されている構成が開示されている。
このようにして、折れ曲り予定部と、レインフォースメントにより補強されたフロントフレームの部位との間の剛性の差を大きく設定することができるため、衝突荷重がフロントフレームに作用した時には、上述した剛性の差により、折れ曲り予定部での山折れ変形をより確実に発生させることができる。
つまり、レインフォースメントの前部を前記山折れ変形の起点として利用することができ、これによって、フロントフレームの折れ曲り予定部での折れ曲りをより促進させることが可能になり、乗員に対する衝突荷重をより確実に低減することができる。
特開2011−088597号公報
一方、前面衝突の中でも車両前部に対して車両斜め前方から衝突するような前面衝突(以下オブリーク衝突)が生じた際、車体の前端において車幅方向内側よりも車幅方向外側に先に衝突荷重が入力するため、衝突荷重はフロントフレームの車幅方向外側の角部(外側フレーム角部)を介して伝達される。
そして、フロントフレームが後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜してダッシュパネルに結合されていることにより、フロントフレームに上述の車幅方向外側に山折れする折れ曲り変形が生じた際、フロントフレームのダッシュパネルとの結合部のうち、車幅方向外側結合部が車幅方向内側結合部よりも相対的に後方に変位する。つまり、車幅方向内側結合部よりも車幅方向外側結合部に応力が集中し、車幅方向外側結合部が車室内側に入り込むような変形が生じる。
この変形を抑制するために、ダッシュパネルやトーボードパネルの板厚を増大させる、材質をより高強度なものにする、あるいは、補強部材を取り付けるといった対策が考えられるが、この場合、コストや重量の増大を招くという新たな問題が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜してダッシュパネルに結合されるフロントフレームに、車両前方からオブリーク衝撃荷重が入力された際の、外側フレーム角部が取り付けられる部位に応力が集中することを抑制し、車体後方へとスムーズに荷重伝達することができる車両の前部車体構造を、軽量な構造で提供することを課題とする。
課題を解決するための手法
上記の目的を達成するために、本発明では、
車両前後方向に延びるフロントフレームと、
前記フロントフレームの後部が取り付けられ、車幅方向に延びるダッシュパネルと、
前記ダッシュパネルの下部から後方に延びるトーボードパネルと、
前記トーボードパネルの後部から後方に延びるフロアパネルと、
前記フロントフレームに連続して車両後方に延び、前記トーボードパネルと前記フロアパネルの下面とに取り付けられるフロアフレームと、
を備えた車両の前部車体構造であって、
前記トーボードパネルと前記フロアパネルとの上面に取り付けられ、前記ダッシュパネルの下部から車両後方に延びるフロア補強部材を備え、
前記フロア補強部材は、前記トーボードパネルと前記フロアパネルとに対向する補強部材上面部と、前記補強部材上面部の車幅方向内側端部から下方に延びる補強部材内面部と、前記補強部材上面部の車幅方向外側端部から下方に延びる補強部材外面部と、前記補強部材上面部と前記補強部材外面部との間の外側補強部材角部と、を有し、
前記フロントフレームは、上面部と、前記上面部の下方に対向する下面部と、前記上面部と前記下面部とを車幅方向内側で連結する内面部と、前記上面部と前記下面部とを車幅方向外側で連結する外面部と、前記上面部と前記外面部との間の外側フレーム角部と、を有し、
前記外側補強部材角部と前記外側フレーム角部とが、車両平面視で後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられている、という構成とした。
上記の構成により、外側フレーム角部を介してオブリーク衝突荷重が伝達される際に、外側補強部材角部が車両平面視で後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられているため、外側フレーム角部が取り付けられるダッシュパネルが車室内側に入り込む方向に対して、外側補強部材角部がダッシュパネルを介して突っ張るように作用し、車両後方に荷重をスムーズに伝達させることができる。これにより、外側フレーム角部が取り付けられる部位に応力が集中することを抑制し、車体後方へとスムーズに荷重伝達することができ、外側フレーム角部が取り付けられるダッシュパネルが車室内方向に入り込むような変形を抑制できる。
上記車両の前部車体構造において、
前記ダッシュパネルの下部とトーボードパネルとの間に第1屈曲部を有し、
前記トーボードパネルは、下方に向かうにつれ後方に傾斜して延びるように設けられ、
前記トーボードパネルの後部と前記フロアパネルとの間に第2屈曲部を有し、
前記上面部は、前記第1屈曲部近傍に取り付けられる上面接合部を有し、
前記補強部材上面部は、前記第1屈曲部近傍に取り付けられる補強部材上面接合部を有し、
前記上面接合部と前記補強部材上面接合部とが車両正面視でオーバーラップして設けられている、ことが好ましい。
このことにより、フロントフレーム上面接合部が第1屈曲部近傍に取り付けられることにより、フロントフレーム上面接合部が第1屈曲部より上方に取り付けられるものと比して、第2屈曲部に対するフロントフレーム上面部の位置の高さ方向オフセット量が縮小し、フロントフレームに生じる曲げモーメントを抑制し、第2屈曲部を中心にダッシュパネルが車室内側に回転するような変形を抑制することができ、スムーズに車両後方へ荷重を伝達することができる。
一方で、上記のようにフロントフレーム上面接合部を第1屈曲部に取り付けると、第1屈曲部を車室内側に押し込むような荷重が増大する。そこで、補強部材上面接合部とフロントフレーム上面接合部とを車両正面視でオーバーラップして設けることにより、フロントフレーム上面部が第1屈曲部を押し込もうとする荷重をフロア補強部材上面接合部に効果的に伝達することができ、さらにスムーズに車両後方へ荷重を伝達することができる。
上記車両の前部車体構造において、
前記上面接合部は、前記上面部から上方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する上フランジ部であり、
前記補強部材上面接合部は、前記補強部材上面部から上方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する補強部材上フランジ部である、ことが好ましい。
このことにより、上フランジ部と補強部材上フランジ部とが車両正面視でオーバーラップして設けられているため、衝撃荷重を上フランジ部から補強部材上フランジ部へとスムーズに伝達することができる。
上記車両の前部車体構造において、
前記フロントフレームは、前記外面部から車幅方向外方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する外フランジ部を有し、
前記フロア補強部材は、前記補強部材外面部から車幅方向外方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する補強部材外フランジ部を有し、
前記外フランジ部と前記補強部材外フランジ部とが車両正面視でオーバーラップして設けられていること、が好ましい。
このことにより、外フランジ部と補強部材外フランジ部とが車両正面視でオーバーラップして設けられているため、衝撃荷重を外フランジ部から補強部材外フランジ部へスムーズに伝達することができる。
以上説明したように、本発明によると、外側補強部材角部と外側フレーム角部とが、車両平面視で後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられることにより、後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜してダッシュパネルに結合されるフロントフレームに、車両前方からオブリーク衝撃荷重が入力された際の、外側フレーム角部が取り付けられる部位に応力が集中することを抑制し、車体後方へとスムーズに荷重伝達することができる車両の前部車体構造を、軽量な構造で提供することができる。
本発明の車両の前部車体構造を示す側面図 図1の車室側の斜め上方から見た状態で示す斜視図 図2のA−A線矢視断面図 図1のダッシュパネルを取り除いて上方から見た状態で示す平面図 図4の車室側から見た図 図3のB−B線矢視断面図
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「前後」、「左」、「右」、「左右」等の方向を示す用語は、特段の説明がある場合を除いて、自動車の進行方向を「前」とした場合の方向を指すも
のとする。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。図面は車両の前部車体構造を示し、図1は当該前部車体構造を、車幅方向においてトンネル部6とフロア補強部材9との間を断面にして車幅方向内側から見た状態で示す側面図、図2は図1の構造を車室側の斜め上方から見た状態で示す斜視図である。
図1,図2において、車室1の前部とエンジンルーム2とを前後方向に仕切るダッシュパネル3を設けている。上述のダッシュパネル3は上下方向及び車幅方向に延び、車両前方ほど下方に傾斜するように形成されている。
また、上述のダッシュパネル3における左右の車幅方向外側には、ホイルハウス3a,3aが一体又は一体的に形成されている。
図1,図2に示すように、ダッシュロアパネル3の下部に第1屈曲部30を介して連続して車両後方側ほど下方に傾斜するように車両の前後方向に延びるトーボードパネル4を備え、当該トーボードパネル4は高張力鋼板(いわゆるハイテン鋼)により形成されている。
上述のトーボードパネル4にはステアリングギアとステアリングホイールとを連結するステアリングシャフト(図示せず)を挿通するためのステアリング開口4aを有している。
上述のトーボードパネル4の後部に第2屈曲部40を介して連続して車両後方に略水平に伸びるフロアパネル5を設け、このフロアパネル5で車室1の底面部を形成するように構成している。
図2に示すように、上述のトーボードパネル4及びフロアパネル5の車幅方向中央部には、車室1側へ突出するトンネル部6が形成されている。
上述のトンネル部6はトーボードパネル4側のトンネル部6a、6bとフロアパネル5側のトンネル部6cとを有し、車両の前後方向に連続するように形成されている。
一方、図1に示すように、ダッシュパネル3からエンジンルーム2の左右両サイドにおいて車両の前方側へ延びる左右一対のフロントフレーム7,7(ただし、図面では一方のフロントフレーム7のみを示す)を有している。
フロントフレーム7は、フロントフレームインナ71とフロントフレームアウタ72とを接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面を備えた車体部材である。
上述のフロントフレームインナ71は、水平に伸びる上面部71aと、上面部71aの車幅方向内側端部から下方に延びる内面部71bと、上面部71aに対向し内面部71bの下端から車幅方向外側に延びる下面部71cとを有し、車幅方向外側に開放する車両正面視断面において略コ字状に形成されている。
上面部71aの車幅方向外側端部には上方に延びる上側フランジ部71dと下面部71cの車幅方向外側端部には下方に延びる下側フランジ部71eとを有する。
また、フロントフレームアウタ72は、略平面形状を有し車両の前後方向に延びる外面部72aを有し、外面部72aの上端部から上方に延びる上側フランジ部72dと、外面部72aの下端部から下方に延びる下側フランジ部72eとを有している。
フロントフレーム7は上側フランジ部71d,72dどうし、下側フランジ部71e,72eどうしで接合固定され、車両正面視において略四角形状の閉断面を形成している。
さらに、図3に示すように、フロントフレーム7は後部に設けられた上面部71aから上方に延びる上フランジ部71fと、外面部72aから車幅方向外側に延びる外フランジ部72fと、内面部71bから車幅方向内側に延びる内フランジ部71gとを有し、上述の上フランジ部71fと外フランジ部72fとがダッシュパネル3に接合固定され、また内フランジ部71gがトーボードパネル4に接合固定されている。
図4に示すように、車両平面視においてフロントフレーム7の上面部71aと外面部72aとの間の外側フレーム角部7eおよび上面部71aと内面部71bとの間の角部は後方に向かうほど車幅方向内側に傾斜して設けられている。また、内面部71bは車両前後方向におけるダッシュパネル3側に車幅方向外側に向けて突出し上下に延びるビード部71hを有している。
また、図1に示すように、上述のフロントフレーム7の後端部からトーボードパネル4とフロアパネル5とに沿って車両の後方側へ延びるフロアフレーム8を設けている。
このフロアフレーム8の車両正面視断面は逆ハット形状に形成されており、底壁8aと左右の側壁8b,8bと、左右の側壁8b,8bの上端から車幅方向に延びる左右の接合フランジ部8c,8cとを有し、左右の接合フランジ部8c,8cをトーボードパネル4の下面およびフロアパネル5の下面にスポット溶接固定することで、フロアフレーム8がフロントサイドフレーム7の後端部からトーボードパネル4とフロアパネル5とに沿って車両の後方側へ延びるように構成したものである。
そして、フロアフレーム8とトーボードパネル4との間、並びに、フロアフレーム8とフロアパネル5との間には、車両の前後方向に連続するフロアフレーム閉断面が形成されており、車体下部剛性の向上を図るように構成している。
図1,2に示すように、トーボードパネル4およびフロアパネル5には、助手席側(図2の左側)および運転席側(図2の右側)の双方に、フロアフレーム8の延在方向(車両前後方向)に沿って車両の前後方向に延びるフロア補強部材9が設けられている。
フロア補強部材9はフロアパネル5に対向し且つフロアパネル5に沿って延びる補強部材上面部9aと、補強部材上面部9aの車幅方向内側端部から下方に延びる補強部材内面部9bと、補強部材上面部9aの車幅方向外側端部から下方に延びる補強部材外面部9cと、補強部材内面部9bおよび補強部材外面部9cの下端から車幅方向に延びて一体形成された接合フランジ部9d,9dとを有し、車両正面視断面がハット状になるように構成されている。また、接合フランジ部9d,9dには上方に突出する左右一対のビードが前後方向にわたって複数個所設けられている。
左右の接合フランジ部9d,9dは上述のトーボードパネル4およびフロアパネル5にスポット溶接にて接合固定されている。
図2に示すように、フロア補強部材9の前端位置において、補強部材上面部9aから上方に延びる補強部材上フランジ部9fと、補強部材外面部9cから車幅方向外側に延びる補強部材外フランジ部9gと、補強部材内面部9bの下端から車幅方向内側に延びる補強部材内フランジ部9hとを有し、上述の補強部材上フランジ部9fと補強部材外フランジ部9gとがダッシュパネル3に接合固定され、また補強部材内フランジ部9hがトーボードパネル4に接合固定されている。
図4は図1の構成からダッシュパネル3を取り除いて上方から見た状態の平面図である。
図4に示すように、車両平面視において補強部材上面部9aと補強部材外面部9cとの間の外側補強部材角部9eは後方に向かうほど車幅方向内側に傾斜して設けられており、フロントフレーム7の上面部71aと外面部72aとの間の外側フレーム角部7eとダッシュパネル3を介して連続して設けられている。
図5は図4の構成を車室側から見た状態の後面図である。図5に示すように、上フランジ部71f(フロア補強部材9と重複部分を点線で記載)と補強部材上フランジ部9fとはダッシュパネル3を介して車両正面視でオーバーラップして設けられている。また、補強部材上フランジ部9fはフロントフレームインナ71とフロントフレームアウタ72とにまたがって構成されている。さらにフロア補強部材9は補強部材外フランジ部9gの内側端部位置が外フランジ部72fの車幅方向内側端部位置より車幅方向において略同位置か、内側となるように構成されている。
また、図5,6に示すように、外フランジ部72fと補強部材外フランジ部9gとはダッシュパネル3を介して車両正面視でオーバーラップして設けられている。
上述の上フランジ部同士71f,9fと外フランジ部同士72f,9gのオーバーラさップによりフロントフレーム7の上面部71aと外面部72aとの間の外側フレーム角部7eに伝達される衝突荷重が、フロア補強部材9の補強部材上面部9aと補強部材外面部9cとの間の補強部材角部9eに効率的に伝達されるように構成されている。
さらに、図3に示すように、フロントフレーム7の上面部71aとフロア補強部材9の補強部材上面部9aとは車両側面視において連続するように設けられている。さらに上フランジ部71fと補強部材上フランジ部9fとはダッシュパネル3を挟んで対向するように設けられ、3枚合わせで接合されている。
これにより上面部71aに伝達される衝突荷重が補強部材上面部9aにスムーズに伝達されるように構成されている。
また、図6に示すように、フロントフレーム7の外面部72aとフロア補強部材9の補強部材外面部9cとは車両平面視において連続するように設けられている。
これにより外面部72aに伝達される衝突荷重が補強部材外面部9cにスムーズに伝達されるように構成されている。
図4に示すようにフロア補強部材9の後部は車幅方向に延びるクロスメンバ10に直交するように接合固定されている。
クロスメンバ10は車両側面視ハット形状を有し、フロアパネル5に接合され、車幅方向内側端部はトンネル部6に接合され、車幅方向外側端部はサイドシル(図示せず)に接合固定されている。
上述のフロア補強部材9の後部はクロスメンバ10とフロアパネル5とで接合固定されている。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。
車両のオブリーク衝突時に、所定値以上の荷重がバンパーレイン(図示せず)に入力されると、クラッシュカン(図示せず)が潰れた後に、フロントフレーム7の前方が圧縮変形して潰れるが、その際、フロントフレーム7の車幅方向内側よりも車幅方向外側に衝突荷重が入力するため、衝突荷重は外側フレーム角部7eを介してフロントフレーム7後方へと伝達される。このとき、フロントフレーム7の後方に設けたビード部71hに応力が集中するとともに、フロントフレーム7は後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜してダッシュパネル3に結合されていることにより、車幅方向外側に山折れするよう折り曲げ変形を生じる。その際、フロントフレーム7のダッシュパネル3との結合部のうち、車幅方向外側結合部(外フランジ部72f)は車幅方向内側結合部(内フランジ部71g)より後方に変位しようとするが、外側補強部材角部9eと外側フレーム角部7eとが、車両平面視で車両後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられているため、外側フレーム角部7eが取り付けられる第1屈曲部30近傍が車室内側に入り込む方向に対して、外側補強部材角部9eがダッシュパネル3を介して突っ張るように作用する。
これらにより、衝突荷重が外側補強部材角部9eにスムーズに伝達され、さらに補強部材9の後端が取り付けられるクロスメンバ10、さらにはクロスメンバ10を介してサイドシル等の車体剛性部材に伝達されることで車両後方へのスムーズな荷重伝達が達成される。したがって、外側フレーム角部7eが取り付けられる第1屈曲部30近傍に応力を集中させることなく、外側フレーム角部7eが取り付けられるダッシュパネル3が車室内方向に入り込むような変形を抑制する車両の前部車体構造を、軽量な構造で提供できる。
さらに、フロントフレーム7の下面部71cと外面部72aとの間の角部に入力される荷重については、後方に連結されるフロアフレーム8の角部へと入力され、車両後方へ荷重が伝達される。
このように上記の車両の前部車体構造は、
車両前後方向に延びるフロントフレーム7と、
前記フロントフレーム7の後部が取り付けられ、車幅方向に延びるダッシュパネル3と、
前記ダッシュパネル3の下部から後方に延びるトーボードパネル4と、
前記トーボードパネル4の後部から後方に延びるフロアパネル5と、
前記フロントフレーム7に連続して車両後方に延び、前記トーボードパネル4と前記フロアパネル5の下面とに取り付けられるフロアフレーム8と、
を備えた車両の前部車体構造であって、
前記トーボードパネル4と前記フロアパネル5との上面に取り付けられ、前記ダッシュパネル3の下部から車両後方に延びるフロア補強部材9を備え、
前記フロア補強部材9は、前記トーボードパネル4と前記フロアパネル5とに対向する補強部材上面部9aと、前記補強部材上面部9aの車幅方向内側端部から下方に延びる補強部材内面部9bと、前記補強部材上面部9aの車幅方向外側端部から下方に延びる補強部材外面部9cと、前記補強部材上面部9aと前記補強部材外面部9cとの間の外側補強部材角部9eと、を有し、
前記フロントフレーム7は上面部71aと、前記上面部71aの下方に対向する下面部71cと、前記上面部71aと前記下面部71cとを車幅方向内側で連結する内面部71bと、前記上面部71aと前記下面部71cとを車幅方向外側で連結する外面部72aと、前記上面部71aと前記外面部72aとの間の外側フレーム角部7eと、を有し、
前記外側補強部材角部9eと前記外側フレーム角部7eとが、車両平面視で後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられたものである。
この構成によれば、外側フレーム角部7eを介してオブリーク衝突荷重が伝達される際に、外側補強部材角部9eが車両平面視で後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられているため、外側フレーム角部7eが取り付けられるダッシュパネル3が車室内側に入り込む方向に対して、外側補強部材角部9eがダッシュパネル3を介して突っ張るように作用し、車両後方に荷重をスムーズに伝達させることができる。これにより、外側フレーム角部7eが取り付けられる部位に応力が集中することを抑制し、外側フレーム角部7eが取り付けられるダッシュパネル3が車室内方向に入り込むような変形を抑制できる。
また、前記ダッシュパネル3の下部とトーボードパネル4との間に第1屈曲部30を有し、前記トーボードパネル4は、下方に向かうにつれ後方に傾斜して延びるように設けられ、前記トーボードパネル4の後部と前記フロアパネル5との間に第2屈曲部40を有し、前記上面部71aは、前記第1屈曲部30近傍に取り付けられる上面接合部(上フランジ部71f)を有し、前記補強部材上面部9aは、前記第1屈曲部30近傍に取り付けられる補強部材上面接合部(補強部材上フランジ部9f)を有し、前記上面接合部71fと前記補強部材上面接合部9fとが車両正面視でオーバーラップして設けられている。
この構成によれば、フロントフレーム上面接合部71fが第1屈曲部30近傍に取り付けられることにより、フロントフレーム上面接合部71fが第1屈曲部30より上方に取り付けられるものと比して、第2屈曲部40に対するフロントフレーム上面部71aの位置の高さ方向オフセット量が縮小し、フロントフレーム7に生じる曲げモーメントを抑制し、第2屈曲部40を中心にダッシュパネル3が車室内側に回転するような変形を抑制することができ、スムーズに車両後方へ荷重を伝達することができる。
一方で、上記のようにフロントフレーム上面接合部71fを第1屈曲部30に取り付けると、第1屈曲部30を車室内側に押し込むような荷重が増大する。そこで、補強部材上面接合部9fとフロントフレーム上面接合部71fとを車両正面視でオーバーラップして設けることにより、フロントフレーム上面部71aが第1屈曲部30を押し込もうとする荷重をフロア補強部材上面接合部9fに効果的に伝達することができ、さらにスムーズに車両後方へ荷重を伝達することができる。
また、前記フロントフレーム7は前記外面部72aから車幅方向外方向に延びて前記ダッシュパネル3と接合する外フランジ部72fを有し、前記フロア補強部材9は、前記補強部材外面部9cから車幅方向外方向に延びて前記ダッシュパネル3と接合する補強部材外フランジ部9gを有し、前記外フランジ部72fと前記補強部材外フランジ部9gとが車両正面視でオーバーラップして設けられている。
この構成によれば、外フランジ部72fと補強部材外フランジ部9gとが車両正面視でオーバーラップして設けられているため、衝撃荷重を外フランジ部72fから補強部材外フランジ部9gへとスムーズに伝達することができる。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、上述の実施例ではフロントフレーム上面接合部、補強部材上面接合部はそれぞれ上フランジ部71f、補強部材上フランジ部9fに対応しているが、上面部71a、補強部材上面部9aをダッシュパネル3に突き当てて溶接して接合しても良い。
また、上述の実施例では第1屈曲部30がトーボード4に形成されているが、ダッシュパネル3に形成されるように設けても良い。
以上説明したように、本発明は後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜したフロントフレーム7が連結されたダッシュパネル3後方のフロアパネル5と、フロアパネル5の上面に取り付けられ、ダッシュパネル3の下部から車両後方に延びるフロア補強部材9を備えた車両の前部車体構造について有用である。
1 車室
2 エンジンルーム
3 ダッシュパネル
4 トーボードパネル
5 フロアパネル
6 トンネル部
7 フロントフレーム
7e 外側フレーム角部
8 フロアフレーム
9 フロア補強部材
30 第1屈曲部
40 第2屈曲部
71 フロントフレームインナ
71a 上面部
71f 上フランジ部(上面接合部)
72 フロントフレームアウタ
72a 外面部
72f 外フランジ部
8 フロアフレーム
9 フロア補強部材
9a 補強部材上面部
9c 補強部材外面部
9e 外側補強部材角部
9f 補強部材上フランジ部(補強部材上面接合部)
9g 補強部材外フランジ部

Claims (4)

  1. 車両前後方向に延びるフロントフレームと、
    前記フロントフレームの後部が取り付けられ、車幅方向に延びるダッシュパネルと、
    前記ダッシュパネルの下部から後方に延びるトーボードパネルと、
    前記トーボードパネルの後部から後方に延びるフロアパネルと、
    前記フロントフレームに連続して車両後方に延び、前記トーボードパネルと前記フロアパネルの下面とに取り付けられるフロアフレームと、
    を備えた車両の前部車体構造であって、
    前記トーボードパネルと前記フロアパネルとの上面に取り付けられ、前記ダッシュパネルの下部から車両後方に延びるフロア補強部材を備え、
    前記フロア補強部材は、前記トーボードパネルと前記フロアパネルとに対向する補強部材上面部と、前記補強部材上面部の車幅方向内側端部から下方に延びる補強部材内面部と、前記補強部材上面部の車幅方向外側端部から下方に延びる補強部材外面部と、前記補強部材上面部と前記補強部材外面部との間の外側補強部材角部と、を有し、
    前記フロントフレームは、上面部と、前記上面部の下方に対向する下面部と、前記上面部と前記下面部とを車幅方向内側で連結する内面部と、前記上面部と前記下面部とを車幅方向外側で連結する外面部と、前記上面部と前記外面部との間の外側フレーム角部と、を有し、
    前記外側補強部材角部と前記外側フレーム角部とが、車両平面視で後方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜して連続するように設けられたことを特徴とする、車両の前部車体構造。
  2. 前記ダッシュパネルの下部とトーボードパネルとの間に第1屈曲部を有し、
    前記トーボードパネルは、下方に向かうにつれ後方に傾斜して延びるように設けられ、
    前記トーボードパネルの後部と前記フロアパネルとの間に第2屈曲部を有し、
    前記上面部は、前記第1屈曲部近傍に取り付けられる上面接合部を有し、
    前記補強部材上面部は、前記第1屈曲部近傍に取り付けられる補強部材上面接合部を有し、
    前記上面接合部と前記補強部材上面接合部とが車両正面視でオーバーラップして設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の車両の前部車体構造。
  3. 前記上面接合部は、前記上面部から上方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する上フランジ部であり、
    前記補強部材上面接合部は、前記補強部材上面部から上方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する補強部材上フランジ部であることを特徴とする、請求項2に記載の車両の前部車体構造。
  4. 前記フロントフレームは、前記外面部から車幅方向外方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する外フランジ部を有し、
    前記フロア補強部材は、前記補強部材外面部から車幅方向外方向に延びて前記ダッシュパネルと接合する補強部材外フランジ部を有し、
    前記外フランジ部と前記補強部材外フランジ部とが車両正面視でオーバーラップして設けられたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の車両の前部車体構造。
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