JP2018187541A - 静電噴霧装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の静電噴霧装置10は、電圧の印加によって発生する静電気力でノズル11から液体を帯電状態で離脱させて液体を被塗物20に塗布し、前記液体の噴霧に際して霧化用エアを用いない静電噴霧装置であって、導電性のノズル11と、電圧が印加される電圧印加部12AB及び液体の流れる流路12aaを有する接続部12と、流路12aaとノズル11を繋ぐ絶縁性の絶縁パイプ13と、電圧印加部12ABに接続され、ノズル11に電圧を印加するように絶縁パイプ13内に配置される導電線14と、を備え、絶縁パイプ13及び導電線14が可撓性を有している。
【選択図】図1
Description
このような静電塗装装置では、霧化用エアで霧化するだけの塗装装置に比べ、噴霧される塗料が帯電するため、被塗物へ付着効率を高くすることができる。
しかしながら、その塗料の帯電状態は、ノズルから被塗物に到達するまでの間の短い時間で帯電できるレベルに過ぎないため、全ての塗料が被塗物に付着するものでは無い。
この特許文献2の静電噴霧装置の場合、液体が静電爆発を起こすことで霧化する状態まで帯電するので、噴霧される液体は極めて高い帯電状態となる。
このため、被塗物にほぼ100%に近い付着効率で液体を塗布することが可能である。
(1)本発明の静電噴霧装置は、電圧の印加によって発生する静電気力でノズルから液体を帯電状態で離脱させて前記液体を被塗物に塗布し、前記液体の噴霧に際して霧化用エアを用いない静電噴霧装置であって、導電性のノズルと、前記電圧が印加される電圧印加部及び前記液体の流れる流路を有する接続部と、前記流路と前記ノズルを繋ぐ絶縁性の絶縁パイプと、前記電圧印加部に接続され、前記ノズルに前記電圧を印加するように前記絶縁パイプ内に配置される導電線と、を備え、前記絶縁パイプ及び前記導電線が可撓性を有している。
図1は本発明に係る第1実施形態の静電噴霧装置10を説明するための断面図であり、図2は静電噴霧装置10で被塗物20であるパイプの内面に液体を塗布するところを説明するための断面図である。
また、本体部12AAも絶縁パイプ13に用いられるのと同様の絶縁性の材料で形成されており、耐食性等を考慮すると、本体部12AAにはテフロン(登録商標)、ポリプロピレン及びナイロン等を用いるのが好ましい。
なお、図示を省略しているが、本体部12AAの流路12aaの絶縁パイプ13が接続されている側と反対側には、液体供給部からの液体供給配管が接続される。
なお、先端部12bbは、螺合孔12abの内径とほぼ等しい外径を有し、外周面に螺合孔12abの螺合溝に螺合する螺合溝が形成されている。
このため、電圧印加手段15によって印加される電圧は、電圧印加部12AB及び導電線14を介してノズル11にも印加されることになる。
これは、印加される電圧が高いことから、直接、ノズル11と導電線14が接触していなくても、導電線14の他方の端部14bがノズル11の近傍に位置していれば、液体を通じてノズル11に電圧を印加することができるためである。
したがって、導電線14には、本実施形態のように、単心のワイヤーを用いることが好ましい。
このため、被塗物20は導電性の材料で形成されたものに限定される必要はない。
なお、以下では、ノズル11を被塗物20であるパイプ内に挿入するとき及びパイプ内から取り出すときを合わせて、ノズル11の挿脱時ともいう場合がある。
図3に示すように、ガイドローラ16は、ガイド本体16Aと、ガイド本体16Aに対して回転可能に設けられた3つのローラ16Bと、を備えている。
このような静電爆発が繰り返されることで液体が霧化される。
このため、複雑な形状を有するパイプの内面に対しても、簡単に液体を塗布することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態の静電噴霧装置10について説明する。
なお、第1実施形態と同様である部分については、説明を省略する場合がある。
図4は、本発明に係る第2実施形態の静電噴霧装置10を説明するための断面図である。
なお、絶縁被覆18も絶縁パイプ13に用いられるのと同様の絶縁性の材料で形成されればよく、絶縁被覆18にはフッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂及びウレタン系樹脂等を好適に用いることができる。
具体的には、金属材料で形成されている導電パイプ17の外径を1mm以上として曲げ状態が維持できる程度の剛性を持たせるようにしている。
11 ノズル
12 接続部
12AA 本体部
12aa 流路
12ab 螺合孔
12AB 電圧印加部
12ba ヘッド部
12bb 先端部
12bc 先端面
13 絶縁パイプ
14 導電線
14a、14b 端部
15 電圧印加手段
16 ガイドローラ
16A ガイド本体
16aa 貫通孔
16ab ローラ保持部
16B ローラ
16b 回転軸
17 導電パイプ
18 絶縁被覆
20 被塗物
21 開口部
21A 面
30 アース手段
40 テーラコーン
Claims (7)
- 電圧の印加によって発生する静電気力でノズルから液体を帯電状態で離脱させて前記液体を被塗物に塗布し、前記液体の噴霧に際して霧化用エアを用いない静電噴霧装置であって、
導電性のノズルと、
前記電圧が印加される電圧印加部及び前記液体の流れる流路を有する接続部と、
前記流路と前記ノズルを繋ぐ絶縁性の絶縁パイプと、
前記電圧印加部に接続され、前記ノズルに前記電圧を印加するように前記絶縁パイプ内に配置される導電線と、を備え、
前記絶縁パイプ及び前記導電線が可撓性を有していることを特徴とする静電噴霧装置。 - 前記導電線が導電性の単心のワイヤーであることを特徴とする請求項1に記載の静電噴霧装置。
- 前記導電線が、外側を被覆した導電性の複数のワイヤーであること特徴とする請求項1に記載の静電噴霧装置。
- 電圧の印加によって発生する静電気力でノズルから液体を帯電状態で離脱させて前記液体を被塗物に塗布し、前記液体の噴霧に際して霧化用エアを用いない静電噴霧装置であって、
導電性のノズルと、
前記電圧を印加する電圧印加部及び前記液体の流れる流路を有する接続部と、
前記接続部の前記流路と前記ノズルを繋ぎ、前記電圧印加部に接続される導電性の導電パイプと、
前記導電パイプの外側に設けられた絶縁性の絶縁被覆と、を備え、
前記導電パイプ及び絶縁被覆が可撓性を有していることを特徴とする静電噴霧装置。 - 前記導電パイプは曲げた状態が保持できることを特徴とする請求項4に記載の静電噴霧装置。
- 前記導電パイプは金属材料で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の静電噴霧装置。
- 前記導電パイプは外径が1mm以上であることを特徴とする請求項6に記載の静電噴霧装置。
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JP2017089732A JP6957805B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 静電噴霧装置 |
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