JP2018187497A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、長手方向に延びる中央部に配された中央領域の肌対向面に多数の第1凸部が設けられ、該中央領域の左右両側に配された一対の側部領域それぞれの肌対向面に第1凸部よりも高さの高い多数の第2凸部が設けられた表面シートを備えた使い捨ておむつが記載されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつは、表面シートが多数の凸部を有しているので、着用時のクッション性が良好であり、例えば軟便吸収後のウエットバックが少なく使用感が良好である。また、特許文献1に記載の使い捨ておむつは、股下領域において、一対の側部領域に設けられた多数の第2凸部の高さが中央領域に設けられた多数の第1凸部の高さよりも高いので、例えば軟便の横漏れ防止性能に優れている。
バックが少なく使用感が良好であると共に、体液の横漏れ防止性が更に向上する。
本発明では、おむつの展開状態において、以下の1)〜3)のおむつに区分して、腹側
領域A、背側領域B及び股下領域Cを判断する。具体的には、本実施形態のおむつでは、おむつの展開状態(図1)において、1)外包体の括れ位置に相当する領域を股下領域Cとし、股下領域Cよりも着用者の腹側に位置する領域を腹側領域A、股下領域Cよりも着用者の背側に位置する領域を背側領域Bとする。上記括れ位置は、外包体が後述するY方向に沿う両側部から幅方向(後述するX方向)中心に括れて外包体の幅が狭まる領域を指し、かかる領域を股下領域Cとする。ここで言う外包体は、おむつの非肌側最外方に配置されたシートを意味し、一般的に液難透過性のフィルムシートの外方に配置された不織布をいうが、かかる不織布を備えず液難透過性のフィルムのみの場合は、該フィルムを外包体とみなす。該フィルムシートと該不織布は同じ大きさか外包体としての不織布が数ミリ大きい。また、腹側領域Aと背側領域Bでは、外包体は幅方向に股下領域Cより突出して幅広い。また、2)外包体側部が長手方向(Y方向)に直線状に形成され、背側両側部に止着用のパネルを備えるおむつの場合は、パネルを備える領域を背側領域B、前記パネルの長さ相当の腹側の部分つまり着用時にパネルが重なる部分を腹側領域A、これら背側領域Bと腹側領域Aの間を股下領域Cとする。尚、3)上記1)、2)記載から領域を判別できないおむつの場合は、おむつ展開状態でおむつを長手方向に3等分した場合の、装着者の腹側を腹側領域A、背側を背側領域B、腹側と背側の間の股下側を股下領域Cとする。
)に沿う両側部それぞれには、レッグギャザー形成用のレッグ弾性部材63がY方向に伸長状態に配されており、レッグ弾性部材63の収縮によりレッグギャザーが形成される。また、図示していないが、おむつ1の背側領域B側の長手方向(Y方向)端部に、ウエストギャザー形成用のウエスト部弾性部材をX方向に伸長状態に配して、該ウエスト部弾性部材の収縮によりウエストギャザーを形成するようにしてもよい。
最も見かけ密度の高い部分9hは、先ず、表面シート2の股下領域Cの中央部5mの領域T内から厚み方向に切断して4cm2の範囲の部分を切り取る。表面シート2の領域T内から切り取る部分は、表面シート2の領域Tにおける中央部分、領域Tにおける背側領域B寄りの部分、及び領域Tにおける腹側領域A寄りの部分である。そして、各切り取った部分の切断面を、キーエンス(株)VHX−1000デジタルマイクロスコープを使用し、倍率20〜100倍、無荷重の状態で、各見かけ厚みを測定する。次いで、各切り取った部分の坪量を、測定した各見かけの厚みで除して、各見かけ密度を測定する。そして、表面シート2の領域Tにおける中央部分の見かけ密度、領域Tにおける背側領域B寄りの部分の見かけ密度、及び領域Tにおける腹側領域A寄りの部分の見かけ密度の内、最も高い値の部分を、股下領域Cの中央部5mの中の最も見かけ密度の高い部分9hとする。尚、表面シート2の領域Tにおける中央部分、領域Tにおける背側領域B寄りの部分、及び領域Tにおける腹側領域A寄りの部分それぞれの見かけ密度に、差が無い場合は、それ
らの平均値を、最も見かけ密度の高い部分9hの見かけ密度とする。
嵩高領域9Lの見かけ密度は、厚み方向に切断して4cm2の範囲の部分を嵩高領域9Lから切り取り、前記見かけ密度の高い部分9hと同様にして、見かけ密度を測定する。
嵩高領域9Lの見かけ密度は、好ましくは0.008g/cm3以上、更に好ましくは0.02g/cm3以上、そして好ましくは0.05g/cm3以下、更に好ましくは0.04g/cm3以下、より具体的には、好ましくは0.008g/cm3以上 0.05g/cm3以下、更に好ましくは0.02g/cm3以上0.04g/cm3以下である。
嵩高領域9Lの見かけ密度は、横漏れ防止の観点から、前記見かけ密度の高い部分9hの見かけ密度よりも低く、前記見かけ密度の高い部分9hの見かけ密度の0.8倍以下であることが好ましく、0.5倍以下であることが更に好ましい。
接合部(不図示)を介して接合されている。凹部22には接合部(不図示)と、接合部(不図示)の全周を囲む非接合部が存在している。
、そして好ましくは5mm以下、更に好ましくは4mm以下、より具体的には、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、1mm以上4mm以下であることが更に好ましい。
前記見かけ密度の高い部分9hの見かけ厚みは、好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは0.5mm以上、そして好ましくは3mm以下、更に好ましくは2mm以下、より具体的には、0.3mm以上3mm以下であることが好ましく、0.5mm以上2mm以下であることが更に好ましい。
嵩高領域9Lに位置する凸部21の幅W2は、好ましくは1mm以上、更に好ましくは2mm以上、そして好ましくは30mm以下、更に好ましくは5mm以下、より具体的には、1mm以上30mm以下であることが好ましく、2mm以上5mm以下であることが更に好ましい。尚、おむつ1の表面シート2においては、嵩高領域9Lを除く領域に位置する凸部21の幅も、該嵩高領域9Lに位置する凸部21の幅W2と同様である。
凸部21の長さL1は、好ましくは1mm以上、更に好ましくは2mm以上、そして好ましくは30mm以下、更に好ましくは5mm以下、より具体的には、1mm以上30mm以下であることが好ましく、2mm以上5mm以下であることが更に好ましい。
似する形状に形成されている。尚、凹状部分101は、凹みの深さが、表面シート2の凸部21の高さよりも深くなっている。
また、おむつ1の吸収性コア41としては、常法に従ってバキュームすることにより、一対の空間部41s,41s或いは低坪量部を形成した吸収性コアを用いる。このように形成された一対の空間部41s,41s或いは低坪量部を有する吸収性コア41を、1枚のコアラップシート42で被覆することにより、おむつ1の吸収体4を形成する。
裏面シート3、立体ギャザー形成用シート62としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、裏面シ
ート3としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。立体ギャザー形成用シート62としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等を用いることができる。
ファスニングテープ7としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等におけるオス部材等を用いることができる。
立体ギャザー形成用の弾性部材61、レッグ弾性部材63及びウエスト部弾性部材としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状の伸縮性材料を用いることができる。
おむつ1は、表面シート2が嵩高の不織布から形成されているので、着用時のクッション性が良好で、体液吸収後のウエットバックが少なく使用感が良好である。また、おむつ1は、図1に示すように、表面シート2の背側領域Bを除く部分に、一対の嵩高領域9L,9Lが配されているので、背側領域Bで排泄された例えば軟便が、背側領域Bにおいて幅方向(X方向)に広がり易く、背側領域Bで十分に拡散し易くなっている。従って、中央部5mを通って股下領域Cに広がる例えば軟便の量を抑えることができ、股下領域Cに広がる軟便を、一対の嵩高領域9L,9Lにより抑え、軟便の横漏れ防止性を更に向上させることができる。
持することができることに加え、通常のおむつ等の吸収性物品で発生する折皺が軽減され、おむつ等吸収性物品の側方への液にじみ(漏れの誘発)、装着時の違和感や擦れの起こりやすさが低下する。
しかし、本発明のおむつ(吸収性物品)では、二つ折りや三つ折り時に、股下領域Cが股下領域同士または異なる領域(背側や腹側)との間で吸収体同士が向きあう形状で折り畳まれる。さらに折り畳みによる折皺が少ないことから、隙間の形成がされにくく折形状が安定し、表面シート2が安定して挟み込まれて、密度の低い状態が維持されやすい。特に、ポリエチレンを鞘成分とする芯鞘構造繊維(芯成分はポリエステルやポリプロピレン等)を用いた表面シートでは、60〜90℃、好ましくは65〜80℃の比較的低温状態での処理においても、表面シート2が安定して挟み込まれて、密度の低い状態が維持されやすく、長期に安定した効果を奏する。
また、表面シート2と吸収体4との間に接着剤が部分的に配されたり、表面シートの吸収体面側が部分的な凸構造を有していたりすると、部分的に固定性を高めることができて安定性が向上する。
ができるという新たな効果を与える。
また、おむつ1の表面シート2は、図2及び図4に示すように、嵩高領域9Lの見かけ厚みが、股下領域Cの中央部5mの中の最も見かけ密度の高い部分9hの見かけ厚みよりも高いので、股下領域Cで幅方向(X方向)に広がる軟便を堰き止め易く、軟便の横漏れ防止性を更に向上させることができる。
側領域Bで排泄された軟便が、中央部5mを通って股下領域Cの中心部に向かって広がり易く、軟便の横漏れ防止性を更に向上させることができる。
いて、吸収性コア41の長手方向(Y方向)に沿う両側縁より内方に位置し、その形状が、中心線CLに向かって内方に凸の円弧状に形成されていてもよい。
の不織布の換わりに、二層からなる不織布であって、内部が中実となっている多数の凸部と、該凸部間に凹部とを有する凹凸構造の嵩高不織布を用いてもよい。このような不織布としては、例えば、本出願人の先の出願に係る特開2002−187228号公報に記載の表面シートが挙げられる。また、二層からなる前記凹凸構造の不織布の換わりに、一層からなる不織布であって、肌対向面側に隆起する多数の凸部と、該凸部間に凹部とを有する凹凸構造の嵩高不織布を用いてもよい。このような不織布としては、例えば、本出願人の先の出願に係る特開2012−136790号公報に記載の表面シートが挙げられる。
<1>
肌対向面側に配された液透過性の表面シートと、非肌対向面側に配された液難透過性の裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを備えた縦長の吸収性本体を有する吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側領域、背側に位置する背側領域及び該腹側領域と該背側領域との間に配される股下領域に区分されており、
前記表面シートは、嵩高の不織布からなり、
前記背側領域を除く前記表面シートには、前記吸収性本体の長手方向に沿う両側部に、前記股下領域の中央部の中の最も見かけ密度の高い部分よりも見かけ密度の低い嵩高領域が、少なくとも一対配されている吸収性物品。
<2>
前記吸収体は吸収性コアを有し、該吸収性コアは、該吸収性コアを構成するパルプの坪量が相対的に低い低坪量部、又は該吸収性コアを構成するパルプのない空間部を有し、
前記低坪量部又は前記空間部に対応する位置に、前記嵩高領域が配されている<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記嵩高領域は、前記腹側領域に無く、前記股下領域に配されている<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記表面シートは、少なくとも肌対向面側に隆起した多数の凸部と該凸部に隣接する凹んだ凹部とを備える凹凸構造を有する嵩高の不織布からなる<1>〜<3>の何れかに記載の吸収性物品。
<5>
前記凹凸構造は、前記凸部が畝で前記凹部が溝となった畝溝構造である<4>に記載の吸収性物品。
<6>
前記嵩高領域は、その見かけ厚みが、前記股下領域の中央部の中の最も見かけ密度の高い部分の見かけ厚みよりも高い<1>〜<5>の何れかに記載の吸収性物品。
<7>
平面視して、前記嵩高領域の輪郭を構成する辺の内、最も内側に配された一辺は、内方に凸の弧状に形成されており、前記一対の嵩高領域を構成する該一辺どうしは、互いに対向している<1>〜<6>の何れかに記載の吸収性物品。
<8>
平面視して、前記嵩高領域の最大幅は、該嵩高領域における前記表面シートを構成する凹凸構造の不織布の前記凸部の幅よりも広い<4>〜<7>の何れかに記載の吸収性物品。
<9>
前記一対の嵩高領域の間に、少なくとも1個の中央嵩高領域が更に配されており、該中央嵩高領域の背側領域側の端部が、該一対の嵩高領域それぞれの背側領域側の端部よりも腹側領域寄りに配されている<1>〜<8>の何れかに記載の吸収性物品。
<10>
前記<1>〜<9>の何れかに記載の吸収性物品は、使い捨ておむつである。
<11>
前記使い捨ておむつは、展開型の使い捨ておむつであり、背側領域の左右両側縁部に一対のファスニングテープが設けられ、腹側領域の外表面に、該ファスニングテープを止着させるランディングテープが設けられている<10>記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記液難透過性の裏面シートは、液難透過性フィルムと外方に配置された不織布からなる外包体を備えた<10>又は<11>記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記外包体に括れ位置を有し、該括れ位置が股下領域に有する<12>記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記吸収体は、パルプ繊維の集合体に吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアと、該吸収性コアを被覆するコアラップシートとからなる<10>〜<13>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記使い捨ておむつの長手方向に沿う両側部それぞれには、伸長状態で固定された弾性部材を有する立体ギャザー形成用シートが、前記表面シートの側部に配され固定されており、これによって一対の立体ギャザーが形成された<10>〜<14>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記使い捨ておむつの長手方向に沿う両側部それぞれには、レッグギャザー形成用のレッグ弾性部材が伸長状態に配されており、レッグ弾性部材の収縮によりレッグギャザーが形成された<10>〜<15>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記吸収性コアの前記低坪量部の坪量は、他の部分に比べて低く、低坪量部/高坪量部の割合が70%以下、好ましくは50%以下である<10>〜<16>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記吸収体は、内方に凸の円弧状に形成された空間部を有する吸収性コアを、コアラップシートで被覆して形成された<10>〜<18>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記使い捨ておむつの前記表面シートには、一対の嵩高領域が配されており、該一対の嵩高領域を除く領域は、その全てが見かけ密度の高い部分となっており、該見かけ密度の高い部分では、その密度が均一となっている<10>〜<18>の何れか記載の使い捨て
おむつ。
<20>
前記一対の嵩高領域は、その合計の面積が、5cm2以上、好ましくは30cm2以上、そして150cm2以下、好ましくは60cm2以下である<10>〜<18>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<21>
前記見かけ密度の高い部分の見かけ密度は、0.02g/cm3以上、好ましくは0.03g/cm3以上、そして0.1g/cm3以下、好ましくは0.07g/cm3以下である<10>〜<20>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記嵩高領域の見かけ密度は、0.008g/cm3以上、好ましくは0.02g/cm3以上、そして0.05g/cm3以下、好ましくは0.04g/cm3以下である<10>〜<20>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記嵩高領域の見かけ密度は、前記見かけ密度の高い部分の見かけ密度よりも低く、前記見かけ密度の高い部分の見かけ密度の0.8倍以下であり、好ましくは0.5倍以下である<10>〜<22>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<24>
前記使い捨ておむつにおいては、前記吸収性コアの空間部は、該吸収性コアの長手方向に沿う側縁から中心線に向かって内方に凸の円弧状に形成されており、該空間部の形状に相似して、表面シートの嵩高領域も、表面シートの長手方向に沿う側縁から中心線に向かって内方に凸の円弧状に形成されており、かつ平面視して、嵩高領域の輪郭を構成する辺の内、最も内側に配された一辺は、内方に凸の弧状に形成されており、一対の嵩高領域を構成する該一辺どうしは、互いに対向し前記嵩高領域の形状は、中心線に対して左右対称に形成されている<10>〜<23>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記使い捨ておむつの表面シートは、肌対向面側に隆起した多数の凸部と該凸部に隣接する凹んだ凹部とを備える凹凸構造を有する嵩高の不織布からなり、前記表面シートは、肌対向面側が起伏を有する構造となり、非肌対向面側が平坦となっており、さらに前記表面シートは、シート状物の第1層及び第2層を有し、第1層は表面シートの肌対向面を構成し、第2層24は表面シートの非肌対向面を構成し、第1層は肌対向面側に隆起して内部が空洞となっている多数の凸部を形成していると共に凸部間に凹部を形成し、第2層が平面状になっており、凹部においては、第1層と第2層とが接合されている<10>〜<23>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記第1層及び第2層は同一の又は異なるシート状物からなり、このシート状物は実質的に非伸縮性であり、カード法により製造された不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布及びニードルパンチ不織布の何れかであり、その構成繊維の繊度は、1dtex以上、好ましくは1.5dtex以上、そして、20dtex以下、好ましくは5.6dtex以下である<25>記載の使い捨ておむつ。
<27>
前記使い捨ておむつの表面シートにおいて、凸部は、4点又は6点の接合部を有する凹部で囲まれ、その底面が平坦である。また凸部は、全体として稜線が丸みを帯びた扁平な直方体又は截頭錐体となっている<25>又は<26>記載の使い捨ておむつ。
<28>
前記表面シートにおいては、嵩高領域の坪量と、股下領域の中央部の中の最も見かけ密度の高い部分の坪量とは、同一であり、第1層及び第2層を含めた表面シート全体の坪量は、均一となっており、表面シートの全体の坪量は、15g/m2以上、好ましくは20g/m2以上、そして、150g/m2以下、好ましくは60g/m2以下、である<25>〜<27>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<29>
前記表面シートの嵩高領域の見かけ厚みは、0.5mm以上、好ましくは1mm以上、そして5mm以下、好ましくは4mm以下であり、前記見かけ密度の高い部分の見かけ厚みは、0.3mm以上、好ましくは0.5mm以上、好ましくは3mm以下、好ましくは2mm以下である<10>〜<28>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<30>
前記表面シートにおいては、嵩高領域の見かけ厚みは、前記見かけ密度の高い部分の見かけ厚みよりも高く、前記見かけ密度の高い部分の見かけ厚みと吸収体の厚みとの合計の厚みよりも高く、前記見かけ密度の高い部分の見かけ厚みの1.2倍以上好ましくは、1.6倍以上である<10>〜<29>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<31>
前記使い捨ておむつを平面視して、嵩高領域の最大幅は、該嵩高領域における表面シートを構成する凹凸構造の不織布の凸部の幅よりも広く形成され、該嵩高領域の最大幅は、2mm以上、好ましくは5mm以上、そして50mm以下、好ましくは20mm以下である。さらに前記嵩高領域に位置する凸部の幅は、1mm以上、好ましくは2mm以上、そして30mm以下、好ましくは5mm以下、である<10>〜<30>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<32>
前記使い捨ておむつの表面シートにおいては、嵩高領域の最大幅は、該嵩高領域における表面シートを構成する凹凸構造の不織布の凸部の幅よりも広く形成されており、
不織布の凸部の幅の2倍以上であり、好ましくは5倍以上である<10>〜<31>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<33>
前記使い捨ておむつの表面シートにおいては、嵩高領域に位置する凸部の長手方向の長さは、嵩高領域を除く領域に位置する凸部の長手方向の長さと同様であり、凸部の長さは、1mm以上、好ましくは2mm以上、そして30mm以下、好ましくは5mm以下である<10>〜<32>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<34>
前記吸収体を構成する吸収性コアとしては、パルプ繊維の集合体に吸収ポリマーの粒子を保持させたものを用い、該吸収体を構成する被覆材としては、親水性シートであり、透水性の薄紙(ティッシュペーパー)又は透水性の不織布からなるコアラップシートを用いた<10>〜<33>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<35>
前記立体ギャザー形成用の弾性部材、レッグ弾性部材としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレンのポリエチレン−αオレフィン共重合体からなる糸状の伸縮性材料を用いた<10>〜<34>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<36>
各部材の固定に用いられる接着剤としては、ホットメルト接着剤を用いることができ、ホットメルト接着剤としては、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)のブロックコポリマー系のホットメルト接着剤である<10>〜<35>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<37>
前記吸収性コアの空間部或いは低坪量部は、股下領域において、吸収性コアの長手方向に沿う両側縁より内方に位置し、その形状が、中心線に向かって内方に凸の円弧状に形成されている<10>〜<36>の何れか記載お使い捨ておむつ。
<38>
前記吸収性コアの空間部或いは低坪量部が、第1空間部及び第2空間部を有し、股下領域において、第1空間部が、吸収性コアの長手方向に沿う両側縁から中心線に向かって内
方に凸の円弧状に形成されていると共に、第2空間部が、第1空間部の円弧状の頂部よりも内方に位置し、一対の矩形状に形成されている<10>〜<37>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<39>
前記吸収性コアの空間部或いは低坪量部が、第1空間部及び第3空間部を有し、股下領域において、第1空間部が、吸収性コアの長手方向に沿う両側縁より内方に位置し、その形状が、中心線に向かって内方に凸の円弧状に形成されていると共に、第3空間部が、隣り合う第1空間部の円弧状の頂部どうしの中間に位置し、1本の矩形状に形成されており、該一本の矩形状の第3空間部は、その背側領域の端部が、一対の円弧状の第1空間部それぞれの背側領域側の端部よりも腹側領域寄りに配されている<10>〜<36>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<40>
前記吸収性コアの空間部あるいは低坪量部が、吸収性コアの長手方向に沿う両側部に、背側領域の股下領域寄りの部分から股下領域を経て腹側領域の全域に亘るまで一直線状に形成されている<10>〜<36>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<41>
前記吸収性コアの有する空間部又は低坪量部の形状が、表面シートの嵩高領域は、空間部又は低坪量部に対応する位置に配されているが、空間部又は低坪量部の形状が、表面シートの嵩高領域は、一対の空間部又は低坪量部の形状に相似して、股下領域において、吸収性コアの長手方向に沿う両側縁より内方に位置し、その形状が、中心線に向かって内方に凸の円弧状に形成されている<10>〜<36>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<42>
前記吸収性コアの空間部又は低坪量部が第1空間部及び第2空間部を有し、両側部に表面シートの嵩高領域は、一対の第1の嵩高領域と、該一対の第1の嵩高領域の間に更に一対の中央嵩高領域とを有し、表面シートの嵩高領域は、二対の空間部の形状に相似して、股下領域の両側部において、一対の第1の嵩高領域が、表面シートの長手方向(Y方向)に沿う両側縁から中心線CLに向かって内方に凸の円弧状に形成されていると共に、該一対の第1の嵩高領域の間に、更に一対の中央嵩高領域が、円弧状の嵩高領域の頂部よりも内方に位置し、長手方向に長い矩形状に形成されていている。該一対の中央嵩高領域は、その背側領域の端部が、一対の円弧状の嵩高領域それぞれの背側領域側の端部よりも腹側領域寄りに配されている<10>〜<36>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<43>
前記吸収性コアの空間部又は低坪量部が第1空間部及び第2空間部を有し、両側部に表面シートの嵩高領域を備えず、前記第2空間部に対応して一対の中央嵩高領域を有し、表面シートの該中央嵩高領域は、前記第二空間部の形状に相似して、長手方向に長い矩形状に形成されている<10>〜<36>の何れか記載の使い捨ておむつ。
<44>
前記吸収性コアの空間部又は低坪量部が一対の空間部を備え、該一対の空間部の間に一つの空間部をさらに備え、股下領域において、前記一対の空間部が、吸収体長手方向(Y方向)に沿う両側縁より内方に位置し、その形状が、中心線に向かって内方に凸の円弧状に形成されていると共に、該一対の空間部の間に、更に一個の中央空間部が、円弧状の空間部の頂部よりも内方に位置し、長手方向に長い矩形状に形成されており、該一個の中央空間部は、その背側領域側の端部が、一対の円弧状の空間部それぞれの背側領域側の端部よりも腹側領域寄りに配されている吸収性コアであって、
表面シートの嵩高領域は、前記吸収性コアの3個の空間部の形状に相似して、股下領域において、一対の嵩高領域が、表面シートの長手方向に沿う両側縁より内方に位置し、その形状が、中心線に向かって内方に凸の円弧状に形成されていると共に、該一対の嵩高領域の間に、更に一個の中央嵩高領域が、円弧状の嵩高領域の頂部よりも内方に位置し、長手方向に長い矩形状に形成され、該一個の中央嵩高領域は、その背側領域側の端部が、一対の円弧状の嵩高領域それぞれの背側領域側の端部よりも腹側領域寄りに配されている<1
0>〜<36>の何れか記載の使い捨ておむつ。
図5に示す装置を用いて、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーのMサイズを、表面シートの上面側をプレスロール100の第1ロール102に対向するようにしてプレスして、一対の嵩高領域9L,9Lを有する実施例1の使い捨ておむつを作製した。一対の嵩高領域9L,9Lの形状は、表面シートの長手方向(Y方向)に沿う側縁から中心線CLに向かって内方に凸の円弧状に形成されていた。一対の嵩高領域9L,9Lの合計の面積は、30.5cm2であった。また、見かけ密度の高い部分9hの見かけ密度は、0.051g/cm3であり、嵩高領域9Lの見かけ密度は、0.027g/cm3であった。更に、見かけ密度の高い部分9hの見かけ厚み(該部分9hに位置する凸部21の高さ)は、0.8mmであり、嵩高領域9Lの見かけ厚み(嵩高領域9Lに位置する凸部21の高さ)は、1.5mmであった。尚、図15には、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーMサイズの製品が備えている表面シートを示す。図15に示す表面シートは、シート状物からなる上層及び下層を有し、該上層と該下層とが部分的に接合され、該上層が、接合部以外の部分において突出して、内部が空洞の凸部を多数形成している嵩高シートである。
花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーのMサイズの製品から表面シートを取り除き、以下に示す不織布を替わりに取り付け、その後、実施例1と同様に図5に示す装置を用いてプレスして、一対の嵩高領域9L,9Lを有する実施例2の使い捨ておむつを作製した。替わりに取り付けた不織布は、図16に示す嵩高シートであり、一層のシート状物に多数の凸部を形成してなるシートである。このような不織布は、芯鞘型複合繊維からなる坪量30g/m2のウェブを賦形装置に供給し、該賦形装置内に配された台座上の突起に沿って該台座上の該ウェブに向かって熱風を吹き付け、賦形すると共に繊維を融着させて製造される。替わりに取り付けた不織布は、その厚みが2.5mmであった。また、実施例2の使い捨ておむつにおいて、一対の嵩高領域9L,9Lの合計の面積は、30.5cm2であった。また、見かけ密度の高い部分9hの見かけ密度は0.017g/cm3であり、嵩高領域9Lの見かけ密度は0.012g/cm3であった。更に、見かけ密度の高い部分9hの見かけ厚みは1.7mmであり、嵩高領域9Lの見かけ厚みは2.5mmであった。
図5に示す装置を用いてプレスせず、図15に示す表面シートを有する花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーのMサイズを、そのまま比較例1の使い捨ておむつとした。
図5に示すようにプレスロール100の有する一対の凹んだ凹状部分101を周面に備えた第1ロール102を、ロールの幅方向中央部に全周に亘って隆起した凸部を備えたロールに換えて、図15に示す表面シートを有する花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーのMサイズを、表面シートの上面側を該変更したロールに対向するようにしてプレスして、一対の嵩高領域が両側部の長手方向(Y方向)の全域に亘って配された比較例2の使い捨ておむつを作製した。
図5に示すようにプレスロール100の有する一対の凹んだ凹状部分101を周面に備えた第1ロール102を、凹んだ部分の無い全域がフラットなロールに換えて、図15に示す表面シートを有する花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーのMサイズを、表面シートの上面側を該変更したロールに対向するようにして全域をプレスして、嵩高領域の無い比較例3の使い捨ておむつを作製した。
図5に示す装置を用いてプレスせず、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)さらさらエアスルーのMサイズの製品の表面シートを、図16に示す不織布に取り替えたおむつを、そのまま比較例4の使い捨ておむつとした。
図5に示すようにプレスロール100の有する一対の凹んだ凹状部分101を周面に備えた第1ロール102を、ロールの幅方向中央部に全周に亘って隆起した凸部を備えたロールに換えて、比較例4の使い捨ておむつを、表面シートの上面側を該変更したロールに対向するようにしてプレスして、一対の嵩高領域が両側部の長手方向(Y方向)の全域に亘って配された比較例5の使い捨ておむつを作製した。
図5に示すようにプレスロール100の有する一対の凹んだ凹状部分101を周面に備えた第1ロール102を、凹んだ部分の無い全域がフラットなロールに換えて、比較例4の使い捨ておむつを、表面シートの上面側を該変更したロールに対向するようにして全域をプレスして、嵩高領域の無い比較例6の使い捨ておむつを作製した。
実施例1〜2、比較例1〜6の使い捨ておむつに関し、下記方法に従って、着用時の軟便の拡散性について評価した。評価環境は室温23℃、湿度50%RHであった。それらの結果を下記表1に示す。
実施例1〜2、比較例1〜6で得られた使い捨ておむつについて、表面シートの肌対向面側の背側領域における中央部に、チューブを介して疑似軟便10mLを、注入した。該擬似軟便の成分は、ベントナイト28.0g、グリセリン14.0g、イオン交換水114.1g、エマルゲン130K0.03重量%水溶液(花王)14.2gであり、粘度は300mPa・s(23℃、振動式粘度計:株式会社エー・アンド・デイ製、SV−10)であった。
注入後、OHP用フィルムを表面シート上に置き、該OHP用フィルムの上から直径65mm、幅65mmのローラーを用いて、該ローラーを腹側領域へ向かって転がした際の拡散幅及び注入点から腹側領域方向への拡散距離をそれぞれ測定した。測定は、各おむつについて、3サンプル測定し、測定された値の平均値を求めて、表1に示した。
それに対し、比較例1,4の使い捨ておむつは、嵩高領域が存在しないので、股下領域において、長手方向のみならず幅方向にも拡散し易いことが分かった。また、比較例2,5の使い捨ておむつは、一対の嵩高領域が長手方向の両側部に全域に亘って存在しているので、股下領域への拡散が促進され過ぎ、幅方向にも拡散してしまうことが分かった。また、比較例3,6の使い捨ておむつは、嵩高領域が存在せず、全域が見かけ密度の高い部分となっているので、股下領域において、長手方向のみならず幅方向にも拡散し易いことが分かった。
2 表面シート
21 凸部
22 凹部
23 第1層、24 第2層
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
41s 空間部
41s1 第1空間部
41s2 第2空間部
41s3 第3空間部
42 コアラップシート
5 吸収性本体
5s 側部
5m 中央部
6 立体ギャザー
61 立体ギャザー形成用の弾性部材
62 立体ギャザー形成用シート
63 レッグ弾性部材
7 ファスニングテープ
8 ランディングテープ
9L 嵩高領域
9La 第1の嵩高領域
9Lb 中央嵩高領域
9Lc 第2の中央嵩高領域
9h 見かけ密度の高い部分
90 嵩高領域の輪郭を構成する辺の内の最も内側に配された一辺
100 プレスロール
101 凹状部分
102 第1ロール
103 第2ロール
A 腹側領域,B 背側領域,C 股下領域
CL おむつの長手方向に延びる中心線
Claims (10)
- 肌対向面側に配された液透過性の表面シートと、非肌対向面側に配された液難透過性の裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを備えた縦長の吸収性本体を有する吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側領域、背側に位置する背側領域及び該腹側領域と該背側領域との間に配される股下領域に区分されており、
前記表面シートは、嵩高の不織布からなり、
前記背側領域を除く前記表面シートには、前記吸収性本体の長手方向に沿う両側部に、前記股下領域の中央部の中の最も見かけ密度の高い部分よりも見かけ密度の低い嵩高領域が、少なくとも一対配されており、
前記嵩高領域は、前記背側領域に無く、前記股下領域に配されており、
前記嵩高領域は、その見かけ厚みが、前記股下領域の中央部の中の最も見かけ密度の高い部分の見かけ厚みよりも高い吸収性物品。 - 前記吸収体は吸収性コアを有し、該吸収性コアは、該吸収性コアを構成するパルプの坪量が相対的に低い低坪量部、又は該吸収性コアを構成するパルプのない空間部を有し、
前記低坪量部又は前記空間部に対応する位置に、前記嵩高領域が配されている請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記嵩高領域は、前記腹側領域に無い請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記表面シートは、少なくとも肌対向面側に隆起した多数の凸部と該凸部に隣接する凹んだ凹部とを備える凹凸構造を有する嵩高の不織布からなる請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記凹凸構造は、前記凸部が畝で前記凹部が溝となった畝溝構造である請求項4に記載の吸収性物品。
- 平面視して、前記嵩高領域の輪郭を構成する辺の内、最も内側に配された一辺は、内方に凸の弧状に形成されており、前記一対の嵩高領域を構成する該一辺どうしは、互いに対向している請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 平面視して、前記嵩高領域の最大幅は、該嵩高領域における前記表面シートを構成する凹凸構造の不織布の前記凸部の幅よりも広い請求項4又は5に記載の吸収性物品。
- 前記一対の嵩高領域の間に、少なくとも1個の中央嵩高領域が更に配されており、該中央嵩高領域の背側領域側の端部が、該一対の嵩高領域それぞれの背側領域側の端部よりも腹側領域寄りに配されている請求項1〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記表面シートにおいては、嵩高領域の見かけ厚みは、前記見かけ密度の高い部分の見かけ厚みの1.2倍以上である請求項1〜8何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記嵩高領域の見かけ厚みは、前記見かけ密度の高い部分の見かけ厚みと前記吸収体の厚みとの合計の厚みよりも高くなっている請求項9に記載の吸収性物品。
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