JP2018187265A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体を発射装置
によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒
体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある
。
増加させる演出を実行するスロットマシンが開示されている。
作に応じてメータという特定表示の態様を変化させ、ATという特典が付与されないとき
は、特定表示の態様をMAXに到達させた態様である特定態様に変化させず、特定態様に
変化しなかった特定表示を表示させたままであった。その結果、遊技者が特定表示の態様
が特定態様に変化しなかったことを十分認識しているにも関わらず、特定表示が表示され
たままとなることにより、遊技の興趣の低下を招いていた。
なかった場合における遊技の興趣の低下を防止することができる遊技機を提供することで
ある。
遊技者による特定動作(たとえば、演出用スイッチ56への操作)に応じて特定表示(
たとえば、メータ画像)の態様を変化させることで特典が付与されるか否かを示唆する示
唆手段(たとえば、反映演出を実行するサブ制御部91)を備え、
前記示唆手段は、
特典(たとえば、ATゲーム)が付与される場合、
前記特定表示の態様を特定態様(たとえば、メータが限界値に到達した態様)に変化
させ、
前記特定表示の態様を前記特定態様に変化させたままで特典が付与されることを示唆
し(たとえば、メータが限界値に到達した態様のメータ画像を表示したままにすることで
ATゲームが付与されたことを示唆する)、
特典が付与されない場合、
前記特定表示の態様を前記特定態様に変化させず(たとえば、メータ画像の態様をメ
ータが限界値に到達した態様には変化させない)、
前記特定表示を行うことなく特典が付与されないことを示唆する(たとえば、メータ
画像の態様をメータが限界値に到達した態様には変化させることなく、メータ画像を消去
することで、ATゲームが付与されていないことを示唆する)。
演出に用いられる演出用操作手段(たとえば、演出用スイッチ56)と、
遊技者による前記演出用操作手段に対する複数回操作に応じて計数表示(たとえば、メ
ータ画像)の計数(たとえば、メータ)を更新することで特典が付与されるか否かを示唆
する示唆手段(たとえば、反映演出を実行するサブ制御部91)とを備え、
前記示唆手段は、
特典(たとえば、ATゲーム)が付与される場合、
前記計数表示の計数を限界値(たとえば、最大値)に到達させ、
前記計数表示の計数を前記限界値に到達させたままで当該計数表示とは異なる特典が
付与される旨の表示(たとえば、図3に示す「+20G」という文字画像)を行うことで
特典が付与されることを示唆し、
特典が付与されない場合、
前記計数表示の計数を限界値に到達させず、
前記計数表示を行うことなく当該計数表示とは異なる特典が付与されない旨の表示(
たとえば、図5に示す「残念」という文字画像)を行うことで特典が付与されないことを
示唆する。
前記示唆手段は、前記特定動作に応じて、前記特定表示の態様を変化させるとともに、
前記特定表示とは異なる他の表示の態様を変化させる(たとえば、図3に示すように、演
出用スイッチ56への操作に応じて、「GO!」という文字画像が表示される)。
前記示唆手段は、
特典が付与される場合、前記特定動作に応じた特定条件(たとえば、演出用スイッチ
56が20回操作される)が成立したときに前記特定表示を前記特定態様に変化させ、
特典が付与されない場合、前記特定条件が成立したときに前記特定表示の態様を前記
特定態様に変化させることなく当該特定表示を消去する。
前記示唆手段は、特典が付与される場合、前記特定態様の前記特定表示に重ねて当該特
定表示とは異なる特典が付与される旨の表示を行う(たとえば、サブ制御部91は、メー
タが最大値に到達した態様のメータ画像に重ねて「MAX」という画像を表示する)。
実施の形態では、本発明がスロットマシンに適用された場合の一例を説明する。
図1(a)は、本実施形態に係るスロットマシン1の正面図であり、図1(b)は、ス
ロットマシン1の主な内部構成の一例を示す図である。図1(a)に示すように、スロッ
トマシン1は、前面扉1bに液晶表示器51が設けられ、透視窓3を介して筐体1a内部
に並設されているリール2L,2C,2Rが視認可能となる。各リールには、各々が識別
可能な複数種類の図柄が所定の順序で配列されている。
用価値(メダル)として記憶されているクレジットの範囲内において遊技状態に応じて定
められた規定数の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットと
して記憶されているメダルおよび賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジットおよ
び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲー
ムを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リールの回転を各々停止する際に操作
されるストップスイッチ8L,8C,8R、および演出用スイッチ56などが設けられて
いる。
御基板40、および遊技の進行に応じた所定の演出を制御する演出制御基板90などが設
けられている。
イッチ8L,8C,8R等の遊技の進行に係る操作手段が操作されたことに応じて入力さ
れる検出信号に基づき、各種操作手段への操作を検出する。また、メイン制御部41は、
遊技の進行に基づいて、メイン制御部41に直接または間接的に接続されたリール2L,
2C,2R等の動作および各種表示手段の表示を制御する。
られる操作手段が操作されたことに応じて入力される検出信号に基づき、各種操作手段へ
の操作を検出する。また、サブ制御部91は、液晶表示器51およびスピーカ53,54
等の報知手段を制御することで、各種報知手段を用いて所定の情報を報知する。
次に、スロットマシン1におけるゲームの概要を説明する。ここで、本実施形態ではリ
ール2L,2C,2Rを回転させるためにスタートスイッチ7を操作することをレバーオ
ンともいう。また、回転を開始した3つのリール2L、2C、2Rのうち、最初に停止す
るリールを第1停止リールといい、また、その停止を第1停止という。同様に、2番目に
停止するリールを第2停止リールといい、また、その停止を第2停止といい、3番目に停
止するリールを第3停止リールといい、また、その停止を第3停止あるいは最終停止とい
う。
入するかMAXBETスイッチ6の操作などにより規定数の賭数(たとえば3)を設定す
る。ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7が操作されると、リール2L,2C,
2Rを回転させて図柄が変動表示される。その後、ストップスイッチ8L,8C,8Rが
操作されると対応するリールの回転が停止されることで、透視窓3の上中下段に3つの図
柄を表示結果として導出表示される。全てのストップスイッチ8L,8C,8Rが操作さ
れて、透視窓3に表示結果が導出された場合に、表示結果の組合せに応じた処理が行なわ
れる。具体的には、表示結果の組合せに応じて発生可能な入賞に応じた処理を実行する。
入賞に応じた処理には、たとえば、特典を付与する処理が含まれる。ここで、遊技機であ
るスロットマシン1においては、1ゲームを実行するために規定数の賭数を設定する必要
があるため、1ゲーム行う度に遊技用価値が消費される。
利、遊技者にとって有利な有利状態に制御するための権利が含まれる。有利状態は、遊技
用価値が通常状態に比べて増加しやすい状態、遊技用価値が通常状態に比べて消費されに
くい状態、または、遊技用価値が通常状態に比べて増加しやすく消費されにくい状態を含
む。また、有利状態には、通常状態に比べて前述した有利状態に制御されやすい状態も含
まれる。
サブ制御部91は、特典が付与されたか否かを示唆する演出として連打演出を実行可能
である。本実施の形態において、特典としてAT状態と呼ばれる遊技用価値が通常状態に
比べて増加しやすく消費されにくい状態に制御するための権利であるATゲームを例に説
明する。本実施の形態における連打演出は、ATゲームが付与されたか否かを報知する演
出であるが、もちろん、他の特典が付与されたか否かを報知または示唆する演出であって
もよい。
ことが可能な演出である。ここで、1ゲームとは、レバーオンがされてリール2L,2C
,2Rが回転してから、次の遊技を開始するための操作または遊技を終了するための操作
が行われるまでをいうこととする。次の遊技を開始するための操作とは、たとえば、遊技
用価値を消費することなく遊技を実行するための権利が付与されている場合はレバーオン
であって、当該権利が付与されていない場合は賭け数を設定する操作である。また、遊技
を終了するための操作とは、たとえば、精算スイッチ10への操作をいう。
への操作が許容されるまでに実行される事前演出と、演出用スイッチ56への操作が許容
された以降に演出用スイッチ56への操作を促す促進演出と、演出用スイッチ56への操
作に応じて行われる反映演出とを含む。サブ制御部91は、事前演出および促進演出を、
ATゲーム数が付与されたときと付与されなかったときとで同じ演出態様で実行する。一
方、サブ制御部91は、反映演出をATゲーム数が付与されたか否かに応じて異なる演出
態様で実行する。
付与するか否かが決定されたゲームで連打演出を実行してもよく、当該ゲームから所定期
間経過した後のゲームで連打演出を実行してもよい。サブ制御部91は、連打演出の演出
態様を、連打演出を実行するタイミングまでに決定すればよい。
図2を用いて事前演出および促進演出について詳細に説明する。図2は、事前演出およ
び促進演出を説明するためのタイミングチャートである。図2に示すタイミングチャート
においては、上から順に、発生した事象を示すラインと、サブ制御部91が実行する演出
を示すラインと、液晶表示器51に表示される演出の態様を示すラインと、演出用スイッ
チ56への操作の有効無効を示すラインとが示されている。演出用スイッチ56への操作
の有効とは、サブ制御部91が演出用スイッチ56への操作が行われたことに基づく演出
を実行可能なことをいう。演出用スイッチ56への操作の無効とは、サブ制御部91が演
出用スイッチ56への操作が行われたことに基づく演出を実行しないことをいう。なお、
演出用スイッチ56への操作の無効は、演出用スイッチ56が埋没しており演出用スイッ
チ56への操作が物理的にできないこと、演出用スイッチ56への操作を検出しないこと
、演出用スイッチ56への操作を検出してもサブ制御部91が当該検出に基づく処理を実
行しないことを含む。
演出を開始する。サブ制御部91は、タイミングt1において、連打演出に含まれる事前
演出から開始する。具体的には、サブ制御部91は、液晶表示器51に「特典示唆TIM
E」という文字画像を表示した後、所定期間経過したときに「特典示唆TIME」という
文字画像の代わりに「READY」という文字画像を表示する。また、READYという
文字画像とともに、メータの外枠を示す外枠画像が表示される。ここで、「特典示唆TI
ME」という文字画像は、連打演出のタイトルを示す文字画像である。タイトルとは、演
出内容を示唆するもの、または、演出の結果として遊技者に所定事項を報知することを示
唆するものである。なお、タイトルとして、演出内容を示唆するとともに、演出の結果と
して遊技者に所定事項を報知することを示唆するものであってもよい。演出の結果として
遊技者に所定事項を報知することを示唆する場合に、所定事項を遊技者が特定できる態様
で示唆してもよく、あるいは、所定事項を遊技者が特定できない態様で示唆してもよい。
また、メータ画像とは数字が計数されていく様子を示す計数表示である。
操作され、ストップスイッチ8L,8C,8Rが押下されると、サブ制御部91は「GO
!」という文字画像と演出用スイッチ56を示すボタン画像とを液晶表示器51に表示す
る。このとき、サブ制御部91は、「READY」という文字画像およびメータ画像を残
したまま、「GO!」という文字画像およびボタン画像の輪郭をぼやかして液晶表示器5
1に表示する。
という文字画像が消えるように徐々に文字画像の輪郭を不鮮明にする。また、タイミング
t2〜t3において、サブ制御部91は、タイミングt3において「GO!」という文字
画像およびボタン画像が鮮明に表示されるように、徐々に「GO!」という文字画像およ
びボタン画像の輪郭を鮮明にする。ここで、輪郭が鮮明にするとは、たとえば、破線で示
されている輪郭を実線で示すことを鮮明になるという。また、波線で示されている輪郭を
直線で示すことを鮮明になるという。
、演出用スイッチ56への操作を有効にするとともに、促進演出を開始する。サブ制御部
91は、促進演出として、たとえば、液晶表示器51に、「GO!」という文字画像、ボ
タン画像、およびボタンを押すことを示す下向き矢印を表示する。
図3を用いて特典付与時の反映演出について詳細に説明する。図3は、特典が付与され
る時の反映演出を説明するためのタイミングチャートである。図3に示すタイミングチャ
ートにおいては、上から順に、発生した事象を示すラインと、サブ制御部91が実行する
演出を示すラインと、液晶表示器51に表示される演出の態様を示すラインと、演出用ス
イッチ56への操作の有効無効を示すラインとが示されている。また、タイミングt3は
、図2中のタイミングt3と同じタイミングである。
タイミングt4において、演出用スイッチ56が操作されると、サブ制御部91は、メー
タ画像の態様を変化させるとともに、「GO!」という文字画像を小さく表示させるとと
もに、もう一つ「GO!」という文字画像を表示する。メータ画像の態様は、たとえば、
メータが上がる様子を示す態様になる。演出用スイッチ56への操作に応じてメータを徐
々に上げるとともに、「GO!」という文字画像を増やしていく。
部91は、メータ画像の態様をメータが最大値に到達した態様に変化させ、メータが最大
値に到達した態様のメータ画像を表示したまま、特典であるATが付与されることを示す
「+20G」という文字画像を液晶表示器51に表示する。また、サブ制御部91は、メ
ータが最大値に到達した態様のメータ画像に重ねて「MAX」という画像を表示する。な
お、「+20G」という文字画像によって、遊技者は、特典であるATが付与されること
と、付与される特典の量として20ゲームが付与されることとを認識することができる。
を用いてより詳細に説明する。図4は、特典が付与されることを報知する際の演出を説明
するための図である。図4(a)は演出用スイッチ56への19回目の操作が行われたと
きの液晶表示器51に表示される演出の態様を示す図である。図4(b)は演出用スイッ
チ56への20回目の操作が行われたときの液晶表示器51に表示される演出の態様を示
す図である。図4(c)は演出用スイッチ56への20回目の操作が行われたあと、所定
期間経過した後の液晶表示器51に表示される演出の態様を示す図である。ここで、操作
が行われたとは、遊技者が演出用スイッチ56を押したときとする。なお、操作が行われ
たとは、遊技者が演出用スイッチ56を押した後、離したときとしてもよい。
けるメータ画像の態様は、メータが最大値に到達する手前の態様である。その後、サブ制
御部91は、演出用スイッチ56への20回目の操作が行われたことに基づいて、図4(
b)に示すように、メータ画像の態様を、最大値に到達した態様に変化させる。このとき
、サブ制御部91は、メータ画像以外の画像の態様は変えないものとする。なお、サブ制
御部91は、メータ画像以外の画像の態様を変えるようにしてもよい。
タが最大値に到達した態様のメータ画像が表示されたままであって、「GO!」という文
字画像およびボタン画像の代わりに「+20G」という文字画像が表示される。また、メ
ータ画像に重ねて「MAX」という画像が表示される。
は、遊技者がメータが最大値に到達した態様に変化したことを認識することができる程度
の時間であればよい。なお、図4(b)の態様になることなく、演出用スイッチ56への
20回目の操作が行われたときに図4(c)に示す表示態様に変化させるようにしてもよ
い。
図5を用いて特典が付与されない時の反映演出について詳細に説明する。図5は、特典
が付与されない時の反映演出を説明するためのタイミングチャートである。図5に示すタ
イミングチャートにおいては、上から順に、発生した事象を示すラインと、サブ制御部9
1が実行する演出を示すラインと、液晶表示器51に表示される演出の態様を示すライン
と、演出用スイッチ56への操作の有効無効を示すラインとが示されている。また、タイ
ミングt3は、図2中のタイミングt3と同じタイミングである。また、タイミングt4
からタイミングt5までにおける反映演出の演出態様は、図5に示す特典が付与される時
と同じ演出態様で反映演出が実行される。
部91は、メータ画像の態様をメータが最大値に到達した態様には変化させることなく、
メータ画像を消去し、上乗せ当選しなかったことを示す「残念」という文字画像を液晶表
示器51に表示する。
を用いてより詳細に説明する。図6は、特典が付与されないことを報知する際の演出を説
明するための図である。図6(a)は演出用スイッチ56への19回目の操作が行われた
ときの液晶表示器51に表示される演出の態様を示す図である。図6(b)は演出用スイ
ッチ56への20回目の操作が行われたときの液晶表示器51に表示される演出の態様を
示す図である。図6(c)は演出用スイッチ56への20回目の操作が行われたあと、所
定期間経過した後の液晶表示器51に表示される演出の態様を示す図である。
けるメータ画像の態様は、メータが最大値に到達する手前の態様である。その後、サブ制
御部91は、演出用スイッチ56への20回目の操作が行われても、図6(b)に示すよ
うに液晶表示器51の表示態様を変化させない。その後、演出用スイッチ56への20回
目の操作が行われて所定期間が経過したことに基づいて、サブ制御部91は、図6(c)
に示すように、メータ画像、「GO!」という文字画像、およびボタン画像を消去すると
ともに、「残念」という文字画像を液晶表示器51に表示する。
は、遊技者がメータが最大値に到達しなかったことを認識することができる程度の時間で
あればよい。なお、図6(b)に示す表示態様から、メータ画像の態様をメータが空であ
ることを示す態様に切り換えた後、図6(c)に示す表示態様に切り換えてもよい。この
ように、メータ画像の態様を一度、空の態様にすることで、メータが最大値に変化しなか
ったことを分かり易く報知することができる。
(1) 図3に示すように、サブ制御部91は、特典が付与される場合、タイミングt
5において、メータ画像の態様をメータが最大値に到達した態様に変化させ、メータが最
大値に到達した態様のメータ画像を表示したままにする。一方、図5に示すように、サブ
制御部91は、特典が付与されない場合、タイミングt5において、メータ画像の態様を
メータが最大値に到達した態様には変化させることなく、メータ画像を消去する。
ができる。また、メータが最大値に到達しないまま、メータ画像が消去されることで、特
典が付与されていないことを推認できる。つまり、サブ制御部91は、メータ画像を消去
することで、特典が付与されていないことを示唆することができる。また、サブ制御部9
1は、最大値に到達したメータを表示させたままにすることで特典が付与されていること
を示唆することができる。
達しなかった態様のメータを表示させたままにしないことで、最大値に到達した態様に変
化しなかった場合における遊技の興趣の低下を防止することができる。
5において、メータ画像の態様をメータが最大値に到達した態様に変化させ、メータが最
大値に到達した態様のメータ画像を表示したまま、「+20G」という文字画像を表示す
る。一方、図5に示すように、サブ制御部91は、特典が付与されない場合、タイミング
t5において、メータ画像の態様をメータが最大値に到達した態様には変化させることな
く、メータ画像を消去し、「残念」という文字画像を表示する。
かが示唆される。その結果、メータが表示されたままであるか、あるいは、メータが表示
されていないかということで特典が付与されているか否を示唆するような場合に比べて、
遊技者は、特典が付与されたか否かを認識しやすい。なお、本実施の形態においては、文
字画像を表示することによって特典が付与されたか否かを示唆するものとしたが、キャラ
クタ画像などの他の画像を表示することによって示唆してもよい。
部91は、メータ画像の態様を変化させるとともに、「GO!」という文字画像が小さく
表示され、もう一つ「GO!」という文字画像を表示する。
とともに、他の表示も更新されるため、演出の幅が広がり、遊技の興趣が向上する。
の操作が行われたタイミングt5において、サブ制御部91は、メータ画像の態様をメー
タが最大値に到達した態様に変化させる。一方、図5に示すように、特典が付与されない
場合、演出用スイッチ56への20回目の操作が行われたタイミングt5において、サブ
制御部91は、メータ画像の態様をメータが最大値に到達した態様には変化させることな
く、メータ画像を消去する。つまり、演出用スイッチ56を20回操作するという特定の
条件が成立したタイミングで、メータ画像の態様がメータが最大値に到達した態様に変化
するか否かを遊技者が認識することができる。
に到達した態様に変化するか否かを遊技者は認識するため、特定の条件が成立するタイミ
ングに注目させることができる。
タ画像に重ねて「MAX」という画像を表示する。「MAX」という画像により、遊技者
は、メータが最大値に到達したことをより容易に認識することができる。また、遊技者は
、メータが最大値に到達することで、特典が付与されていることを推認することができる
。言い換えると、遊技者は、「MAX」という画像が表示されることにより特典が付与さ
れていることを推認することができる。その結果、「MAX」という画像が表示されるこ
とで、特典の付与を示唆していることをより分かり易く示すことができる。
チ56への操作が有効になるまでの第1期間中において、サブ制御部91は、事前演出を
実行する。具体的には、サブ制御部91は、「特典示唆TIME」という文字画像を表示
した後、「READY」という文字画像を液晶表示器51に表示する。遊技者は「REA
DY」という文字画像から、特定の操作を求める演出が、この後はじまることを認識でき
る。つまり、事前演出は、特定の操作を受け付ける前であることを示唆する演出ともいえ
る。また、特定の操作には、演出用スイッチ56への操作が含まれるため、事前演出は、
演出用スイッチ56への操作を受け付ける前であることを示唆する演出ともいえる。また
、サブ制御部91は、演出用スイッチ56への操作を有効になったタイミングt3以降に
促進演出を実行する。具体的には、サブ制御部91は、演出用スイッチ56を示すボタン
画像を液晶表示器51に表示する。遊技者は、演出用スイッチ56を示すボタン画像が表
示されることで、演出用スイッチ56への操作が有効になったことを認識することができ
る。つまり、促進演出は、演出用スイッチ56への操作を促す演出ともいえる。
出を経由して促進演出を実行することで、促進演出までの演出を段階的に行うことができ
る。そのため、特定演出が実行されてから促進演出が実行されるまでの間の遊技の興趣が
向上する。
示されるため、遊技者に分かりやすく、演出用スイッチ56への操作を受け付ける前であ
ることを示唆することができる。
う文字画像が表示されるため、遊技者に分かりやすく、演出用スイッチ56への操作を促
すことができる。
期間において、促進演出への移行に伴って、「GO!」という文字画像およびボタン画像
の輪郭が鮮明になるため、文字画像とボタン画像とが明確になり、好適な促進演出を行え
る。
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発
明に適用可能な上記の実施の形態のその他の変形例を説明する。
本実施の形態においては、ATという特典が付与されるときに図3に示す態様で反映演
出を実行し、特典が付与されないときに図5に示す態様で反映演出を実行するものとした
。しかし、反映演出によって特典の付与が示唆されればよく、特典が付与される場合に8
0%の確率で図3に示す態様で反映演出を実行し、特典が付与されない場合には、90%
の確率で図5に示す態様で反映演出を実行するようにしてもよい。なお、この場合は、好
ましくは、「+20G」のように、明確にATゲームが付与されていることを示す画像で
はなく、「激熱!」等の特典が付与されている可能性が高いことを示す画像を表示する。
本実施の形態において、連打演出は、1ゲームに亘って実行される演出としたが、複数
ゲームに亘って実行されるゲームであってもよい。たとえば、2ゲームに亘って実行され
る演出である場合に、1ゲーム目においてレバーオンがされてから2ゲーム目において第
3停止操作が行われるまで事前演出が行われ、2ゲーム目において第3停止操作が行われ
て全てのリール2L,2C,2Rが停止したタイミングで促進演出を実行してもよい。ま
た、1ゲーム目においては事前演出とは異なる演出が行われ、2ゲーム目においてレバー
オンがされてから2ゲーム目において第3停止操作がおこなわれるまで事前演出が行われ
るようにしてもよい。
サブ制御部91は、事前演出および促進演出を、特典が付与されたときと付与されなか
ったときとで同じ演出態様で実行するとした。しかし、特典が付与されているときと、特
典が付与されていないときとで、異なる演出態様で実行してもよい。このとき、好ましく
は、サブ制御部91は、演出態様によって、特典が付与されているか否かを認識すること
ができないように、実行する演出態様を決定する。具体的には、サブ制御部91は、事前
演出および促進演出の態様として、態様Aおよび態様Bを用意し、特典が付与されている
場合は60%の確率で態様Aを選択し、特典が付与されていないときは60%の確率で態
様Bを選択する。このようにすることで、事前演出および促進演出の態様にも遊技者の注
目を集めることができる。また、事前演出および促進演出の態様を確認しただけでは、特
典が付与されたか否かを認識することができないため、その後の反映演出の演出内容に対
する期待感を維持させることができる。
本実施の形態において、演出用スイッチ56への操作を特定動作として、特定動作に応
じて、メータ画像の態様が更新されるものとした。しかし、特定動作としては、他の動作
であってもよい。たとえば、タッチパネルを備えるスロットマシンにおいて、タッチパネ
ルへの操作を特定動作としてもよい。また、遊技者の動作を検知するセンサを備えるスロ
ットマシンにおいては、センサの前で行わるスロットマシンに触れない動作を特定動作と
してもよい。また、演出用スイッチ56を所定期間に亘って長押しすることを特定動作と
してもよい。
本実施の形態において、促進演出において表示される画像を演出用スイッチ56を示す
ボタン画像としたが、特定動作に応じた画像であればよい。たとえば、手を振る動作を特
定動作とした場合は、手を振っている様子を示した画像を特定画像としてもよい。
第1の実施の形態においては、演出用スイッチ56が20回操作されるという条件が成
立することでメータ画像の態様がメータが最大値に到達した特定態様に変化した。しかし
、特定態様に変化させる条件は、これに限られない。たとえば、演出用スイッチ56を所
定期間に亘って長押ししたことを条件としてもよい。また、演出用スイッチ56を所定期
間に亘って長押ししたことで、20回操作されたものとみなして、条件が成立したものと
してもよい。
第1の実施の形態において、遊技者の操作によって態様が変化する特定表示をメータ画
像とした。しかし、特定表示はこれに限られない。たとえば、敵キャラクタと味方キャラ
クタとが戦う演出における敵キャラクタまたは味方キャラクタの体力を示す表示であって
もよい。また、遊技者の操作によって、数値が増加する方向に態様が変化する例を示した
が、数値が減少する方向に態様が変化するものであってもよい。数値が減少する方向に態
様が変化する場合は、数値が0となった態様を特定態様とする。
イミングとしたが、連打演出を開始した以降であって、特定動作を受け付ける以前であれ
ばよい。
本実施の形態において、タイミングt2〜t3の事前演出中であって、促進演出に移行
するまでを移行に伴う期間としたが、事前演出の終了間際から、促進演出の開始直後まで
を移行に伴う期間としてもよい。つまり、この期間中に、徐々に「GO!」という文字画
像およびボタン画像の輪郭が鮮明に変化していくようにしてもよい。
本実施の形態において、促進演出とは、液晶表示器51を用いた演出としたが、たとえ
ば、演出用スイッチ56の内部にLEDを備える遊技機にあっては、LEDを点灯させ、
あたかも演出用スイッチ56が点灯しているかのように見せる演出であってもよい。この
ように、演出用スイッチ56を点灯させることで、演出用スイッチ56への操作を促して
もよい。
前述した例では、液晶表示器51を用いて演出や報知を行う例を挙げたが、たとえば、
スピーカ53,54、リールの背面側(内側)に配置されたバックランプ(上記実施形態
のリールLED55)、リールの前面側に配置された透過液晶表示器(リールを目視でき
るように構成された液晶表示器)、前面扉1bなどに取り付けられたランプやLED、ス
トップスイッチの振動、ストップスイッチの周囲からの送風、ストップスイッチの温度の
変化など、上記の実施形態と異なる手段で演出を実行してもよい。
上記実施形態として、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すスロット
マシンを説明したが、遊技媒体が封入され、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元
に払い出すことなく遊技点(得点)を加算する封入式のスロットマシンを採用してもよい
。基盤とドラムとが流通可能で、筺体が共通なもので基盤のみあるいは基盤とドラムとを
遊技機と称する。また、遊技玉を発射して遊技を行うことが可能な遊技領域を備え、遊技
領域に設けられた所定領域を遊技玉が通過することに応じて賭数の設定が可能となるスロ
ットマシンであってもよい。
複数備え、リールを変動表示した後、リールの変動表示を停止することで表示結果を導出
し、複数のリールの表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンを説明し
た。すなわち、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数
備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表
示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能なスロッ
トマシンを説明した。しかし、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可
変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止す
ることで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンであれ
ば、3つのリールを備えるものに限らず、1のリールしか備えないものや、3以外の複数
のリールを備えるスロットマシンであってもよい。なお、1のリールしか備えないものに
おける導出操作手段への最終操作とは、1回目の停止操作のことをいう。
には、液晶表示装置(LCD)で構成された演出表示装置が設けられている。液晶表示装
置(LCD)には、図2〜図6で説明した演出が、特典として大当り状態に移行する権利
が付与されたか否かを示唆する演出として行われる。なお、特典としては、大当り遊技状
態に移行する権利が付与される確率が通常状態よりも高い確率変動状態に移行する権利で
あってもよい。また、遊技者による特定動作とは、たとえば、画面操作用スイッチ、ステ
ィックコントローラ、トリガボタンといった操作手段を操作することとしてもよい。
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され
、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
チ、40 遊技制御基板、41 メイン制御部、51 液晶表示器、56 演出用スイッ
チ、90 演出制御基板、91 サブ制御部。
Claims (1)
- 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
遊技者による特定動作に応じて特定表示の態様を変化させることで特典が付与されるか
否かを示唆する示唆手段を備え、
前記示唆手段は、
特典が付与される場合、
前記特定表示の態様を特定態様に変化させ、
前記特定表示の態様を前記特定態様に変化させたままで特典が付与されることを示唆
し、
特典が付与されない場合、
前記特定表示の態様を前記特定態様に変化させず、
前記特定表示を行うことなく特典が付与されないことを示唆する、遊技機。
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