JP2018186888A - 装具 - Google Patents

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菊池 功
Isao Kikuchi
功 菊池
竹喜 井口
Takeyoshi Iguchi
竹喜 井口
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Abstract

【課題】手への装着方法が分かり易く、また通常行う手作業を健常者同様に行うことができる等の装具を提供すること。【解決手段】装具100は、手袋110と、手袋110に取り付けられる手拘束部120とを備える。手拘束部120は、スパイラル状に伸びる変形自在な巻回部121と、巻回部121の一端部に形成されクッション性を有する当接部122とを有している。使用者の手に手袋110が正しく装着されたとき、当接部122が使用者の手根部を保持し、巻回部121が使用者の手の甲及び親指の付け根に巻き付けられて、手首から先の部分が拘束される。【選択図】図8

Description

本発明は、日常生活の手作業時における手の運動や動作を支援するのに適した装具に関する。
例えば片麻痺の症状がある患者が、筋肉が収縮と弛緩を繰り返すために起こる不随意運動により手に震えが生じると、文字を書くことや食事をすることが困難となる場合がある。このような手の震えによる弊害を補助するものとして、例えば特許文献1には、略板状の部材である掌当て部と、掌当て部に片側が連結された変形可能な固定棒部とを備えた手首装具が開示されている。この手首装具は、掌当て部の板面の一方を、装着者の手根部(小指の付け根から手首にかけた厚肉部)に当接させ、その状態で固定棒部を手の甲及び親指の付け根の順に巻き付けることで、手首よりも先の部分を拘束するものである。
特開2015−195906号公報
上述した特許文献1の手首装具によれば、手首等の疾患のリハビリ時において、手首等の状態を安定化させ、より円滑な運動を実現することができる。しかし、この主の手首装具を初めて手にした者は、その特異かつ変形自在な形態により、それをどのように手に装着して使用するのか迷うことがある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、手への装着方法が分かり易く、また日常生活において通常行う手作業を、健常者同様に行うことができる等の装具を提供することを目的とする。
本発明の装具は、手袋と、前記手袋に取り付けられる手拘束部とを備える装具であって、前記手拘束部が、スパイラル状に伸びる変形自在な巻回部と、前記巻回部の一端部に形成されクッション性を有する当接部とを有している装具である。
この構成によれば、手拘束部が手袋に取り付けられているため、手拘束部の形状を意識せずに装具を簡単に装着できる。また、手に震え等の障害がある患者であっても、日常生活において通常行う手作業を、健常者同様に行うことができる。
また、装具は、前記巻回部が弾塑性を有し、使用者の手に前記手袋が装着されたとき、前記当接部が使用者の手根部を保持し、前記巻回部が使用者の手の甲及び親指の付け根に巻き付けられて使用者の手首から先の部分が拘束されるように構成されることが好ましい。
この構成によれば、使用者の手に手袋が装着されたとき、手拘束部が使用者の手の甲及び親指の付け根を拘束し、手首及び手首から先の運動や動作を支援することができる。
また、装具は、前記当接部が肉厚で平坦な形状を有していることが好ましい。
この構成によれば、使用者が当接部を介して手を机の上に載せると、机の面に当接部の平坦な面が面接触することにより、手を安定して机の上に置くことができる。
また、装具は、前記手袋が指無し手袋であってもよい。
この構成によれば、使用者は、例えば裁縫のような指先を使う繊細な作業にも適用することができる。
本発明に係る装具によれば、手への装着方法が分かり易く、誰もが正しく装具を手に装着することができる。また日常生活において通常行う手作業を、健常者同様に行うことができる。
本発明の一実施形態による装具の外観斜視図である。 図1の装具を掌側から見た外観斜視図である。 本発明の一実施形態による手拘束部を前方側から見た外観斜視図である。 図3の手拘束部の後方側から見た外観斜視図である。 本発明の他の実施形態による指無し手袋を備える装具の外観斜視図である。 図5の装具を掌側から見た外観斜視図である。 本発明の更に他の実施形態による装具の掌側を見た図である。 装具の使用方法を説明するための図である。
図1及び2に示されるように、本発明の一実施形態による装具100は、手袋110と、手袋110に取り付けられた手拘束部120とを備えている。なお、ここでは、右手用の手袋110を備える装具100の実施形態を説明する。ただし、本発明に係る装具は、右手用の手袋と左右対称の関係にある左手用手袋を備える装具であってもよい。
手袋110の生地としては、ポリウレタン、ナイロン、ポリエステル、アクリル等の合成繊維を素材とするニット又は布を用いることができる。これらのうち、手袋110の生地が伸縮性を有するポリウレタンを含むことが好ましい。他に、綿、麻等の天然繊維を含むニット、又は合成皮革により手袋110を形成してもよい。また、手袋110の掌側の一部に、滑り止め用に例えば樹脂又は合成皮革を用いてもよい。
図1には、手拘束部120が手袋110の生地の外側面に縫い付けられた例が示されている。ただし、本発明に係る装具は、手拘束部120が手袋110の生地の中に埋め込まれたものであってもよい。また、手拘束部120が手袋110に接着されたものでもよい。
手拘束部120は、使用者(以下、「装着者」ともいう。)の手に手袋110が正しく装着されたとき、装着者の手首から先の部分である、特に手の甲及び親指の付け根が拘束されるように構成された部材である。図3及び4には、手袋110から取り外した手拘束部120の外観が示される。手拘束部120は、全体がスパイラル形状に曲げられて、手袋110に取り付けられる。なお、本実施形態の手拘束部120は、曲げられる方向が異なるが、右手用及び左手用ともに共通のものを使用することができる。
より詳細に、手拘束部120は、スパイラル状に伸びる変形自在な巻回部121と、巻回部121の一端部に形成されクッション性を有する当接部122とを有している。巻回部121は、基布に例えばポリウレタンやポリ塩化ビニールなどを含浸又はコーティングした合成皮革により、図示しない芯材を被覆した構成となっている。巻回部121は、芯材として弾塑性を有する金属帯板が使用されることで、人の手の力で容易に変形可能である。
当接部122は、ゴムやスポンジで構成されるクッション材122aを、巻回部121と同様の合成皮革で覆われた構成である。本実施形態の当接部122は、例えば厚さ約4mmの肉厚でかつ平坦な円盤面を有した形状となっている。
装着者の手に手袋110が装着されたとき、手拘束部120の当接部122は、装着者の手の手根部(小指の付け根から手首にかけた厚肉部)の少し掌側に位置する。そして、巻回部121が、装着者の手の甲及び親指の付け根に巻き付けられる。これにより、装着者の手根部が当接部122(第1の保持部)により保持され、装着者の親指の付け根が巻回部121の先端部121a(第2の保持部)により保持されることとなる。
当接部122は、肉厚で平坦な略円盤形状を有している。また、当接部122は、クッション性を有することにより、装着者が当接部122を介して手を机の上に載せると、机の面に当接部122の平坦な面が面接触する。そのため、装着者は、手を安定して机の上に置くことができる。
また、手拘束部120の巻回部121は、弾塑性を有するため、手の甲の形状に合わせて湾曲に変形させることができる。それにより、装着者毎に異なる手の形状や大きさにフィットさせることができる。また、装着者の手の甲及び親指の付け根を巻回部121で拘束することで、手の震えを抑制し、その震えが筆記具などに伝わるのを防止することができる。このように、本実施形態の装具100によれば、手首及び手首から先の運動や動作が円滑になるように支援することができる。したがって、手に震え等の障害がある患者であっても、手に装具100を装着すれば、日常生活において通常行う手作業を健常者同様に行うことができる。
なお、本発明に係る装具の手袋にあっては、図1及び2のように、指先が有るものに限らず、図5及び6に示すような指先が切り取られた指無し手袋210であってもよい。指無し手袋210は、5本の全部の指先部が切り取られた態様でもよいし、少なくても1本の指先部が切り取られた態様でもよい。震えなどの障害が経度の患者であれば、このような指無し手袋210の装具200を装着して、例えば裁縫のような指先を使う繊細な作業にも適応できる。
また、手袋110、210の親指の付け根部分に該当する巻回部121の先端部121aに、ペンなどの筆記具や、箸、スプーン、フォークなどのカトラリーを保持するための、例えばリング状の保持部を設けてもよい。
また、図7に示すように、手袋110の袖口111の縁から指先に向けて裁断部112を形成してもよい。この場合、裁断部112に交差するフラップ113側に面ファスナー113a、113bが設けられることが好ましい。フラップ113を開くことで、手への装具100の装着を容易にするとともに、フラップ113を引っ張りながら面ファスナー113a、113bで閉じることで、より強い拘束力を生じさせ、フィット感を増すことができる。
なお、裁断部112及びフラップ113を、手袋110、210の手の甲側に形成してもよい。
次に、図8を参照し、本実施形態による装具の使用方法について説明する。ここでは、右手に震えの障害がある患者が、その右手に装具200を装着してペンPを持ち書字する例を説明する。なお、装具200が右手用か左手用かどうかは、その手袋210の形状から容易に判別することができる。
患者は、先ず通常の手袋をはめるのと同様のやり方で、指先を手袋210の袖口111から入れる。手が手袋210の中に完全に挿入されたときには、手拘束部120が手の甲の部分に位置する。また、巻回部121は、その弾塑性により簡単に変形自在であるため、装着者(患者)の手の形状や大きさに合わせて曲げを微調整して、手にフィットさせることができる。このとき、当接部122(第1の保持部)から巻回部121の先端部121a(第2の保持部)までの間でフィット感が緩ければ、反対側の手(左手)で巻回部121を外側から折り曲げ、装着者の手の甲及び親指の付け根の順に強く巻き付けることができる。これにより、患者の手根部が当接部122により保持され、患者の親指の付け根が巻回部121の先端部121aにより保持されることとなる。
次に、装着者は、装具200を手に正しく装着した状態で、ペンPを親指と人差し指との間に挟むようにして持つ。そして、小指側を下にし、机の面に当接部122を接触させ、手根部で当接部122を上から押さえ付けるようにして手を机の上に置く。手に装具200が正しく装着された状態では、手拘束部120によって手首から先が拘束されることにより、手の震えが小さくなり、ペンPの震えも小さくすることができる。それに加え、当接部122を介して手根部を机の上に固定して置くことができ、当接部122を基点として、装着者の意思に従いペンPを円滑に動かすことができる。
以上説明した実施形態の装具100、200によれば、手袋110、210に手拘束部120が取り付けられた構成であるため、左右どちらかの手に合った手袋を手に通すことで、手拘束部の形状を意識せずに装具を簡単に装着できる。このように、手への装着方法が分かり易く、誰もが正しく装具100、200を装着することができる。
また、手拘束部120が、装着者の手の甲及び親指の付け根を拘束することで、手の震えを抑制し、その震えが筆記具などに伝わるのを防止することができる。このようにして、装具100、200の装着者は、手首及び手首から先の運動や動作が円滑になる。したがって、手に震え等の障害がある患者であっても、日常生活において通常行う手作業(例えば、書字、食事、編み物など)を、健常者同様に行うことができる。
なお、本発明に係る装具は、例えばゴルフ用のグローブに手拘束部120を取り付けたものでもよい。この場合、上述したように、手の震えを抑制できるので、パッティングやアプローチなどのショットの安定性の向上が期待できる。
また、本発明に係る装具は、例えば利き手が怪我などして使えない場合に、非利き手に装着して使用することもできる。つまり、通常利き手で行っていた手作業を、非利き手で代用して、日常生活を支障なく過ごすことができる。
100、200 装具
110 手袋
111 袖口
112 裁断部
113 フラップ
113a、113b 面ファスナー
120 手拘束部
121 巻回部
121a 先端部
122 当接部
122a クッション材
210 指無し手袋

Claims (4)

  1. 手袋と、前記手袋に取り付けられる手拘束部とを備える装具であって、
    前記手拘束部が、スパイラル状に伸びる変形自在な巻回部と、前記巻回部の一端部に形成されクッション性を有する当接部とを有している装具。
  2. 前記巻回部が弾塑性を有し、使用者の手に前記手袋が装着されたとき、前記当接部が使用者の手根部を保持し、前記巻回部が使用者の手の甲及び親指の付け根に巻き付けられて使用者の手首から先の部分が拘束されるように構成された、請求項1に記載の装具。
  3. 前記当接部が肉厚で平坦な形状を有している、請求項1又は2に記載の装具。
  4. 前記手袋が指無し手袋である、請求項1〜3の何れかに記載の装具。
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