JP5037361B2 - 動的副子アセンブリ - Google Patents

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    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
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Description

関連特許申請の相互参照
アメリカ合衆国の目的ためのものである本特許申請は、2005年12月30日付で出願されたものであり参照によりここに組み込まれる米国仮特許出願第11/306,519号明細書の継続出願であって、35U.S.C.§120(合衆国法典第35巻第120条)に基づき前記仮特許第11/306,519号明細書に対する優先権を主張するものであり、且つ2004年12月30日付で出願された「Dynamic Splint Assembly(動的副子アセンブリ)」と題する米国仮特許出願第60/640,370号明細書および2005年4月7日付で出願された「Dynamic Splint Assembly(動的副子アセンブリ)」と題する米国仮特許出願第60/669,109号明細書の非仮特許出願であり、前記各々の非仮特許出願に対し35U.S.C.§119(e)(合衆国法典第35巻119条の(e))に基づき優先権を主張するものであり、前記各々の非仮特許出願は参照によりここに組み込まれる。
著作権に関する声明
本特許文書の全資料はアメリカ合衆国著作権法およびその他の国々の著作権法の下で保護されている。前記著作権所有者は、任意の者が本特許文書または本特許開示内容を公式の政府記録に表示されるとおりにファクシミリにより複製することに異議はないが、その他の一切全ての著作権は保留される。
発明の分野
本発明は整形器具に関するものであり、より具体的には、手用動的副子アセンブリに関する。
卒中、脳性麻痺、脳傷害などによる神経系障害を患う人の多くは、上肢機能障害を持っている。多くの場合、肩および肘の動作はできるが、手が機能せず、手首または手指を伸ばして物を握ることができない。通常、これは、上肢屈筋または伸筋が痙攣し、前記筋が位置調整に抵抗する病状として米国特許第5,807,293号明細書に記述されている筋緊張亢進によるものである。動的副子を用いることにより、若干の抵抗を与え、特定の位置に関節を保持することができる。筋緊張亢進に効果的な動的副子は、亢進した筋緊張の影響を調整するために十分な力を提供する必要がある。そのような手用動的副子は、例えば、Farrellらに与えられた米国特許出願公開第US2003/0162634号に開示および記述されている。本発明の実施形態は、さらに、手用動的副子アセンブリの追加的設計および代替設計を提示するものである。
本発明は、多くの観点および特徴を含む。
本発明の第1の観点において、手用動的副子アセンブリは、前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出する手支持部とを含むものである。前記手支持部は、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている。前記手支持部は弾性材料を有し、この弾性材料は、接触する手指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成するものであり、それにより、接触する屈曲状態の手指を伸展させる。前記前腕支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しないため、前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手首が選択的に配置される。
この観点の特徴において、前記手支持部は前記前腕支持部に着脱自在に連結されている。例えば、前記手支持部を着脱自在に連結することにより、前記手支持部を、異なる弾力性を有する材料を有する別の手支持部と容易に交換することができる。代替的特徴において、前記手支持部は前記前腕支持部に永久的に連結される。
追加的な特徴において、前記手支持部の弾性材料はバネ鋼薄板または弾力性プラスチックを有するものであり、前記前腕支持部は半剛体だが可鍛性の鋼鉄またはプラスチックの薄板を有するものである。あるいは、前記手支持部および前記前腕支持部を一体形成し、単一のものを構成する。
別の特徴において、前記前腕支持部は、前記前腕支持部の近位端部の対向する尺側および橈側に突出部を有するものであり、それにより、前記前腕支持部に対して各突出部を選択的角度で屈曲することにより、前腕の前記前腕支持部の近位端部を安定することができる。
さらに別の特徴において、前記前腕支持部は、さらに、親指の長さ分の掌側に接触するよう構成されている親指支持部を有するものである。この特徴において、前記親指支持部は、屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有し、それにより、前記動的副子アセンブリを装着したときに、異なる度合いの親指の反転、外転、内転、屈曲、および伸展における複数の固定位置のうちの1つに親指を選択的に配置することができる。あるいは、前記親指支持部は弾性材料を有し、前記弾性材料は、接触する親指が屈曲する間に生じる屈曲に応じて、そのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の親指を伸展させる。いずれの場合も、前記親指支持部は、さらに、親指抑制部を含むこともでき、前記親指抑制部は前記親指支持部の遠位端部から突出しており、前記親指支持部に対する親指の屈曲および内転動作を阻止するよう構成されている。
さらに別の特徴において、前記動的副子アセンブリは、前記連結された前腕支持部を前腕に固定するため且つ前記手支持部を手に固定するための複数のストラップを含む。この特徴に関し、前記手支持部は、前記ストラップの2本若しくは3本を同時に貫通させるために十分な範囲のスロットを定めることができ、前記スロットは、好ましくは、前記動的副子アセンブリが装着されたときに小指の橈側および薬指の尺側に近接して伸びる。
前記複数のストラップのうち1つは、手の皮膚と摩擦接触するための滑り止め材をその掌側に含むまたは有することもでき、例えば山形紋の隆起領域にすることができる。前記滑り止め材は、好ましくは、ラテックスを含まないシリコンベースの複合材料である。前記手支持部は、前記手支持部の尺側周囲に巻付けられたときに前記ストラップの1つであり手の小指に巻付けられるように構成されたストラップを受容および保持するための尺側沿いの側部切欠、および/または前記手支持部の橈側周囲に巻付けられたときに前記ストラップの1つであり手の人差し指および薬指に巻付けられるように構成されたストラップを受容および保持するための橈側に沿った側部切欠を画成することもできる。同様に、前記前腕支持部は、さらに、手の親指の長さ分の掌側に接触するように構成されている親指支持部を含むことができ、前記親指支持部は、前記親指支持部の両側面沿いに、前記親指支持部の尺側および橈側に巻付けられたときに前記ストラップの1つを受容および保持するための側部切欠を画成し、前記ストラップは手の親指巻付けられるよう構成されている。前記手支持部と前記前腕支持部の組み合わせは、前記手支持部の尺側に巻付けられたときに前記ストラップの1つを受容および保持するための、尺側に沿った側部切欠を画成することもでき、前記ストラップは手掌部および手背部に巻付けられるよう構成されている。
本発明の別の観点において、手用動的副子アセンブリは、前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出する手支持部とを含み、前記手支持部は、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている。前記前腕支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しないため、前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手首が選択的に配置される。前記前腕支持部は、さらに、親指の長さ分の掌側に接触するように構成されている親指支持部を有し、この親指支持部は弾性材料を有するものであり、この弾性材料は、接触する親指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の親指を伸展させる。
この観点の特徴において、前記手支持部は弾性材料を有し、この弾性材料は、接触する手指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の指を伸展させるものであり、前記親指支持部は前記親指支持部の遠位端部から突出した親指抑制部を有し、この親指抑制部は当該親指支持部に対する親指の屈曲および内転動作を阻止するよう構成され、且つ屈曲に応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有する。
別の特徴において、前記手支持部は、屈曲に応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有するものであり、それにより、前記動的副子アセンブリを装着したときに、掌に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手指を選択的に配置することができる。前記親指支持部は、さらに、親指抑制部を含むこともでき、前記親指抑制部は前記親指支持部の遠位端部から突出しており、前記親指支持部に対する親指の屈曲および内転動作を阻止するように構成されている。
本発明のさらに別の観点において、手用動的副子アセンブリを装着するための方法は、前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つから選択された位置に手首を配置するための前腕支持部を屈曲させる工程と、前記前腕支持部を前腕の掌側に接触させ、且つ前記前腕支持部に対して選択された屈曲および伸展を有する固定位置に配置された手首まで延出するよう前記前腕支持部を位置決めする工程と、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に前記手支持部を接触させ、且つ前記手支持部が前記接触する手指が屈曲している間に継続的な復元力を生成することにより、前記接触する屈曲状態の手指を伸展させるよう前記手支持部を位置決めする工程と、前記前腕支持部および前記手支持部を、1若しくはそれ以上のストラップで前記前腕および手に固定する工程とを含むものである。
この観点の特徴において、前記手支持部は各手指の掌側の下に延出し、且つ当該掌側面に接触するものである。
別の特徴において、前記手支持部は、手指に屈曲動作を許し、低負荷の長期持続するストレッチを通して前記手指が伸展される。
別の特徴において、前腕に前記前腕支持部をストラップで固定する工程は、前記前腕支持部の尺側から前記前腕にわたり、前記前腕支持部の橈側周囲にストラップを延長して巻付ける工程を有する。この特徴において、前記ストラップを、さらに、前記前腕支持部の近位尺側および橈側の各々に配置される固定部材を超えて延長することができる。
別の特徴において、前記手支持部をストラップで手に固定する工程は、小指の橈側および薬指の尺側の近接部から延長し、さらに小指を超えて前記手支持部の尺側周囲に延長するストラップを、前記手支持部に形成されたスロットを貫通するように位置決めする工程を有する。この特徴において、前記手支持部の尺側に巻付けられた前記ストラップは、さらに、小指の尺側に近接する前記手支持部の尺側の側部切欠内で受容および保持される。
別の特徴において、前記手支持部をストラップで手に固定する工程は、小指の橈側および薬指の尺側近接部から延長し、さらに薬指、中指、および人差し指を超えて前記手支持部の橈側周囲に延長するストラップを、前記手支持部に形成されたスロットを貫通するように位置決めする工程を有する。この特徴において、前記手支持部の橈側に巻付けられたストラップを、さらに、人差し指の橈側に近接する前記手支持部の橈側の側部切欠内に受容および保持することができ、前記手支持部をストラップで手に固定する工程は、前記手支持部に形成されたスロットにストラップを貫通し、小指を超えて前記手支持部の尺側に巻付けられることによって、少なくとも2つのストラップを前記スロットに通す工程を含むことができ、前記手支持部の橈側巻付けられたストラップは、PIP関節に近接する薬指、中指、および人差し指の各々の基節骨に接触することができる。
加えてさらに、前記手支持部をストラップで手に固定する工程は、前記手支持部に形成されたスロットに追加ストラップを貫通し、薬指、中指、および人差し指を超え、前記手支持部の橈側巻付けることによって、少なくとも2つのストラップを前記スロットに通す工程を含むことができ、前記スロットを貫通し、薬指、中指、および人差し指の各々の中接骨に接触する前記手支持部の橈側に巻付けられた前記追加ストラップは、さらに、前記手支持部の橈側の側部切欠内に受容および保持されるものであり、および/または前記手支持部をストラップで手に固定する工程は、前記手支持部に形成されたスロットにストラップを貫通することにより、少なくとも3つのストラップを前記スロットに通す工程を有するものである。2つを薬指、中指、および人差し指に巻き、1つを小指の上に渡す。
別の特徴において、前記手支持部をストラップで手に固定する工程は、ストラップを前記手支持部の橈側巻付け、手背部に渡し、前記手支持部の尺側に巻付ける工程を有する。この特徴において、前記手支持部の尺側に巻付けられたストラップを、さらに、前記手支持部の尺側と、前記手支持部と前記前腕支持部との間の連結部に近接する前記前腕支持部の尺側とによって画成される側部切欠内に受容および保持することができる。
別の特徴において、前記前腕支持部は、親指の掌側に接触するように構成された親指支持部を有し、前腕に前記前腕支持部をストラップで固定する工程は、ストラップを前記親指支持部の尺側に巻付け、前記親指越しに渡し、前記親指支持部の橈側に巻付ける工程を有する。この特徴において、前記ストラップは前記親指のIP関節に近い基節骨を超えて延長するものであり、前記ストラップは、前記親指支持部の尺側の側部切欠内および前記親指支持部の橈側の側部切欠内で受容および保持されることができる。前記親指支持部に対する前記親指の屈曲および内転動作も、前記親指支持部の遠位端部から前記親指を阻止する位置に突出する親指抑制部を曲げることによって抑制することができる。
本発明の別の観点において、手用動的副子アセンブリは、前腕の掌側に接触し、且つ手首にまで延出するよう構成されており、且つ屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有する前腕支持部と、前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さの掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部であって、接触する指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成することにより、接触した屈曲状態の指を伸展させる弾性材料を有するものである、前記手支持部と、背側にフック・アンド・ループ(hook−and−loop)材の領域を含むトップライナーと、掌側にフック・アンド・ループ材の領域を含むボトムライナーと、柔軟なパッド材を有するカバーであって、前記動的副子アセンブリの外背側面としての機能を果たし、当該掌側面に前記トップライナーと前記ボトムライナーのフック・アンド・ループ材の領域と連動係合可能なフック・アンド・ループ材の領域を含むものである、前記カバーとを含む。さらに、前記トップライナーの掌側面は連結された前記手および前腕支持部の背側面に取り付けられ、前記ボトムライナーの背側面は連結された前記手支持部および前腕支持部の掌側面に取り付けられ、前記カバーの掌側面は、前記連結された前記手支持部および前腕支持部を覆う形でフック・アンド・ループ係合によって前記トップライナーの背側面に着脱自在に取り付けられ、前記手支持部および前腕支持部の側面に巻付けられ、さらに、フック・アンド・ループ係合によって前記ボトムライナーの掌側面に着脱自在に取り付けられている。
この観点の特徴において、前記カバーの材料は、空気および水分を循環させ、手から逃がすことができる材料である。
この観点の特徴において、前記動的副子アセンブリは、さらに、前記手支持部と前記カバー間に伸びる、掌の弓部を柔らかく支持するように構成されているパッド含む。前記パッドは、掌の弓部に対応する前記トップライナー領域内に配置することができる。
その他の特徴において、前記動的副子アセンブリは、さらに、前記手支持部と前記カバー間に伸びる、手指を柔らかく支持するように構成されているパッドを含み、前記動的副子アセンブリは、さらに、前記手支持部と前記カバー間に伸びる、親指を柔らかく支持するように構成されているパッドを含む。
この観点の特徴において、前記トップライナーおよびボトムライナーは各々、前記前腕支持部および前記手支持部を組み合わせた形状に対応し、且つ合致する形状を含む。
この観点の特徴において、前記トップライナーのフック・アンド・ループ材の領域は、前記トップライナーの背側面全体と実質的に一致する。
この観点の特徴において、前記ボトムライナーのフック・アンド・ループ材の領域は、前記ボトムライナーの掌側面全体と実質的に一致する。
この観点の特徴において、前記カバー、トップライナー、手支持部、ボトムライナーは各々開口部を画成し、前記開口部は互いに合致して前記動的副子アセンブリのスロットを画成し、ストラップはこのスロットを貫通する。
さらに、この観点のまた別の特徴において、前記カバーは滑り止め材を有し、この滑り止め材は、手指および親指の摩擦接触を増加させるために前記カバーの背側面の領域に接着、スクリーン印刷、印刷、またはその他の方法で付着される。前記滑り止め材は、好ましくは、ラテックスを含まないシリコンベースの複合材料であり、例えば山形紋の隆起領域にすることができる。
本発明のさらに別の観点において、手用副子アセンブリは、前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部と、前記手部を前記手に固定する少なくとも1つの、滑り止め材を有するストラップであり、前記手の親指、手指、または手背側の皮膚と接触するように構成されているストラップとを含むものである。
この観点の特徴において、前記副子アセンブリを、動的部分を具備しない静的副子アセンブリとすることが可能である。別の特徴において、前記副子アセンブリは、少なくとも1つの動的支持部を具備する動的副子アセンブリを有するものである。前記動的支持部が、前記手支持部の場合がある。この場合、前記手支持部は弾性材料を有するものであり、この弾性材料は、接触する手指が屈曲する間に生じる屈曲に応じて、そのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成するものであり、それにより、接触する屈曲状態の手指を伸展させる。前記前腕支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は、屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しないため、前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手首が選択的に配置される。
この観点の別の特徴において、前記手支持部は、少なくとも1つのストラップが貫通するスロットを画成し、前記スロットは、小指の橈側の長さおよび薬指の尺側の長さに近似した長さになるように構成されている。前記ストラップは、小指を覆い、前記手支持部の尺側に巻付けるように構成することができ、前記手支持部は小指の尺側に近接した側部切欠をを画成し、前記ストラップはこの側部切欠に受容および保持される。
あるいは、前記ストラップは、薬指、中指、および人差し指を覆い、前記手支持部の橈側に巻付けられるように構成することができ、前記手支持部は人差し指の橈側に近接した側部切欠を画成し、前記ストラップはこの側部切欠に受容および保持される。この場合、小指を覆い前記手支持部の尺側に巻付けられる追加ストラップを前記スロットに通すことができ、前記手支持部は小指の尺側に近接した側部切欠を画成し、前記ストラップがこの側部切欠に受容および保持されることによって、前記小指は別個に1つのストラップで固定され、前記人差し指、中指、薬指は一括して1つのストラップで固定される。人差し指、中指、および薬指を覆うように構成された第3のストラップを前記スロットに通すこともできる(好ましくは、前記人差し指、中指、および薬指の各々の中節骨に接触するように構成されている)。
本発明の別の観点において、手用副子アセンブリを固定するためのストラップは、滑り止め材を有する表面を含み、親指、手指、または手の手背部の皮膚に接触するように構成されている。
本発明の別の観点において、手用副子アセンブリは、前腕の掌側に接触し、手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部と、前記手に前記手支持部を固定するための第1のストラップであって、当該第1のストラップは前記手支持部によって画成されたスロットを貫通するように位置決めされ、前記スロットは小指の橈側の長さおよび薬指の尺側の長さに近似した長さに構成され、且つ小前記指を超えて延長し、前記手支持部の尺側に巻付けられるよう構成されているものである、前記第1のストラップと、前記手支持部を手に固定するための第2のストラップであって、前記第1のストラップとともに、前記手支持部によって画成されたスロットを貫通するよう位置決めされ、薬指、中指、および人差し指を超えて延長し、前記手支持部の橈側に巻付けられるよう構成されているものである、前記第2のストラップとを含むものである。
1特徴において、前記副子アセンブリは、さらに、前記手支持部を手に固定するための第3のストラップを含み、前記第2のストラップは前記第1および第2のストラップとともに、前記手支持部が定めるスロットを通り、前記第2のストラップは、薬指、中指、および人差し指を超え前記手支持部の橈側巻付けられるよう構成されている。前記手支持部は、その尺側にも側部切欠を定め、前記第1のストラップは前記側部切欠内に受け入れられ、保持され、且つ、前記手支持部はその橈側に側部切欠を定め、前記第2のストラップは前記側部切欠に受け入れられ保持される。
本発明の別の観点は、単に手用副子アセンブリを有するものである。前記副子アセンブリは動的副子アセンブリでも、静的副子アセンブリでもよい。
本発明の前述の観点および特徴に加え、そのような観点および特徴の様々な可能な組み合わせを本発明がさらに含むものであることに注意すべきである。
前付として述べておくが、当業者であれば、本発明が広範な利用性と用途を有するものであることを容易に理解するであろう。さらに、「好ましいもの」として説明および特定されるいずれの実施形態も、本発明を実行するために熟慮された最良の形態の一部であるとみなされる。その他の実施形態についても、本発明の完全かつ有効な開示を提供するために、追加的例示を目的として説明する。さらに、応用、バリエーション、変更、および同等の配置のような多くの実施形態は、本明細書で説明する実施形態によって黙示的に開示され、本発明の範囲に含まれるものとする。
したがって、本発明について1若しくはそれ以上の実施形態に関連づけ本明細書で詳細に説明するが、この開示は本発明を例示し、模範を提供するものであって、本発明の完全且つ有効な開示を提供することのみを目的として作られたものであることを理解すべきである。本明細書で詳細に説明する1若しくはそれ以上の実施形態は、本発明に与えられる特許保護の範囲を限定することを意図したものではなく、そのように解釈されるべきでもなく、前記範囲は付随の請求項およびそれと同等のものによって定義される。本明細書に見つけられる制限であって請求項に明示されていない制限を任意の請求項に織り込むことによって、本発明に与えられる特許保護の範囲を定義する意図はない。
よって、たとえば、本明細書で説明する様々なプロセスまたは方法の工程の連続および/または時間的順序は、例示的なものであって限定的なものではない。したがって、様々なプロセスまたは方法の工程が1つの連続または時間的順序で図示および説明されている場合も、それに限定することが明記されていない限り、そのようなプロセスまたは方法は特定の連続または順序による実行に限定されないものと理解されるべきである。実際、そのようなプロセスまたは方法の工程は、通常、本発明の範囲内に留まりつつ、様々な異なる連続および順序で実行されるものである。したがって、本発明に与えられる特許保護の範囲は、本明細書に書かれた説明によってではなく、付属の請求項によって定義されるべきである。
したがって、注意すべき重要なことは、本明細書で使用した各用語が、本明細書の文脈におけるそのような用語の使用に基づき当業者が解釈するであろう意味を表すものであるということである。本明細書に使用される用語の意味は、文脈上のそのような用語の使用に基づき当業者が理解する意味であって、本明細書に使用される用語の意味が任意の辞書におけるそのような用語の定義と少しでも相違する場合、当業者が理解する前記用語の意味を優先するものとする。
さらに、本明細書で使用される「a」および「an」はいずれも一般に「少なくとも1つ」を意味するものであるが、文脈上複数でないことが明らかでない限り複数を除外しない。よって、「a picnic basket having a napple」(りんごを有するピクニックバスケット)と言う場合、「a picnic basket having a tleast one apple」(少なくとも1個のりんごを有するピクニックバスケット)および「a picnic basket having apples」(複数のりんごを有するピクニックバスケット)の両方を意味する。これに対し、「a picnic basket having a single apple」(単一のりんごを有するピクニックバスケット)は、「a picnic basket having only one apple」(りんごを1個だけ有するピクニックバスケットを意味する。
品目のリストを言う場合につなぎとして本明細書で用いられる「or」(若しくは/または)は、「それらの品目の少なくとも1つ」を意味するが、前記リストにある複数の品目を除外するものではない。よって、「a picnic basket having cheese or crackers」(チーズまたはクラッカーを有するピクニックバスケット)とは、「a picnic basket having cheese without crackers」(チーズを有しクラッカーを含まないピクニックバスケット)、「a picnic basket having crackers without cheese」(クラッカーを有しチーズを含まないピクニックバスケット)、および「a picnic basket having both cheese and crackers」(チーズおよびクラッカーを有するピクニックバスケット)である。最後に、品目のリストを言う場合につなぎとして本明細書で用いられる「and」は「alloftheitemsofthelist」(前記リストの全品目)を意味する。よって、「a picnic basket having cheese and crackers」とは、「a picnic basket having cheese,wherein the picnic basket further has crackers」(チーズを有するピクニックバスケットであり、前記ピクニックバスケットはさらにクラッカーを有する)および「a picnic basket having crackers, wherein the picnic basket further has cheese」(クラッカーを有するピクニックバスケットであり、前記ピクニックバスケットはさらにチーズを有する)である。
加えて、本明細書における「手背部」、「手掌」、「橈側」、および「尺側」のようないくつかの用語は、人の手の特徴を指して使用されている。実際、本明細書での本発明の1若しくはそれ以上の例示された実施形態の説明は時々そのような用語を用い、その実施形態が前腕および手に配置されるという意味を含蓄している場合がある。本明細書におけるそのような参照用語は、本発明の理解を可能にするために使用されているものであり、前記前腕および前記手はそのような実施形態において本発明の実際の要素とはみなされない。
さらに、これらの参照用語を解釈する目的で、読者が想定すべき前腕および掌は、平らな机の上に掌側を下にして乗せられた前腕および開いた手であり、前記前腕および掌は全体に机の上に接触しており、手指および親指が全体に伸びたまっすぐな状態で前記前腕および掌の全長が机の上に乗っている。前記前腕、手首、手、および手指の掌側は、全体に前記机の上に向かって伸びており、前記机の上に接触している。よって、一般に指紋は指先の掌側にある。前記前腕、手首、手、および手指の背側は、一般に、前記前腕、手首、手、および手指の掌側と反対方向に面している。よって、これらの背側は、一般に、前記机の上に対面せず反対向きになる。たとえば、爪は、一般に、手指の背側から成長する。手の親指のある側を、前腕、手首、および手の橈側と定める。これに対し、手の橈側に対面する側を、前腕、手首、および手の尺側と定める。たとえば、手の親指から4番目の指であり、一般に最も小さく、しばしば「小指」と呼ばれる指は、手の尺側にある。これらの明確化を鑑み、これらの参照用語は不明瞭なものではなく、右手および左手の両方を含め、基本的に任意の手または手首に関して明確に定義されている。
手指の図に関し、本明細書で描かれる手背部の図は、手背部に向かって見た手背部の図である。たとえば、手背部の図は、前記手の背側を示し、背側とは、しばしば手の裏側と呼ばれる面である。同様に、手の橈側の図には、一般に親指の図が含まれることになり、手掌側の図には、一般に掌の図が含まれることになり、手の尺側の図には、一般に親指から4番目の指の図が含まれることになる。
平面および軸に関し、手掌、甲の平面は、一般に橈側、尺側の平面に対し垂直であり、前腕は一般に縦軸を定める。この場合も、読者が想定すべき前腕および手は、平面である机の上に掌側を下にして乗せられた前腕および手であり、具体的には、前記手および前腕は楽な状態で配置されており、手指はまっすぐにそろえて伸びている。前腕および手のこの配置において、前記机の上の平面は橈側、尺側の平面を定め、縦軸は前腕の全長に沿って定められ、手の4つの手指は前記縦軸に対し全体に平行に伸びている。さらに、前記縦軸を中心に橈側、尺側の平面を90度回転させることにより、手掌、背側が作られる。たとえば、葉書の端部が前記机の上に接触するように、隣接する指の間に前記葉書を滑入し、前記縦軸に平行に保持し、前記葉書が前記机の上の平面から90度に垂直に立っている時、前記葉書は手掌、背側を定める。
さらに、「指骨」および「指骨間関節」といった参照用語は先行技術にも使用されているよく知られた用語であり、人の手の骨格を参照する場合に本明細書で使用している。実際、本明細書での本発明の1若しくはそれ以上の例示された実施形態の説明は時々そのような用語を用い、その実施形態が手の上に若しくは手に接触して配置されるという意味を含蓄している場合がある。本明細書におけるそのような参照用語は、本発明の理解を可能にするために使用されているものであり、前記手および手の部分はそのような実施形態において本発明の実際の要素とは必ずしもみなされない。
しかしながら、これら参照用語を解釈するために、1997年10月14日にKramerに与えられた米国特許第5,676,157号明細書(「Kramer特許」)の第4の図をここで参照する前記Kramer特許の第4の図が示す人の手の骨格には、特定の骨およびそれらの骨の間の関節が特定されており、前記図は参照によりここに組み込まれる。本明細書で用いる参照用語を解釈する目的で、前記Kramer特許の第4の図を、右手の背側の図とみなすことができる。一般に既知のことであるが、図示されているように、手には親指と4つの手指を含む5つの指がある。前記4つの手指の任意の手指の3つの骨を参照する場合、手に最も近い骨を基節骨と呼び、手から離れる順に次の骨を中節骨と呼び、さらに次の骨を末節骨と呼ぶ。本明細書では特定の指骨を参照して指の一部分を表す場合があり、そのような部分は明らかに特定の指骨と前記指骨周囲の指の肉を含むものとする。たとえば、キーボードを使ってデータを手入力または入力する場合、手指の末節骨が全体に隣接した状態でキーボードのキーを実行するが、手指の肉に取り巻かれている末節骨が直接にキーボードと接触することはない。
前記Kramer特許の第4の図が示す4つの手指各々の関節に関しては、近位指骨間(proximal interphalangeal:PIP)関節は基節骨と中節骨間に定められ、遠位指骨関節(distal interphalangeal:DIP)は中節骨と末節骨間に定められる。関節が前記4つの手指の各々より少ない親指は、前記第4の図で「親指IP」として図示されている、基節骨と末節骨間に定められる指骨間関節を一般に含む。よって、本明細書における指の「末関節」または「遠位関節」に関連する任意の詳述は、左手または右手のいずれに関しても、手指の任意の遠位指骨間関節および親指の任意の指骨間関節に同等に関係するものである。
次に本特許出願の図を参照し、本発明の好ましい実施形態に従った動的副子アセンブリを例示し、以下に詳細に説明する。さらに理解すべきこととして、付随の図面に描かれた図は、右手の前腕、手首、および手の動的副子アセンブリに関連するものである。しかしながら、付随の図および本明細書の説明は、付随の様々な図の鏡像を想定したときに左前腕、手首、および手にも同等に関係するものである。
一般に、本発明の好ましい実施形態の動的副子アセンブリは、手掌に基づく前腕支持部と手掌に基づく手支持部とが一体化されたものを含むものである。前記前腕支持部および手支持部は若干重なる部分を有し、重なり合った部分で留め具により永久的または着脱自在に合体され固定されている。また、前記動的副子アセンブリは、前記動的副子を前腕および手に固定するためのストラップも含む。
さらに、好ましい実施形態の動的副子アセンブリ一般において、前記前腕支持部および手支持部は各々異なる性質を示すものであり、各部は異なる材料で作られるが、本発明の範囲内で、前記前腕部および手支持部は、本明細書で説明する可鍛性および弾力性を含む異なる性質を示す限り、同一の品の一体化された部分を構成することができる。
次に、好ましい実施形態の動的副子アセンブリの前記前腕支持部、前記手支持部、および前記ストラップ、およびその使用について、以下に詳細に説明する。
前腕支持部
本発明の好ましい実施形態に従った動的副子アセンブリ100を図1〜5に図示する。前記動的副子アセンブリ100は、たとえばプラスチックまたは金属の薄板など、医療従事者が望む安定した構成に容易に屈曲可能な柔軟な可鍛性材料で構成されている。たとえば、前腕支持部102は、望ましいゲージの鋼鉄板を型打ち、水ジェット切断、またはレーザー切断して作ることができる。たとえば、予定される市販用実施形態で、前記前腕支持部102は、19または20ゲージの鋼鉄をレーザー切断、水ジェット切断、または型打ちするプロセスによって製造される。加えて、前記前腕支持部102は、前記動的副子アセンブリ100を装着したときの前腕に対する手首の選択的な配置に合わせて線104に沿って屈曲可能である。
本発明に従った前記動的副子アセンブリは、異なる使用者の様々なサイズの前腕、手、および手指などに使用するために、様々なサイズを含むと理解される。動的副子アセンブリまたはその構成要素の特定のサイズは本発明の一部を成すものと意図されたものではないが、特定の使用者のための前記前腕支持部102は、前記使用者の手首および前腕の実質的部分の下に沿って当該部分を覆うように適合し、前記手首から、前記前腕の掌側に接触して約5インチ前腕方向に延出する寸法になっている。
前記前腕支持部102は、前記前腕支持部102の近位端部108の両端に位置づけられる一対の固定部材106を含むものである。前記固定部材106は、特に以下に説明する前腕ストラップとともに使用した場合に、前腕の位置づけ制御を増す。前記各固定部材106は、たとえばプラスチックまたは金属の薄板など、前記前腕支持部の面に沿って前腕が接触するように、医療従事者が望む安定した構成に容易に屈曲可能な柔軟な可鍛性材料で構成されている。たとえば、予定される市販用実施形態で、前記固定部材106は、19または20ゲージの鋼鉄をレーザー切断、水ジェット切断、または型打ちするプロセスによって製造される。
前記前腕支持部102は、さらに、親指支持部110を含み、前記親指支持部は、前記前腕支持部102の遠位端部112から突出し、親指の下で親指を支える働きをする。前記親指支持部110も、たとえばプラスチックまたは金属の薄板など、手首に対して望ましい配置で親指を支持するために、医療従事者が望む安定した構成に容易に屈曲可能な柔軟な可鍛性材料で構成されている。たとえば、予定される市販用実施形態で、前記親指支持部110は、19または20ゲージの鋼鉄をレーザー切断、水ジェット切断、または型打ちするプロセスによって製造される。加えて、前記親指支持部110は、前記前腕支持部102に対して線114沿いに屈曲可能である。
前記親指支持部110は、さらに、前記親指支持部110の遠位部から突出した親指抑制部116を含む。前記親指抑制部116は、前記親指支持部110に接触した親指の適正な位置づけを確実に行う。前記親指抑制部116も、たとえばプラスチックまたは金属の薄板など、前記親指支持部110から親指が離れる内転動作を制限する抑制または阻止部材として働き、医療従事者が望む安定した構成に容易に屈曲可能な、柔軟な可鍛性材料で構成されている。たとえば、予定される市販用実施形態で、前記親指抑制部116は、19または20ゲージの鋼鉄をレーザー切断、水ジェット切断、または型打ちするプロセスによって製造される。加えて、前記親指抑制部116は、前記親指支持部110に対して線118沿いに屈曲可能である。
図1〜5の前記動的副子アセンブリ100において、前記前腕支持部102、前記固定部材106、前記親指支持部110、および前記親指抑制部116は、全て、型打ちまたはレーザー切断プロセスによって、一体の平面材料から形成される。あるいは、前記前腕支持部102、前記固定部材106、前記親指支持部110、および前記親指抑制部116の各々を別個に形成した後に連結させて一体化してもよい。
前記前腕支持部102は前腕の背側に、前記親指支持部110(および以下に説明する手支持部122)は親指の背側に、各々、ライナーまたはパッド材のようなクッション性のある表面120を含む。また、前記クッション性のある表面は、好ましくは、前記動的副子アセンブリのその他の構成要素から容易に取り外すことができるものである。そのような取り外し可能なクッション性表面について、図10〜16の動的副子アセンブリを参照して詳細に説明する。
手支持部
図1〜5に図示されている前記動的副子アセンブリ100は、手支持部122も含む。前記手支持部122は、たとえば金属またはプラスチックの平板など、柔軟な弾性材料で作られており、手指の屈曲に対応して最初の全体に平面の構成から屈曲した構成に曲がるものであり、そのようになることによって、手指を最初の全体に平面の構成に戻すように付勢するまたは促す傾向がある。たとえば、予定される市販用実施形態で、前記手支持部122は、0.006インチ(0.152mm)〜0.010インチ(0.254mm)のゲージのバネ鋼をレーザー切断、水ジェット切断、または型打ちするプロセスによって製造される。また、特定の使用者用の前記手支持部122を、掌および手指すなわち第2指〜第5指の少なくとも実質的な部分の下に適合するサイズに作ることが意図される。
前記前腕支持部102および手支持部122は互いに重なり合い、連結されているので、前記動的副子アセンブリ100を使用者が正しく装着したときに、前記前腕支持部102および手支持部122の連結部は掌およびMCP関節の領域に近接する。前記手支持部122を前記前腕支持部102から取り外すことができるように前記連結を行うことができ、それにより、屈曲に対する抵抗が異なる別の手支持部を選択して前記前腕支持部102に取り付けることにより、異なる患者の必要性に応じることができる。たとえば、前記2つの部分102、122をインターロッキングチャネルまたはタブシステムで接合することにより、たとえばセラピストのような者が必要に応じて柔軟な前記手支持部122を容易に交換することができる。あるいは、溶接および永久接着剤のようなもので、前記手支持部122を前記前腕支持部に永久的に連結することもできる。前記動的副子アセンブリ100において、前記手支持部122は留め具(リベットおよび/または無頭釘)によって前記前腕支持部に連結される。
当業者には明らかなように、前記前腕支持部102は前記手支持部122に比べて比較的硬いが、ある程度の可鍛性を有している。前記前腕支持部102と異なり、前記手支持部122はバネ様の弾力性を有する。これにより、たとえばセラピストは、前腕に対して選択された屈曲および/または伸展の度合いで手首を全体に固定した位置に置くことができる。さらにこれにより、前記セラピストは、選択された度合いの掌の外転、内転、屈曲、伸展で固定位置に親指を置くことができる。
ストラップ
前記動的副子アセンブリ100は、前記前腕支持部102および前記手支持部122を前腕および手に各々固定するために用いられる複数のストラップを含む。具体的には、図1〜5に図示されている前記動的副子アセンブリ100は、様々な全長および幅の6つのストラップ124、126、128、130、132、133を含む。前記各ストラップは、好ましくは、前記ストラップを着脱自在に係止するためのフック・アンド・ループ材領域を少なくとも1つ、すなわち少なくとも1つのフック領域および少なくとも1つのループ領域を含む。各ストラップはそれ自体に、若しくは咬合フック・アンド・ループ材料を接着した前記前腕支持部または前記手支持部のような前記動的副子アセンブリの別の構成要素に着脱自在に係止することができる。
各々が前腕を巻付けるために十分な全長であるストラップ124、126を用いて、前記前腕支持部102を前腕に固定する。具体的には、ストラップ124を前記前腕支持部102の近位端部108で、前腕に接触した前記固定部材106をさらに固定するように前記固定部材106を覆うように前記前腕支持部102を巻付けると、前記動的副子アセンブリ100を前腕に適正に位置づけやすい。ストラップ126を前記固定部材106と前記手支持部122との間の領域で前腕に巻付け、前記前腕支持部102に巻付ける。
ストラップ128、130を用い、前記手支持部122を手の手指に固定する。ストラップ128は人差し指、中指、および薬指に巻付けるために十分な長さを有し、ストラップ130は小指に巻付けるために十分な長さを有する。したがって、ストラップ128を用いて人差し指、中指、および薬指(すなわち第2、3、4指)に巻付け、ストラップ130を用いて小指に巻付ける。
ストラップ128、130を用いて手指を固定し、前記ストラップ128、130を手指にさらに密着させるために、前記手支持部122は前記ストラップ128、130を受け入れるための切込みを含む。具体的には、前記手支持部122は、ストラップ128およびストラップ130を通すスロット134である切込みを含む。前記手支持部122は、さらに、その橈側に、人差し指、中指、および薬指にに巻付けられた前記ストラップ128を受容する側部切欠136である切込みを含む。同様に、前記手支持部122は、その尺側に、小指に巻付けられた前記ストラップ130を受容する側部切欠138である切込みを含む。前記スロット134および側部切欠136、138は、様々な長さの指に対応して前記ストラップ128、130を近位/遠位調整できるように各々十分な長さを有する。
意図するように用いた場合、ストラップ128は、好ましくは、前記手支持部122の掌側から出て前記スロット134を通過して上がり、薬指、中指、および人差し指の背側を、PIP関節に近い前記手指の基節骨の上でわたり、前記手支持部122の橈側の側部切欠136に巻付けられ、前記手支持部122の掌側に戻る。
同様に、意図するように用いた場合、ストラップ130は、好ましくは、前記手支持部122の掌側から出て前記スロット134を通過して上がり、小指の背側を、PIP関節に近い基節骨の上でわたり、前記手支持部122の尺側の側部切欠138に巻付けられ、前記手支持部122の掌側に戻る。
ストラップ128に加え、追加ストラップ(図示せず)を提供することにより、前記人差し指、中指、および薬指の固定を強めることができる。これに関し、前記スロット134および側部切欠136は、各々、さらに、前記追加ストラップをストラップ128と平行に用いるために十分な長さを有する。この場合、この追加ストラップは、好ましくは、前記手支持部122の掌側から出て前記スロット134を通過して上がり、前記薬指、中指、および人差し指の背側を、DIP関節に近い中節骨の上でわたり、前記手支持部122の橈側の側部切欠136に巻付けられ、前記手支持部122の掌側に戻る。
ストラップ132は、前記手支持部122を手の手掌部に固定するために用いられるものであり、前記手の手掌部および前記手背部をに巻付けるために十分な長さを有する。さらに、ストラップ132の使用を可能にし、且つ手により密着させるために、前記手支持部122は前記前腕支持部102とともに、前記ストラップ132を受け入れるための切込みを定める。具体的には、前記手支持部122および前腕支持部102の尺側にある側部切欠140である切込みによって、前記動的副子アセンブリ100の尺側に巻付けられる前記ストラップ132を受容する。前記手支持部122の橈側にありストラップ128を受け入れる前記側部切欠136は、前記動的副子アセンブリ100の橈側に巻付けられたストラップ132も受け入れる。意図するように用いた場合、ストラップ132は、好ましくは、手掌部に近接した前記手支持部122の掌側から、手指のMCP関節に近接した手背部に巻付けられ、手掌部に近接した前記手支持部122の掌側に戻る。
親指を巻付けるために十分な長さを有するストラップ133を用いて、親指を前記親指支持部110に固定する。さらに、ストラップ133の使用を可能にするために、前記親指支持部110は、前記親指支持部110の両端に、前記ストラップ133を受け入れるための切込みを持つ。具体的には、前記親指支持部110の尺側にある側部切欠142を有する切込みは前記尺側に巻付けられた前記ストラップ133を受容し、前記親指支持部110の橈側にある側部切欠133を有する切込みは前記橈側に巻付けられた前記ストラップ133を受容する。意図するように用いた場合、ストラップ133は、好ましくは、前記親指支持部110の掌側から出て、前記親指支持部110の尺側の側部切欠142に巻付けられ、親指の背側のIP関節に近い基節骨の上を超え、前記親指支持部110の橈側の側部切欠144に巻付けられ、前記親指支持部110の掌側に戻る。
前記ストラップの配置に関する前述の説明から理解されるように、前記ストラップの特定の配置および様々な指および関節に対するそれらの配置は、使用中に親指および手指が前記ストラップから引き出されないようにすることを意図している。加えて、前記ストラップの掌側(手に接触する面)は、好ましくは、親指および手指が前記ストラップから引き出されるのをさらに防ぐために、手指に接触するノンスリップ(高摩擦)面を含む。
本発明の予定されている市販用実施形態のストラップを図6A、6B、6C、および6Dに図示する。図6Aのストラップ146は前記前腕支持部を前腕に固定するためのストラップを表す(および図4のストラップ124および126を表す)。ストラップ146は、前記ストラップ146の表側150に接着されるフック・アンド・ループ材領域148を含み、その裏側に咬合フック・アンド・ループ材領域(図示せず)を含む。ストラップ146は、好ましくは、全長12.0インチ、幅1.75インチである。
図6Bのストラップ152は3つの手指(第2、3、4指)の集合を前記手支持部に固定するためのストラップを表す(および図4のストラップ128を表す)。ストラップ152は、表側156に接着されるフック・アンド・ループ材領域154を含み、その裏側に咬合フック・アンド・ループ材領域(図示せず)を含む。ストラップ152は、好ましくは、全長9.0インチ、幅1.0インチである。
図6Cのストラップ158は、手掌部および手背部を前記手支持部に固定するためのストラップを表す(および図4のストラップ132を表す)。ストラップ158は、表側162に接着されるフック・アンド・ループ材領域160を含み、その裏側に咬合フック・アンド・ループ材領域(図示せず)を含む。ストラップ158は、さらに、動的副子アセンブリのブランドを表す商標のような証を記述するための領域159を表側162に含む。ストラップ158は、好ましくは、全長9.0インチ、幅1.0インチである。
最後に、図6Dのストラップ164は、小指(第5指)を前記手支持部に固定するためのストラップおよび親指(第1指)を前記手支持部に固定するためのストラップの両方を表す(および図4のストラップ130、133を表す)。ストラップ164は、表側168に接着されるフック・アンド・ループ材領域166を含み、その裏側に咬合フック・アンド・ループ材領域(図示せず)を含む。ストラップ164は、好ましくは、全長5.5インチ、幅1.0インチである。
前記ストラップ146、152、158、164は各々、張力を有する柔軟な材料でありシリコンおよび/または熱可塑性ゴム(thermo plastic rubber:TPR)を有するが、好ましくはラテックスを含まない材料で形成される。前記ストラップ146、152、158、164は各々、さらに、各々の表側に形成、印刷、または接着された隆起山形紋170およびリブ172を含む。前記隆起山形紋170および隆起リブ172(特に後者)は、前記ストリップを引っ張るために有利なグリップ面を提供する。
動的副子アセンブリの使用
前記動的副子アセンブリ100の使用において、医療作業者は、たとえば、前記前腕支持部102を線104に沿って屈曲することによって前記前腕支持部102を望ましい形に整え、前記動的副子アセンブリ100を装着したときに、手首が前記前腕支持部102に対して望ましい配置で位置づけられるように手首に近接して配置する。前記前腕支持部102のこの屈曲は、さらに、前記手支持部122を前記前腕支持部102に対し最初の配置に位置決めする。各固定部材106は、さらに、前記前腕支持部102に対して上方に屈曲され、前記動的副子アセンブリ100を装着したときに前腕と接触する。次に、前記医療作業者は、前記親指支持部110を線114に沿って屈曲することにより、望ましい形に前記親指支持部110を整え、前記動的副子アセンブリ100を装着したときに前記前腕支持部102に対し親指が望ましい配置で位置づけられるように親指に近接して配置する。前記親指抑制部116を、さらに、前記親指支持部110に対し上方に線118に沿って屈曲することにより、さらに確実に、前記親指支持部110に接触して親指を正しく位置決めする。
次に、前記動的副子アセンブリ100を前腕および手掌側に前記ストラップ124、126、128、130、132、133で固定する。正しく固定された前記手支持部122は、手指が屈曲している間に下方に屈曲する。屈曲した手指を伸展する間、前記手支持部122は、好ましくは、前記最初の位置に戻り、前記最初の位置は、前記動的副子の元の位置づけおよび装着患者に特定の体位によって、伸展状態、非屈曲状態、または若干屈曲した状態である場合がある。図7〜9は、手支持部のこの屈曲動作を図示する。具体的には、図7は前腕支持部102に対する最初の位置に配置された手支持部122を図示し、図8は前記前腕支持部102に対する第2の中間屈曲位に配置された前記手支持部122を図示し、図9は前記前腕支持部102に対して第3の、さらに屈曲した位置に配置された前記手支持部122を図示する。
手指が屈曲している間、および手指が屈曲した状態の間、前記手支持部により手指を非屈曲状態にし、伸展させる逆の力が加わると、低負荷で長時間の伸長が行われると理解される。さらに、結果的に生じる逆の力は、前記手支持部の材料の弾性によって、前記手支持部の屈曲度が増すにつれて増加するのが好ましい。さらに、前記動的副子アセンブリ100を筋緊張亢進をきたす神経障害のある手に使用すると、前記結果的に生じる逆の力によって、手指は、前記動的副子アセンブリを装着していなければ不可能な実質的伸展位に達することができると理解される。前記動的副子アセンブリ100の使用によって、さらに、そのような手のリハビリテーションおよびセラピーが助長される。
したがって、本発明の好ましい実施形態の動的副子アセンブリは、好ましくは、前記神経障害のある手に使用するために設計される。これに関し、各動的副子アセンブリを、好ましくは、障害のある手首を異なる度合いの屈曲および/または伸展で保持するために使用し、患者特定の必要に応じ、手および手指は一般に伸展位、親指は掌の内転、外転、屈曲、および/または伸展の異なる度合いで保持される。理想的には、前記動的副子アセンブリは、前記障害のある手首および手を伸展位に位置づけ、長指屈筋、および短母指屈筋と内転筋を伸展位に促し、結果的に低負荷で長期持続するストレッチをもたらす。
さらに、手支持部を交換する機能(この機能は前記前腕支持部に取り外し可能に取り付けられた手支持部を有する動的副子アセンブリによって提供される)があるので、セラピーおよびリハビリテーションの進捗につれ、屈曲に対し段階的に増す手首による抵抗を適用することができる。さらに、異なる度合いの抵抗を持つ動的副子アセンブリを提供することによって、個人の手指および/または親指の軟組織短縮、痙直、および筋緊張亢進に適合する動的副子アセンブリが可能となる。
好ましい実施形態の層状構成要素
図10は、本発明の別の好ましい実施形態に従った動的副子アセンブリ200の分解図である。前記動的副子アセンブリ200の構成要素は、前腕支持部202および手支持部222を含み、各々は図1〜5の動的副子アセンブリ100の前腕支持部102および手支持部122と類似している。前記手支持部222は図11にも図示されており、前記前腕支持部202は図12にも図示されている。
前記動的副子アセンブリ200の構成要素は、トップライナー274およびボトムライナー276も含む。各ライナー274、276は、好ましくは、前記前腕支持部202(親指支持部210を含む)と前記手支持部222との組み合わせの形状に対応し、且つ合致する形状284(図14に示す)を含む。さらに、ライナー274はその背側にフック・アンド・ループ材領域を含み、ライナー276はその掌側にフック・アンド・ループ材領域を含む。これに関し、各フック・アンド・ループ材領域は、好ましくは、前記ライナー274、276の各々の面全体に対応する。
前記トップライナー274およびボトムライナー276は、異なる構成要素として活用される類似した部分である。ライナー274および276の双方は、スロット134と一致する開口部277を定める。前記トップライナー274は、さらに、前記親指支持部210の遠位領域に開口部280を有し、前記ボトムライナー276は、さらに、前記手支持部222の遠位領域に開口部278を有する。
前記動的副子アセンブリ200の構成要素は、パッド220(これも図14Bに図示)およびカバー286(これの平面形状288を図15に図示)も含む。前記パッド220は追加的パッドを提供し、手掌の弓部を保持するクッションの役割を果たす。追加的パッド(図示せず)を前記動的副子アセンブリ200に選択的に含めることができ、図のパッド221を用いて手指および親指の追加的緩衝支持を提供することができる。
前記カバー286は柔らかいパッド入り材料で作られるものであり、前記動的副子アセンブリ200の外部背側としての役割を果たす。前記カバー286の材料も、好ましくは、空気と水分を循環させ手の皮膚から逃がすことができる材料であり、厚さ約0.125インチである。別の構成において(図示せず)、前記カバーは、前記カバーと一体形成される圧縮成形パッドを含むことにより、別のパッドの必要を排除する。
予定されている市販用実施形態において、前記カバーは、現在連邦商標登録され市販されているBREATH−O−PRENE(商標)のような伸縮可能な合成布、およびLYCRA(商標)の名で連邦商標登録されDuPont社が製造しているような合成弾性繊維を有する。ネオプレンを用いてもよい。前記カバー286の掌側は、さらに、好ましくは、前記ライナー274、276の両面のフック・アンド・ループ領域と連動係合可能なフック・アンド・ループ材領域を含む。
前記動的副子アセンブリ200を装着中に1若しくはそれ以上の指を屈曲したときに手指、親指、または手が滑るのをさらに防ぐために、前記カバー286は、好ましくは、手の手指、親指に接触するように接着、スクリーン印刷、印刷、またはその他の方法で付着されたノンスリップ(高摩擦)材料を含む。そのような領域は、前記カバーにシルクスクリーン法で印刷された山形紋(図示せず)を含むことができる。
前記動的副子アセンブリ200の構成要素を組み合わせる場合、前記手支持部222を、好ましくは、前記前腕支持部202に無頭釘で連結する。次に、前記トップライナー274を前記組み合わされた支持部202、222の背側に、前記ボトムライナー276を前記組み合わされた支持部202、222の掌側に、前記組み合わされた支持部202、222の形状と各ライナーの形状が合致するように、(好ましくは接着剤で)接着する。さらに、前記各ライナー274、276の開口部277を、好ましくは、前記手支持部222のスロット234と合致させる。
次に、前記パッド220を前記トップライナー274上の前記組み合わされた支持部202、222の上に位置づけ、前記カバー286を前記トップライナー274の上に配置し、前記組み合わされた支持部202、222に巻付けられ、前記ボトムライナー276を係合する。そのようにすると、前記カバー286の掌側のフック・アンド・ループ材領域は、好ましくは、前記トップおよびボトムライナーのフック・アンド・ループ材領域を着脱自在に係合する。さらに、前記カバー286またはその部分を縫合することによって、付属品を前記手および前腕部にさらにしっかりと固定するポケットを作る。
前記カバー286は、前記動的副子アセンブリ200を装着中に前記パッド220が手掌の弓部を支持するように、前記トップライナー274と前記カバー286間の適正な位置に前記パッド220を維持するのを助ける。図16Aは組み立て後の動的手副子200を形成するために着脱自在に取り付けられる前記カバー286の上面平面図を示し、図16Bはその底面図を示し、図16Cはその透視底面図を示す。
前記カバー286はフック・アンド・ループ材領域間に咬合され前記トップおよびボトムライナー274、276に着脱自在に取り付けられるので、清浄または交換などメンテナンスのために前記カバー286を前記動的副子アセンブリ200から一時的に取り外すことができると理解される。さらに、これに関し、前記カバー286は、好ましくは、洗濯可能であり、且つ抗菌、抗カビ、および防臭剤で処置することができる。
発明の代替実施形態
前述の説明を読んだ当業者は、特定の修正および改良を考慮するであろう。理解すべきこととして、そのような修正および改良の全てを本明細書に明示してはいないが、それは正確さと読み易さをきたすためであって、それら修正および改良は全て本発明の範囲に含まれるものである。
たとえば、本発明の代替実施形態において、親指支持部310は、好ましくは図17に示すような別個の構成要素である遠位親指支持部312を含む。前記遠位親指支持部312は、図1〜5の動的副子アセンブリで手支持部122が前腕支持部102に固定されるのと類似の方法で近位親指支持部314に固定される。また、前記手支持部122と同様に、前記遠位親指支持部312は、好ましくは、たとえば金属またはプラスチックの平板など柔軟な弾性材料で作られており、親指の屈曲に対応して最初の全体に平面の構成から屈曲した構成に曲がるものであり、そのようになることによって、親指を最初の全体に平面の構成に戻すように付勢するまたは促す傾向がある。たとえば、予定される市販用実施形態で、前記遠位親指支持部312は、0.006インチ(0.1524mm)〜0.010インチ(0.254mm)のゲージのバネ鋼をレーザー切断、水ジェット切断、または型打ちするプロセスによって製造される。前記近位親指支持部314は、図1〜5の動的副子アセンブリ100の親指支持部110のように、可鍛性材料で作られる。この代替実施形態は、さらに、図1〜5の動的副子アセンブリ100の手支持部122が前腕支持部102に固定されるのと類似の方法で前記遠位親指支持部314に連結される親指抑制部316を含む。1−5.そのような代替動的副子アセンブリは、たとえば、筋緊張亢進のある親指のセラピーまたはリハビリテーションのための運動に有益であろう。
実際、本発明の別の代替実施形態に従った別の動的副子アセンブリは、親指だけがリハビリテーションおよびセラピーを必要とし、同様の処置を手指が必要としない場合のために、柔軟な弾性材料で作られた親指支持部のみを含むことができる。この場合、前記手支持部を、図1〜5の動的副子アセンブリ100の前腕支持部102と同様の柔軟な可鍛性材料で形成することができる。
本発明の1若しくはそれ以上の好ましい実施形態について、付随の図を参照して詳細に説明するが、前記図は動的副子アセンブリおよびその構成要素を例示することのみを目的とし、縮尺を正確に描くことを意図したものではない。
図1は、本発明の実施形態に従った右手用動的副子アセンブリの左側の立面図である。 図2は、図1の動的副子アセンブリの右側の立面図である。 図3は、図1の動的副子アセンブリ正面の上面透視図である。 図4は、図1の動的副子アセンブリ後部の背面透視図である。 図5は、図1の動的副子アセンブリの上面平面図である。 図6A〜6Dは、各々、予定されている本発明の市販用実施形態に従った動的副子アセンブリのストラップの上面平面図である。 図6A〜6Dは、各々、予定されている本発明の市販用実施形態に従った動的副子アセンブリのストラップの上面平面図である。 図6A〜6Dは、各々、予定されている本発明の市販用実施形態に従った動的副子アセンブリのストラップの上面平面図である。 図6A〜6Dは、各々、予定されている本発明の市販用実施形態に従った動的副子アセンブリのストラップの上面平面図である。 図7は、本発明の実施形態に従った右手用動的副子アセンブリの前腕支持部および手支持部の左側の立面図であり、前記手支持部は第1の伸展位に配置されている。 図8は、図7の前腕支持部および手支持部の左側の立面図であり、前記手支持部は、図7の第1の伸展位に対し第2の屈曲位に配置されている。 図9は、図7の前腕支持部および手支持部の左側の立面図であり、前記手支持部は、図8の第2の屈曲位に対し第3の屈曲位に配置されている。 図10は、本発明の実施形態に従った右手用動的副子アセンブリの分解図である。 図11は、図10の動的副子アセンブリの手支持部背側(手の手指の掌側と係合される)の平面図である 図12は、図10の動的副子アセンブリの前腕支持部背側(前腕の掌側と係合される)の平面図である。 図13は、図10の動的副子アセンブリのトップおよびボトムライナーの形状を図示する。 図14は、図10の動的副子アセンブリのパッドの上面平面図である。 図15は、図10の動的副子アセンブリの上面平面図である。 図16Aは、組み立てられた構成による図10の動的副子アセンブリの上面平面図である。 図16Bは、組み立てられた構成による図10の動的副子アセンブリの底面平面図である。 図16Cは、組み立てられた構成による図10の動的副子アセンブリ底面透視図である。 図17は、代替実施形態の動的副子アセンブリの前腕支持部背側(前腕の掌側と係合される)の平面図である。

Claims (65)

  1. 手用動的副子アセンブリであって、
    (a)前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、
    (b)前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部と
    を有し、
    (c)
    (i)前記手支持部は弾性材料を有し、前記弾性材料は、接触する手指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の手指を伸展させるものであり、
    (ii)前記前腕支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は、屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しないため、前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手首が選択的に配置されるものである
    手用動的副子アセンブリ。
  2. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部の弾性材料はバネ鋼またはプラスチックの薄板を有するものである。
  3. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、前記前腕支持部は可鍛性の鋼鉄またはプラスチックの薄板を有するものである。
  4. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は前記前腕支持部に永久的に連結されているものである。
  5. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部および前記前腕支持部は一体形成され、単一体を構成するものである。
  6. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は着脱自在に連結されているため、異なる弾性を有する材料を有する別の手支持部と容易に交換することが可能である。
  7. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、前記前腕支持部は、当該前腕支持部の端部の近位に位置し、且つ当該前腕支持部の対向する尺側および橈側にある突出部を有するものであり、それにより、各突出部は前記前腕支持部に対して選択的角度で屈曲し、前記前腕の前腕支持部における近位端部を安定させるものである。
  8. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、前記前腕支持部は、さらに、
    前記手の親指の長さ分の掌側に接触するよう構成されている親指支持部を有するものである。
  9. 請求項8記載の動的副子アセンブリにおいて、前記親指支持部は、屈曲に対抗して継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有し、それにより、前記動的副子アセンブリを装着したときに、異なる度合いの親指の反転、外転、内転、屈曲、および伸展における複数の固定位置のうちの1つに親指を選択的に配置することができるものである。
  10. 請求項8記載の動的副子アセンブリにおいて、前記親指支持部は弾性材料を有し、前記弾性材料は、接触する親指が屈曲する間に生じるなど屈曲に応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の親指を伸展させるものである。
  11. 請求項8記載の動的副子アセンブリにおいて、前記親指支持部は、当該親指支持部の遠位端部から突出する親指抑制部を有し、この前記親指抑制部は当該親指支持部に対する親指の屈曲および内転動作を阻止するよう構成されているものである。
  12. 請求項1記載の動的副子アセンブリにおいて、この動的副子アセンブリは、さらに、
    前記連結された前腕支持部を前腕に固定、及び前記手支持部を手に固定するための複数のストラップを有するものである。
  13. 請求項12記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は、前記ストラップのうちの2つが同時に貫通するのに十分な長さを有するスロットを画成するものである。
  14. 請求項12記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は、前記ストラップのうちの3つが同時に貫通するのに十分な長さを有するスロットを画成するものである。
  15. 請求項14記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は、前記動的副子アセンブリが装着されたときに、前記スロットが小指の橈側および薬指の尺側の近接部から延長するように構成されているものである。
  16. 請求項12記載の動的副子アセンブリにおいて、前記ストラップのうちの少なくとも1つは、手および手指の皮膚と摩擦接触するための滑り止め材をその掌側に有するものである。
  17. 請求項12記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は、その尺側に沿って側部切欠きを画成することにより、前記ストラップのうちの1つが前記手支持部の尺側に巻付けられた際に当該ストラップを受容および保持し、前記ストラップは手の小指に巻付けられるよう構成されているものである。
  18. 請求項12の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は、その橈側に沿って側部切欠を画成することにより、前記ストラップのうちの少なくとも1つが前記手支持部の橈側に巻付けられた際に当該ストラップを受容および保持し、前記ストラップは手の人差し指に巻付けられるよう構成されているものである。
  19. 請求項12記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部および前記前腕支持部は、連結された場合その尺側に沿って側部切欠を画成するものであり、それにより、前記ストラップのうちの1つが前記手支持部の尺側に巻付けられた際に当該ストラップを受容および保持し、前記ストラップは手掌部および手背部に巻付けられるよう構成されているものである。
  20. 請求項12記載の動的副子アセンブリにおいて、前記前腕支持部は、さらに、
    手の親指の長さ分の掌側に接触するよう構成されている親指支持部を有し、前記親指支持部は、前記親指支持部の対向する側に沿って側部切欠を画成するものであり、それにより、前記ストラップのうちの1つが前記親指支持部の尺側および橈側に巻付けられた際に前記ストラップを受容および保持し、前記ストラップは前記手の親指に巻付けられるよう構成されているものである。
  21. 手用動的副子アセンブリであって、
    (a)前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、
    (b)前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部と
    を有し、
    (c)
    (i)前記前腕支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は、屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しないため、前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手首が選択的に配置されるものであり、
    (ii)前記前腕支持部は、さらに、手の親指の長さ分の掌側に接触するよう構成されている親指支持部を有し、この親指支持部は弾性材料を有するものであり、前記弾性材料は、接触する親指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の親指を伸展させるものである
    手用動的副子アセンブリ。
  22. 請求項21記載の動的副子アセンブリにおいて、前記親指支持部は近位親指支持部に連結された遠位親指支持部を有し、この遠位親指支持部は前記弾性材料を有するものであり、前記弾性材料は、接触する親指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じて、そのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の親指を伸展させるものであり、前記近位親指支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しないため、前記親指の基節骨は複数の固定位置のうちの1つに選択的に配置されるものである。
  23. 請求項22記載の動的副子アセンブリにおいて、前記親指支持部は、さらに、
    前記遠位親指支持部に連結された親指抑制部を有し、この親指抑制部は、屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有するものである。
  24. 請求項21記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は、屈曲に応じて当該屈曲に対抗するする継続的な復元力を生成しないため、前記動的副子アセンブリを装着したときに、手掌に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手指が選択的に配置されるものである。
  25. 請求項21記載の動的副子アセンブリにおいて、前記親指支持部は、当該親指支持部の遠位端部から突出する親指抑制部を有し、この親指抑制部は当該親指支持部に対する親指の屈曲および内転動作を阻止するよう構成されているものである。
  26. 請求項21記載の動的副子アセンブリにおいて、前記手支持部は弾性材料を有し、前記弾性材料は、接触する手指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の手指を伸展させるものである。
  27. 請求項26記載の動的副子アセンブリにおいて、前記親指支持部は、当該親指支持部の遠位端部から突出する親指抑制部を有し、この親指抑制部は当該親指支持部に対する親指の屈曲および内転動作を阻止するよう構成され、且つ屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有するものである。
  28. 手用動的副子アセンブリを装着するための方法であって、
    (a)動的副子アセンブリを提供する工程であり、
    (i)前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、
    (ii)前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部と
    を有し、
    (iii)
    (A)前記手支持部は弾性材料を有し、前記弾性材料は、接触する手指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成し、それにより、接触する屈曲状態の手指を伸展させるものであり、
    (B)前記前腕支持部は可鍛性材料を有し、この可鍛性材料は、屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しないため、前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つに手首が選択的に配置されるものである
    動的副子アセンブリを提供する工程と、
    (b)前記動的副子アセンブリを装着したときに、前腕に対して異なる屈曲度および伸展度を有する複数の固定位置のうちの1つから選択された位置に手首を配置するための前記前腕支持部を屈曲させる工程と、
    (c)前記前腕支持部を前腕の掌側に接触させ、且つ前記前腕支持部が当該前腕支持部に対して選択された屈曲および伸展を有する固定位置に配置された手首まで延出するよう前記前腕支持部を位置決めする工程と、
    (d)前記手支持部が少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触し、且つ前記接触する手指が屈曲する間に継続的な復元力を生成し、それにより、前記接触する屈曲状態の手指を伸展させるよう前記手支持部を位置決めする工程と、
    (e)前記前腕に前記前腕支持部をストラップで固定する工程と、
    (f)前記手に前記手支持部をストラップで固定する工程と
    を有する方法。
  29. 請求項28記載の方法において、前記手支持部は各手指の掌側面の下に延出し、且つ当該掌側面に接触するものである。
  30. 請求項28記載の方法において、前記手支持部は、前記手指の屈曲動作を許容し、且つ低負荷で長時間伸長を持続させることにより前記手指を伸展させるものである。
  31. 請求項28記載の方法において、前記前腕に前腕支持部をストラップで固定する工程は、前記前腕支持部の尺側および橈側、さらに前記前腕巻付けるためにストラップを位置決めする工程を有するものである。
  32. 請求項31記載の方法において、前記ストラップは、さらに、
    前記前腕支持部の尺側および橈側の各々に配置された固定部材の上方に延長しているものである。
  33. 請求項28記載の方法において、前記手に前記手支持部をストラップで固定する工程は、小指の橈側および薬指の尺側の近接部から延長し、さらに小指を超えて前記手支持部の尺側に巻付けられたストラップが前記手支持部に形成されたスロットを貫通するように位置決めする工程を有するものである。
  34. 請求項33記載の方法において、前記手支持部の尺側に巻付けられたストラップは、さらに、
    小指の尺側に近接する前記手支持部の尺側の側部切欠内で受容および保持されるものである。
  35. 請求項28記載の方法において、前記手に前記手支持部をストラップで固定する工程は、小指の橈側および薬指の尺側の近接部から延長し、さらに人差し指、中指、および薬指を超えて前記手支持部の橈側に巻付けられたストラップが前記手支持部に形成されたスロットを貫通するように位置決めする工程を有するものである。
  36. 請求項35記載の方法において、前記手支持部の橈側に巻付けられた前記ストラップは、さらに、
    前記人差し指の橈側に近接する前記手支持部の橈側の側部切欠内で受容および保持されるものである。
  37. 請求項35記載の方法において、前記手に前記手支持部をストラップで固定する工程は、ストラップが前記手支持部に形成されたスロットを貫通し、小指を超えて延長し、前記手支持部の尺側に巻付けられることによって、少なくとも2つのストラップが前記スロットを貫通するように当該ストラップを位置決めする工程を有するものである。
  38. 請求項35記載の方法において、前記手支持部の橈側に巻付けられた前記ストラップは、人差し指、中指、および薬指の各々のPIP関節に近接する基節骨に接触するものである。
  39. 請求項38記載の方法において、前記手に前記手支持部をストラップで固定する工程は、追加ストラップが前記手支持部に形成されたスロットを貫通し、人差し指、中指、および薬指を超えて延長し、前記手支持部の橈側に巻付けられることによって、少なくとも2つのストラップが前記スロットを貫通するように当該ストラップを位置決めする工程を有するものである。
  40. 請求項39記載の方法において、前記手支持部の橈側に巻付けられた前記追加ストラップは、前記人差し指、中指、および薬指の各々の中節骨に接触するものである。
  41. 請求項39記載の方法において、前記手支持部の橈側に巻付けられた前記追加ストラップは、さらに、
    前記手支持部の橈側の側部切欠内で受容および保持されるものである。
  42. 請求項39記載の方法において、前記手に前記手支持部をストラップで固定する工程は、ストラップが前記手支持部に形成されたスロットを貫通し、小指を超えて延長し、前記手支持部の尺側に巻付けられることによって、少なくとも3つのストラップが前記スロットを貫通するようにストラップを位置決めする工程を有するものである。
  43. 請求項28記載の方法において、前記手に前記手支持部をストラップで固定する工程は、ストラップが前記手支持部の橈側に巻付けられ、前記手のMCP関節に近接する手背部を超えて延長し、前記手支持部の尺側に巻付けられるよう位置決めする工程を有する。
  44. 請求項43記載の方法において、前記手支持部の尺側に巻付けられたストラップは、さらに、
    前記手支持部の尺側と、前記手支持部と前記前腕支持部との間の連結部に近接する前記前腕支持部の尺側とによって画成される側部切欠内で受容および保持されるものである。
  45. 請求項28記載の方法において、前記前腕支持部は、手の親指の掌側に接触するよう構成されている親指支持部を有し、この方法は、さらに、
    ストラップが前記親指支持部の尺側および橈側に巻付けられ、前記親指を超えて延長するよう位置決めすることによって、前記親指に前記親指支持部を固定する工程を有するものである。
  46. 請求項45記載の方法において、前記親指を超えて延長するストラップは、当該親指のIP関節に近接する基節骨を超えて延長するものである。
  47. 請求項45記載の方法において、前記親指を超えて延長するストラップは、さらに、
    前記親指支持部の尺側にある切欠、および前記親指支持部の橈側にある切欠内で受容および保持されるものである。
  48. 請求項47記載の方法おいて、この方法は、さらに、
    前記親指支持部の遠位端部から突出する親指抑制部を、前記親指を制止する位置に屈曲することによって、前記親指支持部に対する前記親指の屈曲および内転を抑制する工程を有するものである。
  49. 手用動的副子アセンブリであって、
    (a)前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部であって、屈曲に応じて当該屈曲に対抗する継続的な復元力を生成しない可鍛性材料を有するものである、前記前腕支持部と、
    (b)前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部であって、接触する指が屈曲する間に生じる屈曲などに応じてそのような屈曲に対抗する継続的な復元力を生成する弾性材料を有することにより、接触する屈曲中の手指を伸展させるものである、前記手支持部と、
    (c)背側にフック・アンド・ループ(hook−and−loop)材の領域を含むトップライナーと、
    (d)掌側にフック・アンド・ループ材の領域を含むボトムライナーと、
    (e)柔軟なパッド材を有するカバーであって、前記動的副子アセンブリの外背側面としての機能を果たし、当該掌側面に前記トップライナーおよびボトムライナーのフック・アンド・ループ材の領域と連動係合可能なフック・アンド・ループ材の領域を含むものである、前記カバーと
    を有し、
    (f)
    (i)前記トップライナーの掌側面は、連結された手支持部および前腕支持部の背側面に取り付けられ、
    (ii)前記ボトムライナーの背側面は、連結された手支持部と前腕支持部の掌側面に取り付けられ、
    (iii)前記カバーの掌側面は、前記連結された手支持部および前腕支持部を覆う形で前記フック・アンド・ループ係合によって前記トップライナーの背側面に着脱自在に取り付けられ、前記手および前腕支持部の側面に巻付けられ、さらにフック・アンド・ループ係合によって前記ボトムライナーの掌側面に着脱自在に取り付けられるものである
    手用動的副子アセンブリ。
  50. 請求項49記載の動的副子アセンブリにおいて、前記カバーの材料は、空気および水分を循環させ、前記手から空気および水分を放出することができる材料である。
  51. 請求項49記載の動的副子アセンブリおいて、この動的副子アセンブリは、さらに、
    前記手支持部と前記カバーとの間に延出し、手掌弓の支持を維持するよう構成されているパッドを有するものである。
  52. 請求項51記載の動的副子アセンブリおいて、この動的副子アセンブリは、さらに、
    前記手支持部と前記カバーとの間に延出し、手指を緩衝支持するよう構成されているパッドを有するものである。
  53. 請求項51記載の動的副子アセンブリおいて、この動的副子アセンブリは、さらに、
    前記手支持部と前記カバーとの間に延出し、親指を緩衝支持するよう構成されているパッドを有するものである。
  54. 請求項49記載の動的副子アセンブリにおいて、前記トップライナーおよびボトムライナーは各々、前記前腕支持部および前記手支持部を組み合わせた形状に対応し、且つ合致する形状を有するものである。
  55. 請求項49記載の動的副子アセンブリにおいて、前記トップライナーのフック・アンド・ループ材の領域は、当該トップライナーの背側面全体に実質的に対応するものである。
  56. 請求項49記載の動的副子アセンブリにおいて、前記ボトムライナーのフック・アンド・ループ材の領域は、当該ボトムライナーの掌側面全体に実質的に対応するものである。
  57. 請求項49記載の動的副子アセンブリにおいて、前記カバー、前記トップライナー、前記手支持部、および前記ボトムライナーは各々、開口部を画成し、これらの開口部は互いに合致して前記動的副子アセンブリのスロットを画成し、ストラップはこのスロットを貫通するものである。
  58. 請求項57記載の動的副子アセンブリにおいて、この動的副子アセンブリに画成された前記スロットは、小指の橈側および薬指の尺側に近接して延長するよう構成され、それにより、前記スロットを貫通するストラップは前記薬指と前記小指を隔てるものである。
  59. 請求項58記載の動的副子アセンブリにおいて、この動的副子アセンブリに画成された前記スロットは、2つのストラップが貫通できるよう構成されているものである。
  60. 請求項59記載の動的副子アセンブリにおいて、この動的副子アセンブリに画成された前記スロットは、3つのストラップが貫通できるよう構成されているものである。
  61. 請求項49記載の動的副子アセンブリにおいて、前記カバーは滑り止め材を有し、この滑り止め材は、手指、親指、および手の掌側面との摩擦接触を増加させるために前記カバーの背側面の領域に接着、スクリーン印刷、印刷、またはその他の方法で付着されるものである。
  62. 請求項49記載の動的副子アセンブリにおいて、前記カバーは、圧縮成形パッドを含むものである。
  63. 手用副子アセンブリであって、
    (a)前腕の掌側に接触し、且つ手首まで延出するよう構成されている前腕支持部と、
    (b)前記前腕支持部の端部に連結され、且つ当該端部から延出し、少なくとも1手指の長さ分の掌側を含む手掌側に接触するよう構成されている手支持部と、
    (c)前記手支持部を手に固定するための第1のストラップであって、当該第1のストラップは前記手支持部によって画成されたスロットを貫通するよう位置決めされ、前記スロットは小指の橈側の長さおよび薬指の尺側の長さに近似した長さに構成され、且つ前記小指を超えて延長し、前記手支持部の尺側に巻付けられるよう構成されているものである、前記第1のストラップと、
    (d)前記手支持部を手に固定するための第2のストラップであって、前記第1のストラップとともに、前記手支持部によって画成された前記スロットを貫通するよう位置決めされ、薬指、中指、および人差し指を超えて延長し、前記手支持部の橈側に巻付けられるよう構成されているものである、前記第2のストラップと
    を有する手用副子アセンブリ。
  64. 請求項63記載の副子アセンブリにおいて、この副子アセンブリは、さらに、
    前記手支持部を手に固定するための第3のストラップを有し、この第2のストラップは前記第1および第2のストラップとともに、前記手支持部によって画成されたスロットを貫通するよう位置決めされ、前記第2のストラップは、薬指、中指、および人差し指を超えて延長し、前記手支持部の橈側に巻付けられるよう構成されているものである。
  65. 請求項63記載の副子アセンブリにおいて、前記手支持部はその尺側に前記第1のストラップを受容および保持する側部切欠を画成し、且つ、その橈側に前記第2のストラップを受容および保持する側部切欠を画成するものである。
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