JP2018186509A - 画像表示装置、画像表示システム、画像表示方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザの操作に基づいて、仮想視点の位置を変更して合成画像を表示する。これにより、ユーザの望む視点から容易に被写体を表示できる。
【選択図】図1
Description
ても、車両の盗難に繋がる事前現象が発生したことを認識でき、速やかに車両周辺の様子
を画面で確認できる。
<1−1.概要>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像表示システム1の概要を示す。画像表示システ
ム1は、車両2に備えた画像取得装置3が車両2に配置されたカメラ4(4F、4B、4
L、4R)から取得した車両2周辺の画像を、車両2から遠隔に所在するユーザの有する
携帯端末8に表示させるシステムである。
置される。監視センサは、不審者SIが車両2への異常に接近した場合や、車両2に対し
て物理的な危害を加えた場合に作動し、セキュリティ装置5は監視センサが作動した旨を
ユーザに通知する。セキュリティ装置5から通知を受けたユーザは、画像取得装置3に画
像の送信を要求し、携帯端末8に車両2周辺の画像を表示させる。この際、ユーザは、画
像の表示される範囲を自在に変更し、所望する角度から車両2周辺の状況を参照する。
ーザは、携帯端末8のタッチパネル83aを操作することにより、画像の表示範囲を変え
、危惧する個所を詳細に点検できる。ユーザは、車両2周辺の画像を参照し、必要に応じ
て遠隔から車両2のアラームを作動させたり、また警備会社へ通報できる。このような画
像表示システム1を用いることにより、ユーザは車両2から遠隔に所在した場合であって
も、自らの所有する車両2を常時安全に維持できる。
次に、画像表示システム1に利用される車両2の備える各装置の構成について説明する
。図3は、車両2の備える各装置の構成を示す。車両2は、画像取得装置3、カメラ4、
セキュリティ装置5、及び警報器6を備える。
データを携帯端末8へ送信する電子制御装置である。画像取得装置3は、制御部31、通
信部32、記憶部33を備える。
御部31は、画像取得装置3が備える他の構成と接続され、装置全体を制御する。制御部
31は、要求受信部31a、カメラ制御部31b、画像取得部31c、画像送信部31d
、及び盗難防止部31eを備える。
始すべき要求信号を受信する。
と、カメラ4に作動信号を送信し、カメラ4に撮影を開始させる。
タを制御部31で処理可能な形式に変換する。
2を介して携帯端末8へ送信する。
により、車両2が盗難されるのを防止する。なお、盗難防止部31eは、警報器6に警報
を行わせると共に、エンジン制御装置(図示せず)を制御し、エンジンが作動しないよう
にしてもよい。また、通信部32を介して警備会社へ通報してもよい。要するに、盗難防
止部31eは、車両2に備わる機器を利用し、車両2の盗難が防止されるよう機能すれば
よい。
8と情報通信を行う。例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave
Access)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信技術を利用した情報通信である
。
rasable Programmable Read-Only memory)や、フラッシュメモリ、磁気ディスクを備え
たハードディスクドライブ等の不揮発性の記憶媒体である。また、記憶部33は、プログ
ラム33aを記憶している。
御するために実行されるファームウェアである。
イドカメラ4L、及び、右サイドカメラ4Rを含む。各カメラ(4F、4B、4L、4R
)は、レンズと撮像素子とを備え、車両2の異なる位置に配置される。
の光軸が向けられる方向とを示す。フロントカメラ4Fは、車両2前端に設置され、光軸
4Faが車両2の直進方向に向けられる。リアカメラ4Bは、車両2後端に設置され、光
軸4Baが車両2の直進方向と反対の方向、すなわち後進方向に向けられる。左サイドカ
メラ4Lは、左側のサイドミラーMLに設置され、光軸4Laが車両2の左方向(直進方
向に対する直交方向)に向けられる。また、右サイドカメラ4Rは、右側のサイドミラー
MRに設置され、その光軸4Raが車両2の右方向(直進方向に対する直交方向)に向け
られる。
、撮影画像を電子的に取得する。また、カメラ4の備えるレンズは、標準的なレンズより
も焦点距離が比較的短く、180度以上の画角θを有する。このため、4つのカメラ4を
用いることで、車両2の全周囲を撮影できる。
繋がる事前現象を検出し、車両2のユーザの所持する携帯端末8へ盗難の恐れが発生した
旨を電子メールで通知する装置である。セキュリティ装置5は、監視センサ5a及びメー
ル通知部5bを備える。
センサである。例えば、車両2に発生した振動を検出する振動センサや、車両2のガラス
の破壊を検出するガラス割れセンサ、ジャッキやクレーンによる車両2の傾きを検出する
傾斜センサ、車両2内への侵入者を検出する侵入センサ等である。
れが発生した旨をユーザへ通知する。具体的には、メール通知部5bは、盗難の恐れが発
生した旨を内容とする電子メールを生成し、ユーザの携帯する携帯端末8へ電子メールを
送信する。なお、電子メールを利用した文字情報でなく、音声情報で通知してもよい。こ
の場合、携帯端末8で音声情報を読み上げればよい。また、メール通知部5bは、セキュ
リティ装置5に複数の監視センサが備わる場合は、いずれの監視センサが盗難に繋がる事
前現象を検出したのかを電子メールに含めるのが好ましい。ユーザが車両2の状況を把握
し易くするためである。
ーンである。なお、警報器6は、音声を発するもののほか、光を発するものでもよい。例
えば、警告灯や車両2に備わるライトである。要するに、周囲に注意を喚起し、警告を行
うものであればよい。
や情報ネットワークと接続する機能等を備える情報端末である。例えば、携帯電話やスマ
ートフォンである。図5は、携帯端末8の構成を示す。携帯端末8は、制御部81、通信
部82、ディスプレイ83、及び記憶部84を備える。
御部81は、携帯端末8が備える他の構成と接続され、端末全体を制御する。制御部81
の備える各機能は後述する。
装置3及びセキュリティ装置5と情報通信を行う。例えば、WiMAX(Worldwide Inte
roperability for Microwave Access)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信技
術を利用した情報通信である。
する。例えば、液晶ディスプレイや、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等の
表示装置である。ディスプレイ83は、タッチパネル83aを備える。
感知し、感知した位置情報を制御部81へ送信する。
rasable Programmable Read-Only memory)や、フラッシュメモリ、磁気ディスクを備え
たハードディスクドライブ等の不揮発性の記憶媒体である。また、記憶部84は、車体画
像データ84a及びプログラム84bを記憶している。
aは、車両2を外部のあらゆる角度からみた場合の画像データを含む。なお、車体画像デ
ータ84aは、予め携帯端末8に記憶せず、画像取得装置3を車両2に取り付け後、ネッ
トワーク7を介して外部サーバから取得してもよい。この場合、画像取得装置3を取り付
けた車両2の外観に合致する車体画像データ84aを取得できる。ユーザは、携帯端末8
から外部サーバへ車両2の車種名等を送信し、車体画像データ84aを要求すればよい。
るために実行されるファームウェアである。
生成部81b、表示制御部81c、及び操作検出部81dを備える。
像データを制御部81で処理可能な形式に変換する。すなわち、画像取得部81aは、複
数のカメラ4で被写体をそれぞれ撮影した複数の画像を取得する
画像生成部81bは、カメラ4で取得された複数の撮影画像を合成し、仮想視点からみ
た車両2周辺の様子を示す周辺画像を生成する。仮想視点は、車両2外部の位置から車両
2を俯瞰する視点である。また、画像生成部81bは、仮想視点からみえる車両2を示す
車体画像を周辺画像に重畳する。なお、画像生成部81bによる周辺画像の生成手法及び
仮想視点の設定手法は後述する。
示制御部81cは、タッチパネル83aに入力されるタッチ位置に基づき、ディスプレイ
83に表示する画像等を変化させる。
は、操作検出部81dは、タッチパネル83aから送信されるタッチ位置情報により、ユ
ーザの指先がタッチパネル83aに接触後、タッチパネル83a上のどの方向へ移動して
いるかを検出する。
3aに接触させたままスライドさせる、いわゆるフリック操作である。また、2本の指先
をタッチパネル83aに接触させたまま指先と指先の間隔を縮める、いわゆるピンチイン
操作である。また、2本の指先をタッチパネル83aに接触させたまま指先と指先の間隔
を広げる、いわゆるピンチアウト操作である。
。通知部81eが送信する信号は、例えば、画像取得装置に対して画像データの送信を要
求する信号等である。
次に、画像生成部81bが、車両2の周辺領域を示す周辺画像AP、及び周辺画像AP
に車体画像10を重畳した合成画像CPを生成する手法を説明する。図6は、画像生成部
81bが周辺画像APを生成する手法を示す。
ラ4Rの各々が車両2周辺を撮影すると、車両2の前方、後方、左側方、及び右側方を各
々示す4つの画像AP(F)、AP(B)、AP(L)、AP(R)が取得される。これ
ら4つの画像は、車両2の全周囲を示す画像データを含む。
R)に含まれるデータ(各画素の値)を、仮想的な三次元空間における立体曲面である投
影面TSに投影する。投影面TSは、例えば、略半球状(お椀形状)である。この投影面
TSの中心部(お椀の底部分)は、車両2の存在位置である。また、投影面TSの中心部
以外の部分は、画像AP(F)、AP(B)、AP(L)、AP(R)のいずれかと対応
付けられる。
B)、AP(L)、AP(R)を投影する。画像生成部81bは、投影面TSにおける車
両2前方に相当する領域にフロントカメラ4Fの画像AP(F)を投影し、車両2後方に
相当する領域にリアカメラ4Bの画像AP(B)を投影する。さらに、画像生成部81b
は、投影面TSにおける車両2左側方に相当する領域に左サイドカメラ4Lの画像AP(
L)を投影し、車両2右側方に相当する領域に右サイドカメラ4Rの画像AP(R)を投
影する。これにより、車両2全周囲の領域を示す周辺画像APが生成される。
向に向けた仮想視点VPを設定する。そして、投影面TSのうち、設定した仮想視点VP
からみた視野角に含まれる領域に投影された画像データを切り出す。切り出した画像デー
タにより、仮想視点VPからみた車両2周辺の領域を示す周辺画像APが生成される。
た車両2の車体画像10を生成する。そして、仮想視点VPからみた車両2周辺の領域を
示す周辺画像APに車体画像10を合成し、合成画像CPを生成する。
を設定した場合、周辺画像AP(F)、AP(B)、AP(L)、AP(R)及び車体画
像10を用いて、車両2及び車両2の周辺領域を俯瞰する合成画像CPtを生成する。合
成画像CPtは、車両2を直上から見下ろしたような画像であり、車両2周囲の領域を示
す。
向きとした仮想視点VPbを設定した場合、周辺画像AP(B)、AP(L)、AP(R
)及び車体画像10を用いて、車両2及び車両2の周辺領域を俯瞰する合成画像CPbを
生成する。合成画像CPbは、車両2を前方上方から後方を見下ろしたような画像であり
、車両2後方の領域を示す。
2の前方下向きとした仮想視点VPlを設定した場合、周辺画像AP(F)、AP(L)
、AP(R)及び車体画像10を用いて、車両2及び車両2の周辺領域を俯瞰する合成画
像CPlを生成する。合成画像CPlは、車両2を左斜め後方かつ上方から前方を見下ろ
したような画像であり、車両2左側の領域を示す。
次に、画像生成部81bが、仮想視点VPを設定する手法を詳細に説明する。図7ない
し図12は、画像生成部81bが、仮想視点VPを設定する手法を示す。なお、各図にお
いて、3次元のXYZ直交座標系ccを用い、適宜方向及び向きを示す。直交座標系cc
の各座標軸は、車両2に対して相対的に固定される。すなわち、X軸方向を車両2の左右
方向、Y軸方向を車両2の前後方向、Z軸方向を鉛直方向とする。また、+X側を車両2
の右方側、+Y側を車両2の前方側、+Z側を鉛直上側とする。したがって、−X側は車
両2の左方側、−Y側は車両2の後方側、−Z側は鉛直下側である。
想視点VPのうち基準となる5つの基準仮想視点VPa(VPat、VPaf、VPab
、VPal、VPar)を示す。
、VLr)、5つの移動中心点RC(RCt、RCf、RCb、RCl、RCr)、及び
5つの基準方向(VDt、VDf、VDb、VDtl、VDr)を含む。
前方(+Y側)に位置する。基準位置VLbは、車両2の直上のやや後方(−Y側)に位
置する。基準位置VLlは、車両2の左斜め後方(−Y側かつ−X側)に位置する。基準
位置VLrは、車両2の右斜め後方(+X側かつ−Y側)に位置する。各基準位置VLの
高さ(+Z側)は、車両2の接する接地面GRから同一の高さである。例えば、車高の2
倍の高さである。
方向VDを説明する図である。移動中心点RCは、仮想視点VPが移動する際の中心とな
る基準点である。したがって、仮想視点VPの視点位置が移動しても、視点方向は常に移
動中心点RCを向く。移動中心点RCを用いた仮想視点VP視点位置を移動させる手法は
後述する。
、車両2の中心に位置する。移動中心点RCfは、車両2の左右中心、かつ車両2の前端
やや前方(+Y側)に位置する。移動中心点RCbは、車両2の左右中心、かつ車両2の
後端やや後方(−Y側)に位置する。移動中心点RClは、車両2の前後中心、かつ車両
2のやや左外側(−X側)に位置する。移動中心点RCrは、車両2の前後中心、かつ車
両2のやや右外側(+X側)に位置する。各移動中心点RCの高さ(+Z側)は、車両2
に着座したユーザの目線の高さhである。
準方向VDfは、基準位置VLfから移動中心点RCfの方向(−Z側かつ+Y側)を向
く。基準方向VDbは、基準位置VLbから移動中心点RCbの方向(−Z側かつ−Y側
)を向く。基準方向VDlは、基準位置VLlから移動中心点RClの方向(−Z側かつ
+Y側)を向く。基準方向VDrは、基準位置VLrから移動中心点RCrの方向(−Z
側かつ+Y側)を向く。
た、基準仮想視点VPatは、車両2を直上から俯瞰する視点(トップビュー)である。
基準仮想視点VPafは、車両2を前方かつ上方から車両2前方を見る視点である(フロ
ントビュー)。基準仮想視点VPabは、車両2を後方かつ上方から車両2後方を見る視
点(バックビュー)である。基準仮想視点VPalは、車両2を左斜め後方かつ上方から
車両2の左側領域を見る視点(左サイドビュー)である。基準仮想視点VParは、車両
2を右斜め後方かつ上方から車両2の右側領域を見る視点(右サイドビュー)である。
基準仮想視点VPと対応付けられたタッチパネルボタンへのタッチ操作により選択される
。すなわち、合成画像CPがディスプレイに表示されている際、ユーザによりいずれかの
基準仮想視点VPaが選択されると、画像生成部81bは、かかる基準仮想視点VPaか
ら見た合成画像を生成する。これにより、ユーザは、仮想視点の位置を様々に変化させた
後、基準仮想視点VPに仮想視点を戻せなくなった場合でも、タッチパネルボタンへのタ
ッチ操作により容易に仮想視点を基準仮想視点VPに設定することができる。
れかの視点を予め設定される。この際、車両2を直上から俯瞰する基準仮想視点VPat
で合成画像CPを生成することが好ましい。車両2周辺の広い領域をユーザに提示でき、
初期表示として好適だからである。
、ユーザからディスプレイを見て左右方向(水平方向)に視点位置VLを移動させる手法
について、図9及び図10を参照して説明する。以下で説明する視点位置VLの移動は、
ユーザによるタッチパネルへの左右方向(水平方向)のフリック操作に対応して行われる
。
準位置VLlが移動する軌跡を示す。基準位置VLlは、移動中心点RClを中心に移動
軌跡OBlhを移動する。視点位置VLの移動は、移動中心点RClの位置を原点とする
車両2に相対的に固定される直交座標系cc(ワールド座標系)を基準とする。視点位置
VLlの移動する基準となる座標軸は、移動中心点RClの位置における直交座標系cc
のZ軸である。
視点VPalの基準位置VLlが移動する軌跡を示す。基準位置VLlは、移動中心点R
Clを中心に移動軌跡OBlhを移動する。視点位置VLlの移動する基準となる座標軸
は、移動中心点RCの位置における直交座標系ccのZ軸(AXl)である。
こに位置しても、視点位置VLlから移動中心点RClの方向を向く。したがって、基準
位置VLlが移動軌跡OBlh上を移動すると、ディスプレイ83を見みているユーザは
、画像が横方向に移動しているように見える。
ク操作を行った場合、VLlは、移動軌跡OBlh上を反時計回りに移動する。一方、ユ
ーザがタッチパネル83aに対し、右方向から左方向へ(水平方向)のフリック操作を行
った場合、VLlは、移動軌跡OBlh上を時計回りに移動する。これにより、ユーザの
フリック操作の方向と画像の移動する方向とが一致し、ユーザは直感的にタッチパネル操
作を行うことができる。
る手法について、図11及び図12を参照して説明する。以下で説明する視点位置VLの
移動は、ユーザによるタッチパネルへの上下方向(垂直方向)のフリック操作に対応して
行われる。
XYZ直交座標系VPcc(視点座標系)をさらに用い、適宜方向及び向きを示す。直交
座標系VPccの各座標軸は、仮想視点VPに対して相対的に固定される。すなわち、X
軸(VPx)方向を仮想視点VPの左右方向、Y軸(VPy)方向を仮想視点VPの前後
方向、Z軸(VPz)方向を仮想視点VPの垂直方向とする。また、+X側を仮想視点V
Pの右方側、+Y側を仮想視点VPの前方側、+Z側を仮想視点VPの垂直上側とする。
したがって、−X側は仮想視点VPの左方側、−Y側は仮想視点VPの後方側、−Z側は
垂直下側である。
基準位置VLlが移動する軌跡を示す。基準位置VLlは、移動中心点RClを中心に移
動軌跡OBlvを移動する。視点位置VLの移動は、移動中心点RClの位置を原点とす
る仮想視点VPに相対的に固定される直交座標系VPccを基準とする。視点位置VLl
の移動する基準となる座標軸は、移動中心点RClの位置における直交座標系VPccの
X軸(AXlv)である。
想視点VPalの基準位置VLlが移動する軌跡を示す。基準位置VLlは、移動中心点
RClを中心に移動軌跡OBlvを移動する。視点位置VLlの移動する基準となる座標
軸は、移動中心点RCの位置における直交座標系ccのX軸である。
どこに位置しても、視点位置VLlから移動中心点RClの方向を向く。したがって、基
準位置VLlが移動軌跡OBlv上を移動すると、ディスプレイ83を見みているユーザ
は、画像が上下方向に移動しているように見える。
基準位置VLlは、破線で示した移動軌跡OBlvを移動し、実線で示した移動軌跡OB
lxは移動しない。これにより、車両2を接地面下から見るという、通常起こり得ない視
点位置からの画像表示を防止できる。ユーザは違和感なく視点位置を移動ができる。
ク操作を行った場合、VLlは、移動軌跡OBlv上を時計回りに移動する。一方、ユー
ザがタッチパネル83aに対し、下方向から上方向へ(垂直方向)のフリック操作を行っ
た場合、VLlは、移動軌跡OBlv上を反時計回りに移動する。これにより、ユーザの
フリック操作の方向と画像の移動する方向とが一致し、ユーザは直感的にタッチパネル操
作を行うことができる。
次に、ディスプレイ83に表示される合成画像CPの例について、図13ないし図24
を参照して説明する。
ら車両2を見た合成画像CPt1が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像
CPt1は、車両2の周囲を示す周辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CP
t1は、ユーザが車両2の周囲を示すタッチパネルボタンTB13にタッチ操作した場合
、及び合成画像CPの初期表示の場合に表示される。合成画像CPt1を参照することで
、ユーザは車両2周囲の状況を一覧で確認することができる。
させて基準仮想視点VPatを設定し、設定された基準仮想視点VPatから車両2を見
た合成画像CPt2が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPt2は、
ユーザからディスプレイ83を見て、左方向に回転して表示された車両2の周囲を示す周
辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CPt2は、合成画像CPt1(図13
)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、左方向から右方向へ(水平方向)フ
リック操作FHが行われた場合に表示される。合成画像CPt2を参照することで、ユー
ザは車両2周囲の状況を合成画像CPt1とは異なる角度から確認できる。
移動させて基準仮想視点VPatを設定し、設定された基準仮想視点VPatから車両2
を見た合成画像CPt3が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPt3
は、車両2の前端直下を含めて表示される。合成画像CPt2は、合成画像CPt1(図
13)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、上方向から下方向へ(垂直方向
)フリック操作FVが行われた場合に表示される。合成画像CPt2を参照することで、
ユーザは車両2周囲の状況を前端直下を含めて確認できる。
ら車両2を見た合成画像CPf1が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像
CPf1は、車両2の前方を示す周辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CP
f1は、ユーザが車両2の前方を示すタッチパネルボタンTB16にタッチ操作した場合
に表示される。合成画像CPf1を参照することで、ユーザは車両2前方の状況を確認す
ることができる。
させて基準仮想視点VPafを設定し、設定された基準仮想視点VPafから車両2を見
た合成画像CPf2が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPf2は、
ユーザからディスプレイ83を見て、左方向に回転して表示された車両2の周囲を示す周
辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CPf2は、合成画像CPf1(図16
)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、左方向から右方向へ(水平方向)フ
リック操作FHが行われた場合に表示される。合成画像CPf2を参照することで、ユー
ザは車両2前方の状況を合成画像CPf1とは異なる角度から確認できる。
移動させて基準仮想視点VPafを設定し、設定された基準仮想視点VPafから車両2
を見た合成画像CPf3が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPf3
は、車両2の前方領域を合成画像CPf1より詳細に表示する。合成画像CPt3は、合
成画像CPf1(図16)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、上方向から
下方向へ(垂直方向)フリック操作FVが行われた場合に表示される。合成画像CPt3
を参照することで、ユーザは車両2前方の状況を詳細に確認できる。
ら車両2を見た合成画像CPb1が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像
CPb1は、車両2の後方を示す周辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CP
b1は、ユーザが車両2の後方を示すタッチパネルボタンTB19にタッチ操作した場合
に表示される。合成画像CPb1を参照することで、ユーザは車両2後方の状況を確認す
ることができる。
させて基準仮想視点VPabを設定し、設定された基準仮想視点VPabから車両2を見
た合成画像CPb2が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPb2は、
ユーザからディスプレイ83を見て、左方向に移動して表示された車両2の後方を示す周
辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CPb2は、合成画像CPb1(図19
)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、左方向から右方向へ(水平方向)フ
リック操作FHが行われた場合に表示される。合成画像CPb2を参照することで、ユー
ザは車両2後方の状況を合成画像CPb1とは異なる角度から確認できる。
移動させて基準仮想視点VPabを設定し、設定された基準仮想視点VPabから車両2
を見た合成画像CPb3が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPb3
は、車両2の後方領域を合成画像CPb1より詳細に表示する。合成画像CPb3は、合
成画像CPb1(図16)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、上方向から
下方向へ(垂直方向)フリック操作FVが行われた場合に表示される。合成画像CPb3
を参照することで、ユーザは車両2後方の状況を詳細に確認できる。
ら車両2を見た合成画像CPl1が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像
CPl1は、車両2の左方を示す周辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CP
l1は、ユーザが車両2の左方を示すタッチパネルボタンTB22にタッチ操作した場合
に表示される。合成画像CPl1を参照することで、ユーザは車両2左方の状況を確認す
ることができる。
させて基準仮想視点VPalを設定し、設定された基準仮想視点VPalから車両2を見
た合成画像CPb2が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPl2は、
ユーザからディスプレイ83を見て、左方向に移動して表示された車両2の左方を示す周
辺画像に加え車体画像10を表示する。合成画像CPl2は、合成画像CPl1(図22
)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、左方向から右方向へ(水平方向)フ
リック操作FHが行われた場合に表示される。合成画像CPl2を参照することで、ユー
ザは車両2左
方の状況を合成画像CPl1とは異なる角度から確認できる。
移動させて基準仮想視点VPalを設定し、設定された基準仮想視点VPalから車両2
を見た合成画像CPl3が、ディスプレイ83に表示された例である。合成画像CPl3
は、車両2の左方領域を合成画像CPl1より詳細に表示する。合成画像CPl3は、合
成画像CPl1(図22)が表示された状態で、タッチパネル83aに対し、上方向から
下方向へ(垂直方向)フリック操作FVが行われた場合に表示される。合成画像CPl3
を参照することで、ユーザは車両2左方の状況を詳細に確認できる。
2の左方を示す場合に対し、左右対照に操作及び制御を行えばよい。車両2の右方を示す
合成画像CPを参照することで、ユーザは車両2右方の状況を確認することができる。
次に、画像表示システム1の処理手順を図25及び図26を参照しつつ説明する。図2
5は、画像取得装置3、セキュリティ装置5、及び携帯端末8の処理手順を示す。図26
は、警報器6及び携帯端末8の処理手順を示す。本処理は、所定周期で繰り返し実行され
る。
テップS101)。
Yes)、メール通知部5bを制御し、ユーザの携帯端末8に対し、監視センサ5aが作
動した旨、すなわち車両2に盗難に繋がる事前現象が発生した旨を内容とする電子メール
を送信する(ステップS102)。なお、監視センサ5aが作動する場合とは、監視セン
サ5aが車両2に振動や傾斜の発生を検出した場合や、ガラスの破壊を検出した場合、車
両2内への侵入者を検出した場合等である。
S101でNo)、及びメール通知部5bが電子メールを送信した場合は、セキュリティ
装置5の処理は終了し、所定時間経過後に再度処理を開始する。
表示制御部81cがディスプレイ83に電子メールの内容を表示する(ステップS201
)。ユーザは、ディスプレイに表示された電子メールの内容を確認し、車両2の周辺画像
を表示させるか否か判断する。ユーザは、車両2の周辺画像を表示させることを希望する
場合は、タッチパネル83aの所定位置へタッチ操作を行えばよい。
所定位置へタッチ操作を行ったか否か判断する(ステップS202)。
所定位置へタッチ操作を行い、画像の表示を希望すると判断すると(ステップS202で
Yes)、通知部81eが、画像取得装置3へ画像の送信を要求する信号を送信する(ス
テップS203)。
いことを示す所定位置へタッチ操作を行った場合、すなわち画像の表示を希望しないと判
断すると(ステップS202でNo)、処理は終了する。ユーザが画像の表示を希望しな
い以上、処理を継続する必要はないからである。
すると、カメラ制御部31bが、カメラ4(4F、4B、4L、4R)を制御し、撮影を
開始させる(ステップS301)。
すると、画像送信部31dは、通信部32を介し、画像データを携帯端末8へ送信する(
ステップS302)。
と、画像生成部81bは、周辺画像を生成するための仮想視点の位置及び方向を設定する
。(ステップS204)。画像生成部81bは、最初に周辺画像を生成する際には、仮想
視点の位置は車両2の直上とし、かつ仮想視点の方向は下向き(トップビュー)として設
定する。ユーザが車両2の真上の位置から下方向を見たような視点である。このような視
点は、最初にユーザへ表示すべき仮想視点の位置及び方向として好ましい。車両の全周囲
を表示するので、ユーザに広範囲に渡る状況を伝えることができるからである。
そして、記憶部84から車体画像データ84aを読み出し、生成した周辺画像に車体画像
を合成した合成画像を生成する(ステップS205)。
合成画像を表示する(ステップS206)。これにより、ユーザは車両2周辺の様子を確
認することができる。
ユーザがディスプレイ83に対してフリック操作が行われたか否か判断する(ステップS
207)。
07でYes)、画像生成部81bは、仮想視点を再度設定する(ステップS204)。
った場合は、前述の通りワールド座標系の鉛直方向軸を基準に仮想視点を回転させて仮想
視点の位置を設定する。
、仮想視点をワールド座標系の鉛直方向軸を上から見た場合に、いわゆる反時計回りとな
るよう仮想視点の位置を回転させる。また、フリック操作がディスプレイ83に対して左
側から右側への操作である場合は、ワールド座標系の鉛直方向軸を上から見た場合に、い
わゆる時計回りとなるよう仮想視点の位置を回転させる。
た場合は、前述の通り視点座標系の水平方向軸を基準に仮想視点を回転させて仮想視点の
位置を設定する。
、仮想視点を視点座標系の水平方向軸を視点の右から見た場合に、いわゆる反時計回りと
なるよう仮想視点の位置を回転させる。また、フリック操作がディスプレイ83に対して
下側から上側への操作である場合は、視点座標系の水平方向軸を視点の右から見た場合に
、いわゆる時計回りとなるよう仮想視点の位置を回転させる。
を移動させたい方向と、表示される画像が移動する方向とが一致し、ユーザは直感的に、
タッチパネル83aへの操作により画像を移動させることができる。
テップS207でNo)、仮想視点を基準視点に変更する操作があるか否か判断する(ス
テップS208)。操作検出部81dは、基準視点を示すいずれかのタッチパネルボタン
にユーザがタッチ操作を行ったか否かにより判断する。
S208でYes)、画像生成部81bは、ユーザがタッチ操作により所望した基準視点
に仮想視点の位置及び方向を設定する(ステップS204)。例えば、画像生成部81b
は、ユーザが車両2左側領域を表示する基準視点を希望した場合には、図9及び図10に
示したような仮想視点の位置及び方向設定する。なお、基準視点は、車両直上、車両2左
側、車両2右側、車両2前側、及び車両2後側の5視点である。車両の特定位置に設定さ
れる特定点である移動中心点RCの位置は、ユーザが所望した基準視点に応じた位置に設
定される。
ステップS208でNo)、ユーザが車両2に備えた警報器6を作動させようとしている
か否か判断する(ステップS209)。操作検出部81dは、ユーザがタッチパネル83
aにおける警報器を作動させることを示す所定位置へタッチ操作を行ったか否かにより判
断する。
ップS209でYes)、通知部81eが画像取得装置3へ警報器6を作動するよう要求
する信号を送信する(ステップS210)。
盗難防止部31eは、警報器6に警報を行わせる(ステップS401)。なお、警報器6
による警報は、所定時間経過後に終了する。かかる所定時間は、不審者に対し警告を与え
るのに十分な時間であればよい。例えば、5秒である。元より、ユーザが警報の終了時を
操作してもよい。
ステップS209でNo)、及び盗難防止部31eが警報器6に警報を行わせた場合(ス
テップS210)、操作検出部81dは、ユーザが画像表示を終了させようとしているか
否か判断する(ステップS211)。
ップS211でYes)、通知部81eは、画像取得装置3へ撮影を終了するよう要求す
る信号を送信する(ステップS212)。通知部81eが画像取得装置3へ撮影を終了す
るよう要求する信号を送信すると、携帯端末8の処理は終了する。
と(ステップS211でNo)、表示制御部81cが画像の生成及び表示を継続し、処理
はステップS205以下を再度実行する。
ると、要求受信部31aが携帯端末8から撮影を終了するよう要求する終了要求信号が送
信されたか否か判断する(ステップS303)。画像取得装置3は、この終了要求信号を
受信するまでは、カメラ4(4F、4B、4L、4R)において直近に得られた画像デー
タを繰り返し携帯端末8に送信する。これにより、携帯端末8の画像生成部81bは、直
近に得られた画像データに基づいて、車両2周辺の様子を略リアルタイムに示す周辺画像
を生成できる。
れたと判断すると(ステップS303でYes)、カメラ制御部31bが、カメラ4(4
F、4B、4L、4R)を制御し、撮影を停止させる(ステップS304)。カメラ制御
部31bがカメラ4(4F、4B、4L、4R)を制御し、撮影を停止させると、画像取
得装置3の処理は終了する。
更して合成画像を表示する。これにより、ユーザの望む視点から容易に被写体を表示でき
る。
<2−1.概要>
次に、第2の実施の形態について説明する。前述の第1の実施の形態は、視点位置VL
が車両2の直上かつ視点方向VDが下向き(−Z側)である場合(すなわち、トップビュ
ーである場合)に、ユーザの左右方向(水平方向)のフリック操作に対する視点位置VL
の移動は、直交座標系ccの鉛直軸(Z軸)を基準とした。これにより、合成画像CPは
左右いずれかに回転して表示された。
るものではない。
系ccの車両2の前後となる軸(Y軸)を基準とする。これにより、トップビューにおい
て、ユーザがタッチパネル83aに対して左右方向(水平方向)のフリック操作を行うと
、車両2側面を含めた車両2の左右の領域が表示されるため、ユーザは車両2の左右領域
を詳細に確認できる。
の実施の形態との相違点を主に説明する。
まず、第2の実施の形態における携帯端末8の構成について説明する。図27は、第2
の実施の形態の携帯端末8の構成を示す。第1の実施の形態との主な相違点は、携帯端末
8の制御部81が座標軸変換部81fを備える点である。その他の構成は、第1の実施の
形態と同様に構成され、また同様に機能する。
せる基準となる座標軸を直交座標系ccの鉛直軸(Z軸)から車両前後軸(Y軸)へ変換
する。
次に、トップビュー表示において、ユーザからディスプレイを見て左右方向(水平方向
)に視点位置VLを移動させる手法について、図28及び図29を参照して説明する。以
下で説明する視点位置VLの移動は、トップビュー表示において、ユーザによるタッチパ
ネルへの左右方向(水平方向)のフリック操作に対応して行われる。
基準位置VLtが移動する軌跡を示す。基準位置VLtは、移動中心点RCtを中心に移
動軌跡OBthを移動する。視点位置VLtの移動は、移動中心点RCtの位置を原点と
する仮想視点VPに相対的に固定される直交座標系ccを基準とする。視点位置VLtの
移動する基準となる座標軸は、移動中心点RCtの位置における直交座標系ccのY軸(
AXth)である。すなわち、車両2の前後方向に沿った軸である。
想視点VPatの基準位置VLtが移動する軌跡を示す。基準位置VLtは、移動中心点
RCtを中心に移動軌跡OBthを移動する。移動軌跡OBthは、水平方向後側(−Y
側)から見ると円形となる。視点位置VLlの移動する基準となる座標軸は、移動中心点
RCtの位置における直交座標系ccのY軸である。
どこに位置しても、視点位置VLtから移動中心点RCtの方向を向く。したがって、基
準位置VLtが移動軌跡OBth上を移動すると、ディスプレイ83を見みているユーザ
は、画像が左右方向(水平方向)に移動しているように見える。特に、視点位置VLlの
移動する基準となる座標軸を、移動中心点RCtの位置における直交座標系ccのY軸と
したので、ユーザは車両2の側面に回り込むようにして車両2周辺の画像を参照すること
ができる。
て、基準位置VLtは、破線で示した移動軌跡OBthを移動し、実線で示した移動軌跡
OBtxは移動しない。
ク操作を行った場合、VLtは、移動軌跡OBth上を反時計回りに移動する。一方、ユ
ーザがタッチパネル83aに対し、左方向から右方向へ(水平方向)のフリック操作を行
った場合、VLtは、移動軌跡OBth上を時計回りに移動する。これにより、ユーザの
フリック操作の方向と画像の移動する方向とが一致し、ユーザは直感的にタッチパネル操
作を行うことができる。
図30の上段図は、仮想視点VPに基準仮想視点VPatが設定され、基準仮想視点V
Patから車両2を見た合成画像CPt1が、ディスプレイ83に表示された例である。
すなわち、合成画像CPt1は、仮想視点がトップビューである場合の合成画像である。
交座標系ccの鉛直軸(Z軸)から車両前後軸(Y軸)へ変換した場合の合成画像CPt
4である。すなわち、図29のOBth上を反時計回りに移動させて基準仮想視点VPa
tを設定し、設定された基準仮想視点VPatから車両2を見た合成画像CPt4が、デ
ィスプレイ83に表示された例である。合成画像CPt4は、車両2側面を含めた車両2
の周辺画像に加え車体画像10を表示する。このため、ユーザはトップビューから車両2
の左右領域を詳細に確認できる。合成画像CPt4は、合成画像CPt1が表示された状
態で、タッチパネル83aに対し、左方向から右方向へ(水平方向)フリック操作FHが
行われた場合に表示される。合成画像CPt2を参照することで、ユーザは車両2側面を
含めた車両2の左右の領域を詳細に確認できる。
次に、第2の実施の形態における処理手順を図31及び図32を参照して説明する。図
31は、第2の実施の形態における画像取得装置3、セキュリティ装置5、及び携帯端末
8の処理手順を示す。図25で示した第1の実施の形態における処理手順との相違点は、
ステップS209の処理を備える点である。
する。(ステップS204)。画像生成部81bは、最初に周辺画像を生成する際には、
仮想視点の位置は車両2の直上とし、かつ仮想視点の方向は下向き(トップビュー)とし
て設定する。また、座標軸変換部81fは、視点位置VLを移動させる基準となる軸を車
両前後軸(Y軸)に設定する。
出部81dは、仮想視点を基準視点に変更する操作があるか否か判断する(ステップS2
08)。操作検出部81dは、基準視点を示すいずれかのタッチパネルボタンにユーザが
タッチ操作を行ったか否かにより判断する。
S208でYes)、画像生成部81bは、座標軸の設定処理(ステップS209)を実
行する。
ステップS209)に処理が移行すると、操作検出部81dは、仮想視点がトップビュー
の視点に変更されたか否か判断する(ステップS401)。
)、座標軸変換部81fは、視点位置VLを移動させる基準となる座標軸を車両前後軸(
Y軸)に設定する(ステップS402)。
1でNo)、座標軸変換部81fは、視点位置VLを移動させる基準となる座標軸を鉛直
軸(Z軸)に設定する(ステップS403)。
テップS204以下の処理が実行される。
ccの車両2の前後となる軸(Y軸)を基準とする。これにより、トップビューにおいて
、ユーザがタッチパネル83aに対して左右方向(水平方向)のフリック操作を行うと、
車両2側面を含めた車両2の左右の領域が表示されるため、ユーザは車両2の左右領域を
詳細に確認できる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は上記実施の形態に限定
されることはない。様々な変形が可能である。以下、変形例を説明する。なお、上記及び
以下の実施の形態は、適宜組み合わせ可能である。
を開始した。しかし、ユーザから画像送信の要求の受信前に、撮影を開始してもよい。す
なわち、監視センサ5aの作動時に撮影を開始してもよい。この場合、ユーザは、監視セ
ンサ5aが作動するような車両2の異常発生時から、車両2周辺の様子を参照できる。
ム1aの概要を示す。監視センサ5aが車両2の異常を検出すると、セキュリティ装置5
は、画像取得装置3へ撮影開始を要求する信号を送信する。画像取得装置3は、かかる信
号を受信すると、カメラ4を作動させ撮影を開始する。すなわち、画像取得装置3は、ユ
ーザからの画像送信の要求を待たず、車両2の異常発生時に撮影を開始する。画像取得装
置3は、撮影を開始すると、画像データを外部に設置されたサーバSVへ送信する。これ
により、画像データは車両2の異常発生時からサーバSVに保存される。したがって、ユ
ーザは、セキュリティ装置5から車両2の異常発生を通知するメールを受信すると、サー
バSVに対して画像送信の要求を行う。サーバSVは、画像送信の要求を受信すると、ユ
ーザの所持する携帯端末8へ車両2の異常発生時からの画像データを送信する。これによ
り、ユーザは、監視センサ5aの作動時、すなわち、車両2の異常発生時からの車両2周
辺の様子を参照できる。また、サーバSVを、画像データを送受信する専用サーバとすれ
ば、画像データを他者に傍受される恐れがなく、画像データの秘匿性を高めることができ
る。なお、ユーザは現在の車両2周辺の様子を確認したい場合には、サーバSVへ現在の
画像データの送信を要求すればよい。この場合、サーバSVは、異常発生時から現在まで
の画像データの送信を省略し、現在の画像データを送信する。
ィ装置5、及び警報器6は車両2に搭載されると説明した。しかし、車両2でなくともよ
い。住宅やビルディング等でもよい。要するに、監視すべき土地や建物、物品であればよ
い。
た。しかし、タッチパネルでなくともよい。押しボタン式のスイッチでもよい。例えば、
いわゆる十字キーである。要するに、ユーザの入力操作が判別できればよい。
た。しかし、画像取得装置3と携帯端末8とを一体の装置として構成してもよい。
ると説明した。しかし、ソフトウェアでなくともよい。電気的なハードウェア回路として
実現されてもよい。
2 車両
3 画像取得装置
4 カメラ
5 セキュリティ装置
6 警報器
7 ネットワーク
8 携帯端末
Claims (7)
- 画像を表示する画像表示装置であって、
カメラで撮影された画像を用い、仮想的な視点から見た合成画像を生成する生成手段と、
前記合成画像の、前記視点の変更に対するユーザ操作を検出する操作検出手段と、を有し、
前記操作検出手段は、
前記合成画像が表示される画像領域と、
予め定められた前記視点に対応する、前記合成画像の表示を選択する複数のボタンが表示されるボタン領域と、を有し、
前記画像領域には、前記ボタンで選択されている前記視点に対応する前記合成画像が表示されるとともに、
前記画像領域においてタッチ操作が行われた際には、前記タッチ操作に応じた前記視点で前記画像領域に前記合成画像が表示される
ことを特徴とする画像表示装置。 - 前記タッチ操作は、フリック操作またはピンチイン操作であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 画像を表示する画像表示装置であって、
カメラで撮影された画像を用い、仮想的な視点から見た合成画像を生成する生成手段と、
前記合成画像の、前記視点の変更に対するユーザ操作を検出する操作検出手段と、を有し、
前記操作検出手段は、
前記合成画像が表示される画像領域と、
予め定められた前記視点に対応する、前記合成画像の表示を選択する複数のボタンが表示されるボタン領域と、を有し、
前記ボタンは、車両の前後左右方向に対応する前記ボタン領域の上下左右方向に、それぞれの前記ボタンが配置され、
前記画像領域には、当該ボタンで選択されている前記視点に対応する前記合成画像が表示されること
を特徴とする画像表示装置。 - 前記ボタン領域には、車両周囲の広い領域における初期表示の前記視点での表示を選択するボタンがさらに表示されることを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
- カメラで撮影された撮影画像を用い、仮想的な視点から見た形で生成した合成画像についての画像情報を入手する通信手段と、
入手した前記画像情報に基づき画像表示を行う表示手段と、
前記表示手段に表示された前記画像の前記視点を変更するユーザ指示を与える操作検出手段と、を有し、
前記操作検出手段は、前記表示手段におけるユーザのタッチ操作を検出するタッチパネルを有し、
前記表示手段は、
前記画像が表示される画像領域と、
予め定められた前記視点に対応する前記画像の表示を指示する複数のボタンが表示されるボタン領域と、を有し、
前記画像領域には、前記ボタンで選択されている前記視点に対応する前記画像が表示されるとともに、
前記画像領域においてタッチ操作が行われた際には、前記タッチ操作に応じた前記視点の前記画像が前記画像領域に表示されることを特徴とする端末装置。 - カメラで撮影された撮影画像を用い、仮想的な視点から見た形で生成した合成画像についての画像情報を入手する通信手段と、
入手した前記画像情報に基づき画像表示を行う表示手段と、
前記表示手段に表示された前記画像の前記視点を変更するユーザ指示を与える操作検出手段と、を有し、
前記操作検出手段は、
前記表示手段におけるユーザのタッチ操作を検出するタッチパネルを有し、
前記表示手段は、
前記画像が表示される画像領域と、
予め定められた前記視点に対応する前記画像の表示を指示する複数のボタンが表示されるボタン領域と、を有し、
前記ボタンは、車両の前後左右方向に対応する、前記ボタン領域の上下左右方向にそれぞれのボタンが配置され、
前記画像領域には、当該ボタンで選択されている前記視点に対応する前記画像が表示されることを特徴とする端末装置。 - 前記通信手段はセキュリティ装置が異常を検知した際、通知を受信することを特徴とする請求項5または請求項6記載の端末装置。
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