JP2018185908A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子が配置された基板と金属板との絶縁性が高められた照明装置を提供する。【解決手段】照明装置10は、基板21と、基板21の第一主面21aに配置された、複数の回路素子25及びLED素子24と、基板21の第二主面21b側に配置された基体40と、基板21及び基体40の間に配置された金属板60とを備える。基板21及び金属板60のそれぞれは、第一方向を長手方向とする長尺状であり、金属板60の第一方向と交差する第二方向における長さW1は、基板21の第二方向における長さW2よりも短い。【選択図】図3

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子を備える照明装置に関する。
近年、LEDを用いた照明装置が急速に普及している。このような照明装置の一例として、特許文献1には、LED基板を備える長尺状の照明器具が開示されている。
特開2016−28399号公報
上記の照明器具においては、LEDなどの発光装置が配置される基板と導電性を有する他の部材との絶縁性を高めることが課題となる。
本発明は、発光素子が配置された基板と金属板との絶縁性が高められた照明装置を提供する。
本発明の一態様に係る照明装置は、第一主面及び前記第一主面の反対側の第二主面を有する基板と、前記第一主面に配置された、電源回路を構成する複数の回路素子と、前記第一主面に配置された、前記電源回路から出力される電力を用いて発光する発光素子と、前記基板の前記第二主面側に配置された基体と、前記基板及び前記基体の間に配置された金属板とを備え、前記基板及び前記金属板のそれぞれは、第一方向を長手方向とする長尺状であり、前記金属板の前記第一方向と交差する第二方向における長さは、前記基板の前記第二方向における長さよりも短い。
本発明によれば、LEDなどの発光素子が配置された基板と金属板との絶縁性が高められた照明装置が実現される。
図1は、実施の形態に係る照明装置の外観斜視図である。 図2は、実施の形態に係る照明装置の分解斜視図である。 図3は、実施の形態に係る照明装置を長手方向に垂直な平面で切断した場合の断面図である。 図4は、基体の外観斜視図である。 図5は、放熱シートを備える照明装置を長手方向に垂直な平面で切断した場合の断面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。また、下記の実施の形態において、「ほぼ」の表現には、製造誤差や寸法公差等を含むという意味もある。
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸方向は、照明装置の高さ方向として説明される。Z軸+側は、上側(上方)と表現され、Z軸−側は、下側(下方)と表現される場合がある。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に垂直な平面上において、互いに直交する方向である。Y軸方向は、第一方向の一例であり、照明装置の長手方向として説明される。X軸方向は、第二方向の一例であり、照明装置の短手方向(幅方向)として説明される。以下の実施の形態において、平面視とは、Z軸方向から見ること(基板の主面に垂直な方向から見ること)を意味する。
(実施の形態)
[照明装置]
まず、実施の形態に係る照明装置について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る照明装置の外観斜視図である。図2は、実施の形態に係る照明装置の分解斜視図である。図3は、実施の形態に係る照明装置を長手方向に垂直な平面で切断した場合の断面図である。なお、図2及び図3では、照明装置10を取り付けるために使用される取付部材100も図示されている。
図1〜図3に示される、実施の形態に係る照明装置10は、全体として薄型で長尺状の照明装置(スリムライン照明)であり、ライン状の照明光を発する。照明装置10の全体形状は、扁平な略直方体であるが、照明装置10の全体形状は、扁平な略直方体に限定されない。
照明装置10は、例えば、住宅のリビングまたは寝室等に設置されて、コーブ照明またはコーニス照明等の間接照明として用いられる。また、照明装置10は、例えば、キッチン等に設置されて、キッチン照明等として用いられる。なお、照明装置10は、間接照明ではなく、天井等に設置されるベースライト等の主照明として用いられてもよい。
照明装置10は、例えば、取付部材100によって天井または壁などの構造物(例えば、造営材)に取り付けられる。取付部材100は、例えば、鉄などの金属材料によって形成された長尺状の取付金具である。取付部材100の全長は、照明装置10(筐体50)とほぼ同一である。なお、照明装置10は、高さ方向(Z軸方向)が鉛直方向に沿うように取り付けられてもよいし、幅方向(X軸方向)が鉛直方向に沿うように取り付けられてもよい。
照明装置10が構造物に設置される場合、まず、取付部材100がネジ(図示せず)によって構造物に固定される。次に、構造物に固定された取付部材100に照明装置10が取り付けられる。照明装置10は、具体的には、取付部材100が有する取付ばね101によって保持される。なお、取付ばね101に保持された状態の照明装置10は、Y軸方向に沿ってスライド可能である。
また、照明装置10は、例えば、エンドカバー80aが有するオス型給電構造81aを通じて交流電力の供給を受け、発光する。交流電力は、具体的には、電力系統(コンセント)から供給される正弦波交流電力であり、正弦波交流電力の周波数は、例えば、50Hzまたは60Hzである。
また、エンドカバー80bが有するメス型給電構造81bには、他の照明装置10のオス型給電構造81aが接続可能である。つまり、ユーザは、長手方向に沿って照明装置10を複数連結することができる。ここで、一の照明装置10は、電力系統から当該一の照明装置10のオス型給電構造81aに供給される交流電力をメス型給電構造81bに出力することができる。つまり、一の照明装置10のメス型給電構造81bに接続された他の照明装置10には、当該一の照明装置10を介して交流電力が供給される。
なお、一の照明装置10へは、メス型給電構造81bを通じて電力系統から交流電力が供給され、一の照明装置10のオス型給電構造81aに他の照明装置10のメス型給電構造81bが接続されてもよい。
照明装置10は、主として、発光装置20と、筐体50と、金属板60と、絶縁シート70と、エンドカバー80aと、エンドカバー80bとを備える。以下、照明装置10の各構成要素について説明する。
[発光装置]
まず、発光装置20について説明する。発光装置20は、照明装置10の光源として機能する発光モジュールである。発光装置20は、SMD(Surface Mount Device)構造の発光装置であり、後述のようにSMD型の発光素子(LED素子24)を有する。発光装置20は、基板21と、第一端子構造22aと、第二端子構造22bと、複数のLED素子24と、複数の回路素子25とを備える。なお、発光装置20は、LED素子24を少なくとも1つ備えればよい。
基板21は、Y軸方向を長手方向とする長尺状の平板である。基板21は、第一主面21a(上面)及び第一主面21aと反対側の第二主面21b(下面)を有する。基板21の平面視形状は、矩形状であるが、その他の形状であってもよい。
基板21は、筐体50に収容される。基板21は、筐体50内に1つ配置されるが、筐体50の長手方向の長さに応じて、筐体50内に複数配置されてもよい。
基板21は、例えば、樹脂材料を基材とするCEM−3(Composite Epoxy Material−3)基板であるが、その他の樹脂基板であってもよいし、金属材料を基材するメタルベース基板またはセラミック材料を基材とするセラミック基板であってもよい。その他の樹脂基板としては、FR−4(Flame Retardant−4)基板が例示される。セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板または窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板等が例示される。また、メタルベース基板としては、アルミニウム合金基板、鉄合金基板、または銅合金基板等が例示される。
また、基板21は、リジッド基板に限定されない。基板21は、ポリイミド等を基材とするフレキシブル基板であってもよい。
基板21の第一主面21aには、第一端子構造22aと、第二端子構造22bと、複数のLED素子24と、複数の回路素子25とが配置される。このように、1つの基板21に複数のLED素子24及び複数の回路素子25が配置されることにより、照明装置10の小型化が実現される。
第一端子構造22aは、基板21上の、長手方向における一方の端部(Y軸−側の端部)寄りに配置された一対のコネクタである。第一端子構造22aは、一対のリード線(図示せず)によってオス型給電構造81aに電気的に接続される。
第二端子構造22bは、基板21上の、長手方向における他方の端部(Y軸+側の端部)寄りに配置された一対のコネクタである。第二端子構造22bは、一対のリード線(図示せず)によってメス型給電構造81bに電気的に接続される。
なお、基板21の配線層には、第一端子構造22aと第二端子構造22bとの間で交流電力を伝送するための配線(AC送り配線)が含まれる。このような配線により、オス型給電構造81aからメス型給電構造81bへの交流電力の伝送が実現される。つまり、上述のような一の照明装置10から他の照明装置10への給電が実現される。
LED素子24は、SMD型の発光素子であり、白色光を発する。LED素子24は、凹部を有するパッケージと、パッケージの凹部底面に実装されたLEDチップと、パッケージの凹部に充填され、LEDチップを封止する封止部材とを有する。LEDチップは、例えば、青色光を発する青色LEDチップであり、封止部材は、例えば、波長変換材料としてイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系の黄色蛍光体粒子を含むシリコーン樹脂である。また、LED素子24は、LED素子24を基板21に実装するための金属端子を有する。
複数のLED素子24は、基板21の第一主面21aに配置され、複数の回路素子25によって構成される電源回路から出力される電力を用いて発光する。複数のLED素子24は、具体的には、基板21の長手方向に沿って直線状に並んで配置され、発光素子列を構成する。平面視において、発光素子列は、基板21のX軸+側の端部に位置する。複数のLED素子24は、例えば、等間隔に配置される。複数のLED素子24は、主としてカバー30(透光部31)に向けて光を発する。
複数のLED素子24は、基板21の配線層に含まれる配線パターンによって直列接続される。なお、複数のLED素子24の電気的な接続態様(直列接続、並列接続、及び、直列接続と並列接続との組み合わせの接続等)は特に限定されるものではない。
複数の回路素子25は、基板21の第一主面21aに配置され、基板21の配線層に含まれる配線パターンによって電気的に接続されることにより、電源回路(点灯回路)を構成する。電源回路は、交流電力を複数のLED素子24の発光に適した電力に変換し、変換された後の電力を複数のLED素子24に出力する。この結果、LED素子24は、電源回路から出力された電力を用いて発光する。
複数の回路素子25には、例えば、電解コンデンサもしくはセラミックコンデンサ等の容量素子、抵抗器等の抵抗素子、整流素子、ヒューズ、ノイズフィルタ、ダイオード、及び、集積回路素子等の半導体素子等が含まれる。
電源回路は、例えば、定電流方式の電源回路である。電源回路は、より具体的には、例えば、AC(Alternating Current)ダイレクト方式の電源回路である。ACダイレクト方式の電源回路は、例えば、整流素子及びスイッチング素子を含む。ACダイレクト方式の電源回路は、第一端子構造22aまたは第二端子構造22bから供給される交流電圧を整流素子によって脈流電圧に変換する。また、ACダイレクト方式の電源回路は、スイッチング素子のオン及びオフを制御することにより、脈流電圧の電圧が高い期間ほど、多くのLED素子24を発光させる制御を行う。
なお、基板21の第一主面21aには、電源回路を構成する複数の回路素子25以外の回路素子が配置されてもよい。例えば、基板21の第一主面21aには、複数のLED素子24の発光状態(調光状態、及び、調色状態など)を制御するための制御用回路素子または照明装置10が他機器との通信を行うための通信用回路素子等が配置されてもよい。
[筐体]
筐体50は、照明装置10の外郭をなす外郭筐体である。筐体50は、Y軸方向を長手方向とする略角筒状であり、内部に発光装置20を収容する。筐体50には、具体的には、カバー30と基体40とが含まれる。
カバー30は、筐体50のうち、基板21の第一主面21a側に位置する部分である。カバー30は、基板21を第一主面21a側から覆う。カバー30は、透光部31、及び、非透光部32を含む。
透光部31は、カバー30のうち、複数のLED素子24(発光素子列)と対向する部分である。透光部31は、例えば、ポリカーボネート樹脂などの透光性を有する樹脂材料によって形成される。なお、透光部31は、さらに光拡散性(光散乱性)を有していてもよい。透光部31に光拡散性を持たせることで、指向性の強いLED素子24からの光を散乱させることができるので、複数のLED素子24の発光の明暗差によるつぶつぶ感(輝度むら)を抑制できる。透光部31に光拡散性を与える方法としては、例えば、樹脂材料中に光拡散材を分散させる方法、または、樹脂材料の表面に光拡散膜を形成する方法等が例示される。
非透光部32は、カバー30のうち、複数の回路素子25と対向する部分である。非透光部32は、例えば、ポリカーボネート樹脂などの透光性を有しない(遮光性を有する)樹脂材料によって形成される。透光部31及び非透光部32は、X軸方向に並んで配置され、例えば、互いに係合する。
基体40は、筐体50のうち、基板21の第二主面21b側に位置する部分である。基体40は、基板21を第二主面21b側から覆う。基体40は、例えば、ポリカーボネート樹脂などの樹脂材料によって形成される。筐体50は、カバー30及び基体40が互いに係合することによって構成されている。
以上説明した、透光部31、非透光部32、及び、基体40は、例えば、ポリカーボネート樹脂の押し出し成形によって形成される。したがって、透光部31、非透光部32、及び、基体40のそれぞれは、Y軸方向に垂直した平面で切断した断面形状が、切断位置によらずほぼ同じ形状となる。透光部31、非透光部32、及び、基体40が、ポリカーボネート樹脂等の絶縁性材料(絶縁性樹脂材料)によって形成されることにより、発光装置20(基板21)と筐体50との絶縁性を高めることができる。
なお、透光部31、非透光部32、及び、基体40は、押し出し成形以外の工法で形成されてもよい。また、透光部31、非透光部32、及び、基体40が樹脂材によって形成されることは必須ではない。基体40は、例えば、透光部31は、ガラス材料によって形成されてもよい。非透光部32、及び、基体40は、金属材料によって形成されてもよい。
[金属板及び絶縁シート]
金属板60は、発光装置20で生じる熱及び基体40で生じる熱の少なくとも一方を直接的または間接的に放熱するための放熱板(ヒートシンク)である。このような放熱用の金属板60は、基体40が樹脂材料によって形成される場合に特に有用である。また、金属板60によれば、照明装置10の強度を向上することもできる。
金属板60は、Y軸方向を長手方向とする長尺状の平板であり、発光装置20の基板21、及び、基体40の間に配置される。金属板60の平面視形状は、矩形状であるが、その他の形状であってもよい。金属板60は、例えば、アルミニウムによって形成されるが、その他の金属材料によって形成されてもよい。なお、金属板60は、発光装置20及び基体40の少なくとも一方に接していればよい。
絶縁シート70は、発光装置20の基板21と金属板60との絶縁性を高めるために、基板21及び金属板60の間に挟み込まれるシート材である。絶縁シート70は、例えば、ポリプロピレン樹脂などの絶縁性材料によって形成され、基板21の第二主面21bに接着される。なお、絶縁シート70は、省略されてもよい。
[エンドカバー]
エンドカバー80aは、筐体50の長手方向における一方の端部を覆うエンドキャップである。エンドカバー80aは、オス型給電構造81aを有する。オス型給電構造81aは、メス型給電構造81bに対応した形状及び大きさであり、一の照明装置10が有するオス型給電構造81aには、他の照明装置10が有するメス型給電構造81bが接続可能である。
エンドカバー80bは、筐体50の長手方向における他方の端部を覆うエンドキャップである。エンドカバー80bは、メス型給電構造81bを有する。メス型給電構造81bは、オス型給電構造81aに対応した形状及び大きさであり、一の照明装置10が有するメス型給電構造81bには、他の照明装置10が有するオス型給電構造81aが接続可能である。
エンドカバー80a及びエンドカバー80bは、例えば、ポリプロピレン樹脂などの樹脂材料によって形成されるが、金属材料によって形成されていてもよい。
なお、エンドカバー80a及び非透光部32は、ネジ91aによって固定される。エンドカバー80b及び非透光部32は、ネジ91bによって固定される。エンドカバー80a、非透光部32、及び、基体40は、ネジ92aによって固定される。エンドカバー80b、非透光部32、及び、基体40は、ネジ92bによって固定される。
[金属板の寸法]
上述のように、照明装置10においては、放熱性の向上のために基板21と基体40との間に金属板60が配置されている。このような構成では、基板21と基体40との絶縁性を確保することが課題となる。
そこで、上記図3に示されるように、照明装置10において、金属板60の幅方向(X軸方向)における長さW1は、基板21の幅方向における長さW2よりも短くなっている。これにより、照明装置10の幅方向において、基板21と金属板60との沿面距離を確保することができる。つまり、基板21と基体40との絶縁性を確保することができる。基板21と金属板60との沿面距離が確保されれば、第一主面21aの幅方向における端の近傍までをLED素子24または回路素子25の実装領域とすることができるため、基板21の小型化及び照明装置10の細断面化(断面の外形の縮小)が実現される。
なお、照明装置10においては、金属板60の長手方向(Y軸方向)における長さは、基板21の長手方向における長さとほぼ等しいが、金属板60の長手方向における長さは、基板21の長手方向における長さよりも短くてもよい。これにより、照明装置10の長手方向においても、基板21と金属板60との沿面距離を確保することができる。
[基体が有する位置規制構造]
照明装置10において、幅方向の一方の端部側(X軸方向−側)、及び、幅方向の他方の端部側(X軸方向+側)のそれぞれにおいて沿面距離を確保するために、基体40は、基板21及び基体40の幅方向における位置を規制する位置規制構造を有する。以下、基体40の位置規制構造について、上記図3に加えて図4を参照しながら説明する。図4は、基体40の外観斜視図である。
図3及び図4に示されるように、基体40は、底板部44の上面に、一対の第一凸部41を有する。一対の第一凸部41は、照明装置10の長手方向(Y軸方向)に延びるライン状(リッジ状)である。金属板60は、底板部44の上面のうち、一対の第一凸部41の間に配置される。一対の第一凸部41は、金属板60の幅方向(X軸方向)における位置を規制する。なお、一対の第一凸部41の高さ、及び、金属板60の厚み(高さ)は、例えば、0.5以上1.0mm以下である。
また、基体40は、底板部44の上面に、一対の第二凸部42を有する。一対の第二凸部42は、言い換えれば、基体40の側壁である。一対の第二凸部42は、幅方向において、一対の第一凸部41よりも外側に位置する。一対の第二凸部42は、照明装置10の長手方向(Y軸方向)に延びるライン状(リッジ状)である。基板21は、一対の第二凸部42の間に配置され、一対の第二凸部42は、基板21の幅方向における位置を規制する。なお、一対の第二凸部42の高さは、一対の第一凸部41の高さよりも高い。
このような一対の第一凸部41及び一対の第二凸部42によれば、金属板60の幅方向の位置、及び、基板21の幅方向の位置のそれぞれが規制される。このため、幅方向の一方の端部側、及び、幅方向の他方の端部側のそれぞれにおいて沿面距離が確保される。
なお、十分な沿面距離を確保するために、基板21の幅方向における一方の端部、及び、基板21の幅方向における他方の端部のそれぞれは、平面視において金属板60から2.0mm以上はみ出していればよい。つまり、図3に示される長さW3は、2.0mm以上であればよい。
ところで、基体40は、基板21の高さ方向(Z軸方向)における位置を規制する位置規制構造も有する。具体的には、基体40は、基体40の側壁(第二凸部)の内面から筐体50の内方に向かって突出した、第三凸部43を有する。第三凸部43は、基体40の2つの側壁のそれぞれに形成される。第三凸部43は、照明装置10の長手方向に延びるライン状(リッジ状)である。第三凸部43は、基板21の第一主面21aに当接することにより、基板21の上方への移動を規制する。なお、基板21の下方への移動は、一対の第一凸部41の上面によって規制される。
このように、基板21の高さ方向における位置は、一対の第三凸部43及び一対の第一凸部によって規制される。なお、金属板60の高さ方向における位置は、底板部44及び基板21によって規制されている。
照明装置10においては、基板21及び金属板60は、ネジまたは接着剤などによって固定されておらず、一対の第一凸部41、一対の第二凸部42、及び、一対の第三凸部43によって位置の規制がされているだけである。つまり、一対の第一凸部41、一対の第二凸部42、及び、一対の第三凸部43によってネジなどの部品点数の削減、及び、ネジ締めなどの組み立て工数の削減が実現されている。
なお、第一凸部41は、ライン状に限定されない。例えば、第一凸部41は、長手方向に沿って点在する複数の突起によって形成されてもよい。第二凸部42及び第三凸部43についても同様である。
[放熱シート]
照明装置10は、さらに、放熱シートを備えてもよい。図5は、放熱シートを備える照明装置10を長手方向に垂直な平面で切断した場合の断面図である。
図5に示されるように、放熱シート110は、金属板60及び基板21の間に配置される。放熱シート110は、具体的には、金属板60と基板21の第二主面21bに接着された絶縁シート70との間に配置されているが、基板21の第二主面21bと絶縁シート70との間に配置されてもよい。放熱シートは、例えば、シリコーン樹脂またはアクリル系樹脂などの空気よりも熱伝導率が高い材料によって形成される。
このような放熱シート110によれば、基板21の放熱性を向上することができる。また、放熱シート110の厚みにより、基板21の高さ方向におけるガタつきを抑えることもできる。
放熱シート110は、金属板60とほぼ同じ大きさであってもよいが、図5の例では、放熱板よりも小さく、基板21の電源回路側(X軸−側)に片寄って配置されている。例えば、基板21を、複数の回路素子25が配置される第一部分21c及びLED素子24が配置される第二部分21dに分けると、放熱シート110の全体は、金属板60及び基板21の第一部分21cの間に位置する。なお、図5の例では、第一部分21c第二部分21dの境界は、例えば、平面視において透光部31及び非透光部32の境界とほぼ一致する。
これにより、放熱シート110のサイズの縮小により部品コストを低減するとともに、比較的放熱性を高める必要が高い基板21の電源回路側の部分の放熱性を選択的に向上させることができる。なお、基板21のLED素子24側の放熱性を高める必要があるときには、放熱シート110の全体は、金属板60及び基板21の第二部分21dの間に位置してもよい。
[効果等]
以上説明したように、照明装置10は、第一主面21a及び第一主面21aの反対側の第二主面21bを有する基板21と、第一主面21aに配置された、電源回路を構成する複数の回路素子25と、第一主面21aに配置された、電源回路から出力される電力を用いて発光するLED素子24と、基板21の第二主面21b側に配置された基体40と、基板21及び基体40の間に配置された金属板60とを備える。LED素子24は、発光素子の一例である。基板21及び金属板60のそれぞれは、第一方向を長手方向とする長尺状であり、金属板60の第一方向と交差する第二方向における長さW1は、基板21の第二方向における長さW2よりも短い。第一方向は、上記実施の形態ではY軸方向であり、第二方向は、上記実施の形態では、X軸方向である。
これにより、第二方向において、基板21と金属板60との沿面距離を確保することができる。したがって、基板21と金属板60との絶縁性が高められた照明装置10が実現される。
また、基体40は、金属板60の第二方向における位置を規制する一対の第一凸部41を有していてもよい。
これにより、金属板60の第二方向における位置を規制することによって、基板21と金属板60との沿面距離を確保することができる。
また、一対の第一凸部41は、第一方向に延びるライン状であってもよい。
これにより、ライン状の一対の第一凸部41によって金属板60の第二方向における位置を規制することによって、基板21と金属板60との沿面距離を確保することができる。
また、基体40は、さらに、基板21の第二方向における位置を規制する一対の第二凸部42を有していてもよい。
これにより、基板21の第二方向における位置を規制することによって、基板21と金属板60との沿面距離を確保することができる。
また、照明装置10は、さらに、金属板60及び基板21の間に配置された放熱シート110を備えてもよい。
これにより、基板21の放熱性を向上することができる。また、放熱シート110の厚みにより、基板21の高さ方向におけるガタつきを抑えることもできる。
また、基板21は、複数の回路素子25が配置される第一部分21c及びLED素子24が配置される第二部分21dを含んでもよい。放熱シート110の全体は、金属板60及び第一部分21cの間に位置してもよい。
これにより、放熱シート110のサイズの縮小により部品コストを低減するとともに、比較的放熱性を高める必要が高い基板21の電源回路側の部分の放熱性を選択的に向上させることができる。
また、照明装置10は、さらに、基板21を第一主面21a側から覆うカバー30を備えてもよい。カバー30は、LED素子24と対向する透光部31、及び、複数の回路素子25と対向する非透光部32を含んでもよい。
これにより、複数の回路素子25を外側から見えなくし、かつ、LED素子24が発する光を照明装置10の外部に取り出すことができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、このような実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、電源回路は、ACダイレクト方式の電源回路であったが、電源回路の具体的態様は、特に限定されない。例えば、電源回路は、チョークコイルまたはトランス等のコイル素子を含むスイッチング電源からなる電源回路であってもよい。
また、上記実施の形態では、発光装置は、SMD構造の発光装置であったが、COB(Chip On Board)構造の発光装置であってもよい。COB構造の発光装置においては、LEDチップが発光素子として用いられ、基板上にLEDチップが直接実装され、当該LEDチップが蛍光体粒子を含有する透光性樹脂材によって封止される。また発光装置は、LEDチップと、当該LEDチップと離れた位置に配置された蛍光体粒子を含む樹脂部材とを有するリモートフォスファー型の発光装置であってもよい。
また、発光素子は、LEDチップまたはLEDチップを用いた素子に限定されない。例えば、半導体レーザまたは有機EL(Electro Luminescence)等、LEDチップ以外の固体発光素子が発光素子として用いられてもよい。
また、本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
10 照明装置
21 基板
21a 第一主面
21b 第二主面
21c 第一部分
21d 第二部分
24 LED素子(発光素子)
25 回路素子
30 カバー
31 透光部
32 非透光部
40 基体
41 第一凸部
42 第二凸部
50 筐体
60 金属板
110 放熱シート

Claims (7)

  1. 第一主面及び前記第一主面の反対側の第二主面を有する基板と、
    前記第一主面に配置された、電源回路を構成する複数の回路素子と、
    前記第一主面に配置された、前記電源回路から出力される電力を用いて発光する発光素子と、
    前記基板の前記第二主面側に配置された基体と、
    前記基板及び前記基体の間に配置された金属板とを備え、
    前記基板及び前記金属板のそれぞれは、第一方向を長手方向とする長尺状であり、
    前記金属板の前記第一方向と交差する第二方向における長さは、前記基板の前記第二方向における長さよりも短い
    照明装置。
  2. 前記基体は、前記金属板の前記第二方向における位置を規制する一対の第一凸部を有する
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記一対の第一凸部は、前記第一方向に延びるライン状である
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記基体は、さらに、前記基板の前記第二方向における位置を規制する一対の第二凸部を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. さらに、前記金属板及び前記基板の間に配置された放熱シートを備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記基板は、前記複数の回路素子が配置される第一部分及び前記発光素子が配置される第二部分を含み、
    前記放熱シートの全体は、前記金属板及び前記第一部分の間に位置する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. さらに、前記基板を前記第一主面側から覆うカバーを備え、
    前記カバーは、前記発光素子と対向する透光部、及び、前記複数の回路素子と対向する非透光部を含む
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
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