JP2018184913A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給機の冷却によるエンジンのアイドル時間が長くなることを抑制する。【解決手段】過給機(30)が組み付けられたエンジン(20)を有する車両(10、10a、10b)の制御装置(100、100a、100b)は、車両に対する減速要求があるか否かを判定する要求判定部(111、111b)と、減速要求がある場合に、過給機を冷却する冷却部(60)を制御して過給機を冷却する冷却実行部(112、112a)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制御装置に関する。
過給機が組み付けられたエンジンを有する車両が知られている。過給機は、エンジンの燃焼による排気ガスにより、タービン温度が上昇するため、エンジンの停止前にエンジンをアイドルすることにより冷却される。特許文献1には、過給機の冷却のためのエンジンのアイドル時間に、エンジンの余剰動力を用いてジェネレータを発電駆動させる、車両の制御装置が記載されている。
特開2006−275011号公報
しかし、特許文献1記載の制御装置では、過給機の冷却のために、エンジンのアイドル時間が長くなるおそれがあった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、過給機(30)が組み付けられたエンジン(20)を有する車両(10、10a、10b)の制御装置(100、100a、100b)が提供される。前記制御装置は;前記車両に対する減速要求があるか否かを判定する要求判定部(111、111b)と;前記減速要求がある場合に、前記過給機を冷却する冷却部(60)を制御して前記過給機を冷却する冷却実行部(112、112a)と;を備える。
この形態の車両の制御装置によれば、減速要求がある場合に過給機が冷却されるので、車両の停車までに過給機の温度を低下させることができる。そのため、減速後に車両が停車する場合には、減速要求がある場合に過給機を冷却しない場合と比較して、過給機の温度を低下させるためのエンジンのアイドル時間を、短縮することができる。
制御装置100が搭載される車両10の構成を示す説明図である。 制御装置100によって実行されるアイドルストップ処理を示すフローチャートである。 制御装置100がアイドルストップ処理を実行する際のタイムチャートである。 第2実施形態における制御装置100aが搭載される車両10aの構成を示す説明図である。 第3実施形態における制御装置100bが搭載される車両10bの構成を示す説明図である。 制御装置100bがアイドルストップ処理を実行する際のタイムチャートである。
A.第1実施形態:
図1に示す車両10は、過給機が組み付けられたエンジン20と、過給機としてのターボチャージャー30と、スロットルバルブ60と、制御装置100と、を備える。車両10は、さらに、モータジェネレータ21と、バッテリ40と、温度センサ71と、アクセル開度センサ72と、ブレーキ開度センサ73と、スロットル開度センサ74と、車速センサ75と、バッテリセンサ76と、を備える。車両10は、停車時にエンジン20のアイドルを停止するアイドルストップ機能を搭載した車両である。車両10としては、例えば、自動車を採用することができる。車両10は、上記構成以外に、車両10の動作に関わる公知の各種の機構、例えば、変速機、ディファレンシャルギア、駆動機構、補機等を備えるが、これらについては図示及び詳細な説明を省略する。
エンジン20は、ガソリンや軽油などの燃料を燃焼させることによって動力を発生させる内燃機関である。エンジン20は、図示しない複数の燃焼室及びインジェクタを備えており、各燃焼室には吸気管62を介して空気が供給される。各燃焼室にインジェクタから燃料が噴射されると、燃焼室内で燃焼が発生する。燃焼によって生じた排ガスは、排気管63から大気中に排出される。エンジン20の出力は、車両10の備える変速機によって変速され、所望の回転数・トルクとして、ディファレンシャルギアを介して駆動輪に伝達される。また、エンジン20の動力は、駆動機構によってモータジェネレータ21に伝達される。
モータジェネレータ21は、永久磁石を備えるロータと、三相コイルが巻回されたステータとを備える。ステータに巻回された三相コイルは、制御装置100により制御される駆動回路を介して、バッテリ40に接続されている。モータジェネレータ21はバッテリ40からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として機能することができる。また、モータジェネレータ21はロータが外力により回転している場合にバッテリ40を充電する発電機として機能することができる。外力とは、エンジン20の出力、又は、車両10の制動力である。モータジェネレータ21は、車両10の減速時には、車両10の制動エネルギーを電力に変換する、回生ブレーキとして作用する。
バッテリ40は、例えば、ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池などで構成された二次電池である。バッテリ40は、制御装置100の制御によりエンジン20や車両10の各部位に電力を供給する。バッテリ40には、モータジェネレータ21により発電された電力が蓄えられる。
ターボチャージャー30は、吸気管62内に設けられたコンプレッサ32と、排気管63内に設けられたタービン33と、コンプレッサ32とタービン33とを接続するシャフト31とを備える。ターボチャージャー30には、例えば、エンジン20によって駆動されるオイルポンプからオイルが供給される。オイルは、ターボチャージャー30の潤滑を保つとともに、ターボチャージャー30のシャフト31やその軸受けを冷却する。そのため、車両10の停車後にエンジン20をアイドルさせることにより、ターボチャージャー30の温度を低下させることもできる。
エンジン20から排出された排ガスによりターボチャージャー30のタービン33が回転すると、シャフト31を介してコンプレッサ32が回転する。コンプレッサ32は、コンプレッサ32の上流に設けられたエアクリーナ61及び吸気管62を介して供給された空気を圧縮する。コンプレッサ32で圧縮された空気は、コンプレッサ32の下流に設けられたインタークーラ64によって冷却されて、エンジン20に供給される。
スロットルバルブ60は、吸気管62内のインタークーラ64の下流に設けられている。スロットルバルブ60の開度は、後述する制御装置100によって制御され、スロットルバルブ60の開度が大きくなるほど、エンジン20内に流入する空気量が増加する。また、スロットルバルブ60の開度が大きくなるほど、コンプレッサ32にあたる空気の量が多くなる。そのため、スロットルバルブ60は、ターボチャージャー30を冷却するための「冷却部」としても用いられる。
温度センサ71は、ターボチャージャー30の温度であるターボチャージャー温度Tcを検出する。本実施形態では温度センサ71はシャフト31の温度を検出するが、温度センサ71は、ターボチャージャー30のハウジングの温度を検出してもよい。
アクセル開度センサ72は、アクセルペダルの踏み込み量であるアクセル踏み込み量を、アクセル開度として検出する。ブレーキ開度センサ73は、ブレーキペダルの踏み込み量であるブレーキ踏み込み量を、ブレーキ開度として検出する。スロットル開度センサ74は、スロットルバルブ60の開度を検出する。車速センサ75は、車両10の駆動輪の回転速度を用いて車速を検出する。バッテリセンサ76は、バッテリ40の電圧を測定する電圧センサと、電流を測定する電流センサと、温度を測定する温度センサとを含み、バッテリの充電状態(SOC)を検出する。また、センサ71〜76の他に、車両10は、エンジン20の冷却水の温度を検出する冷却水温度センサや、エンジン20の回転数を検出する回転数センサを備える。上記の各センサは制御装置100と電気的に接続されており、各センサの検出結果は、制御装置100へ送信される。
制御装置100は、CPU110と、ROM120と、RAM130と、上述した各部品が接続されるインターフェース140と、を備えた電子制御ユニット(ECU:Electrical Control Unit)である。制御装置100は、ROM120に記憶されているコンピュータプログラムをRAM130に展開して実行することにより、要求判定部111、冷却実行部112、エンジン制御部113として機能する。また、制御装置100は、ROM120に記憶されているコンピュータプログラムをRAM130に展開して実行することにより、各センサから取得した検出結果に応じて、車両10の各部を制御する。
要求判定部111は、車両10に対する減速要求があるか否かを判定する。要求判定部111は、以下の条件のうち少なくとも一つが成立した場合に、車両10に対する減速要求があると判定することができる。
(条件1)アクセル開度センサ72から取得したアクセル開度が、予め定められた値α以下である場合。値αは、アクセルOFFと判定されるアクセル開度であり、ROM120に予め記憶されている。値αは、例えば、0以上5度以下の範囲内の値である。
(条件2)ブレーキ開度センサ73から取得したブレーキ開度が、予め定められた値β以上である場合。値βは、ブレーキOFFと判定されるブレーキ開度であり、ROM120に予め記憶されている。値βは、例えば、0以上5度以下の範囲の値である。
また、要求判定部111は、車両10に対する加速要求又は定速要求(以下、加速・定速要求)があるか否かを判定することもできる。加速要求とは、車両10の操作者による、車両10を加速させる要求である。定速要求とは、車両10の操作者による、車両10を一定速度で走行させる要求である。要求判定部111は、アクセル開度センサ72から取得したアクセル開度が、値αよりも大きい場合に、加速・定速要求があると判定する。
冷却実行部112は、要求判定部111により減速要求があると判定された場合に、スロットルバルブ60を制御してターボチャージャー30を冷却する。本実施形態では、冷却実行部112は、減速要求があると判定された場合に、スロットルバルブ60の開度を、車両10の運転状態に応じて決定されるスロットルバルブ60の目標開度よりも大きくする。目標開度は、車両10の運転状態に応じて変化する信号、例えば、アクセル開度、エンジン20の冷却水温度等に基づいて決定される。ROM120には、アクセル開度、冷却水温度と、スロットルバルブ60の目標開度と、の関係が予め記憶されている。減速要求がない場合には、制御装置100は、スロットルバルブ60の開度を、アクセル開度、冷却水温度に基づいて決定された目標開度に制御する。要求判定部111により減速要求があると判定された場合には、冷却実行部112は、スロットルバルブ60の開度を目標開度よりも大きくなるように制御する。
本実施形態では、減速要求がある場合の目標開度は、停車時のスロットルバルブ60の開度と同じである。そのため、減速要求がある場合には、冷却実行部112は、スロットルバルブ60の開度を、車両10の停車時よりも大きくする。停車時のスロットルバルブ60の開度は、例えば、0〜3度である。
エンジン制御部113は、アクセル開度、ブレーキ開度、車速等に基づき、インジェクタによるエンジン20への燃料噴射量や、スロットルバルブ60の開度等を調整して、エンジン20の出力を制御する。本実施形態では、エンジン制御部113は、要求判定部111により減速要求があると判定された場合に、インジェクタを介したエンジン20の燃料室内への燃料噴射を停止する。また、エンジン制御部113は、車両10の減速後における停車時において、ターボチャージャー温度Tcが予め定められた冷却完了温度Tt以下である場合にエンジンの運転を停止する。冷却完了温度Ttは、実験やシミュレーションにより求められた、ターボチャージャー30のシャフト31を保護可能な温度であり、ROM120に予め記憶されている。
図2に示すアイドルストップ処理は、車両10の始動によって開始する処理である。まず、要求判定部111は、車両10に対する減速要求があるか否かを判定する(ステップS10)。本実施形態では、要求判定部111は、アクセル開度センサ72から取得したアクセル開度が値α以下(上述の条件(1)成立)、かつ、ブレーキ開度センサ73から取得したブレーキ開度が値β以下(上述の条件(2)成立)である場合に、減速要求があると判定する。減速要求がない場合には(ステップS10、NO)、要求判定部111は、減速要求があるか否かの判定を繰り返す(ステップS10)。
減速要求があると判定された場合には(ステップS10、YES)、冷却実行部112は、スロットルバルブ60の開度を目標開度よりも大きくしてターボチャージャー30を冷却する、冷却処理を実行する。冷却実行部112は、例えば、目標開度が3度である場合に、スロットルバルブ60の開度を30度にしてもよい。上述したように、スロットルバルブ60の開度が大きくなるほど、コンプレッサ32にあたる空気の量が多くなり、ターボチャージャー30の冷却が促される。そのため、冷却実行部112は、スロットルバルブ60を全開にすることで、ターボチャージャー30の冷却をより促してもよい。
冷却処理の開始後、要求判定部111は、アクセル開度センサ72からアクセル開度を取得して、車両10に対する加速・定速要求があるか否かを判定する(ステップS30)。要求判定部111は、アクセル開度が上述の値αよりも大きい場合に、加速・定速要求があると判定する。加速・定速要求があると判定された場合(ステップS30、YES)、冷却実行部112は、冷却処理を終了して(ステップS40)、処理をステップS10に戻す。
車両10に対する加速・定速要求がない場合(ステップS30、NO)、エンジン制御部113は、車両10が停車したか否かを判定する(ステップS50)。本実施形態では、エンジン制御部113は、車両10が停車したことを、車速センサ75から取得した車速が予め定められた値γ以下であることによって判定することができる。速度γは、例えば、0km/hである。
車両10が停車している場合(ステップS50、YES)、エンジン制御部113は、ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Tt以下であるか否かを判定する(ステップS60)。車両10が停車していない場合(ステップS50、NO)、制御装置100は、処理をステップS30に戻し、加速・定速要求の判定(ステップS30)と、停車の判定(ステップS50)とを繰り返す。
ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Tt以下でない場合(ステップS60、NO)、エンジン制御部113はエンジン20の運転を継続し、ターボチャージャー温度Tcの判定を継続する。ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度以下である場合には(ステップS60、YES)、エンジン制御部113は、エンジン20を停止する(ステップS70)。例えば、車両10が停車した時点で(ステップS50、YES)、ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Tt以下である場合には(ステップS60、YES)、エンジン制御部113は、エンジン20をアイドルせずに停止する(ステップS70)。このようにして、制御装置100による一連のアイドルストップ処理が実行される。
図3には、ターボチャージャー温度Tcと、エンジン20の回転数(エンジンRPM)と、車速と、スロットル開度とが、横軸に時間をとって、太い実線で示されている。図3に示す破線は、従来例を示すタイムチャートである。従来例は、減速時に、図2を用いて説明した冷却処理が行われず、ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Tt以下となった場合にエンジンが停止される例を示している。
図3に示すように、車両10は、時点t0から減速し、時点t1において停車している。本実施形態では、この減速期間中に、冷却実行部112がスロットルバルブ60の開度を、目標開度である車両10の停車時の開度よりも大きくするため、時点t1までに、従来例と比べてターボチャージャー温度Tcが低下する。そのため、本実施形態では、ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Ttに達する時点t2は、従来例の時点t3よりも早く、停車からエンジン20の停止までの期間(t1〜t2)は、従来例(t1〜t3)に比べて短縮される。
以上で説明したように、本実施形態の車両10の制御装置100によれば、減速要求がある場合にターボチャージャー30が冷却されるので、車両10の停車までにターボチャージャー30の温度を低下させることができる。そのため、減速要求がある場合にターボチャージャー30を冷却しない場合と比較して、ターボチャージャー30の温度を低下させるためのエンジンのアイドル時間を、短縮することができる。その結果、車両10の燃費を向上させることができる。
本実施形態の制御装置100によれば、減速要求がある場合に、スロットルバルブ60の開度を目標開度よりも大きくすることで、ターボチャージャー30により多くの空気を当てることができる。そのため、スロットルバルブ60を利用して、停車までにターボチャージャー30の温度を低下させることができる。そのため、減速時にターボチャージャー30を冷却するための構造を別途設けることなく、ターボチャージャー30の温度を低下させることができる。
本実施形態の制御装置100によれば、エンジン制御部113は、減速要求がある場合に、インジェクタを介したエンジン20の燃料室内への燃料噴射を停止する。そのため、減速時に冷却実行部112によってスロットルバルブ60の開度が開くことによる、エンジン20の出力増加を抑制することができる。
本実施形態の制御装置100において、減速要求がある場合に、冷却実行部112が、スロットルバルブ60を全開にすれば、ターボチャージャー30をより早く冷却することができる。そのため、エンジン20のアイドル時間をより短縮することができる。
B.第2実施形態:
図4に示す車両10aの制御装置100aは、CPU110aがROM120aに記憶されているコンピュータプログラムをRAM130に展開して実行することにより、冷却実行部112a、トルク算出部114として機能する点において、第1実施形態における制御装置100と異なる。
トルク算出部114は、ブレーキ開度センサ73から取得したブレーキ開度を用いて、車両10aのブレーキ要求トルクを算出する。本実施形態では、ROM120aには、ブレーキ開度とブレーキ要求トルクとの関係が記憶されており、トルク算出部114は、この関係を用いてブレーキ要求トルクを算出する。図4では、上述の第1実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付している。
冷却実行部112aは、上述の第1実施形態の冷却実行部112が実行する制御に加え、さらに、車両10aに対する減速要求がある場合、ブレーキ要求トルクが大きいほど、ターボチャージャー30の冷却度合いを大きくする制御を実行する。言い換えると、冷却実行部112aは、減速要求がある場合、ブレーキ要求トルクが小さいほど、ターボチャージャー30の冷却度合いを小さくする制御を実行する。本実施形態では、冷却実行部112aは、減速要求がある場合、スロットルバルブ60の開度を、ブレーキ要求トルクが大きいほど目標開度よりも大きくする。言い換えると、冷却実行部112aは、減速要求がある場合、ブレーキ要求トルクが小さいほど、スロットルバルブ60開度の目標開度からの増加量を小さくする。
ROM120aには、上述の第1実施形態のROM120に記憶されているアクセル開度、冷却水温度と、スロットルバルブ60の目標開度と、の関係に加え、ブレーキ要求トルクと、スロットルバルブ60の目標開度からの増加量と、の関係が記憶されている。冷却実行部112aは、これらの関係を用いて、取得したアクセル開度、冷却水温度から目標開度を決定する。冷却実行部112aは、トルク算出部114により算出されたブレーキ要求トルクを用いて、スロットルバルブ60の目標開度からの増加量を決定して、スロットルバルブ60を開く。本実施形態における制御装置100a及び車両10aのその他の構成、及び制御装置100aによるアイドルストップ処理は、上述の第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ブレーキ要求トルクが大きい場合には、停車までの時間が短いことが考えられる。本実施形態によれば、上述の第1実施形態と同様の効果を奏するのに加え、ブレーキ要求トルクが大きいほどターボチャージャー30の冷却度合いを大きくするので、停車までにターボチャージャー30の温度を低下させることができる。ブレーキ要求トルクが小さい場合には、停車までの時間が長いことが考えられるが、本実施形態によれば、ブレーキ要求トルクが小さい場合にはターボチャージャー30の冷却度合いを小さくするので、ターボチャージャー30の不要な冷却を抑制することができる。
また、ブレーキ要求トルクが小さい場合には、停車までの時間が長いことが考えられるが、本実施形態によれば、ブレーキ要求トルクが小さい場合にはスロットルバルブ60の開度を小さくするので、ターボチャージャー30の不要な冷却を抑制することができるとともに、エンジン20に不要な空気が供給されることを抑制できる。また、スロットルバルブ60の開度を適切な開度に保つことができるので、車両10aが減速から加速に転じた場合にもエンジン20に適切な量の空気を供給することができる。
C.第3実施形態:
図5に示す車両10bの制御装置100bは、CPU110bがROM120bに記憶されているコンピュータプログラムをRAM130に展開して実行することにより、要求判定部111b、回生量制御部115として機能する点において、第1実施形態における制御装置100と異なる。図5では、上述の第1実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付している。
要求判定部111bは、アクセル開度センサ72から取得したアクセル開度が予め定められた値α以下である場合、すなわち、上述の第1実施形態で示した条件2が成立している場合に、車両10bに対する減速要求があると判定する。
回生量制御部115は、車両10bに対する減速要求がある場合に、モータジェネレータ21による回生量を、スロットルバルブ60の開度に応じて増加させる。本実施形態では、ROM120aには、減速要求がある場合におけるスロットルバルブ60の開度と、モータジェネレータ21による回生量との関係が予め記憶されている。この回生量は、スロットルバルブ60の開度を大きくしたことによるエンジンブレーキの作用低下分を、モータジェネレータ21の回生発電によって補うことが可能な量であり、実験やシミュレーションにより予め求められる。本実施形態における制御装置100b及び車両10bのその他の構成、及び制御装置100bによるアイドルストップ処理は、上述の第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図6には、ターボチャージャー温度Tcと、エンジン20の回転数と、車速と、スロットル開度とが、横軸に時間をとって太い実線で示されている。図5に示す破線は、従来例を示すタイムチャートである。従来例は、上述の冷却処理及び減速要求がある場合の回生量増加が行われず、ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Tt以下となった場合にエンジンが停止される例を示している。
本実施形態では、図6に示すように、車両10の減速期間中(時点t0〜時点t1)に、回生量制御部115がモータジェネレータ21の回生量を増加させるため、従来例に比べてSOCの上昇が早い。
本実施形態によれば、上述の第1実施形態と同様の効果を奏するのに加え、減速要求がある場合に、スロットルバルブ60の開度を大きくすることによるエンジンブレーキの作用の低下を、モータジェネレータ21による回生制動によって補うことができる。より具体的には、エンジンブレーキの作用の低下を、モータジェネレータ21による回生量を大きくしたことによる駆動輪の制動力の増加によって補うことができる。そのため、車両10bの操作者のブレーキフィールを確保することができる。
また、本実施形態によれば、減速要求がある場合にモータジェネレータ21による回生量が増加するため、バッテリ40のSOCを早期に上昇させることができる。
D.変形例:
D1.変形例1:
上述の種々の実施形態では、スロットルバルブ60を、ターボチャージャー30を冷却する冷却部としても用いている。これに対し、車両10、10a、10bは、ターボチャージャー30を冷却する他の機構を備え、当該他の機構を冷却部として用いてもよい。他の機構は、例えば、ターボチャージャー30のハウジング内に形成された冷却水流路と、冷却水を循環させるポンプであってもよいし、ターボチャージャー30に空気を供給するファン等であってもよい。冷却実行部112、112aは、減速要求がある場合に、冷却水の循環量や、ファンの回転数等を増加させることによってターボチャージャー30を冷却してもよい。また、冷却実行部112aは、ブレーキ要求トルクが大きいほど、冷却水の循環量や、ファンの回転数等を増加させてもよい。
D2.変形例2:
上述の第1実施形態及び第2実施形態の車両10、10aは、エンジン20とモータジェネレータ21とを動力源として搭載したハイブリッド車両であるが、車両10、10aは、ハイブリッド車両でなくともよく、エンジン20を動力源としてもよい。
D3.変形例3:
上記実施例では、車両10、10a、10bとして自動車を例示したが、車両10、10a、10bとしては自動車に限られず、種々の実施態様を採用してよい。例えば、二輪車、気動車等の態様で実施することができる。
D4.変形例4:
上記実施形態において、エンジン制御部113は、車両10、10a、10bの減速後における停車時に、ターボチャージャー30の温度を検出する温度センサ71から取得したターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Tt以下である場合に、車両10、10a、10bのエンジン20の運転を停止している。これに対し、エンジン制御部113は、例えば、減速後における停車時に、ROM120、120a、120bに記憶された予め定められた時間tTtが経過した場合に、エンジン20の運転を停止してもよい。この場合には、ターボチャージャー30には、温度センサ71が設けられていなくともよい。このようにしても、減速要求がある場合にターボチャージャー30が冷却されるので、上述の種々の実施形態と同様に、減速後に車両10、10a、10bが停車する場合には、停車までにターボチャージャー30の温度を低下させることができる。
上記の時間tTtは、ターボチャージャー30の温度に相関するパラメータであってもよく、ターボチャージャー温度Tcが冷却完了温度Ttに達したと予想される時間であってもよい。例えば、ROM120、120a、120bに、時間tTtと、減速前における車両10、10a、10bの走行状態と、の関係を記憶しておき、エンジン制御部113は、走行状態を上記関係に入力して、エンジン20の運転を停止する時間tTtを決定してもよい。車両10、10a、10bの走行状態は、減速前におけるエンジン20の回転数の履歴(最高回転数や、高回転数でエンジン20が回転していた時間)に基づいて定められてもよい。ターボチャージャー30は、減速時に冷却部により冷却されるため、時間tTtは、減速時にターボチャージャー30が冷却部により冷却されない場合と比較して、短く定められる。この変形例によれば、減速後に車両10、10a、10bが停車する場合には、減速要求がある場合にターボチャージャー30を冷却しない場合と比較して、ターボチャージャー30の温度を低下させるためのエンジン20のアイドル時間を、短縮することができる。
D5.変形例5:
上記実施形態及び変形例において、ソフトウエアによって実現された機能及び処理の一部又は全部は、ハードウエアによって実現されてもよく、ハードウエアによって実現された機能及び処理の一部又は全部は、ソフトウエアによって実現されてもよい。ハードウエアとしては、例えば、集積回路、ディスクリート回路、又は、それらの回路を組み合わせた回路モジュールなど、各種回路を用いてもよい。
D6.変形例6:
本発明は、上述した車両10、10a、10bの制御装置100、100a、100b以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、車両の制御方法、その方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記憶した、例えば半導体メモリなどの一時的でない記録媒体等で実現することができる。また、本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態や変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組合せを行うことが可能である。例えば、上述の第3実施形態は、上述の第2実施形態と組み合わされてもよいし、全ての実施形態が組み合わされてもよい。また、前述した実施形態及び各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
10、10a、10b…車両、20…エンジン、30…ターボチャージャー、71…温度センサ、100、100a、100b…制御装置、111、111b…要求判定部、112、112a…冷却実行部

Claims (7)

  1. 過給機(30)が組み付けられたエンジン(20)を有する車両(10、10a、10b)の制御装置(100、100a、100b)であって、
    前記車両に対する減速要求があるか否かを判定する要求判定部(111、111b)と、
    前記減速要求がある場合に、前記過給機を冷却する冷却部(60)を制御して前記過給機を冷却する冷却実行部(112、112a)と、
    を備える、車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置(100、100a、100b)であって、
    さらに、前記車両の減速後における停車時に、前記過給機の温度を検出する温度センサから取得した温度が予め定められた温度以下である場合に、前記エンジンの運転を停止するエンジン制御部(113)を備える、車両の制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置(100、100a、100b)であって、
    前記冷却部は、前記エンジンへ供給される空気の流路に設けられたスロットルバルブ(60)であり、
    前記冷却実行部(112、112a)は、前記減速要求がある場合に、前記スロットルバルブの開度を前記車両の運転状態に応じて決定される目標開度よりも大きくする、車両の制御装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の車両(10a)の制御装置(100a)であって、
    さらに、ブレーキ踏み込み量をブレーキ開度として検出するブレーキ開度センサ(73)から取得した前記ブレーキ開度を用いて前記車両のブレーキ要求トルクを算出するトルク算出部(114)備え、
    前記冷却実行部(112a)は、前記減速要求がある場合の前記ブレーキ要求トルクが大きいほど、前記冷却部による前記過給機の冷却度合いを大きくする、車両の制御装置。
  5. 請求項3に記載の車両(10a)の制御装置(100a)であって、
    さらに、ブレーキ踏み込み量をブレーキ開度として検出するブレーキ開度センサ(73)から取得した前記ブレーキ開度を用いて前記車両のブレーキ要求トルクを算出するトルク算出部(114)と備え、
    前記冷却実行部(112a)は、前記減速要求がある場合の前記ブレーキ要求トルクが大きいほど、前記スロットルバルブの開度を前記目標開度よりも大きくする、車両の制御装置。
  6. 請求項3又は請求項5に記載の車両(10b)の制御装置(100b)であって、
    さらに、前記車両の制動力により駆動されるジェネレータ(21)による回生量を制御する回生量制御部(115)を備え、
    前記要求判定部(111b)は、前記減速要求があることを、アクセル踏み込み量をアクセル開度として検出するアクセル開度センサ(72)から取得した前記アクセル開度が予め定められた値以下であることにより判定し、
    前記回生量制御部は、前記減速要求がある場合に、前記ジェネレータによる回生量を前記スロットルバルブの開度に応じて増加させる、車両の制御装置。
  7. 請求項6に記載の車両(10b)の制御装置(100b)であって、
    前記車両は、さらに、前記ジェネレータにより発電された電力が蓄えられるバッテリ(40)を備える、車両の制御装置。
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