JP2018184231A - 巻上機及びエレベーター装置 - Google Patents
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Abstract
Description
1.第1の実施形態(巻上機の主ロープ取り付け面に防護カバーを有する例)
1−1.エレベーター装置の全体構成
1−2.巻上機の構成
2.第2の実施形態(防護カバー部に凸部が設けられている例)
1−1.エレベーター装置の全体構成
図1は、本実施形態のエレベーター装置1の全体構成を説明するための概略構成図である。また、図2は、本実施形態のエレベーター装置1の昇降路100を水平面から見たときの断面構成図である。
昇降路100は、乗りかご110が昇降するための通路となる空間であり、建物内部の各階を上下方向に貫いて設けられている。昇降路100の内壁面には、乗りかご110の昇降を案内するガイドレール112(図2参照)が取り付けられている。また、昇降路100の壁面における各階に相当する高さ位置には、各階に通じる乗り場ドア(図示を省略する)が設けられている。
乗りかご110は、人や荷物を載せるためのものであり、昇降路100内においては、主ロープ130に支持された状態で収容されている。乗りかご110の底部には、せり上げプーリ111が設けられており、主ロープ130は、せり上げプーリ111に巻き掛けられることによって乗りかご110を支持している。そして、乗りかご110は、昇降路100の内壁面に設けられたガイドレール112に案内された状態で、昇降路100内の上下方向に昇降する。
釣合錘120は、乗りかご110との釣り合いをとるために設けられたものであり、主ロープ130に支持された状態で昇降路100内に収容されている。釣合錘120の上部には、錘側プーリ121が設けられており、主ロープ130は、錘側プーリ121に巻き掛けられることによって釣合錘120を支持している。
巻上機10は、昇降路100の最下部に配置されており、主ロープ130を介して乗りかご110及び釣合錘120をつるべ式に昇降させるものである。巻上機10は、図示を省略する制御部によってその駆動が制御される。巻上機10は、筐体12と綱車13とを有して構成されており、図2に示すように、乗りかご110側に筐体12が位置し、昇降路100の壁面側に綱車13が位置するように配置されている。
第1従動プーリ140と、第2従動プーリ150は、昇降路100の最上部に固定されている。主ロープ130の一端と他端は、昇降路100の最上部に固定されている。主ロープ130は、釣合錘120に設けられた錘側プーリ121から第1従動プーリ140に装架され、そして、巻上機10、第2従動プーリ150、乗りかご110のせり上げプーリ111の順に巻き掛けられている。
次に、本実施形態における巻上機10について説明する。図3は、本実施形態の巻上機10の正面図である。また、図4は、図3のS1−S1線上に沿う断面を見たときの断面構成図である。
筐体12は、主軸11が取り付けられるボス部21と、モータ固定子26が固定される取付部23と、ボス部21と取付部23とを連結する第1連結部22とを有している。また、筐体12は、後述する回転子ブロック35の外周面を覆う外壁部25と、取付部23と外壁部25とを連結する第2連結部24とを有している。
主軸11は、X方向を軸方向とする円柱状部材で構成されている。主軸11のX方向における一側の端部の外周面には軸受け14が設けられ、X方向における他側が筐体12のボス部21に嵌合することにより、ボス部21に片持ち支持されている。
綱車13は、外周面に主ロープ130を巻き掛けることができるX方向を軸方向とする円筒形状の部材で構成されており、主軸11の半径方向の外側に配置されると共に、主軸11のX方向の一側に配置されている。また、綱車13の内周面側には、第3連結部32を介して、軸受けハウジング31が配置されている。軸受けハウジング31も、X方向を軸方向とする円筒形状の部材で構成されており、その内周面はX方向の一側に設けられた軸受け14に支持されている。これにより、軸受けハウジング31は、主軸11に対して回転可能に支持されている。さらに、軸受けハウジング31の、X方向における一側の端面は、軸受けカバー15によって覆われている。
回転子ブロック35は、取付部23の外径よりも大きい内径を有すると共に、外壁部25の内径よりも小さい外径を有し、X方向を軸方向とする円筒形状の部材で構成され、第4連結部34を介して綱車13の半径方向の外側に配置されている。また、回転子ブロック35の内周面にはモータ回転子36が取り付けられている。
モータ固定子26は、鉄芯及び鉄芯に巻き回されたコイルで構成されている。複数のモータ固定子26が取付部23の外周面に取り付けられている。
モータ回転子36は、磁性体からなる部材で構成されており、回転子ブロック35の内周面に固定されている。また、モータ回転子36は、取付部23の外周面に取り付けられたモータ固定子26とエアギャップを挟んで径方向に対向するように、回転子ブロック35の内周面に固定されている。
遮蔽体17は、円形状の開口部を有するほぼリング状の平板で構成されており、筐体12の外壁部25のX方向における綱車13側の端面にネジ40で、後述する防護カバー16と共に固定されている。この遮蔽体17は、4つの遮蔽片17a、17b、17c、17dで構成されている。4つの遮蔽片17a、17b、17c、17dは、周方向に等角度間隔で分割された円弧状の平板であり、それぞれの遮蔽片17a、17b、17c、17dをつなぎ合わせることにより、ほぼリング状の平板に形成される。
防護カバー16は、遮蔽体17と同様、回転子ブロック35と外壁部25との間の隙間を綱車13側に露出させないように設けられるものであり、遮蔽体17よりもX方向における綱車13側に設けられている。遮蔽体17が、回転子ブロック35側の先端が回転子ブロック35の外周面に設けられた溝部35aに入り込むように設けられる構成であるのに対し、防護カバー16は、図4に示すように、後述する庇部62が回転子ブロック35のX方向における一側の先端35bよりも綱車13側に張り出すように構成されている点で異なる。また、遮蔽体17は、回転子ブロック35の全周に渡って設けられているのに対し、防護カバー16は、回転子ブロック35のY方向における上半分を含む所定の範囲内に設けられている点で異なる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るエレベーター装置の巻上機200について説明する。図9は、本実施形態の巻上機200の正面図である。また、図10は、図9のS4−S4線上に沿う断面構成図である。本実施形態は、防護カバー160の構成が第1の実施形態と異なる例である。図9及び図10において、図3及び図4に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
Claims (8)
- 乗りかごが昇降する昇降路内に配置される巻上機であって、
主軸と、
前記主軸を固定するボス部、及び、筒状部材で構成され、前記主軸の半径方向の外側に配置された外壁部を有する筐体と、
前記主軸と前記外壁部との間に挿入され、前記主軸に回転可能に支持された円筒形状の回転子ブロックと、
前記外壁部及び前記回転子ブロックに対して、前記主軸の軸方向の一側に設けられ、前記回転子ブロックと一体に回転する綱車と、
前記主軸の中心軸よりも、乗りかごの昇降方向における上側を含む所定の範囲において、前記外壁部と回転子ブロックとの間の隙間を前記主軸の軸方向における一側から遮蔽するように、前記回転子ブロックにおける前記軸方向の端部よりも前記外壁部から前記綱車側に張り出して設けられた防護カバーと
を備える巻上機。 - 前記防護カバーは、前記主軸の中心軸よりも、乗りかごの昇降方向における上側においては、前記外壁部と前記回転子ブロックとの間の隙間に沿って設けられ、前記主軸の中心軸よりも、乗りかごの昇降方向における下側においては、乗りかごの昇降方向に沿って設けられる
請求項1に記載の巻上機。 - 前記防護カバーにおける前記軸方向の一側の面は、前記外壁部から前記綱車における前記軸方向の一側の先端に向けて斜めに形成されている
請求項1に記載の巻上機。 - 前記防護カバーの、前記軸方向において前記綱車に巻き架けられる主ロープと重なる領域には、前記主ロープとの干渉を避けるための凹部が設けられている
請求項1に記載の巻上機。 - 前記防護カバーにおける前記軸方向の他側の面には、凸部が設けられている
請求項1に記載の巻上機。 - さらに、前記防護カバーよりも前記軸方向の他側において前記回転子ブロックの全周に渡って設けられ、前記外壁部と前記回転子ブロックとの間の隙間を前記軸方向の一側から遮蔽すると共に、前記回転子ブロック側の端部が前記回転子ブロックの外周面に設けられた溝部に挿入された遮蔽体を有する
請求項1に記載の巻上機。 - 前記遮蔽体と前記溝部によって非接触式シール機構が構成されている
請求項6に記載の巻上機。 - 昇降路内を昇降する乗りかごと、
前記乗りかごと主ロープを介して連結される釣合錘と、
前記主ロープを巻き掛けることにより、前記乗りかごを昇降させる巻上機とを備え、
前記巻上機は、
主軸と、
前記主軸を固定するボス部、及び、筒状部材で構成され、前記主軸の半径方向の外側に配置された外壁部を有する筐体と、
前記主軸と前記外壁部との間に挿入され、前記主軸に回転可能に支持された円筒形状の回転子ブロックと、
前記外壁部及び前記回転子ブロックに対して、前記主軸の軸方向の一側に設けられ、前記回転子ブロックと一体に回転する綱車と、
前記主軸の中心軸よりも、乗りかごの昇降方向における上側を含む所定の範囲において、前記外壁部と回転子ブロックとの間の隙間を前記主軸の軸方向における一側から遮蔽するように、前記回転子ブロックにおける前記軸方向の端部よりも前記外壁部から前記綱車側に張り出して設けられた防護カバーと
を備える
エレベーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017085175A JP6836452B2 (ja) | 2017-04-24 | 2017-04-24 | 巻上機及びエレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017085175A JP6836452B2 (ja) | 2017-04-24 | 2017-04-24 | 巻上機及びエレベーター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018184231A true JP2018184231A (ja) | 2018-11-22 |
JP6836452B2 JP6836452B2 (ja) | 2021-03-03 |
Family
ID=64355362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017085175A Active JP6836452B2 (ja) | 2017-04-24 | 2017-04-24 | 巻上機及びエレベーター装置 |
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-
2017
- 2017-04-24 JP JP2017085175A patent/JP6836452B2/ja active Active
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