JP2018180224A - 位相差フィルム、偏光板補償フィルム、及び外光反射防止フィルム - Google Patents

位相差フィルム、偏光板補償フィルム、及び外光反射防止フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】ポジティブAプレートとポジティブCプレートとを積層した位相差フィルムにおいて、見る角度による色の変化を抑えることができる位相差フィルムを提供する。【解決手段】ポジティブA型の特性を備え、450nmの波長における正面リタデーションをReA450、550nmの波長における正面リタデーションをReA550としたとき、ReA450/ReA550で得られるΔNAが1.0より大きいポジティブAプレートと、ポジティブC型の特性を備えるポジティブCプレートと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、位相差フィルム、並びに、該位相差フィルムを備える偏光板補償フィルム、及び外光反射防止フィルムに関する。
画像表示装置等に適用される光学フィルムとして、入射した光に対して位相差層により所望の位相差を付与する位相差フィルムがある。例えば有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)表示装置では、λ/4位相差フィルムを直線偏光板と組み合わせた形態で円偏光板として使用され、外光反射防止フィルムとして機能する。また、IPSモード等の液晶表示装置では、斜め方向からの視野に対するコントラストを高めるために、ポジティブAの特性を備えるポジティブAプレートとポジティブCの特性を備えるポジティブCプレートとが組み合わされた位相差フィルムが偏光板補償フィルムの一部として用いられている(例えば特許文献1)。
ここで、ポジティブAの特性とは、層面に沿ったX軸方向の屈折率をNx、層面に沿った方向でX軸に直交するY軸方向の屈折率をNy、層厚方向の屈折率をNzとしたとき、Nx>Ny≒Nzの関係であるとともに、光軸がNx方向となる特徴を有するものである。
ネガティブAの特性とは、Nz≒Nx>Nyの関係であるとともに、光軸がNy方向となる特徴を有するものである。
ポジティブCの特性とは、Nz>Nx≒Nyの関係であるとともに、光軸がNz方向となる特徴を有するものである。
そしてネガティブCの特性とは、Nx≒Ny>Nzの関係であるとともに、光軸がNz方向となる特徴を有するものである。
特開2016−53709号公報
ところが、従来から提案されているAプレートとCプレートとを組み合わせたとき、見る角度によって、フィルムに色の変化が見られることが多く、改善が望まれていた。
本発明は、上記問題に鑑み、ポジティブAプレートとポジティブCプレートとを積層した位相差フィルムにおいて、見る角度による色の変化を抑えることができる位相差フィルムを提供することを課題とする。また、当該位相差フィルムを備える偏光板補償フィルム、及び外光反射防止フィルムを提供する。
上記の課題に対して発明者は鋭意検討を重ねた結果、ポジティブAプレートとポジティブCプレートとが積層された位相差フィルムにおいて、ポジティブAプレートが正波長分散特性を有することで見る角度による色の変化を抑制できる知見を得て、本発明を完成させた。
ここで、正波長分散特性とは、短波長側ほど透過光における位相差が大きい波長分散特性であり、より具体的には、ポジティブAプレートでは450nmの波長における正面リタデーション(Re450)と、550nmの波長における正面リタデーション(Re550)との関係が、Re450>Re550であり、Re450/Re550>1.0である波長分散特性である。ポジティブCプレートでは450nmの波長における厚み方向リタデーション(Rth450)と、550nmの波長における厚み方向リタデーション(Rth550)との関係が、Rth450>Rth550であり、Rth450/Rth550>1である波長分散特性である。
これに対して、逆波長分散特性とは、短波長側ほど透過光における位相差が小さい波長分散特性であり、より具体的には、ポジティブAプレートでは450nmの波長における正面リタデーション(Re450)と、550nmの波長における正面リタデーション(Re550)との関係が、Re450<Re550であり、Re450/Re550<1.0である波長分散特性である。ポジティブCプレートでは450nmの波長における厚み方向リタデーション(Rth450)と、550nmの波長における厚み方向リタデーション(Rth550)との関係が、Rth450<Rth550であり、Rth450/Rth550<1.0である波長分散特性である。
以下本発明について説明する。
本発明の1つの態様は、ポジティブA型の特性を備え、450nmの波長における正面リタデーションをReA450、550nmの波長における正面リタデーションをReA550としたとき、ReA450/ReA550で得られるΔNが1.0より大きいポジティブAプレートと、ポジティブC型の特性を備えるポジティブCプレートと、を有する、位相差フィルムである。
上記位相差フィルムにおいて、ポジティブCプレートの450nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC450、550nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC550とし、RthC450/RthC550で得られる値をΔNとしたとき、
|ΔN−ΔN|≦0.2
であるように構成することができる。
本発明の他の1つの態様は、ポジティブA型の特性を備えるポジティブAプレート、及び、ポジティブC型の特性を備えるポジティブCプレートを有し、ポジティブAプレートの450nmの波長における正面リタデーションをReA450、550nmの波長における正面リタデーションをReA550としたとき、ReA450/ReA550で得られるΔNが、0.94以上1.10以下であるとともに、ポジティブCプレートの450nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC450、550nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC550とし、RthC450/RthC550で得られるΔNが、0.82以上1.00以下である、位相差フィルムである。
上記位相差フィルムでは、ポジティブAプレート、及びポジティブCプレートの少なくとも一方が重合性棒状液晶材料を含有してなるようにできる。
また上記位相差フィルムでは、ポジティブAプレートとポジティブCプレートとの積層状態における波長450nmでの厚み方向リタデーションをRth、ポジティブAプレートとポジティブCプレートとの積層状態における波長550nmでの厚み方向リタデーションをRth、ポジティブAプレートとポジティブCプレートとの積層状態における波長650nmでの厚み方向リタデーションをRth、としたとき、Rth、Rth、Rthのうち最大の値と、最小の値との差が25以下とすることができる。
また、このときの波長550nmにおけるポジティブAプレートの正面リタデーションReA550を110nm以上160nm以下としてもよい。
また、2つの偏光板と、該2つの偏光板の間に配置される上記位相差フィルムと、を具備する偏光板補償フィルムを提供することができる。
また、有機EL表示パネルの出光側に配置される上記位相差フィルムと、位相差フィルムに積層される直線偏光させる偏光子と、を備える外光反射防止フィルムを提供することができる。
本発明によれば、ポジティブAプレートとポジティブCプレートとを積層した位相差フィルムであっても、見る角度による色の変化を抑制することが可能となる。そしてこれを偏光板補償フィルムや外光反射防止フィルムに適用することも可能である。
位相差フィルム10の層構成の一例を示す図である。 位相差フィルム10を適用した液晶表示装置20の層構成を説明する図である。 位相差フィルム10を適用した有機EL表示装置30の層構成を説明する図である。 実施例における評価方法を説明する図である。 実施例における色相の評価について説明する図である。
以下、本発明を具体的な形態例で詳しく説明する。ただし、本発明は以下の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は1つの形態に係る位相差フィルム10の層構成を説明する図である。本形態では、例えば画像表示装置に対して、この位相差フィルム10を各種の他の光学フィルムと共に液晶表示パネル、有機EL表示パネルに配置することで、種々の光学特性を向上させることができる。光学特性としては例えば外光反射、視野角特性の向上、斜め方向に係る光漏れの低減に係る光学補償等が挙げられる。
図1よりわかるように、本形態の位相差フィルム10は、基材11、配向膜12、ポジティブCプレート13、及び、ポジティブAプレート14を有して構成されている。
基材11は、ガラス基材、金属箔、樹脂基材等が挙げられる。その中でも、基材は透明性を有することが好ましく、従来公知の透明基材の中から適宜選択することができる。透明基材としては、ガラス基材の他、トリアセチルセルロース等のアセチルセルロース系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン等のオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホンやポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテル、ポリエーテルケトン、アクロニトリル、メタクリロニトリル、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマー等の樹脂を用いて形成された透明樹脂基材が挙げられる。
基材11は、可視光領域における透過率が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。ここで、基材の透過率は、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光透過率の試験方法)により測定することができる。
基材11の厚みは、位相差フィルムの用途等に応じて、必要な支持性を付与できる範囲内であれば特に限定されないが、10μm以上200μm以下程度の範囲内が通常である。その中でも、基材の厚みは、25μm以上125μm以下の範囲内が好ましく、30μm以上100μm以下の範囲内がさらに好ましい。厚みが上記の範囲よりも厚いと、例えば、長尺状の位相差フィルムを形成した後、裁断加工し、枚葉の位相差フィルムとする際に、加工屑が増加したり、裁断刃の磨耗が早くなってしまったりすることがあるからである。
配向膜12は、本形態ではポジティブCプレート13に含まれる液晶性成分を一定方向に配列させるための層であり垂直配向膜である。ただし配向膜はポジティブCプレートの液晶性成分の性質により適宜必要なものを適用することができる。例えばポジティブCプレートの液晶性成分自体に垂直配向性がある場合には、配向膜には必ずしも垂直配向規制力を具備することない。
本形態では垂直配向膜は、垂直方向の配向規制力を備えた配向膜であり、公知のCプレートの位相差フィルムの作製に供する各種垂直配向膜、VA液晶表示装置等に適用される各種の垂直配向膜を適用することができ、例えばポリイミド配向膜、LB膜による配向膜等を適用することができる。具体的に、配向膜の構成材料としては、例えば、レシチン、シラン系界面活性剤、チタネート系界面活性剤、ピリジニウム塩系高分子界面活性剤、n−オクタデシルトリエトキシシラン等のシランカップリング系垂直配向膜用組成物、長鎖アルキル基や脂環式構造を側鎖に有する可溶性ポリイミドや長鎖アルキル基や脂環式構造を側鎖に有するポリアミック酸等のポリイミド系垂直配向膜用組成物を適用することができる。
配向膜12の形成方法は特に限定されないが、例えば、基材11上に、配向膜形成用の組成物を塗布し、配向規制力を付与することにより配向膜とすることができる。配向膜に配向規制力を付与する手段は、従来公知のものとすることができる。
配向膜12の厚みは、ポジティブCプレート13における液晶性成分を一定方向に配列できればよく、適宜設定すればよい。配向膜の厚みは、通常、1nm以上10μm以下の範囲内であり、60nm以上5μm以下の範囲内が好ましい。
ポジティブCプレート13は、ポジティブCの特性を有する光学的機能を担う層である。そしてこのポジティブCプレート13は、各種の光学フィルムの位相差層の作製に供する液晶材料である液晶化合物を含む重合性液晶組成物により構成され得る。すなわち、このポジティブCプレート13では、液晶化合物が垂直(ホメオトロピック)配向している。
ここで、ポジティブCプレート13は、ポジティブC型の特性を備えていればよく、波長分散特性の正逆は問わない。
ポジティブCプレート13の厚みは特に限定されることはないが、0.3μm以上3.0μm以下が好ましい。
本形態で重合性液晶組成物は、液晶性を示し、分子内に重合性官能基を有する液晶化合物(棒状化合物)を含有するものが好ましい。
従って、液晶化合物は、従来公知のいずれの液晶化合物を用いてもよく特に限定されることはない。例えば正波長分散特性を有するポジティブCプレートであれば特開2016−53709号公報に記載のものが例示でき、逆波長分散特性を有するポジティブCプレートであれば特表2010−522892号公報に記載のものを例示することができる。
なお、液晶化合物として、ネマチック相、スメクチック相等の液晶相を示す材料が挙げられるが、他の液晶相を示す液晶化合物と比較して規則的に配列させることが容易である観点からネマチック相を示す液晶化合物を用いることがより好ましい。ネマチック相を示す液晶化合物としては、メソゲン両端にスペーサを有する材料を用いることが好ましい。メソゲン両端にスペーサを有する液晶化合物は、柔軟性に優れる。
また、液晶化合物は、上記したように分子内に重合性官能基を有する重合性液晶化合物であることが好ましい。重合性官能基を有することにより、液晶化合物を重合して固定することが可能になるため、配列安定性に優れ、位相差性の経時変化が生じにくくなる。また、重合性液晶化合物は、分子内に三次元架橋可能な重合性官能基を有することがより好ましい。三次元架橋可能な重合性官能基を有することで、配列安定性をより一層に高めることができる。なお、「三次元架橋」とは、液晶性分子を互いに三次元に重合して、網目(ネットワーク)構造の状態にすることをいう。
重合性官能基としては、例えば、紫外線、電子線等の電離放射線、あるいは熱の作用によって重合するものを挙げることができる。これら重合性官能基としては、ラジカル重合性官能基が挙げられる。ラジカル重合性官能基の代表例としては、少なくとも1つの付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を持つ官能基が挙げられ、具体例として、置換基を有する若しくは有さないビニル基、アクリレート基(アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基を包含する総称)等が挙げられる。
また、液晶化合物は、末端に重合性官能基を有するものが特に好ましい。このような液晶化合物を用いることにより、例えば、互いに三次元に重合して、網目(ネットワーク)構造の状態にすることができるため、安定性を備え、かつ、光学特性の発現性に優れた位相差フィルムを形成することができる。
重合性液晶組成物中における液晶化合物の含有量としては、特に限定されないが、重合性液晶組成物全体を100質量部としたときに5質量部以上40質量部以下の割合で含まれていることが好ましく、10質量部以上30質量部以下の割合で含まれていることがより好ましい。液晶化合物の量が5質量部未満であると、含有量が少なすぎるためにポジティブCプレート13への入射光を適切に偏光できない可能性がある。一方で、40質量部を超えると、その重合性液晶組成物の粘度が高くなりすぎるために、層の作製の作業性が悪くなる。
なお、液晶化合物は、1種単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
上述した液晶化合物は、通常溶剤に溶かされている。溶剤としては、上述した液晶化合物を均一に分散できるものであることが必要となるが公知の溶剤を用いることができる。このような溶剤として例えばトルエン、キシレン等の炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、テトラヒドロ等のエーテル類、1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシプロピル−2−アセテート等のグリコールエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類を挙げることができる。
重合性液晶組成物中の溶剤の含有量としては、液晶化合物100質量部に対して66質量部以上1900質量部以下であることが好ましい。溶剤の量が66質量部未満であると、液晶化合物を均一に溶かすことができないことがある。一方で、1900質量部を超えると、溶剤の一部が残存して信頼性が低下することがあり、また均一に塗工できないことがある。かかる観点からより好ましくは900質量部以下である。
なお、重合性液晶組成物には、必要に応じて他の添加剤を含有させることができる。他の化合物としては、上述した液晶化合物の配列秩序を害するものでなければ特に限定されるものではなく、例えば、可塑剤、界面活性剤及びシランカップリング剤等を挙げることができる。
ポジティブAプレート14は、ポジティブAの特性を有するとともに、好ましくは正波長分散特性を有して光学的機能を担う。そしてこのポジティブAプレート14は、各種の光学フィルムの位相差層の作製に供する液晶材料であって、正波長分散特性である液晶化合物を含む重合性液晶組成物により構成されることが好ましい。すなわち、液晶化合物がホモジニアス配向を有している。
具体的にはポジティブAプレート14は、ポジティブA型の特性を備え、450nmの波長における正面リタデーションをReA450、550nmの波長における正面リタデーションをReC550としたとき、ReA450/ReA550で得られるΔNが1.0より大きいことがよい。
ポジティブAプレート14の厚みは特に限定されることはないが、0.3μm以上3.0μm以下が好ましい。
ポジティブAプレート14を構成する重合性液晶組成物は、液晶性を示し、分子内に重合性官能基を有する液晶化合物(棒状化合物)を含有するものが好ましい。そして液晶化合物は、特に限定されることなく、ポジティブAプレートを形成する組成物に含まれる全ての液晶化合物を示し、1つの液晶化合物からなるものであっても2種以上の液晶化合物の混合物であってもよい。
液晶化合物としては正波長分散特性を示す液晶化合物であれば、従来公知のいずれの液晶化合物を用いてもよく特に限定されることはない。これには例えば、下記式(1)〜式(17)のようなものを挙げることができる。
Figure 2018180224
Figure 2018180224
重合性官能基としては、例えば、紫外線、電子線等の電離放射線、あるいは熱の作用によって重合するものを挙げることができる。これら重合性官能基としては、ラジカル重合性官能基が挙げられる。ラジカル重合性官能基の代表例としては、少なくとも1つの付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を持つ官能基が挙げられ、具体例として、置換基を有する若しくは有さないビニル基、アクリレート基(アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基を包含する総称)等が挙げられる。
重合性液晶組成物中における液晶化合物の含有量としては、特に限定されないが、重合性液晶組成物全体を100質量部としたときに5質量部以上40質量部以下の割合で含まれていることが好ましく、10質量部以上30質量部以下の割合で含まれていることがより好ましい。液晶化合物の量が5質量部未満であると、含有量が少なすぎるためにポジティブAプレート14への入射光を適切に偏光できない可能性がある。一方で、40質量部を超えると、その重合性液晶組成物の粘度が高くなりすぎるために、層の作製の作業性が悪くなる。
上述した液晶化合物は、通常溶剤に溶かされている。溶剤としては、上述した液晶化合物を均一に分散できるものであることが必要となるが公知の溶剤を用いることができる。このような溶剤として例えばトルエン、キシレン等の炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、テトラヒドロ等のエーテル類、1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシプロピル−2−アセテート等のグリコールエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類を挙げることができる。
重合性液晶組成物中の溶剤の含有量としては、液晶化合物100質量部に対して66質量部以上1900質量部以下であることが好ましい。溶剤の量が66質量部未満であると、液晶化合物を均一に溶かすことができないことがある。一方で、1900質量部を超えると、溶剤の一部が残存して信頼性が低下することがあり、また均一に塗工できないことがある。かかる観点からより好ましくは900質量部以下である。
なお、重合性液晶組成物には、必要に応じて他の添加剤を含有させることができる。他の化合物としては、上述した液晶化合物の配列秩序を害するものでなければ特に限定されるものではなく、例えば、可塑剤、界面活性剤及びシランカップリング剤等を挙げることができる。
以上の構成を備える位相差フィルム10は、次の特徴を具備する。すなわち、ポジティブAプレートは、450nmの波長における正面リタデーションをReA450、550nmの波長における正面リタデーションをReA550としたとき、ReA450/ReA550で得られるΔNが1.0より大きい正波長分散性を備えている。
好ましくは、ポジティブCプレートの450nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC450、550nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC550としたとき、RthC450/RthC550で得られるΔNにおいて、
|ΔN−ΔN|≦0.2なる関係を有している。
また、より好ましくは、ポジティブAプレートとポジティブCプレートとを積層した状態で、波長450nmでの厚み方向リタデーションをRth、波長550nmでの厚み方向リタデーションをRth、波長650nmでの厚み方向リタデーションをRthとし、これらRth、Rth、Rthのうち最大の値と、最小の値との差をRthとしたとき、Rthが25以下である。またこのときの波長550nmでのポジティブAプレートの正面リタデーションReA550を110nm以上160nm以下であることがさらに好ましい。
これにより、位相差フィルムの基本的機能としての外光反射、光学的補償機能を発揮することができるとともに、視野角による色の変化を抑制することができる。
また、上記の他、ΔN≒1.0、かつ、0.82≦ΔN≦1.00としてもよい。これによっても位相差フィルムの基本的機能としての外光反射、光学的補償機能を発揮することができるとともに、見る角度による色の変化を抑制することができる。ここで、ΔN≒1.0は、具体的には0.94≦ΔN≦1.10である。より好ましくは、0.95≦ΔN≦1.05である。一方、ΔNはより好ましくは0.85≦ΔN≦0.94である。このとき逆波長分散特性のポジティブAプレートを用いる際には公知の液晶材料を適用することができる。
次に、位相差フィルム10の製造方法について説明する。例えば位相差フィルム10は、基材の供給工程、配向膜の形成工程、ポジティブCプレートの形成工程、及びポジティブAプレートの形成工程を含んで構成される。
基材の供給工程では、基材11が、ロールにより提供される。
そして、配向膜の形成工程では、基材11の一方の面に配向膜12を形成する。具体的には次の通りである。
基材11を供給リールから引き出し、配向膜を構成する組成物を基材11上に積層させる。基材11上への組成物の積層方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ダイコート法、グラビアコート法、リバースコート法、ナイフコート法、ディップコート法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、スピンコート法、ロールコート法、プリント法、浸漬引き上げ法、カーテンコート法、キャスティング法、バーコート法、エクストルージョンコート法、E型塗工方法等を用いることができる。
そして積層された組成物を乾燥させることにより配向膜12とする。
ポジティブCプレートの形成工程では、該ポジティブCプレートを構成する組成物を配向膜の形成工程と同様にして配向膜12上に積層し、紫外線の照射を施すことによって組成物を硬化させてポジティブCプレート13を得る。紫外線の照射の光源としては、低圧水銀ランプ(殺菌ランプ、蛍光ケミカルランプ、ブラックライト)、高圧放電ランプ(高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ)、ショートアーク放電ランプ(超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、水銀キセノンランプ)等を用いることができる。その中でも、メタルハライドランプ、キセノンランプ、高圧水銀ランプ等を好ましく用いることができる。紫外線の波長としては、組成物を構成する材料等に応じて適宜設定されるものであり、具体的には、波長が210nm以上380nm以下、好ましくは230nm以上380nm以下、さらに好ましくは250nm以上380nm以下の照射光を用いることが好ましい。また、紫外線の照射量(積算光量)としては、特に限定されないが、例えば、100mJ/cm以上1500mJ/cm以下の範囲内であることが好ましく、100mJ/cm以上800mJ/cm以下の範囲内であることがより好ましい。
ポジティブAプレートの形成工程では、例えば該ポジティブAプレートを構成する組成物をポジティブCプレート13上に積層して硬化させる。これはポジティブCプレート13の形成と同様に行うことができる。この際にはポジティブAプレートに対して配向膜を設けることが好ましい。
ただし、これに限らずポジティブAプレートを別途作製しておき、ポジティブCプレートに転写して積層することもできる。
次に、上記した位相差フィルム10を適用した光学機能積層体について説明する。この光学機能積層体においては、画像表示パネルに配置される各種の光学機能積層体の構成の1つに位相差フィルム10を含むことで配置できる。
より具体的な1つの例として位相差フィルム10を備えた液晶表示装置に適用する場合について説明する。図2は、位相差フィルム10を含む液晶表示装置20の層構成を示す図である。この液晶表示装置20において、光学機能積層体26は、液晶表示パネル23のうちの出射面側に配置される。ここには直線偏光させるための偏光子27及び位相差フィルム10を含み、偏光板補償に供する例である。
液晶表示装置20は、IPS液晶表示装置(In−plane Switching liquid crystal display;IPS−LCD)であり、バックライト22の観察者側面に液晶表示パネル23が配置される。
液晶表示パネル23は、IPS液晶による液晶セル25が設けられ、この液晶セル25のバックライト22側に、例えば感圧性の粘着層(図示せず)により直線偏光板24が設けられる。なお、直線偏光板24は、透明フィルムからなる2枚の基材の間に直線偏光板として機能を担う偏光子が挟持されて構成される。
液晶表示パネル23では、液晶セル25の出射面に光学機能積層体26が配置される。この光学機能積層体26は、偏光板補償のための偏光板補償フィルムを構成する位相差フィルム10、偏光子27、及び表面材である基材(保護フィルム)28を備える。基材28は、TAC等の透明フィルムが適用され、ここに直線偏光板としての偏光子27が設けられる。
このように、光学機能積層体26を構成する位相差フィルム10は、広帯域において、斜め視野からの偏光板補償フィルムとして機能する。
具体的な他の1つの例として位相差フィルム10を備えた有機EL表示装置に適用する場合について説明する。図3は、位相差フィルム10を含む有機EL表示装置30の層構成を示す図である。この有機EL表示装置30において、光学機能積層体36は、有機EL表示パネル33の出射面側に配置される外光反射防止フィルムである。この光学機能積層体36は、直線偏光させるための偏光子37、及び位相差フィルム10を含み、いわゆる円偏光板として外光反射機能を有するものとなる。
有機EL表示装置30は、有機EL表示パネル33で自発光した映像光を観察者に提供する装置であり、有機EL表示パネル33の出射面に光学機能積層体36が配置される。この光学機能積層体36は、外光反射防止のための円偏光板として機能し、位相差フィルム10、直線偏光板としての偏光子37、表面材である基材(保護フィルム)38を備える。なお、このとき、位相差フィルム10のポジティブAプレート14がλ/4位相差層として機能し、これにポジティブCプレート13が積層された態様となる。
このように、光学機能積層体36を構成する位相差フィルム10は外光反射防止フィルムとして機能する。
実施例ではシミュレーションにより、図2に示した液晶表示パネル23に倣って積層体をモデル化し、ここに含まれる位相差フィルム10のポジティブAプレートのΔN及びポジティブCプレートのΔNを変更して、60°視野角度における色相変化について評価した。
シミュレーションはLCD−MASTER(シンテック株式会社)を用いて行った。モデルの層構成は観察者側から、吸収軸を基準に対して90度とした上偏光板、ポジティブCプレート、光軸を上偏光板の吸収軸と平行としたポジティブAプレート、及び吸収軸を基準に対して0度とした下偏光板とし、下偏光板側から光を照射する条件とした。
[評価]
<視野角色相変化>
図4に模式図を示したように、評価対象である積層体の面の中心から延びる法線nに対してθ=60°傾斜した視野角度における色を測定した。図4の上方の図は積層体を平面視した図、図4の下方は積層体を側面から見た図である。図4からわかるように、θ=60°の視野角度はOを中心に円を描くように存在するので、Sを起点として矢印Kに沿ってOを中心とした円を描くように一周に亘って各位置における色相を得た。
その結果として図5(a)、図5(b)に1つずつ例を示したように、一周した際に色の変化が生じることからこれをx−y表色系のxy座標に表した。これにより、60°視野角度における、方位(周方向位置)と色の変化との関係を評価することができる。
色相の変化は少ない方がよく、60°視野角度で一周する際に様々な色を跨がないことが好ましい。従って、図5(a)にE1示したような円形に近いものより、図5(b)にE2で示した細い形状のものが色相の変化が少なく好ましいといえる。
表1に各条件における結果を表した。表1では、E1のように円形に近いもの「円形」、E2で示した細い形状のものを「線形」と表記した。そして、円形に近いものはその面積により、大、中、小の3段階で表した。また、線形であるものは細さにより3段階に分け、細い順にA、B、Cで表した。細い方がさらに色の変化を小さく抑えることができ、好ましいといえる。
表1に視野角色相の変化の結果を示した。
Figure 2018180224
表1からわかるように、ΔNが1.0より大きい範囲では線形となり、色相の変化を小さく抑えることができた。
また、0.94≦ΔN≦1.10、かつ、0.82≦ΔN≦1.00では、線形である場合と円形である場合とがあるが、円形である場合でもその面積が中又は小であり、色相の変化は比較的小さいといえる。
<積層時の位相差>
ポジティブAプレートとポジティブCプレートとを積層した状態で、波長450nmでの厚み方向リタデーションRth、波長550nmでの厚み方向リタデーションRth、波長650nmでの厚み方向リタデーションRthを算出し、これらRth、Rth、Rthのうち最大の値と、最小の値との差を算出し、Rthを得た。表2に結果を示す。
Figure 2018180224
このRthの結果と、上記した色相の変化の評価結果との対比を行ったところ、Rthが25以下であるときに特に色相の変化が少ないことがわかった。
10 位相差フィルム
11 基材
12 配向膜
13 ポジティブCプレート
14 ポジティブAプレート
20 液晶表示装置
22 面光源装置
23 液晶表示パネル
24 直線偏光板
25 液晶セル
26 光学機能積層体
27 偏光子
28 基材
30 有機EL表示装置
33 有機EL表示パネル
36 光学機能積層体
37 偏光子
38 基材

Claims (8)

  1. ポジティブA型の特性を備え、450nmの波長における正面リタデーションをReA450、550nmの波長における正面リタデーションをReA550としたとき、ReA450/ReA550で得られるΔNが1.0より大きいポジティブAプレートと、
    ポジティブC型の特性を備えるポジティブCプレートと、を有する、
    位相差フィルム。
  2. 前記ポジティブCプレートの450nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC450、550nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC550とし、RthC450/RthC550で得られる値をΔNとしたとき、
    |ΔN−ΔN|≦0.2
    である、請求項1に記載の位相差フィルム。
  3. ポジティブA型の特性を備えるポジティブAプレート、及び、ポジティブC型の特性を備えるポジティブCプレートを有し、
    前記ポジティブAプレートの450nmの波長における正面リタデーションをReA450、550nmの波長における正面リタデーションをReA550としたとき、ReA450/ReA550で得られるΔNが、0.94以上1.10以下であるとともに、
    前記ポジティブCプレートの450nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC450、550nmの波長における厚み方向リタデーションをRthC550とし、RthC450/RthC550で得られるΔNが、0.82以上1.00以下である、位相差フィルム。
  4. 前記ポジティブAプレート、及び前記ポジティブCプレートの少なくとも一方が重合性棒状液晶材料を含有してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の位相差フィルム。
  5. 前記ポジティブAプレートと前記ポジティブCプレートとの積層状態における波長450nmでの厚み方向リタデーションをRth、前記ポジティブAプレートと前記ポジティブCプレートとの積層状態における波長550nmでの厚み方向リタデーションをRth、前記ポジティブAプレートと前記ポジティブCプレートとの積層状態における波長650nmでの厚み方向リタデーションをRth、としたとき、前記Rth、前記Rth、前記Rthのうち最大の値と、最小の値との差が25以下である、請求項2乃至4のいずれかに記載の位相差フィルム。
  6. 波長550nmにおける前記ポジティブAプレートの正面リタデーションが110nm以上160nm以下である、請求項5に記載の位相差フィルム。
  7. 2つの偏光板と、
    該2つの偏光板の間に配置される請求項1乃至6のいずれか一項に記載の位相差フィルムと、を具備する偏光板補償フィルム。
  8. 有機EL積層体の出光側に配置される請求項1乃至6のいずれか一項に記載の位相差フィルムと、
    前記位相差フィルムに積層される直線偏光させる偏光子と、
    を備える外光反射防止フィルム。
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