JP2018179924A - 軸型トルク変換器 - Google Patents
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Abstract
Description
これに伴って、軸型トルク変換器の場合、トルク検出用のひずみゲージおよびこのひずみゲージから得られたわずかな出力信号を増幅して回転固定部に常時伝達するための様々な電子部品や電気部品を回転軸付近に配置することが必要である。
発電機またはモータのトルクを測定する際には、トルクが短い時間で急激に変化するので、出力信号の伝達がわずかな時間でも途切れると、この部分の出力信号を固定側で得ることができなくなり、この欠落した出力信号を予測演算することは極めて困難になる。伝達できなかった出力信号の一部についてこの出力信号を推定したのでは実際のトルク特性値と合致しなくなる。
回転軸と、
トルク検出部と、
前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸と一体となって回転する支持板と、
を備えた軸型トルク変換器であって、
前記トルク検出部は、
前記回転軸に作用するトルクを検出するトルク検出素子と、
前記トルク検出素子から得られたトルク値を光信号として出力する光源と、
前記光源からの出力光を導光するリング状の導光部と、
前記導光部から出射された光を受光する受光部と、
を備え、
前記光源および前記導光部は、前記支持板に取り付けられ、
前記光源は、前記導光部の内側に配置され、
前記光源からの出力光は、前記導光部内を伝わることにより、前記導光部の外周面から径方向外側に照射される。
回転軸と、
トルク検出部と、
前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸と一体となって回転する支持板と、
を備えた軸型トルク変換器であって、
前記トルク検出部は、
前記回転軸に作用するトルクを検出するトルク検出素子と、
前記トルク検出素子から得られたトルク値を光信号として出力する光源と、
前記光源からの出力光を導光するリング状の導光部と、
前記導光部から出射された光を受光する受光部と、
を備え、
前記光源は、前記支持板に取り付けられ、
前記導光部は、前記回転軸に取り付けられ、内周面および外周面を有し、前記内周面の内側に円錐台形の空洞が設けられ、
前記光源は、前記導光部の外側に配置され、
前記光源からの出力光のうちの第1の部分が前記内周面で反射することにより、かつ、前記光源からの出力光のうちの第2の部分が前記導光部内を伝わることにより、前記導光部の外周面から径方向外側に光が照射される。
ことが好ましい。
ことが好ましい。
ことが好ましい。
なお、図1において、各構成要素の電気的な接続関係に関しては図示を省略している。
以下の説明において、回転側とは、回転軸100、トルク検出部300および支持板400などの回転する部分を総称して言い、固定側とは、軸支持部200、ハウジング500および回路基板700などの固定された部分を総称して言う。
回転軸100は、例えば金属でできている。
光源320からの出力光のうち、内周面330iに垂直に入射する光は、そのまま外周面330oから出射する。一方、光源320からの出力光のうち、内周面330iに対して傾斜して入射する光は、導光部330の内部で光路が変更され、内周面330iおよび外周面330oで反射を繰り返し、外周面330oから出射する。
内周面330iのうち、少なくとも一部には、溝やドットが形成され、また、光を反射する光反射面が形成されていているため、導光部330の内部に入射した光がこれらの溝やドットで光路が変更され、また、光反射面で反射することにより、光は外周面330oから出射する。
このように、光源320からの出力光は、導光部330内を伝わることにより、外周面330o全体から周方向に均一な照度で径方向外側に照射される。この照射光は、導光部330に対向して設けられた固定側の受光部350によって受光される。すなわち、導光部330は、光源320からの光信号αを受光部350に非接触で伝達する。
光の伝送効率の観点から、光源320と導光部330とが接触していること、および、光源320の幅(回転軸100の方向の長さ)と導光部330の厚さとが同一であることが好ましい。また、図示を省略するが、導光部330の支持板400側と反対側の面には反射板が設けられていることが好ましい。また、反射板は、光源320および導光部330の両方を覆うように配置されていると、光源320側に漏れた光も有効利用できるためより好ましい。
導光部330は、ポリカーボネート等の樹脂でできている。
支持板400は、導光部330側の面が白色であり、反射板として機能することが好ましい。
支持板400には、後述する回転側制御回路450の大部分の構成要素(抵抗、キャパシタ等)が均等に配置されていることが好ましい。図示例では、説明の簡略化のために回転側制御回路450が支持板400の一部に配置されているが、実際は、回転側制御回路450の構成要素は、回転軸100の中心軸線回りにバランスよく均等に、すなわち支持板400の全体に配置されていることが好ましい。これにより、回転軸100が高速回転した際に、支持板400にブレが生じなくなるため好ましい。
あるいは、支持板400に、ダミーの錘のようなものを配置し、この錘と回転側制御回路450の構成要素との重力バランスをとることもできる。この場合、回転側制御回路450の構成要素を均等に配置しなくてもよい。
また、支持板400には、図示しない回路パターンが形成され、回転側制御回路450と光源320とが電気的に接続されている。
ハウジング500は、例えば金属でできている。
電磁誘導により固定側コイル602から回転側コイル603に電力が供給される。
ホイートストンブリッジ回路407の出力は、増幅器408で増幅され、フィルタ回路409によって余分な周波数成分の雑音が除去された後、電圧/周波数変換器(V/F変換)410に供給される。
電圧/周波数変換器(V/F変換)410は、電圧の大きさを周波数の高低に変換する。周波数変調することにより、光源320および受光部350の非線形の影響を除去することができる。
ローパスフィルタ回路707は、例えば、公知の二次、または三次のバターワースフィルタ等を用いる。そして、ローパスフィルタ回路707は、出力バッファ回路708に接続され、出力端子709にトルクの測定値が供給される。
変形例の軸型トルク変換器は、3つの光源320を有する点以外、上述した軸型トルク変換器1と同一である。3つの光源320は、互いに120度の角度で配置されている。この構成により、径方向外側に照射される光の均一性が向上するとともに、回転軸100が高速回転した際に、支持板400にブレが生じなくなるため好ましい。
第2実施形態に係る軸型トルク変換器2は、光源320および導光部340以外、上述した軸型トルク変換器1と同一である。
光源320からの出力光のうち、第1の側面340aに垂直な第1の部分(図7(b)における破線矢印)は、第1の側面340aから入射し、内周面340iで反射し、外周面330oから出射する。光源320からの出力光のうち、第1の側面340aに対して傾斜した第2の部分は、第1の側面340aから入射し、導光部330の内部で光路が変更され、第1の側面340aおよび第2の側面340bで反射を繰り返し、外周面340oから出射する。
このように、光源320からの出力光は、導光部340内を伝わることにより、外周面330o全体から周方向に均一な照度で径方向外側に照射される。この照射光は、導光部330に対向して設けられた固定側の受光部350によって受光される。すなわち、導光部340は、光源320からの光信号αを受光部350に非接触で伝達する。
なお、図示例では、3つの光源320が設けられているが、光源320は、1つ以上であればよい。ただし、複数の光源320が、支持板400の周方向に等間隔に配置されていることが好ましい。
変形例では、導光部340の円錐台形の空洞の右側に、導光部340と回転軸100との接続部が設けられ、導光部340が確実に回転軸100に取り付けられる。なお、反射板345は設けなくてもよい。
2 軸型トルク変換器
100 回転軸
122 トルク検出軸部
200 軸支持部
210 軸受
300 トルク検出部
310 トルク検出素子
320 光源
330 導光部
340 導光部
345 反射板
350 受光部
400 支持板
450 回転側制御回路
500 ハウジング
502 上部
503 底部
600 電磁コイル
602 固定側コイル
603 回転側コイル
700 回路基板
750 固定側検出回路
Claims (5)
- 回転軸と、
トルク検出部と、
前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸と一体となって回転する支持板と、
を備えた軸型トルク変換器であって、
前記トルク検出部は、
前記回転軸に作用するトルクを検出するトルク検出素子と、
前記トルク検出素子から得られたトルク値を光信号として出力する光源と、
前記光源からの出力光を導光するリング状の導光部と、
前記導光部から出射された光を受光する受光部と、
を備え、
前記光源および前記導光部は、前記支持板に取り付けられ、
前記光源は、前記導光部の内側に配置され、
前記光源からの出力光は、前記導光部内を伝わることにより、前記導光部の外周面から径方向外側に照射される、
軸型トルク変換器。 - 回転軸と、
トルク検出部と、
前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸と一体となって回転する支持板と、
を備えた軸型トルク変換器であって、
前記トルク検出部は、
前記回転軸に作用するトルクを検出するトルク検出素子と、
前記トルク検出素子から得られたトルク値を光信号として出力する光源と、
前記光源からの出力光を導光するリング状の導光部と、
前記導光部から出射された光を受光する受光部と、
を備え、
前記光源は、前記支持板に取り付けられ、
前記導光部は、前記回転軸に取り付けられ、内周面および外周面を有し、前記内周面の内側に円錐台形の空洞が設けられ、
前記光源は、前記導光部の外側に配置され、
前記光源からの出力光のうちの第1の部分が前記内周面で反射することにより、かつ、前記光源からの出力光のうちの第2の部分が前記導光部内を伝わることにより、前記導光部の外周面から径方向外側に光が照射される、
軸型トルク変換器。 - 前記導光部の前記支持板側と反対側の面に設けられた反射板をさらに備える、
請求項1または2に記載の軸型トルク変換器。 - 複数の前記光源が、前記支持板の周方向に等間隔に配置されている、
請求項1から3のいずれかに記載の軸型トルク変換器。 - 前記支持板には、前記光源を制御するための回転側制御回路の構成要素が配置されている、
請求項1から4のいずれかに記載の軸型トルク変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017084245A JP6886336B2 (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 軸型トルク変換器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017084245A JP6886336B2 (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 軸型トルク変換器 |
Publications (2)
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JP2017084245A Active JP6886336B2 (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 軸型トルク変換器 |
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JP (1) | JP6886336B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1332334A (en) * | 1970-12-08 | 1973-10-03 | Secr Defence | Optical telemetry systems |
JPS55164994A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-23 | Hitachi Ltd | Signal transmission method for highhspeed rotating body |
JPS60206334A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-17 | Agency Of Ind Science & Technol | 回転体と静止体間の信号伝送装置 |
JP2016211895A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | ミネベア株式会社 | 軸型トルク変換器 |
JP2016217995A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | ミネベア株式会社 | 軸型トルク変換器 |
-
2017
- 2017-04-21 JP JP2017084245A patent/JP6886336B2/ja active Active
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