JP2018179084A - ライナー - Google Patents

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JP2018179084A
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作馬 江森
Sakuma Emori
作馬 江森
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】ライナーの口金とライナー本体の間のシール性を向上し、ライナーの気密性を向上する。
【解決手段】ライナー1は、ライナー本体10と、ライナー本体10の長手方向Xの端部に設けられ、流体を給排する口金11と、を有する。ライナー本体10は、口金11がはめ込まれる台座部20を備えている。口金11は、台座部20と全周に亘り当接する当接部31と、当接部31の外周に設けられ、口金11の長手方向の厚みが薄くなるように切り欠かれた、シール材40の溜まり部32と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ライナーに関する。
例えば自動車等の車両に搭載される燃料電池システムには、燃料ガスの供給源としてガスタンクが用いられている。この種のタンクは、略楕円体状のライナー(内容器)の外周を繊維強化樹脂で覆うことにより形成されている。ライナーは、ライナー本体と、ライナー本体の長手方向の端部に設けられた、ガス等の出入口となる口金を備えている。
従来、ライナーの製造時には、ライナー本体の長手方向の端部に口金をはめ込み、口金とライナー本体をマスキングした後、口金の周縁部とライナー本体との間にシール材を塗布していた(特許文献1、2参照)。
特開2015−209857号公報 特開2012−225373号公報
しかしながら、上述のライナーの製造方法では、予めライナー本体と口金を組み付けておき、その後口金の周縁部とライナー本体との間にシール材を塗布するので、口金とライナー本体の隙間の奥部分にまでシール材が届かない可能性がある。シール材が届かないと、ライナーの気密性が低下する。
本出願はかかる点に鑑みてなされたものであり、ライナーの口金とライナー本体の間のシール性を向上し、ライナーの気密性を向上することをその目的とする。
本発明の一態様に係るライナーは、 ライナー本体と、ライナー本体の長手方向の端部に設けられ、流体を給排する口金と、を有するライナーであって、ライナー本体は、前記口金がはめ込まれる台座部を備え、前記口金は、前記台座部と全周に亘り当接する当接部と、前記当接部の外周に設けられ、口金の前記長手方向の厚みが薄くなるように切り欠かれた、シール材の溜まり部と、を備えている。
本発明によれば、当接部により口金と台座部のシール性が全周に亘り確保されるうえに、溜まり部にシール材が隙間なく埋め込まれるので、ライナーの口金とライナー本体の間のシール性を向上することができる。
本発明によれば、ライナーの口金とライナー本体の間のシール性を向上し、ライナーの気密性を向上することができる。
ライナーの構成の概略を示す説明図である。 ライナー本体と口金のはめ込み部分を示す断面図である。 ライナーを長手方向の端部から見たときの説明図である。 ライナーの製造工程を示すフロー図である。 口金をはめ込む前のライナー本体にシール材を塗布した状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。さらに、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。またさらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
本実施の形態に係るライナーは、例えば高圧タンクの内容器として利用される。図1は、ライナー1の構成の一例を示す。ライナー1は、ライナー本体10と口金11を備えている。ライナー本体10は、略楕円体形状を有する。ライナー本体10は、例えばアルミなどの金属製、もしくは樹脂製である。口金11は、例えばライナー本体10の長手方向(軸方向)Xの両端部に設けられている。口金11は、例えばアルミなどの金属製である。
口金11は、ライナー本体10の長手方向Xの端部にはめ込まれて固定されている。図2に示すようにライナー本体10の長手方向Xの端部には、口金11をはめ込むための凹状の台座部20が形成されている。図3に示すように台座部20の側壁の上端には、径方向の内側方向に突出する複数の爪部21が設けられている。爪部21は、台座部20の周方向に沿って等間隔に形成されている。口金11は、これらの爪部21の内側にはめ込まれている。
図2に示すように口金11は、長手方向(厚み方向)Xのライナー本体10側に円環状の底面30を有している。底面30は、内周側に台座部20に全周に亘り当接する当接部31を有し、その外周側に溜まり部32を有している。当接部31は平坦面である。溜まり部32は、口金11の長手方向Xの厚みが薄くなるように切り欠かれている。溜まり部32は、例えば円環状に形成されている。
溜まり部32には、口金11とライナー本体10との間をシールするシール材40が塗布されている。シール材40は、溜まり部32の深さDよりも厚く塗布されている。シール材40としては、例えばFIPGが使用される。
ここで、ライナー1の製造工程について説明する。図4は、ライナー1の製造工程を示すフロー図である。まず、ライナー本体10が成型され、台座部20が形成される(ライナー本体制作)。次にライナー本体10の台座部20に未硬化のシール材40が塗布される。シール材40は、図5に示すように例えば台座部20の外周縁に沿って塗布される。このときシール材40は、口金11の溜まり部32の深さDよりも厚く塗布される。
次に図2及び図3に示すように口金11がライナー本体10の台座部20にはめ込まれる。口金11は、台座部20の爪部21の内側に圧入される(口金組み付け)。このとき、シール材40は、図2に示すように口金11の溜まり部32に入り込み、押し潰され、口金11とライナー本体10の隙間に充填される。口金11とライナー本体10の隙間から外側にはみ出たシール材40は、エアブローやふき取り等により除去される。シール材40が硬化すると、ライナー1が完成する。
ライナー1は、その後例えば表面のほぼ全面に繊維強化樹脂層が形成され、高圧タンクが製造される。繊維強化樹脂層は、例えばフィラメントワイディング(FW)法により、口金11とライナー本体10の外周面に、熱硬化性樹脂が含浸された繊維束が巻回されて形成される。高圧タンクは、燃料電池車両の燃料ガスが貯留される高圧ガスタンクなどに利用される。
本実施の形態によれば、口金11が、ライナー本体10の台座部20と全周に亘り当接する当接部31と、当接部31の外周に設けられ、口金11の長手方向の厚みが薄くなるように切り欠かれた、シール材の溜まり部32を備えている。この結果、当接部31により口金11と台座部20のシール性が全周に亘り確保されるうえに、溜まり部32にシール材40が隙間なく埋め込まれるので、ライナー1の口金11とライナー本体10の間のシール性を向上し、ライナー1の気密性を向上することができる。
上記実施の形態で記載した溜まり部32は、口金11の径方向内側に向かうにつれて、切欠き量(溜まり部32の深さD)を低減させるようにしてもよい。このように径方向内側に向かうにつれて溜まり部32の隙間を減らすことで、シール材40が口金11に押された際に径方向外側に向けて押し出されやすくなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えばライナー1のライナー本体10と口金11の形状は上記実施の形態のものに限られない。ライナー1は、ガスタンクに限られず、液体タンクなどの他の用途に用いられるものであってもよい。
本発明は、ライナーの口金とライナー本体の間のシール性を向上し、ライナーの気密性を向上する際に有用である。
1 ライナー
10 ライナー本体
11 口金
20 台座部
31 当接部
32 溜まり部
40 シール材

Claims (1)

  1. ライナー本体と、
    ライナー本体の長手方向の端部に設けられ、流体を給排する口金と、を有するライナーであって、
    ライナー本体は、前記口金がはめ込まれる台座部を備え、
    前記口金は、前記台座部と全周に亘り当接する当接部と、前記当接部の外周に設けられ、口金の前記長手方向の厚みが薄くなるように切り欠かれた、シール材の溜まり部と、を備えている、ライナー。
JP2017076687A 2017-04-07 2017-04-07 ライナー Pending JP2018179084A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022014965A (ja) * 2020-07-08 2022-01-21 トヨタ自動車株式会社 高圧タンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022014965A (ja) * 2020-07-08 2022-01-21 トヨタ自動車株式会社 高圧タンク
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