JP2018179064A - 配管の保温装置及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温材の保温性能の低下を効果的に抑えることのできる配管保温装置を提供する。
【解決手段】保温装置100は外装カバー30を有する。外装カバー30は保温材2の外周を覆う複数のカバー部材31を有している。外装カバー30は、配管90の長さ方向に沿って伸びている第1縁部31Aと第2縁部31Bとを有する。第1縁部31Aと第2縁部31Bは配管90の周方向において互いに離れており、第1縁部31Aと第2縁部31Bとの間に排水口E1として機能する隙間が確保されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は配管の保温装置及びその施工方法に関する。
従来、配管に取り付けられている保温材の外周を外装カバーで覆う配管の保温装置が利用されている。外装カバーは配管の長さ方向に並ぶ複数の金属板で構成されている。隣り合う2枚の金属板の継ぎ目では、金属板の端部が重なっている。ところが、継ぎ目において2枚の金属板の間に隙間があり、その隙間から水分(例えば、雨水)が浸入する場合がある。水分が隙間から浸入すると、保温材がその水分を含み、保温材の保温性能が低下する。特許文献1の保温装置では、外装カバーである金属板に排水穴が形成されている。この構造によると、保温材の水分が排水穴を通して外部に排出され得る。
特開2011−27168号公報
特許文献1の装置で保温材の保温性能の低下を効果的に抑えるには、高い排水効率が望まれる。
本開示は、保温材の保温性能の低下を効果的に抑えることのできる配管保温装置、及びその施工方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための配管保温装置は、配管の外周を覆う保温材と、前記配管の長さ方向に並び且つ前記保温材の外周を覆う複数のカバー部材を有し、下側部分に排水口を有している外装カバーとを有する。前記外装カバーは、前記配管の長さ方向に沿って伸びている第1の縁部と第2の縁部とを有する。前記第1の縁部と前記第2の縁部は前記配管の周方向において互いに離れており、前記第1の縁部と前記第2の縁部との間に前記排水口として機能する隙間が確保されている。この配管保温装置によると、保温材の保温性能の低下を効果的に抑えることのできる。なお、配管はこの配管保温装置の構成要素ではない。
上記課題を解決するための別の配管保温装置は、配管の外周を覆う保温材と、前記配管の長さ方向に並び且つ前記保温材の外周を覆う複数のカバー部材を有し、下側に開口した排水口を有している外装カバーと、前記保温材の少なくとも下側部分の外面と前記外装カバーの少なくとも下側部分の内面との間に配置され、それらの間に隙間を確保するスペーサとを有する。この配管保温装置によると、保温材の保温性能の低下を効果的に抑えることのできる。なお、配管はこの配管保温装置の構成要素ではない。
上記課題を解決するための配管保温装置の施工方法は、配管の長さ方向に伸びている第1の縁部と、配管の長さ方向に伸びており且つ前記第1の縁部とは反対側に位置する第2の縁部とを有するカバー部材で、前記配管の外周に取り付けられている保温材の外周を覆う工程、及び前記カバー部材の前記第1の縁部と前記第2の縁部とを前記配管の周方向において離して、前記第1の縁部と前記第2の縁部との間に排水口として機能する隙間を確保する工程を含む。この施工方法によると、保温材の保温性能の低下を効果的に抑えることのできる。
上記課題を解決するための配管保温装置の別の施工方法は、配管の外周に取り付けられている保温材の外周を外装カバーで覆う工程、前記保温材の少なくとも下側部分の外面と前記外装カバーの少なくとも下側部分の内面との間に配置されているスペーサで前記保温材と前記外装カバーとの間に隙間を確保する工程、及び下側に向けて開口している排水口を前記外装カバーに設ける工程を含む。この施工方法によると、保温材の保温性能の低下を効果的に抑えることのできる。
本発明の第1の実施形態に係る配管保温装置の例を示す斜視図である。 図1に示す配管保温装置の断面図である。 カバー部材の別の例を示す断面図である。 カバー部材のさらに別の例を示す断面図である。 カバー部材のさらに別の例を示す断面図である。 図1に示す配管保温装置の側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る配管保温装置の例を示す斜視図である。 図5Aに示す配管保温装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る配管保温装置の別の例を示す斜視図である。 図6Aに示す配管保温装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態の一例である配管保温装置100を示す斜視図である。図1では後述する外装カバー30の一部が外されており、保温材2が露出している。図2は配管保温装置100の断面図である。図2においては、図1に示す後述するバンド5は省略されている。
保温装置100は配管90の外周に取り付けられる。配管90には、保温装置100が設置される環境の外気温度よりも高い温度の流体(液体や、気体など)が流れる。配管90を流れる流体の温度は、例えば40〜1000℃である。保温装置100は配管90の内部を流れる流体の熱が外部に伝わるのを抑え、流体の温度を保つ。
図1に示すように、保温装置100は配管90の外周を覆う保温材2(言い換えれば、断熱材)を有している。保温材2は円筒状であり、その内側に配管90が配置されている。保温材2は配管90の全周を取り囲んでいる。保温装置100の例では、保温材2の内面の直径は配管90の直径に対応しており、保温材2の内面は配管90に接している。保温材2の内面と配管90の外面との間には隙間(空気層)が設けられてもよい。
保温材2は、例えば無機の多孔質材料や無機の繊維材料などで形成され、吸水性及び蒸気透過性を有する。多孔質材料としては、例えば、けい酸カルシウムやパーライトなどがある。これらの材料は気泡が連続した構造を有しており、吸水性及び水蒸気透過性を有している。繊維材料としては、人造鉱物繊維であるロックウールや、ガラス繊維で形成されたグラスウールなどがある。保温材2の材料は、例えば配管90を流れる流体の温度に応じて、選択されてよい。
図2に示すように、保温材2は、例えば配管90に直交する方向で互いに組み合わされた複数のブロック2a、2bで構成される。図2の例では、保温材2は配管90の上側を覆うブロック2aと、配管90の下側を覆うブロック2bとで構成されている。保温材2の構造は、図2で示す例に限られない。例えば、保温材2は配管90の左側を覆うブロックと、配管90の右側を覆うブロックとで構成されてもよい。
保温装置100は、保温材2の外周を覆う外装カバー30を有している。外装カバー30によって、保温材2を保護したり、保温装置100の外観を向上できる。外装カバー30は、配管90の長さ方向で並んでいる複数のカバー部材31で構成されている(配管90の「長さ方向」は、図1に示すDLの方向である)。各カバー部材31は円筒状の部材であり、その内側に保温材2が配置されている。隣り合う2枚のカバー部材31の継ぎ目では、それらの端部31a、31aが重なっている(図1参照)。保温装置100の例では、カバー部材31は金属板である。カバー部材31は、例えば着色メッキ鋼板や、ステンレス鋼板、アルミニウム鋼板などの金属板である。
カバー部材31の継ぎ目から、すなわち、隣り合う2枚のカバー部材31の端部の隙間から水分(例えば、雨水)が浸入し、その水分が保温材2に浸透する場合がある。外装カバー30(言い換えれば、カバー部材31)の下側部分には排水口E1が設けられている。保温材2に浸透した水分は配管90からの熱で水蒸気となり、外装カバー30の内面に触れて液滴となる。液滴は外装カバー30の内面に沿って下に流れ、排水口E1から排出される。その結果、保温材2を比較的短い時間で乾燥できる。保温材2に浸透した水分の一部は、配管90からの熱で水蒸気となり、水蒸気のまま排水口E1から排出される。
図2に示すように、外装カバー30は配管90の長さ方向に伸びている第1縁部31Aと、配管90の長さ方向に伸びており且つ第1縁部31Aとは反対側にある第2縁部31Bとを有している。第1縁部31Aと第2縁部31Bは配管90の周方向で互いに離れている。そして、第1縁部31Aと第2縁部31Bとの間に、上述した排水口E1として機能する隙間が確保されている(配管90の「周方向」は、図2のDrで示されている)。こうすることによって、排水口E1の開口面積を十分に確保でき、水分の排出効率を向上できる。また、排水口E1は鉛直方向における下側に向かって開いた開口である。したがって、外装カバー30が有する保温材2の保護機能が排水口E1によって損なわれることを、抑えることができる。
図2に示すように、各カバー部材31は配管90の周方向に連続している部材であり、第1縁部31Aと第2縁部31Bとを有している。保温装置100の例では、各カバー部材31は保温材2の外周に巻かれ、円筒状に湾曲している1枚の金属板である。1枚の金属板が有する2つの縁が上述した縁部31A、31Bである。各カバー部材31の幅(言い換えれば、第1縁部31Aから第2縁部31Bまでの距離)は、カバー部材31が保温材2の外周に巻かれたときに排水口E1が形成されるように設定されている。この構造によれば、カバー部材31を形成する工数を減らすことができる。例えば、金属板に形成した穴を排水口として利用する場合には、金属板に穴を形成する機械加工が必要となるが、外装カバー30の構造によれば、そのような機械加工を減らすことができる。
外装カバー30の構造は保温装置100の例に限られない。例えば、各カバー部材31は複数の金属板で構成されてもよい。例えば、2枚の半筒状の金属板が連結されて、1つの円筒状のカバー部材31を構成してもよい。この場合、一方の金属板が上述した第1縁部31Aを有し、他方の金属板が上述した第2縁部31Bを有してもよい。
さらに他の例として、カバー部材31は積層構造を有してもよい。例えば、カバー部材31は、その外面を構成する金属フィルム(或いは、金属板)と、内面を構成する金属フィルム(或いは金属板)と、それらの間に充填される保温材(断熱材)とを有するシートでもよい。
さらに他の例として、外装カバー30を構成している複数のカバー部材31のうち一部のカバー部材31には必ずしも排水口E1が設けられていなくてもよい。例えば、複数のカバー部材31のなかに、他のカバー部材31に比べて短いカバー部材31がある場合、その短いカバー部材31には排水口E1は設けられていなくてもよい。
排水口E1は配管90の長さ方向に伸びている開口である。言い換えれば、排水口E1は配管90の長さ方向に細長いスリット状である。例えば、各カバー部材31は、カバー部材31の全長に亘って、排水口E1を有する。つまり、排水口E1は、カバー部材31の一方の端部31a(図1参照)から他方の端部31a(図1参照)まで続いている(2つの端部31aは、配管90の長さ方向において互いに反対側に位置する端部である)。すなわち、第1縁部31Aと第2縁部31Bは、カバー部材31の一方の端部31aから他方の端部31aまで直線的に伸びている。このようなカバー部材31の形状によれば、その製造を容易化できる。
他の例として、排水口E1は、配管90の長さ方向におけるカバー部材31の一部だけに設けられ、カバー部材31のその他の部分では第1縁部31Aと第2縁部31Bは重なっていてもよい。この場合、複数の排水口E1が各カバー部材31に設けられ、各カバー部材31において複数の排水口E1が間隔を空けて並んでもよい。例えば、2本の排水口E1がカバー部材31に設けられてもよい。言い換えれば、カバー部材31の中央部では、第1縁部31Aと第2縁部31Bは互いに重なっていてもよい。さらに他の例として、カバー部材31の端部31aでは、第1縁部31Aと第2縁部31Bは互いに重なっていてもよい。
カバー部材31の長さをLとしたとき、排水口E1は、例えばL/5以上、好ましくはL/3以上、更に好ましくはL/2以上の距離に亘ってカバー部材31に設けられるのが好ましい(カバー部材31の長さとは、配管90の長さ方向における長さである)。排水口E1は、L/2以上の距離に亘ってカバー部材31に設けられるのがさらに好ましい。排水口E1の長さは必ずしもここで説明する例に限られない。すなわち、排水口E1の長さはL/3よりも小さくてもよい。なお、ここでの説明において、排水口E1の長さとは、複数の排水口E1が1つのカバー部材31に設けられている場合には、複数の排水口E1の長さの合計である。
カバー部材31の1メートルあたりの排水口E1の開口面積の合計は、例えば、20平方センチメートル以上であるのが好ましい。例えば排水口E1の幅W1(図2参照)が1cmである場合には、排水口E1の長さは20cm以上であるのが好ましい。カバー部材31の1メートルあたりの排水口E1の開口面積の合計は、50平方センチメートル以上であるのが、さらに好ましい。
排水口E1の幅W1(図2)は、水分が排水口E1からスムーズに排出され且つ外装カバー30による保温材2の保護機能が確保される範囲に設定される。排水口E1の幅W1は、例えば5mm以上、100mm以下、好ましくは5mm以上、50mm以下である。
保温装置100の例では、排水口E1の幅W1は、排水口E1の長さ方向(配管90の長さ方向)において実質的に均一である。排水口E1の幅W1は配管90の長さ方向において少しずつ変化してもよい。
図2に示すように、保温装置100の例において、排水口E1は外装カバー30において最も低い位置に設けられている。言い換えれば、排水口E1は配管90に対して鉛直方向の下側に位置している。これによると、外装カバー30の内面にある水分はスムーズに排水口E1から排出され得る。水分が排水口E1から排出される範囲であれば、排水口E1は配管90の真下の位置からずれていてもよい。
上述したように、カバー部材31は金属板で構成されている。図2に示すように、保温装置100の例では、カバー部材31の縁部31A、31Bは金属板の端面である。図3A〜図3Cはカバー部材31の縁部31A、31Bの変形例を示す図である。図3Aに示すように、縁部31A、31Bは配管90の長さ方向に沿った線で折り曲げられてもよい。この折り曲げ加工によって、カバー部材31(言い換えれば、金属板)の不要な撓みを抑えることができ、その結果、カバー部材31を保温材2の外周に巻き付ける作業を容易化できる。図3Aの例では、第1縁部31Aと第2縁部31Bのそれぞれは、配管90の長さ方向に沿った2本の線で折り曲げられている(すなわち第1縁部31A、31Bのそれぞれは2回折り曲げられている)。そのため、第1縁部31Aと第2縁部31Bのそれぞれは排水口E1とは反対側に折り返されている第1折り返し部31cと、排水口E1に向かって折り返されている第2折り返し部31dとを有している。図3Aの例では、第2折り返し部31dは第1折り返し部31cの下方に位置している。
他の例として、図3Bに示すように、第2折り返し部31dは、第1折り返し部31cの上方に位置するように折り返されてもよい。さらに他の例では、縁部31A、31Bは必ずしも第2折り返し部31dを有していなくてもよい。すなわち、カバー部材31である金属板の縁部31A、31Bは、1回だけ折り曲げられてもよい。さらに他の例として、図3Cに示すように、縁部31A、31Bのそれぞれは、折り返し部31c、31dに変えて、下方に伸びるつば部31eを有してもよい。
図2に示すように、保温材2の外面と外装カバー30の内面との間には隙間G1が設けられている。隙間G1は、配管90の周方向における排水口E1の位置に設けられている。すなわち、隙間G1は、保温材2の下側部分の外面と外装カバー30の下側部分の内面との間に設けられている。この隙間G1によって、外装カバー30の内面に付着している水分は排水口E1に向かってスムーズに流れる。
図2に示すように、保温材2の外面と外装カバー30の内面との間には、隙間G1を確保するためのスペーサ4が設けられている。スペーサ4は隙間G1の大きさに対応した厚さを有する部材である。スペーサ4は例えばカバー部材31の内面に接着されている。スペーサ4は保温材2の外面に接着されてもよい。保温装置100の例では、スペーサ4は保温材2の下側部分の外面と外装カバー30の下側部分の内面との間にだけ配置されている。スペーサ4の幅は、配管90の周方向における外装カバー30の幅(第1縁部31Aから第2縁部31Bまでの距離)よりも十分に小さい。
また、保温装置100の例では、複数のスペーサ4が配管90の長さ方向に並んでいる。複数のスペーサ4は排水口E1に沿って間隔を空けて並んでいる。より詳細には、複数のスペーサ4は、第1縁部31Aに沿って配置されているスペーサ4と、第2縁部31Bに沿って配置されているスペーサ4とを含んでいる。配管90の長さ方向における各スペーサ4の幅は排水口E1の長さよりも十分に小さい。スペーサ4の配置は、保温装置100の例に限られない。例えば、スペーサ4は排水口E1の位置に配置されてもよい。すなわち、スペーサ4は、第1縁部31A側の部分から第2縁部31B側の部分まで伸びていてもよい。
スペーサ4の材料は、断熱性及び柔軟性を有するのが好ましい。例えば、スペーサ4の材料としては、ロックウールやガラスウールなどの繊維材料を利用できる。スペーサ4は水蒸気透過性及び非透水性を備えている繊維製断熱材であってもよい。スペーサ4の材料は撥水性を有してもよい。
隙間G1の大きさは、水分の排出効率(言い換えれば、外装カバー30の内面に付着している水分の流れやすさ)に応じて設定されてよい。一例においては、縁部31A、31Bでの隙間G1は5mm以上であるのが好ましい。縁部31A、31Bでの隙間G1は7mm以上でもよい。
上述したように、保温装置100の例では、スペーサ4は保温材2の下側部分の外面と外装カバー30の下側部分の内面との間にだけ配置されている。スペーサ4は保温材2の上側部分と外装カバー30の上側部分との間には配置されていない。そのため、隙間G1は、保温材2の最上部と外装カバー30の最上部との間には設けられていない。隙間G1の大きさは排水口E1に近づくに従って大きくなっている。
なお、縁部31A、31Bでの隙間G1が5mm以上である場合、5mm以上の隙間G1は、例えば配管90の周方向における60度以上の角度に亘って設けられる。こうすることによって、外装カバー30の内面に付着している水分は排水口E1に向かってスムーズに流れる。5mm以上の隙間G1は、60度よりも大きな角度に亘って設けられてもよい。
スペーサ4や隙間G1は保温装置100の例に限られない。例えば、隙間G1の大きさは、配管90の周方向において実質的に均一でもよい。すなわち、隙間G1の大きさは、保温材2の周りの360度に亘って実質的に均一でもよい。この場合、複数のスペーサ4が保温材2の外面と外装カバー30の内面との間に均等に配置されてもよい。例えば、保温装置100の断面を見たときに、複数のスペーサ4が配管90の周方向に間隔を空けて並んでもよい。さらに他の例では、スペーサ4は、保温材2を取り囲む環状の部材でもよい。
さらに他の例では、隙間G1に応じた厚さを有し且つ水分や気体の流通を許容する網状の部材が、スペーサ4として利用されてもよい。この場合、スペーサ4は保温材2の外面の全体を取り囲んでもよいし、保温材2の外面の一部にだけ設けられてもよい。
保温装置100は、カバー部材31の外側に、カバー部材31を保温材2に固定する固定部材を有している。図1に示すように、固定部材としては、例えばカバー部材31の外側に巻かれるバンド5を利用できる。保温装置100の例では、配管90の長さ方向に沿って複数のバンド5が配置されている。バンド5を締めることによって、カバー部材31を保温材2に固定できる。この構造によれば、比較的簡単な作業でカバー部材31を固定できる。
図4は配管保温装置100の側面図である。この図に示すように、配管90の長さ方向における固定部材(すなわち、バンド5)の位置はスペーサ4の位置に一致しているのが望ましい。すなわち、バンド5の内側にはスペーサ4が位置しているのが好ましい。こうすることで、バンド5を締めたときに、スペーサ4によって隙間G1を確保しながら、外装カバー30を保温材2に強固に固定できる。なお、図3Cに示すように、縁部31A、31Bのそれぞれは下方に伸びるつば部31eを有してもよい。この場合、つば部31eには、バンド5を避ける切り欠きが形成されてもよい。
カバー部材31を固定する固定部材は、バンド5に限られない。例えば、保温装置100は、固定部材として、カバー部材31の第1縁部31A側の部分と第2縁部31B側の部分とに掛け渡され、両者に固定されるプレートを有してもよい。この場合、プレートのカバー部材31への固定には螺子などを利用できる。この場合も、プレートの位置はスペーサ4の位置に一致してよい。さらに他の例では、カバー部材31の第1縁部31Aと第2縁部31Bのそれぞれに、排水口E1とは反対側に折り返されている部分が形成されてよい(以下において、この折り返されている部分をフック部と称する)。そして、第1縁部31A側に形成されたフック部と、第2縁部31B側に形成されたフック部とが、プレートによって連結されてもよい。
保温装置100の施工方法について説明する。なお、この施工方法は、保温装置が設けられていない配管90に保温装置100を設置するときに利用されてもよいし、既に別の保温装置が設けられている配管90に保温装置100を設置するときに利用されてもよい。
配管90に他の保温装置が設置されていない場合には(配管90が露出している場合には)、まず保温材2で配管90の外周を覆う。図2に示すように、保温材2が複数のブロック2a、2bで構成される場合には、ブロック2a、2bを配管90の外周に取り付ける。他の保温装置が配管90に既に設置されている場合には、まず、この保温装置の外装カバーを取り外し、その保温装置が有する保温材2を露出させる。
第1縁部31Aと第2縁部31Bとを有する複数のカバー部材31を準備する。カバー部材31は、例えば平らな金属板である。このとき、上述したスペーサ4をカバー部材31に接着してもよい。これに変えて、スペーサ4を保温材2の外面に接着してもよい。
そして、カバー部材31で保温材2の外周を覆う。このとき、カバー部材31の第1縁部31Aと第2縁部31Bとが配管90の周方向において離れ、第1縁部31Aと第2縁部31Bとの間に隙間(排水口E1)が生じるように、カバー部材31を保温材2の外周に巻き付ける。つまり、カバー部材31の幅(第1縁部31Aから第2縁部31Bまでの距離)が、そのような隙間が生じるように設定されている。
次に、カバー部材31を上述したバンド5などの固定部材で保温材2に固定する。このとき、配管90の長さ方向におけるバンド5の位置を、スペーサ4の位置に一致させる。上述したように、カバー部材31の内面と保温材2の外面との間にはスペーサ4が配置されているので、それらの間に隙間G1が確保される。
複数のカバー部材31を上述した方法で順番に保温材2の外周に取り付ける。このとき、カバー部材31の端部が隣のカバー部材31の端部に重なるように、カバー部材31を保温材2に取り付ける。以上が保温装置100の施工方法の一例である。
本発明の第2の実施形態について説明する。図5Aは第2の実施形態に係る配管保温装置の一例である配管保温装置200の斜視図である。図5Bは配管保温装置200の断面図である。これらの図では、これまで説明した箇所と同一箇所には同一の符号を付している。以下では、上述した保温装置100とは異なる点を中心にして説明する。保温装置200について説明の無い事項は保温装置100と同様である。
保温装置200の例では、保温材2の外周は外装カバー230で覆われている。外装カバー230は配管90の長さ方向で並んでいる複数のカバー部材231を有している。各カバー部材231は、上述したカバー部材31と同様に、金属板である。
図5Aに示すように、外装カバー230には下側に向かって開いている排水口E2が設けられている。保温装置200の例では、隣り合う2枚のカバー部材231は配管90の長さ方向において離れている。したがって、隣り合う2つのカバー部材231の間に、排水口E2として機能する隙間が設けられている。すなわち、一方のカバー部材231の縁部231aと、他方のカバー部材231の縁部231aとの間に排水口E2が設けられている。排水口E2は配管90の周方向に伸びている。例えば、排水口E2は、保温材2の周りに60度以上の角度に亘って設けられる。
保温材2に浸透した水分は配管90からの熱で水蒸気となり、外装カバー230の内面に触れて液滴となる。液滴は外装カバー230の内面に沿って下に流れ、外装カバー230の最も低い位置P2に溜まる。その水分は排水口E2から排出され得る。その結果、保温材2を比較的短い時間で乾燥できる。保温材2に浸透した水分の一部は、配管90からの熱で水蒸気となり、水蒸気のまま排水口E2から排出される。
配管90の長さ方向における排水口E2の幅W2は水分がスムーズに排水口E2から排出され得るサイズである。排水口E2の幅W2は、例えばL/20以上である。排水口E2の幅W2は、例えばL/10以上でもよい。
図5Bに示すように、外装カバー230には上述した排水口E1は有していない。カバー部材231は、保温材2の外面を全周に亘って取り囲んでいる。カバー部材231の一方の縁部231cと他方の縁部231dはかしめられ、互いに固定されている。
図5Bに示すように、保温装置200の例でも、保温材2の下側部分の外面と外装カバー230の下側部分の内面との間にスペーサ4が配置されている。このスペーサ4によって隙間G2が確保されている。スペーサ4は隙間G2の大きさに対応した厚さを有する部材である。この隙間G2によって、外装カバー230の内面に付着している水分は、比較的短い時間で排水口E2から排出され得る。
保温装置200の例では、スペーサ4は、保温材2の下側部分の外面と外装カバー230の下側部分の内面との間にだけ配置され、保温材2の上側部分と外装カバー230の上側部分との間には配置されていない。そのため、保温装置200の例でも、隙間G2は、保温材2の最上部と外装カバー30の最上部との間には設けられていない。隙間G2は、外装カバー230における最も低い位置P2に近づくに従って大きくなっている。保温装置200の例では、スペーサ4は最も低い位置P2に対して配管90の周方向にずれている。これによって、スペーサ4が位置P2に溜まる水分を吸収することを、抑えることができる。保温装置200の例では、2つのスペーサ4が、位置P2を挟んで互いに反対側にそれぞれ配置されている。保温装置200の例でも、保温装置100と同様に、配管90の長さ方向に並ぶ複数のスペーサ4が、保温材2の外面と外装カバー230の内面との間に配置されている。
隙間G2の大きさは、水分の排出効率(言い換えれば、外装カバー230の内面に付着している水分の流れやすさ)に応じて設定されてよい。一例においては、位置P2での隙間G2は5mm以上であるのが好ましい。位置P2での隙間G2は7mm以上でもよい。位置P2での隙間G2が例えば5mm以上である場合、5mm以上の隙間G2は、例えば配管90の周方向における60度以上の角度に亘って確保される。
スペーサ4や隙間G2は保温装置200の例に限られない。例えば、隙間G2の大きさは配管90の周方向において実質的に均一でもよい。この場合、複数のスペーサ4が保温材2の外面と外装カバー230の内面との間に均等に配置されてもよい。例えば、保温装置200の断面を見たときに、複数のスペーサ4が配管90の周方向に間隔を空けて並んでもよい。さらに他の例として、保温装置200のスペーサ4は、保温材2を取り囲む環状の部材でもよい。
また、スペーサ4としては、隙間G2に応じた厚さを有し且つ水分や気体の流通を許容する網状の部材が利用されてもよい。この場合、スペーサ4は保温材2の外面の全体を取り囲んでもよいし、保温材2の外周面の一部にだけ設けられてもよい。
図5Aに示すように、隣り合う2つのカバー部材231には、これらを互いに固定する固定部材が取り付けられている。これによって、保温装置200の長期間の使用において2つのカバー部材231の位置が相対的に変化することを、防ぐことができる。その結果、排水口E2の幅W2が、保温装置200の長期間の使用においても維持される。
保温装置200の例では、連結プレート205が上述の固定部材として設けられている。連結プレート205は、2つのカバー部材231に掛け渡され、例えば螺子によって、2つのカバー部材231に固定される。連結プレート205は、例えば金属板である。連結プレート205は保温材2の上側を覆うように形成されている。連結プレート205は、例えば180度以上の角度に亘って保温材2の上側を覆う。このような連結プレート205によれば、保温装置200を平面視したとき保温材2の全体が連結プレート205によって覆われ、保温材2を連結プレート205によって保護できる。連結プレート205が覆う範囲は必ずしも180度以上でなくてもよい。
保温装置200の施工方法について説明する。なお、この施工方法も、保温装置が設けられていない配管90に保温装置200を設置するときに利用されてもよいし、他の保温装置が既に設けられている配管90に保温装置200を設置するときに利用されてもよい。
配管90に他の保温装置が設置されていない場合には(配管90が露出している場合には)、まず保温材2で配管90の外周を覆う。図5Aに示すように、保温材2が複数のブロック2a、2bで構成される場合には、ブロック2a、2bを配管90の外周に取り付ける。配管90に他の保温装置が既に設置されている場合には、まず、この保温装置の外装カバーを取り外し、その保温装置が有する保温材2を露出させる。
複数のカバー部材231を準備する。カバー部材231は、例えば平らな金属板である。このとき、上述したスペーサ4をカバー部材231の内面に接着してもよい。スペーサ4を保温材2の外面に接着してもよい。
そして、カバー部材231で保温材2の外周を覆う。そして、図5Bに示すように、カバー部材231の縁部231c、231dをかしめて、それらを互いに固定する。これにより、保温材2の全周がカバー部材231で覆われる。上述したように、カバー部材231の内面と保温材2の外面との間にはスペーサ4が配置されているので、それらの間に隙間G2が確保される。
次に、上述と同様の方法で、隣のカバー部材231で保温材2の外周を覆う。そして、カバー部材231の縁部231c、231dをかしめて、それらを互いに固定する。このとき、2つのカバー部材231を予め規定した距離だけ離し、それらの間に排水口E2を確保する。そして、2つのカバー部材231を連結プレート205によって互いに固定する。すなわち、例えば螺子によって連結プレート205を2つのカバー部材231に固定する。以上が保温装置200の施工方法の一例である。
図6A及び図6Bは第2の実施形態に係る保温装置の他の例である保温装置200Aの斜視図である。この図では、これまで説明した箇所と同一箇所には同一の符号を付している。以下では、上述した保温装置200とは異なる点を中心にして説明する。保温装置200Aについて説明の無い事項は保温装置200と同様である。
保温装置200Aでは、保温装置200と同様に、隣り合う2枚のカバー部材231は配管90の長さ方向において離れており、それらの間に排水口E2が設けられている。隣り合う2枚のカバー部材231は、固定部材で互いに固定されている。保温装置200Aの例では、隣り合う2枚のカバー部材231は、配管90の周方向に並ぶ複数の連結プレート205Aで互いに固定されている(図6Bに示すように、保温装置200Aの例では、3つの連結プレート205Aが利用されている)。各連結プレート205Aは、上述した連結プレート205とは異なり、配管90の長さ方向に細長い金属板である。連結プレート205Aは、例えば螺子によってカバー部材231に固定される。保温装置200Aを平面視したとき、保温材2の一部は見える。したがって、保温装置200Aの例では、排水口E2は、下側だけでなく右側及び左側にも開口している。図6Bに示すように、連結プレート205Aの位置は、外装カバー230における最も低い位置P2に対して配管90の周方向にずれている。保温装置200Aの例に変えて、複数の連結プレート205Aのうち一つは、外装カバー30における最も低い位置P2に固定されてもよい。
保温装置200Aの施工方法は、保温装置200と概ね同様である。異なる点は、連結プレート205にかえて、上述した複数の連結プレート205Aを隣り合う2枚のカバー部材231に固定することにある。
本発明は以上説明した実施形態に限られず、種々の変更が可能である。
例えば、カバー部材31、231は積層構造を有してもよい。例えば、カバー部材31、231は、その外面を構成する金属フィルム(或いは、金属板)と、内面を構成する金属フィルム(或いは金属板)と、それらの間に充填される保温材(断熱材)とを有するシートでもよい。
2 保温材、4 スペーサ、5 バンド(固定部材)、30 外装カバー、31 カバー部材、31A 第1縁部、31B 第2縁部、31c 折り返し部、31d 折り返し部、31e つば部、90 配管、100 配管保温装置、200 配管保温装置、200A 配管保温装置、205 連結プレート、205A 連結プレート、230 外装カバー、231 カバー部材、231a 縁部、231c 縁部、231d 縁部。

Claims (13)

  1. 配管の外周を覆う保温材と、
    前記配管の長さ方向に並び、且つ前記保温材の外周を覆う複数のカバー部材を有し、下側部分に排水口を有している外装カバーと、を有し、
    前記外装カバーは、前記配管の長さ方向に沿って伸びている第1の縁部と第2の縁部とを有し、
    前記第1の縁部と前記第2の縁部は前記配管の周方向において互いに離れており、前記第1の縁部と前記第2の縁部との間に前記排水口として機能する隙間が確保されている
    ことを特徴とする配管保温装置。
  2. 前記複数のカバー部材のそれぞれは前記配管の周方向に連続している部材であり、
    前記複数のカバー部材のうち少なくとも1つは、前記第1の縁部と前記第2の縁部とを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の配管保温装置。
  3. 前記複数のカバー部材のそれぞれは1枚の金属板である
    ことを特徴とする請求項2に記載の配管保温装置。
  4. 前記保温材の少なくとも下側部分の外面と前記外装カバーの少なくとも下側部分の内面との間に隙間が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の配管保温装置。
  5. 前記保温材の外面と前記外装カバーの内面との間には前記隙間を確保するための少なくとも1つのスペーサが配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の配管保温装置。
  6. 配管の外周を覆う保温材と、
    前記配管の長さ方向に並び且つ前記保温材の外周を覆う複数のカバー部材を有し、下側に開口した排水口を有している外装カバーと、
    前記保温材の少なくとも下側部分の外面と前記外装カバーの少なくとも下側部分の内面との間に配置され、それらの間に隙間を確保する少なくとも1つのスペーサと、を有する
    ことを特徴とする配管保温装置。
  7. 前記外装カバーは、前記配管の長さ方向に沿って伸びている第1の縁部と第2の縁部とを有し、
    前記第1の縁部と前記第2の縁部は前記配管の周方向において互いに離れており、前記第1の縁部と前記第2の縁部との間に前記排水口として機能する隙間が確保されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の配管保温装置。
  8. 前記少なくとも1つのスペーサとして、前記排水口に沿って並んでいる複数のスペーサを有している
    ことを特徴とする請求項7に記載の配管保温装置。
  9. 前記複数のカバー部材は前記配管の長さ方向において隣り合う2枚のカバー部材を有し、
    前記隣り合う2枚のカバー部材は前記配管の長さ方向において互いに離れており、前記隣り合う2枚のカバー部材の間に前記排水口として機能する隙間が確保されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の配管保温装置。
  10. 前記隣り合う2枚のカバー部材には、前記隣り合う2枚のカバー部材を互いに固定する固定部材が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項9に記載の配管保温装置。
  11. 配管の長さ方向に伸びている第1の縁部と配管の長さ方向に伸びており且つ前記第1の縁部とは反対側に位置する第2の縁部とを有するカバー部材で、前記配管の外周に取り付けられている保温材の外周を覆う工程、及び
    前記カバー部材の前記第1の縁部と前記第2の縁部とを前記配管の周方向において離して、前記第1の縁部と前記第2の縁部との間に排水口として機能する隙間を確保する工程を含む
    ことを特徴とする配管保温装置の施工方法。
  12. 前記カバー部材で前記保温材の外周を覆う工程において、前記保温材の外面と前記カバー部材の内面との間に隙間を確保しながら、前記カバー部材で前記保温材の外周を覆う
    ことを特徴とする請求項11に記載される配管保温装置の施工方法。
  13. 配管の外周に取り付けられている保温材の外周を外装カバーで覆う工程、
    前記保温材の少なくとも下側部分の外面と前記外装カバーの少なくとも下側部分の内面との間に配置されているスペーサで前記保温材と前記外装カバーとの間に隙間を確保する工程、及び
    下側に向けて開口している排水口を前記外装カバーに設ける工程を含む
    ことを特徴とする配管保温装置の施工方法。
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