JP2018178956A - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018178956A
JP2018178956A JP2017083460A JP2017083460A JP2018178956A JP 2018178956 A JP2018178956 A JP 2018178956A JP 2017083460 A JP2017083460 A JP 2017083460A JP 2017083460 A JP2017083460 A JP 2017083460A JP 2018178956 A JP2018178956 A JP 2018178956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
branch passage
branch
switching valve
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017083460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6805948B2 (ja
Inventor
潤哉 中島
Junya Nakajima
潤哉 中島
昌明 岡村
Masaaki Okamura
昌明 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2017083460A priority Critical patent/JP6805948B2/ja
Publication of JP2018178956A publication Critical patent/JP2018178956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6805948B2 publication Critical patent/JP6805948B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】触媒の搭載数の増加を抑制しつつ、浄化性能を適切に発生させる。【解決手段】排気浄化装置1は、上流通路52と第1枝通路44および第2枝通路46とを遮断し、上流通路52と第3枝通路48とを連通し、第1枝通路44と第2枝通路46とを連通する第1状態、または、上流通路52と第2枝通路46および第3枝通路48とを遮断し、上流通路52と第1枝通路44とを連通し、第2枝通路46と第3枝通路48とを連通する第2状態に切り換え可能な第1切換弁80と、下流通路54と第2枝通路46および第3枝通路48とを遮断し、下流通路54と第1枝通路44とを連通し、第2枝通路46と第3枝通路48とを連通する第3状態、または、下流通路54と第1枝通路44および第2枝通路46とを遮断し、下流通路54と第3枝通路48とを連通し、第1枝通路44と第2枝通路46とを連通する第4状態に切り換え可能な第2切換弁90とをさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンから排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置の構成に関する。
ディーゼルエンジン等の排気ガスを浄化するために、排気通路には、たとえば、DPF(Diesel particulate filter)等のフィルタやSCR(Selective Catalytic Reduction)触媒等の還元触媒が排気浄化装置として設けられる。たとえば、SCR触媒においては、上流側から供給される尿素水によって窒素酸化物(以下、「NOx」とも記載する)を還元することによって排気ガスが浄化される。このような場合には、適切に還元反応を生じさせるためにSCR触媒を所定温度以上に昇温させる必要がある。また、DPFにおいては、排気ガス中の粒子状物質を捕集することによって排気ガスが浄化される。捕集した粒子状物質によってフィルタが目詰まりすると浄化性能が低下するため、堆積した粒子状物質を燃焼させてDPFを再生するためにDPFを所定温度以上に昇温させる必要がある。
このような複数種類の触媒は、排気ガスの経路上の所定の位置に設けられる。たとえば、特開2009−150279号公報には、DPFがSCR触媒よりも排気通路の上流側に設けられる排気浄化装置の構成が開示される。
特開2009−150279号公報
しかしながら、上述した構成を有する排気浄化装置において、排気ガスの温度は排気通路42の下流側になるほど放熱され低下していくことになる。そのため、DPFやSCR触媒等が設けられる位置によっては、浄化性能を機能させるために速やかに昇温させるための触媒をDPFやSCR触媒毎に別途設ける必要がある。その結果、触媒の搭載数の増加によって排気浄化装置の製造コストが増加する場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、触媒の搭載数の増加を抑制しつつ、浄化性能を適切に発生させる排気浄化装置を提供することである。
この発明のある局面に係る排気浄化装置は、エンジンに接続され、排気ガスを流通する排気通路と、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、排気通路内に還元剤を供給する供給装置と、供給装置よりも下流の位置に設けられ、還元剤を用いて窒素酸化物を浄化する還元触媒とを備える排気浄化装置である。排気通路は、所定の分岐位置から分岐し、所定の合流位置において合流する、第1枝通路と、第2枝通路と、第3枝通路と、分岐位置よりも上流の上流通路と、合流位置よりも下流の下流通路とを含む。第1枝通路には、還元触媒が設けられる。第3枝通路には、フィルタが設けられる。排気浄化装置は、分岐位置において、上流通路と第1枝通路および第2枝通路とを遮断し、上流通路と第3枝通路とを連通し、第1枝通路と第2枝通路とを連通する第1状態と、上流通路と第2枝通路および第3枝通路とを遮断し、上流通路と第1枝通路とを連通し、第2枝通路と第3枝通路とを連通する第2状態とのうちのいずれかの状態に切り換え可能な第1切換弁と、合流位置において、下流通路と第2枝通路および第3枝通路とを遮断し、下流通路と第1枝通路とを連通し、第2枝通路と第3枝通路とを連通する第3状態と、下流通路と第1枝通路および第2枝通路とを遮断し、下流通路と第3枝通路とを連通し、第1枝通路と第2枝通路とを連通する第4状態とのうちのいずれかの状態に切り換え可能な第2切換弁とをさらに備える。
このようにすると、たとえば、第1切換弁を第1状態にし、第2切換弁を第3状態にすると、上流通路からの排気ガスは、分岐位置から第3枝通路のフィルタを通過した後に、合流位置において第2枝通路に流入し、分岐位置において第2枝通路から第1枝通路の還元触媒を通過した後に、合流位置において下流通路に流入する。一方、たとえば、第1切換弁を第2状態にし、第2切換弁を第4状態にすると、上流通路からの排気ガスは、分岐位置から第1枝通路の還元触媒を通過した後に、合流位置において第2枝通路に流入し、分岐位置において第2枝通路から第3枝通路のフィルタを通過した後に、合流位置において下流通路に流入する。このように、第1切換弁および第2切換弁の状態を切り換えることによって排気ガスの流通経路においてフィルタおよび還元触媒の上流・下流の位置関係を変更することができる。そのため、たとえば、フィルタの再生や浄化性能の発生等のために昇温が要求される方をより排気温度の高い位置に変更することによって速やかに昇温させることができる。そのため、フィルタや還元触媒毎に昇温させるための触媒を別途設ける必要がなくなる。したがって、触媒の搭載数の増加を抑制しつつ、触媒の浄化性能を適切に発生させる排気浄化装置を提供することができる。
好ましくは、排気浄化装置は、第1切換弁の状態と第2切換弁の状態とを制御する制御装置をさらに備える。制御装置は、フィルタの再生時に、第1状態になるように第1切換弁の状態を制御するとともに、第3状態になるように第2切換弁の状態を制御する。制御装置は、フィルタの非再生時に、第2状態になるように第1切換弁の状態を制御するとともに、第3状態になるように第2切換弁の状態を制御する。
このようにすると、たとえば、昇温の熱源を排気通路の上流に配置している場合には、フィルタの再生時においては、排気ガスの流通経路においてフィルタの位置を還元触媒よりも上流にすることができる。そのため、フィルタの温度を速やかに上昇させてフィルタを再生させることができる。また、フィルタの非再生時においては、排気ガスの流通経路において還元触媒の位置をフィルタよりも上流にすることができる。そのため、還元触媒の温度を速やかに上昇させて窒素酸化物を還元するための浄化性能を適切に発生させることができる。
さらに好ましくは、制御装置は、第1切換弁の切り換えと第2切換弁の切り換えとを行なう場合に、第1切換弁の切り換えが完了した後に第2切換弁の切り換えを行なう。
このようにすると、第1切換弁の切り換えが完了した後に第2切換弁の切り換えを行なうことによって上流通路の排気ガスが第2枝通路を経由して下流通路に流通することを抑制することができる。
この発明によると、触媒の搭載数の増加を抑制しつつ、触媒の浄化性能を適切に発生させる排気浄化装置を提供することができる。
排気浄化装置の構成を示す図である。 第1切換弁および第2切換弁の状態の切り換えを説明するための図である。 触媒温度と浄化性能との関係を説明するための図である。 制御装置で実行される制御処理の内容を示すフローチャートである。 DPF非再生時の排気浄化装置の動作を説明するための図である。 DPF再生時の排気浄化装置の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態に係る排気浄化装置1の構成を示す図である。排気浄化装置1は、エンジン10から排出される排気ガスを浄化する。
エンジン10は、たとえば、ディーゼルエンジン等の内燃機関である。エンジン10は、動作時において気筒内において空気と燃料との混合気を燃焼させてピストンおよびクランク機構によって出力軸を回転させる。気筒内の混合気は燃焼後に排気ガスとして気筒外へ排出される。
エンジン10の排気側にはエキゾーストマニホールド12と、ターボチャージャー20とが設けられる。エキゾーストマニホールド12は、気筒数に応じた数だけ分岐する枝管を有しており、各枝管がエンジン10の各気筒に接続される。エキゾーストマニホールド12の枝管が1つに集約された部分には第1通路14の一方端が接続される。第1通路14の他方端は、ターボチャージャー20のタービン28の排気ガスの流入口に接続される。
ターボチャージャー20は、コンプレッサ26と、タービン28とを含む。コンプレッサ26における吸入空気の流入口には、第1吸気通路22の一方端が接続される。第1吸気通路22の他方端には、エアクリーナ(図示せず)等が設けられる。コンプレッサ26の吸入空気の排出口には、図示しないインタークーラーに接続される第2吸気通路24の一方端が接続される。コンプレッサ26内には、コンプレッサブレード(図示せず)が回転可能に設けられ、タービン28内のタービンブレード(図示せず)と一体的に回転する。ターボチャージャー20のタービン28の排気ガスの排出口には、第2通路30の一方端が接続される。
気筒外に排出された排気ガスは、エキゾーストマニホールド12および第1通路14を経由してタービン28に流入し、タービンブレードを回転させる力を作用させた後に第2通路30に流入する。タービンブレードの回転によってコンプレッサブレードが回転し、過給が行なわれる。第2通路30の他方端には、排気浄化装置1が接続される。
排気浄化装置1は、酸化触媒40と、排気通路42と、SCR触媒50と、第1圧力センサ64と、第2圧力センサ66と、第1切換弁80と、第2切換弁90と、尿素水噴射装置110と、尿素水タンク112とを含む。
排気通路42は、所定の分岐位置から分岐し、所定の合流位置において合流する、第1枝通路44と、第2枝通路46と、第3枝通路48と、分岐位置よりも上流の上流通路52と、合流位置よりも下流の下流通路54とを含む。第1枝通路44には、尿素水噴射装置110とSCR触媒50とが設けられる。SCR触媒50は、尿素水噴射装置110よりも排気ガスの流通経路において下流となる位置に配置される。また、第3枝通路48には、DPF60が設けられる。
図2は、第1切換弁80および第2切換弁90の状態の切り換えを説明するための図である。
図2に示すように、第1切換弁80は、第1状態(図2の実線で示される第1切換弁80参照)と、第2状態(図2の破線で示される第1切換弁80参照)とのうちのいずれかの状態に切り換え可能に設けられる。具体的には、第1状態は、分岐位置において、第1切換弁80が、上流通路52と第1枝通路44および第2枝通路46とを遮断し、上流通路52と第3枝通路48とを連通し、第1枝通路44と第2枝通路46とを連通する状態である。第2状態は、分岐位置において、第1切換弁80が、上流通路52と第2枝通路46および第3枝通路48とを遮断し、上流通路52と第1枝通路44とを連通し、第2枝通路46と第3枝通路48とを連通する状態である。
さらに、第2切換弁90は、第3状態(図2の実線で示される第2切換弁90参照)と、第4状態(図2の破線で示される第2切換弁90参照)とのうちのいずれかの状態に切り換え可能に設けられる。具体的には、第3状態は、合流位置において、第2切換弁90が、下流通路54と第2枝通路46および第3枝通路48とを遮断し、下流通路54と第1枝通路44とを連通し、第2枝通路46と第3枝通路48とを連通する状態である。第4状態は、合流位置において、第2切換弁90が、下流通路54と第1枝通路44および第2枝通路46とを遮断し、下流通路54と第3枝通路48とを連通し、第1枝通路44と第2枝通路46とを連通する状態である。
図1に戻って、酸化触媒40の構成部材には、白金等の貴金属からなる酸化触媒が塗布されており、通過する排気ガスのガス成分(NOx、炭素酸化物(COx)あるいは未燃の炭化水素(未燃HC)など)を酸化する。また、酸化触媒40は、エンジン10におけるポスト噴射や燃料添加装置(図示せず)からの添加によって供給される燃料を酸化する。この燃料の酸化反応によって酸化熱が生じる。
尿素水噴射装置110は、制御装置100からの制御信号によって制御され、第1枝通44内を流れる排気ガス中(すなわち、SCR触媒50よりも上流側の排気ガス中)に還元剤である尿素水を噴射する。尿素水噴射装置110には、尿素水を貯蔵する尿素水タンク112からポンプ(図示せず)等を用いて尿素水が供給される。尿素水噴射装置110は、たとえば、噴射ノズル等によって構成され、第1枝通路44内に尿素水を噴射する。
SCR触媒50は、加水分解により尿素水から生成されるアンモニア(NH)を用いて排気に含まれるNOxを選択還元浄化する。
DPF60は、たとえば、セラミックまたはステンレス等から形成される。DPF60は、排気ガスの通過を許容しつつ、通過する排気ガスから粒子状物質を捕集する。DPF60には、白金等の貴金属からなる酸化触媒が塗布される。そのため、DPF60においても上述の排気ガスのガス成分の酸化が可能となる。
制御装置100は、各種処理を行なうCPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよびデータを記憶する、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリと、制御装置100の外部の機器との情報のやり取りを行なう入・出力ポート(いずれも図示せず)とを含む。
制御装置100は、入力ポートに接続された機器から信号を受信し、受信した信号に基づいて出力ポートに接続された機器(たとえば、第1切換弁80、第2切換弁90、尿素水噴射装置110等)の動作を制御する。制御装置100の入力ポートには、たとえば、第1圧力センサ64および第2圧力センサ66が接続される。
第1圧力センサ64は、DPF60の上流側の排気ガスの圧力P1を検出する。第1圧力センサ64は、検出されたDPF60の上流側の排気ガスの圧力P1を示す信号を制御装置100に出力する。
第2圧力センサ66は、DPF60の下流側の排気ガスの圧力P2を検出する。第2圧力センサ66は、検出されたDPF60の下流側の排気ガスの圧力P2を示す信号を制御装置100に出力する。
なお、制御装置100の入力ポートには、その他に、エンジン回転数Neおよびアクセル開度Accを信号が入力されるものとする。
以上のような構成を有する排気浄化装置1を構成するSCR触媒50においては、上流側から供給される尿素水によってNOxを還元することによって排気ガスが浄化される。このような場合には、適切に還元反応を生じさせるためにSCR触媒50を所定温度以上に昇温させる必要がある。
図3は、触媒温度と還元率との関係を説明するための図である。図3の縦軸は、SCR触媒50の浄化性能を示す還元率(浄化率)を示す。図3の横軸は、触媒温度を示す。図3に示すように、触媒温度がしきい値A以上となるときに、NOxの還元が可能となる。そして、触媒温度がしきい値B(たとえば、200℃程度)以上となるときに適切な還元反応が生じる還元率Cに到達することになる。そのため、SCR触媒50の浄化性能を適切に機能させるためにSCR触媒50の温度をしきい値B以上に昇温させる必要がある。
また、DPF60においては、排気ガス中の粒子状物質(以下、PM(Particular Matter)と記載する場合がある。)を捕集することによって排気ガスが浄化される。制御装置100は、捕集した粒子状物質によってDPF60のフィルタ部が目詰まりすると浄化性能が低下するため、堆積した粒子状物質を燃焼させてDPF60を再生する再生制御を実行する。制御装置100は、PMの堆積量がしきい値以上である場合に再生制御を実行する。再生制御を実行するためには、DPF60を再生に適した所定温度以上に昇温させる必要がある。
しかしながら、上述した構成を有する排気浄化装置1において、排気ガスの温度は排気通路42の下流側になるほど放熱され低下していくことになる。そのため、DPF60やSCR触媒50等が設けられる位置によっては、浄化性能を機能させるために速やかに昇温させるための触媒をDPF60やSCR触媒毎に別途設ける必要がある。その結果、触媒の搭載数の増加によって排気浄化装置1の製造コストが増加する場合がある。
そこで、本実施の形態においては、排気浄化装置1の構成を図1に示す構成とするものとする。このようにすると、第1切換弁80および第2切換弁90の状態を切り換えることにより、排気ガスの流通経路においてDPF60とSCR触媒50との上流・下流の位置関係を変更することができる。
また、本実施の形態において、制御装置100は、DPF60の再生時に、第1状態になるように第1切換弁80の状態を制御するとともに、第3状態になるように第2切換弁90の状態を制御するものとする。さらに、制御装置100は、DPF60の非再生時に、第2状態になるように第1切換弁80の状態を制御するとともに、第3状態になるように第2切換弁90の状態を制御するものとする。
このようにすると、DPF60の再生時においては、排気ガスの流通経路においてDPF60の位置をSCR触媒50よりも上流にすることができる。そのため、DPF60の位置が昇温の熱源である酸化触媒40に近い位置になるため、DPF60の温度を速やかに上昇させてDPF60を再生させることができる。また、DPF60の非再生時においては、排気ガスの流通経路においてSCR触媒50の位置をDPF60よりも上流にすることができる。そのため、SCR触媒50の位置が酸化触媒40に近い位置になるため、SCR触媒50の温度を速やかに上昇させてNOxを還元するための浄化性能を適切に発生させることができる。
以下、図4を参照して、本実施の形態における制御装置100で実行される制御処理について説明する。図4は、制御装置100で実行される制御処理の内容を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、所定の制御周期毎にメインルーチン(図示せず)から呼び出されて実行される。これらのフローチャートに含まれる各ステップは、基本的には、制御装置100によるソフトウェア処理によって実現されるが、その一部または全部が制御装置100内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、制御装置100は、DPF60の再生時であるか否かを判定する。制御装置100は、たとえば、PMの堆積量がしきい値以上である場合に、DPF60の再生時であると判定する。制御装置100は、たとえば、DPF60の上流側の圧力P1と下流側の圧力P2との差圧がしきい値以上である場合に、PMの堆積量がしきい値以上であると判定する。DPF60の再生時であると判定される場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。
S102にて、制御装置100は、第1切換弁80を第1状態に切り換える。S104にて、制御装置100は、第2切換弁90を第3状態に切り換える。制御装置100は、たとえば、第1切換弁80の切り換えが完了した後に、第2切換弁90を第3状態に切り換える。
第2切換弁90を第3状態に切り換えるタイミングとしては、たとえば、第1切換弁80の第1状態への切り換えが開始されてから上流通路52から第3枝通路48に流入する排気ガスが第2切換弁90に到達するまでに第2切換弁90の切り換えが完了するように設定されることが望ましい。このようにすると、上流通路52から第3枝通路48に流入する排気ガスをSCR触媒50およびDPF60の双方に流通させることができる。
一方、制御装置100は、DPF60の再生時でない(すなわち、DPF60の非再生時である)と判定される場合(S100にてNO)、処理をS106に移す。
S106にて、制御装置100は、第1切換弁80を第2状態に切り換える。S108にて、制御装置100は、第2切換弁90を第4状態に切り換える。制御装置100は、たとえば、第1切換弁80が第2状態に切り換えられた後に、第2切換弁90を第4状態に切り換える。
第2切換弁90を第4状態に切り換えるタイミングとしては、たとえば、第1切換弁80の第2状態への切り換えが開始されてから上流通路52から第1枝通路44に流入する排気ガスが第2切換弁90に到達するまでに第2切換弁90の切り換えが完了するように設定することが望ましい。このようにすると、上流通路52から第1枝通路44に流入する排気ガスをSCR触媒50およびDPF60の双方に流通させることができる。
以上のような構成およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る排気浄化装置1の動作について図5および図6を参照しつつ説明する。
図5は、DPF60の非再生時の排気浄化装置1の動作を説明するための図である。たとえば、DPF60の上流側の圧力P1と下流側の圧力P2との差圧がしきい値よりも小さい場合には、PMの堆積量がしきい値よりも小さいため、DPF60の非再生時であると判定される(S100にてNO)。この場合、第1切換弁80が第2状態に切り換えられた後に(S106)、第2切換弁90が第4状態に切り換えられる(S108)。
エンジン10から排出される排気ガスは、エキゾーストマニホールド12および第1通路14、タービン28、第2通路30を経由して、酸化触媒40に流通する。酸化触媒40において、排気ガスに含まれるガス成分が酸化されることにより酸化熱が生じ、排気ガスの温度が上昇する。酸化触媒40を通過した排気ガスは、図5の矢印に示すように、上流通路52から分岐位置に到達した後、第1枝通路44に流入する。SCR触媒50は、第1枝通路44に流入した排気ガスによって昇温される。なお、SCR触媒50を昇温する場合には、ポスト噴射や燃料添加装置からの燃料供給によって排気ガス温度が上昇される。
第1枝通路44内においては、尿素水噴射装置110から噴射された尿素水がSCR触媒50に付着される。付着された尿素水は、昇温したSCR触媒50において加水分解によりアンモニア(NH)が生成され、生成されたアンモニアが還元剤としてNOxが浄化される。SCR触媒50を通過した排気ガスは、合流位置において第2枝通路46に流入する。第2枝通路46に流入した排気ガスは、第1切換弁80側に流通する。そして、分岐位置において排気ガスは、第2枝通路46から第3枝通路48に流入する。第3枝通路48に流入した排気ガスは、DPF60に到達する。DPF60には、酸化触媒が塗布されていることから、酸化触媒の酸化反応によってSCR触媒50からスリップしたアンモニアが除去される。DPF60を通過した排気ガスは、合流位置において下流通路54に流入する。
図6は、DPF60の再生時の排気浄化装置1の動作を説明するための図である。たとえば、DPF60の上流側の圧力P1と下流側の圧力P2との差圧がしきい値以上である場合には、PMの堆積量がしきい値以上であるため、DPF60の再生時であると判定される(S100にてYES)。そのため、第1切換弁80が第1状態に切り換えられた後に(S102)、第2切換弁90が第3状態に切り換えられる(S104)。
その結果、酸化触媒40を通過した排気ガスは、図6の矢印に示すように、上流通路52から分岐位置に到達した後、第3枝通路48に流入する。DPF60は、第3枝通路48に流入した排気ガスによって昇温される。なお、DPF60を昇温する場合には、ポスト噴射が燃料添加装置からの燃料供給によって排気ガス温度が上昇される。
第3枝通路48に流入した排気ガスによってDPF60が昇温すると、DPF60のフィルタ部に堆積したPMが燃焼することによってDPF60が再生される。DPF60を通過した排気ガスは、合流位置において第2枝通路46に流入する。第2枝通路46に流入した排気ガスは、第1切換弁80側に流通する。そして、分岐位置において排気ガスは、第2枝通路46から第1枝通路44のSCR触媒50を通過する。
酸化触媒40を通過する前の排気ガスに含まれる未燃HCは、排気ガスが酸化触媒40およびDPF60を流通する過程において酸化されるため、SCR触媒50の浄化性能の低下が抑制される。SCR触媒50を通過した排気ガスは、合流位置おいて下流通路54に流通する。
以上のようにして、本実施の形態に係る排気浄化装置によると、DPF60の再生時においては、第1切換弁80を第1状態にし、第2切換弁90を第3状態にすると、上流通路52からの排気ガスは、分岐位置から第3枝通路48のDPF60を通過した後に、合流位置において第2枝通路46に流入し、分岐位置において第2枝通路46から第1枝通路44のSCR触媒50を通過した後に、合流位置において下流通路54に流入する。また、DPF60の非再生時においては、第1切換弁80を第2状態にし、第2切換弁90を第4状態にすると、上流通路52からの排気ガスは、分岐位置から第1枝通路44のSCR触媒50を通過した後に、合流位置において第2枝通路46に流入し、分岐位置において第2枝通路46から第3枝通路48のDPF60を通過した後に、合流位置において下流通路54に流入する。このように、第1切換弁80および第2切換弁90の状態を切り換えることによって排気ガスの流通経路においてDPF60およびSCR触媒50の上流・下流の位置関係を変更することができる。そのため、たとえば、フィルタの再生や浄化性能の発生等のために昇温が要求される方をより排気温度の高い位置である上流の位置(昇温の熱源である酸化触媒40に近い位置)にすることによって速やかに昇温させることができる。そのため、SCR触媒50あるいはDPF60毎に昇温させるための触媒を別途設ける必要がなくなる。したがって、触媒の搭載数の増加を抑制しつつ、触媒の浄化性能を適切に発生させる排気浄化装置を提供することができる。また、DPF60およびSCR触媒50には常に同一方向から排気ガスが流入するため、DPF60では、捕集されたPMが逆流することを防止できる。さらに、SCR触媒50では、同一方向から排気ガスが流入するため、流入方向に合わせて尿素水噴射装置を複数設ける必要がない。
さらに、第1切換弁80の切り換えが完了した後に第2切換弁90の切り換えを行なうことによって上流通路52の排気ガスが第2枝通路46を経由して下流通路54に流通することを抑制することができる。
さらに、SCR触媒50とDPF60とを直列方向に配置する必要がなくなるため、排気浄化装置1の直列方向の長さが長大になることを抑制することができる。
さらに、DPF60にも酸化触媒が塗布されるため、DPF60の非再生時おいて、DPF60の位置がSCR触媒50の位置よりも排気ガスの流通経路における下流の位置になることにより、SCR触媒50からスリップしたNHを除去することができる。そのため、SCR触媒50からスリップしたNHを除去するための酸化触媒を別途設ける必要がなくなるため、触媒の搭載数の増加を抑制することができる。
また、DPF60の再生時には、DPF60にも酸化触媒が塗布されるため、酸化触媒40とともに排気ガス中の未燃HCを除去することができるため、SCR触媒50の浄化性能の低下を抑制することができる。
以下、変形例について説明する。
上述の実施の形態においては、SCR触媒50とDPF60との配置について特に限定することなく排気浄化装置1の構成について説明したが、たとえば、SCR触媒50とDPF60とは、一つの筐体に収納するように配置してもよい。このようにすると、SCR触媒50とDPF60との位置が近接した位置関係になるため、SCR触媒50とDPF60との間での受熱効果を発生し、温度低下を抑制することができる。
上述の実施の形態においては、尿素水を還元剤として用いるものとして説明したが、特に還元剤としては尿素水の限定されるものではなく、たとえば、アンモニア水であってもよい。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 排気浄化装置、10 エンジン、12 エキゾーストマニホールド、14 第1通路、20 ターボチャージャー、22 第1吸気通路、24 第2吸気通路、26 コンプレッサ、28 タービン、30 第2通路、40 酸化触媒、42 排気通路、44 第1枝通路、46 第2枝通路、48 第3枝通路、50 SCR触媒、52 上流通路、54 下流通路、60 DPF、64 第1圧力センサ、66 第2圧力センサ、80 第1切換弁、90 第2切換弁、100 制御装置、110 尿素水噴射装置、112 尿素水タンク。

Claims (3)

  1. エンジンに接続され、排気ガスを流通する排気通路と、前記排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、前記排気通路内に還元剤を供給する供給装置と、前記供給装置よりも下流の位置に設けられ、前記還元剤を用いて窒素酸化物を浄化する還元触媒とを備える排気浄化装置であって、
    前記排気通路は、所定の分岐位置から分岐し、所定の合流位置において合流する、第1枝通路と、第2枝通路と、第3枝通路と、前記分岐位置よりも上流の上流通路と、前記合流位置よりも下流の下流通路とを含み、
    前記第1枝通路には、前記還元触媒が設けられ、
    前記第3枝通路には、前記フィルタが設けられ、
    前記排気浄化装置は、
    前記分岐位置において、前記上流通路と前記第1枝通路および前記第2枝通路とを遮断し、前記上流通路と前記第3枝通路とを連通し、前記第1枝通路と前記第2枝通路とを連通する第1状態と、前記上流通路と前記第2枝通路および前記第3枝通路とを遮断し、前記上流通路と前記第1枝通路とを連通し、前記第2枝通路と前記第3枝通路とを連通する第2状態とのうちのいずれかの状態に切り換え可能な第1切換弁と、
    前記合流位置において、前記下流通路と前記第2枝通路および前記第3枝通路とを遮断し、前記下流通路と前記第1枝通路とを連通し、前記第2枝通路と前記第3枝通路とを連通する第3状態と、前記下流通路と前記第1枝通路および前記第2枝通路とを遮断し、前記下流通路と前記第3枝通路とを連通し、前記第1枝通路と前記第2枝通路とを連通する第4状態とのうちのいずれかの状態に切り換え可能な第2切換弁とをさらに備える、排気浄化装置。
  2. 前記排気浄化装置は、前記第1切換弁の状態と前記第2切換弁の状態とを制御する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記フィルタの再生時に、前記第1状態になるように前記第1切換弁の状態を制御するとともに、前記第3状態になるように前記第2切換弁の状態を制御し、
    前記フィルタの非再生時に、前記第2状態になるように前記第1切換弁の状態を制御するとともに、前記第3状態になるように前記第2切換弁の状態を制御する、請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1切換弁の切り換えと前記第2切換弁の切り換えとを行なう場合に、前記第1切換弁の切り換えが完了した後に前記第2切換弁の切り換えを行なう、請求項2に記載の排気浄化装置。
JP2017083460A 2017-04-20 2017-04-20 排気浄化装置 Active JP6805948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017083460A JP6805948B2 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017083460A JP6805948B2 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 排気浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018178956A true JP2018178956A (ja) 2018-11-15
JP6805948B2 JP6805948B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=64281672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017083460A Active JP6805948B2 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6805948B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111359362A (zh) * 2020-04-28 2020-07-03 漯河职业技术学院 一种车间粉尘治理装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189655A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Nippondenso Co Ltd エンジンの排気浄化装置
US5603216A (en) * 1994-08-02 1997-02-18 Corning Incorporated By-pass adsorber system
JPH11132035A (ja) * 1997-10-29 1999-05-18 Denso Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2003314247A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置およびその制御方法
JP2007192055A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Toyota Motor Corp 排ガス浄化装置と排ガス浄化方法
JP2008232055A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2012255354A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Suzuki Motor Corp 排気ガス浄化装置
DE102014110592A1 (de) * 2013-08-01 2015-02-05 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Nachbehandlungskomponente

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189655A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Nippondenso Co Ltd エンジンの排気浄化装置
US5603216A (en) * 1994-08-02 1997-02-18 Corning Incorporated By-pass adsorber system
JPH11132035A (ja) * 1997-10-29 1999-05-18 Denso Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2003314247A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置およびその制御方法
JP2007192055A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Toyota Motor Corp 排ガス浄化装置と排ガス浄化方法
JP2008232055A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2012255354A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Suzuki Motor Corp 排気ガス浄化装置
DE102014110592A1 (de) * 2013-08-01 2015-02-05 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Nachbehandlungskomponente

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111359362A (zh) * 2020-04-28 2020-07-03 漯河职业技术学院 一种车间粉尘治理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6805948B2 (ja) 2020-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5087836B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP5118331B2 (ja) 排気浄化装置
JP3788501B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2006274986A (ja) 排気後処理装置
JP5630025B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気浄化装置及び排気浄化方法
JP4521824B2 (ja) 排気浄化装置
JP2013142363A (ja) ディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置
JP5830832B2 (ja) フィルタ再生装置
JP2011111945A (ja) 排気浄化装置
JP2010180861A (ja) 排気ガス浄化装置
JP2008157188A (ja) 排気浄化装置
JP2012102684A (ja) エンジンの排気浄化装置
JP2006266192A (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
JP2013113204A (ja) エンジンの排気浄化システム
JP2016145532A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化システム、内燃機関及び内燃機関の排気ガス浄化方法
JP6805948B2 (ja) 排気浄化装置
JP2010196551A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2006046252A (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化装置を備えたエンジン
JP2007107474A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2010185369A (ja) エンジンの燃料供給装置
JP2008127997A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2009097435A (ja) 排気浄化装置
JP2019085878A (ja) 後処理装置
JP2020012407A (ja) エンジンシステム
JP7354976B2 (ja) 内燃機関の排気浄化システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6805948

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151