JP2018178939A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パージポンプの駆動又は停止に伴って燃焼室内の混合気の空燃比が一時的にリッチ又はリーンになることを抑制できる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の制御装置は、目標噴射量tauを算出する噴射制御部を有している。噴射制御部は、空燃比フィードバック制御によって目標噴射量tauを補正する。噴射制御部は、目標噴射量tauを補正する補正係数として第1係数と第2係数とを記憶している。そして、噴射制御部は、パージ処理の実行中においてパージポンプが駆動していないときには(S12:NO)、目標噴射量tauの算出(S17)に第2係数FPGoffを用いる(S13)。一方、パージ処理の実行中においてパージポンプが駆動しているときには(S12:YES)、目標噴射量tauの算出(S17)に第1係数FPGonを用いる(S15)。
【選択図】図3
【解決手段】内燃機関の制御装置は、目標噴射量tauを算出する噴射制御部を有している。噴射制御部は、空燃比フィードバック制御によって目標噴射量tauを補正する。噴射制御部は、目標噴射量tauを補正する補正係数として第1係数と第2係数とを記憶している。そして、噴射制御部は、パージ処理の実行中においてパージポンプが駆動していないときには(S12:NO)、目標噴射量tauの算出(S17)に第2係数FPGoffを用いる(S13)。一方、パージ処理の実行中においてパージポンプが駆動しているときには(S12:YES)、目標噴射量tauの算出(S17)に第1係数FPGonを用いる(S15)。
【選択図】図3
Description
本発明は、蒸発燃料処理装置を備えた内燃機関の制御装置に関する。
特許文献1には、蒸発燃料処理装置を備えた内燃機関に適用され、燃焼室内の混合気の空燃比を理論空燃比に近づけるべく燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック制御を行う内燃機関の制御装置が開示されている。
また、特許文献2に開示されているように、過給機を備えた内燃機関に搭載される蒸発燃料処理装置として、吸気通路においてコンプレッサよりも上流側に蒸発燃料を導入する構成が知られている。
過給機を備えた内燃機関に搭載される蒸発燃料処理装置として、例えば図1に示すような構成が考えられる。この構成では、吸気通路42においてスロットルバルブ45よりも下流側に接続する第1パージガス通路21と、第1パージガス通路21から分岐して吸気通路42においてコンプレッサ51よりも上流側に接続する第2パージガス通路22と、を設けている。さらに、第1パージガス通路21を通過するパージガスの流量を調節するパージ制御弁23と、吸気通路42へのパージガスの導入を促進するためのパージポンプ24と、を設けている。
上記蒸発燃料処理装置においてパージポンプ24の駆動を開始すると、第1パージガス通路21内の圧力のバランスが変化する。このため、パージポンプ24の駆動前と駆動後においてパージ制御弁23の制御態様が同じであるとしても、パージポンプ24の駆動後にはパージ制御弁23を通過するパージガスの流量が増大する。また同様に、パージポンプ24の駆動を停止すると、第1パージガス通路21内の圧力のバランスが変化することによって、パージ制御弁23を通過するパージガスの流量が減少する。このようにパージガスの流量が増減すると、燃焼室内の混合気の空燃比が理論空燃比から乖離する。この場合でも空燃比フィードバック制御が実行されて目標燃料噴射量が補正されることによって、燃焼室内の混合気の空燃比が理論空燃比から乖離している状態を解消することができるが、フィードバック補正が反映されるまでの一時的な期間において燃焼室内の混合気の空燃比が理論空燃比から乖離するという問題がある。
このように、蒸発燃料処理装置によって吸気通路に導入されるパージガスの導入態様を変更した際の燃料噴射制御について改善の余地があった。
上記課題を解決するための内燃機関の制御装置は、燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタに捕集し、該キャニスタから脱離させた蒸発燃料を含有するパージガスを燃焼室に導入するパージ処理を実行する蒸発燃料処理装置と、過給機と、を備えている内燃機関に適用される。蒸発燃料処理装置は、吸気通路における前記過給機のコンプレッサよりも吸気下流側の部分と前記キャニスタとを接続する第1パージガス通路と、前記第1パージガス通路に設けられており該第1パージガス通路を通過する気体の流量を調節するパージ制御弁と、前記第1パージガス通路における前記パージ制御弁よりも吸気通路側に位置する分岐点と前記吸気通路における前記コンプレッサよりも吸気上流側の部分とを接続する第2パージガス通路と、前記第1パージガス通路における前記分岐点よりも前記キャニスタ側に設けられているパージポンプと、を備えている。内燃機関の制御装置は、燃料噴射弁の制御目標値である目標噴射量を算出する噴射制御部を備え、前記噴射制御部は、前記パージ処理の実行によって前記燃焼室に導入される前記パージガスの量と前記燃焼室から排出される気体の酸素濃度とを用いて前記目標噴射量の補正を行うものであり、前記目標噴射量を補正する補正係数として第1係数と第2係数とを記憶しており、前記パージ処理の実行中において前記パージポンプが駆動しているときには前記第1係数を用い、前記パージ処理の実行中において前記パージポンプが停止しているときには前記第2係数を用いることをその要旨とする。
上記構成によれば、パージ処理の実行中において、吸気通路へのパージガスの導入を促進するパージポンプが駆動しているときとパージポンプが停止しているときとで異なる補正係数が目標噴射量の補正に用いられる。すなわち、パージポンプの駆動状態に対応する補正係数を用いて目標噴射量が算出される。パージポンプの駆動状態によって吸気通路に導入されるパージガスの流量が増減するとしても、パージポンプの駆動状態に応じて目標噴射量が算出されることによって、パージポンプの駆動又は停止に伴って燃焼室内の混合気の空燃比が一時的に理論空燃比から乖離することを抑制できる。
(第1の実施形態)
以下、内燃機関の制御装置の第1の実施形態である制御装置10について、図1〜図3を参照して説明する。
以下、内燃機関の制御装置の第1の実施形態である制御装置10について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、制御装置10は、蒸発燃料処理装置20を搭載している内燃機関40に適用されている。内燃機関40は、排気タービン式の過給機50を備えている。内燃機関40は、燃焼室41に吸気を導入する吸気通路42と、燃焼室41から排気を排出する排気通路46とを備えている。吸気通路42には、上流側から順に、エアクリーナ43、過給機50のコンプレッサ51、インタークーラ44、スロットルバルブ45が設けられている。吸気通路42と燃焼室41との接続部分には、インテークマニホールドが設けられている。排気通路46には、過給機50のタービン52が設けられている。内燃機関40は、燃料タンク48から供給される燃料を燃焼室41に噴射する燃料噴射弁47を備えている。また、吸気通路42においてエアクリーナ43とコンプレッサ51との間には、吸気通路42を通過する吸入空気量を検出するエアフロメータ91が設けられている。排気通路46においてタービン52よりも上流側には、排気通路46内における気体の酸素濃度を検出する空燃比センサ92が設けられている。
蒸発燃料処理装置20は、燃料タンク48内に発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタ27を備えている。キャニスタ27は、蒸発燃料を吸着する吸着材として活性炭等を有している。キャニスタ27は、導入通路29を介して燃料タンク48と接続されている。キャニスタ27は、外気を導入する大気開放口28を備えている。キャニスタ27は、第1パージガス通路21を介して吸気通路42と接続されている。
第1パージガス通路21は、吸気通路42においてスロットルバルブ45よりも下流側に接続されている。第1パージガス通路21には、第1パージガス通路21を通過するパージガスの流量を調節するパージ制御弁23が設けられている。パージ制御弁23は、通電状態に応じて開閉駆動される電磁弁であり、非通電時には全閉状態にある。パージ制御弁23とキャニスタ27との間には、吸気通路42へのパージガスの導入を促進するパージポンプ24が設けられている。パージ制御弁23よりも吸気通路42側には、キャニスタ27から吸気通路42に向かう流れのみを許容する第1逆止弁25が設けられている。
蒸発燃料処理装置20は、第1パージガス通路21におけるパージ制御弁23と第1逆止弁25との間の分岐点21Aと、吸気通路42におけるエアクリーナ43とコンプレッサ51との間の部分とを接続する第2パージガス通路22を備えている。第2パージガス通路22には、キャニスタ27から吸気通路42に向かう流れのみを許容する第2逆止弁26が設けられている。
制御装置10には、エアフロメータ91、空燃比センサ92等の各種センサが電気的に接続されている。制御装置10は、機能部として、噴射制御部11とパージ制御部12とを備えている。
制御装置10のパージ制御部12は、パージ率の目標値として目標パージ率PGRを算出し、目標パージ率PGRに基づいてパージ制御弁23を駆動する開閉制御を実行する。パージ率は、蒸発燃料処理装置20によって導入されるパージガスが燃焼室41に導入される吸入空気量中に占める割合を示す値である。目標パージ率PGRは、例えば内燃機関40の機関負荷に基づいて算出される。また、パージ制御部12は、パージポンプ24の駆動と停止とを切り替える。
パージ制御部12は、内燃機関40が停止している間は、パージ制御弁23を閉弁状態に維持する。パージ制御弁23が閉弁しているときには、燃料タンク48内に発生した蒸発燃料が空気とともに導入通路29を介してキャニスタ27に導入される。キャニスタ27に導入された蒸発燃料は、吸着材に捕集される。蒸発燃料が取り除かれた空気は、大気開放口28からキャニスタ27外に放出される。
パージ制御部12は、内燃機関40の運転中にパージ制御弁23の開閉制御を実行し、蒸発燃料を吸気通路42に導入するパージ処理を蒸発燃料処理装置20に実行させる。パージ制御弁23が開弁しているときには、キャニスタ27の吸着材から脱離した蒸発燃料が吸気通路42に導入される。
内燃機関40の運転中において過給機50が駆動されていないときには、吸気通路42においてスロットルバルブ45よりも下流側が負圧になっている。キャニスタ27が大気開放口28を介して大気と連通しているため、第1パージガス通路21内の圧力が吸気通路42におけるスロットルバルブ45よりも下流側の圧力よりも高い。このため、キャニスタ27には大気開放口28を介して外気が流入し、吸着材から脱離した蒸発燃料が外気とともに吸気通路42側に流れる。このように蒸発燃料は、第1パージガス通路21を通過し、パージガスとして吸気通路42に導入される。
一方、内燃機関40の運転中において過給機50が駆動しているときなど、吸気通路42においてスロットルバルブ45よりも下流側の圧力が高いときには、パージ制御部12は、パージポンプ24を駆動してパージガスの導入を促進する。パージポンプ24が駆動されると、キャニスタ27から吸気通路42に向かう流れが生じる。パージポンプ24の駆動によって、第2パージガス通路22内の圧力が、吸気通路42におけるコンプレッサ51よりも上流側の部分における圧力よりも高くなり、第2パージガス通路22を介して吸気通路42にパージガスが導入される。
すなわち、蒸発燃料処理装置20では、吸気通路42内の圧力と第1パージガス通路21の圧力との差圧、及び吸気通路42内の圧力と第2パージガス通路22の圧力との差圧に応じて、パージガスが吸気通路42に導入される。
ここで、パージ制御部12が実行するパージ制御弁23の開閉制御について詳述する。パージ制御部12は、算出した目標パージ率PGRが得られるように、パージ制御弁23に対する通電信号のデューティ比を制御してパージ制御弁23を開閉駆動させることで、パージ制御弁23の開閉制御を行う。パージ制御弁23は、通電が実行されると全開状態になり、通電が停止されると全閉状態になる。デューティ比に基づいてパージ制御弁23への通電時間が制御されることによって、デューティ比が100%に近いほど、第1パージガス通路21においてパージ制御弁23を通過するパージガスの単位時間当たりの量が多くなるようにパージガスの流量が調節される。
図2を参照して、内燃機関40に関して、パージポンプ24の駆動状態と吸気通路42に導入されるパージガスの単位時間当たりの流量との関係を説明する。以下、吸気通路42に導入されるパージガスの単位時間当たりの流量を「パージ流量」ということもある。図2には、一定のデューティ比に基づいてパージ制御弁23の開閉制御を実行している際のパージ流量を示している。図2の横軸には、吸気通路42においてスロットルバルブ45よりも下流側の圧力を吸気管圧力として示している。吸気管圧力は、例えばインテークマニホールドに設けられた吸気圧センサによって検出することができる。また、パージポンプ24を駆動しているときのパージ流量を実線で示しており、パージポンプ24を停止しているときのパージ流量を破線で示している。
過給機50が駆動されており吸気管圧力が大気圧Patm以上の領域では、パージポンプ24が停止していると、破線で示すようにパージガスを導入することができない。一方、パージポンプ24が駆動していると第2パージガス通路22を介してパージガスの導入が促進されるため、実線で示すようにパージガスを導入することができる。
また、吸気管圧力が負圧の領域においては、パージポンプ24を停止していてもパージガスを導入することができる。しかし、パージポンプ24が駆動しているときの方が、パージポンプ24が停止しているときよりもパージ流量が多くなる。これは、パージ制御弁23の制御デューティ比が等しい場合であっても、パージポンプ24の駆動状態に応じて、第1パージガス通路21を通過するパージガスの流れ方向におけるパージ制御弁23の前後差圧が変動するためである。例えば、吸気管圧力が所定圧P1(P1<Patm)の時点においてパージポンプ24の駆動が開始された場合、パージ流量が増大する。一方、吸気管圧力が所定圧P1の時点においてパージポンプ24の駆動が停止された場合には、パージ流量が減少する。パージ流量が増大すると、燃焼室41内の混合気の空燃比がリッチになる。また、パージ流量が減少すると、燃焼室41内の混合気の空燃比がリーンになる。このように、吸気管圧力が負圧の領域においてパージポンプ24の駆動状態を切り替えると、燃焼室41内の混合気の空燃比が変動する。
制御装置10の噴射制御部11は、目標噴射量tauを算出し、目標噴射量tauを制御目標値として燃料噴射弁47を駆動することで燃料噴射量制御を実行する。
また、噴射制御部11は、空燃比フィードバック制御を実行する。空燃比フィードバック制御は、空燃比センサ92によって検出される排気中に含まれる酸素濃度の値に基づいて、燃焼室41内の混合気の空燃比を理論空燃比にすべく目標噴射量tauを補正する制御である。
また、噴射制御部11は、空燃比フィードバック制御を実行する。空燃比フィードバック制御は、空燃比センサ92によって検出される排気中に含まれる酸素濃度の値に基づいて、燃焼室41内の混合気の空燃比を理論空燃比にすべく目標噴射量tauを補正する制御である。
目標噴射量tauは、基本噴射量taubsと補正係数FPGと目標パージ率PGRとを用いて算出される。詳しくは、下記の式(1)によって算出される。
tau=taubs×(1−FPG×PGR)…式(1)
基本噴射量taubsは、パージ処理が行われていない状態を想定した燃焼室41内の混合気の空燃比を理論空燃比とするための理論上の燃料噴射量である。基本噴射量taubsは、内燃機関40の機関回転速度と機関負荷に基づいて算出される。
tau=taubs×(1−FPG×PGR)…式(1)
基本噴射量taubsは、パージ処理が行われていない状態を想定した燃焼室41内の混合気の空燃比を理論空燃比とするための理論上の燃料噴射量である。基本噴射量taubsは、内燃機関40の機関回転速度と機関負荷に基づいて算出される。
補正係数FPGは、空燃比センサ92からの検出信号に基づいて学習される値が用いられる。詳しくは後述するが、噴射制御部11には、第1係数FPGonと第2係数FPGoffとが記憶されており、第1係数FPGonと第2係数FPGoffとのいずれかが補正係数FPGとして用いられる。第1係数FPGon及び第2係数FPGoffは、空燃比センサ92からの検出信号が理論空燃比に対応する値よりもリッチ側の値かリーン側の値かによって増減される。リッチ側の値である場合には、目標噴射量tauを減量補正すべく第1係数FPGon及び第2係数FPGoffが大きくされる。リーン側の値である場合には、目標噴射量tauを増量補正すべく第1係数FPGon及び第2係数FPGoffが小さくされる。
図3を参照して、噴射制御部11が目標噴射量tauを算出するために実行する処理ルーチンについて説明する。この処理ルーチンは、機関運転中に所定時間毎に実行される。
本処理ルーチンが実行されると、まずステップS11において、パージ処理の実行中であるか否かの判定が行われる。ここでは、パージ制御部12によってパージ制御弁23の開閉制御が実行されているときにはパージ処理の実行中であると判定され、パージ制御弁23の開閉制御が実行されていないときにはパージ処理が実行されていないと判定される。パージ処理が実行されていない場合(S11:NO)、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、パージ処理の実行中である場合(S11:YES)、処理がステップS12に移行される。
本処理ルーチンが実行されると、まずステップS11において、パージ処理の実行中であるか否かの判定が行われる。ここでは、パージ制御部12によってパージ制御弁23の開閉制御が実行されているときにはパージ処理の実行中であると判定され、パージ制御弁23の開閉制御が実行されていないときにはパージ処理が実行されていないと判定される。パージ処理が実行されていない場合(S11:NO)、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、パージ処理の実行中である場合(S11:YES)、処理がステップS12に移行される。
ステップS12では、パージポンプ24が駆動中であるか否かが判定される。パージポンプ24が停止中である場合(S12:NO)、処理がステップS13に移行される。ステップS13では、記憶されている第2係数FPGoffが補正係数FPGとして設定される。そして、処理がステップS14に移行される。ステップS14では、空燃比センサ92の検出信号に基づいて第2係数FPGoffの値が学習される。そして、処理がステップS17に移行される。
一方、パージポンプ24が駆動中である場合(S12:YES)、処理がステップS15に移行される。ステップS15では、記憶されている第1係数FPGonが補正係数FPGとして設定される。そして、処理がステップS16に移行される。ステップS16では、空燃比センサ92の検出信号に基づいて第1係数FPGonの値が学習される。そして、処理がステップS17に移行される。
ステップS17では、上述した式(1)に基づいて目標噴射量tauが算出される。その後、本処理ルーチンが一旦終了される。
次に、第1の実施形態にかかる制御装置10の作用とともに、その効果について説明する。
次に、第1の実施形態にかかる制御装置10の作用とともに、その効果について説明する。
図2に例示して説明したような、吸気管圧力が負圧の領域におけるパージポンプ24の駆動状態を切り替えた際に生じる空燃比の変動は、空燃比フィードバック制御によって補正係数が学習されて目標噴射量tauが補正されることで解消される。すなわち、空燃比の変動は一時的なものである。しかし、排気通路46に配設されている空燃比センサ92の検出値がフィードバックされるまでの間は、燃焼室41内の混合気の空燃比が理論空燃比からずれている状態にあり、エミッションが悪化する要因となる。
制御装置10によれば、こうした空燃比の一時的なずれを抑制することができる。すなわち、制御装置10の噴射制御部11は、補正係数FPGとして用いる値として、パージポンプ24の駆動時に用いる第1係数FPGonと、パージポンプ24の停止時に用いる第2係数FPGoffと、を記憶している。パージポンプ24の駆動時には、そのときの空燃比センサ92からの検出信号に基づいて第1係数FPGonの学習が行われる。パージポンプ24の停止時には、そのときの空燃比センサ92からの検出信号に基づいて第2係数FPGoffの学習が行われる。このように、噴射制御部11は、空燃比センサ92からの検出信号に基づいて学習する補正係数を、パージポンプ24が駆動しているときと停止しているときとで別々の値として記憶している。そして、図3のステップS12〜ステップS17に示したように、目標噴射量tauを算出する際に各値を使い分けている。
ここで、図2に例示したように、内燃機関40では、目標パージ率PGRが等しく、パージ制御弁23の制御デューティ比が等しい場合であってもパージポンプ24が駆動しているときの方が停止しているときよりもパージ流量が多くなる。このため、パージポンプ24が駆動しているときには、空燃比センサ92からの検出信号が理論空燃比に対応する値よりもリッチ側の値になりやすい。リッチ側の値になりやすい空燃比センサ92からの検出信号を理論空燃比に対応する値に近づけるために、第1係数FPGonは第2係数FPGoffに比して大きい値とされる。すなわち、パージポンプ24が駆動しているときに学習される第1係数FPGonの方が、パージポンプ24が停止しているときに学習される第2係数FPGoffよりも目標噴射量tauを減量する値として記憶されている。そして、制御装置10の噴射制御部11は、目標噴射量tauを算出する際に、第1係数FPGonと第2係数FPGoffとを使い分けるようにしている。これによって、パージポンプ24が駆動しているときには、パージポンプ24が停止しているときよりも目標噴射量tauが小さくなる。
以上のように制御装置10によれば、空燃比フィードバック制御による目標噴射量tauの補正に先立って、パージポンプ24の駆動状態に対応する補正係数を用いて目標噴射量tauを算出することができる。このため、パージポンプ24の駆動又は停止に伴って吸気通路42に導入されるパージガスの流量が増減するとしても、パージポンプ24の駆動又は停止に伴って燃焼室41内の混合気の空燃比が一時的に理論空燃比から乖離することを抑制できる。
(第2の実施形態)
以下、図4〜図6を参照して、内燃機関の制御装置の第2の実施形態について説明する。
以下、図4〜図6を参照して、内燃機関の制御装置の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の制御装置は、図3に示した処理ルーチンに替えて図4に示す処理ルーチンを実行する点で、第1の実施形態と異なる。制御装置及び内燃機関の概略は第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
図4を参照して、噴射制御部11が目標噴射量tauを算出するために実行する処理ルーチンについて説明する。この処理ルーチンは、機関運転中に所定時間毎に実行される。
本処理ルーチンが実行されると、まずステップS21において、パージ処理の実行中であるか否かの判定が行われる。パージ処理が実行されていない場合(S21:NO)、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、パージ処理の実行中である場合(S21:YES)、処理がステップS22に移行される。
本処理ルーチンが実行されると、まずステップS21において、パージ処理の実行中であるか否かの判定が行われる。パージ処理が実行されていない場合(S21:NO)、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、パージ処理の実行中である場合(S21:YES)、処理がステップS22に移行される。
ステップS22では、パージポンプ24が駆動中であるか否かが判定される。パージポンプ24が停止中である場合(S22:NO)、処理がステップS23に移行される。ステップS23では、継続時間Tの値が第2禁止時間Toffの値よりも大きいか否かが判定される。継続時間Tは、後述する図6に示す処理ルーチンによって設定される。第2禁止時間Toffは、図5に示すマップから読み取られる。第2禁止時間Toffは、図5に破線で示すように吸気管圧力が高いほど大きく設定される。吸気管圧力は、例えば吸気通路42のインテークマニホールドに設けられた吸気圧センサによって検出される。継続時間Tの値が第2禁止時間Toffの値以下である場合(S23:NO)、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、継続時間Tの値が第2禁止時間Toffよりも大きい場合(S23:YES)、処理がステップS24に移行される。ステップS24では、記憶されている第2係数FPGoffが補正係数FPGとして設定される。そして、処理がステップS25に移行される。ステップS25では、空燃比センサ92の検出信号に基づいて第2係数FPGoffの値が学習される。そして、処理がステップS29に移行される。
一方、パージポンプ24が駆動中である場合(S22:YES)、処理がステップS26に移行される。ステップS26では、継続時間Tの値が第1禁止時間Tonの値よりも大きいか否かが判定される。継続時間Tは、後述する図6に示す処理ルーチンによって設定される。第1禁止時間Tonは、図5に示すマップから読み取られる。第1禁止時間Tonは、図5に実線で示すように吸気管圧力が高いほど大きく設定される。なお、吸気管圧力が等しい場合、第1禁止時間Tonは、第2禁止時間Toffよりも小さい値をとる。継続時間Tの値が第1禁止時間Tonの値以下である場合(S26:NO)、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、継続時間Tの値が第1禁止時間Tonよりも大きい場合(S26:YES)、処理がステップS27に移行される。ステップS27では、記憶されている第1係数FPGonが補正係数FPGとして設定される。そして、処理がステップS28に移行される。ステップS28では、空燃比センサ92の検出信号に基づいて第1係数FPGonの値が学習される。そして、処理がステップS29に移行される。
ステップS29では、式(1)に基づいて目標噴射量tauが算出される。その後、本処理ルーチンが一旦終了される。なお、継続時間Tの値が第2禁止時間Toffの値以下である場合(S23:NO)と、継続時間Tの値が第1禁止時間Tonの値以下である場合(S26:NO)には、本処理ルーチンが一旦終了されるため、ステップS29の処理が実行されない。このとき燃料噴射を実行する場合には、噴射制御部11は、前回算出した目標噴射量tauに基づいて燃料噴射弁47を駆動する。
図6を参照して、噴射制御部11が継続時間Tを設定するために実行する処理ルーチンについて説明する。この処理ルーチンは、機関運転中に所定時間毎に実行される。
本処理ルーチンが実行されると、まずステップS31において、現在のパージポンプ24の駆動状態を取得し今回の駆動状態として記憶する。駆動状態は、パージポンプ24が駆動中であれば「ON」と記憶され、パージポンプ24が停止中であれば「OFF」と記憶される。そして、処理がステップS32に移行される。ステップS32では、ステップS31において記憶された今回の駆動状態と、本処理ルーチンが前回実行された際に記憶されたパージポンプ24の駆動状態(前回の駆動状態)と、が同じであるか否かを判定する。すなわち、今回の駆動状態が「ON」であり前回の駆動状態が「OFF」である場合、今回の駆動状態と前回の駆動状態とが異なると判定され(S32:NO)、処理がステップS33に移行される。今回の駆動状態が「OFF」であり前回の駆動状態が「ON」である場合も同様に、今回の駆動状態と前回の駆動状態とが異なると判定され(S32:NO)、処理がステップS33に移行される。ステップS33では、継続時間Tの値に「0」がセットされる。その後、本処理ルーチンが一旦終了される。
本処理ルーチンが実行されると、まずステップS31において、現在のパージポンプ24の駆動状態を取得し今回の駆動状態として記憶する。駆動状態は、パージポンプ24が駆動中であれば「ON」と記憶され、パージポンプ24が停止中であれば「OFF」と記憶される。そして、処理がステップS32に移行される。ステップS32では、ステップS31において記憶された今回の駆動状態と、本処理ルーチンが前回実行された際に記憶されたパージポンプ24の駆動状態(前回の駆動状態)と、が同じであるか否かを判定する。すなわち、今回の駆動状態が「ON」であり前回の駆動状態が「OFF」である場合、今回の駆動状態と前回の駆動状態とが異なると判定され(S32:NO)、処理がステップS33に移行される。今回の駆動状態が「OFF」であり前回の駆動状態が「ON」である場合も同様に、今回の駆動状態と前回の駆動状態とが異なると判定され(S32:NO)、処理がステップS33に移行される。ステップS33では、継続時間Tの値に「0」がセットされる。その後、本処理ルーチンが一旦終了される。
一方、今回の駆動状態が「ON」であり前回の駆動状態が「ON」である場合、今回の駆動状態と前回の駆動状態とが同じであると判定され(S32:YES)、処理がステップS34に移行される。今回の駆動状態が「OFF」であり前回の駆動状態が「OFF」である場合も同様に、今回の駆動状態と前回の駆動状態とが同じであると判定され(S32:YES)、処理がステップS34に移行される。ステップS34では、継続時間Tの値が、継続時間Tの値の上限値として設定されている上限時間Aの値よりも小さいか否かが判定される。継続時間Tの値が上限時間Aの値以上である場合(S34:NO)、処理がステップS35に移行される。ステップS35では、継続時間Tの値が維持される。その後、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、継続時間Tの値が上限時間Aの値よりも小さい場合(S34:YES)、処理がステップS36に移行される。ステップS36では、継続時間Tの値に「1」が加算される。その後、本処理ルーチンが一旦終了される。
上記説明した第2の実施形態の作用とともに、その効果について説明する。なお、第2の実施形態は、以下の効果に加えて上記第1の実施形態と同様の効果も奏する。
第2の実施形態の制御装置によれば、パージポンプ24の今回の駆動状態と前回の駆動状態とが異なるとき(S32:NO)、換言すればパージポンプ24の駆動状態が切り替えられたときには、ステップS33の処理によって継続時間Tの値に「0」がセットされるため、目標噴射量tauの算出と補正係数の学習が行われない。すなわち、パージポンプ24の駆動状態が切り替えられた直後には、目標噴射量tauの算出と補正係数の学習とが禁止される。パージポンプ24の駆動状態を切り替えた直後には、圧力脈動の影響を受けてパージ流量が不安定になり、燃焼室41内の混合気の空燃比が乱れることがある。この状態で目標噴射量tauを算出すると、圧力脈動が治まったときに空燃比が理論空燃比から乖離した状態になる虞がある。この点、パージポンプ24の駆動状態が切り替えられた直後には、前回算出された目標噴射量tauに基づいて燃料噴射が行われることによって、パージポンプ24の駆動状態の切り替えが空燃比に及ぼしうる影響を軽減することができる。
第2の実施形態の制御装置によれば、パージポンプ24の今回の駆動状態と前回の駆動状態とが異なるとき(S32:NO)、換言すればパージポンプ24の駆動状態が切り替えられたときには、ステップS33の処理によって継続時間Tの値に「0」がセットされるため、目標噴射量tauの算出と補正係数の学習が行われない。すなわち、パージポンプ24の駆動状態が切り替えられた直後には、目標噴射量tauの算出と補正係数の学習とが禁止される。パージポンプ24の駆動状態を切り替えた直後には、圧力脈動の影響を受けてパージ流量が不安定になり、燃焼室41内の混合気の空燃比が乱れることがある。この状態で目標噴射量tauを算出すると、圧力脈動が治まったときに空燃比が理論空燃比から乖離した状態になる虞がある。この点、パージポンプ24の駆動状態が切り替えられた直後には、前回算出された目標噴射量tauに基づいて燃料噴射が行われることによって、パージポンプ24の駆動状態の切り替えが空燃比に及ぼしうる影響を軽減することができる。
ところで、パージポンプ24の駆動状態を切り替えてからパージポンプ24の駆動状態による影響がパージ流量に反映されるまでには、応答遅れがある。こうした応答遅れが生じているときに第1係数FPGon又は第2係数FPGoffの学習を行ってしまうと、第1係数FPGonと第2係数FPGoffが誤学習される虞がある。すなわち、パージポンプ24が駆動しているときに、パージポンプ24が停止している状態の影響が残っている状態で学習が行われたり、パージポンプ24が停止しているときに、パージポンプ24が駆動している状態の影響が残っている状態で学習が行われたりする虞がある。この点、第2の実施形態の制御装置によれば、パージポンプ24の駆動状態を切り替えた直後は補正係数の学習を禁止することによって、第1係数FPGonと第2係数FPGoffの誤学習を抑制することができる。
蒸発燃料処理装置20では、吸気通路42内の圧力と第1パージガス通路21の圧力との差圧、及び吸気通路42内の圧力と第2パージガス通路22の圧力との差圧に応じて、パージガスを吸気通路42に導入する。このため、吸気管圧力が高いほど、第1パージガス通路21又は第2パージガス通路22内の圧力を高くしなければ、パージガスが吸気通路42に導入されにくい。すなわち、パージガスの導入を促進するためにパージポンプ24の駆動を開始したとしても吸気管圧力が高いときには、パージガスが吸気通路42に導入されるまでに遅れが生じることがある。この点、第2の実施形態の制御装置では、第1禁止時間Tonと第2禁止時間Toffとして、吸気管圧力が高いほど大きく設定される値を用いている。これによって、パージポンプ24の駆動状態が切り替えられ、パージポンプ24の駆動状態に対応したパージガスの導入態様になってから、パージポンプ24の駆動状態に対応した補正係数を用いた目標噴射量tauの算出を行うことができる。すなわち、パージポンプ24の駆動又は停止に伴って燃焼室41内の混合気の空燃比が理論空燃比からずれることを、より好適に抑制することができる。
パージポンプ24を駆動しているときには、過給機50による過給が行われていることがある。このため、パージポンプ24が駆動している状態からパージポンプ24を停止した際には、吸気管圧力が依然として高い虞がある。したがって、パージポンプ24が停止している状態では、吸気管圧力が低下するまでパージガスを吸気通路42に導入できないことがある。このため、第2の実施形態の制御装置では、パージポンプ24を停止しているときに設定する第2禁止時間Toffとして第1禁止時間Tonよりも大きい値を採用することで、目標噴射量tauの算出が禁止される期間を長くするようにしている。これによって、パージポンプ24の駆動状態に対応したパージガスの導入態様になってから、パージポンプ24の駆動状態に対応した補正係数を用いた目標噴射量tauの算出を行うことができる。
なお、上記第2の実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第2の実施形態では、パージポンプ24が駆動しているときには第1禁止時間Tonを用い、パージポンプ24が停止しているときには第2禁止時間Toffを用いた。禁止時間としては、パージポンプ24の駆動状態に依らず同じ値を用いることもできる。
・上記第2の実施形態では、パージポンプ24が駆動しているときには第1禁止時間Tonを用い、パージポンプ24が停止しているときには第2禁止時間Toffを用いた。禁止時間としては、パージポンプ24の駆動状態に依らず同じ値を用いることもできる。
・上記第2の実施形態では、第1禁止時間Tonとして、吸気管圧力に対応した値を用いた。第1禁止時間Tonとしては、予め実験によって定めた一定値を用いることもできる。第2禁止時間Toffについても同様に、一定値を用いることもできる。
・上記第2の実施形態では、図6に示した処理ルーチンを用いて継続時間Tを更新し、図4に示した処理ルーチンにおけるステップS23,S26においてパージポンプ24の駆動状態を切り替えた直後であるか否かを判定した。パージポンプ24の駆動状態を切り替えた直後であるか否かを判定することができるのであれば、その判定方法は特に限定されるものではない。パージポンプ24の駆動状態を切り替えた後、所定の期間の間、目標噴射量tauの算出と、第1係数FPGon又は第2係数FPGoffの学習を禁止するように構成すればよい。
その他、上記各実施形態に共通して変更可能な要素としては次のようなものがある。
・パージ制御弁23としては、印加する電圧を変化させることによって開度が変更される電磁弁を採用することもできる。
・パージ制御弁23としては、印加する電圧を変化させることによって開度が変更される電磁弁を採用することもできる。
・上記各実施形態では、噴射制御部11が目標噴射量tauを算出する際の算出式の一例として式(1)を例示した。パージポンプ24の駆動状態に対応する補正係数を使い分けることで目標噴射量tauを算出するのであれば、その算出方法は式(1)に限定されるものではない。
・内燃機関40の概略構成は一例である。制御装置10は、蒸発燃料処理装置20と、過給機50とを備える内燃機関に適用することができる。
10…制御装置、11…噴射制御部、12…パージ制御部、20…蒸発燃料処理装置、21…第1パージガス通路、21A…分岐点、22…第2パージガス通路、23…パージ制御弁、24…パージポンプ、25…第1逆止弁、26…第2逆止弁、27…キャニスタ、28…大気開放口、29…導入通路、40…内燃機関、41…燃焼室、42…吸気通路、43…エアクリーナ、44…インタークーラ、45…スロットルバルブ、46…排気通路、47…燃料噴射弁、48…燃料タンク、50…過給機、51…コンプレッサ、52…タービン、91…エアフロメータ、92…空燃比センサ。
Claims (1)
- 燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタに捕集し、該キャニスタから脱離させた蒸発燃料を含有するパージガスを燃焼室に導入するパージ処理を実行する蒸発燃料処理装置と、過給機と、を備え、
前記蒸発燃料処理装置が、吸気通路における前記過給機のコンプレッサよりも吸気下流側の部分と前記キャニスタとを接続する第1パージガス通路と、前記第1パージガス通路に設けられており該第1パージガス通路を通過する気体の流量を調節するパージ制御弁と、前記第1パージガス通路における前記パージ制御弁よりも吸気通路側に位置する分岐点と前記吸気通路における前記コンプレッサよりも吸気上流側の部分とを接続する第2パージガス通路と、前記第1パージガス通路における前記分岐点よりも前記キャニスタ側に設けられているパージポンプと、を備えている内燃機関に適用される制御装置であって、
燃料噴射弁の制御目標値である目標噴射量を算出する噴射制御部を備え、
前記噴射制御部は、前記パージ処理の実行によって前記燃焼室に導入される前記パージガスの量と前記燃焼室から排出される気体の酸素濃度とを用いて前記目標噴射量の補正を行うものであり、前記目標噴射量を補正する補正係数として第1係数と第2係数とを記憶しており、前記パージ処理の実行中において前記パージポンプが駆動しているときには前記第1係数を用い、前記パージ処理の実行中において前記パージポンプが停止しているときには前記第2係数を用いる内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2017082869A JP2018178939A (ja) | 2017-04-19 | 2017-04-19 | 内燃機関の制御装置 |
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-
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