JP2018123767A - パージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パージ通路におけるパージガスのリーク有無検出処理に伴う、蒸発燃料の大気中への放出量を低減する。
【解決手段】制御装置は、蒸発燃料を含んだパージガスにおける蒸発燃料濃度が予め設定された基準値未満であること(ステップS110:YES)を条件に、内燃機関が停止された状態において、パージポンプを駆動させる(ステップS120)とともにエアフロメータによって流量変化の有無を検出すること(ステップS140)で、パージ通路におけるパージガスのリークの有無を判定する(ステップS150,ステップS160)。
【選択図】図2

Description

この発明は、パージ装置に関する。
自動車の内燃機関においては、燃料タンクで発生した蒸発燃料をキャニスタに捕集し、捕集した蒸発燃料をキャニスタから吸気通路に導入するパージ装置が適用されている。この種のパージ装置では、キャニスタと吸気通路とを接続するパージ通路に設けられたパージポンプを駆動することによって、蒸発燃料を含んだパージガスを、パージ通路を介してキャニスタから吸気通路に導入できる。
吸気通路に過給機を備える内燃機関において、パージ通路が、キャニスタから、吸気通路における過給機よりも上流側に接続されたものが知られている(例えば特許文献1)。このパージ通路が吸気通路から外れている、またはこのパージ通路に孔があいている等の理由によって、このパージ通路からパージガスのリークが生じている場合がある。そこで、このパージ通路におけるパージガスのリークの有無を検出することが求められており、その検出方法としてつぎの手法が考えられる。まず、内燃機関が停止された状態において、パージポンプを駆動させてパージガスをパージ通路から吸気通路に導入する。このとき、吸気通路ではスロットル弁が閉じているため、吸気通路に導入されたパージガスはスロットル弁よりも下流側へ流れることが妨げられ、当該パージガスは、吸気通路を上流側へ逆流する。この逆流が、過給機よりも上流側に位置しているエアクリーナ近傍のエアフロメータによって流量変化として検出された場合、パージ通路においてはパージガスのリークが生じていないものとする。一方、検出されるはずの流量変化がエアフロメータによって検出されない場合、パージ通路においてパージガスのリークが生じているものとする。
特開2016−094865号公報
上述の方法によってパージ通路におけるパージガスのリークの有無を検出する場合、吸気通路の上流側へ向けてパージガスを逆流させるため、この逆流したパージガスが、吸気通路における吸気の取込口から大気中に放出され、大気環境の悪化を招く懸念がある。
上記課題を解決するためのパージ装置は、燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタと、エアフロメータ、コンプレッサがこの順番で上流側から設けられた吸気通路と、吸気通路における、コンプレッサとエアフロメータとの間の箇所とキャニスタとを接続したパージ通路と、パージ通路に設けられ、キャニスタで捕集した蒸発燃料を含んだパージガスを吸気通路へ送り出すパージポンプと、内燃機関が停止された状態において、パージポンプを駆動させるとともにエアフロメータによって流量変化の有無を検出することで、パージ通路におけるパージガスのリークの有無を判定するリーク有無検出処理を実行する制御装置と、を備えたパージ装置であって、キャニスタ中の蒸発燃料濃度を検出する濃度検出手段を備え、制御装置は、濃度検出手段によって検出された蒸発燃料濃度が予め設定された基準値未満であることを条件に、リーク有無検出処理を実行する。
この構成においては、キャニスタ中の蒸発燃料濃度が予め設定された基準値未満である場合にのみ、リーク有無検出処理を実行する。したがって、キャニスタ中の蒸発燃料の濃度が高い場合には、リーク有無検出処理が実行されなくなり、吸気通路へのバージガスの導入に伴うパージガスの、吸気の取込口から大気中への放出が行われなくなる。このため、リーク有無検出処理の実行に伴う蒸発燃料の大気中への放出量が低減され、大気環境汚染が抑制される。
パージ装置の一実施形態が適用された内燃機関の模式図。 パージ通路の点検用処理の手順を表したフローチャート。
以下、パージ装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、パージ装置30が適用されている内燃機関10の吸気通路11には、上流側から順に、吸気の取込口13、エアクリーナ12、エアフロメータ25、ターボチャージャ14(過給機)のコンプレッサ15、インタークーラ18、及びスロットル弁20が設けられている。一方、内燃機関10の排気通路21には、ターボチャージャ14のタービン16と、空燃比センサ27とが設けられている。また、内燃機関10には、図示しない供給系を通じて燃料タンク29から供給される燃料を燃焼室6に噴射する燃料噴射弁7が設けられている。
パージ装置30は、通路31を通じて燃料タンク29から導入される蒸発燃料を捕集する吸着材(例えば活性炭)が設けられたキャニスタ32と、キャニスタ32に捕集した蒸発燃料を含むパージガスを吸気通路11に導入する導入通路40とを備えている。
導入通路40は、キャニスタ32から吸気通路11におけるエアフロメータ25とコンプレッサ15との間に接続されたパージ通路41と、パージ通路41から分岐されるとともに吸気通路11におけるスロットル弁20よりも下流側に接続された分岐パージ通路45とによって構成されている。なお以下では、パージ通路41のうち、キャニスタ32から分岐パージ通路45と分岐する分岐箇所43までを流入側通路41aと称し、分岐箇所43から吸気通路11との接続部分までを流出側通路41bと称する。
流入側通路41aには、パージガスを吸気通路11に送り出すパージポンプ51が設けられている。また、流入側通路41aにおける、パージポンプ51と分岐箇所43との間には、吸気通路11に導入するパージガスの流量を調整する制御弁52が設けられている。パージポンプ51の駆動及び制御弁52の開閉は、制御装置60によって制御される。
流出側通路41bには、分岐箇所43から吸気通路11へ向かうパージガスの流れのみを許容し、その逆方向の流れを許容しない一方弁53が設けられている。また、分岐パージ通路45にも、分岐箇所43から吸気通路11へ向かうパージガスの流れのみを許容し、その逆方向の流れを許容しない一方弁54が設けられている。
制御装置60には、パージポンプ51及び制御弁52の制御を含めた内燃機関10の各種運転制御に係る各種演算処理を実行するCPUが設けられている。また、制御装置60には、各種運転制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等が設けられている。すなわち、制御装置60は、内燃機関10における制御装置とパージ装置30における制御装置とを兼ねている。
制御装置60の入力ポートには、各種センサやスイッチからの入力回路が接続されている。上記各種センサやスイッチは、以下のものを含む。
・吸気通路11を下流側へ流れる吸気の量(内燃機関10の吸入空気量)、及び、後述のように吸気通路11を上流側へ逆流するパージガスの流量を検出するエアフロメータ25
・排気通路21に取り付けられ、空燃比を検出する空燃比センサ27
・運転者により内燃機関10の始動(イグニッションオン)及び停止(イグニッションオフ)が操作されるイグニッションスイッチ61
制御装置60の出力ポートには、パージポンプ51、制御弁52、及び燃料噴射弁7等の各種駆動回路が接続されている。制御装置60は、入力ポートに接続された各種センサやスイッチからの信号に基づき、内燃機関10の機関回転速度や機関負荷等の機関運転状態を把握する。そして、把握した機関運転状態に基づいてパージポンプ51、制御弁52、燃料噴射弁7等に駆動回路を介して指令信号を出力する。こうして吸気通路11に導入させるパージガスの流量制御(パージ制御)や内燃機関10の燃料噴射量射制御など、内燃機関10の運転に関わる各種制御が制御装置60を通じて実施される。
制御装置60は、内燃機関10の運転が停止している間、制御弁52を閉弁した状態に維持する。制御弁52が閉弁しているときには、燃料タンク29で生じた蒸発燃料と空気との混合気が、通路31を通じてキャニスタ32に導入される。キャニスタ32に導入された混合気中の蒸発燃料は、キャニスタ32の吸着材によって捕集され、混合気から蒸発燃料が除去された後の空気は、キャニスタ32の大気連通路33からキャニスタ32外に放出される。
制御装置60は、内燃機関10の運転中、制御弁52を開弁する。制御弁52が開弁しているときには、大気連通路33を介してキャニスタ32に流入した空気によってキャニスタ32の吸着材から蒸発燃料が脱離し、この脱離した蒸発燃料を含むパージガスが導入通路40を通って吸気通路11に導入される。そして、吸気通路11に導入されたパージガス中の蒸発燃料は、燃焼室6で燃焼される。なお、パージガスの吸気通路11への導入経路は、コンプレッサ15による過給が行われているか否かによって異なる。コンプレッサ15による過給が行われているときには、吸気通路11におけるコンプレッサ15よりも上流側に生じている負圧を利用して、パージ通路41を通じてパージガスが導入される。また、コンプレッサ15による過給が行われていないときには、吸気通路11におけるスロットル弁20よりも下流側に生じる負圧を利用して、分岐パージ通路45を通じてパージガスが導入される。吸気通路11の負圧が小さい場合には、制御装置60がパージポンプ51を駆動して、吸気通路11へのパージガスの導入を促進する。
制御装置60は、パージ通路41におけるパージガスのリークの有無を検出するための点検用処理を行うように設定されている。なお、パージ通路41におけるパージガスのリークは、パージ通路41が吸気通路11から外れている、またはパージ通路41に孔があいている等の理由によって生じ得る。
パージ通路41の点検用処理では、内燃機関10の燃料噴射量制御に伴って算出されるベーパ濃度学習値が、キャニスタ32中の蒸発燃料濃度として参照される。以下に、内燃機関10の燃料噴射量制御について説明する。
燃料噴射量制御は、以下の式(1)を用いて算出される最終燃料噴射量Qfinに基づき、同最終燃料噴射量Qfinに対応した量の燃料噴射がなされるよう、制御装置60が燃料噴射弁7を駆動制御することによって実現される。
Qfin=Qbase・(FAF・KG(i)−PGR・BG(k)) …式(1)
Qfin:最終燃料噴射量
Qbase:基本燃料噴射量
FAF:フィードバック補正係数
KG(i);空燃比学習値
PGR:目標パージ率
BG(k):ベーパ濃度学習値
ここで、式(1)で用いられる基本燃料噴射量Qbase、フィードバック補正係数FAF、空燃比学習値KG(i)、目標パージ率PGR、及びベーパ濃度学習値BG(k)について個別に詳しく説明する。
[基本燃料噴射量Qbase]
基本燃料噴射量Qbaseは、燃焼室6における吸気と燃料との混合気の空燃比を理論空燃比とするための理論上の燃料噴射量を表す値であって、内燃機関10の機関回転速度及び機関負荷に基づき算出されるものである。
[フィードバック補正係数FAF]
フィードバック補正係数FAFは、内燃機関10の空燃比を理論空燃比に近づけるための燃料噴射量のフィードバック補正(空燃比フィードバック制御)に用いられる値であって、空燃比センサ27からの検出信号が理論空燃比に対応する値よりもリッチ側の値かリーン側の値かに応じて「1.0」を中心に増減させられる。例えば、空燃比センサ27からの検出信号が理論空燃比に対応する値よりもリッチ側の値であるときには、燃料噴射量の減量補正を行うべくフィードバック補正係数FAFが減少させられる。また、空燃比センサ27からの検出信号が理論空燃比に対応する値よりもリーン側の値であるときには、燃料噴射量の増量補正を行うべくフィードバック補正係数FAFが増加させられる。こうしたフィードバック補正係数FAFに基づく燃料噴射量の補正により、内燃機関10の混合気の空燃比が理論空燃比に近づけられるようになる。
[空燃比学習値KG(i)]
空燃比学習値KG(i)は、空燃比フィードバック制御中に、フィードバック補正係数FAFの平均値FAFAVが「1.0」を中心とする所定範囲内に収束するよう、燃料噴射量を補正すべく増減する値である。空燃比学習値KG(i)は、平均値FAFAVが上記所定範囲から増大側に外れているときには徐々に大きくされ、同平均値FAFAVが上記所定範囲から減少側に外れているときには徐々に小さくされる。このように平均値FAFAVに基づき空燃比学習値KG(i)を増減させることで、平均値FAFAVが上記所定範囲内に収束するようになる。そして、平均値FAFAVが所定範囲内に収束したときの空燃比学習値KG(i)は、内燃機関10の空燃比の理論空燃比に対するずれ量に対応する値として学習される。なお、空燃比学習値KG(i)は、内燃機関10の機関負荷に応じて区分された複数の空燃比学習領域i(i=0,1,2,3,4・・・・・)毎に設定される。そして、各空燃比学習領域i毎に空燃比学習値KG(i)の学習が行われることとなる。
[目標パージ率PGR]
目標パージ率PGRは、内燃機関10の吸入吸気量に対するパージガス量の比率を表す値であるパージ率の目標値のことであって、上記フィードバック補正係数FAFの最新値等に基づき算出される。そして、目標パージ率PGRは、例えばフィードバック補正係数FAFが小になるほど大きい値とされるようになる。これは、フィードバック補正係数FAFが小さいということは、空燃比フィードバックが安定している状態であり、パージガスを吸気通路11に多く流しても燃焼の悪化を招きにくく、キャニスタ32の吸着材に吸着した蒸発燃料を多く処理できるためである。
[ベーパ濃度学習値BG(k)]
ベーパ濃度学習値BG(k)は、空燃比フィードバック制御及びパージ制御が行われているとき、吸気通路11へのパージガスの流入に伴うフィードバック補正係数FAFの変化に基づき、パージガスの蒸発燃料濃度に対応した値として学習(更新)されるものである。こうしたベーパ濃度学習値BG(k)の学習(更新)は、以下の式(2)を用いて所定周期毎に行われる。
BG(k)=BG(k-1)+(FAF−1)/PGR …式(2)
BG(k) :最新のベーパ濃度学習値
BG(k-1):前回のベーパ濃度学習値
FAF :フィードバック補正係数
PGR :目標パージ率
この式(2)によって算出される最新のベーパ濃度学習値BG(k)は、上記式(1)において「PGR・BG(k)」という項として用いられる。この項は、吸気通路11に流されたパージガスに含まれる燃料量に対応する分だけ、燃料噴射弁7から噴射される燃料の量を減らすためのものである。従って、パージ制御によりパージガスが吸気通路11に流されるときには、それに伴う空燃比の変動を抑制すべく、内燃機関10の燃料噴射量が上記「PGR・BG(k)」という項によって補正されることになる。
以上に説明した燃料噴射量制御に伴って、キャニスタ32中の蒸発燃料濃度に対応するベーパ濃度学習値BG(k)が算出される。なお、この燃料噴射量制御を行う制御装置60と、空燃比センサ27とが、キャニスタ32中の蒸発燃料濃度を検出する濃度検出手段として機能する。
つぎに、制御装置60が行うパージ通路41の点検用処理について、図1及び図2を参照して説明する。制御装置60は、イグニッションスイッチ61がオフにされると、図2に示されている点検用処理を開始する。
ステップS110において、制御装置60は、最新のベーパ濃度学習値を参照し、このベーパ濃度学習値をキャニスタ32中の蒸発燃料濃度に換算し、換算した蒸発燃料濃度が予め設定された基準値未満であるか否かの判定を行う。そして、制御装置60は、換算した蒸発燃料濃度が予め設定された基準値未満である場合(Yes)には、ステップS120〜ステップS180に示すリーク有無検出処理を行い、ベーパ濃度学習値が上記基準値以上である場合(No)には、パージ通路41の点検用処理を終了する。
処理がステップS120に進んだ場合、制御装置60は、パージポンプ51を駆動して処理をつぎのステップS130に進める。なお、処理がステップS120に進んだときにパージポンプ51が既に駆動されている場合には、制御装置60はパージポンプ51の駆動を継続する。
ステップS130において、制御装置60は、制御弁52を開弁する。パージポンプ51が駆動されている状態で制御弁52が開弁されると、パージガスが吸気通路11に導入される。なお、内燃機関10が停止されている状態においては、吸気バルブも排気バルブも開閉されておらず、かつ、スロットル弁20も閉じているため、分岐パージ通路45が接続されているスロットル弁20よりも下流側の吸気通路11では、すぐにガス圧が高くなり、一方弁54が閉塞する。このため、パージガスは、パージ通路41を通じて吸気通路11におけるコンプレッサ15よりも上流側に導入されるようになる。このとき、スロットル弁20は閉じているため、吸気通路11に導入されたパージガスは、吸気通路11におけるスロットル弁20よりも下流側へ流れることが妨げられる。したがって、パージ通路41を通じて吸気通路11におけるコンプレッサ15よりも上流側に導入されたパージガスは、エアフロメータ25に向けて上流側へ逆流する。万一、パージ通路41にリークが生じている場合、吸気通路11に導入されるパージガスの量が少なくなるか、または、パージガスの導入自体がなくなるため、パージガスはエアフロメータ25まで及びにくい。
ステップS140において、制御装置60は、逆流を検出したか否かを判定する。具体的には、制御装置60は、リークが生じていなければ上記逆流に伴う流量変化が検出されるようになるはずの所定期間に亘って流量の監視を継続し、所定期間の間に上記逆流に伴う流量変化をエアフロメータ25によって検出したときに逆流を検出したと判定する。そして、逆流が検出された場合(Yes)には、制御装置60は処理をステップS150に進めてパージ通路41にリークが生じていないと判定する。一方、所定期間に亘って流量の監視を継続したものの、流量変化が検出されず、逆流が検出されない場合(No)には、制御装置60は処理をステップS160に進めてパージ通路41にリークが生じていると判定する。処理がステップS160に進んだ場合、制御装置60は、警告灯の点灯等を行って、パージ通路41にリークが生じていることを報知する。
ステップS150、またはステップS160の処理を行った後、制御装置60は、処理をステップS170に進め、パージポンプ51を停止する。この後、制御装置60は、処理をステップS180に進め、制御弁52を閉弁する。そして、制御装置60は、処理を終了する。なお、制御装置60は、イグニッションスイッチ61がオフにされる度に、以上に説明したパージ通路41の点検用処理を実施する。
つぎに、本実施形態のパージ装置30の作用およびその作用によって得られる効果について説明する。
(1)上述のとおり、リーク有無判定処理においては、パージ通路41にリークが無い場合、パージガスが吸気通路11を上流側へ逆流する。この逆流したパージガスは、吸気の取込口13から大気中へ放出されることとなる。したがって、キャニスタ32中の蒸発燃料濃度が高い場合にリーク判定処理を行うことは、大気環境汚染の観点において好ましくない。そこで、本実施形態のパージ装置30では、点検用処理において、まず蒸発燃料濃度が予め設定された基準値未満であるか否かを判定し、キャニスタ32中の蒸発燃料濃度が基準値未満である場合にのみ、リーク有無検出処理を実行する。したがって、キャニスタ32中の蒸発燃料の濃度が高い場合には、リーク有無検出処理が実行されなくなり、パージガスが吸気の取込口13から大気中へ放出されなくなる。このため、リーク有無検出処理の実行に伴う蒸発燃料の大気中への放出量が低減され、大気環境汚染が抑制される。
なお、上記の実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・空燃比センサ27は、空燃比が理論空燃比よりもリッチ側であることを示す信号とリーン側であることを示す信号とを出力する酸素センサに変更してもよい。こうした酸素センサを用いて空燃比フィードバック制御を行い、キャニスタ32中の蒸発燃料濃度を検出することもできる。
・2つの一方弁53,54のいずれか一方、もしくは双方を省略してもよい。
・パージポンプ51の位置を流出側通路41bに変更してもよい。
10…内燃機関、11…吸気通路、15…コンプレッサ、25…エアフロメータ、29…燃料タンク、30…パージ装置、32…キャニスタ、41…パージ通路、51…パージポンプ、60…制御装置。

Claims (1)

  1. 燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタと、
    エアフロメータ、コンプレッサがこの順番で上流側から設けられた吸気通路と、
    前記吸気通路における、前記コンプレッサと前記エアフロメータとの間の箇所と、前記キャニスタと、を接続したパージ通路と、
    前記パージ通路に設けられ、前記キャニスタで捕集した前記蒸発燃料を含んだパージガスを前記吸気通路へ送り出すパージポンプと、
    内燃機関が停止された状態において、前記パージポンプを駆動させるとともに前記エアフロメータによって流量変化の有無を検出することで、前記パージ通路における前記パージガスのリークの有無を判定するリーク有無検出処理を実行する制御装置と、を備えたパージ装置であって、
    前記キャニスタ中の蒸発燃料濃度を検出する濃度検出手段を備え、
    前記制御装置は、前記濃度検出手段によって検出された蒸発燃料濃度が予め設定された基準値未満であることを条件に、前記リーク有無検出処理を実行するパージ装置。
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