JP2018178860A - オイルポンプ - Google Patents
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Abstract
Description
前記ポンプギヤを収容する収容室、及び、軸方向の一方において前記収容室に連通するとともに軸方向の他方に開放された貫通孔を有するポンプハウジングと、
前記収容室及び前記貫通孔の内側に配されるとともに、前記ポンプギヤに嵌入されたポンプシャフトと、
径方向における前記ポンプシャフトの外周面と前記ポンプハウジングの前記貫通孔の内周面との間に配されたベアリングと、を有し、
前記ベアリングは、径方向に積層された複数の層を有し、
前記複数の層のうちの少なくとも1層は、絶縁材料からなる絶縁層であり、
前記複数の層における前記絶縁層以外の層のうちの少なくとも1層は、金属材料からなる金属層である、オイルポンプにある。
オイルポンプの実施形態につき、図1〜図6を用いて説明する。
本実施形態のオイルポンプ1は、図1に示すごとく、オイルポンプ1は、ポンプギヤ3とポンプハウジング2とポンプシャフト4とベアリング5とを有する。ポンプハウジング2は、ポンプギヤ3を収容する収容室20を有する。また、ポンプハウジング2は、軸方向Xの一方において収容室20に連通するとともに軸方向Xの他方に開放された貫通孔23を有する。ポンプシャフト4は、収容室20及び貫通孔23の内側に配されている。また、ポンプシャフト4は、ポンプギヤ3に嵌入されている。図1〜図3に示すごとく、ベアリング5は、径方向におけるポンプシャフト4の外周面41とポンプハウジング2の貫通孔23の内周面231との間に配されている。
トランスアクスル10は、オイルポンプ1と、モータと、モータのロータシャフト102と、これらを収容するケース101とを有する。ケース101における前方部に形成された前方壁103は、オイルポンプ1の収容室20を前方から覆っている。図示は省略するが、オイルポンプ1は、ケース101の前方壁103に対して、軸方向Xに固定されている。図5に示すごとく、ポンプシャフト4の前端は、ケース101の前方壁103に軸方向Xに近接するとともに軸方向Xに対向している。これにより、ポンプシャフト4は、前方への変位が制限されている。
本実施形態において、ベアリング5は、径方向に積層された複数の層を有する。そして、複数の層のうちの少なくとも1層は、絶縁材料からなる絶縁層51である。これにより、ポンプシャフト4とポンプハウジング2との間のベアリング5を介して閉回路が形成されることを防止することができる。すなわち、本実施形態とは異なり、ベアリング5の全体が金属で形成されていた場合に、例えば、図6において一点鎖線Lで示すような、ポンプシャフト94、ベアリング95、ポンプハウジング92、ボールベアリング904、ロータシャフト912、ボールベアリング906、トランスアクスル91のケース911、後方ベアリング918を通る閉回路が形成されてしまうこと、及びこれに起因する電食の発生を防止することができる。
本実施形態は、図7、図8に示すごとく、実施形態1に対して、ベアリング5の金属層52と絶縁層51との間を、互いに摺動可能に構成した実施形態である。すなわち、金属層52は、絶縁層51の内側に圧入されていない。金属層52の外径は、絶縁層51の内径よりも小さい。そして、本実施形態において、金属層52の外周面は、絶縁層51の内周面との摺動性を確保するために表面粗度を小さくするよう切削加工されている。
また、ベアリング5は、最外周層である絶縁層51において、ポンプハウジング2の貫通孔23の内周面231に圧接している。つまり、ポンプハウジング2の貫通孔23に、絶縁層51が圧入されている。すなわち、本実施形態においては、絶縁層51及びポンプハウジング2も、圧接部を構成している。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態は、図12、図13に示すごとく、ベアリング5を、径方向に積層された3つの層から構成した実施形態である。本実施形態において、最内周層及び最外周層のそれぞれは、金属層である、最内周層の金属層を「金属層52」とし、最外周層の金属層を「金属層53」とする。最内周層の金属層52と、最外周層の金属層53とは、互いに同じ材料としても良いし、互いに異なる材料としてもよい。そして、最内周層と最外周層との間に、絶縁層51が介在している。すなわち、ベアリング5は、径方向の内側から外側に向かって、金属層52、絶縁層51、金属層53の順に積層されている。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
また、例えば、実施形態1においては、ポンプハウジングの内側にベアリングの最外周層の絶縁層を圧入し、絶縁層の内側に金属層を圧入する構成としたが、これに限られない。例えば、ポンプハウジングとベアリングの絶縁層と金属層とを、鋳込みにより一体的に成形してもよい。この場合、ポンプハウジングとベアリングの最外周層の絶縁層との間、及び絶縁層と金属層との間にクリープが生じることを防止できる。他の実施形態においても、同趣旨の変形をすることが可能である。
また、前記各実施形態において、ベアリングは、ポンプシャフト及びポンプハウジングの貫通孔の内周面の少なくとも一方に圧接している実施形態を示したが、これに限られない。例えば、ベアリングとポンプシャフトとを互いに摺動可能に構成するとともに、ベアリングとポンプハウジングの貫通孔の内周面とを互いに摺動可能に構成することも可能である。
2 ポンプハウジング
20 収容室
23 貫通孔
231 貫通孔の内周面
3 ポンプギヤ
4 ポンプシャフト
41 ポンプシャフトの外周面
5 ベアリング
51 絶縁層
52、53 金属層
Claims (6)
- ポンプギヤ(3)と、
前記ポンプギヤを収容する収容室(20)、及び、軸方向(X)の一方において前記収容室に連通するとともに軸方向の他方に開放された貫通孔(23)を有するポンプハウジング(2)と、
前記収容室及び前記貫通孔の内側に配されるとともに、前記ポンプギヤに嵌入されたポンプシャフト(4)と、
径方向における前記ポンプシャフトの外周面(41)と前記ポンプハウジングの前記貫通孔の内周面(231)との間に配されたベアリング(5)と、を有し、
前記ベアリングは、径方向に積層された複数の層を有し、
前記複数の層のうちの少なくとも1層は、絶縁材料からなる絶縁層(51)であり、
前記複数の層における前記絶縁層以外の層のうちの少なくとも1層は、金属材料からなる金属層(52、53)である、オイルポンプ(1)。 - 前記ベアリングにおける前記複数の層のうちの内周端の層である最内周層は、前記金属層である、請求項1に記載のオイルポンプ。
- 前記ベアリングにおける前記最内周層の前記金属層と、前記ポンプシャフトとは、互いに摺動可能に構成されている、請求項2に記載のオイルポンプ。
- 前記ベアリングにおける前記複数の層のうちの外周端の層である最外周層は、前記金属層である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のオイルポンプ。
- 前記ベアリングにおける前記最外周層の前記金属層と、前記ポンプハウジングの前記貫通孔の前記内周面とは、互いに摺動可能に構成されている、請求項4に記載のオイルポンプ。
- 前記ベアリングにおける径方向に隣接する少なくとも一対の前記層と、前記ベアリング及び前記ポンプハウジングと、前記ベアリング及び前記ポンプシャフトと、のうち少なくとも1組は、互いに圧接して圧接部を構成しており、前記圧接部を構成する部材間の線膨張係数差の絶対値は、鉄とアルミニウムとの線膨張係数差の絶対値以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のオイルポンプ。
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CN205225832U (zh) * | 2015-12-11 | 2016-05-11 | 重庆美的通用制冷设备有限公司 | 压缩机 |
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2017
- 2017-04-13 JP JP2017079714A patent/JP6730223B2/ja active Active
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