JP2018177313A - 複室容器 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る複室容器1は、図1及び図2に示すように、自立させることが可能なスタンディングパウチである。複室容器1は、フィルム材11,12,13,14の縁部が縁部シール部21,22,23,24,25,26によりシールされてなる包装容器である。なお、本発明に係る複室容器1の基本構成については、図1及び図2に示した第1実施形態の第1タイプの複室容器1Aを例にして説明する。ただし、本発明に係る複室容器1(1A〜1D)の基本構成は、すべて同様である。なお、図1において、ハッチングを施した部分は、断面ではなくシールした部分を表している。
〈第1タイプ〉
第1タイプの複室容器1Aは、図1及び図2に示すように、所望の物質が収容される袋本体部10と袋本体部10の内部に所望の物質を注入するための第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55とにより構成されている。第1タイプの複室容器1Aにおいて、主室16は、少なくとも正面部101、背面部102、天面部103及び底面部104を有している。副室17,18は、正面部101及び背面部102の位置で主室16の下端から外側(下側)に延びている。正面部101を構成するフィルム材11及び背面部102を構成するフィルム材12の下端は、主室16の下端よりもさらに外側(下側)に位置し、天面部103を構成するフィルム材13の前後方向Yの長さは、正面部101と背面部102との間の長さよりも長い。正面部101を構成するフィルム材11の下端よりも一定の距離だけ内側(上側)の位置と、底面部104を構成するフィルム材14の正面部101側の端縁よりも一定の距離だけ内側の位置とが仕切シール部31によってシールされると共に、背面部102を構成するフィルム材12の下端よりも一定の距離だけ内側(上側)の位置と、底面部104を構成するフィルム材14の背面部102側の端縁よりも一定の距離だけ内側の位置とが仕切シール部32によってシールされて、副室17,18が形成されている。
袋本体部10は、主室16と複数の副室17,18とにより構成されている。副室17,18は、複室容器1の下部に設けられ、複室容器1の脚部として機能している。主室16は、2つの副室17,18よりも上側に設けられ、2つの副室17,18によって下から支持されている。本実施形態及び次の第2実施形態では、複室が2つ設けられた袋本体部例として説明しているが、複室の数は2つには限定されず、1つだけ設けるか、或いは、3つ以上設けることもできる。また、複室容器1では、複室容器1の上側を副室17,18とすることもできる。
正面部101と天面部103とは、正面部101の上部の端をなす縁部(以下、「上端縁」という。)と、天面部103の正面部101側に位置する前側の端をなす縁部(以下、「前端縁」という。)と、がシールされることにより接合されている。このシールされた部分は、図面において縁部シール部21として表されている。シールされる範囲は、正面部101及び天面部103の幅方向Xの全体である。シールする方法は特に限定されないが、例えば、正面部101の上端縁と天面部103の前端縁とをヒートシールする方法を利用することができる。また、天面部103の折り込み線13aよりも正面側では、特に図面には示していないが、天面部103の両側に位置する側部の端をなす縁部(以下、「側端縁」という。)と正面部101の両側に位置する側部の端をなす縁部(以下、「側端縁」という。)とが、補強シール部30を除き、シールされている。正面部101と天面部103とのこうした縁部シール部21のシール強度は、仕切シール部31,32がフィルム材11,12,14同士をシールするシール強度よりも高く設定される。
正面部101と底面部104とは、正面部101を構成するフィルム材11の下部の端をなす縁部(以下、「下端縁」という。)と底面部104を構成するフィルム材14の前端縁とが幅方向Xの全体にわたってシールされて接合されている。このシールされた部分は、図面において、縁部シール部23として表されている。また、正面部101の両側端縁と底面部104の両側端縁とは、特に図面には示していないが両者の側端縁が延びる方向に、補強シール部30を除き、シールされている。正面部101の側端縁と底面部104の側端縁とは、底面部104の折り込み線14aと正面部101側の前端縁との間の範囲がシールされる。一方、背面部102と底面部104とは、背面部102を構成するフィルム材12の下端縁と底面部104を構成するフィルム材14の後端縁とが幅方向Xの全体にわたってシールされて接合されている。このシールされた部分は、図面上、縁部シール部24として表されている。また、正面部101の両側端縁と底面部104の両側端縁とは、特に図示していないが、底面部104の折り込み線14aと背面部102側の後端縁との間の範囲が、補強シール部30を除き、シールされる。
正面部101及び底面部104における対向する内面同士は、正面部101の下端よりも一定の距離だけ上側の位置、及び底面部104の正面部101側の前端縁よりも一定の距離だけ内側の位置でシールされている。「内側」とは、幅方向Xにおいて、複室容器1Aの中心側を意味する。このシールされた部分が正面部101側の仕切シール部31である。同様に、背面部102及び底面部104における対向する内面同士は、背面部102の下端よりも一定の距離だけ上側の位置、及び底面部104の背面部102側の後端縁よりも一定の距離だけ内側の位置でシールされている。このシールされた部分が背面部102側の仕切シール部32である。仕切シール部31,32の形成方法は、特に限定されないが、仕切りシール部の剥離予定箇所に部分的にイージーピールフィルムを挿入し、イージーピールフィルムを正面部101と底面部104、背面部102と底面部104で挟み込む形でヒートシールする方法を代表例として挙げることができる。仕切シール部31,32は袋本体部10の内部を主室16と副室17,18とに分けている。この仕切シール部31,32は、シールしているフィルム材11,12,14を剥離させることが可能な強度でフィルム材11とフィルム材14、及びフィルム材12とフィルム材4同士をシールしている。仕切シール部31,32のシール強度は、正面部101、背面部102、天面部103及び底面部104をこれらの周縁でシールしている縁部シール部21,22,23,24のシール強度よりも低く設定されている。
正面部101、背面部102、天面部103及び底面部104をそれぞれ構成するフィルム材11,12,13,14は、特別な積層構造のフィルム材ではなく、従来から一般的に使用されている積層フィルム材でればよい。例えば、基材層にシーラント層を積層してなるフィルム材が用いられ、基材層としては、例えば、二軸延伸ポリプロピレン、二軸延伸ポリアミド、二軸延伸ポリエステル等からなるフィルム材が用いられる。シーラント層としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が用いられる。積層フィルム材を製造する方法としては、例えば、ドライラミネート法、押出ラミネート法、共押出法などを挙げることができる。また、基材層とシーラント層との間に接着剤やアンカー剤等を設けることによって、基材層とシーラント層との接着強度を向上させることができる。
第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55は、主室16及び副室17,18にそれぞれ設けられている。主室16の第1注入用構成部40は、主室16の内部に所望の物質を注入したり、主室16と副室17,18の物質が混ぜ合わされた後の混合物を注出したりするための構成要素である。第1タイプの複室容器1では、主室16の第1注入用構成部40は、正面部101の上部かつ幅方向Xの中央又は略中央に設けられている。副室17,18の第2注入用構成部50,55は、副室17,18の内部に所望の物質を注入したり、主室16と副室17,18の物質が混ぜ合わされた後の混合物を注出したりするために用いられる。副室17,18の第2注入用構成部50,55は、正面部101側及び背面部102側の外面17a,18aにおいて、幅方向Xの中央又は略中央に設けられている。注入用構成部は、シール部の一部をシールしない未シール部を形成することによって設けてもよい。注入用構成部の位置は必要に応じて任意の位置とすることができる。
図3に示す第2タイプの複室容器1Bの基本構造は、第1タイプの複室容器1Aの基本構成と同様である。そのため、第2タイプの複室容器1Bにおいて、第1タイプの複室容器1Aと同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
複室容器1の下部において、副室17,18は、次のようにして構成される。すなわち、正面部101の両側端縁と底面部104の両側端縁とは、底面部104の折り込み線14aと正面部101側の前端縁との間の範囲がシールされる。また、背面部102の両側端縁と底面部104の両側端縁とは、底面部104の折り込み線14aと背面部102側の後端縁との間の範囲がシールされる。正面部101と背面部102とは、正面部101と背面部102の間に底面部104,104を間に挟み込んでシールされる。このとき、底面部104の側端縁の一部を切り欠いてシールすることで補強シール部30を構成する。このようにしてシールされた部分は、副室17の側部として構成される。
第2実施形態の複室容器1C、1Dは、天面部103が存在しないことの他は、第1実施形態の複室容器1A,ABの構成と同様である。そのため、第2実施形態において、第1実施形態の複室容器1A,1Bと同じ構成要素については、図面に同じ符号を付してその説明を省略する。第2実施形態の複室容器1C,1Dに関しても、第1実施形態の複室容器1A,1Bと同様に、第1タイプの複室容器1Cと第2タイプの複室容器1Dに分けて構成を説明する。
図4(A)を参照し、第1タイプの複室容器1Cについて説明する。第1タイプの複室容器1Cについても、袋本体部10と第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55とを有している。以下、袋本体部10の構成と第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55の構成とに分けて説明する。
袋本体部10は、副室17,18と主室16とを有している。副室17,18は、複室容器1の下部を占める部分に設けられており、複室容器1の脚部として機能している。副室17,18は、複室容器1の正面部101側と背面部102側の2箇所に設けられている。主室16は、複室容器1の上部から副室17,18までの間の領域を占めており、副室17,18によって下から支持されている。上述したように、副室17,18は、1つだけ設けたり、3つ以上設けたりすることができる。
第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55は、主室16及び副室17,18にそれぞれ設けられている。第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55は、第1実施形態の複室容器1Aを構成する第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55と同様に、注入部41と蓋部45とにより構成されている。注入部41は、筒体部42及び被着部43により構成されている。なお、これらの第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55の構成及び作用は、第1実施形態の第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55と同様なので、ここではその説明を省略する。なお、主室16の内部に所望の物質を注入するための構成、及び副室17,18に所望の物質を注入するための構成は、シール部の一部をシールしない未シール部を形成することによって設けてもよい。
第2タイプの複室容器1Dは、図4(B)の例では、1枚の第2のフィルム材61だけで正面部101、底面部104及び背面部102が構成されている。1枚の第2のフィルム材61の形状等は、正面部101、底面部104及び背面部102を構成することができれば特に限定はないが、図4(B)に示した例では、四角形のフィルム材が使用されている。四角形の第2のフィルム材61で正面部101、底面部104及び背面部102を形成する場合、1枚の第2のフィルム材61が第1実施形態の第2タイプの第2のフィルム材61と同様に折り込まれる。その結果、1枚の第2のフィルム材61は、縦断面の形状がアルファベットの「W」の形状に近い形状に形成される。
副室17,18は、複室容器1Dの下部で次のようにして構成される。すなわち、正面部101の両側端縁と底面部104の両側端縁とは、底面部104の折り込み線14aと正面部101側の前端縁との間の範囲がシールされる。また、背面部102の両側端縁と底面部104の両側端縁とは、底面部104の折り込み線14aと背面部102側の後端縁との間の範囲がシールされる。正面部101と背面部102とは、上述したように、正面部101と背面部102の間に底面部104,104を間に挟み込んでシールされる。このとき、底面部104の側端縁の一部を切り欠いてシールすることで補強シール部30を構成する。このようにしてシールされた部分は、副室17,18の側部として構成される。
この複室容器1では、主室16及び各副室17,18に収容された物質を混ぜ合わせて混合物とし、その生成された混合物を複室容器1から外部に排出する。
まず、図5を参照して複室容器1の第1の作用を説明する。第1の作用では、図5に示すように、袋本体部10を手で押さえるなどして圧縮し、仕切シール部31,32を剥離させる。主室16及び副室17,18にそれぞれ収容された物質を混ぜ合わせる場合、主室16若しくは副室17,18又は両方を手で圧縮し、袋本体部10の内圧を上昇させる。袋本体部10の内圧が上昇すると、仕切シール部31,32の位置では、貼り合わされたフィルム材11とフィルム材14、及びフィルム材12とフィルム材14が引き離される方向に力が加わる。仕切シール部31,32のシール強度は、縁部シール部21,22,23,24,25,26のシール強度に比べて低いので、仕切シール部31,32の位置だけで、フィルム材11とフィルム材14、及びフィルム材12とフィルム材14が剥離する。仕切シール部31,32の位置で貼り合わされたフィルム材11とフィルム材14、及びフィルム材12とフィルム材14が剥離すると、主室16と副室17,18とが連絡される。
次に、図6を参照して複室容器1の第2の作用について説明する。第2の作用では、図6に示すように、主室16は、最初に空の状態にしておく。異なる物質を混合させることが必要になったときに、第1注入用構成部40から主室16に物質を注入する。この第2の作用では、主室16に注入された物質の嵩を利用して仕切シール部31,32の位置で貼りあわされたフィルム材11とフィルム材14、及びフィルム材12とフィルム材14を剥離させる。
第3実施形態の複室容器1Eは、第1実施形態の複室容器1Aの上下を逆さまにした形態であり、主室116の上部に副室117,118が設けられた形態である。具体的に、複室容器1Eは、フィルム材11,12,13,14の縁部同士が縁部シール部121,122,123,124によりシールされてなり、フィルム材11,12,13の対向する内面同士が仕切シール部131,132によってシールされて包装容器の内部が複数の部屋に分けられている。仕切シール部131,132が対向するフィルム材11,12,13同士を接合しているシール強度は、縁部シール部121,122,123,124のシール強度よりも小さい。複数の部屋は、第1の物質が注入される主室116と、第1の物質とは異なる物質が注入される副室117,118とにより構成されており、副室117,118が、主室116の上部に設けられている。なお、第3実施形態の複室容器1Eの構成は、第1実施形態の第1タイプの複室容器1Aの上下を逆さまにしてなるものであり、以下では、複室容器1Eの構成を簡単に説明する。
袋本体部10は、主室116と複数の副室117,118とにより構成されている。副室117,118は、複室容器1Eの上部に設けられている。主室116は、縁部シール部123,124によって下から支持されている。正面部101と背面部102とは、複室容器1Eの前後方向Yで相互に対向している。正面部101を構成しているフィルム材11は、主室116の正面部101を構成している一方で、背面部102を構成しているフィルム材12は、主室116の背面部102を構成している。また、正面部101を構成しているフィルム材11は、複室容器1Eの正面部101側の上部で副室117の外面を構成している。一方、背面部102を構成しているフィルム材12は、複室容器1Eの背面部102側の上部で、副室118の外面を構成している。
正面部101と底面部104とは、正面部101の下端縁と、底面部104の正面部101側に位置する前側の端をなす前端縁と、がシールされることにより接合されている。また、天面部103の折り込み線13aよりも正面側では、特に図面には示していないが、底面部104の両側に位置する側端縁と正面部101の両側に位置する側端縁とが、補強シール部30を除き、シールされている。背面部102に関しても、その下端縁が、底面部104に位置する後端縁の幅方向Xの全体にシールされて底面部104に接合されている。また、底面部104の折り込み線14aよりも背面部102側では、特に図示していないが、その両側端縁が背面部102の両側端縁に、補強シール部30を除き、シールされている。
正面部101と天面部103とは、正面部101を構成するフィルム材11の上端縁と天面部103を構成するフィルム材13の前端縁とが幅方向Xの全体にわたってシールされて接合されている。また、正面部101の両側端縁と天面部103の両側端縁とは、特に図面には示していないが両者の側端縁が延びる方向に、補強シール部30を除き、シールされている。一方、背面部102と天面部103とは、背面部102を構成するフィルム材12の下端縁と天面部103を構成するフィルム材13の後端縁とが幅方向Xの全体にわたってシールされて接合されている。また、正面部101の両側端縁と天面部103の両側端縁とは、特に図示していないが、天面部103の折り込み線13aと背面部102側の後端縁との間の範囲が、補強シール部30を除き、シールされる。
正面部101及び天面部103における対向する内面同士は、正面部101の上端よりも一定の距離だけ内側の位置、及び天面部103の正面部101側の前端縁よりも一定の距離だけ内側の位置でシールされている。仕切シール部131,132はこのようにして構成されている。
第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55は、主室116及び副室117,118にそれぞれ設けられている。
フィルム材11,12,13,14の縁部同士が縁部シール部221,222,223,224によりシールされてなる包装容器であり、フィルム材11,12,13,14の対向する内面同士が仕切シール部231,232によってシールされて包装容器の内部が複数の部屋に分けられ、仕切シール部231,232が対向するフィルム材11,12,13,14同士を接合しているシール強度が、縁部シール部221,222,223,224のシール強度よりも小さい。複数の部屋は、第1の物質が注入される主室216と、第1の物質とは異なる物質が注入される副室217,218とにより構成され、副室217,218が、主室216の上部及び下部の両方に設けられている。
袋本体部10は、主室216と複数の副室217,218とにより構成されている。副室217,218は、複室容器1Fの上部及び下部に設けられている。主室216は、下部の副室217,218によって下から支持されている。正面部101と背面部102とは、複室容器1Fの前後方向Yで相互に対向している。正面部101を構成しているフィルム材11は、主室216の正面部101を構成している一方で、背面部102を構成しているフィルム材12は、主室216の背面部102を構成している。また、正面部101を構成しているフィルム材11は、複室容器1Fの正面部101側の上部及び下部で副室117の外面を構成している。一方、背面部102を構成しているフィルム材12は、複室容器1Fの背面部102側の上部及び下部で、副室118の外面を構成している。
正面部101と天面部103とは、正面部101を構成するフィルム材11の上端縁と天面部103を構成するフィルム材14の前端縁とが幅方向Xの全体にわたってシールされて接合されている。また、正面部101の両側端縁と天面部103の両側端縁とは、特に図面には示していないが両者の側端縁が延びる方向に、補強シール部30を除き、シールされている。一方、背面部102と天面部103とは、背面部102を構成するフィルム材12の下端縁と天面部103を構成するフィルム材13の後端縁とが幅方向Xの全体にわたってシールされて接合されている。また、正面部101の両側端縁と天面部103の両側端縁とは、特に図示していないが、天面部103の折り込み線13aと背面部102側の後端縁との間の範囲が、補強シール部30を除き、シールされる。なお、正面部101、背面部102及び底面部104のシールの構造は、正面部101、背面部102及び天面部103のシールの構造と同様なので、ここではその説明を省略する。
正面部101及び天面部103における対向する内面同士は、正面部101の上端よりも一定の距離だけ内側の位置、及び天面部103の正面部101側の前端縁よりも一定の距離だけ内側の位置でシールされている。正面部101と底面部104、及び、背面部102と底面部104とが、同様にシールされている。仕切シール部231,232はこのようにして構成されている。
第1注入用構成部40及び第2注入用構成部50,55は、主室116及び副室117,118にそれぞれ設けられている。
10 袋本体部
11 正面部を構成するフィルム材
12 背面部を構成するフィルム材
13 天面部を構成するフィルム材
14 底面部を構成するフィルム材
16、116,216 主室
17,18,117,118,217,218 副室
17a,18a 副室の外面
17b,18b 副室の内面
21,22,23,24,25,26 縁部シール部
28,29 補強シール部
31,32 仕切シール部
40,50,55 注入用構成部
41 注入部
42 筒体部
43 被着部
44 ねじ
45 蓋部
101 正面部
102 背面部
103 天面部
104 底面部
Claims (6)
- フィルム材の縁部同士が縁部シール部によりシールされてなる自立型の包装容器であり、前記フィルム材の対向する内面同士が仕切シール部によってシールされて前記包装容器の内部が複数の部屋に分けられ、前記仕切シール部が対向する前記フィルム材同士を接合しているシール強度が、前記縁部シール部のシール強度よりも小さい複室容器であって、
前記複数の部屋が、第1の物質が注入される主室と、前記第1の物質とは異なる物質が注入される副室とにより構成され、
前記副室が、前記主室の上部及び/又は下部に設けられていることを特徴とする複室容器。 - 前記主室は、正面部、背面部、及び底面部を有するか、又は正面部、背面部、天面部及び底面部を有してなり、
前記天面部及び/又は前記底面部は、前記正面部と前記背面部との中間位置に折り込み線を有するまち構造である、請求項1に記載の複室容器。 - 前記主室は、正面部、背面部、及び底面部を有するか、又は正面部、背面部、天面部及び底面部を有してなり、
前記副室は、前記正面部及び前記背面部の位置で前記主室の上端及び/又は下端から外側に延び、
前記正面部を構成するフィルム材及び前記背面部を構成するフィルム材の上端及び/又は下端は、前記主室の前記上端及び/又は前記下端よりもさらに外側に位置し、
前記天面部及び/又は前記底面部を構成するフィルム材の前後方向Yの長さは、前記正面部と前記背面部との間の長さよりも長く、
前記正面部を構成するフィルム材の前記上端及び/又は前記下端よりも一定の距離だけ内側の位置と、前記天面部及び/又は前記底面部を構成するフィルム材の前記正面部側の端縁よりも一定の距離だけ内側の位置とが前記仕切シール部によってシールされると共に、前記背面部を構成するフィルム材の前記上端及び/又は前記下端よりも一定の距離だけ内側の位置と、前記天面部及び/又は前記底面部を構成するフィルム材の前記背面部側の端縁よりも一定の距離だけ内側の位置とが前記仕切シール部によってシールされて、前記副室が形成されている、請求項1又は2に記載の複室容器。 - 前記正面部を構成するフィルム材、前記背面部を構成するフィルム材、並びに前記天面部及び/又は前記底面部を構成するフィルム材は、それぞれ独立したフィルム材であり、
前記正面部を構成するフィルム材の上端縁及び/又は下端縁と、前記天面部及び/又は前記底面部を構成するフィルム材の前記正面部側の端縁と、がシールされると共に、前記背面部を構成するフィルム材の上端縁及び/又は下端縁と、前記天面部及び/又は前記底面部を構成するフィルム材の前記背面部側の端縁と、がシールされてなる、請求項3に記載の複室容器。 - 前記正面部を構成するフィルム材、前記背面部を構成するフィルム材、並びに前記天面部及び/又は前記底面部を構成するフィルム材は、1枚のフィルム材が第1の折り線で折り込まれて前記正面部と、前記天面部及び/又は前記底面部とに区分けされると共に、第2の折り線で折り込まれて前記背面部と、前記天面部及び/又は前記底面部とに区分けされ、
前記仕切シール部は、前記正面部の前記第1の折り線よりも一定の距離だけ内側の位置と、前記天面部及び/又は前記底面部の前記第1の折り線よりも一定の距離だけ内側の位置と、がシールされてなると共に、前記背面部の前記第2の折り線よりも一定の距離だけ内側の位置と、前記天面部及び/又は前記底面部の前記第2の折り線よりも一定の距離だけ内側の位置とがシールされてなる、請求項3に記載の複室容器。 - 前記主室には内部に前記第1の物質を注入するための第1注入用構成部が設けられ、前記副室には、前記第1の物質とは異なる物質を注入するための第2注入用構成部が設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の複室容器。
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