JP2018175494A - 身体洗浄用ブラシおよびその製造方法 - Google Patents

身体洗浄用ブラシおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018175494A
JP2018175494A JP2017080573A JP2017080573A JP2018175494A JP 2018175494 A JP2018175494 A JP 2018175494A JP 2017080573 A JP2017080573 A JP 2017080573A JP 2017080573 A JP2017080573 A JP 2017080573A JP 2018175494 A JP2018175494 A JP 2018175494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
washing brush
short fibers
shaft
body washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017080573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6925026B2 (ja
Inventor
総一郎 青山
Soichiro Aoyama
総一郎 青山
西村 達夫
Tatsuo Nishimura
達夫 西村
大輔 松井
Daisuke Matsui
大輔 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sun Pack Co Ltd
Original Assignee
Sun Pack Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sun Pack Co Ltd filed Critical Sun Pack Co Ltd
Priority to JP2017080573A priority Critical patent/JP6925026B2/ja
Publication of JP2018175494A publication Critical patent/JP2018175494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6925026B2 publication Critical patent/JP6925026B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Brushes (AREA)

Abstract

【課題】身体を洗いながら洗浄剤を身体の表面上で柔らかいクリーミーな泡に変化させることが可能な身体洗浄用ブラシを得る。【解決手段】身体洗浄用ブラシ10は、平板状に形成された持ち手部1と、可撓性を有し、持ち手部1の表面1A上で起立するように設けられた複数の軸部5とを備える。複数の軸部5の各々の先端部には、接着剤を介して静電植毛された複数の短繊維が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、身体洗浄用ブラシおよびその製造方法に関する。
下記の特許文献1(特開2012−217544号公報)には、基部と、この基部に多数立設された可撓性を有する毛部とを備えたブラシが開示されている。このブラシは、毛部のうちの根元部を除く先端部に、研磨性を有する研磨部が設けられている。下記の特許文献2(特開昭63−305809号公報)には、剛毛支持体と、剛毛支持体に立設された剛毛とを備えた剛毛製品が開示されている。
特開2012−217544号公報 特開昭63−305809号公報
近年、洗浄剤を収容している容器から手のひらの上に、洗浄剤を液状または泡状の状態で吐出させ、洗浄剤をそのまま素手で身体に塗り付けながら身体を洗浄する場合がある。このような場合、洗浄剤が身体の表面上で柔らかいクリーミーな泡に変化することはほとんどないため、細かい泡による洗浄作用を利用することはできず、毛穴や関節などの細部に至るまできれいに洗浄することは容易ではない。
上記の特許文献1に開示されたブラシは、足裏の硬い角質など、簡単には除去できないような汚れや異物を研磨作用によって除去するというものである。このブラシは、腕などの柔らかくデリケートな身体部分を洗浄することにはあまり向いていない。上記の特許文献2に開示された洗浄具は、剛毛という硬い部材によって服や歯などを洗浄するというものであり、身体の洗浄に利用できるとの記載は特許文献2にはない。
上記の特許文献1,2に開示された研磨剤付きのブラシや剛毛からなる剛毛製品を仮に身体の洗浄に用いたとしても、身体の表面上で柔らかいクリーミーな泡を発生させることは難しい。これらのブラシや剛毛製品では、細かい泡による洗浄作用を利用することはできず、毛穴や関節などの細部に至るまできれいに洗浄することは容易ではない。
本発明は、身体を洗いながら洗浄剤を身体の表面上で柔らかいクリーミーな泡に変化させることが可能な身体洗浄用ブラシおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に基づく身体洗浄用ブラシは、平板状に形成された持ち手部と、可撓性を有し、上記持ち手部の表面上で起立するように設けられた複数の軸部と、を備え、複数の上記軸部の各々の先端部には、接着剤を介して静電植毛された複数の短繊維が設けられている。
上記身体洗浄用ブラシにおいて、複数の上記短繊維は、上記軸部の先端側から根元側に向かうにつれて徐々に密度が低くなるように設けられていてもよい。
上記身体洗浄用ブラシにおいて、上記軸部のうちの複数の上記短繊維が設けられている部分と上記軸部の根元部との間の部分には、研磨性を有する研磨部が設けられていてもよい。
上記身体洗浄用ブラシにおいて、上記接着剤には、研磨性を有する粒子が含まれていてもよい。
本発明に基づく身体洗浄用ブラシの製造方法は、平板状に形成された持ち手部と、可撓性を有し上記持ち手部の表面上で起立するように設けられた複数の起立部とを含む、母材を準備する工程と、複数の上記起立部を液状の接着剤の中に浸漬させることで、複数の上記起立部の各々の先端部に上記接着剤を付着させる工程と、複数の上記起立部の各々の上記先端部に上記接着剤を介して複数の短繊維を静電植毛する工程と、を備える。
上記の身体洗浄用ブラシによれば、可撓性を有する軸部の先端部に、静電植毛によって複数の短繊維が設けられており、身体を洗う際に複数の短繊維が洗浄剤を身体の表面上で柔らかいクリーミーな泡に変化させることができ、細かい泡による洗浄作用を利用するとで、毛穴や関節などの細部に至るまできれいに洗浄することが可能となる。
実施の形態1における身体洗浄用ブラシ10を示す平面図である。 実施の形態1における身体洗浄用ブラシ10を示す側面図であり、図1中の矢印IIの方向から見た身体洗浄用ブラシ10の側面形状を表している。 図1中のIII−III線に沿った矢視断面図である。 実施の形態1における身体洗浄用ブラシ10を示す底面図である。 図4中のV−V線に沿った矢視断面図である。 実施の形態1における身体洗浄用ブラシ10とともに利用可能な補助具20を示す斜視図である。 実施の形態1における身体洗浄用ブラシ10に設けられた軸部5を模式的に示す断面図である。 実施の形態1における身体洗浄用ブラシ10の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態2における身体洗浄用ブラシに備えられる軸部5Aを模式的に示す断面図である。 実施の形態2における身体洗浄用ブラシの製造方法を説明するための第1断面図である。 実施の形態2における身体洗浄用ブラシの製造方法を説明するための第2断面図である。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(身体洗浄用ブラシ10)
図1〜図7を参照して、実施の形態1における身体洗浄用ブラシ10について説明する。図1は、身体洗浄用ブラシ10を示す平面図である。図2は、身体洗浄用ブラシ10を示す側面図であり、図1中の矢印IIの方向から見た身体洗浄用ブラシ10の側面形状を表している。図3は、図1中のIII−III線に沿った矢視断面図である。図4は、身体洗浄用ブラシ10を示す底面図である。図5は、図4中のV−V線に沿った矢視断面図である。
身体洗浄用ブラシ10は、人の身体を洗浄するために用いられる。使用者はたとえば、洗浄剤を収容している容器から洗浄剤を身体洗浄用ブラシ10の上(複数の軸部5)に垂らし、複数の軸部5を身体に接触させながら移動させることで、身体の表面上に付着している汚れなどを除去する。
図1〜図5に示すように、具体的には、身体洗浄用ブラシ10は、持ち手部1、リブ部2、複数の吸盤3、つまみ部4、および複数の軸部5を備えている。持ち手部1は、表面1Aおよび裏面1Bを有し、全体として平板状に形成されている。持ち手部1は、略楕円形状(いわゆる長円形)の外形形状を有している。
リブ部2は、環状の形状を有し、持ち手部1の周囲を取り囲むように形成されている。本実施の形態のリブ部2は、内端部が表面1A側に突出し、外端部が裏面1B側に突出するように構成されている。複数の吸盤3は、持ち手部1の裏面1B上に設けられている。持ち手部1の中央には、開口部1Hが形成されている。開口部1Hは、持ち手部1の表面1A側から裏面1B側に貫通するように形成されている。
つまみ部4は、U字状の形状を有しており、開口部1Hに跨るように、持ち手部1の裏面1B側に設けられている。つまみ部4を利用することで、身体洗浄用ブラシ10に多量の泡が付着していたとしても、使用者が身体洗浄用ブラシ10を落としてしまうことを抑制できる。複数の軸部5は、可撓性を有しており、持ち手部1の表面1A上で起立するように設けられている。
図6を参照して、使用者は、身体を洗浄する際には補助具20を利用してもよい。補助具20は、把持部21および基台部22を有している。補助具20の厚みはたとえば20mmである。使用者は、身体洗浄用ブラシ10に設けられた複数の吸盤3を利用して、身体洗浄用ブラシ10を補助具20の基台部22に貼り付けることができる。
身体洗浄用ブラシ10を補助具20に貼り付けた状態で利用することにより、使用者は背中などを容易に洗うことが可能となる。使用者は、複数の吸盤3を利用して身体洗浄用ブラシ10を壁面等に吸着固定させた状態で保管してもよい。補助具20はたとえば、ブロー成型によって中空に形成してもよい。
(複数の軸部5)
図7は、身体洗浄用ブラシ10に設けられた軸部5を模式的に示す断面図である。複数の軸部5の各々は、略同一の構成を有しているため、ここでは図7に示す1つの軸部5に基づいてその説明を行なう。
軸部5は、持ち手部1の表面1Aから起立する起立部6と、起立部6の外表面に接着剤8Aを介して設けられた複数の短繊維7(パイルともいう)とを備えている。起立部6は、先端部6Aから根元部6Bに向けて直線状に延びる棒形状を有しており、その長手方向の根元部6Bが持ち手部1に固定されてこの持ち手部1に対して立設されている。起立部6は、根元部6B側から先端部6A側に向けて徐々に細径となる先細り形状(テーパー状で平面視略円形状、つまり円錐形状)を有している。
起立部6は、樹脂成形によって持ち手部1と一体的に形成されている。持ち手部1と起立部6とは、たとえば可撓性(或いは弾力性)を有する素材であって、合成樹脂からなる樹脂成形体(たとえば、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン系エラストマー樹脂)から一体的に成形される。
起立部6の大きさおよび形状についてはたとえば、長さが20mmであり、樹脂硬度が30度〜40度(JIS−K6253のデュロメータータイプA(ショアA)硬度)であり、根元部6B側の直径が2.8mmであり、先端部6A側の直径が1.7mmである。起立部6は、持ち手部1の表面1Aの全面に亘って互いに離間して複数立設されており、隣り合う起立部6同士の離間間隔はたとえば6mmである。
複数の短繊維7は、静電植毛(フロッキー加工)によって、接着剤8Aを介して起立部6の表面上に設けられている。軸部5のうちの複数の短繊維7が設けられている部分の高さは、軸部5の全体の高さに対してたとえば2/3程度である。短繊維7の大きさおよび材質については、たとえばナイロン製であり、太さは10μm〜50μm程度であり、長さは1.0mm〜3.0mm程度である。図7に示すように、本実施の形態における複数の短繊維7は、軸部5の先端側(先端部6Aの側)から根元側(根元部6Bの側)に向かうにつれて、徐々に密度が低くなるように設けられている。
(接着剤8A)
本実施の形態の接着剤8Aには、研磨性を有する粒子が含まれている。研磨粒子としては、たとえば、炭化ケイ素、トルマリン、アルミナ、ガラスのいずれか一つ或いは複数を利用することができる。研磨粒子の粒径は、たとえば1μm〜100μmである。接着剤8Aは、軸部5のうちの複数の短繊維7が設けられている部分だけでなく、軸部5のうちの当該部分よりも根元部6B側に位置する部分の表面上にも設けられている。
上記構成により、軸部5のうちの複数の短繊維7が設けられている部分と、軸部5の根元部(根元部6B)との間の部分には、研磨性を有する研磨部6Cが設けられている。研磨部6Cにおいては、その表面に短繊維7が設けられておらず、研磨粒子を含む接着剤8Aが露出している。
(作用および効果)
冒頭で述べたように、従来は、身体の表面上で柔らかいクリーミーな泡を大量かつ容易に発生させることが可能な身体洗浄用ブラシは知られていなかった。
これに対して本実施の形態における身体洗浄用ブラシ10は、軸部5の先端部に設けられた複数の短繊維7が、適度な量の水分と、適度な量の洗浄剤とを保持することができる。使用者が身体洗浄用ブラシ10を身体の表面に接触させながら移動させる際、複数の短繊維7の間において、水分および洗浄剤が空気と交わり合うことによって、洗えば洗うほど泡が発生し、少量の洗浄剤からであっても身体の表面上で柔らかいクリーミーな泡を大量かつ容易に発生させることができる。したがって使用者は、軸部5の先端部に設けられた複数の短繊維7と、クリーミーで大量に発生した泡とを利用して、毛穴や関節などの細部に至るまで、ソフトで産毛のような感触できれいに洗浄することができる。
また本実施の形態においては、軸部5が柔軟で適度な弾力性(可撓性)を有している。使用者が身体洗浄用ブラシ10を身体の表面に接触させながら移動させる際に、軸部5およびその先端部に設けられた複数の短繊維7は、使用者の身体の表面形状に倣うように容易に変形することができ、使用者は、このような身体洗浄用ブラシ10および発生した大量でクリーミーな泡を利用して、毛穴や関節などの細部に至るまできれいに洗浄することができる。
本実施の形態の身体洗浄用ブラシ10においては、複数の短繊維7が、軸部5の先端側から根元側に向かうにつれて徐々に密度が低くなるように設けられている。当該構成は必須ではないが、たとえば、軸部5の先端側において密に設けられた複数の短繊維7は洗浄機能を主として担うことができ、軸部5の根元側において粗く設けられた複数の短繊維7は、相互間の隙間を利用して泡の生成機能を主として担うことができる。このような身体洗浄用ブラシ10によれば、泡立ちもよく、高い洗浄効果を発揮することが可能となる。
本実施の形態の身体洗浄用ブラシ10においては、軸部5のうちの複数の短繊維7が設けられている部分と軸部5の根元部(根元部6B)との間の部分に、研磨性を有する研磨部6Cが設けられている。当該構成は必須ではないが、たとえば、身体の腕など、柔らかいデリケートな部分を洗浄する際には、使用者は身体洗浄用ブラシ10を小さな押圧力で身体に柔らかく接触させる。これにより、複数の短繊維7およびクリーミーな泡を利用した、身体に対して柔らかい洗浄を実現することが可能となる。
一方で、角質の溜まりやすいかかとやくるぶしなどを身体洗浄用ブラシ10を用いて洗浄する際には、使用者は身体洗浄用ブラシ10を比較的大きな押圧力で身体に接触させる。押圧力を受けた軸部5は根元部6Bを起点として弓なり状に弾性変形し、これにより、軸部5の先端部6A側の部分だけでなく、根元側に形成されている研磨部6Cがかかとなどに接触する。研磨部6Cの研磨作用を利用することで、使用者は足裏の硬い角質など、簡単には除去できないような汚れや異物を容易に除去することが可能となる。すなわち、力加減によって身体洗浄用ブラシ10は二種類の洗浄効果を奏することができるという点で、極めて高い利便性を発揮することができる。
研磨部6Cのみならず、接着剤8Aのうち、複数の短繊維7を起立部6に付着させている部分についても、場合によっては研磨作用を発揮することが可能である。すなわち、接着剤8Aに研磨性を有する粒子が含まれている場合には、複数の短繊維7の根元にも研磨剤が存在することとなる。使用者が身体洗浄用ブラシ10を大きな押圧力で身体に接触させた際に、接着剤8Aのうちの複数の短繊維7を起立部6に付着させている部分(研磨剤)が複数の短繊維7の間の隙間を通じて身体に接触することもある。研磨部6Cのみならず、複数の短繊維7の間の隙間を通じて身体に接触した接着剤8Aの研磨作用によっても、使用者は足裏の硬い角質など、簡単には除去できないような汚れや異物を除去することが可能となる。
複数の短繊維7が、軸部5の先端側から根元側に向かうにつれて徐々に密度が低くなるように設けられており、かつ、接着剤8Aに研磨性を有する粒子が含まれている場合には、接着剤8Aの露出度合いも軸部5の先端側から根元側に向かうにつれて徐々に大きくなる。したがって軸部5が有する研磨作用も、軸部5の先端側から根元側に向かうにつれて徐々に大きくなるため、力加減によって身体洗浄用ブラシ10の研磨作用を徐々に大きくすることが可能となり、より高い利便性を発揮することが可能となる。
上述のとおり、本実施の形態のリブ部2は、環状(長円形)の形状を有し、持ち手部1の周囲を取り囲むように形成されている。持ち手部1の外周側の部分においては、リブ部2が有する剛性により、使用者が身体洗浄用ブラシ10を容易に把持することを可能としている。したがって使用者が身体洗浄用ブラシ10を身体の表面に接触させながら移動させる際に、使用者はリブ部2の剛性によって身体洗浄用ブラシ10を容易に把持することができる。身体洗浄用ブラシ10は極めて把持しやすいという構成を有しているため、使用者は、身体洗浄用ブラシ10を身体に接触させるための押圧力も容易にコントロールすることができる。
その一方で、身体洗浄用ブラシ10は、持ち手部1の中央側の部分(リブ部2から離れた部分)においては持ち手部1が有する柔軟性による十分な可撓性を発揮することができる。使用者が身体洗浄用ブラシ10を身体の表面に接触させながら移動させる際に、持ち手部1は使用者の身体の表面形状に倣うように容易に変形することができ、ひいては持ち手部1の表面1Aに設けられた複数の軸部5も、自身の可撓性を利用しながら使用者の身体の表面形状に倣うように移動することができる。複数の軸部5を適度な接触圧で身体に接触させることが可能となり、使用者は、軸部5の先端部に設けられた複数の短繊維7を利用して、毛穴や関節などの細部に至るまできれいに洗浄することが可能となる。
(製造方法)
以上のような構成を有する身体洗浄用ブラシ10を製造するためには、たとえば、インジェクション成形(射出成型)を利用する。所定の金型に、注入口を介して溶融樹脂(合成樹脂)を注入して充填する。
図8を参照して、溶融樹脂が硬化することによって、持ち手部1および複数の起立部6などを含む母材が準備される。その後、この母材を、複数の起立部6側が下向きとなるように、ウレタン系やアクリル系の液状の接着剤(接着剤8A)の中に浸漬させる。複数の起立部6の各々の先端部6Aに、接着剤を付着させる(図8に示す状態が得られる)。
接着剤が乾燥する前に、複数の短繊維7および上記の母材に電圧をかける(電位差を設ける)ことで、静電植毛(フロッキー加工)によって接着剤8Aを介して複数の短繊維7を起立部6の先端部6Aに付着させる。接着剤8Aには、必要に応じて上記の研磨粒子が含まれているとよい。また商品の仕様などに応じて、研磨部6Cを軸部5に設けることとするとよい。以上のような製造方法によれば、接着剤をスプレー吹付方式により供給していないため、マスキング工程も不要であり、高い生産性が得られる。
[実施の形態2]
図9は、実施の形態2における身体洗浄用ブラシに備えられる軸部5Aを模式的に示す断面図である。軸部5Aにおいては、起立部6の先端部6Aを覆うように接着剤8Aが設けられており、さらに、接着剤8Aの先端側の部分を覆うように接着剤8Bが設けられている。接着剤8Aとしては、上述の実施の形態1の場合と同様に、研磨性を有する粒子が含まれているものが用いられるとよい。研磨部6Cは、接着剤8Aから形成することが可能である。
接着剤8Bとしては、接着剤8Aと同様に、研磨性を有する粒子が含まれているものが用いられてもよいし、含まれていないものが用いられてもよい。このように構成された軸部5Aであっても、上述の実施の形態1における軸部5を備えた身体洗浄用ブラシ10と同様の作用および効果を得ることができる。
(製造方法)
図10を参照して、軸部5Aを備えた身体洗浄用ブラシを製造するためには、持ち手部1および複数の起立部6などを含む母材がまず準備される。その後、この母材を、複数の起立部6側が下向きとなるように、ウレタン系やアクリル系の液状の接着剤(接着剤8A)の中に浸漬させる。複数の起立部6の各々の先端部6Aに、接着剤を付着させる(図10に示す状態が得られる)。この状態で、接着剤8Aを乾燥させる。
図11に示すように、その後ふたたび、複数の起立部6(接着剤8Aの先端)側が下向きとなるように、ウレタン系やアクリル系の液状の接着剤(接着剤8B)の中に浸漬させる。複数の起立部6の各々の先端側(接着剤8Aの表面)に、接着剤を付着させる(図11に示す状態が得られる)。
接着剤(接着剤8B)が乾燥する前に、複数の短繊維7および上記の母材に電圧をかける(電位差を設ける)ことで、静電植毛(フロッキー加工)によって接着剤8Bを介して複数の短繊維7を起立部6の先端部6A(接着剤8Aの表面)に付着させる。接着剤8Bには、必要に応じて上記の研磨粒子が含まれているとよい。また商品の仕様などに応じて、研磨部6Cを軸部5に設けることとするとよい。以上のような製造方法によっても、接着剤をスプレー吹付方式により供給していないため、マスキング工程も不要であり、高い生産性が得られる。
以上、実施の形態および実施例について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 手部、1A 表面、1B 裏面、1H 開口部、2 リブ部、3 吸盤、4 つまみ部、5,5A 軸部、6 起立部、6A 先端部、6B 根元部、6C 研磨部、7 短繊維、8A,8B 接着剤、10 身体洗浄用ブラシ、20 補助具、21 把持部、22 基台部。

Claims (5)

  1. 平板状に形成された持ち手部と、
    可撓性を有し、前記持ち手部の表面上で起立するように設けられた複数の軸部と、を備え、
    複数の前記軸部の各々の先端部には、接着剤を介して静電植毛された複数の短繊維が設けられている、身体洗浄用ブラシ。
  2. 複数の前記短繊維は、前記軸部の先端側から根元側に向かうにつれて徐々に密度が低くなるように設けられている、請求項1に記載の身体洗浄用ブラシ。
  3. 前記軸部のうちの複数の前記短繊維が設けられている部分と前記軸部の根元部との間の部分には、研磨性を有する研磨部が設けられている、請求項1または2に記載の身体洗浄用ブラシ。
  4. 前記接着剤には、研磨性を有する粒子が含まれている、請求項1から3のいずれか1項に記載の身体洗浄用ブラシ。
  5. 平板状に形成された持ち手部と、可撓性を有し前記持ち手部の表面上で起立するように設けられた複数の起立部とを含む、母材を準備する工程と、
    複数の前記起立部を液状の接着剤の中に浸漬させることで、複数の前記起立部の各々の先端部に前記接着剤を付着させる工程と、
    複数の前記起立部の各々の前記先端部に前記接着剤を介して複数の短繊維を静電植毛する工程と、を備える、身体洗浄用ブラシの製造方法。
JP2017080573A 2017-04-14 2017-04-14 身体洗浄用ブラシ Active JP6925026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017080573A JP6925026B2 (ja) 2017-04-14 2017-04-14 身体洗浄用ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017080573A JP6925026B2 (ja) 2017-04-14 2017-04-14 身体洗浄用ブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018175494A true JP2018175494A (ja) 2018-11-15
JP6925026B2 JP6925026B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=64280001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017080573A Active JP6925026B2 (ja) 2017-04-14 2017-04-14 身体洗浄用ブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6925026B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62121925U (ja) * 1986-01-23 1987-08-03
JP4541682B2 (ja) * 2003-10-20 2010-09-08 釜屋化学工業株式会社 塗布体付き容器
JP2012217544A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Sanpack:Kk ブラシ及び洗浄具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62121925U (ja) * 1986-01-23 1987-08-03
JP4541682B2 (ja) * 2003-10-20 2010-09-08 釜屋化学工業株式会社 塗布体付き容器
JP2012217544A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Sanpack:Kk ブラシ及び洗浄具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6925026B2 (ja) 2021-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101121376B1 (ko) 파지 영역이 구비된 칫솔
US11571058B2 (en) Cosmetic applicator with a firm base and an attached cushioning member
CN109198848B (zh) 化妆品涂抹器端头、相关的涂抹器和涂抹器组件
WO2004057999A1 (ja) クレンジングパッド
JP2006167467A (ja) 化粧落とし用器具
US20120000483A1 (en) Dual Tip Oral Care Implement
JP2006296625A (ja) 化粧材の塗布具と、塗布具付き化粧材容器
JP5717027B2 (ja) マッサージ具
KR102348645B1 (ko) 의치들로부터 의치 접착제를 제거하기 위해 적응된 툴을 갖는 구강 세정 기구
JP2016123723A (ja) ヘアブラシ
JP5735842B2 (ja) 足洗い用ブラシ及び洗浄具
JP2018175494A (ja) 身体洗浄用ブラシおよびその製造方法
KR102218841B1 (ko) 구강 내에서 구부러짐이 가능한 치간 칫솔
KR100672037B1 (ko) 각질 제거기와 그의 제조 방법
JP2001008731A (ja) ブラシ
CN205094284U (zh) 清洁刷
JP7128512B2 (ja) 身体洗浄用ブラシ
KR20170059771A (ko) 전동 클렌저용 브러쉬구조
JP3120903U (ja) グロス用チップ及びグロス塗布具
JP2006006598A (ja) 身体用手入れ具
JP2007083040A (ja) 皮膚を洗浄するためのデバイス
KR102284814B1 (ko) 실리콘 칫솔모 구조의 칫솔
KR102081140B1 (ko) 화장용 퍼프
JP2016119947A (ja) ヘアブラシ
US20220061511A1 (en) Flexible handle for makeup applicator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6925026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150