JP2018175389A - ラックにおけるアングルと棚板との固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具レスにて安全性を確保しながら棚板のアングルへの支持固定が行える固定構造を提供すること
【解決手段】アングル4の水平部分2には、前後方向に長い複数の長孔9が設けられ、棚板8の左右両側にも前後方向に長い複数の長孔10が設けられ、ブッシュ5には、棚板側の長孔10及びアングル側の長孔9に挿入されるフック状係止部12付き第1突起13と第2突起14とが設けられるとともに、第1突起13と第2突起14との間には蝶番部分17が設けられ、まず、位置合わせした棚板側の長孔10、アングル側の長孔9に第1突起13を挿入し、棚板8を前方又は後方に移動させて両長孔10,9に第1突起13の前記フック状係止部12を係止させるとともに、蝶番部分17を介して第2突起14を回動し、移動により位置合わせされた棚板側の長孔10、アングル側の長孔9に第2突起14を挿入、係着させるように構成してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば電子機器などの物品を載置する棚板と棚板の左右両側を棚板下方から支持固定するアングルよりなる物品収納用のラックにおけるアングルと棚板との固定構造に関するものである。
従来品の物品収納用のラックとして、支柱に固定されているアングルで棚板を支持固定するように構成されたものがあり、このラックでは、アングルは垂直部分及び水平部分を有し、その垂直部分で支柱に固定されており、棚板は左右両側がアングルの水平部分にビスやボルト・ナットを用いて固定されるようになっている。そのためアングルの水平部分及び棚板の左右両側には、それぞれ、前後方向に複数の固定用孔が設けられている。
棚板は、例えば前後の長さが650mmで左右の長さが450mm程度の平面視矩形で厚みが15mm程度のスチール等のメタル製で極めて重量のあるものである。そして、従来品では、棚板は動かないようにアングルの水平部分にビス等で固定されることから、固定用のおねじ部品やめねじ部品に対して特定の工具を使用する必要があるといった課題がある。又、前記工具の使用による怪我等が発生しないよう安全性を確保する必要がある。
更に、従来のラックにおける棚板側の固定用孔、棚板支持用のアングル側の固定用孔に対して例えば前記おねじ部品やめねじ部品を取付けるにあたり、上下に多段の棚板を備える場合及び/又は同一高さで前後方向に棚板を複数枚並べる場合等においては、前記工具を持ちながらの取付作業は熟練作業員でも煩雑で手間のかかるものとなり、作業効率が極めて低いといった課題がある。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであり、工具レスにて棚板のアングルへの支持固定が行えるとともに、安全性を確保しながら作業効率を向上できるラックにおけるアングルと棚板との固定構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、垂直部分及び水平部分を有し、その垂直部分で支柱に固定されるアングルと、前記アングルの水平部分にブッシュを用いて左右両側が固定される棚板とよりなるラックにおけるアングルと棚板との固定構造であって、前記アングルの水平部分には、前後方向に長い複数の長孔が設けられ、前記棚板の左右両側にも前後方向に長い複数の長孔が設けられ、前記ブッシュには、棚板側の長孔及びアングル側の長孔に挿入されるフック状係止部付き第1突起と第2突起とが設けられるとともに、第1突起と第2突起との間には蝶番部分が設けられ、まず、位置合わせした棚板側の長孔、アングル側の長孔に第1突起を挿入し、前記棚板を前方又は後方に移動させて前記両長孔に第1突起の前記フック状係止部を係止させるとともに、前記蝶番部分を介して第2突起を回動し、前記移動により位置合わせされた棚板側の長孔、アングル側の長孔に第2突起を挿入、係着させるように構成したことを特徴とするラックにおけるアングルと棚板との固定構造を提供する。
本願の請求項2に係る発明は、棚板の左右両側に前後方向に長い複数の溝が設けられ、棚板側の長孔は、二つ一組で前記溝のそれぞれの底部に設けられている一方、
ブッシュは、第1突起及び第2突起それぞれから上方に連設される薄板状の第1ガイド部材及び第2ガイド部材を有しており、
更に、前記第1ガイド部材及び第2ガイド部材は、前記両長孔に挿入された第1突起の係止状態及び第2突起の係着状態においては、棚板の上面と面一になるよう前記溝の深さに対応する上下方向の厚みが設定されているとともに、前記溝の底部上面に支持されるよう平面視での大きさが設定されて構成されており、
又、第1突起及び第2突起はそれぞれ前記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の下面略中央において左右方向よりも前後方向に長く設けられており、
しかも、第1ガイド部材及び第2ガイド部材はそれぞれ、蝶番部分が位置する側とは反対側の端部における直下に、前記端部の側面を内側斜め向きに切欠いて形成された傾斜溝を有する請求項1に記載のラックにおけるアングルと棚板との固定構造を提供する。
本願の請求項3に係る発明は、前記ブッシュは、ナイロンなど弾性のあるプラスチックで形成されている請求項1又は請求項2に記載のラックにおけるアングルと棚板との固定構造を提供する。
本発明では、ラックにおける棚板側の長孔、棚板支持用のアングル側の長孔に固定用のブッシュを挿入してアングルに棚板を固定するものである。
そのために、本発明は、工具レスにて棚板のアングルへの支持固定が行えるとともに、安全性を確保しながら作業効率を向上できるラックにおけるアングルと棚板との固定構造を提供することができ、工具レスによりコスト軽減にもつながる利点がある。
本発明では、まず、位置合わせした棚板側の長孔、アングル側の長孔にブッシュの第1突起を挿入した状態で、棚板を第1突起と共に前方又は後方に移動させて前記両長孔に第1突起のフック状係止部を係止させるように構成することにより、アングル及び棚板側にフック状係止部によるフックをかけることができて第1突起を前記両長孔に強固に係止させることができる。
続いて、本発明では、ブッシュの蝶番部分を介して第2突起を回動し、前記移動により位置合わせされた棚板側の長孔、アングル側の長孔に第2突起を挿入、係着させるように構成することにより、棚板の前記移動によるフックをかけた状態で、第2突起を棚板側の長孔、アングル側の長孔に強固に係止させることができる。
このように、本発明では、位置合わせした棚板側の長孔、アングル側の長孔に対して棚板上方から第1突起を挿入し、挿入された第1突起のフック状係止部によるフックがかかるまで、棚板と共に、前記挿入された第1突起を移動させるとともに、フック状係止部によるフックをかけながら、更に、前記移動により位置合わせされた棚板側の長孔、アングル側の長孔に棚板上方から第2突起を回動して挿入、係着するので、特定の工具を使用することなく、熟練作業員でなくても手間をかけずに作業性よく、強度調整しながらアングルの水平部分に棚板の左右両側を固定することができる。しかも、アングルから棚板を取り外す際にも、特定の工具を使う必要がなく、取り外し作業が容易である。
(a)は、本発明の一実施形態における第1突起のフック状係止部及び第2突起による係止、係着前の状態(ロック前の状態)の一部を示す平面図である。(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。(c)は、図1(a)におけるB−B断面図である。 (a)は、上記実施形態における第1突起のフック状係止部及び第2突起による係止、係着後の状態(ロック後の状態)の一部を示す平面図である。(b)は、図2(a)におけるC−C断面図である。(c)は、図2(a)におけるD−D断面図である。 (a)は、上記実施形態において、位置合わせした棚板側の長孔、アングル側の長孔にブッシュの第1,2突起を挿入する前の状態を示す断面図である。(b)は、上記実施形態において、位置合わせした棚板側の長孔、アングル側の長孔にブッシュの第1突起を挿入した状態を示す断面図である。(c)は、上記実施形態において、位置合わせした棚板側の長孔、アングル側の長孔に挿入したブッシュの第1突起と共に棚板を前方又は後方に移動させて前記両長孔に第1突起のフック状係止部を係止させた状態を示す断面図である。(d)は、上記実施形態において、蝶番部分を介して第2突起を回動し、前記移動により位置合わせされた棚板側の長孔、アングル側の長孔に第2突起を挿入した状態を示す断面図である。 上記実施形態で用いたブッシュと棚板とアングルの三部材の組付け前の状態を示す要部斜視図である。 上記実施形態で用いたブッシュと棚板とアングルの三部材を組付けた状態を示す要部斜視図である。 上記実施形態で用いたブッシュを斜め上面側から見た斜視図である。 上記実施形態で用いたブッシュを斜め下面側から見た斜視図である。 上記実施形態における使用状態を示す一部透視斜視図である。 本発明の他の実施形態を示しており、(a)は、図1(b)、図3(b)に対応する図である。(b)は、図2(b)、図3(d)に対応する図である。 上記二つの実施形態で用いるブッシュが逆向きに取付可能であることを示す説明図である。 棚板側の長孔位置を変更した本発明の変形例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、それによって本発明は限定されるものではない。図1〜図8は、本発明の一実施形態を示す。図1は、第1突起による係止前の状態(ロック前の状態)を示し、図2は、第2突起の挿入、係着後の状態(ロック後の状態)を示し、図3は、係止(ロック)工程を示し、図4は、要部分解斜視図であり、図5は、要部組立斜視図であり、図6は、ブッシュの平面視斜視図であり、図7は、ブッシュの底面視斜視図であり、図8は、使用状態を示す斜視図である。
図1〜図8において、ラックVにおけるアングルと棚板との固定構造は、垂直部分1及び水平部分2を有し、その垂直部分1で支柱3に固定されるアングル4と、アングル4の水平部分2にブッシュ5を用いて左右両側6,7が固定される棚板8とより主としてなる。
アングル4の水平部分2には、前後方向(両矢印Gで示す方向)に長い複数の長孔9がそれぞれ等間隔で設けられ、棚板8の前記左右両側にもG方向に長い複数の長孔10が設けられている。この実施形態では、長孔9,10は平面視略扁平楕円形(いわゆる小判形)で大きさは長孔10のほうが長孔9よりも大きくなっている。
そのため、長孔9,10のいずれも、ブッシュ5のフック状係止部付き第1突起13(後述する)による係止状態において前記フック状係止部に当接する湾曲周面部9a,10aを前後に有する。又、長孔9,10のいずれも、第1突起13による係止状態及び第2突起14(後述する)による係着状態において第1突起13に形成されたリブ21(後述する)及び第2突起14に形成されたリブ26にそれぞれ当接するフラットな周面部9b,10bを左右に有する。図4に示すように、アングル側の長孔9はG方向両端部まで多数設けられているため、棚板側の長孔10の長孔9に対する位置は変更自在であり、棚板8の取付位置を任意に変更することができ、棚板8について前後(G方向)の位置調整が可能である。
棚板8は、例えばG方向の長さが650mmでF方向の長さが450mm程度の平面視矩形で厚みが15mm程度のスチール等のメタル製である。アングル4もスチール等のメタル製で、棚板8のG方向の長さに略対応する長さを有する。
又、棚板8の左右両側6,7にG方向に長い複数の溝11が設けられ、棚板側の長孔10は、二つ一組で前記溝11のそれぞれの底部11bに設けられている。この実施形態では、溝11は平面視略扁平楕円形である。そして、溝11に設けた二つの隣接する長孔10,10の間隔はこの実施形態では略26mmである。
この実施形態では、図3(a)に示すように、棚板8は溝11の深さDに相当する厚みを有する上板8aと溝底部11aを形成する下板8bの上下2枚の例えばスチール部材よりなる。下板8bには長孔10が穿設されている。上板8aと下板8bは溶接等の適宜の方法で接合されている。
一方、ブッシュ5には、位置合わせした棚板側の長孔10及びアングル側の長孔9に挿入されるフック状係止部12付き第1突起13と第2突起14とが設けられている。ブッシュ5は、ナイロンなど弾性のあるプラスチックで形成されている。
そして、第1突起13と第2突起14との間には蝶番部分17が設けられている。そして、ブッシュ5は、第1突起13及び第2突起14それぞれから上方に連設される薄板状で握りがよい第1ガイド部材15及び第2ガイド部材16を有している。
前記蝶番部分17は第1ガイド部材15と第2ガイド部材16よりも薄肉であるが、強靱で破損しがたく長持ちするプラスチック製である。
そして、両ガイド部材15,16は蝶番部分17を介して連設されている。第1突起13及び第2突起14はそれぞれ第1ガイド部材15及び第2ガイド部材16の下面略中央においてF方向よりもG方向に長く設けられている。
又、第1ガイド部材15及び第2ガイド部材16はいずれも溝11の深さDと同一の厚みD〔図2(c)参照〕を有する。したがって、前記両長孔10,9に挿入された第1突起13の係止状態及び第2突起14の係着状態においては、図3(d)に示すように、両ガイド部材15,16の上面と棚板上面8cを面一にできる。
例えば図7に示す15aは、厚みDを有する第1ガイド部材15の外周面部(蝶番部分17が位置する側とは反対側の端部)Tにおける下面である。そして、下面15aの直下には、両長孔10,9に第1突起13を挿入させたとき〔図3(b)参照〕に長孔10の湾曲周面部10aに当接状態あるいは非当接状態にて対向配置されうる平面視において湾曲形状で長孔10の厚みと略同一の厚みを有する段差部22が、図7に示すような第1突起13の側面R(後述する)の最上部に形成されている。
又、両ガイド部材15,16は、溝11の底部上面11aに支持されるよう平面視での大きさが設定されている。例えば、図2、図8に示す第1突起13の係止状態及び第2突起14の係着状態において、第1,2ガイド部材15,16の外周面と溝11の内周面との間に隙間Sが形成されるような平面視形状を第1,2ガイド部材15,16は有している。
更に、第1ガイド部材15及び第2ガイド部材16はそれぞれ、蝶番部分17が位置する側とは反対側の前記外周面部Tの直下に、前記外周面部Tを内側斜め向きに切欠いて適宜の大きさに形成された傾斜溝18及び19を側面に有する。
一方、第1突起13は、長孔9,10に略対応する平面視略扁平楕円形で、且つアングル4と棚板8の厚みの合計寸法よりも大きな寸法を有する高さi〔図3(a)参照〕に形成された略柱状の脚体本体20を有する。脚体本体20は前記フック状係止部12を含んでいる。
脚体本体20は、図7に示すように、G方向に沿うよう形成されたフラットな左右両側面Q,Wと、左右両側面Q,W間に位置する前後両側面E,Rを有している。前後両側面E,Rは、長孔9,10の湾曲周面部9a,10aに対応するようF方向に沿って湾曲面に形成されている。
更に、図6に示すように、脚体本体20の左右両側面Q,Wには、緩みやガタツキを防止してしっかりと第1突起13を係止するためリブ21が形成されている。リブ21は、脚体本体20の左右両側面Q,Wにおける上下の高さ方向(図6に両矢印Hで示す)に沿って形成されている。
この実施形態では、図6に示すように、脚体本体20のG方向の長さfは略15mm、脚体本体20のF方向の長さgは略5mmである。又、左右両リブ21,21間の長さhは略6mmである。
一方、前記フック状係止部12には、例えば図3(b)に示すように、脚体本体20を切欠いて形成される切欠24が形成されている。この切欠24は、湾曲形状の側面R側から側面E側に向かって先細り形状となるよう脚体本体20を切欠いて形成されるものである。そして、切欠24の一番奥の湾曲端面24aが棚板8の移動により長孔9の湾曲周面部9aに当接しフックがかかるように構成されている。
そして、両長孔10,9に挿入された第1突起13及び棚板8のg1 方向で示す後方移動(移動距離j)によって切欠24の一番奥の湾曲端面24aが長孔9の湾曲周面部9aに当接しフックがかかるように、そして、前記湾曲形状の段差部22とで両長孔10,9に第1突起13を係止させるように脚体本体20は構成されている。
この実施形態では、図3(a)、図3(b)に示すように、前記切欠24のG方向における長さ(切欠24の深さ、即ち棚板8の移動距離j)は6mmである。このように、棚板8をg1 方向に長さjだけ移動させるとフックがかかり、両長孔10,9に第1突起13のフック状係止部12を係止させることができる。
一方、第2突起14は、長孔9,10に略対応する平面視略扁平楕円形で、且つアングル4と棚板8の厚みの合計寸法よりも大きな寸法を有する高さk〔図3(a)参照〕に形成された略柱状の脚体本体25を有する。
そして、脚体本体25には、リブ21と同様の機能を有するリブ26と、前記移動により位置合わせされた両長孔10,9に係着しうる上下に長い凸条27とが形成されている。
脚体本体25は、図7に示すように、G方向に沿うよう形成されたフラットな左右両側面Q’,W’と、左右両側面Q’,W’間に位置する前後両側面E’,R’を有している。前後両側面E’,R’は、長孔9,10の湾曲周面部9a,10aに対応するようF方向に沿って湾曲面に形成されている。そして、図6に示すように、リブ26は、脚体本体25の左右両側面Q’,W’における上下の高さ方向(図6に両矢印Hで示す)に沿って形成されている。
即ち、図7に示すように、脚体本体25の左右両側面Q’,W’には、緩みやガタツキを防止してしっかりと第2突起14を係止するためリブ26が形成されている。又、脚体本体25の前後両側面E’,R’のうち前側側面E’には、図3(c)に示す両長孔10,9の上から蝶番部分17を介して第2突起14を回動し、第2突起14を両長孔10,9の順に挿入して図3(d)に示すように、長孔9の前側湾曲周面部9aに当接し前側湾曲周面部9aを圧接する凸条27が形成されている。凸条27に代えてドット状の突起でもよい。
この実施形態では、図6に示すように、第2突起14の脚体本体25のG方向の長さmは略14mm、脚体本体25のF方向の長さnは略5mmである。又、左右両リブ26,26間の長さpは略6mmである。又、凸条27と側面R’の端間の長さrは略6mmである。
更に、図3に示すように、凸条27は側面E’の上下方向途中まで形成されている。そして、凸条27の下端より下側の側面E’には、第2突起14を両長孔10,9の順に挿入しているときに凸条27が両長孔10,9に入りやすいように第2突起14を案内する湾曲した段部面29が形成されている。段部面29は凸条27から内側に凹んだ状態で形成されている。尚、凸条27の下端より下側の側面E’は、凸条27が両長孔10,9に入りやすいように、先細りのテーパ面に形成されてもよい。
而して、図2、図3(d)に示す状態からブッシュ5を取り外すため、第1ガイド部材15、第2ガイド部材16を立ち上げるにあたり、第1ガイド部材15、第2ガイド部材16は蝶番部分17を境にして位置しており、又、両ガイド部材15,16の外周面と溝11の内周面との間に隙間Sが形成されており、更に、隙間Sを介して指を入れ易い傾斜溝18,19が第1ガイド部材15、第2ガイド部材16に形成されている。そのため、第1突起13及び第2突起14の係止状態からブッシュ5を取り外すために行う両ガイド部材15,16立ち上げ作業を容易にできる。
又、蝶番部分17は折れ曲げ自在であるので、握りやすい第1ガイド部材15、第2ガイド部材16をうることができ、ひいては、使い勝手の良好なブッシュ5を提供でき、作業性の向上に寄与できる。
又、切欠24のG方向における長さjだけ棚板8を移動させるだけで両長孔10,9にフック状係止部12を係止でき、第1突起13の簡易な挿入作業と棚板8の簡易な移動作業だけで第1突起13による強固な係止状態を実現できる。
そして、フック側(フック状係止部12付き第1突起13)を挿入する簡易な作業と、長さjだけ棚板8を移動させてフックをかける簡易な作業と、凸条27付きの第2突起14を上からぐっと両長孔10,9に押し入れる簡易な作業だけで第1突起13の強固な係止状態と第2突起14の強固な係着状態を同時に実現できる。
又、図5、図8に示すように、棚板上面8cに凹凸が発生することなく両ガイド部材15,16の上面と棚板上面8cを面一にできるので、載置物品の傾きや凹凸による損傷等を防止できる。
又、特徴的構成のブッシュ5を複数個用いてアングルに棚板を固定する構成であることから、良好な強度調整が熟練作業員でなくても容易に実現できる利点がある。
図9は、棚板側の長孔、棚板支持用のアングル側の長孔の位置合わせ作業を容易にするため棚板底面に複数の位置決め用突起部を設けた本発明の他の実施形態を示す。図9において、図1〜図8に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
図9(a)は、棚板底面8cに所定間隔Aを有する状態で隣接する溝11,11間に設けた位置決め用突起部30,31で位置合わせした棚板側の長孔10、アングル側の長孔9にブッシュ5の第1突起13を挿入した図1(b)、図3(b)に対応する図である。
図9(b)は、第1突起13と共に棚板8をg1 方向に移動させ、蝶番部分17を介して第2突起14を回動し、前記移動により位置合わせされた棚板側の長孔10、アングル側の長孔9に第2突起14を挿入した図2(b)、図3(d)に対応する図である。
前後に隣接する長孔9,9にそれぞれ位置決め用突起部30,31が位置するよう位置決め用突起部30,31は長孔10の中心線10e上に所定間隔Aを有する状態で設けられている。
そして、作業者はまず、隣接する長孔9,9のうち一方の長孔9の湾曲周面部9aに一方の位置決め用突起部30を図9(a)に示すように、当接させることで棚板8をアングル4上で不動にした状態で長孔10と長孔9の位置合わせができる。そのために棚板8のアングル4との最初の位置合わせが容易となる。
続いて、ブッシュ5及び棚板8のg1 方向で示す後方移動によって第1突起13の切欠24の一番奥の湾曲端面24aが長孔9の湾曲周面部9aに当接しフックがかかる。この状態で他方の位置決め用突起部31は図9(b)に示すように、一方の長孔9に隣接する他方の長孔9の湾曲周面部9aに近接する。
尚、上記二つの実施形態では、いずれもg1 方向手前から第2突起14、第1突起13を配置しているが、本発明は、図10に示すように、第2突起14、第1突起13の配置を二つの実施形態の場合とは逆向きの前後反対にしながらブッシュ5を取り付けるように構成してもよい。
この場合、作業者はまず、隣接する長孔9,9のうち一方の長孔9の湾曲周面部9aに一方の位置決め用突起部30を当接させることで棚板8をアングル4上で不動にした状態で長孔10と長孔9の位置合わせができる。
続いて、ブッシュ5及び棚板8のg2 方向で示す後方移動によって第1突起13の切欠24の一番奥の湾曲端面24aが長孔9の湾曲周面部9aに当接しフックがかかる。この状態で他方の位置決め用突起部31は図10に示すように、他方の長孔9の湾曲周面部9aに近接する。
これにより、例えば図9(b)に示される棚板8の位置とは異なる位置に棚板8を変更させることが容易にできる(棚板8の位置の微調整が可能になる)。
又、二つ一組で溝11に設けている棚板側の長孔10の位置を適宜変更することも本発明では可能である。即ち、棚板8の左右両側6,7に設ける溝11の位置(棚板側の長孔位置)を図11のように上記二つの実施形態とは異ならせることにより、棚板8の取付位置を任意に変更することができる。
1 垂直部分
2 水平部分
3 支柱
4 アングル
5 ブッシュ
6,7 左右両側
8 棚板
V ラック
9 アングル側の長孔
10 棚板側の長孔
12 フック状係止部
13 第1突起
14 第2突起
17 蝶番部分



Claims (3)

  1. 垂直部分及び水平部分を有し、その垂直部分で支柱に固定されるアングルと、前記アングルの水平部分にブッシュを用いて左右両側が固定される棚板とよりなるラックにおけるアングルと棚板との固定構造であって、前記アングルの水平部分には、前後方向に長い複数の長孔が設けられ、前記棚板の左右両側にも前後方向に長い複数の長孔が設けられ、前記ブッシュには、棚板側の長孔及びアングル側の長孔に挿入されるフック状係止部付き第1突起と第2突起とが設けられるとともに、第1突起と第2突起との間には蝶番部分が設けられ、まず、位置合わせした棚板側の長孔、アングル側の長孔に第1突起を挿入し、前記棚板を前方又は後方に移動させて前記両長孔に第1突起の前記フック状係止部を係止させるとともに、前記蝶番部分を介して第2突起を回動し、前記移動により位置合わせされた棚板側の長孔、アングル側の長孔に第2突起を挿入、係着させるように構成したことを特徴とするラックにおけるアングルと棚板との固定構造。
  2. 棚板の左右両側に前後方向に長い複数の溝が設けられ、棚板側の長孔は、二つ一組で前記溝のそれぞれの底部に設けられている一方、
    ブッシュは、第1突起及び第2突起それぞれから上方に連設される薄板状の第1ガイド部材及び第2ガイド部材を有しており、
    更に、前記第1ガイド部材及び第2ガイド部材は、前記両長孔に挿入された第1突起の係止状態及び第2突起の係着状態においては、棚板の上面と面一になるよう前記溝の深さに対応する上下方向の厚みが設定されているとともに、前記溝の底部上面に支持されるよう平面視での大きさが設定されて構成されており、
    又、第1突起及び第2突起はそれぞれ前記第1ガイド部材及び第2ガイド部材の下面略中央において左右方向よりも前後方向に長く設けられており、
    しかも、第1ガイド部材及び第2ガイド部材はそれぞれ、蝶番部分が位置する側とは反対側の端部における直下に、前記端部の側面を内側斜め向きに切欠いて形成された傾斜溝を有する請求項1に記載のラックにおけるアングルと棚板との固定構造。
  3. 前記ブッシュは、ナイロンなど弾性のあるプラスチックで形成されている請求項1又は請求項2に記載のラックにおけるアングルと棚板との固定構造。

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