JP2018173716A - 情報出力装置 - Google Patents

情報出力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018173716A
JP2018173716A JP2017070021A JP2017070021A JP2018173716A JP 2018173716 A JP2018173716 A JP 2018173716A JP 2017070021 A JP2017070021 A JP 2017070021A JP 2017070021 A JP2017070021 A JP 2017070021A JP 2018173716 A JP2018173716 A JP 2018173716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
display
information output
output device
gaze
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017070021A
Other languages
English (en)
Inventor
淳也 関
Junya Seki
淳也 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2017070021A priority Critical patent/JP2018173716A/ja
Publication of JP2018173716A publication Critical patent/JP2018173716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】注視すべき方向を直感的にユーザに伝達可能な情報出力装置を提供する。【解決手段】車両に設けられウインドウガラスを含む所定の範囲に注意喚起表示を表示する情報出力装置であって、自車両周辺の環境を認識する環境認識手段30と、環境認識手段の認識結果に基づいてユーザが注視すべき注視対象物を設定する注視対象物設定手段と、ユーザの視線方向を検出する視線方向検出手段40と、注視対象物設定手段が注視対象物を設定した後に、注意喚起表示Mを先ずユーザの視線方向に表示し、その後注意喚起表示を注視対象物が存在する方向に近づくよう移動させる表示手段60とを備える構成とする。【選択図】図6

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される情報出力装置に関し、特に注視すべき方向を直感的にユーザに伝達可能なものに関する。
自動車等の車両において、各種情報をフロントガラス上の任意の位置に表示させる表示装置を設けることが提案されている。
このような表示装置に関する従来技術として、例えば特許文献1には、他車両や歩行者等を検出した際のドライバに対する警報情報と、自動制動、自動操舵等の車両制御を行っている旨の車両制御情報とを、フロントガラス上における視線方向検出手段により検出されたドライバの視線方向の軸上又は近傍に表示することが記載されている。
特許第4698002号
近年、自動車等の車両において、側方等のユーザ(手動運転時におけるドライバ)の死角となりやすい領域に存在する他車両等の障害物を、カメラやレーダ等のセンサによって検出し、衝突リスクが高い状態となった際に、警告灯や音声等によって報知する車両周囲監視装置が普及している。
しかし、自動運転装置や高度の運転支援装置を備えた車両においては、ユーザ(ドライバ)が自動運転制御に依存して周囲の監視を怠ることが懸念され、衝突リスクを有する障害物等をユーザに迅速に認知させるとともに、どの方向に障害物が存在するのかを確実に認知させ、注視を促すことが要望されている。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、注視すべき方向を直感的にユーザに伝達可能な情報出力装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、車両に設けられウインドウガラスを含む所定の範囲に注意喚起表示を表示する情報出力装置であって、自車両周辺の環境を認識する環境認識手段と、前記環境認識手段の認識結果に基づいてユーザが注視すべき注視対象物を設定する注視対象物設定手段と、前記ユーザの視線方向を検出する視線方向検出手段と、前記注視対象物設定手段が前記注視対象物を設定した後に、前記注意喚起表示を先ず前記ユーザの視線方向に表示し、その後前記注意喚起表示を前記注視対象物が存在する方向に近づくよう移動させる表示手段とを備えることを特徴とする情報出力装置である。
これによれば、注意喚起表示を先ずユーザの視線方向に表示することによって、ユーザに迅速に注意喚起を促すことができる。
その後、注意喚起表示を注視対象物が存在する方向に近づくよう移動させることによって、ユーザの視線方向を注視対象物の方向に誘導し、注視すべき方向を直感的にユーザに伝達することができる。
請求項2に係る発明は、前記注意喚起表示を前記ユーザが認識したか判別するユーザ認識判別手段を備え、前記表示手段は、前記ユーザ認識判別手段が前記ユーザによる前記注意喚起表示の認識を判別してから前記注意喚起表示の移動を開始することを特徴とする請求項1に記載の情報出力装置である。
これによれば、ユーザが注意喚起表示に気付かない状態で注意喚起表示が移動を開始することを防止し、より確実にユーザの視線を注視対象物へ誘導することができる。
請求項3に係る発明は、前記ユーザ認識判別手段は、前記表示装置が前記注意喚起表示の表示を開始してから所定時間の経過後に前記ユーザが前記注意喚起表示を認識したと判別することを特徴とする請求項2に記載の情報出力装置である。
これによれば、簡単な構成により上述した効果を得ることができる。
請求項4に係る発明は、前記ユーザ認識判別手段は、前記ユーザの挙動を検出するユーザ挙動検出手段を備え、前記ユーザの挙動に基づいて前記ユーザが前記注意喚起表示を認識したと判別することを特徴とする請求項2に記載の情報出力装置である。
これによれば、ユーザの挙動に基づいてユーザの注意喚起表示の認識を判別することにより、より確実にユーザの視線を誘導することができる。
請求項5に係る発明は、前記環境認識手段は前記注視対象物の危険度を判定する機能を有し、前記表示手段は、前記注視対象物の危険度が所定値以上である場合には、前記ユーザ認識判別手段の判別結果に関わらず前記注意喚起表示の移動を開始することを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の情報出力装置である。
これによれば、注視対象物の危険度が高く、緊急性を有する場合には、迅速に視線の誘導を開始することによって、視線の誘導が間に合わなくなる事態を回避できる。
請求項6に係る発明は、前記注意喚起表示は、前記注視対象物の属性に関する情報を示す文字又は記号を含むことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報出力装置である。
これによれば、ユーザが視線誘導に先立って、注意喚起表示の認識と同時に注視対象物の属性を把握することができ、迅速な対処を促すことができる。
請求項7に係る発明は、前記表示手段は、前記注意喚起表示が表示されたときに前記注視対象物の属性に関する情報を前記ユーザの前方側に表示する画像表示装置を有することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の情報出力装置である。
これによれば、ユーザが前方を目視している際に迅速に注視対象物の属性を認識させることができ、迅速な対処を促すことができる。
請求項8に係る発明は、前記視線方向検出手段は前記注意喚起表示の移動中に前記ユーザの視線方向を検出する機能を有し、前記注意喚起表示の移動中に前記ユーザの視線方向が前記注意喚起表示の移動方向から乖離した際に音声により報知する音声出力手段を有することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の情報出力装置である。
これによれば、ユーザの視線方向が注意喚起表示に追従していないことをユーザに認識させ、より確実にユーザの視線誘導を行うことができる。
具体的には、視線方向の乖離が生じた際に警報音の出力を開始したり、注意喚起表示の表示開始と同時に発せられる警報音の音量が増大する構成とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、注視すべき方向を直感的にユーザに伝達可能な情報出力装置を提供することができる。
本発明を適用した情報出力装置の実施形態の構成を示すブロック図である。 実施形態の情報出力装置における後側方カメラ等の配置を示す模式的斜視図である。 実施形態の情報出力装置を有する車両におけるユーザ視界の一例を示す図である。 実施形態の情報出力装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態の情報出力装置におけるリスク対象物検出時の状態におけるユーザ視界の一例を示す図である。 実施形態の情報出力装置におけるリスク対象物検出時の状態におけるユーザ視界の他の例を示す図である。
以下、本発明を適用した情報出力装置の実施形態について説明する。
実施形態の情報出力装置は、例えば乗用車等の自動車に設けられ、自車両周囲に衝突リスクが所定値以上である他車両等の障害物が検出された場合に、ユーザ(ドライバ)に障害物の存在を知らせるとともに、障害物の方向にユーザの視線を誘導するものである。
図1は、実施形態の情報出力装置の構成を示すブロック図である。
情報出力装置1は、後側方画像処理ユニット10、後方カメラ11、左後側方カメラ12、右後側方カメラ13、ステレオカメラ処理ユニット20、左前方カメラ21、右前方カメラ22、環境認識ユニット30、左後側方レーダ31、右後側方レーダ32、ドライバモニタリングユニット40、ドライバモニタリングカメラ41、警報出力ユニット50、HUD装置60、LCD70、音声出力装置80等を有して構成されている。
後側方画像処理ユニット10は、後方カメラ11、左後側方カメラ12、右後側方カメラ13の出力信号を処理し、画像データとして出力するデジタル信号処理装置である。
後側方画像処理ユニット10が出力する映像信号は、環境認識ユニット30に伝達される。
後方カメラ11、左後側方カメラ12、右後側方カメラ13は、車両周囲の状況を動画撮影して映像信号をリアルタイム出力するものであり、CMOS等の固体撮像素子及びその駆動装置、レンズ等を備えている。
図2は、実施形態の情報出力装置における後側方カメラ等の配置を示す模式的斜視図である。
後方カメラ11は、車体Bの後端部における車幅方向中央部に、光軸方向を車両後方側に向けて配置される。
左後側方カメラ12は、車体Bの左側面部に、光軸方向を後方側かつ車幅方向外側に向けて配置されている。
左後側方カメラ12は、例えば、サイドミラー130に隣接した箇所に配置される。
左後側方カメラ12の視野(撮像可能範囲)F12は、後方カメラ11の視野F11と部分的にラップし、自車両の後方から左側方に至る範囲の全てが少なくともいずれかのカメラによって、実質的に死角がないように撮像されるようになっている。
右後側方カメラ13(図2においては不図示)は、左後側方カメラ12と実質的に左右対称に配置されている。
ステレオカメラ処理ユニット20は、左前方カメラ21、右前方カメラ22がそれぞれ撮像した映像に公知のステレオカメラ処理を施し、自車両前方の物体及びその自車両からの距離を検出するものである。
ステレオカメラ処理ユニット20の出力は、環境認識ユニット30に伝達される。
左前方カメラ21、右前方カメラ22は、車両前方の状況を動画撮影して映像信号をリアルタイム出力するものであり、CMOS等の固体撮像素子及びその駆動装置、レンズ等を備えている。
左前方カメラ21、右前方カメラ22は、例えば、車室内におけるフロントウインドウガラス上端部付近に、左右方向に離間して配置されている。
環境認識ユニット30は、後側方画像処理ユニット10、ステレオカメラ処理ユニット20、左後側方レーダ31、右後側方レーダ32等から提供される情報に基づいて、自車両周囲の環境を認識するものである。
環境認識ユニット30は、後側方画像処理ユニット10、ステレオカメラ処理ユニット20、左後側方レーダ31、右後側方レーダ32と協働して、本発明にいう環境認識手段及び注視対象物設定手段として機能する。
ここで、認識される環境として、自車両が走行する自車両走行車線の車線形状、自車両走行車線に隣接する隣接車線の車線形状、自車両の周囲を走行する他車両、歩行者、建造物(例えば、建物、ガードレール、標識、信号機、橋げた、トンネル、中央分離帯、路側帯等)等の障害物等を含む。
左後側方レーダ31、右後側方レーダ32は、自車両の後側方に存在する他車両等の物体を検出するものである。
左後側方レーダ31、右後側方レーダ32として、例えば、ミリ波レーダを用いることができる。
左後側方レーダ31、右後側方レーダ32は、他車両が存在する場合に自車両に対する他車両の相対位置を検出することが可能であり、この相対位置の推移に基づいて、他車両の自車両に対する相対速度を算出することが可能である。
左後側方レーダ31、右後側方レーダ32は、車体後部における左右(例えばリアバンパ内部等)に配置されている。
ドライバモニタリングユニット40は、ドライバモニタリングカメラ41が撮像した画像に基づいて、ユーザ(手動運転時におけるドライバ)の姿勢、挙動、視線方向等を検出するものである。
ドライバモニタリングカメラ41は、車室内におけるドライバの前方側に設けられている。
ドライバモニタリングユニット40は、本発明にいう視線方向検出手段として機能する。
警報出力ユニット50は、環境認識ユニット30が所定以上の危険度(リスクポテンシャル)を有する障害物を検出した場合に、所定の警報を出力するものである。
環境認識ユニット30は、各センサ類によって検出された他車両等の障害物のそれぞれについて、自車両との衝突リスクの高低を示す指標である危険度の算出を行う。
危険度は、例えば、自車両に接近する方向の相対速度及びその絶対速度が大きいほど大きく設定される。
また、危険度は、自車両に対する距離が小さく、通過が予想される推定軌跡が自車両に対して近い箇所を通過するほど大きく設定される。
環境認識ユニット30は、予め設定された閾値以上の危険度を有する障害物を検出した場合には、その属性、及び、自車両に対する相対位置等に関する情報を、警報出力ユニット50に逐次提供する。
ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置60は、警報出力ユニット50からの指示に応じて、フロントガラス110及びフロントドアガラス120における任意の箇所に、図形、文字等の画像情報を虚像として投影する表示装置である。
LCD70は、車室内においてユーザ(手動運転時におけるドライバ)の前面側に表示された画像表示装置である。
LCD70は、警報出力ユニット50からの指示に応じて、図形、文字等の画像情報を表示する。
LCD70の配置については、後に詳しく説明する。
音声出力装置80は、音声信号生成装置、スピーカ、及び、スピーカ駆動装置等を有し、車室内のユーザに対して警報音等の音声を出力するものである。
図3は、実施形態の情報出力装置を有する車両におけるユーザ視界の一例を示す図である。
図3に示すように、車両は、フロントガラス110、フロントドアガラス120、サイドミラー130、インストルメントパネル140、ステアリングホイール150、Aピラー160、ルーフ170、ルームミラー180等を有する。
フロントガラス110は、ドライバの前方側に配置されている。
フロントガラス110は、実質的に横長の矩形状に形成され、前方が凸となる方向に湾曲した2次曲面ガラスである。
フロントガラス110は、上端部が下端部に対して車両後方側となるように後傾して配置されている。
フロントドアガラス120は、乗員の乗降に用いられる左右フロントドアの上部であって、ドライバの側方に設けられている。
フロントドアガラス120は、昇降式の本体部121、及び、本体部121の前部に設けられた固定式の三角窓部122を有する。
サイドミラー130は、ドライバが左右後方視界を確認するものである。
サイドミラー130は、左右フロントドアのアウタパネルから車幅方向外側に突出している。
ユーザ視界において、サイドミラー130は、例えば、フロントドアガラス120の本体部121の前端部近傍に見えるようになっている。
インストルメントパネル140は、車室内においてフロントガラス110の下方に設けられた内装部材である。
インストルメントパネル140は、各種計器類、表示装置、スイッチ類、空調装置、助手席エアバッグ装置、膝部保護エアバッグ装置等が収容される筐体としても機能する。
インストルメントパネル140は、コンビネーションメータ141、マルチファンクションディスプレイ142、ナビゲーション装置ディスプレイ143等が設けられる。
コンビネーションメータ141は、運転席の正面に設けられ、速度計、エンジン回転計、距離計などの各種計器類をユニット化したものである。
コンビネーションメータ141には、LCD70が内蔵されている。
マルチファンクションディスプレイ142は、インストルメントパネル140の車幅方向中央部における上部に設けられた例えばLCD等の画像表示手段である。
ナビゲーション装置ディスプレイ143は、インストルメントパネル140の車幅方向中央部における下部に設けられている。
ステアリングホイール150は、ドライバが手動運転時に操舵操作を入力する環状の操作部材である。
ステアリングホイール150は、ドライバの前方に実質的に正対して設けられる。
コンビネーションメータ141は、ユーザ視界において、ステアリングホイール150の上半部における内径側から目視可能となっている。
Aピラー160は、フロントガラス110の側端部及びフロントドアガラス120の前端部に沿って配置された柱状の車体構造部材である。
Aピラー160の車室内側の面部は、樹脂製のピラートリムによってカバーされている。
ルーフ170は、フロントガラス110の上端部から後方にのびて形成されている。
ルーフ170の車室内側の面部は、樹脂製のルーフトリムによってカバーされている。
ルーフ170の車幅方向中央部における前端部には、左前方カメラ21、右前方カメラ22が収容されるステレオカメラ収容部171が設けられている。
ルームミラー180は、車室内に設けられた後方確認用のミラーである。
ルームミラー180は、図示しないステーを介してフロントガラス110の車幅方向中央部における上端部近傍に設けられている。
以下、実施形態の情報出力装置の動作について説明する。
図4は、実施形態の情報出力装置の動作を示すフローチャートである。
以下、ステップ毎に順を追って説明する。
<ステップS01:リスク対象物検出判断>
環境認識ユニット30は、所定の閾値以上の危険度を有する障害物であるリスク対象物(注視対象物)を検出したか否かを判別する。
リスク対象物を検出した場合はステップS02に進み、リスク対象物を検出しない場合は一連の処理を終了(リターン)する。
<ステップS02:視線方向検出>
ドライバモニタリングユニット40は、ユーザ(手動運転時におけるドライバ)が現在注視している方向である視線方向を検出する。
検出された視線方向に関する情報は、警報出力ユニット50に伝達される。
その後、ステップS03に進む。
<ステップS03:注意喚起表示開始>
警報出力ユニット50は、HUD装置60に、フロントガラス110上におけるユーザの視線方向上又はその近傍に、警報表示である注意喚起表示Mの表示を開始させる。
注意喚起表示Mは、環境認識ユニット30が検出したリスク対象物の方向及び属性を、記号や文字等によって表示したものである。
図5は、実施形態の情報出力装置におけるリスク対象物検出時の状態におけるユーザ視界の一例を示す図である。
注意喚起表示Mは、例えば、リスク対象物の方向を示す矢印、及び、リスク対象物の属性を示す文字列を有して構成されている。
文字列は、例えば、「後続車急接近」というテキストを含む。
また、このときLCD70にも、注意喚起表示Mと実質的に同様の情報が画像表示される。
その後、ステップS04に進む。
<ステップS04:音声出力開始>
音声出力装置80は、例えばブザー音や、合成された音声等の所定の警報音の出力を開始する。
その後、ステップS05に進む。
<ステップS05:危険度判断>
警報出力ユニット50は、環境認識ユニット30がリスク対象物について算出した危険度を予め設定された閾値と比較する。
危険度が閾値以上である場合は、緊急性を有し、ユーザの視線を直ちに誘導する必要性が高いものとして、ステップS08に進む。
危険度が閾値未満である場合は、ユーザが注意喚起表示Mを確実に認識してから視線誘導を開始するため、ステップS06に進む。
<ステップS06:表示開始後所定時間経過判断>
警報出力ユニット50は、ステップS03において注意喚起表示Mの表示を開始してからの経過時間を計時するタイマ手段のタイマ値を、所定の閾値と比較することによって、表示開始後の時間が所定時間(例えば1秒〜数秒程度)を経過したか否かを判別する。
表示開始後の時間が所定時間を経過している場合はステップS08に進み、経過していない場合はステップS07に進む。
<ステップS07:タイマカウントアップ>
警報出力ユニット50は、タイマ手段のタイマ値を所定値だけ加算し、ステップS06に戻って以降の処理を繰り返す。
<ステップS08:注意喚起表示移動>
警報出力ユニット50は、HUD装置60に指令を出し、注意喚起表示Mを、リスク対象物が現在存在する方向へ、連続的かつ徐々に移動させる。
図6は、実施形態の情報出力装置におけるリスク対象物検出時の状態におけるユーザ視界の他の例を示す図である。
図6においては、リスク対象物が自車両に対して左側に存在する場合を示しており、注意喚起表示Mは、図5に示す状態から左側へ連続的に移動している。
図6において、注意喚起表示Mの移動軌跡(履歴)の一部を、破線により図示している。
注意喚起表示Mを移動させることによって、ユーザの視線もリスク対象物の方向へ誘導される。
例えばリスク対象物が自車両の側方に存在する場合は、注意喚起表示Mは、フロントドアガラス120まで移動する場合もあり得る。
その後、ステップS09に進む。
<ステップS09:視線方向乖離判断>
警報出力ユニット50は、ドライバモニタリングユニット40が遂次検出するユーザの視線方向が、注意喚起表示Mの方向から乖離しているか否か(視線方向が注意喚起表示Mに追従しているか否か)を判別する。
ユーザの視線方向が注意喚起表示Mの方向から所定以上乖離している場合(視線方向が注意喚起表示Mに追従していない場合)はステップS10に進み、その他の場合はステップS11に進む。
<ステップS10:音声出力ボリュームアップ>
警報出力ユニット50は、音声出力装置80に指示を出し、警報音の音量を増大させる。
これによって、ユーザは、視線方向が注意喚起表示Mから離れたことを認識し、視野内において注意喚起表示Mを探す。
その後、ステップS11に進む。
<ステップS11:リスク対象物方向到達判断>
警報出力ユニット50は、HUD装置60により表示されている注意喚起表示Mが、ユーザの視点から見たリスク対象物の方向と実質的に重畳するか、あるいは隣接する位置まで移動したか否か(リスク対象物の方向に到達したか否か)を判別する。
注意喚起表示Mがリスク対象物の方向に到達していない場合は、ステップS08に戻り一連の処理を繰り返す。
注意喚起表示Mがリスク対象物の方向に到達している場合は、一連の処理を終了(リターン)する。
その後、注意喚起表示Mは、リスク対象物の危険度が所定値以下まで低下した後に消去される。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)リスク対象物の検出時に、注意喚起表示Mを先ずユーザの視線方向に表示することによって、ユーザに迅速に注意喚起を促すことができる。
その後、注意喚起表示Mをリスク対象物が存在する方向に近づくよう移動させることによって、ユーザの視線方向をリスク対象物の方向に誘導し、注視すべき方向を直感的にユーザに伝達することができる。
(2)注意喚起表示Mの表示開始後、所定時間が経過してから注意喚起表示Mの移動を開始することによって、ユーザが注意喚起表示Mに気付かない状態で注意喚起表示Mが移動を開始することを防止し、より確実にユーザの視線をリスク対象物へ誘導することができる。
(3)リスク対象物の危険度が高く緊急性を有する場合には、表示開始後直ちに注意喚起表示Mを移動させ、迅速に視線の誘導を開始することによって、視線の誘導が間に合わなくなる事態を回避できる。
(4)注意喚起表示Mがリスク対象物の属性に関する文字情報を含むことによって、ユーザが視線誘導に先立って注意喚起表示Mの認識と同時にリスク対象物の属性を把握することができ、迅速な対処を促すことができる。
(5)ユーザの前面に設けられたLCD70にも注意喚起表示Mと実質的に同様の内容を表示することによって、ユーザが前方を目視している際に迅速にリスク対象物の属性を認識させることができ、迅速な対処を促すことができる。
(6)ユーザの視線方向が注意喚起表示Mから乖離した場合に警報音の音量を増大することによって、ユーザの視線方向が注意喚起表示Mに追従していないことをユーザに認識させ、より確実にユーザの視線誘導を行うことができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)情報出力装置やこれが搭載される車両の構成は、上述した実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
例えば、カメラ、レーダ等のセンサ類の種類や個数、配置等は、適宜変更することができる。
また、各ユニットの構成も特に限定されず、実施形態において複数のユニットにより実現している機能を、単一のユニットに集約してもよい。逆に、実施形態において単一のユニットにより実現している機能を、複数のユニットにより実現してもよい。
(2)実施形態における注意喚起表示の表示態様は一例であって、適宜変更することができる。
例えば、リスク対象物が車両である場合に、その車種を記号、イラスト、文字等により表示してもよい。
(3)実施形態においては、注意喚起表示の表示開始後、所定時間の経過後にユーザが注意喚起表示を認識したものとして注意喚起表示の移動を開始しているが、これに代えて、例えばドライバモニタリング装置によって検出されるユーザの挙動に基づいて、注意喚起表示の移動を開始してもよい。
例えば、注意喚起表示を目視した後のユーザの視線方向や頭部の動きの検出結果に応じて、ユーザが注意喚起表示を認識したものと判断し、注意喚起表示を移動させるようにしてもよい。
(4)実施形態において、注意喚起表示は、例えばフロントガラス上に表示されるが、これに限らず、ユーザの視線方向が向けられ得るあらゆる部分に注意喚起表示を表示させることができる。
例えば、サイドドアガラスや、インストルメントパネル、ピラートリム、ルーフトリム、シートや、ステアリングホイール等に注意喚起表示を投影してもよい。
(5)実施形態において、リスク対象物の検出は自車両に搭載されたカメラ、レーダ等によって行っているが、これに限らず、路車間通信や車車間通信等の他の手段によってリスク対象物を検出してもよい。
(6)実施形態においては、注意喚起表示Mを連続的に移動させているが、これに限らず、例えば段階的に移動させてもよい。また、注意喚起表示Mの大きさや内容等の表示態様を、移動に伴い逐次変化させてもよい。
1 情報出力装置 10 後側方画像処理ユニット
11 後方カメラ 12 左後側方カメラ
13 右後側方カメラ 20 ステレオカメラ処理ユニット
21 左前方カメラ 22 右前方カメラ
30 環境認識ユニット 31 左後側方レーダ
32 右後側方レーダ
40 ドライバモニタリングユニット 41 ドライバモニタリングカメラ
50 警報出力ユニット 60 HUD装置
70 LCD 80 音声出力装置
110 フロントガラス 120 フロントドアガラス
121 本体部 122 三角窓部
130 サイドミラー 140 インストルメントパネル
141 コンビネーションメータ
142 マルチファンクションディスプレイ
143 ナビゲーション装置ディスプレイ
150 ステアリングホイール 160 Aピラー
170 ルーフ 171 ステレオカメラ収容部
180 ルームミラー
M 注意喚起表示
B 車体
F11 後方カメラの視野 F12 左後側方カメラの視野

Claims (8)

  1. 車両に設けられウインドウガラスを含む所定の範囲に注意喚起表示を表示する情報出力装置であって、
    自車両周辺の環境を認識する環境認識手段と、
    前記環境認識手段の認識結果に基づいてユーザが注視すべき注視対象物を設定する注視対象物設定手段と、
    前記ユーザの視線方向を検出する視線方向検出手段と、
    前記注視対象物設定手段が前記注視対象物を設定した後に、前記注意喚起表示を先ず前記ユーザの視線方向に表示し、その後前記注意喚起表示を前記注視対象物が存在する方向に近づくよう移動させる表示手段と
    を備えることを特徴とする情報出力装置。
  2. 前記注意喚起表示を前記ユーザが認識したか判別するユーザ認識判別手段を備え、
    前記表示手段は、前記ユーザ認識判別手段が前記ユーザによる前記注意喚起表示の認識を判別してから前記注意喚起表示の移動を開始すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
  3. 前記ユーザ認識判別手段は、前記表示装置が前記注意喚起表示の表示を開始してから所定時間の経過後に前記ユーザが前記注意喚起表示を認識したと判別すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報出力装置。
  4. 前記ユーザ認識判別手段は、前記ユーザの挙動を検出するユーザ挙動検出手段を備え、
    前記ユーザの挙動に基づいて前記ユーザが前記注意喚起表示を認識したと判別すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報出力装置。
  5. 前記環境認識手段は前記注視対象物の危険度を判定する機能を有し、
    前記表示手段は、前記注視対象物の危険度が所定値以上である場合には、前記ユーザ認識判別手段の判別結果に関わらず前記注意喚起表示の移動を開始すること
    を特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の情報出力装置。
  6. 前記注意喚起表示は、前記注視対象物の属性に関する情報を示す文字又は記号を含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報出力装置。
  7. 前記表示手段は、前記注意喚起表示が表示されたときに前記注視対象物の属性に関する情報を前記ユーザの前方側に表示する画像表示装置を有すること
    を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の情報出力装置。
  8. 前記視線方向検出手段は前記注意喚起表示の移動中に前記ユーザの視線方向を検出する機能を有し、
    前記注意喚起表示の移動中に前記ユーザの視線方向が前記注意喚起表示の移動方向から乖離した際に音声により報知する音声出力手段を有すること
    を特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の情報出力装置。
JP2017070021A 2017-03-31 2017-03-31 情報出力装置 Pending JP2018173716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070021A JP2018173716A (ja) 2017-03-31 2017-03-31 情報出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070021A JP2018173716A (ja) 2017-03-31 2017-03-31 情報出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018173716A true JP2018173716A (ja) 2018-11-08

Family

ID=64106689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017070021A Pending JP2018173716A (ja) 2017-03-31 2017-03-31 情報出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018173716A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020111140A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム
WO2020152737A1 (ja) * 2019-01-21 2020-07-30 三菱電機株式会社 情報提示装置及び情報提示制御方法、並びにプログラム及び記録媒体
JP2020194499A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社デンソー 情報提示装置、情報提示方法および情報提示プログラム
JP2021036367A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 ダイハツ工業株式会社 情報表示システム
JP2021039554A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 株式会社デンソー 車両用注視誘導装置
WO2021153454A1 (en) 2020-01-29 2021-08-05 Ricoh Company, Ltd. Image display apparatus, image display method, program, and non-transitory recording medium
JP2021117702A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 株式会社リコー 車載表示装置およびプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019491A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Mazda Motor Corp 車両の表示装置
JP2008162550A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Toyota Motor Corp 外部環境表示装置
JP2016091055A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 株式会社デンソー 車載注意喚起システム、報知制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019491A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Mazda Motor Corp 車両の表示装置
JP2008162550A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Toyota Motor Corp 外部環境表示装置
JP2016091055A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 株式会社デンソー 車載注意喚起システム、報知制御装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7270183B2 (ja) 2019-01-10 2023-05-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム
JP2020111140A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム
CN113316529A (zh) * 2019-01-21 2021-08-27 三菱电机株式会社 信息提示装置和信息提示控制方法、以及程序和记录介质
WO2020152737A1 (ja) * 2019-01-21 2020-07-30 三菱電機株式会社 情報提示装置及び情報提示制御方法、並びにプログラム及び記録媒体
JPWO2020152737A1 (ja) * 2019-01-21 2021-09-09 三菱電機株式会社 情報提示装置及び情報提示制御方法、並びにプログラム及び記録媒体
WO2020241259A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社デンソー 情報提示装置、情報提示方法および情報提示プログラム
JP7226104B2 (ja) 2019-05-30 2023-02-21 株式会社デンソー 情報提示装置、情報提示方法および情報提示プログラム
JP2020194499A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社デンソー 情報提示装置、情報提示方法および情報提示プログラム
US11752939B2 (en) 2019-05-30 2023-09-12 Denso Corporation Information presentation device, information presentation method and program product for presenting information
JP2021036367A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 ダイハツ工業株式会社 情報表示システム
JP7344051B2 (ja) 2019-08-30 2023-09-13 ダイハツ工業株式会社 情報表示システム
JP2021039554A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 株式会社デンソー 車両用注視誘導装置
JP7287199B2 (ja) 2019-09-03 2023-06-06 株式会社デンソー 車両用注視誘導装置
JP2021117702A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 株式会社リコー 車載表示装置およびプログラム
WO2021153454A1 (en) 2020-01-29 2021-08-05 Ricoh Company, Ltd. Image display apparatus, image display method, program, and non-transitory recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018173716A (ja) 情報出力装置
US8350686B2 (en) Vehicle information display system
KR101895485B1 (ko) 운전 보조 장치 및 그 제어 방법
JP6346614B2 (ja) 情報表示システム
JP5169884B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
CN107111955B (zh) 操作控制装置
JP4825868B2 (ja) 車両用警報装置
US20140247160A1 (en) Systems and methods for traffic signal warning
JP4867463B2 (ja) 運転支援装置
US20170043720A1 (en) Camera system for displaying an area exterior to a vehicle
JP6649914B2 (ja) 画像表示装置
US10836311B2 (en) Information-presenting device
JP2008269580A (ja) 車両用情報提供装置
JP6448714B2 (ja) 情報表示システム
JP2001084496A (ja) 交差点情報提供装置
KR101768115B1 (ko) 컨트롤 패드, 그를 가지는 차량 및 그 제어 방법
US11794768B2 (en) Safety confirmation support device, safety confirmation support method, and safety confirmation support program
JP3890598B2 (ja) 車両用情報提供装置、車両用情報提供方法及び車両用情報提供プログラム
JP6878109B2 (ja) 画像表示装置
JP7308465B2 (ja) 車載用画像表示装置及び車両
JP7236656B2 (ja) 衝突軽減装置及び車両
JP6105513B2 (ja) 車両制御装置、及び車載用画像表示装置
JP2019038373A (ja) 視認補助装置
JP5097686B2 (ja) 車両用警報装置
JP2009146141A (ja) 走行支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200923

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210427