JP2018173637A - ホーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異音の発生を抑制できる。【解決手段】ダイヤフラムを振動させることにより発生した音を共鳴器により共鳴させるホーン装置であって、前記ダイヤフラムを振動させる制御部と、温度測定部と、前記ダイヤフラムを振動させるための電圧値を測定する電圧測定部と、を備え、前記制御部は、前記温度測定部で測定された温度、及び前記電圧測定部で測定された電圧値の少なくともいずれかに応じて前記ダイヤフラムを振動させる振動周波数を共振周波数からずらすことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ホーン装置に関する。
特許文献1には、通電により発生した電磁石の磁力によりダイヤフラムを所定の振動数で振動させ、振動により発生した音を共鳴器により共鳴させて発音するホーン装置が開示されている。
特開2017−9624号公報
ところで、従来のホーン装置では、低温時において、電磁石を構成するコイルの抵抗値が減少し、コイルに電流が多く流れる。これにより、電磁石の吸引力が増大してしまう。したがって、固定鉄心と可動鉄心とが衝突し、異音が発生してしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、異音の発生を抑制可能なホーン装置を提供することである。
本発明の一態様は、ダイヤフラムを振動させることにより発生した音を共鳴器により共鳴させるホーン装置であって、前記ダイヤフラムを振動させる制御部と、前記ホーン装置内の温度を測定する温度測定部と、前記ダイヤフラムを振動させるための電圧値を測定する電圧測定部と、を備え、前記制御部は、前記温度測定部で測定された温度、及び前記電圧測定部で測定された電圧値の少なくともいずれかに応じて前記ダイヤフラムを振動させる振動周波数を共振周波数からずらすことを特徴とするホーン装置である。
本発明の一態様は、上述のホーン装置であって、前記制御部は、前記温度測定部で測定された温度、及び前記電圧測定部で測定された電圧値の少なくともいずれかに応じて前記ダイヤフラムを振動させる振動周波数を所定値のみ低下させる。
本発明の一態様は、上述のホーン装置であって、前記制御部は、前記温度測定部で測定された温度が低温の温度範囲内であると判定した場合、及び前記電圧測定部で測定された電圧値が高電圧の電圧範囲内であると判定した場合の少なくともいずれかの場合に、前記ダイヤフラムを振動させる振動周波数を所定値のみ低下させる。
以上説明したように、本発明によれば、異音の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るホーン装置Aの概略構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る共鳴器1の外観図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置28の概略構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るコイル24の通電制御の動作のフロー図である。 本発明の一実施形態に係る電圧測定部で測定された電圧値に応じてダイヤフラムの振動周波数を変更することを説明する図である。 本発明の一実施形態に係る温度測定部で測定された温度に応じてダイヤフラムの振動周波数を変更することを説明する図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」、「有する」や「備える」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
以下、本発明の一実施形態に係るホーン装置を、図面を用いて説明する。本発明の一実施形態に係るホーン装置は、例えば、自動車等の車両の前方側に搭載され、警報音を発生するものである。
図1は、本発明の一実施形態に係るホーン装置Aの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、ホーン装置Aは、共鳴器1及びホーン本体部2を備える。
共鳴器1は、ホーン本体部2に取り付けられている。共鳴器1は、ホーン本体部2が発生する音を共鳴させて外部に発音する。
図2は、本発明の一実施形態に係る共鳴器1の外観図である。
図2に示すように、共鳴器1は、音道部10を備えている。
音道部10は、渦巻き形状に形成されている。音道部10は、壁11及び出音口12を備える。
壁11は、断面が略U字形状で、かつ所定の厚み寸法の囲い壁である。この壁11の内側には、通路が形成されている。この通路は、ホーン本体部2で発生した音が通過するように形成されている。
音道部10における渦巻き形状の中心部分には、ホーン本体部2で発生した音が入音する入音口(不図示)が設けられている。
出音口12は、音道部10の出口側に設けられたラッパ状の開口部である。
上述した構成により、ホーン本体部2で発生した音は、共鳴器1の入音口から音道部10を通って共鳴し、所定の音圧レベルに増幅される。そして、増幅された音は、共鳴器1の出音口12から外部に発音される。
図1に戻り、本発明の一実施形態に係るホーン本体部2の構成について、説明する。 ホーン本体部2は、ケース20、ダイヤフラム21、可動鉄心22、固定鉄心23、コイル24、カバー25、空気振動室(チャンバ)26、空気流路27及び制御装置28を備える。
ケース20には、ダイヤフラム21、可動鉄心22、固定鉄心23、コイル24、カバー25、空気振動室(チャンバ)26、空気流路27及び制御装置28が収納されている。
ダイヤフラム21は、ケース20の開口部を塞ぐように設けられている。ダイヤフラム21は、例えば、薄い鋼板をプレス加工等することで略円盤形状に形成される。ダイヤフラム21の中心部分には可動鉄心22が固定されている。例えば、ダイヤフラム21は、共鳴器1にワッシャWで締結されることで固定されている。
可動鉄心22は、磁性材料により円柱形状に形成されている。可動鉄心22は、一端がダイヤフラムに固定され、他端が固定鉄心23と対向して配置される。ここで、可動鉄心22の軸心と固定鉄心23の軸心とは、それぞれ一致している。すなわち、可動鉄心22及び固定鉄心23は互いに同軸上に配置されている。
固定鉄心23は、コイル24の中心に配置されている。すなわち、固定鉄心23とコイル24とは電磁石として構成される。また、固定鉄心23は、ケース20に固定されている。
コイル24は、導電材料により形成され、所定の巻数で巻装されている。コイル24は、制御装置28に電気的に接続されている。
カバー25は、ケース20に固定されている。カバー25の外周部分は、ケース20の外周部分及びダイヤフラム21の外周部分の双方に締結されている。
空気振動室26は、カバー25とダイヤフラム21との間に形成される。
空気流路27は、カバー25とワッシャWとの間に形成されている。空気流路27は、ダイヤフラム21の振動に伴って、空気振動室26からの空気が流通するようになっている。
制御装置28は、コイル24に通電することで、コイル24の中心に配置された固定鉄心23が電磁石となって磁力を発生させる。
以下に、本発明の一実施形態に係る発音方法について、説明する。
制御装置28は、コイル24に所定の周波数foutで通電制御することで発生した磁力により、可動鉄心22を往復運動させてダイヤフラム21を振動させる。これにより、カバー25とダイヤフラム21との間に形成された環状の空気振動室26の容積が増減する。これにより、空気流路27に空気の流れが発生する。このように、ダイヤフラム21は、所定の周波数foutで振動し、この振動が音となって空気流路27から発音される。なお、この所定の周波数foutが、共鳴周波数fcと略同一である場合には、音圧が最大となる。なお、共鳴周波数fcは、共鳴器1の形状や材質によって決定される値である。ただし、この共鳴周波数fcは、ホーン装置Aの周囲温度によって変動する。
以下に、本発明の一実施形態に係る制御装置28の構成について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、制御装置28は、温度測定部30、電圧測定部31、電源装置32、駆動部33、制御部34及び記憶部35を備える。
温度測定部30は、ホーン装置Aの周囲の温度Tを測定する。例えば、温度測定部30は、制御装置28内に設けられている。そして、温度測定部30は、制御装置28内の温度Tを測定する。温度測定部30は、測定した温度Tを制御部34に出力する。
電圧測定部31は、ダイヤフラム21を振動させるための電圧値Vbを測定する。例えば、電圧測定部31は、電源装置32から出力される電圧値Vbを測定する。ここで、電圧値Vbは、コイル24に印加される電圧でもよい。電圧測定部31は、測定した電圧Vbを制御部34に出力する。
電源装置32は、制御装置28の各部に電力を供給する。例えば、電源装置32は、バッテリである。例えば、電源装置32は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。
駆動部33は、制御部34から出力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいて、電源装置32からの直流電力を交流電力に変換し、その変換した電力をコイル24に出力する。これにより、コイル24に通電される。
制御部34は、駆動部33にPWM信号を出力することで、コイル24に通電させ、所定の周波数でダイヤフラム21を振動させる。この場合に、制御部34は、温度測定部30で測定された温度Tに応じてダイヤフラム21を振動させる周波数を変更する。ここで、ダイヤフラム21が振動する周波数(以下、「振動周波数」)とは、PWM信号の周波数foutである。ここで、制御部34の特徴の一つは、温度測定部30で測定された温度Tが、低温の温度範囲内にある場合(例えば−30度以下)には、ダイヤフラム21を振動させる振動周波数をダイヤフラム21の振幅が一番大きくなる周波数である共振周波数fcからずらす点である。
具体的には、制御部34は、温度測定部30で測定された温度Tが、通常の温度範囲(第1温度閾値Tth1以上、且つ第2温度閾値Tth2未満)である場合には、周波数foutを、PWM信号の周波数の初期値である周波数f0に設定する。ここで、この周波数f0は、通常の温度範囲における共鳴周波数fcである。
一方、制御部34は、温度測定部30で測定された温度Tが、低温の温度範囲(第1温度閾値未満)である場合には、周波数foutを、周波数f0に対して所定の周波数fxを減算した値(f0−fx)に設定する。
このように、制御部34は、ホーン装置Aの周囲温度が低温になることでコイル24に流れる電流値が増加した場合に、振動周波数を共振周波数fcからずらすことでダイヤフラム21の振幅を抑制する。これにより、制御部34は、可動鉄心22と固定鉄心23とが衝突することを防止することができ、異音の発生を抑制可能となる。
また、制御部34は、電圧測定部31により測定された電圧値Vbに応じてダイヤフラム21を振動させる周波数を変更する。ここで、制御部34の特徴の一つは、電圧測定部31により測定された電圧値Vbが、高電圧の電圧範囲内にある場合(例えば15V以上)には、ダイヤフラム21を振動させる振動周波数を共振周波数fcからずらす点である。
具体的には、制御部34は、電圧測定部31により測定された電圧値Vbが、通常の電圧範囲(第1電圧閾値Vth1以上、且つ第2電圧閾値Vth2未満)である場合には、周波数foutを、PWM信号の周波数の初期値である周波数f0に設定する。
一方、制御部34は、電圧測定部31により測定された電圧値Vbが、高電圧の電圧範囲(第2温度閾値Tth2以上)である場合には、周波数foutを、周波数f0に対して所定の周波数fxを減算した値(f0−fx)に設定する。
このように、制御部34は、電源装置32から出力される電圧が高電圧の電圧範囲内になることでコイル24に流れる電流値が増加した場合に、振動周波数を共振周波数fcからずらすことでダイヤフラム21の振幅を抑制する。これにより、制御部34は、可動鉄心22と固定鉄心23とが衝突することを防止することができ、異音の発生を抑制可能となる。なお、制御部34は、ホーン装置Aの周囲温度(例えば、温度T)が低温になることでコイル24に流れる電流値が増加した場合に、振動周波数を共振周波数fcからずらすことでダイヤフラム21の振幅を抑制してもよい。
以下に、本実施形態に係るコイル24の通電制御の動作について、図4を用いて説明する。
まず、制御部34は、周波数foutを初期値である周波数f0に設定する。また、制御部34は、デューティ比Doutを初期値であるデューティ比D0に設定する(ステップS101)。ここで、制御部34は、外部から警報信号を取得した場合には、設定した周波数fout及びデューティ比DoutのPWM信号を生成し、その生成したPWM信号を駆動部33に出力する。これにより、制御部34は、コイル24に通電させ、周波数f0でダイヤフラム21を振動させることで、共鳴器1の出音口12から外部に発音される。
次に、制御部34は、温度測定部30から温度Tを取得する(ステップS102)。
制御部34は、取得した温度Tが低温の温度範囲内か否かを判定する(ステップS103)。例えば、制御部34は、取得した温度Tが第1温度閾値Tth1未満であると判定した場合に、取得した温度Tが低温の温度範囲内であると判定する。一方、制御部34は、取得した温度Tが第1温度閾値Tth1以上である判定した場合には、その温度Tが低温の温度範囲内ではないと判定する。なお、この第1温度閾値Tth1は、コイル24にPWM信号が出力された場合に、固定鉄心と可動鉄心とを衝突させる吸引力を電磁石に発生可能な電流値がコイル24に流れるときのコイル24の温度に応じて設定される。
制御部34は、取得した温度Tが低温の温度範囲内ではないと判定した場合には、電圧測定部31から電圧値Vbを取得する(ステップS104)。
制御部34は、電圧測定部31から取得した電圧値Vbが高電圧の電圧範囲内か否かを判定する(ステップS105)。例えば、制御部34は、取得した電圧値Vbが第2電圧閾値Vth2以上であると判定した場合に、その取得した電圧値Vbが高電圧の電圧範囲内であると判定する。一方、制御部34は、取得した電圧値Vbが第2電圧閾値Vth2未満であると判定した場合には、その電圧値Vbが高電圧の電圧範囲内ではないと判定する。なお、この第2電圧閾値Vth2は、固定鉄心と可動鉄心とを衝突させる吸引力を電磁石に発生可能な電流値がコイル24に流れるときの、コイル24に印加される電圧又は電源装置32の出力電圧に応じて設定される。
制御部34は、取得した電圧値Vbが高電圧の電圧範囲内ではないと判定した場合には、共振周波数fcと略同値の周波数foutを周波数f0に設定する(ステップS106)。
一方、制御部34は、取得した電圧値Vbが高電圧の電圧範囲内であると判定した場合には、図5に示すように、周波数foutを、周波数f0に対して所定の周波数fxを減算した値(f0−fx)に設定する(ステップS107)。これにより、制御部34は、電圧値Vbが高電圧の電圧範囲内であると判定した場合には、振動周波数を共振周波数fcからずらすことでダイヤフラム21の振幅を抑え、異音を防止することができる。なお、図5に示すように、電圧値Vbが高電圧になると、共振周波数fcが高くなる。
制御部34は、ステップS103の処理において、取得した温度Tが低温の温度範囲内であると判定した場合には、周波数foutを、周波数f0に対して所定の周波数fxを減算した値(f0−fx)に設定する(ステップS108)。これにより、制御部34は、温度Tが低温の温度範囲内であると判定した場合には、振動周波数を共振周波数fcからずらすことでダイヤフラム21の振幅を抑え、異音を防止することができる。なお、図6(a)に示す常温時におけるダイヤフラム21の周波数特性と図6(b)に示す低温時におけるダイヤフラム21の周波数特性とを比較して、常温よりも低温時の共振周波数fcが高くなる。
上述したように、本発明の一実施形態に係るホーン装置Aは、温度測定部30で測定された温度T、及び電圧測定部31で測定された電圧値Vbの少なくともいずれかに応じてダイヤフラム21を振動させる振動周波数を共振周波数fcからずらすことを特徴とする。これにより、ホーン装置Aは、電磁石の吸引力が増大することによる固定鉄心23と可動鉄心22とが衝突することで異音が発生することを抑制することができる。
具体的には、ホーン装置Aの制御部34は、温度測定部30で測定された温度Tが低温と判定した場合、及び電圧測定部31で測定された電圧値Vbが高電圧と判定した場合の少なくともいずれかの場合に、ダイヤフラム21を振動させる振動周波数(fout)を所定値fxのみ低下させる。
上述した実施形態に係る制御部34をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
A ホーン装置
1 共鳴器
2 ホーン本体部
20 ケース
21 ダイヤフラム
22 可動鉄心
23 固定鉄心
24 コイル
25 カバー
26 空気振動室(チャンバ)
27 空気流路
28 制御装置
30 温度測定部
31 電圧測定部
32 電源装置
33 駆動部
34 制御部
35 記憶部

Claims (3)

  1. ダイヤフラムを振動させることにより発生した音を共鳴器により共鳴させるホーン装置であって、
    前記ダイヤフラムを振動させる制御部と、
    前記ホーン装置内の温度を測定する温度測定部と、
    前記ダイヤフラムを振動させるための電圧値を測定する電圧測定部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記温度測定部で測定された温度、及び前記電圧測定部で測定された電圧値の少なくともいずれかに応じて前記ダイヤフラムを振動させる振動周波数を共振周波数からずらすことを特徴とするホーン装置。
  2. 前記制御部は、前記温度測定部で測定された温度、及び前記電圧測定部で測定された電圧値の少なくともいずれかに応じて前記ダイヤフラムを振動させる振動周波数を所定値のみ低下させることを特徴とする請求項1に記載のホーン装置。
  3. 前記制御部は、前記温度測定部で測定された温度が低温の温度範囲内であると判定した場合、及び前記電圧測定部で測定された電圧値が高電圧の電圧範囲内であると判定した場合の少なくともいずれかの場合に、前記ダイヤフラムを振動させる振動周波数を所定値のみ低下させることを特徴とする請求項2に記載のホーン装置。
JP2018064739A 2017-03-30 2018-03-29 ホーン装置 Pending JP2018173637A (ja)

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