JP2018173113A - 高温配管の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して冷却性能を発揮することができる高温配管の冷却構造を提供することを目的とする。【解決手段】断熱材3は、配管2の外周面2aから離間しかつ配管2を被覆する第1断熱材7と、第1断熱材7と隣接して設けられて内周面が配管2の外周面2aと接触する第2断熱材8と、を有する。配管2の外周面2aと第1断熱材7の内周面との間には、溶接部5を取り囲むように空間4が形成されている。第1断熱材7には、空間4に冷却空気を流入する流入孔12及び空間4から冷却空気を排出する排出孔13が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、火力発電プラント、原子力発電プラント、化学プラントなどのプラントで用いられる高温配管の冷却構造に関するものである。
例えば、火力発電プラントでは、ボイラで加熱された水蒸気を蒸気タービンに搬送する配管が多数配置されている。この配管は、金属配管であり、内部に高温で高圧の水蒸気が流動することから、この水蒸気により加熱された高温状態の環境下にある。このような金属配管は、上述した環境下で長時間使用されると、クリープ損傷が進行してクリープボイドが発生し、このクリープボイドがつながることで亀裂が生じ、最終的には破断に至る可能性が高い。
このような配管の破断を防止するため、定期的な非破壊検査によりクリープボイドの成長度合いを分析してクリープ損傷度を導出し、金属配管の余寿命評価を行っている。この場合、一般的に、金属配管は、母材部に比べて溶接部のクリープ損傷リスクが高いことから、主に、この溶接部が検査対象箇所となる。非破壊検査の結果、次の定期検査までの期間におけるクリープ損傷リスクを無視できない場合、プラント全体の運転温度を下げることで、金属配管のメタル温度を下げ、クリープ損傷リスクを低減する対策を講じるが、プラント全体の運転温度を下げると、プラントの運転効率が低下してしまう欠点がある。
このように次の定期検査までの期間におけるクリープ損傷リスクを無視できない場合、金属配管を冷却してメタル温度を低下することで、クリープ損傷リスクを低減する手法が考えられる。このような技術として例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特許第5701349号公報
上述した特許文献1では、高温金属配管の外周部を被覆する断熱材を撤去し、高温金属配管を露出させて高温金属配管を冷却する。しかしながら、高温金属配管が露出しているので、冷却の際に周囲の環境の影響を大きく受けてしまい、冷却性能が安定しない可能性があった。また、例えば、屋外などに設置された高温金属配管に特許文献1の発明を適用した場合、高温配管に直接雨水等が触れないように、別途、雨よけ等の構造が必要であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、安定して冷却性能を発揮することができる高温配管の冷却構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の高温配管の冷却構造は以下の手段を採用する。
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、外周面を断熱材に被覆された高温配管の被冷却部を冷却する高温配管の冷却構造であって、前記断熱材は、前記高温配管の外周面から離間し、かつ該高温配管を被覆する第1断熱材を有し、前記高温配管の外周面と前記第1断熱材の内周面との間には、前記被冷却部を取り囲むように空間が形成され、前記断熱材には、前記空間に冷却媒体を流入する流入部及び前記空間から前記冷却媒体を排出する排出部が形成されている。
上記構成では、高温配管の外周面と第1断熱材の内周面との間に被冷却部を取り囲むように空間が形成され、断熱材に空間内に冷却媒体を流入する流入部及び空間内から冷却媒体を排出する排出部が形成されている。これにより、冷却媒体が流入部から空間内に流入すると、冷却媒体と被冷却部とが熱交換を行うことで被冷却部を冷却する。また、空間内において被冷却部と熱交換を行い昇温した冷却媒体は、排出部を介して空間内から排出される。このように、空間内を冷却媒体が流通することで、高温配管の被冷却部を冷却媒体によって冷却することができる。
また、高温配管の外周面と第1断熱材の内周面との間に空間が形成されているので、被冷却部を冷却する際に、高温配管が設置されている環境の影響を受けにくくすることができる。したがって、高温配管の設置環境の影響を抑制し、安定して冷却性能を発揮することができる。また、降雨等があった場合であっても、雨水等を第1断熱材が遮ることができ、雨水等が被冷却部に至ることを抑制することができる。したがって、別途雨よけの構造等を設ける必要がないので、比較的簡易な構造とすることができる。また、被冷却部が被覆されているので、高温となる高温配管が露出しない構成とすることができるので、安全性を高めることができる。
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、前記断熱材は、前記第1断熱材と隣接して設けられ、内周面が前記高温配管の外周面と接触する第2断熱材を有し、前記第2断熱材は、前記空間に面する空間形成面を有し、前記空間形成面は、前記高温配管の中心軸方向に対して直交する面であって前記被冷却部を通過する直交面に対して、内周端部が外周端部よりも近くなるように形成されていてもよい。
流入部から空間内に流入する冷却媒体の一部は、空間形成面に沿って流れる。上記構成では、空間形成面は、内周端部が外周端部よりも被冷却部に近くなるように形成されている。よって、空間形成面に沿って流れる冷却媒体は、高温配管に向かいつつ被冷却部に近づくように流れる。したがって、流入した冷却媒体が被冷却部に流れ易くなり、好適に被冷却部を冷却することができる。また、被冷却部を冷却したあとの冷却媒体の一部は、空間形成面に沿って、被冷却部から離れつつ第1断熱材に向かうように流れる。したがって、被冷却部を冷却したあとの冷却媒体を、排出部に導きやすくすることができ、好適に冷却媒体を空間内から排出することができる。
なお、流入部または排出部を空間形成面の延長面上に形成した場合には、さらに好適に、冷却媒体の流入または排出を行うことができる。
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、前記第1断熱材の内周面には、前記高温配管側に突出する突出部が形成され、前記突出部は、前記流入部と前記排出部との間に設けられていてもよい。
上記構成では、流入部と排出部との間に突出部が形成されている。これにより、流入部から排出部へと向かう冷却媒体が滞留する空間を低減させ、被冷却部の冷却に寄与しない冷却媒体を低減させることができる。
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、前記流入部は、前記高温配管の中心軸方向に対して直交する面であって前記被冷却部を通過する直交面上に配置されてもよい。
上記構成では、流入部が被冷却部を通過する直交面上に配置されているので、流入部と被冷却部との距離が短くなる。これにより、流入部から空間内に流入した冷却媒体の大部分が、高温配管の被冷却部以外の部分と接触する前に、被冷却部と接触する。したがって、他の部分と熱交換していない冷却媒体によって被冷却部を冷却することができるので、好適に冷却媒体を冷却することができる。
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、前記流入部は、前記高温配管の中心軸方向に対して直交する面であって前記被冷却部を通過する直交面から前記中心軸方向に離れて配置され、前記排出部は、前記直交面を基準として、前記流入部と反対側に配置されていてもよい。
上記構成では、排出部は、直交面を基準として、流入部と反対側に配置されている。これにより、流入部から空間に流入した冷却媒体が、被冷却部を通過して排出部から排出される。したがって、好適に被冷却部を冷却することができる。
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、前記流入部に前記冷却媒体を導くダクトを備えていてもよい。
上記構成では、ダクトによって冷却媒体が流入部に導かれるので、確実に冷却媒体を空間に流入させることができる。また、ダクトによって冷却媒体が流入部に導かれるので、圧力を働かせた冷却媒体を流入部を介して空間内に流入させることができる。したがって、好適に空間内に冷却媒体の流れを形成し、被冷却部を冷却することができる。
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、前記ダクトは、前記断熱材の外周面よりも前記高温配管側に配置されていてもよい。
上記構成では、ダクトが断熱材の外周面よりも高温配管側に配置されている。これにより、ダクトが断熱材の外周面よりも高温配管の半径方向の外側に突出しないので、ダクトを断熱材の外周面よりも半径方向の外側に配置するよりも、コンパクトな構造とすることができる。
本発明によれば、高温配管を冷却することができ、冷却する際に安定して冷却性能を発揮することができる。
本発明の第1実施形態に係る高温配管の冷却構造を示す概略図である。 第1実施形態に係る配管の断面図であり、図1のA−A線が属する面で切断した断面図である。 第1実施形態に係る配管の断面図であり、図1のB−B線が属する面で切断した断面図である。 図1の変形例を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る高温配管の冷却構造を示す概略図である。 第2実施形態に係る配管の断面図であり、図5のC−C線が属する面で切断した断面図である。 第2実施形態に係る配管の断面図であり、図5のD−D線が属する面で切断した図である。 本発明の第3実施形態に係る高温配管の冷却構造を示す概略図である。 第3実施形態に係る配管の断面図であり、図8のE−E線が属する面で切断した断面図である。 第3実施形態に係る配管の断面図であり、図8のF−F線が属する面で切断した断面図である。
以下に、本発明に係る高温配管の冷却構造の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について、図1から図3を用いて説明する。
本実施形態に係る高温配管の冷却構造1における配管2は、例えば、火力発電プラントにて、ボイラで加熱された水蒸気を蒸気タービンに搬送する金属製の配管2であって、内部に流動する高温高圧の水蒸気により加熱された状態にある。また、配管2は、所定の方向に直線状に延び、周方向に沿って溶接部5が設けられている。配管2の外周面2aは、高温高圧の流体温度低下を抑制するために断熱材3で覆われている。
配管2は、高温環境下で長時間使用されると、クリープ損傷が進行してクリープボイドが発生し、このクリープボイドがつながることで亀裂が生じ、最終的には破断に至る可能性がある。この破断を防止するため、配管2には、定期的に非破壊検査が実施され、配管2のクリープボイドの成長度合いを分析してクリープ損傷度を導出し、配管の余寿命評価を行う。次の定期検査までの期間におけるクリープ損傷リスクを無視できない場合、本実施形態に係る冷却構造を適用して、配管2の温度を下げることで、クリープ損傷リスクを低減する。
配管2は、母材部に比べて、他の配管等と接続する溶接部5のクリープ損傷リスクが高いことから、本実施形態では主に、配管2の周方向に沿うように略全域に亘って設けられている溶接部5周辺を冷却対象である被冷却部としている。なお、詳細については後述するが、本実施形態に係る冷却構造1は、溶接部5の近傍において、配管2を被覆する断熱材3の一部を除去等して空間4を形成し、この空間4内に露出した溶接部5を冷却するものである。
本実施形態に係る冷却構造1について図1から図3を用いて詳細に説明する。図1から図3に示すように、冷却構造1は、主に、円筒状の配管2の周方向全域に亘って形成された溶接部5を冷却するものであり、配管2の外周面2aを被覆する円筒状の断熱材3と、この断熱材3の外周面を覆う円筒状の外装板6とを備える。図2及び図3に示すように、配管2と断熱材3と外装板6とは、同心状に配置されている。
図1に示すように、断熱材3は、溶接部5及び溶接部5の近傍を被覆している部分が除去され、溶接部5を取り囲むように空間4が形成されている。また、空間4の半径方向外側方向は、第1断熱材7で塞がれている。すなわち、図1に示すように、断熱材3は、配管2の外周面2aから半径方向外側に所定の距離L1だけ離間する第1断熱材7と、該第1断熱材7と隣接して設けられ、配管2の外周面2aと接触する第2断熱材8と、を有し、第1断熱材7と配管2との間に空間4を形成している。
第2断熱材8は、略円筒状であって、内周面が配管2の外周面2aに固定されている。また、配管2の溶接部5近傍において、第2断熱材8は除去されている。この第2断熱材8の除去された領域が空間4を形成している。第2断熱材8を除去し、空間4内に露出させる配管2の中心軸C1方向の長さXは、配管2内部にかかる引張応力及び圧縮応力が溶接部に悪影響を及ぼさない長さとする。第2断熱材8の空間4に面する空間形成面9は、配管2に近づくにつれて、配管2の中心軸C1方向に対して直交する面であって溶接部5を通過する直交面C2に近づくように湾曲する湾曲面に形成されている。また、第2断熱材8は、空間形成面9の外周端部から、直交面C2から離れるように凹む段部10が形成されている。なお、空間形成面9は、湾曲面でなく、傾斜面であってもよい。
第1断熱材7は、略円筒状であって、中心軸C1方向の端部が、第2断熱材8に形成された段部10に嵌合するように支持されている。第1断熱材7の中心軸C1と直交する方向の長さ(厚さ)は、後述する突出部14以外において、L2とされている。本実施形態において、第1断熱材7が配管2の外周面2aから離間する距離L1と、第1断熱材7の厚さL2とは、4:1の比率となるように設定されている。
第1断熱材7には、空間4に連通する流入孔(流入部)12及び排出孔(排出部)13が形成されている。流入孔12は、図2に示すように、第1断熱材7の周方向に沿って、等間隔に4つ形成されている。また、流入孔12は、図1に示すように、第2断熱材8の空間形成面9の外周方向の略延長面上に形成され、中心軸C1に直交する方向に延びて第1断熱材7及び外装板6を貫通している。なお、流入孔12の数は4つに限定されない。1つ以上であればいくつであってもよい。また、流入孔12は、第1断熱材7の周方向に沿って等間隔に形成されていなくてもよい。
排出孔13は、図2に示すように、第1断熱材7の周方向に沿って、等間隔に4つ形成され、全ての排出孔13が、直交面C2を基準として、流入孔12と反対側に設けられている。また、排出孔13は、図1に示すように、第2断熱材8の空間形成面9の外周方向の略延長面上に形成され、中心軸C1に直交する方向に延びて第1断熱材7及び外装板6を貫通している。なお、排出孔13の数は4つに限定されない。1つ以上であればいくつであってもよい。また、排出孔13は、第1断熱材7の周方向に沿って等間隔に形成されていなくてもよい。
また、第1断熱材7の内周面には、流入孔12と排出孔13との間に、空間4の容積を減らすように、配管2側に突出する突出部14が形成されている。突出部14は、第1断熱材7の周方向の全域に亘って形成されている。
空間4は、図2に示すように、配管2の周方向の全域に亘って形成されている。空間4の外側方向の端部は、突出部14を含む第1断熱材7の内周面によって区画され、空間4の内側方向の端部は、配管2の外周面によって区画されている。また、図1に示すように、空間4の配管2の中心軸C1に沿う方向の端部は、第2断熱材8によって区画されている。
次に、本実施形態における冷却空気(冷却媒体)の流れについて説明する。
空間4内には、4箇所の流入孔12から冷却空気が流入する(図2矢印参照)。流入孔12から空間4内に流入した冷却空気の主流は、図1の矢印に示すように、第2断熱材8の空間形成面9に沿うように流通する。空間形成面9は、配管2に近づくにつれて、直交面C2に近づくように湾曲しているので、冷却空気の主流は、滞留することなく空間形成面9に沿った流れのまま配管2の外周面2aに沿うように流れ、そのまま溶接部5に到達する。溶接部5に到達した冷却空気の主流は、その勢いのまま配管2の外周面2aに沿って流れる。配管2の外周面2aに沿って流れた冷却空気の主流は、排出孔13方向へ延びる空間形成面9まで至ると、配管2の外周面2aに沿った流れのまま空間形成面9に沿って滞留することなく流れ、排出孔13から空間4の外部へと排出される。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、配管2の外周面2aと第1断熱材7の内周面との間に冷却対象である溶接部5を取り囲むように空間4が形成され、第1断熱材7に空間4内に冷却空気を流入する流入孔12及び空間4内から冷却空気を排出する排出孔13が形成されている。これにより、上述したように、冷却空気が流入孔12から空間4内に流入すると、冷却空気と溶接部5とが熱交換を行い、この熱交換により溶接部5が冷却される。また、空間4内において溶接部と熱交換を行い昇温した冷却空気は、排出孔13を介して空間4内から排出される。このように、空間4内を冷却空気が流通することで、配管2の溶接部5を冷却空気によって冷却することができる。
また、溶接部5を冷却するための空間4が、配管2の外周面2aと第1断熱材7の内周面との間に形成されているので、溶接部5を冷却する際に、配管2が設置されている環境の影響を受けにくくすることができる。したがって、配管2の設置環境の影響を抑制し、安定して冷却性能を発揮することができる。また、降雨等があった場合であっても、雨水等を第1断熱材7が遮ることができ、雨水等が溶接部5に至ることを抑制することができる。したがって、別途雨よけの構造等を設ける必要がないので、比較的簡易な構造とすることができる。また、配管2の外周面2aが断熱材によって覆われているので、高温となる配管2が露出しない構成とすることができるので、安全性を高めることができる。
また、上述したように、流入孔12から空間4内に流入する冷却空気の主流は、空間形成面9に沿って流れる。本実施形態では、空間形成面9は、直交面C2に近づくように湾曲しているので、空間形成面9に沿って流れる冷却空気は、配管2に向かいつつ溶接部5に近づくように流れる。したがって、流入した冷却空気が溶接部5に流れ易くなり、好適に溶接部5を冷却することができる。また、溶接部5を冷却したあとの冷却空気の主流は、空間形成面9に沿って、溶接部5から離れつつ第1断熱材7に形成された排出孔13に向かうように流れる。したがって、溶接部5を冷却したあとの冷却空気を、排出孔13に導きやすくすることができ、好適に熱交換後の冷却空気を空間4内から排出することができる。これにより、空間4内の温度を低く保つことができるので、溶接部5を好適に冷却することができる。
また、流入孔12及び排出孔13を空間形成面9の延長面上に形成しているので、冷却空気が空間4内滞留することない。したがって、さらに好適に、冷却空気の流入および排出を行うことができる。
また、第1断熱材7の流入孔12と排出孔13との間に突出部14が形成されている。これにより、流入孔12から排出孔13へと向かう冷却空気が滞留する空間4の容積を低減させ、溶接部5の冷却に寄与しない冷却空気を低減させることができる。
また、排出孔13は、直交面C2を基準として、流入孔12と反対側に配置されている。これにより、流入孔12から空間4に流入した冷却空気が、溶接部5を通過して排出孔13から排出される。したがって、好適に溶接部5を冷却することができる。
なお、本実施形態では、空間形成面9を湾曲面に形成しているが、図4に示すように、空間形成面16を配管2と直交するように設けてもよい。また、本実施形態では、第1断熱材7に突出部14を形成しているが、図4に示すように、第1断熱材17を単純な円筒形状に形成してもよい。このような構成であっても、安定した冷却性能を発揮することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について、図5から図7を用いて説明する。
本実施形態の冷却構造19は、主に、第1断熱材21の構造が第1実施形態と異なる点及び、冷却空気が流通するダクト20を設けた点で第1実施形態と異なる。第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
第1断熱材21は、図5に示すように、中心軸C1方向の略中央にスリット状の流入溝(流入部)22が形成されている。流入溝22は、配管2の中心軸C1方向に対して直交する面であって溶接部5を通過する直交面C2上に形成され、第1断熱材21の周方向の略全域に亘り形成されている。流入溝22は、後述するダクト20の内部と空間4とを連通している。第1断熱材21には、排出孔23が8つ形成されている。8つの排出孔23のうちの4つは、直交面C2から中心軸C1に沿う一方向に所定距離離れた位置に、第1断熱材21の周方向に沿うように等間隔に形成されている。また、他の4つ排出孔23は、直交面C2から中心軸C1に沿う他方向に所定距離離れた位置に、第1断熱材21の周方向に沿うように等間隔に形成されている。すなわち、排出孔23は、直交面C2を基準として、一方向側に4つ形成され、他方向側に4つ形成されている。なお、排出孔23の数は8つに限定されない。1つ以上であればいくつであってもよい。また、排出孔23は、第1断熱材21の周方向に等間隔に形成されていなくてもよい。
本実施形態では、第1断熱材21の外周面は、外装板6ではなく、後述するダクト本体部24及びフランジ部25によって被覆されている。
ダクト20は、第1断熱材21の外周面に固定され、第1断熱材21の周方向の全域に亘り設けられている。ダクト20は、断面が矩形の円環状であって内部を冷却空気が流通するダクト本体部24と、ダクト本体部24の外方に設けられ円環部に冷却空気を供給する供給部26と、ダクト本体部24の中心軸C1方向の端部から中心軸C1方向の両方向に延びる円筒状のフランジ部25とを有する。
ダクト本体部24の内周面部24aには、周方向の略全域に亘りスリット状のダクト溝27が形成されている。ダクト溝27は、第1断熱材21に形成された流入溝22と連通するように配置される。供給部26は、図6に示すように、ダクト本体部24の内部に開口する円筒形状の部材であって、ダクト本体部24の外周面に等間隔に2つ設けられている。フランジ部25には、ダクト本体部24を挟んで一方側に、周方向に等間隔に4つの開口25aが形成される。また、ダクト本体部24を挟んで他方側のフランジ部25にも周方向に等間隔に4つの開口25aが形成されている。フランジ部25に形成された8つの開口25aは、それぞれ、第1断熱材21に形成された排出孔23と連通するように配置される。
次に、本実施形態における冷却空気の流れについて説明する。
冷却空気供給装置(図示省略)から供給される冷却空気は、図6の矢印で示すように、供給部26からダクト本体部24に流入する。ダクト本体部24に流入した冷却空気は、円環状のダクト本体部24に沿って流通するとともに、ダクト溝27を介して流入溝22に冷却空気を導く。流入溝22に導かれた冷却空気は、空間4の内部に流入する。このとき、流入溝22は、第1断熱材21の周方向の略全域に亘って形成されているので、空間4の周方向の全域から冷却空気が空間4内に流入する。空間4内に流入した冷却空気は、図5の矢印で示すように、溶接部5に向かうように流れる。溶接部5に衝突した冷却空気は、分流し、配管2の外周面2aに沿って流通し、第2断熱材28の空間形成面29に沿って排出孔23に導かれ、排出孔23及び開口25aを介して空間の外部へ排出される(図7参照)。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、流入溝22が溶接部5を通過する直交面C2上に配置されているので、流入溝22と溶接部5との距離が短くなる。これにより、流入溝22から空間4内に流入した冷却空気の大部分が、配管2のうちの溶接部5以外の部分と接触する前に、溶接部5と接触する。したがって、他の部分と熱交換していない冷却空気によって溶接部5を冷却することができるので、好適に溶接部5を冷却することができる。
また、ダクト20によって冷却空気が流入溝22に導かれるので、確実に冷却空気を空間4に流入させることができる。また、圧力を働かせた冷却空気を流入溝22を介して空間4内に流入させることができる。したがって、好適に空間4内に冷却空気の流れを形成し、溶接部5を冷却することができる。
また、ダクト20を設けて、空間4の周方向の全域から冷却空気が空間4内に流入させているので、好適に空間4で冷却空気を流通させることができ、溶接部5を冷却することができる。
なお、本実施形態では、第1実施形態で説明した突出部14を第1断熱材21に設けていない例を説明したが、本実施形態において流入溝22と排出孔23との間に突出部を形成してもよい。また、本実施形態において、第1実施形態で説明したように、第2断熱材28の空間形成面29を湾曲面にしてもよい。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について、図8から図10を用いて説明する。
本実施形態の冷却構造30は、主に、冷却空気が流通するダクト31を外装板6の半径方向内側に設けた点で他の実施形態と異なる。他の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
ダクト31は、図8に示すように、断面が矩形の円環状であって内部を冷却空気が流通するダクト本体部32と、ダクト本体部32の外方に設けられダクト本体部32の内部に冷却空気を供給する供給部33とを有する。ダクト本体部32は、外装板6の内周面よりも配管2側であって、直交面C2から中心軸C1方向に所定距離離間した位置に設けられている。
ダクト本体部32は、外装板6の内周面に固定される外周面部32aと、外周面部32aと対向するように設けられて第2断熱材34に固定される内周面部32bと、外周面部32aと内周面部32bとを接続する第1側面部32cと、第1側面部32cと対向するように設けられるとともに、ダクト本体部32の内部に形成された空間と、空間4とを隔てる第2側面部32dとを有する。第1側面部32cと接続されない側の内周面部32bの端部は、第2側面部32dと離間して配置される。第2側面部32dの外周端部は、外周面部32aの端部に接続されている。第2側面部32dの内周端部は、配管2の外周面2a近傍まで延び、配管2の外周面2aと所定長さL3だけ離間している。L3の長さは、例えば、15mmに設定される。第2側面部32dと、空間形成面35との間には隙間が設けられ、この隙間を介してダクト本体部32の内部の冷却空気が空間4内に流入する。
供給部33は、外装板6を貫通して設けられ、外装板6の外周面から突出するように設けられている。
次に、本実施形態における冷却空気の流れについて説明する。
冷却空気供給装置(図示省略)から供給される冷却空気は、図9の矢印で示すように、供給部33からダクト本体部32に流入する。ダクト本体部32に流入した冷却空気は、円環状のダクト本体部32に沿って流通するとともに、図8に示すように、第2側面部32dと空間形成面35との間に形成された隙間を介して空間4の内部に流入する。このとき、隙間は、周方向の略全域に亘って形成されているので、空間4の周方向の全域から冷却空気が空間4内に流入する(図9参照)。空間4内に流入した冷却空気は、配管2の外周面2aに沿うように流れ、そのまま溶接部5に到達する。溶接部5に到達した冷却空気の主流は、その勢いのまま配管2の外周面2aに沿って流れる。配管2の外周面2aに沿って流れた冷却空気は、排出孔13方向へ延びる空間形成面35まで至ると、配管2の外周面2aに沿った流れのまま空間形成面35に沿って滞留することなく流れ、4つの排出孔13から空間4の外部へと排出される(図10参照)。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、ダクト31の大部分が外装板6の内周面よりも配管側に配置されている。これにより、ダクト31が外装板6よりも配管2の半径方向の外側に突出しないので、コンパクトな構造とすることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、第1実施形態から第3実施形態の構成を組み合わせる等してもよい。
また、上記各実施形態では、既設の配管2に冷却構造を適用する例について説明したが、新設する配管に冷却構造を適用してもよい。
また、上記各実施形態では、溶接部5を冷却する媒体として、冷却空気を用いたが、溶接部5を冷却する媒体はこれに限定されない。
さらに、本発明は、次の定期検査までの期間におけるクリープ損傷リスクを低減するための手法として利用できるだけでなく、トラブル発生時や、その他の運転停止時に、検査や工事の着工を早める手段としても用いることができる。
1 冷却構造
2 配管
2a 外周面
3 断熱材
4 空間
5 溶接部
6 外装板
7 第1断熱材
8 第2断熱材
9 空間形成面
12 流入孔(流入部)
13 排出孔(排出部)
14 突出部
20 ダクト
22 流入溝(流入部)
23 排出孔(排出部)
24 ダクト本体部
25 フランジ部
31 ダクト

Claims (7)

  1. 外周面を断熱材に被覆された高温配管の被冷却部を冷却する高温配管の冷却構造であって、
    前記断熱材は、前記高温配管の外周面から離間し、かつ該高温配管を被覆する第1断熱材を有し、
    前記高温配管の外周面と前記第1断熱材の内周面との間には、前記被冷却部を取り囲むように空間が形成され、
    前記断熱材には、前記空間に冷却媒体を流入する流入部及び前記空間から前記冷却媒体を排出する排出部が形成されている高温配管の冷却構造。
  2. 前記断熱材は、前記第1断熱材と隣接して設けられ、内周面が前記高温配管の外周面と接触する第2断熱材を有し、
    前記第2断熱材は、前記空間に面する空間形成面を有し、
    前記空間形成面は、前記高温配管の中心軸方向に対して直交する面であって前記被冷却部を通過する直交面に対して、内周端部が外周端部よりも近くなるように形成されている請求項1に記載の高温配管の冷却構造。
  3. 前記第1断熱材の内周面には、前記高温配管側に突出する突出部が形成され、
    前記突出部は、前記流入部と前記排出部との間に設けられている請求項1または請求項2に記載の高温配管の冷却構造。
  4. 前記流入部は、前記高温配管の中心軸方向に対して直交する面であって前記被冷却部を通過する直交面上に配置される請求項1から請求項3のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。
  5. 前記流入部は、前記高温配管の中心軸方向に対して直交する面であって前記被冷却部を通過する直交面から前記中心軸方向に離れて配置され、
    前記排出部は、前記直交面を基準として、前記流入部と反対側に配置されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。
  6. 前記流入部に前記冷却媒体を導くダクトを備えた請求項1から請求項5のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。
  7. 前記ダクトは、前記断熱材の外周面よりも前記高温配管側に配置されている請求項6に記載の高温配管の冷却構造。
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